JPH038377Y2 - - Google Patents

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JPH038377Y2
JPH038377Y2 JP14669385U JP14669385U JPH038377Y2 JP H038377 Y2 JPH038377 Y2 JP H038377Y2 JP 14669385 U JP14669385 U JP 14669385U JP 14669385 U JP14669385 U JP 14669385U JP H038377 Y2 JPH038377 Y2 JP H038377Y2
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heavy liquid
storage tank
alarm
pipe
sludge
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、例えば船舶に設置して燃料油を軽
液と重液とに分離する遠心分離機に付設すること
により、遠心分離機から排出する重液を効果的に
処理するようにした遠心分離機用重液処理装置に
関するものである。
〈従来の技術〉 船舶等に設置して燃料油を軽液と重液とに分離
する遠心分離機は、例えば特開昭57−105253号公
報、特公昭56−15952号公報、実公昭58−6508号
公報等で知られている。
これ等の遠心分離機は遠心力により原液を軽液
と重液とに分離して個々に流出させるものであ
る。しかし、流出する重液には、重液より比重が
大きいスラツジや、重液より比重が小さいフロツ
ク状物質が含有している。したがつて、従来の遠
心分離機には警報機構を有し、重液を上記警報機
構に流入してスラツジやフロツク状物質を濾別
し、濾別された物質が多くなると警報を発するの
で、この警報により濾材を交換している。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、船舶等の燃料油には各種の物質が多量
に含有して重液とともに流出するので、警報機構
には警報を発するだけの量の物質が短時間で溜
る。したがつて、警報機構から頻繁に警報が発生
するのでその都度濾材を交換しなければならない
し、船舶のようにほとんどが自動操業であれば作
業員が少ないので、濾材交換のために作業員が無
駄な時間を費やすので効率的な運転作業が阻害さ
れる。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は上記に鑑み提案されたもので、遠心分
離機から延在する重液流出路に接続する貯留槽
と、上記貯留槽の底部に開口下端部が臨む流出管
と、上記流出管に連結され、流出管から排出され
る重液中のスラツジやフロツク状物質が所定量以
上に多くなると警報を発する警報器を有する警報
機構とからなる遠心分離機用重液処理装置を提供
するものである。
〈実施例〉 以下に本考案を図面の実施例に基づいて詳細に
説明する。
本考案の重液処理装置に使用する遠心分離機1
は中空な枠体2の内部に、上下に多段の傘状分離
板3…を有する回転体4を収納したもので、該回
転体4を高速回転して上端の供給ノズル5から原
液を枠体2の内部に流入すると、回転体4の遠心
力により原液が軽液と重液とに分離し、軽液が軽
液排出口6から、重液が重液排出口7から夫々排
出する。
上記した重液排出口7にはパイプ状の重液排出
路8を接続し、この重液排出路8の先端に本考案
の重液処理装置9を連結する。
上記した重液処理装置9は気密な中空枠状の貯
留槽10の内部に逆L字状の流出管11を設け、
該流出管11の開口下端部12を貯留槽10の底
面に臨ませて成る。そして、流出管11の屈曲部
には上向きの空気抜管13を設けるとともに、流
出管11の端部14を貯留槽10の外面に突出さ
せる。上記空気抜管13はパイプ状ではなく、流
出管11の上面に開設した孔でもよい。
一方、貯留槽10の壁面には、上記流出管11
の上方に位置するように流入管15を設け、該流
入管15に前記重液排出路8を接続する。更に、
流出管11の端部14と警報機構16とを接続管
17で連結する。
上記した警報機構16は例えば濾過装置と警報
器とを有し、流出管11から排出される重液中の
スラツジやフロツク状物質が濾過装置の濾材に吸
着され、スラツジなどの吸着量が所定量以上にな
るとセンサーなどの作動により警報器が作動し、
重液処理装置から排出される重液中にスラツジや
フロツク状物質の流出量が多くなつたことを検知
させるものである。
なお、貯留槽10の壁面には、流出管11とほ
ぼ同一高さ位置に開閉弁付きの浮遊物排出管18
を設けるとともに、下端には開閉弁付きの沈殿物
排出管19を設ける。
本考案は上記した構成であるから、重液排出口
7から流出する重液は重液排出路8を伝わつて流
入管15から貯留槽10内に流入し、貯留槽10
の内部に溜る。そして、貯留槽10に溜つている
重液の液面が流出管11より高くなると、開口下
端部12に吸込む重液が流出管11から接続管1
7を伝わつて警報機構16に流入し、排出され
る。この場合、貯留槽10内では貯留している重
液の液面に比重が軽いフロツク状物質が存在し、
比重が重いスラツジが貯留槽10の底部に溜る。
又、開口下端部12が貯留槽10の底部に臨むよ
うに開口している。
したがつて、流出管11から接続管17を伝わ
つて警報機構16に流れる重液はフロツク状物質
やスラツジがほとんど含まれていないので、警報
機構16には上記物質がほとんど流入しない。そ
して、警報機構16の警報器が作動して排出液中
のスラツジやフロツク状物質が多くなつた時、或
は貯留槽10内の重液の液面に溜るフロツク状物
質が多くなつたと思われる時には、開閉弁付きの
浮遊物排出管18からフロツク状物質を排出すれ
ばよいし、遠心分離機1の操業を停止した時に開
閉弁付きの沈殿物排出管19から貯留槽10の内
部の重液やスラツジを排出すればよい。
以上、本考案を図面の実施例に付いて説明した
が、本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、実用新案登録請求の範囲に記載した構成を変
更しない限りどのようにでも実施することができ
る。
〈考案の効果〉 以上要するに本考案によれば、遠心分離機から
排出する重液を貯留槽に流入し、該貯留槽に溜め
てフロツク状物質やスラツジを浮遊したり沈殿さ
せ、フロツク状物質やスラツジがほとんど存在し
ない重液を警報機構に通して排出するようにした
ので、警報機構の警報器から警報の発生回数が著
しく減少するので、作業の労力を極めて軽減する
ことができる。又、警報機構に濾過装置を有する
場合には濾材にはフロツク状物質やスラツジがあ
まり溜らないので損耗が少なく、実用的価値が高
いものとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示す断面図である。
1は遠心分離装置、8は重液排出路、9は重液処
理装置、10は貯留槽、11は流出管、12は開
放下端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 遠心分離機から延在する重液流出路に接続する
    貯留槽と、上記貯留槽の底部に開口下端部が臨む
    流出管と、上記流出管に連結され、流出管から排
    出される重液中のスラツジやフロツク状物質が所
    定量以上に多くなると警報を発する警報器を有す
    る警報機構とからなる遠心分離機用重液処理装
    置。
JP14669385U 1985-09-27 1985-09-27 Expired JPH038377Y2 (ja)

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JP14669385U JPH038377Y2 (ja) 1985-09-27 1985-09-27

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JP14669385U JPH038377Y2 (ja) 1985-09-27 1985-09-27

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JPS6256151U JPS6256151U (ja) 1987-04-07
JPH038377Y2 true JPH038377Y2 (ja) 1991-02-28

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