JPH0732892Y2 - オイルフィルタ - Google Patents
オイルフィルタInfo
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- JPH0732892Y2 JPH0732892Y2 JP1989047649U JP4764989U JPH0732892Y2 JP H0732892 Y2 JPH0732892 Y2 JP H0732892Y2 JP 1989047649 U JP1989047649 U JP 1989047649U JP 4764989 U JP4764989 U JP 4764989U JP H0732892 Y2 JPH0732892 Y2 JP H0732892Y2
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D27/00—Cartridge filters of the throw-away type
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D29/00—Filters with filtering elements stationary during filtration, e.g. pressure or suction filters, not covered by groups B01D24/00 - B01D27/00; Filtering elements therefor
- B01D29/11—Filters with filtering elements stationary during filtration, e.g. pressure or suction filters, not covered by groups B01D24/00 - B01D27/00; Filtering elements therefor with bag, cage, hose, tube, sleeve or like filtering elements
- B01D29/114—Filters with filtering elements stationary during filtration, e.g. pressure or suction filters, not covered by groups B01D24/00 - B01D27/00; Filtering elements therefor with bag, cage, hose, tube, sleeve or like filtering elements arranged for inward flow filtration
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D19/00—Degasification of liquids
- B01D19/0042—Degasification of liquids modifying the liquid flow
- B01D19/0052—Degasification of liquids modifying the liquid flow in rotating vessels, vessels containing movable parts or in which centrifugal movement is caused
- B01D19/0057—Degasification of liquids modifying the liquid flow in rotating vessels, vessels containing movable parts or in which centrifugal movement is caused the centrifugal movement being caused by a vortex, e.g. using a cyclone, or by a tangential inlet
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D27/00—Cartridge filters of the throw-away type
- B01D27/04—Cartridge filters of the throw-away type with cartridges made of a piece of unitary material, e.g. filter paper
- B01D27/06—Cartridge filters of the throw-away type with cartridges made of a piece of unitary material, e.g. filter paper with corrugated, folded or wound material
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- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D36/00—Filter circuits or combinations of filters with other separating devices
- B01D36/001—Filters in combination with devices for the removal of gas, air purge systems
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D36/00—Filter circuits or combinations of filters with other separating devices
- B01D36/04—Combinations of filters with settling tanks
- B01D36/045—Combination of filters with centrifugal separation devices
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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- Y10S210/00—Liquid purification or separation
- Y10S210/13—Part flow-full flow
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Cyclones (AREA)
- Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案はエンジンの潤滑系等に付設されるオイルフィ
ルタに関し、特にオイル中の固体異物だけでなく、気体
異物(気泡)も除去できるようにしたオイルフィルタの
改良に関するものである。
ルタに関し、特にオイル中の固体異物だけでなく、気体
異物(気泡)も除去できるようにしたオイルフィルタの
改良に関するものである。
《従来の技術》 従来、オイル、例えば潤滑油が循環使用されている車両
の原動機や、油圧機器を多く含む産業用工作機械、建設
機械、運搬機械などにおいては、オイル中の固体異物と
気体異物の除去手段としてそれぞれ独立した装置を用い
ていたが、双方の除去機能を兼用した小型の装置の開発
が強く望まれていた。
の原動機や、油圧機器を多く含む産業用工作機械、建設
機械、運搬機械などにおいては、オイル中の固体異物と
気体異物の除去手段としてそれぞれ独立した装置を用い
ていたが、双方の除去機能を兼用した小型の装置の開発
が強く望まれていた。
そこで、先に本出願人らは、特願昭63-202682号(特開
平2-52013号)及び同63-326003号(同2-173307号)にお
いて、オイル中の固体異物と気体異物を同時に分離でき
る一体型のオイルフィルタを提案している。
平2-52013号)及び同63-326003号(同2-173307号)にお
いて、オイル中の固体異物と気体異物を同時に分離でき
る一体型のオイルフィルタを提案している。
この一体型のオイルフィルタは、個体異物を分離する個
体分離ユニットと気体異物を分離する気体分離ユニット
とを一つの容器に内蔵しており、圧送されてくるオイル
からまず固体異物を固体分離ユニットで分離除去した
後、気体分離ユニットでオイルに旋回流を起こさせ、比
重差によって旋回流の外縁部に集合する気体異物を殆ど
含まないオイルと、旋回流の中心軸部に集合する気体異
物を多く含むオイルとに分けて、それぞれを別の配管で
外部に導出するように構成している。
体分離ユニットと気体異物を分離する気体分離ユニット
とを一つの容器に内蔵しており、圧送されてくるオイル
からまず固体異物を固体分離ユニットで分離除去した
後、気体分離ユニットでオイルに旋回流を起こさせ、比
重差によって旋回流の外縁部に集合する気体異物を殆ど
含まないオイルと、旋回流の中心軸部に集合する気体異
物を多く含むオイルとに分けて、それぞれを別の配管で
外部に導出するように構成している。
《考案が解決しようとする課題》 前記特願昭63-202682号に提案されている装置では、容
器の底部と天井部分のそれぞれにオイル導出管が配設さ
れているので、取付けブロックへの接続手段が大きな制
約を受ける。すなわち、一般的なオイルフィルタでは、
長期間使用してフィルタエレメントが目詰りを起こした
場合に、当該オイルフィルタを取付けブロックから取り
外し、容器を一部分解して内部のフィルタエレメントを
交換したり、あるいはこれを廃棄して新品と交換する。
器の底部と天井部分のそれぞれにオイル導出管が配設さ
れているので、取付けブロックへの接続手段が大きな制
約を受ける。すなわち、一般的なオイルフィルタでは、
長期間使用してフィルタエレメントが目詰りを起こした
場合に、当該オイルフィルタを取付けブロックから取り
外し、容器を一部分解して内部のフィルタエレメントを
交換したり、あるいはこれを廃棄して新品と交換する。
ところが、前記特許出願にかかる装置では、オイルフィ
ルタの取付け、取り外しやフィルタエレメントの交換を
どのように行うかについてはまったく配慮されていなか
った。
ルタの取付け、取り外しやフィルタエレメントの交換を
どのように行うかについてはまったく配慮されていなか
った。
また、一般に自動車のエンジンなどに付設する汎用のオ
イルフィルタは、容器ごと交換できるようその構造が簡
素化されているが、前記特願昭63-202682号及び63-3260
03号のごとく気体分離ユニットを容器内部に有する構造
であると、フィルタエレメントが交換時期になると気体
分離ユニットが半永久的に使用できる状態であるにも拘
らず一緒に廃棄されてしまうという問題もあった。
イルフィルタは、容器ごと交換できるようその構造が簡
素化されているが、前記特願昭63-202682号及び63-3260
03号のごとく気体分離ユニットを容器内部に有する構造
であると、フィルタエレメントが交換時期になると気体
分離ユニットが半永久的に使用できる状態であるにも拘
らず一緒に廃棄されてしまうという問題もあった。
そこでこの考案では、気体分離ユニットを、個体分離ユ
ニットを内蔵する容器ではなく取付けブロックの内部に
設けることによって、構造の複雑化を来すことなく、固
体分離ユニットを通常のオイルフィルタと同様に交換可
能にし、かつ気体分離ユニットを半永久的に使用できる
ようにすることを目的とする。
ニットを内蔵する容器ではなく取付けブロックの内部に
設けることによって、構造の複雑化を来すことなく、固
体分離ユニットを通常のオイルフィルタと同様に交換可
能にし、かつ気体分離ユニットを半永久的に使用できる
ようにすることを目的とする。
《課題を解決するための手段》 上記目的を達成するために、本考案では以下の構成とし
た。
た。
まず、固体分離ユニットは、取付けブロックに据付けら
れる容器に内蔵され、この容器内部において上部エンド
プレートと中心部に開口部を形成した下部エンドプレー
トとの間に筒状フィルタエレメントを挟んで一体化した
ものであり、前記容器内に同心状に収容され、前記容器
の天井部と前記取付けブロックとの間に保持された構造
である。
れる容器に内蔵され、この容器内部において上部エンド
プレートと中心部に開口部を形成した下部エンドプレー
トとの間に筒状フィルタエレメントを挟んで一体化した
ものであり、前記容器内に同心状に収容され、前記容器
の天井部と前記取付けブロックとの間に保持された構造
である。
前記容器は前記取付けブロックから供給されたオイルを
周縁から導入するとともに、中心から前記フィルタエレ
メントを通過したオイルを前記取付けブロック側に吐出
するものである。
周縁から導入するとともに、中心から前記フィルタエレ
メントを通過したオイルを前記取付けブロック側に吐出
するものである。
また、前記気体分離ユニットは、前記取付けブロックの
中心に設けられて前記容器の吐出側に対向しており、取
付けブロック内に形成された空室の内部において漏斗状
の多孔隔壁によって区画された旋回流室を形成するとと
もに、前記空室の底部中心に固着された細管を前記旋回
流室内へその中心軸に沿って延長した構成である。
中心に設けられて前記容器の吐出側に対向しており、取
付けブロック内に形成された空室の内部において漏斗状
の多孔隔壁によって区画された旋回流室を形成するとと
もに、前記空室の底部中心に固着された細管を前記旋回
流室内へその中心軸に沿って延長した構成である。
そして、前記固体分離ユニットから吐出されたオイルを
前記旋回流室内に導入することで旋回流を生じさせ、気
体異物を多く含むオイルを前記細管の内部に導入し、気
体異物の少ないオイルを前記空室側に導出させるもので
ある。
前記旋回流室内に導入することで旋回流を生じさせ、気
体異物を多く含むオイルを前記細管の内部に導入し、気
体異物の少ないオイルを前記空室側に導出させるもので
ある。
《作用》 容器の下部中心から取付けブロック側に吐出されたオイ
ルは旋回流室内に入り、多孔隔壁の形状に沿って旋回流
を起こしながら下方へと流れる。
ルは旋回流室内に入り、多孔隔壁の形状に沿って旋回流
を起こしながら下方へと流れる。
その際に比重の小さい気体異物を多く含んだオイルは旋
回流中心部に集まり、細管に形成された小孔を通じてそ
の内部に入り、この細管を通じてバイパス側オイル通路
に流れる。
回流中心部に集まり、細管に形成された小孔を通じてそ
の内部に入り、この細管を通じてバイパス側オイル通路
に流れる。
また、気体異物をほとんど含まない比重の大きいオイル
は遠心分離によって旋回流の外縁部に集められ、前記多
孔隔壁の孔から空室と多孔隔壁との間に形成された空間
部を経てオイルギャラリ側のオイル通路へと導出され
る。
は遠心分離によって旋回流の外縁部に集められ、前記多
孔隔壁の孔から空室と多孔隔壁との間に形成された空間
部を経てオイルギャラリ側のオイル通路へと導出され
る。
前記固体分離ユニットは、気体分離ユニットとは独立し
て取付けブロックに対して交換自在であり、通常のオイ
ルフィルタとして交換時期に自由に交換、または内部の
フィルタエレメントのみを交換すればよく、また取付け
ブロック内にある気体分離ユニットは半永久的な使用が
可能になる。
て取付けブロックに対して交換自在であり、通常のオイ
ルフィルタとして交換時期に自由に交換、または内部の
フィルタエレメントのみを交換すればよく、また取付け
ブロック内にある気体分離ユニットは半永久的な使用が
可能になる。
《実施例》 第1図はこの考案の第一実施例を示すものである。
図において、このオイルフィルタは、容器内部に配置さ
れた固体分離ユニットAと、取付けブロック10の内部に
組み込まれた気体分離ユニットBからなっている。
れた固体分離ユニットAと、取付けブロック10の内部に
組み込まれた気体分離ユニットBからなっている。
容器は、円盤状のベースプレート12の上に円筒カップ状
のハウジング14を逆さに被せ、これらを結合フランジ16
で一体化したものである。
のハウジング14を逆さに被せ、これらを結合フランジ16
で一体化したものである。
ベースプレート12の中心には雌ネジを形成した筒状立上
がり部を有する中心開口部18が形成されているととも
に、その外周に複数のオイル導入孔20が形成され、取付
けブロック10に螺着することでこれに液密に結合され
る。
がり部を有する中心開口部18が形成されているととも
に、その外周に複数のオイル導入孔20が形成され、取付
けブロック10に螺着することでこれに液密に結合され
る。
固体分離ユニットAは、筒状のフィルタエレメント22を
上部エンドプレート24と下部エンドプレート26とで挟ん
で一体化し、フィルタエレメント22の内周部に筒状の多
孔板28を設けたものである。
上部エンドプレート24と下部エンドプレート26とで挟ん
で一体化し、フィルタエレメント22の内周部に筒状の多
孔板28を設けたものである。
上部エンドプレート24の中央部分とハウジング14の天井
部の間には、押さえバネ30が付設されている。
部の間には、押さえバネ30が付設されている。
下部エンドプレート26の中央部分は円形に開口してお
り、その下面側に逆止弁32が取付けられている。
り、その下面側に逆止弁32が取付けられている。
固体分離ユニットAはハウジング14内にこれと同心状に
収容され、ハウジング14の天井部とベースプレート12と
の間に押さえバネ30を圧縮した状態で挾み込まれて保持
される。
収容され、ハウジング14の天井部とベースプレート12と
の間に押さえバネ30を圧縮した状態で挾み込まれて保持
される。
前記ベースプレート12の中心開口部18には、取付けブロ
ック10の中央に突設された中空筒部33がねじ込み固定さ
れ、この状態でベースプレート12の周縁部のオイル導入
孔20は取付けブロック10に形成されたオイル供給通路34
と連通し、かつベースプレート12の最外周部は取付けブ
ロック10の取付け面近辺でハウジング14の内面と液密に
接合する。
ック10の中央に突設された中空筒部33がねじ込み固定さ
れ、この状態でベースプレート12の周縁部のオイル導入
孔20は取付けブロック10に形成されたオイル供給通路34
と連通し、かつベースプレート12の最外周部は取付けブ
ロック10の取付け面近辺でハウジング14の内面と液密に
接合する。
ポンプによりオイル供給通路34から圧送されてくるオイ
ルは、オイル導入孔20及び逆止弁32を通ってフィルタエ
レメント22の外周から内周へと通過し、オイル中に分散
浮遊した固体異物が濾過によって除去され、中空筒部33
に形成された縦孔33aを介して取付けブロック10側に吐
出される。
ルは、オイル導入孔20及び逆止弁32を通ってフィルタエ
レメント22の外周から内周へと通過し、オイル中に分散
浮遊した固体異物が濾過によって除去され、中空筒部33
に形成された縦孔33aを介して取付けブロック10側に吐
出される。
前記気体分離ユニットBは、前記取付けブロック10の中
心内部に設けられている。
心内部に設けられている。
この気体分離ユニットBは、前記中空筒部33の下方にあ
って、仕切り板35によって画成された空室36と、空室36
の内部に配置され、かつ上端周縁を空室の内周壁に液密
に接触させた漏斗状の多孔隔壁38と、前記中空筒部33の
下部に一体に形成されて多孔隔壁38の内側に区画される
旋回流室(サイクロン室)Cと、この旋回流室Cをその
中心軸に沿って貫通する細管部40とから構成されてい
る。多孔隔壁38には多数の小孔38aが開口形成されてい
る。
って、仕切り板35によって画成された空室36と、空室36
の内部に配置され、かつ上端周縁を空室の内周壁に液密
に接触させた漏斗状の多孔隔壁38と、前記中空筒部33の
下部に一体に形成されて多孔隔壁38の内側に区画される
旋回流室(サイクロン室)Cと、この旋回流室Cをその
中心軸に沿って貫通する細管部40とから構成されてい
る。多孔隔壁38には多数の小孔38aが開口形成されてい
る。
前記空室36の下方部において、多孔隔壁38の外側に区画
された周囲室Dの底部には、オイルギャラリ側に連通す
るメインオイル通路42が形成されている。
された周囲室Dの底部には、オイルギャラリ側に連通す
るメインオイル通路42が形成されている。
また、前記中空筒部33には、旋回流室Cの上部に位置
し、前記縦孔33aに連通する横方向に穿設された複数の
オイル吐出孔46が形成され、各吐出孔にはオイルが中空
筒部33の接線方向に沿って流出するように案内板が設け
られている。
し、前記縦孔33aに連通する横方向に穿設された複数の
オイル吐出孔46が形成され、各吐出孔にはオイルが中空
筒部33の接線方向に沿って流出するように案内板が設け
られている。
一方、細管部40には、上記オイル吐出孔46と切り離され
た中心孔40aが縦方向に形成され、この中心孔40aの下端
は取付けブロック10に形成されたバイパス側オイル通路
44に連通している。
た中心孔40aが縦方向に形成され、この中心孔40aの下端
は取付けブロック10に形成されたバイパス側オイル通路
44に連通している。
さらに、前記細管部40の旋回流室C内に位置する部分に
は、前記中心孔40aに連通する多数の小孔40bが開口形成
されている。
は、前記中心孔40aに連通する多数の小孔40bが開口形成
されている。
以上の構成において、フィルタエレメント22の内側に流
入したオイルは、中空筒部33の下方部に設けたオイル吐
出孔46を通って接線方向に旋回流室C内に導入され、漏
斗状の多孔隔壁38の内周部に沿って旋回流を生じながら
下方に螺旋状に流れる。
入したオイルは、中空筒部33の下方部に設けたオイル吐
出孔46を通って接線方向に旋回流室C内に導入され、漏
斗状の多孔隔壁38の内周部に沿って旋回流を生じながら
下方に螺旋状に流れる。
そして、この旋回流による遠心分離によって、比重の小
さい気体異物を多く含んだオイルは旋回流の中心に集合
し、細管40の小孔40bを通って中心孔40aに流入し、バイ
パス側オイル通路44へと導出される。
さい気体異物を多く含んだオイルは旋回流の中心に集合
し、細管40の小孔40bを通って中心孔40aに流入し、バイ
パス側オイル通路44へと導出される。
また、気体異物の少ない比重の大きいオイルは旋回流の
外縁部に集まり、遠心力によって多孔隔壁38の小孔38a
を通過して周囲室Dに流出し、その底部からメインオイ
ル通路42へと導出され、各部の潤滑に活用されることに
なる。
外縁部に集まり、遠心力によって多孔隔壁38の小孔38a
を通過して周囲室Dに流出し、その底部からメインオイ
ル通路42へと導出され、各部の潤滑に活用されることに
なる。
第2図は、この考案をセンターボルト式オイルフィルタ
に適用した場合の第二実施例を示すものである。
に適用した場合の第二実施例を示すものである。
なお、同図において前記実施例と同一箇所または相当す
る箇所には同一符号を付し、異なる箇所のみ異なる符号
を用いて説明する。
る箇所には同一符号を付し、異なる箇所のみ異なる符号
を用いて説明する。
同図に示された容器は、円筒状のハウジング50の下部周
縁を直接取付けブロック10の取付け面に液密に接合し、
また、その取付けは、頂部がハウジング50から突出した
センターボルト51の下端を、前記空室36の底面中心に形
成されたネジ孔54に結合することにより行っている。
縁を直接取付けブロック10の取付け面に液密に接合し、
また、その取付けは、頂部がハウジング50から突出した
センターボルト51の下端を、前記空室36の底面中心に形
成されたネジ孔54に結合することにより行っている。
空室36の内部に配置される漏斗状多孔隔壁52の上部に
は、これと一体化された仕切り板56が設けられ、その内
周面はO−リングを介して前記センターボルト51の外周
面に液密に嵌合している。
は、これと一体化された仕切り板56が設けられ、その内
周面はO−リングを介して前記センターボルト51の外周
面に液密に嵌合している。
そして、この仕切り板56には複数のオイル入口60が巴形
をなして開口形成されている。
をなして開口形成されている。
また、センターボルト51の下方部中央には、バイパス側
オイル通路44に連通する中心孔62が縦方向に形成されて
いるとともに、多孔隔壁52の内部に画成された旋回流室
C内において、この中心孔62はこれと直交して開口形成
された多数の小孔62aを介して旋回流室に連通してい
る。
オイル通路44に連通する中心孔62が縦方向に形成されて
いるとともに、多孔隔壁52の内部に画成された旋回流室
C内において、この中心孔62はこれと直交して開口形成
された多数の小孔62aを介して旋回流室に連通してい
る。
したがって、フィルタエレメント22の内周側下面から吐
出されたオイルは、オイル入口60を通じて旋回流室Cの
内部に入って旋回流を生じ、前記第一実施例と同様に気
体異物を多く含むオイルをバイパス側に導出し、気体異
物の少ないオイルをオイルギャラリ側へと導出すること
になる。
出されたオイルは、オイル入口60を通じて旋回流室Cの
内部に入って旋回流を生じ、前記第一実施例と同様に気
体異物を多く含むオイルをバイパス側に導出し、気体異
物の少ないオイルをオイルギャラリ側へと導出すること
になる。
この実施例は、センターボルト式オイルフィルタにおい
て固体分離ユニットAのみを交換する場合に好適であ
り、交換の際には多孔壁52などは取付けブロック10側に
残置される。
て固体分離ユニットAのみを交換する場合に好適であ
り、交換の際には多孔壁52などは取付けブロック10側に
残置される。
《考案の効果》 以上各実施例によって詳細に説明したように、この考案
に係るオイルフィルタは、フィルタ交換毎に気体分離ユ
ニットを廃棄する必要がなく、また取付けブロックに対
する特別な取付け構造を考慮しなくても良い。また、通
常市販されている固体分離ユニットのみを内蔵したオイ
ルフィルタをそのまま用いることができ、オイルフィル
タ自体の構造の複雑化や容量の低下がなく、経済的であ
る。
に係るオイルフィルタは、フィルタ交換毎に気体分離ユ
ニットを廃棄する必要がなく、また取付けブロックに対
する特別な取付け構造を考慮しなくても良い。また、通
常市販されている固体分離ユニットのみを内蔵したオイ
ルフィルタをそのまま用いることができ、オイルフィル
タ自体の構造の複雑化や容量の低下がなく、経済的であ
る。
第1図はこの考案の第一実施例によるオイルフィルタの
断面図、第2図はこの考案をセンターボルト式オイルフ
ィルタに適用した場合の第二実施例を示す断面図であ
る。 10……取付けブロック 12……ベースプレート 14,50……ハウジング 16……結合フランジ 18……中心開口部、20……オイル導入孔 22……フィルタエレメント 24……上部エンドプレート 26……下部エンドプレート 28……多孔板、30……押さえバネ 32……逆止弁、33……中空筒部 33a……縦孔、34……オイル供給通路 35,56……仕切り板 36……空室 38,52……漏斗状多孔隔壁 38a……小孔 40……細管部、40a,62……中心孔 40b,62a……小孔 42……メインオイル通路 44……バイパス側オイル通路 46……オイル吐出孔 51……センターボルト 54……ネジ孔 60……オイル入口 A……固体分離ユニット B……気体分離ユニット C……旋回流室 D……周囲室
断面図、第2図はこの考案をセンターボルト式オイルフ
ィルタに適用した場合の第二実施例を示す断面図であ
る。 10……取付けブロック 12……ベースプレート 14,50……ハウジング 16……結合フランジ 18……中心開口部、20……オイル導入孔 22……フィルタエレメント 24……上部エンドプレート 26……下部エンドプレート 28……多孔板、30……押さえバネ 32……逆止弁、33……中空筒部 33a……縦孔、34……オイル供給通路 35,56……仕切り板 36……空室 38,52……漏斗状多孔隔壁 38a……小孔 40……細管部、40a,62……中心孔 40b,62a……小孔 42……メインオイル通路 44……バイパス側オイル通路 46……オイル吐出孔 51……センターボルト 54……ネジ孔 60……オイル入口 A……固体分離ユニット B……気体分離ユニット C……旋回流室 D……周囲室
Claims (1)
- 【請求項1】オイルから固体異物を分離するための固体
分離ユニットと、オイルから気体異物を分離するための
気体分離ユニットとからなり、取付けブロックを通じて
導入されたオイルを前記固体分離ユニット、前記気体分
離ユニットの順に通過させ、気体異物を多く含むオイル
と気体異物の少ないオイルとに分離した状態でそれぞれ
を前記取付けブロックを通じてオイルギャラリ側および
バイパス側へと導出するようにしたオイルフィルタであ
って; 前記固体分離ユニットは、前記取付けブロックに据付け
られる容器に内蔵され、前記容器内部において上部エン
ドプレートと中心部に開口部を形成した下部エンドプレ
ートとの間に筒状フィルタエレメントを挟んで一体化し
たものであり、前記容器内に同心状に収容され、前記容
器の天井部と前記取付けブロックとの間に保持されてな
り; 前記容器は前記取付けブロックから供給されたオイルを
周縁から導入するとともに、中心から前記フィルタエレ
メントを通過したオイルを前記取付けブロック側に吐出
するものであり; 前記気体分離ユニットは、前記取付けブロックの中心に
設けられて前記容器の吐出側に対向しており、前記取付
けブロック内に形成された空室の内部において漏斗状の
多孔隔壁によって区画された旋回流室を形成するととも
に、前記空室の底部中心に固着された細管を前記旋回流
室内へその中心軸に沿って延長した構成であり; 前記固体分離ユニットから吐出されたオイルを前記旋回
流室内に導入することで旋回流を生じさせ、気体異物を
多く含むオイルを前記細管の内部に導入し、気体異物の
少ないオイルを前記空室側に導出することを特徴とする
オイルフィルタ。
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FR1214306A (fr) * | 1957-10-31 | 1960-04-07 | épurateur de lubrifiant comportant des filtres combinés à un désaérateur | |
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