JPH07328371A - 除湿容器 - Google Patents
除湿容器Info
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- JPH07328371A JPH07328371A JP6127632A JP12763294A JPH07328371A JP H07328371 A JPH07328371 A JP H07328371A JP 6127632 A JP6127632 A JP 6127632A JP 12763294 A JP12763294 A JP 12763294A JP H07328371 A JPH07328371 A JP H07328371A
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- container
- deliquescent
- inner container
- hygroscopic agent
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 小型かつ簡単な構造で、部品点数の低減から
のコスト低減および製造工程からのコスト低減も図るこ
とができ、潮解性吸湿剤の補充も容易に行うことが可能
で、潮解液の排出も容易且つスムーズに行うことがで
き、何度でも使用することのできる除湿容器を提供す
る。 【構成】 容器本体6にねじ部2d,6cで内部容器2
を収容し固定した際は、潮解液排出口7の容器本体6上
縁部側が内部容器2のフランジ部2c下面にて確実に閉
塞され、内部容器2をねじ部2d,6cに沿って上方に
移動した際は、潮解液排出口7の容器本体6上縁部側が
開口し、容器本体6の貯溜部6bと容器本体6外とが連
通され、容器本体6の貯溜部6bに貯溜された潮解液3
aが容器本体6外に排出可能な状態となる。また新たな
潮解性吸湿剤の補充は、内部容器蓋5を開け空気取入口
と潮解性吸湿剤の補充口とを兼用する開口部2aから行
う。
のコスト低減および製造工程からのコスト低減も図るこ
とができ、潮解性吸湿剤の補充も容易に行うことが可能
で、潮解液の排出も容易且つスムーズに行うことがで
き、何度でも使用することのできる除湿容器を提供す
る。 【構成】 容器本体6にねじ部2d,6cで内部容器2
を収容し固定した際は、潮解液排出口7の容器本体6上
縁部側が内部容器2のフランジ部2c下面にて確実に閉
塞され、内部容器2をねじ部2d,6cに沿って上方に
移動した際は、潮解液排出口7の容器本体6上縁部側が
開口し、容器本体6の貯溜部6bと容器本体6外とが連
通され、容器本体6の貯溜部6bに貯溜された潮解液3
aが容器本体6外に排出可能な状態となる。また新たな
潮解性吸湿剤の補充は、内部容器蓋5を開け空気取入口
と潮解性吸湿剤の補充口とを兼用する開口部2aから行
う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、潮解性吸湿剤を用いて
室内および収納庫等を除湿し繰り返し使用する除湿容器
に関する。
室内および収納庫等を除湿し繰り返し使用する除湿容器
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、押し入れ、タンス等内部の除
湿を目的として、潮解性吸湿剤を使用した除湿容器が多
く用いられ、このような除湿容器としては、例えば、透
湿非透水性被膜で閉塞された通気部を有する容器本体
を、複数の潮解液の滴下孔が穿設された一つの受皿によ
り2段に分け、上段に粉状、顆粒状または粒状の塩化カ
ルシウム・塩化マグネシウム等の潮解性吸湿剤を充填
し、この潮解性吸湿剤が大気中の水分を含んだ空気を吸
湿し、その潮解液を上記滴下孔を通じて下段に滴下させ
貯溜する構造のものが用いられている。
湿を目的として、潮解性吸湿剤を使用した除湿容器が多
く用いられ、このような除湿容器としては、例えば、透
湿非透水性被膜で閉塞された通気部を有する容器本体
を、複数の潮解液の滴下孔が穿設された一つの受皿によ
り2段に分け、上段に粉状、顆粒状または粒状の塩化カ
ルシウム・塩化マグネシウム等の潮解性吸湿剤を充填
し、この潮解性吸湿剤が大気中の水分を含んだ空気を吸
湿し、その潮解液を上記滴下孔を通じて下段に滴下させ
貯溜する構造のものが用いられている。
【0003】また、近年においては、資源の再利用の問
題、ゴミ処理問題等の観点から除湿容器についても、消
費される潮解性吸湿剤を詰め換えて何度でも使用できる
ようにしたものが提案され実用化されている。
題、ゴミ処理問題等の観点から除湿容器についても、消
費される潮解性吸湿剤を詰め換えて何度でも使用できる
ようにしたものが提案され実用化されている。
【0004】例えば、実開平5−33826号公報で
は、容器本体の透湿非透水性被膜で閉塞された通気部と
独立した位置に、潮解性吸湿剤が収容される部分には潮
解性吸湿剤の出入口を、潮解液が貯溜される部分には排
出口をそれぞれ設け、これらの口に取付け取外し可能な
密閉キャップを設け、潮解性吸湿剤の補充と貯溜された
潮解液の排出を可能とし、容器本体は何度でも使用でき
るようにした除湿容器、あるいは、容器本体の透湿非透
水性被膜で閉塞された通気部と独立した位置に、潮解液
の排出口と兼用した潮解性吸湿剤の出入口を設け、この
口に取付け取外し可能な密閉キャップを設け、潮解性吸
湿剤の補充と貯溜された潮解液の排出を可能とし、容器
本体は何度でも使用できるようにした除湿容器が提案さ
れている。
は、容器本体の透湿非透水性被膜で閉塞された通気部と
独立した位置に、潮解性吸湿剤が収容される部分には潮
解性吸湿剤の出入口を、潮解液が貯溜される部分には排
出口をそれぞれ設け、これらの口に取付け取外し可能な
密閉キャップを設け、潮解性吸湿剤の補充と貯溜された
潮解液の排出を可能とし、容器本体は何度でも使用でき
るようにした除湿容器、あるいは、容器本体の透湿非透
水性被膜で閉塞された通気部と独立した位置に、潮解液
の排出口と兼用した潮解性吸湿剤の出入口を設け、この
口に取付け取外し可能な密閉キャップを設け、潮解性吸
湿剤の補充と貯溜された潮解液の排出を可能とし、容器
本体は何度でも使用できるようにした除湿容器が提案さ
れている。
【0005】また、実開平6−19817号公報では、
潮解液を貯溜する容器本体内に潮解性吸湿剤を収容した
内部容器を設け、潮解性吸湿剤が無くなった際に、この
内部容器ごと新たなものと交換して容器本体その他の部
分は再利用できるようにした除湿容器が提案されてい
る。尚、この技術では、容器本体内の潮解液の排出は、
上記内部容器を取外した状態のときに行う。
潮解液を貯溜する容器本体内に潮解性吸湿剤を収容した
内部容器を設け、潮解性吸湿剤が無くなった際に、この
内部容器ごと新たなものと交換して容器本体その他の部
分は再利用できるようにした除湿容器が提案されてい
る。尚、この技術では、容器本体内の潮解液の排出は、
上記内部容器を取外した状態のときに行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例の前者のものでは、通気部と独立した位置に潮解
性吸湿剤の出入口と潮解液の排出口とを設けるようにし
ているため、収納庫等で使用する際に小型であることが
望まれる除湿容器としては、小型化に限界を生じ、ま
た、密閉キャップ等の新たな部品が必要になり、部品点
数が増加し、コスト的に不利になるといった問題が生じ
る。また、潮解性吸湿剤の出入口と潮解液の排出口とを
兼用させても、やはり、小型化に対する問題や部品点数
の増加といった問題が生じ、さらに、潮解液の排出に際
し、容器本体内に貯溜された潮解液を、再び網棚等を介
して潮解性吸湿剤が収容される部分に流し、排出するよ
うになっているため、スムーズな潮解液の排出ができな
いといった問題がある。また、潮解性吸湿剤を新たに補
充する際、容器本体の横方向から補充するものは、補充
しずらいという問題があり、さらに、上から補充できる
ようにしたものでは、除湿容器の構造が複雑になるとい
った問題がある。
従来例の前者のものでは、通気部と独立した位置に潮解
性吸湿剤の出入口と潮解液の排出口とを設けるようにし
ているため、収納庫等で使用する際に小型であることが
望まれる除湿容器としては、小型化に限界を生じ、ま
た、密閉キャップ等の新たな部品が必要になり、部品点
数が増加し、コスト的に不利になるといった問題が生じ
る。また、潮解性吸湿剤の出入口と潮解液の排出口とを
兼用させても、やはり、小型化に対する問題や部品点数
の増加といった問題が生じ、さらに、潮解液の排出に際
し、容器本体内に貯溜された潮解液を、再び網棚等を介
して潮解性吸湿剤が収容される部分に流し、排出するよ
うになっているため、スムーズな潮解液の排出ができな
いといった問題がある。また、潮解性吸湿剤を新たに補
充する際、容器本体の横方向から補充するものは、補充
しずらいという問題があり、さらに、上から補充できる
ようにしたものでは、除湿容器の構造が複雑になるとい
った問題がある。
【0007】また、上述の従来例の後者のものでは、潮
解性吸湿剤が無くなった際に、除湿容器を構成する内部
容器は廃棄しなければならないため、このような内部容
器も廃棄することなく潮解性吸湿剤を補充するだけで何
度でも使用できる除湿容器が望まれている。
解性吸湿剤が無くなった際に、除湿容器を構成する内部
容器は廃棄しなければならないため、このような内部容
器も廃棄することなく潮解性吸湿剤を補充するだけで何
度でも使用できる除湿容器が望まれている。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、小型化が可能であり、簡単な構造で、部品点数の低
減からのコスト低減および製造工程からのコスト低減も
図ることができ、また、潮解性吸湿剤の補充も容易に行
うことが可能で、潮解液の排出も容易且つスムーズに行
うことができ、潮解性吸湿剤を補充するだけで何度でも
使用することのできる除湿容器を提供することを目的と
している。
で、小型化が可能であり、簡単な構造で、部品点数の低
減からのコスト低減および製造工程からのコスト低減も
図ることができ、また、潮解性吸湿剤の補充も容易に行
うことが可能で、潮解液の排出も容易且つスムーズに行
うことができ、潮解性吸湿剤を補充するだけで何度でも
使用することのできる除湿容器を提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1の除湿容器は、空気取入口を兼ねた潮
解性吸湿剤の補充口を上方に形成し潮解性吸湿剤を収容
して底部に形成した潮解液滴下孔から潮解液を滴下する
内部容器と、透湿非透水性構造を有し上記内部容器の上
記補充口を閉塞自在な内部容器蓋と、上記内部容器を移
動自在に収納する上部側に設けた収納部と上記内部容器
からの潮解液を貯溜する上記収納部下方に設けた貯溜部
とを備える容器本体と、上記内部容器を所定量移動した
際、上記容器本体の潮解液の上記貯溜部と上記容器本体
外とを連通する潮解液排出口を上記内部容器と上記容器
本体の少なくとも一方に設けたものである。
本発明の請求項1の除湿容器は、空気取入口を兼ねた潮
解性吸湿剤の補充口を上方に形成し潮解性吸湿剤を収容
して底部に形成した潮解液滴下孔から潮解液を滴下する
内部容器と、透湿非透水性構造を有し上記内部容器の上
記補充口を閉塞自在な内部容器蓋と、上記内部容器を移
動自在に収納する上部側に設けた収納部と上記内部容器
からの潮解液を貯溜する上記収納部下方に設けた貯溜部
とを備える容器本体と、上記内部容器を所定量移動した
際、上記容器本体の潮解液の上記貯溜部と上記容器本体
外とを連通する潮解液排出口を上記内部容器と上記容器
本体の少なくとも一方に設けたものである。
【0010】また、上記目的を達成するため本発明の請
求項2の除湿容器は、空気取入口を兼ねた潮解性吸湿剤
の補充口を上方に形成し潮解性吸湿剤を収容して底部に
形成した潮解液滴下孔から潮解液を滴下する内部容器
と、透湿非透水性構造を有し上記内部容器の上記補充口
を閉塞自在な内部容器蓋と、上記内部容器を移動自在に
収納する上部側に設けた収納部と上記内部容器からの潮
解液を貯溜する上記収納部下方に設けた貯溜部とを備え
る容器本体と、上記内部容器を上方に所定量移動した
際、上記容器本体の上縁部近傍が開口し上記容器本体の
上記貯溜部と上記容器本体外とを連通する潮解液排出口
を上記内部容器と上記容器本体の少なくとも一方に設け
たものである。
求項2の除湿容器は、空気取入口を兼ねた潮解性吸湿剤
の補充口を上方に形成し潮解性吸湿剤を収容して底部に
形成した潮解液滴下孔から潮解液を滴下する内部容器
と、透湿非透水性構造を有し上記内部容器の上記補充口
を閉塞自在な内部容器蓋と、上記内部容器を移動自在に
収納する上部側に設けた収納部と上記内部容器からの潮
解液を貯溜する上記収納部下方に設けた貯溜部とを備え
る容器本体と、上記内部容器を上方に所定量移動した
際、上記容器本体の上縁部近傍が開口し上記容器本体の
上記貯溜部と上記容器本体外とを連通する潮解液排出口
を上記内部容器と上記容器本体の少なくとも一方に設け
たものである。
【0011】さらに、上記目的を達成するため本発明の
請求項3の除湿容器は、空気取入口を兼ねた潮解性吸湿
剤の補充口を上方に形成し潮解性吸湿剤を収容して底部
に形成した潮解液滴下孔から潮解液を滴下する内部容器
と、透湿非透水性構造を有し上記内部容器の上記補充口
を閉塞自在な内部容器蓋と、上記内部容器を移動自在に
収納する上部側に設けた収納部と上記内部容器からの潮
解液を貯溜する上記収納部下方に設けた貯溜部とを備え
る容器本体と、上記内部容器を所定量回転移動させた
際、上記容器本体の上記収納部側部が開口し上記容器本
体の上記貯溜部と上記容器本体外とを連通する潮解液排
出口を上記内部容器と上記容器本体の少なくとも一方に
設けたものである。
請求項3の除湿容器は、空気取入口を兼ねた潮解性吸湿
剤の補充口を上方に形成し潮解性吸湿剤を収容して底部
に形成した潮解液滴下孔から潮解液を滴下する内部容器
と、透湿非透水性構造を有し上記内部容器の上記補充口
を閉塞自在な内部容器蓋と、上記内部容器を移動自在に
収納する上部側に設けた収納部と上記内部容器からの潮
解液を貯溜する上記収納部下方に設けた貯溜部とを備え
る容器本体と、上記内部容器を所定量回転移動させた
際、上記容器本体の上記収納部側部が開口し上記容器本
体の上記貯溜部と上記容器本体外とを連通する潮解液排
出口を上記内部容器と上記容器本体の少なくとも一方に
設けたものである。
【0012】
【作 用】前記請求項1の除湿容器にて屋内や収納庫等
の除湿を行う際は、透湿非透水性構造を有し内部容器の
空気取入口を兼ねた潮解性吸湿剤の補充口を閉塞する内
部容器蓋を介し、水分を含む空気が上記内部容器内に侵
入し、この内部容器内に収容されている潮解性吸湿剤と
接触する。すると、空気中の水分が上記潮解性吸湿剤に
吸収され潮解液となって、上記内部容器の底部に形成し
た潮解液滴下孔から滴下され容器本体の貯溜部に貯溜さ
れる。このように水分の吸収を行い上記内部容器内の上
記潮解性吸湿剤が無くなり、上記内部容器内に新たに潮
解性吸湿剤を補充する際は、まず、上記容器本体の収納
部に移動自在に収納されている上記内部容器を所定量移
動させ、上記内部容器と上記容器本体の少なくとも一方
に設けられている潮解液排出口を上記容器本体の潮解液
の上記貯溜部と上記容器本体外とが連通した状態とし、
この潮解液排出口から潮解液を排出する。この潮解液の
排出が終了した後、上記内部容器を、上記容器本体の上
記収納部の元の位置に再び戻し上記潮解液排出口を塞ぐ
一方、上記内部容器蓋を開け、上記内部容器内に所定量
の潮解性吸湿剤を補充し上記内部容器蓋を閉じる。
の除湿を行う際は、透湿非透水性構造を有し内部容器の
空気取入口を兼ねた潮解性吸湿剤の補充口を閉塞する内
部容器蓋を介し、水分を含む空気が上記内部容器内に侵
入し、この内部容器内に収容されている潮解性吸湿剤と
接触する。すると、空気中の水分が上記潮解性吸湿剤に
吸収され潮解液となって、上記内部容器の底部に形成し
た潮解液滴下孔から滴下され容器本体の貯溜部に貯溜さ
れる。このように水分の吸収を行い上記内部容器内の上
記潮解性吸湿剤が無くなり、上記内部容器内に新たに潮
解性吸湿剤を補充する際は、まず、上記容器本体の収納
部に移動自在に収納されている上記内部容器を所定量移
動させ、上記内部容器と上記容器本体の少なくとも一方
に設けられている潮解液排出口を上記容器本体の潮解液
の上記貯溜部と上記容器本体外とが連通した状態とし、
この潮解液排出口から潮解液を排出する。この潮解液の
排出が終了した後、上記内部容器を、上記容器本体の上
記収納部の元の位置に再び戻し上記潮解液排出口を塞ぐ
一方、上記内部容器蓋を開け、上記内部容器内に所定量
の潮解性吸湿剤を補充し上記内部容器蓋を閉じる。
【0013】次に、前記請求項2の除湿容器にて屋内や
収納庫等の除湿を行う際は、透湿非透水性構造を有し内
部容器の空気取入口を兼ねた潮解性吸湿剤の補充口を閉
塞する内部容器蓋を介し、水分を含む空気が上記内部容
器内に侵入し、この内部容器内に収容されている潮解性
吸湿剤と接触する。すると、空気中の水分が上記潮解性
吸湿剤に吸収され潮解液となって、上記内部容器の底部
に形成した潮解液滴下孔から滴下され容器本体の貯溜部
に貯溜される。このように水分の吸収を行い上記内部容
器内の上記潮解性吸湿剤が無くなり、上記内部容器内に
新たに潮解性吸湿剤を補充する際は、まず、上記容器本
体の収納部に移動自在に収納されている上記内部容器を
上方に所定量移動させ、上記内部容器と上記容器本体の
少なくとも一方に設けられている潮解液排出口を、上記
容器本体の上縁部近傍を開口して上記容器本体の上記貯
溜部と上記容器本体外とが連通した状態とし、この潮解
液排出口から潮解液を排出する。この潮解液の排出が終
了した後、上記内部容器を、上記容器本体の上記収納部
の元の位置に再び戻し上記潮解液排出口を塞ぐ一方、上
記内部容器蓋を開け、上記内部容器内に所定量の潮解性
吸湿剤を補充し上記内部容器蓋を閉じる。
収納庫等の除湿を行う際は、透湿非透水性構造を有し内
部容器の空気取入口を兼ねた潮解性吸湿剤の補充口を閉
塞する内部容器蓋を介し、水分を含む空気が上記内部容
器内に侵入し、この内部容器内に収容されている潮解性
吸湿剤と接触する。すると、空気中の水分が上記潮解性
吸湿剤に吸収され潮解液となって、上記内部容器の底部
に形成した潮解液滴下孔から滴下され容器本体の貯溜部
に貯溜される。このように水分の吸収を行い上記内部容
器内の上記潮解性吸湿剤が無くなり、上記内部容器内に
新たに潮解性吸湿剤を補充する際は、まず、上記容器本
体の収納部に移動自在に収納されている上記内部容器を
上方に所定量移動させ、上記内部容器と上記容器本体の
少なくとも一方に設けられている潮解液排出口を、上記
容器本体の上縁部近傍を開口して上記容器本体の上記貯
溜部と上記容器本体外とが連通した状態とし、この潮解
液排出口から潮解液を排出する。この潮解液の排出が終
了した後、上記内部容器を、上記容器本体の上記収納部
の元の位置に再び戻し上記潮解液排出口を塞ぐ一方、上
記内部容器蓋を開け、上記内部容器内に所定量の潮解性
吸湿剤を補充し上記内部容器蓋を閉じる。
【0014】次いで、前記請求項3の除湿容器にて屋内
や収納庫等の除湿を行う際は、透湿非透水性構造を有し
内部容器の空気取入口を兼ねた潮解性吸湿剤の補充口を
閉塞する内部容器蓋を介し、水分を含む空気が上記内部
容器内に侵入し、この内部容器内に収容されている潮解
性吸湿剤と接触する。すると、空気中の水分が上記潮解
性吸湿剤に吸収され潮解液となって、上記内部容器の底
部に形成した潮解液滴下孔から滴下され容器本体の貯溜
部に貯溜される。このように水分の吸収を行い上記内部
容器内の上記潮解性吸湿剤が無くなり、上記内部容器内
に新たに潮解性吸湿剤を補充する際は、まず、上記容器
本体の収納部に移動自在に収納されている上記内部容器
を所定量回転移動させ、上記内部容器と上記容器本体の
少なくとも一方に設けられている潮解液排出口を、上記
容器本体の上記収納部側部を開口して上記容器本体の上
記貯溜部と上記容器本体外とが連通した状態とし、この
潮解液排出口から潮解液を排出する。この潮解液の排出
が終了した後、上記内部容器を、上記容器本体の上記収
納部の元の位置に再び戻し上記潮解液排出口を塞ぐ一
方、上記内部容器蓋を開け、上記内部容器内に所定量の
潮解性吸湿剤を補充し上記内部容器蓋を閉じる。
や収納庫等の除湿を行う際は、透湿非透水性構造を有し
内部容器の空気取入口を兼ねた潮解性吸湿剤の補充口を
閉塞する内部容器蓋を介し、水分を含む空気が上記内部
容器内に侵入し、この内部容器内に収容されている潮解
性吸湿剤と接触する。すると、空気中の水分が上記潮解
性吸湿剤に吸収され潮解液となって、上記内部容器の底
部に形成した潮解液滴下孔から滴下され容器本体の貯溜
部に貯溜される。このように水分の吸収を行い上記内部
容器内の上記潮解性吸湿剤が無くなり、上記内部容器内
に新たに潮解性吸湿剤を補充する際は、まず、上記容器
本体の収納部に移動自在に収納されている上記内部容器
を所定量回転移動させ、上記内部容器と上記容器本体の
少なくとも一方に設けられている潮解液排出口を、上記
容器本体の上記収納部側部を開口して上記容器本体の上
記貯溜部と上記容器本体外とが連通した状態とし、この
潮解液排出口から潮解液を排出する。この潮解液の排出
が終了した後、上記内部容器を、上記容器本体の上記収
納部の元の位置に再び戻し上記潮解液排出口を塞ぐ一
方、上記内部容器蓋を開け、上記内部容器内に所定量の
潮解性吸湿剤を補充し上記内部容器蓋を閉じる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1〜図5は本発明の第一実施例を示し、図1は
除湿容器の構成を示す図2のA−A線断面図、図2は除
湿容器の平面図、図3は潮解液を排出する際の除湿容器
の外観説明図、図4は除湿容器の構成部品を示す断面説
明図、図5は内部容器の構造説明図である。
する。図1〜図5は本発明の第一実施例を示し、図1は
除湿容器の構成を示す図2のA−A線断面図、図2は除
湿容器の平面図、図3は潮解液を排出する際の除湿容器
の外観説明図、図4は除湿容器の構成部品を示す断面説
明図、図5は内部容器の構造説明図である。
【0016】これらの図において、符号1は除湿容器を
示し、この除湿容器1は、上方に空気取入口と潮解性吸
湿剤3の補充口とを兼用する開口部2aが形成され、顆
粒状の潮解性吸湿剤3が収容され、この潮解性吸湿剤3
の潮解液3aを滴下させるスリット状の潮解液滴下孔2
bが底部に形成された内部容器2と、透湿非透水性膜4
で覆われたスリット状の通気孔5aを有し、上記内部容
器2と一体に形成され、この内部容器2の上記開口部2
aを薄肉のヒンジ部5bを介して閉塞自在な内部容器蓋
5と、上方が開口され上記内部容器2を上側の収納部6
aに収納するとともに、この内部容器2から滴下される
潮解液3aを下側の貯溜部6bに貯溜する容器本体6と
から主に構成されている。
示し、この除湿容器1は、上方に空気取入口と潮解性吸
湿剤3の補充口とを兼用する開口部2aが形成され、顆
粒状の潮解性吸湿剤3が収容され、この潮解性吸湿剤3
の潮解液3aを滴下させるスリット状の潮解液滴下孔2
bが底部に形成された内部容器2と、透湿非透水性膜4
で覆われたスリット状の通気孔5aを有し、上記内部容
器2と一体に形成され、この内部容器2の上記開口部2
aを薄肉のヒンジ部5bを介して閉塞自在な内部容器蓋
5と、上方が開口され上記内部容器2を上側の収納部6
aに収納するとともに、この内部容器2から滴下される
潮解液3aを下側の貯溜部6bに貯溜する容器本体6と
から主に構成されている。
【0017】上記内部容器2は、図5(a)の正面図お
よび図5(b)の底面図に示すように、この内部容器2
外側表面の上記開口部2a側にフランジ部2cが形成さ
れており、このフランジ部2cに上記内部容器蓋5と連
結される上記ヒンジ部5bが形成されている。
よび図5(b)の底面図に示すように、この内部容器2
外側表面の上記開口部2a側にフランジ部2cが形成さ
れており、このフランジ部2cに上記内部容器蓋5と連
結される上記ヒンジ部5bが形成されている。
【0018】上記フランジ部2cの下面と上記容器本体
6の上縁部とは、水密を保って確実に合致するように、
テーパ状に形成されている。
6の上縁部とは、水密を保って確実に合致するように、
テーパ状に形成されている。
【0019】また、上記フランジ部2c下方の外側表面
には、ねじ部2dが螺設され、さらに、上記フランジ部
2c下面から上記内部容器2の底面にかけて上下に略縦
溝状の潮解液排出口7が略等間隔に4か所形成されてい
る。
には、ねじ部2dが螺設され、さらに、上記フランジ部
2c下面から上記内部容器2の底面にかけて上下に略縦
溝状の潮解液排出口7が略等間隔に4か所形成されてい
る。
【0020】また、上記内部容器2外側表面の上記フラ
ンジ部2c上方外周には、上記内部容器蓋5の内面に形
成されている凹部5cと嵌合自在な凸部2eが形成され
ており、上記凹部5cと上記凸部2eとを嵌合させるこ
とにより、上記内部容器蓋5が確実に上記内部容器2の
開口部2aを閉塞できるようになっている。
ンジ部2c上方外周には、上記内部容器蓋5の内面に形
成されている凹部5cと嵌合自在な凸部2eが形成され
ており、上記凹部5cと上記凸部2eとを嵌合させるこ
とにより、上記内部容器蓋5が確実に上記内部容器2の
開口部2aを閉塞できるようになっている。
【0021】また、上記潮解液滴下孔2bは、上記顆粒
状の潮解性吸湿剤3が、十分吸湿して潮解し小さくな
り、ほぼ吸湿作用を果たすまで下側への落下を防止する
とともに、上記潮解性吸湿剤3からの潮解液3aを下側
にスムーズに滴下させる大きさに形成されている。
状の潮解性吸湿剤3が、十分吸湿して潮解し小さくな
り、ほぼ吸湿作用を果たすまで下側への落下を防止する
とともに、上記潮解性吸湿剤3からの潮解液3aを下側
にスムーズに滴下させる大きさに形成されている。
【0022】上記潮解性吸湿剤3としては、塩化カルシ
ウム,塩化マグネシウムあるいは塩化カルシウムと塩化
マグネシウムの混合物等が用いられている。
ウム,塩化マグネシウムあるいは塩化カルシウムと塩化
マグネシウムの混合物等が用いられている。
【0023】また、上記内部容器蓋5に形成されている
スリット状の上記通気孔5aを覆う透湿非透水性膜4
は、湿気を含む空気は透過するが液体(潮解液)は透過
しない膜あるいはフィルム素材で形成され、上記内部容
器蓋5の内側の上記通気孔5aが形成されている面に溶
着されおり、この内部容器蓋5で上記内部容器2の開口
部2aを閉塞した状態では、例えば、除湿容器1が倒れ
て内部に貯溜されていた潮解液3aが、上記透湿非透水
性膜4に至るような場合が生じても、この潮解液3aの
外部への流出が防止できるようになっている。
スリット状の上記通気孔5aを覆う透湿非透水性膜4
は、湿気を含む空気は透過するが液体(潮解液)は透過
しない膜あるいはフィルム素材で形成され、上記内部容
器蓋5の内側の上記通気孔5aが形成されている面に溶
着されおり、この内部容器蓋5で上記内部容器2の開口
部2aを閉塞した状態では、例えば、除湿容器1が倒れ
て内部に貯溜されていた潮解液3aが、上記透湿非透水
性膜4に至るような場合が生じても、この潮解液3aの
外部への流出が防止できるようになっている。
【0024】さらに、上記内部容器蓋5の通気孔5a
は、空気を透過させるとともに、上記透湿非透水性膜4
を保護するように形成されている。
は、空気を透過させるとともに、上記透湿非透水性膜4
を保護するように形成されている。
【0025】また、上記内部容器2の上記フランジ部2
cに対向して形成されている上記内部容器蓋5のフラン
ジ部5dには、この内部容器蓋5の開閉が行い易いよう
に取手部5eが形成されている。
cに対向して形成されている上記内部容器蓋5のフラン
ジ部5dには、この内部容器蓋5の開閉が行い易いよう
に取手部5eが形成されている。
【0026】一方、上記容器本体6は、下側が膨出した
形状に形成されたもので、上側内面に、上記内部容器2
のねじ部2dと螺合するねじ部6cが螺設され、上記内
部容器2の収納部6aを形成している。
形状に形成されたもので、上側内面に、上記内部容器2
のねじ部2dと螺合するねじ部6cが螺設され、上記内
部容器2の収納部6aを形成している。
【0027】また、上記容器本体6の膨出した部分は、
潮解液を貯溜するのに充分な容積を有する前記潮解液3
aの貯溜部6bとなっており、この膨出により、この除
湿容器1の配置した際の安定性を高めるように形成され
ている。
潮解液を貯溜するのに充分な容積を有する前記潮解液3
aの貯溜部6bとなっており、この膨出により、この除
湿容器1の配置した際の安定性を高めるように形成され
ている。
【0028】従って、上記容器本体6に、上記ねじ部2
d,6cで、上記内部容器2を収容し固定した際には、
上記潮解液排出口7の上記容器本体6上縁部側が上記内
部容器2のフランジ部2c下面にて確実に閉塞され、ま
た、上記内部容器2を、上記ねじ部2d,6cに沿って
上方に移動させた際には、上記潮解液排出口7の上記容
器本体6上縁部側が開口し、上記容器本体6の上記貯溜
部6bと上記容器本体6外とが連通され、上記容器本体
6の上記貯溜部6bに貯溜された潮解液3aが上記容器
本体6外に排出可能な状態となる。
d,6cで、上記内部容器2を収容し固定した際には、
上記潮解液排出口7の上記容器本体6上縁部側が上記内
部容器2のフランジ部2c下面にて確実に閉塞され、ま
た、上記内部容器2を、上記ねじ部2d,6cに沿って
上方に移動させた際には、上記潮解液排出口7の上記容
器本体6上縁部側が開口し、上記容器本体6の上記貯溜
部6bと上記容器本体6外とが連通され、上記容器本体
6の上記貯溜部6bに貯溜された潮解液3aが上記容器
本体6外に排出可能な状態となる。
【0029】また、図4に示すように、上記除湿容器1
の上記内部容器2と上記内部容器蓋5は射出成型により
一体に一部品として形成され、上記除湿容器1の上記容
器本体6は中空成型により一部品として形成されてい
る。このため、上記内部容器2と上記内部容器蓋5とを
連結する前記ヒンジ部5b、および、上記容器本体6の
膨出部が確実かつ容易に形成される。
の上記内部容器2と上記内部容器蓋5は射出成型により
一体に一部品として形成され、上記除湿容器1の上記容
器本体6は中空成型により一部品として形成されてい
る。このため、上記内部容器2と上記内部容器蓋5とを
連結する前記ヒンジ部5b、および、上記容器本体6の
膨出部が確実かつ容易に形成される。
【0030】従って、上記除湿容器1を組み立てるとき
は、上記内部容器蓋5に上記透湿非透水性膜4を溶着
し、一体となっている上記内部容器2と上記内部容器蓋
5を上記容器本体6の収納部6aに収納することにより
行われる。ここで、上記除湿容器1を出荷する際等に
は、上記内部容器2内に予め所定量の潮解性吸湿剤3を
補充した後、上記内部容器2の上記開口部2aをアルミ
シート等の非通気性シート(図示せず)でシールして出
荷する。
は、上記内部容器蓋5に上記透湿非透水性膜4を溶着
し、一体となっている上記内部容器2と上記内部容器蓋
5を上記容器本体6の収納部6aに収納することにより
行われる。ここで、上記除湿容器1を出荷する際等に
は、上記内部容器2内に予め所定量の潮解性吸湿剤3を
補充した後、上記内部容器2の上記開口部2aをアルミ
シート等の非通気性シート(図示せず)でシールして出
荷する。
【0031】次に、上記構成による実施例の作用につい
て説明する。まず、除湿容器1にて屋内およびタンス等
の収納庫の除湿を行う際は、図1に示すように、内部容
器2の開口部2aを閉塞している内部容器蓋5の透湿非
透水性膜4で覆った通気孔5aから湿った空気が上記内
部容器2内に侵入し、この内部容器2内に収容されてい
る潮解性吸湿剤3と接触する。
て説明する。まず、除湿容器1にて屋内およびタンス等
の収納庫の除湿を行う際は、図1に示すように、内部容
器2の開口部2aを閉塞している内部容器蓋5の透湿非
透水性膜4で覆った通気孔5aから湿った空気が上記内
部容器2内に侵入し、この内部容器2内に収容されてい
る潮解性吸湿剤3と接触する。
【0032】すると、空気中の水分が上記潮解性吸湿剤
3に吸収され潮解液3aとなって、上記内部容器2の潮
解液滴下孔2bから滴下され容器本体6内の貯溜部6b
に貯溜される。
3に吸収され潮解液3aとなって、上記内部容器2の潮
解液滴下孔2bから滴下され容器本体6内の貯溜部6b
に貯溜される。
【0033】尚、この除湿している状態においては、上
記内部容器2のフランジ部2c下面が上記容器本体6上
縁部と圧接された状態となっており、上記内部容器2に
設けられている潮解液排出口7の上記容器本体6上縁部
側が閉塞された状態となっている。
記内部容器2のフランジ部2c下面が上記容器本体6上
縁部と圧接された状態となっており、上記内部容器2に
設けられている潮解液排出口7の上記容器本体6上縁部
側が閉塞された状態となっている。
【0034】上述のように水分の吸収を行い上記内部容
器2内の上記潮解性吸湿剤3が無くなり、上記内部容器
2内に新たな潮解性吸湿剤3の補充と上記容器本体6内
の貯溜部6bに貯溜された潮解液3aの排出を行う際
は、まず、上記内部容器2を、ねじ部2d,6cに沿っ
て緩め、上方に所定量移動させ、上記内部容器2に設け
られている潮解液排出口7の上記容器本体6上縁部側を
開口させる。
器2内の上記潮解性吸湿剤3が無くなり、上記内部容器
2内に新たな潮解性吸湿剤3の補充と上記容器本体6内
の貯溜部6bに貯溜された潮解液3aの排出を行う際
は、まず、上記内部容器2を、ねじ部2d,6cに沿っ
て緩め、上方に所定量移動させ、上記内部容器2に設け
られている潮解液排出口7の上記容器本体6上縁部側を
開口させる。
【0035】そして、定められた場所で、この除湿容器
1を傾けて、この潮解液排出口7から潮解液3aを生活
排水として排出する。
1を傾けて、この潮解液排出口7から潮解液3aを生活
排水として排出する。
【0036】この潮解液3aの排出が終了した後、上記
内部容器2を再び上記容器本体6内の収納部6aの元の
場所に戻して上記潮解液排出口7を閉塞し、上記内部容
器2と一体に設けられている上記内部容器蓋5を開け、
この内部容器2の開口部2aから上記内部容器2内に所
定量の潮解性吸湿剤3を補充して上記内部容器蓋5を閉
じる。
内部容器2を再び上記容器本体6内の収納部6aの元の
場所に戻して上記潮解液排出口7を閉塞し、上記内部容
器2と一体に設けられている上記内部容器蓋5を開け、
この内部容器2の開口部2aから上記内部容器2内に所
定量の潮解性吸湿剤3を補充して上記内部容器蓋5を閉
じる。
【0037】このように、本第一実施例による除湿容器
によれば、潮解液3aの排出は、簡単かつ容易に行うこ
とができ、潮解液3aも潮解液排出口7に沿ってスムー
ズに排出される。
によれば、潮解液3aの排出は、簡単かつ容易に行うこ
とができ、潮解液3aも潮解液排出口7に沿ってスムー
ズに排出される。
【0038】また、潮解性吸湿剤3の補充も、内部容器
2の空気取入口と潮解性吸湿剤3の補充口とを兼用する
開口部2aから行うことができ、作業性の向上を図るこ
とができる。
2の空気取入口と潮解性吸湿剤3の補充口とを兼用する
開口部2aから行うことができ、作業性の向上を図るこ
とができる。
【0039】さらに、容器本体6と内部容器2によって
開閉自在な潮解液排出口7を、内部容器2に設け、内部
容器2の開口部2aを、空気取入口と潮解性吸湿剤3の
補充口とで兼用するようにしているので、小型な除湿容
器とすることができる。
開閉自在な潮解液排出口7を、内部容器2に設け、内部
容器2の開口部2aを、空気取入口と潮解性吸湿剤3の
補充口とで兼用するようにしているので、小型な除湿容
器とすることができる。
【0040】また、内部容器2、内部容器蓋5、容器本
体6を樹脂成型により形成し、さらに、内部容器2と内
部容器蓋5とを一体に形成することにより、除湿容器の
組み立て工程の低減と、部品点数の削減を図ることがで
き、大幅なコスト低減を図ることができる。
体6を樹脂成型により形成し、さらに、内部容器2と内
部容器蓋5とを一体に形成することにより、除湿容器の
組み立て工程の低減と、部品点数の削減を図ることがで
き、大幅なコスト低減を図ることができる。
【0041】尚、本第一実施例による除湿容器1では、
潮解液排出口7を内部容器2外側表面に4個、略等間隔
で設けているが、潮解液3aのスムーズな排出が行えれ
ば、1〜3個あるいは5個以上設けても良い。
潮解液排出口7を内部容器2外側表面に4個、略等間隔
で設けているが、潮解液3aのスムーズな排出が行えれ
ば、1〜3個あるいは5個以上設けても良い。
【0042】また、潮解液排出口7の位置を使用者に容
易に知らせるため、内部容器2のフランジ部2cの部分
(例えばフランジ部2c上面)に、潮解液排出口7の目
印となるような凹凸部を形成したり、印刷等の表示をし
ても良い。
易に知らせるため、内部容器2のフランジ部2cの部分
(例えばフランジ部2c上面)に、潮解液排出口7の目
印となるような凹凸部を形成したり、印刷等の表示をし
ても良い。
【0043】さらに、潮解性吸湿剤3として、塩化カル
シウム,塩化マグネシウムあるいは塩化カルシウムと塩
化マグネシウムの混合物等以外の薬剤であっても、空気
中の水分を吸収して液体として滴下させることができる
ものであれば、本発明の除湿容器は適応できる。
シウム,塩化マグネシウムあるいは塩化カルシウムと塩
化マグネシウムの混合物等以外の薬剤であっても、空気
中の水分を吸収して液体として滴下させることができる
ものであれば、本発明の除湿容器は適応できる。
【0044】また、容器本体6の膨出した部分は、円筒
形に限ることなく、デザイン・樹脂成型の可否に応じて
他の形状としても良い。
形に限ることなく、デザイン・樹脂成型の可否に応じて
他の形状としても良い。
【0045】さらに、内部容器蓋5のスリット状の通気
孔5aのパターンも、本実施例に限ること無く、空気の
透過性と透湿非透水性膜4の保護ができれば、他のデザ
イン(例えば、放射状や格子状等)のものであっても良
い。
孔5aのパターンも、本実施例に限ること無く、空気の
透過性と透湿非透水性膜4の保護ができれば、他のデザ
イン(例えば、放射状や格子状等)のものであっても良
い。
【0046】また、内部容器2底部に形成されている潮
解液滴下孔2bも、本実施例のパターンに限ること無
く、例えば、放射状や、孔とスリットを組み合わせたも
ので形成しても良い。
解液滴下孔2bも、本実施例のパターンに限ること無
く、例えば、放射状や、孔とスリットを組み合わせたも
ので形成しても良い。
【0047】次に、図6は本発明の第二実施例による内
部容器の説明図である。尚、この第二実施例は、内部容
器に設けられる潮解液排出口を、内部容器のねじ部の中
途部から底面にかけて形成したもので、潮解液排出口の
閉塞は、この内部容器のねじ部と容器本体のねじ部との
螺合により行われるようにしたもので、他の部分は前述
の第一実施例と同様である。
部容器の説明図である。尚、この第二実施例は、内部容
器に設けられる潮解液排出口を、内部容器のねじ部の中
途部から底面にかけて形成したもので、潮解液排出口の
閉塞は、この内部容器のねじ部と容器本体のねじ部との
螺合により行われるようにしたもので、他の部分は前述
の第一実施例と同様である。
【0048】図6において、符号10は内部容器を示
し、この内部容器10は外側表面に容器本体6に螺合さ
れるねじ部10aが形成され、このねじ部10aの略中
途部から底面にかけて、上下に略縦溝状の潮解液排出口
11が略等間隔に4か所形成されている。尚、図6中、
符号12は上記内部容器10と一体に形成され、この内
部容器10の開口部10bを薄肉のヒンジ部12aを介
して閉塞自在な内部容器蓋を示す。
し、この内部容器10は外側表面に容器本体6に螺合さ
れるねじ部10aが形成され、このねじ部10aの略中
途部から底面にかけて、上下に略縦溝状の潮解液排出口
11が略等間隔に4か所形成されている。尚、図6中、
符号12は上記内部容器10と一体に形成され、この内
部容器10の開口部10bを薄肉のヒンジ部12aを介
して閉塞自在な内部容器蓋を示す。
【0049】上記内部容器10を使用し、新たな潮解性
吸湿剤の補充と上記容器本体6内に貯溜された潮解液の
排出を行う場合は、上記内部容器10を、上記ねじ部1
0aに沿って上方に移動させ、上記潮解液排出口11の
上記容器本体6上縁部側を開口させて行う。
吸湿剤の補充と上記容器本体6内に貯溜された潮解液の
排出を行う場合は、上記内部容器10を、上記ねじ部1
0aに沿って上方に移動させ、上記潮解液排出口11の
上記容器本体6上縁部側を開口させて行う。
【0050】また、上記潮解液排出口11を閉塞するに
は、上記内部容器10を、上記ねじ部10aに沿って下
方に移動させ、上記潮解液排出口11の上方のねじ部1
0aが上記容器本体6内に形成されているねじ部と螺合
した状態とする。
は、上記内部容器10を、上記ねじ部10aに沿って下
方に移動させ、上記潮解液排出口11の上方のねじ部1
0aが上記容器本体6内に形成されているねじ部と螺合
した状態とする。
【0051】このため、本第二実施例によれば、前記第
一実施例で説明した作用効果に加え、潮解液排出口の開
閉が確実かつ容易に行えるようになる。
一実施例で説明した作用効果に加え、潮解液排出口の開
閉が確実かつ容易に行えるようになる。
【0052】尚、内部容器10の外径を、上方に拡径す
る所定のテーパ形状に形成すれば、潮解液排出口11の
閉塞がより確実に行えるようになる。
る所定のテーパ形状に形成すれば、潮解液排出口11の
閉塞がより確実に行えるようになる。
【0053】また、前記第一実施例と同様に、潮解液排
出口11の位置を使用者に容易に知らせるため、内部容
器10の上縁部等に、潮解液排出口11の目印を設けて
も良い。
出口11の位置を使用者に容易に知らせるため、内部容
器10の上縁部等に、潮解液排出口11の目印を設けて
も良い。
【0054】次いで、図7および図8は本発明の第三実
施例を示し、図7は除湿容器の構成部品を示す断面説明
図、図8は容器本体の平面図である。尚、この第三実施
例は、略縦溝状の潮解液排出口を容器本体に形成したも
ので、他の部分は前記第一実施例と同様である。
施例を示し、図7は除湿容器の構成部品を示す断面説明
図、図8は容器本体の平面図である。尚、この第三実施
例は、略縦溝状の潮解液排出口を容器本体に形成したも
ので、他の部分は前記第一実施例と同様である。
【0055】図7および図8において、符号15は除湿
容器を示し、この除湿容器15は、上方に空気取入口と
潮解性吸湿剤3の補充口とを兼用する開口部16aが形
成され、顆粒状の潮解性吸湿剤3が収容され、この潮解
性吸湿剤3の潮解液を滴下させるスリット状の潮解液滴
下孔16bが底部に形成された内部容器16と、透湿非
透水性膜4で覆われた通気孔5aを有し、上記内部容器
16と一体に形成され、この内部容器16の上記開口部
16aを薄肉のヒンジ部5bを介して閉塞自在な内部容
器蓋5と、上方が開口され上記内部容器16を上側の収
納部17aに収納するとともに、この内部容器16から
滴下される潮解液を下側の貯溜部17bに貯溜する容器
本体17とから主に構成されている。
容器を示し、この除湿容器15は、上方に空気取入口と
潮解性吸湿剤3の補充口とを兼用する開口部16aが形
成され、顆粒状の潮解性吸湿剤3が収容され、この潮解
性吸湿剤3の潮解液を滴下させるスリット状の潮解液滴
下孔16bが底部に形成された内部容器16と、透湿非
透水性膜4で覆われた通気孔5aを有し、上記内部容器
16と一体に形成され、この内部容器16の上記開口部
16aを薄肉のヒンジ部5bを介して閉塞自在な内部容
器蓋5と、上方が開口され上記内部容器16を上側の収
納部17aに収納するとともに、この内部容器16から
滴下される潮解液を下側の貯溜部17bに貯溜する容器
本体17とから主に構成されている。
【0056】上記内部容器16は、外側表面の上記開口
部16a側にフランジ部16cが形成されており、この
フランジ部16cに上記内部容器蓋5と連結される上記
ヒンジ部5bが形成されている。このフランジ部16c
の下面と上記容器本体17の上縁部とは、前記第一実施
例と同様、水密を保って確実に合致するように、テーパ
状に形成されている。
部16a側にフランジ部16cが形成されており、この
フランジ部16cに上記内部容器蓋5と連結される上記
ヒンジ部5bが形成されている。このフランジ部16c
の下面と上記容器本体17の上縁部とは、前記第一実施
例と同様、水密を保って確実に合致するように、テーパ
状に形成されている。
【0057】また、上記フランジ部16c下方の上記内
部容器16外側表面には、ねじ部16dが螺設され、上
記フランジ部16c上方外周には、上記内部容器蓋5の
内面に形成されている凹部5cと嵌合自在な凸部16e
が形成されており、上記凹部5cと上記凸部16eとを
嵌合させることにより、上記内部容器蓋5が確実に上記
内部容器16の開口部16aを閉塞できるようになって
いる。
部容器16外側表面には、ねじ部16dが螺設され、上
記フランジ部16c上方外周には、上記内部容器蓋5の
内面に形成されている凹部5cと嵌合自在な凸部16e
が形成されており、上記凹部5cと上記凸部16eとを
嵌合させることにより、上記内部容器蓋5が確実に上記
内部容器16の開口部16aを閉塞できるようになって
いる。
【0058】また、上記潮解液滴下孔16bは、上記顆
粒状の潮解性吸湿剤3が、十分吸湿して潮解し小さくな
り、ほぼ吸湿作用を果たすまで下側への落下を防止する
とともに、上記潮解性吸湿剤3からの潮解液を下側にス
ムーズに滴下させる大きさに形成されている。
粒状の潮解性吸湿剤3が、十分吸湿して潮解し小さくな
り、ほぼ吸湿作用を果たすまで下側への落下を防止する
とともに、上記潮解性吸湿剤3からの潮解液を下側にス
ムーズに滴下させる大きさに形成されている。
【0059】一方、上記容器本体17は、下側が膨出し
た形状に形成され、上側内面に、上記内部容器16のね
じ部16dと螺合するねじ部17cが螺設され、上記内
部容器16の収納部17aを形成している。
た形状に形成され、上側内面に、上記内部容器16のね
じ部16dと螺合するねじ部17cが螺設され、上記内
部容器16の収納部17aを形成している。
【0060】また、上記容器本体17の上記収納部17
aの内面には、上記容器本体17の上縁部から上下に略
縦溝状の潮解液排出口18が略等間隔に4か所形成され
ている。
aの内面には、上記容器本体17の上縁部から上下に略
縦溝状の潮解液排出口18が略等間隔に4か所形成され
ている。
【0061】従って、上記容器本体17に、上記ねじ部
16d,17cで、上記内部容器16を収容し固定した
際には、上記潮解液排出口18の上記容器本体17上縁
部側が上記内部容器16のフランジ部16c下面にて確
実に閉塞され、また、上記内部容器16を、上記ねじ部
16d,17cに沿って上方に移動させた際には、上記
潮解液排出口18の上記容器本体17上縁部側が開口
し、上記容器本体17の上記貯溜部17bと上記容器本
体17外とが連通され、上記貯溜部17bに貯溜された
潮解液が上記容器本体17外に排出可能な状態となる。
16d,17cで、上記内部容器16を収容し固定した
際には、上記潮解液排出口18の上記容器本体17上縁
部側が上記内部容器16のフランジ部16c下面にて確
実に閉塞され、また、上記内部容器16を、上記ねじ部
16d,17cに沿って上方に移動させた際には、上記
潮解液排出口18の上記容器本体17上縁部側が開口
し、上記容器本体17の上記貯溜部17bと上記容器本
体17外とが連通され、上記貯溜部17bに貯溜された
潮解液が上記容器本体17外に排出可能な状態となる。
【0062】尚、この第三実施例においても、前記第一
実施例と同様に、潮解液排出口18の位置を使用者に容
易に知らせるため、容器本体17の外側に、潮解液排出
口18の目印を設けても良い。
実施例と同様に、潮解液排出口18の位置を使用者に容
易に知らせるため、容器本体17の外側に、潮解液排出
口18の目印を設けても良い。
【0063】この第三実施例のように、潮解液排出口1
8を容器本体17に設けても、前記第一実施例と略同様
の効果をえることができる。
8を容器本体17に設けても、前記第一実施例と略同様
の効果をえることができる。
【0064】次に、図9は本発明の第四実施例による除
湿容器の説明図である。尚、この第四実施例は、内部容
器を所定量移動した際、容器本体の収納部側部が開口し
容器本体の貯溜部と容器本体外とを連通する潮解液排出
口を容器本体に設けたもので、他の部分は前記第一実施
例と同様である。
湿容器の説明図である。尚、この第四実施例は、内部容
器を所定量移動した際、容器本体の収納部側部が開口し
容器本体の貯溜部と容器本体外とを連通する潮解液排出
口を容器本体に設けたもので、他の部分は前記第一実施
例と同様である。
【0065】図9において、符号21は除湿容器を示
し、この除湿容器21は、上方に空気取入口と潮解性吸
湿剤3の補充口とを兼用する開口部22aが形成され、
顆粒状の潮解性吸湿剤3が収容され、この潮解性吸湿剤
3の潮解液を滴下させるスリット状の潮解液滴下孔22
bが底部に形成された内部容器22と、透湿非透水性膜
4で覆われた通気孔5aを有し、上記内部容器22と一
体に形成され、この内部容器22の上記開口部22aを
薄肉のヒンジ部5bを介して閉塞自在な内部容器蓋5
と、上方が開口され上記内部容器22を上側の収納部2
3aに収納するとともに、この内部容器22から滴下さ
れる潮解液を下側の貯溜部23bに貯溜する容器本体2
3とから主に構成されている。
し、この除湿容器21は、上方に空気取入口と潮解性吸
湿剤3の補充口とを兼用する開口部22aが形成され、
顆粒状の潮解性吸湿剤3が収容され、この潮解性吸湿剤
3の潮解液を滴下させるスリット状の潮解液滴下孔22
bが底部に形成された内部容器22と、透湿非透水性膜
4で覆われた通気孔5aを有し、上記内部容器22と一
体に形成され、この内部容器22の上記開口部22aを
薄肉のヒンジ部5bを介して閉塞自在な内部容器蓋5
と、上方が開口され上記内部容器22を上側の収納部2
3aに収納するとともに、この内部容器22から滴下さ
れる潮解液を下側の貯溜部23bに貯溜する容器本体2
3とから主に構成されている。
【0066】上記内部容器22外側表面の上記開口部2
2a側から下方に向けて延出され、上記容器本体23上
縁部側の外側表面に形成されたねじ部23cと螺合する
係合部22cが形成されており、この係合部22cに上
記内部容器蓋5と連結される上記ヒンジ部5bが形成さ
れている。
2a側から下方に向けて延出され、上記容器本体23上
縁部側の外側表面に形成されたねじ部23cと螺合する
係合部22cが形成されており、この係合部22cに上
記内部容器蓋5と連結される上記ヒンジ部5bが形成さ
れている。
【0067】また、前記第一実施例と同様に、上記内部
容器22外側表面の上方には、上記内部容器蓋5の凹部
5cと嵌合自在な凸部22eが形成されており、上記凹
部5cと上記凸部22eとを嵌合させることにより、上
記内部容器蓋5が確実に上記内部容器22の開口部22
aを閉塞できるようになっている。
容器22外側表面の上方には、上記内部容器蓋5の凹部
5cと嵌合自在な凸部22eが形成されており、上記凹
部5cと上記凸部22eとを嵌合させることにより、上
記内部容器蓋5が確実に上記内部容器22の開口部22
aを閉塞できるようになっている。
【0068】さらに、上記内部容器22は、上側が拡径
されたテーパ状に形成され、この内部容器22を上記容
器本体23の収納部23aに収納した状態で、上記内部
容器22外側表面と上記容器本体23内側表面との間に
所定の隙間が形成されるようになっている。
されたテーパ状に形成され、この内部容器22を上記容
器本体23の収納部23aに収納した状態で、上記内部
容器22外側表面と上記容器本体23内側表面との間に
所定の隙間が形成されるようになっている。
【0069】また、上記潮解液滴下孔22bは、上記顆
粒状の潮解性吸湿剤3が、十分吸湿して潮解し小さくな
り、ほぼ吸湿作用を果たすまで下側への落下を防止する
とともに、上記潮解性吸湿剤3からの潮解液を下側にス
ムーズに滴下させる大きさに形成されている。
粒状の潮解性吸湿剤3が、十分吸湿して潮解し小さくな
り、ほぼ吸湿作用を果たすまで下側への落下を防止する
とともに、上記潮解性吸湿剤3からの潮解液を下側にス
ムーズに滴下させる大きさに形成されている。
【0070】一方、上記容器本体23は、下側が膨出し
た形状に形成され、また、上縁部から、上記内部容器2
2の上記係合部22cと螺合する上記ねじ部23cの中
途部にかけて、切り欠き状の潮解液排出口24が形成さ
れている。
た形状に形成され、また、上縁部から、上記内部容器2
2の上記係合部22cと螺合する上記ねじ部23cの中
途部にかけて、切り欠き状の潮解液排出口24が形成さ
れている。
【0071】従って、上記内部容器の係合部22cを、
この容器本体23のねじ部23cに螺合し、上記内部容
器22を上記容器本体23に収容し固定した際には、こ
の容器本体23の上記潮解液排出口24が上記内部容器
22の係合部22cにて確実に閉塞され、また、上記内
部容器22を、上方に移動させた際には、上記潮解液排
出口24の下側が開口し、上記容器本体23の上記貯溜
部23bと上記容器本体23外とが連通され、上記貯溜
部23bに貯溜された潮解液が上記容器本体23外に排
出可能な状態となる。
この容器本体23のねじ部23cに螺合し、上記内部容
器22を上記容器本体23に収容し固定した際には、こ
の容器本体23の上記潮解液排出口24が上記内部容器
22の係合部22cにて確実に閉塞され、また、上記内
部容器22を、上方に移動させた際には、上記潮解液排
出口24の下側が開口し、上記容器本体23の上記貯溜
部23bと上記容器本体23外とが連通され、上記貯溜
部23bに貯溜された潮解液が上記容器本体23外に排
出可能な状態となる。
【0072】この第四実施例のように除湿容器を構成し
ても、前記第一実施例と略同様の効果が得られる。
ても、前記第一実施例と略同様の効果が得られる。
【0073】尚、切り欠き状の潮解液排出口24は、一
つに限ることなく2つ以上設けても良い。
つに限ることなく2つ以上設けても良い。
【0074】また、潮解液排出口の形状は、上述のよう
な切り欠き形状のものに限ること無く、例えば、楕円形
の孔、あるいは、円形の孔等を容器本体の上縁部側に形
成しても良い。
な切り欠き形状のものに限ること無く、例えば、楕円形
の孔、あるいは、円形の孔等を容器本体の上縁部側に形
成しても良い。
【0075】さらに、この第四実施例においても、前記
第一実施例と同様に、潮解液排出口24の位置を使用者
に容易に知らせるため、容器本体23の外側に、潮解液
排出口24の目印を設けても良い。
第一実施例と同様に、潮解液排出口24の位置を使用者
に容易に知らせるため、容器本体23の外側に、潮解液
排出口24の目印を設けても良い。
【0076】次に、図10は本発明の第五実施例による
除湿容器の説明図である。尚、この第五実施例は、内部
容器を所定量回転移動した際、容器本体の収納部側部が
開口し容器本体の貯溜部と容器本体外とを連通する潮解
液排出口を内部容器と容器本体の両方に設けたもので、
他の部分は前記第一実施例と同様である。
除湿容器の説明図である。尚、この第五実施例は、内部
容器を所定量回転移動した際、容器本体の収納部側部が
開口し容器本体の貯溜部と容器本体外とを連通する潮解
液排出口を内部容器と容器本体の両方に設けたもので、
他の部分は前記第一実施例と同様である。
【0077】図10において、符号27は除湿容器を示
し、この除湿容器27は、上方に空気取入口と潮解性吸
湿剤3の補充口とを兼用する開口部30aが形成され、
顆粒状の潮解性吸湿剤3が収容され、この潮解性吸湿剤
3の潮解液を滴下させるスリット状の潮解液滴下孔30
bが底部に形成された内部容器30と、前記第二実施例
で示した内部容器蓋12と、上方が開口され上記内部容
器30を上側の収納部28aに収納するとともに、上記
内部容器30から滴下される潮解液を下側の貯溜部28
bに貯溜する容器本体28とから主に構成されている。
し、この除湿容器27は、上方に空気取入口と潮解性吸
湿剤3の補充口とを兼用する開口部30aが形成され、
顆粒状の潮解性吸湿剤3が収容され、この潮解性吸湿剤
3の潮解液を滴下させるスリット状の潮解液滴下孔30
bが底部に形成された内部容器30と、前記第二実施例
で示した内部容器蓋12と、上方が開口され上記内部容
器30を上側の収納部28aに収納するとともに、上記
内部容器30から滴下される潮解液を下側の貯溜部28
bに貯溜する容器本体28とから主に構成されている。
【0078】上記内部容器30は、上記容器本体28の
収納部28aに回転自在に嵌装されるようになってお
り、外側表面にはねじ部等は設けられていない。また、
上記内部容器30外側表面の略上側から底面にかけて、
上下に略縦溝状の潮解液排出口31が略等間隔に4か所
形成されている。
収納部28aに回転自在に嵌装されるようになってお
り、外側表面にはねじ部等は設けられていない。また、
上記内部容器30外側表面の略上側から底面にかけて、
上下に略縦溝状の潮解液排出口31が略等間隔に4か所
形成されている。
【0079】一方、上記容器本体28は、下側が膨出し
た形状に形成されており、上記容器本体28の上記収納
部28a側部上側には、略円形状の潮解液排出口29が
設けられている。
た形状に形成されており、上記容器本体28の上記収納
部28a側部上側には、略円形状の潮解液排出口29が
設けられている。
【0080】従って、上記容器本体28の収容部28a
に、上記内部容器30を収容し固定した際には、この内
部容器30に形成されている潮解液排出口31は、上記
容器本体28の収容部28a壁面により閉塞され、ま
た、上記容器本体28に形成されている潮解液排出口2
9は、上記内部容器30により閉塞される。
に、上記内部容器30を収容し固定した際には、この内
部容器30に形成されている潮解液排出口31は、上記
容器本体28の収容部28a壁面により閉塞され、ま
た、上記容器本体28に形成されている潮解液排出口2
9は、上記内部容器30により閉塞される。
【0081】そして、上記内部容器30を所定量回転移
動させ、上記内部容器30の上記潮解液排出口31と上
記容器本体28の上記潮解液排出口29とを一致させる
と、上記容器本体28の上記貯溜部28bと上記容器本
体28外とが連通され、上記貯溜部28bに貯溜された
潮解液が上記容器本体28外に排出可能な状態となる。
動させ、上記内部容器30の上記潮解液排出口31と上
記容器本体28の上記潮解液排出口29とを一致させる
と、上記容器本体28の上記貯溜部28bと上記容器本
体28外とが連通され、上記貯溜部28bに貯溜された
潮解液が上記容器本体28外に排出可能な状態となる。
【0082】この第五実施例のように除湿容器を構成し
ても、前記第一実施例と略同様の効果が得られる。ま
た、内部容器30を回転移動して、内部容器30の潮解
液排出口31と容器本体28の潮解液排出口29とを一
致させるようになっているので、潮解液排出の作業性を
一層向上させることが可能となる。
ても、前記第一実施例と略同様の効果が得られる。ま
た、内部容器30を回転移動して、内部容器30の潮解
液排出口31と容器本体28の潮解液排出口29とを一
致させるようになっているので、潮解液排出の作業性を
一層向上させることが可能となる。
【0083】また、この第五実施例においても、内部容
器と容器本体とをねじ部により螺合するように形成して
も、同様の効果を得ることができる。同様に、上述の各
実施例においても、容器本体の収納部に対し内部容器
が、各実施例で説明したように移動・固定可能であれ
ば、螺合に限ることなく、本第五実施例のように、内部
容器を容器本体に嵌装し収納するようにしても良い。
器と容器本体とをねじ部により螺合するように形成して
も、同様の効果を得ることができる。同様に、上述の各
実施例においても、容器本体の収納部に対し内部容器
が、各実施例で説明したように移動・固定可能であれ
ば、螺合に限ることなく、本第五実施例のように、内部
容器を容器本体に嵌装し収納するようにしても良い。
【0084】尚、内部容器に形成する潮解液排出口と容
器本体に形成する潮解液排出口の数は同数に限るもので
はない。
器本体に形成する潮解液排出口の数は同数に限るもので
はない。
【0085】また、容器本体の潮解液排出口の形状は、
上述のような円形状のものに限ること無く、例えば、楕
円形の孔等を容器本体の上縁部側に形成しても良い。
上述のような円形状のものに限ること無く、例えば、楕
円形の孔等を容器本体の上縁部側に形成しても良い。
【0086】さらに、内部容器に形成されている潮解液
排出口の位置と容器本体に形成されている潮解液排出口
の位置を、容易に使用者に知らせるため、内部容器と容
器本体との双方に潮解液排出口の位置を知らせる目印を
設けておけば、内部容器と容器本体の潮解液排出口を一
致させる作業性が一層向上する。
排出口の位置と容器本体に形成されている潮解液排出口
の位置を、容易に使用者に知らせるため、内部容器と容
器本体との双方に潮解液排出口の位置を知らせる目印を
設けておけば、内部容器と容器本体の潮解液排出口を一
致させる作業性が一層向上する。
【0087】また、内部容器が容器本体の収納部の正規
の位置に確実に係止されるように、内部容器の上側表面
に、突起部あるいはフランジ状のガイド手段を形成する
ようにしても良い。
の位置に確実に係止されるように、内部容器の上側表面
に、突起部あるいはフランジ状のガイド手段を形成する
ようにしても良い。
【0088】次に、図11は本発明の第六実施例による
除湿容器の説明図である。尚、この第六実施例は、内部
容器の底面形状を、潮解性吸湿剤と空気との接触面積が
大きくなるように形成したもので、他の部分は前記第一
実施例と同様である。
除湿容器の説明図である。尚、この第六実施例は、内部
容器の底面形状を、潮解性吸湿剤と空気との接触面積が
大きくなるように形成したもので、他の部分は前記第一
実施例と同様である。
【0089】図11において、符号32は除湿容器を示
し、この除湿容器32の内部容器33底面の略中央に
は、スリット34aを有する多段状突起部34が形成さ
れており、除湿する際、内部容器蓋5の通気孔5aおよ
び透湿非透水性膜4を通過した水分を含んだ空気は、ま
ず潮解性吸湿剤3の上側表面部と接触し吸湿される。
し、この除湿容器32の内部容器33底面の略中央に
は、スリット34aを有する多段状突起部34が形成さ
れており、除湿する際、内部容器蓋5の通気孔5aおよ
び透湿非透水性膜4を通過した水分を含んだ空気は、ま
ず潮解性吸湿剤3の上側表面部と接触し吸湿される。
【0090】そして、水分を含んだ空気は、さらに潮解
性吸湿剤3中で除湿されながら、水分を含んだ空気の一
部が、上記多段状突起部34のスリット34aを経て容
器本体6と内部容器33との間に侵入し、下方から上記
潮解性吸湿剤3の下側の表面部に接触し吸湿される。
性吸湿剤3中で除湿されながら、水分を含んだ空気の一
部が、上記多段状突起部34のスリット34aを経て容
器本体6と内部容器33との間に侵入し、下方から上記
潮解性吸湿剤3の下側の表面部に接触し吸湿される。
【0091】上記潮解性吸湿剤3は空気中の水分を吸湿
して潮解し、潮解液3aとなり上記多段状突起部34の
スリット34aおよび上記内部容器33の潮解液滴下孔
2bから滴下され、上記容器本体6の貯溜部6bに貯溜
される。すなわち、上記多段状突起部34のスリット3
4aは、廃液口および水分を含んだ空気の通気口として
の役割を果たすようになっている。
して潮解し、潮解液3aとなり上記多段状突起部34の
スリット34aおよび上記内部容器33の潮解液滴下孔
2bから滴下され、上記容器本体6の貯溜部6bに貯溜
される。すなわち、上記多段状突起部34のスリット3
4aは、廃液口および水分を含んだ空気の通気口として
の役割を果たすようになっている。
【0092】この第六実施例のように、内部容器33の
略中央に、スリット34aを有する多段状突起部34を
形成することにより、水分を含んだ空気と潮解性吸湿剤
3との接触面積を広くすることができ、効果的に除湿す
ることが可能となる。
略中央に、スリット34aを有する多段状突起部34を
形成することにより、水分を含んだ空気と潮解性吸湿剤
3との接触面積を広くすることができ、効果的に除湿す
ることが可能となる。
【0093】また、たとえ上記潮解性吸湿剤3にブロッ
キング現象が生じても、多段状突起部34のスリット3
4aから容器本体6の奥まで空気が侵入でき、上記潮解
性吸湿剤3と接触可能であるので、上記潮解性吸湿剤3
と空気との接触面積を常に大きく保つことが可能であ
る。
キング現象が生じても、多段状突起部34のスリット3
4aから容器本体6の奥まで空気が侵入でき、上記潮解
性吸湿剤3と接触可能であるので、上記潮解性吸湿剤3
と空気との接触面積を常に大きく保つことが可能であ
る。
【0094】さらに、この第六実施例は、前記第二〜第
五実施例で示した内部容器に適用するようにしても良
い。
五実施例で示した内部容器に適用するようにしても良
い。
【0095】次に、図12は本発明の第七実施例による
除湿容器の説明図である。尚、この第七実施例は、内部
容器に収容される潮解性吸湿剤を、予め潮解液を透過可
能な薄膜で、予め所定量づつ包まれた状態でセットする
ようにしたもので、他の部分は前記第一実施例と同様で
ある。
除湿容器の説明図である。尚、この第七実施例は、内部
容器に収容される潮解性吸湿剤を、予め潮解液を透過可
能な薄膜で、予め所定量づつ包まれた状態でセットする
ようにしたもので、他の部分は前記第一実施例と同様で
ある。
【0096】図12において、符号37は潮解性吸湿剤
を示し、この潮解性吸湿剤37は、原形、顆粒状の塩化
カルシウム,塩化マグネシウムあるいは塩化カルシウム
と塩化マグネシウムの混合物等の潮解性吸湿剤が、予め
所定量づつ、ろ紙、和紙、布、不織布等の潮解液を透過
可能な薄膜で包まれ形成されている。
を示し、この潮解性吸湿剤37は、原形、顆粒状の塩化
カルシウム,塩化マグネシウムあるいは塩化カルシウム
と塩化マグネシウムの混合物等の潮解性吸湿剤が、予め
所定量づつ、ろ紙、和紙、布、不織布等の潮解液を透過
可能な薄膜で包まれ形成されている。
【0097】このように、補充する潮解性吸湿剤を予め
潮解液を透過可能な薄膜で、予め所定量づつ包まれた状
態でセットするようにすれば、前記第一実施例での効果
に加え、潮解性吸湿剤を補充する際に、より手軽に行う
ことができる。
潮解液を透過可能な薄膜で、予め所定量づつ包まれた状
態でセットするようにすれば、前記第一実施例での効果
に加え、潮解性吸湿剤を補充する際に、より手軽に行う
ことができる。
【0098】尚、この第七実施例は、前記第二〜第五実
施例で示した内部容器に適用することもできる。
施例で示した内部容器に適用することもできる。
【0099】次に、図13は内部容器と内部容器蓋とを
別体に形成した除湿容器の説明図で、この図13に示す
ように、本発明の除湿容器の内部容器と内部容器蓋とが
一体ではなく別体に形成されていても良い。すなわち、
図13は前記第一実施例において、内部容器2と、薄肉
のヒンジ部を介して一体に形成された内部容器蓋5と
を、それぞれ別体に形成したものである。尚、この変形
例は、前記第一実施例に限ることなく他の実施例におい
ても適用可能である。
別体に形成した除湿容器の説明図で、この図13に示す
ように、本発明の除湿容器の内部容器と内部容器蓋とが
一体ではなく別体に形成されていても良い。すなわち、
図13は前記第一実施例において、内部容器2と、薄肉
のヒンジ部を介して一体に形成された内部容器蓋5と
を、それぞれ別体に形成したものである。尚、この変形
例は、前記第一実施例に限ることなく他の実施例におい
ても適用可能である。
【0100】次いで、図14は多孔質材で形成した内部
容器蓋の説明図で、この図14に示すように、除湿容器
の内部容器蓋を、通気性を有し液体(潮解液)を通さな
い微小な孔が多く設けられた多孔質材で形成しても良
い。すなわち、符号40は除湿容器の内部容器蓋を示
し、この内部容器蓋40は通気性を有し液体(潮解液)
を通さない微小な孔が多く設けられた多孔質材で形成さ
れ、その強度も、繰り返し開閉等に充分耐えられるよう
に形成されている。
容器蓋の説明図で、この図14に示すように、除湿容器
の内部容器蓋を、通気性を有し液体(潮解液)を通さな
い微小な孔が多く設けられた多孔質材で形成しても良
い。すなわち、符号40は除湿容器の内部容器蓋を示
し、この内部容器蓋40は通気性を有し液体(潮解液)
を通さない微小な孔が多く設けられた多孔質材で形成さ
れ、その強度も、繰り返し開閉等に充分耐えられるよう
に形成されている。
【0101】このように除湿容器の内部容器蓋を多孔質
材で形成するようにすれば、内部容器蓋に透湿非透水性
膜を設ける必要がなくなり、部品点数の削減、容器組み
立て工程の簡素化を図ることができる。
材で形成するようにすれば、内部容器蓋に透湿非透水性
膜を設ける必要がなくなり、部品点数の削減、容器組み
立て工程の簡素化を図ることができる。
【0102】次に、図15は透湿非透水性樹脂素材で形
成した内部容器蓋の説明図で、この図15に示すよう
に、除湿容器の内部容器蓋を、透湿非透水性樹脂素材で
形成しても良い。すなわち、符号43は除湿容器の内部
容器蓋を示し、この内部容器蓋43は通気性を有し液体
(潮解液)を通さない透湿非透水性樹脂素材で形成さ
れ、その強度も、繰り返し開閉等に充分耐えられるよう
に形成されている。
成した内部容器蓋の説明図で、この図15に示すよう
に、除湿容器の内部容器蓋を、透湿非透水性樹脂素材で
形成しても良い。すなわち、符号43は除湿容器の内部
容器蓋を示し、この内部容器蓋43は通気性を有し液体
(潮解液)を通さない透湿非透水性樹脂素材で形成さ
れ、その強度も、繰り返し開閉等に充分耐えられるよう
に形成されている。
【0103】このように除湿容器の内部容器蓋を透湿非
透水性樹脂素材で形成するようにすれば、内部容器蓋に
透湿非透水性膜を設ける必要がなくなり、部品点数の削
減、容器組み立て工程の簡素化を図ることができる。
透水性樹脂素材で形成するようにすれば、内部容器蓋に
透湿非透水性膜を設ける必要がなくなり、部品点数の削
減、容器組み立て工程の簡素化を図ることができる。
【0104】尚、容器本体は、通気性を有し液体(潮解
液)を通さない微小な孔が多く設けられた多孔質材、あ
るいは、透湿非透水性樹脂素材で形成するようにしても
良い。
液)を通さない微小な孔が多く設けられた多孔質材、あ
るいは、透湿非透水性樹脂素材で形成するようにしても
良い。
【0105】[付記] (1)空気取入口を兼ねた潮解性吸湿剤の補充口を上方
に形成し潮解性吸湿剤を収容して底部に形成した潮解液
滴下孔から潮解液を滴下する内部容器と、透湿非透水性
構造を有し上記内部容器の上記補充口を閉塞自在な内部
容器蓋と、上記内部容器を移動自在に収納する上部側に
設けた収納部と上記内部容器からの潮解液を貯溜する上
記収納部下方に設けた貯溜部とを備える容器本体と、上
記内部容器を所定量移動した際、上記容器本体の潮解液
の上記貯溜部と上記容器本体外とを連通する潮解液排出
口を上記内部容器と上記容器本体の少なくとも一方に設
けた除湿容器において、上記内部容器の上記補充口近傍
に前記潮解液排出口を閉塞する閉塞部を設けた除湿容
器。上記除湿容器では、上記内部容器内に新たに潮解性
吸湿剤を補充する際、まず、上記容器本体の収納部に移
動自在に収納されている上記内部容器を所定量移動させ
る。すると、上記補充口近傍に設けられている上記閉塞
部も上記内部容器の移動に伴い移動させられ、上記内部
容器と上記容器本体の少なくとも一方に設けられている
潮解液排出口が上記容器本体の潮解液の上記貯溜部と上
記容器本体外とが閉塞した状態から連通した状態とな
り、この潮解液排出口から潮解液を排出する。潮解液の
排出が終了した後、上記内部容器を、上記容器本体の上
記収納部の元の位置に再び戻すと上記閉塞部も上記潮解
液排出口を塞いだ状態となる。そして、上記内部容器蓋
を開け、上記内部容器内に所定量の潮解性吸湿剤を補充
し上記内部容器蓋を閉じる。このように、内部容器に設
けられた閉塞部により、潮解液排出口の閉塞が確実かつ
容易に行われる。
に形成し潮解性吸湿剤を収容して底部に形成した潮解液
滴下孔から潮解液を滴下する内部容器と、透湿非透水性
構造を有し上記内部容器の上記補充口を閉塞自在な内部
容器蓋と、上記内部容器を移動自在に収納する上部側に
設けた収納部と上記内部容器からの潮解液を貯溜する上
記収納部下方に設けた貯溜部とを備える容器本体と、上
記内部容器を所定量移動した際、上記容器本体の潮解液
の上記貯溜部と上記容器本体外とを連通する潮解液排出
口を上記内部容器と上記容器本体の少なくとも一方に設
けた除湿容器において、上記内部容器の上記補充口近傍
に前記潮解液排出口を閉塞する閉塞部を設けた除湿容
器。上記除湿容器では、上記内部容器内に新たに潮解性
吸湿剤を補充する際、まず、上記容器本体の収納部に移
動自在に収納されている上記内部容器を所定量移動させ
る。すると、上記補充口近傍に設けられている上記閉塞
部も上記内部容器の移動に伴い移動させられ、上記内部
容器と上記容器本体の少なくとも一方に設けられている
潮解液排出口が上記容器本体の潮解液の上記貯溜部と上
記容器本体外とが閉塞した状態から連通した状態とな
り、この潮解液排出口から潮解液を排出する。潮解液の
排出が終了した後、上記内部容器を、上記容器本体の上
記収納部の元の位置に再び戻すと上記閉塞部も上記潮解
液排出口を塞いだ状態となる。そして、上記内部容器蓋
を開け、上記内部容器内に所定量の潮解性吸湿剤を補充
し上記内部容器蓋を閉じる。このように、内部容器に設
けられた閉塞部により、潮解液排出口の閉塞が確実かつ
容易に行われる。
【0106】(2)前記内部容器と前記内部容器蓋とを
連結部を介し一体に形成した付記1に記載の除湿容器。
上記除湿容器は、潮解性吸湿剤を新たに補充する際、前
記内部容器と一体の前記内部容器蓋を開閉して行われ、
常に、この除湿容器を一体として取り扱うことができる
ので部品の紛失を防止でき、また、部品点数も削減でき
コストダウンを図ることが可能となる。
連結部を介し一体に形成した付記1に記載の除湿容器。
上記除湿容器は、潮解性吸湿剤を新たに補充する際、前
記内部容器と一体の前記内部容器蓋を開閉して行われ、
常に、この除湿容器を一体として取り扱うことができる
ので部品の紛失を防止でき、また、部品点数も削減でき
コストダウンを図ることが可能となる。
【0107】(3)前記連結部を介し一体の前記内部容
器と前記内部容器蓋を射出成型により形成した付記2に
記載の除湿容器。
器と前記内部容器蓋を射出成型により形成した付記2に
記載の除湿容器。
【0108】(4)前記内部容器蓋を通気孔を有する蓋
体とこの通気孔を覆う透湿防水性膜体とで形成した付記
1に記載の除湿容器。この除湿容器では、例え、除湿容
器が転倒するようなことがあっても、潮解液の流出が透
湿防水性膜体によって防止できる。
体とこの通気孔を覆う透湿防水性膜体とで形成した付記
1に記載の除湿容器。この除湿容器では、例え、除湿容
器が転倒するようなことがあっても、潮解液の流出が透
湿防水性膜体によって防止できる。
【0109】(5)前記内部容器蓋を通気自在で非透水
性の微小な孔を複数設け形成した付記1に記載の除湿容
器。この除湿容器では、上記付記4の効果に加え、部品
点数を削減することができる。
性の微小な孔を複数設け形成した付記1に記載の除湿容
器。この除湿容器では、上記付記4の効果に加え、部品
点数を削減することができる。
【0110】(6)前記内部容器蓋を透湿非透水性樹脂
で形成した付記1に記載の除湿容器。この除湿容器で
も、上記付記5と同様の効果を得ることができる。
で形成した付記1に記載の除湿容器。この除湿容器で
も、上記付記5と同様の効果を得ることができる。
【0111】(7)前記内部容器の底面にスリットを有
する突起部を形成した付記1に記載の除湿容器。この除
湿容器では、除湿の際、水分を含んだ空気と潮解性吸湿
剤との接触面積を広くすることができ、効果的に除湿す
ることが可能となる。また、たとえ潮解性吸湿剤にブロ
ッキング現象が生じても、突起部のスリットから容器本
体の奥まで空気が侵入でき、潮解性吸湿剤と接触可能で
あるので、潮解性吸湿剤と空気との接触面積を常に大き
く保つことが可能となる。
する突起部を形成した付記1に記載の除湿容器。この除
湿容器では、除湿の際、水分を含んだ空気と潮解性吸湿
剤との接触面積を広くすることができ、効果的に除湿す
ることが可能となる。また、たとえ潮解性吸湿剤にブロ
ッキング現象が生じても、突起部のスリットから容器本
体の奥まで空気が侵入でき、潮解性吸湿剤と接触可能で
あるので、潮解性吸湿剤と空気との接触面積を常に大き
く保つことが可能となる。
【0112】(8)前記内部容器に収納する前記潮解性
吸湿剤を予め通気性で透水性を有する包袋に充填した付
記1に記載の除湿容器。この除湿容器では、潮解性吸湿
剤を補充する際、容易に行うことができる。
吸湿剤を予め通気性で透水性を有する包袋に充填した付
記1に記載の除湿容器。この除湿容器では、潮解性吸湿
剤を補充する際、容易に行うことができる。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、小
型化が可能であり、簡単な構造で、部品点数の低減から
のコスト低減および製造工程からのコスト低減も図るこ
とができ、また、潮解性吸湿剤の補充も容易に行うこと
が可能で、潮解液の排出も容易且つスムーズに行うこと
ができ、潮解性吸湿剤を補充するだけで何度でも使用す
ることができる。
型化が可能であり、簡単な構造で、部品点数の低減から
のコスト低減および製造工程からのコスト低減も図るこ
とができ、また、潮解性吸湿剤の補充も容易に行うこと
が可能で、潮解液の排出も容易且つスムーズに行うこと
ができ、潮解性吸湿剤を補充するだけで何度でも使用す
ることができる。
【図1】本発明の第一実施例による除湿容器の構成を示
す図2のA−A線断面図
す図2のA−A線断面図
【図2】本発明の第一実施例による除湿容器の平面図
【図3】本発明の第一実施例による潮解液を排出する際
の除湿容器の外観説明図
の除湿容器の外観説明図
【図4】本発明の第一実施例による除湿容器の構成部品
を示す断面説明図
を示す断面説明図
【図5】本発明の第一実施例による内部容器の構造説明
図
図
【図6】本発明の第二実施例による内部容器の説明図
【図7】本発明の第三実施例による除湿容器の構成部品
を示す断面説明図
を示す断面説明図
【図8】本発明の第三実施例による容器本体の平面図
【図9】本発明の第四実施例による除湿容器の説明図
【図10】本発明の第五実施例による除湿容器の説明図
【図11】本発明の第六実施例による除湿容器の説明図
【図12】本発明の第七実施例による除湿容器の説明図
【図13】内部容器と内部容器蓋とを別体に形成した除
湿容器の説明図
湿容器の説明図
【図14】多孔質材で形成した内部容器蓋の説明図
【図15】透湿非透水性樹脂素材で形成した内部容器蓋
の説明図
の説明図
1 除湿容器 2 内部容器 2a 開口部 2b 潮解液滴下孔 2c フランジ部 2d ねじ部 2e 凸部 3 潮解性吸湿剤 3a 潮解液 4 透湿非透水性膜 5 内部容器蓋 5a 通気孔 5c 凹部 6 容器本体 6a 収納部 6b 貯溜部 6c ねじ部 7 潮解液排出口
Claims (3)
- 【請求項1】 空気取入口を兼ねた潮解性吸湿剤の補充
口を上方に形成し潮解性吸湿剤を収容して底部に形成し
た潮解液滴下孔から潮解液を滴下する内部容器と、透湿
非透水性構造を有し上記内部容器の上記補充口を閉塞自
在な内部容器蓋と、上記内部容器を移動自在に収納する
上部側に設けた収納部と上記内部容器からの潮解液を貯
溜する上記収納部下方に設けた貯溜部とを備える容器本
体と、上記内部容器を所定量移動した際、上記容器本体
の潮解液の上記貯溜部と上記容器本体外とを連通する潮
解液排出口を上記内部容器と上記容器本体の少なくとも
一方に設けたことを特徴とする除湿容器。 - 【請求項2】 空気取入口を兼ねた潮解性吸湿剤の補充
口を上方に形成し潮解性吸湿剤を収容して底部に形成し
た潮解液滴下孔から潮解液を滴下する内部容器と、透湿
非透水性構造を有し上記内部容器の上記補充口を閉塞自
在な内部容器蓋と、上記内部容器を移動自在に収納する
上部側に設けた収納部と上記内部容器からの潮解液を貯
溜する上記収納部下方に設けた貯溜部とを備える容器本
体と、上記内部容器を上方に所定量移動した際、上記容
器本体の上縁部近傍が開口し上記容器本体の上記貯溜部
と上記容器本体外とを連通する潮解液排出口を上記内部
容器と上記容器本体の少なくとも一方に設けたことを特
徴とする除湿容器。 - 【請求項3】 空気取入口を兼ねた潮解性吸湿剤の補充
口を上方に形成し潮解性吸湿剤を収容して底部に形成し
た潮解液滴下孔から潮解液を滴下する内部容器と、透湿
非透水性構造を有し上記内部容器の上記補充口を閉塞自
在な内部容器蓋と、上記内部容器を移動自在に収納する
上部側に設けた収納部と上記内部容器からの潮解液を貯
溜する上記収納部下方に設けた貯溜部とを備える容器本
体と、上記内部容器を所定量回転移動させた際、上記容
器本体の上記収納部側部が開口し上記容器本体の上記貯
溜部と上記容器本体外とを連通する潮解液排出口を上記
内部容器と上記容器本体の少なくとも一方に設けたこと
を特徴とする除湿容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6127632A JP2800680B2 (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 除湿容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6127632A JP2800680B2 (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 除湿容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07328371A true JPH07328371A (ja) | 1995-12-19 |
JP2800680B2 JP2800680B2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=14964902
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6127632A Expired - Lifetime JP2800680B2 (ja) | 1994-06-09 | 1994-06-09 | 除湿容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2800680B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1328448A1 (en) | 2000-10-05 | 2003-07-23 | Thomas Johansson | Apparatus for moisture absorption |
WO2003092864A1 (en) * | 2002-05-04 | 2003-11-13 | Reckitt Benckiser (Uk) Limited | Dehumidifying device |
FR2857275A1 (fr) * | 2003-07-07 | 2005-01-14 | Henkel France | Dispositif d'absorption d'humidite |
EP2583739A1 (en) * | 2011-10-20 | 2013-04-24 | Zyxtudio diseño e innovación SL | Moisture-absorbing device |
-
1994
- 1994-06-09 JP JP6127632A patent/JP2800680B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1328448A1 (en) | 2000-10-05 | 2003-07-23 | Thomas Johansson | Apparatus for moisture absorption |
WO2003092864A1 (en) * | 2002-05-04 | 2003-11-13 | Reckitt Benckiser (Uk) Limited | Dehumidifying device |
US7323035B2 (en) | 2002-05-04 | 2008-01-29 | Reckitt Benckiser (Uk) Limited | Dehumidifying device |
KR100949052B1 (ko) * | 2002-05-04 | 2010-03-25 | 레킷트 뱅키저 (유케이) 리미티드 | 제습 장치 |
FR2857275A1 (fr) * | 2003-07-07 | 2005-01-14 | Henkel France | Dispositif d'absorption d'humidite |
WO2005005024A1 (en) * | 2003-07-07 | 2005-01-20 | Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien | Humidity absorbing device |
EP2583739A1 (en) * | 2011-10-20 | 2013-04-24 | Zyxtudio diseño e innovación SL | Moisture-absorbing device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2800680B2 (ja) | 1998-09-21 |
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