JPH07329240A - 配管材料 - Google Patents
配管材料Info
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- JPH07329240A JPH07329240A JP12271094A JP12271094A JPH07329240A JP H07329240 A JPH07329240 A JP H07329240A JP 12271094 A JP12271094 A JP 12271094A JP 12271094 A JP12271094 A JP 12271094A JP H07329240 A JPH07329240 A JP H07329240A
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- JP
- Japan
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- steel pipe
- resin
- thickness
- coating
- piping
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
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- Laminated Bodies (AREA)
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Abstract
供する。 【構成】 外周に、 【化1】 なる構造を主体とし結晶化度が30%以上の樹脂を基材と
し膜厚が10〜2000μmの樹脂被覆層が設けられている配
管材料。
Description
熱性、難燃性、美観の良好な配管材料に関するものであ
る。
亜鉛めっき鋼管が使用されている。しかし、亜鉛めっき
面の色調は単一であり、かつ色ムラがあるという問題点
があり、美麗な配管材料が求められていた。
て、塩化ビニルを外周面に被覆した塩化ビニル被覆鋼管
およびポリエチレンを外周面に被覆したポリエチレン被
覆鋼管が開発されている。
管は局所的に200℃以上の高温に達し塩化ビニル被覆鋼
管は塩化ビニルの耐熱温度が低いため、厨房配管に使用
した場合、塩化ビニルが劣化してしまうという問題点が
ある。また、ポリエチレン被覆鋼管も塩化ビニルと同様
に耐熱温度が低く、さらに自己消火性がないため防火貫
通区間に使用できないという問題点がある。
熱性、難燃性、美観の良好な配管材料を提供することを
目的とする。
を解決するべく鋭意検討の結果、フェニレン骨格
耐熱性を有しており、さらに、これらのフェニレン骨格
を有する樹脂の中でも樹脂自体が難燃性を有するものは
ものであり、鋼管の外周に、
し膜厚が10〜2000μmの配管材料が設けられている断熱
被覆鋼管によって前記の目的を達成したものである。
ドであってもよく、また、このポリフェニレンサルファ
イドを含む共重合体であってもよい。その場合ポリフェ
ニレンサルファイド部分は少なくとも50重量%以上であ
り、好ましくは70重量%以上である。この樹脂の結晶化
度は30%以上であり、好ましくは35%以上、特に好まし
くは40%以上である。
30%以上とすることができる。結晶化度はX線回折、核
磁気スペクトル、密度、溶融熱などから求めることがで
きる。
囲でポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ジエ
ン系ポリマー、ポリサルフォン系ポリマー、フッ素ポリ
マー、ポリケトン、シリコン、ポリイミド、エポキシ、
フェノキシ、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリア
クリル、ポリフェニレンエーテル、液晶ポリマー、など
の他の樹脂をブレンド、アロイなどすることもできる。
また、その性能を損なわない範囲で彩色のための着色材
をはじめ、必要に応じてガラス、ガラス繊維、炭素繊
維、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、グラファイ
ト、二硫化モリブデン等の無機充填材、改質材、分散
材、レベリング剤、沈降防止剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤などの添加剤を添加することができる。
フェニレンサルファイド系樹脂を30重量%以上、好まし
くは50重量%以上、特に好ましくは60重量%以上、含む
ことが必要である。
は10〜1000μm、特に好ましくは20〜100μmが適当で
ある。これは10μm未満であると、機械的外力を受けた
場合、鋼管が露出する可能性が大きく、かつ、均一に被
覆することが難しいためである。また、2000μmより厚
く被覆すると経済的でなく、かつ、被覆方法も押出被覆
方法に限定されるからである。
法、塗料化しての塗装方法などが可能であり、樹脂は
水、溶剤などに分散もしくは溶解させることにより塗料
化できる。塗料化しての塗装方法としてはスプレー塗
り、ヘラ付け、ハケ塗り、ローラー塗り、シゴキ塗りな
どの通常の手段を用いることができる。また、鋼管面を
前処理として、ブラスト処理、酸洗、脱脂、化成処理
(クロメート処理等)などのひとつもしくは複数を行う
こともできる。
ライマーを用いることができる。このプライマーは鋼管
面と樹脂被覆面の両方と接着性が良いものであり、エポ
キシ、シアノアクリレート、シリコーン、ポリイミドな
どのプライマーが好適である。プライマー層の膜厚は5
〜300μm程度、好ましくは10〜50μm程度でよい。
イマーとの接着性向上や耐食性の向上のために金属被覆
を用いることができる。この金属被覆は特に限定される
ものではなく、通常の耐食性金属を用いればよい。被覆
方法も特に限定されるものではないが、メッキ法、溶射
法などが好適である。また、この金属被覆面を前処理と
して、ブラスト処理、酸洗、脱脂、化成処理などのひと
つもしくは複数を行うこともできる。
例1〜39の配管材料とした。なお、被覆材料としては、
塗料用として中興化成(株)SX−100、SF−601、SH
−100、RX−100、RF−201、RF−302、RF−40
3、粉体用として中興化成(株)RS−200、PK−200、
PR−200、押出用として東レ(株)A504、A310MX0
4、A604Sを用い、除冷することにより結晶化部分を30
%以上となるように被覆した。また、プライマーとして
は、中興化成(株)FP−001、東芝シリコーン(株)TE2
101、TSE322を使用した。
1の方法で樹脂被覆層を形成して比較例1の配管材料と
した。
表1の方法で樹脂被覆層を形成して比較例2の配管材料
とした。
することにより結晶化部分を25%となるよう形成し、比
較例3の配管材料とした。
料について、250℃×10hrで放置した場合の異常の有
無、および3秒間バーナーによって火をあてた場合の燃
焼性を表1に示す。
十分な耐熱性と難燃性を示し、ベージュ、シルバー、メ
タリック、黒、茶、緑など良好な美観であった。
が鋼管の外周面に
し膜厚が10〜2000μmの樹脂被覆層を設けたので、耐熱
性、難燃性、美観の良好な配管材料を提供できる。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 鋼管の外周に、 【化1】 なる構造を主体とし結晶化度が30%以上の樹脂を基材と
し膜厚が10〜2000μmの樹脂被覆層が設けられている配
管材料 - 【請求項2】 鋼管と樹脂被覆層の間にプライマーを介
していることを特徴とする請求項1に記載の配管材料 - 【請求項3】 鋼管が外周面に金属被覆されていること
を特徴とする請求項1、2に記載の配管材料
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06122710A JP3094405B2 (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 配管材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06122710A JP3094405B2 (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 配管材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07329240A true JPH07329240A (ja) | 1995-12-19 |
JP3094405B2 JP3094405B2 (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=14842696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06122710A Expired - Fee Related JP3094405B2 (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | 配管材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3094405B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015093469A (ja) * | 2013-11-14 | 2015-05-18 | 三井化学株式会社 | 金属/樹脂複合構造体 |
-
1994
- 1994-06-03 JP JP06122710A patent/JP3094405B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015093469A (ja) * | 2013-11-14 | 2015-05-18 | 三井化学株式会社 | 金属/樹脂複合構造体 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3094405B2 (ja) | 2000-10-03 |
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