JPH0732808A - 椅子用キャスター - Google Patents

椅子用キャスター

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JPH0732808A
JPH0732808A JP20298293A JP20298293A JPH0732808A JP H0732808 A JPH0732808 A JP H0732808A JP 20298293 A JP20298293 A JP 20298293A JP 20298293 A JP20298293 A JP 20298293A JP H0732808 A JPH0732808 A JP H0732808A
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JP
Japan
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caster
rolling portion
housing
rolling
fork
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JP20298293A
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Kunio Sakurai
邦雄 桜井
Motoaki Sugiyama
元章 杉山
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SAKURAI KANAGU SEISAKUSHO KK
Original Assignee
SAKURAI KANAGU SEISAKUSHO KK
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C7/00Parts, details, or accessories of chairs or stools
    • A47C7/002Chair or stool bases
    • A47C7/006Chair or stool bases with castors

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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 椅子、スツール等の脚部に取り付けられるキ
ャスターのうち、特に荷重なしのときにキャスターとし
て働き、荷重ありのときには車輪を含む転がり部が作用
位置から退却してキャスターとして働かないような構造
を有するものにおいて、転がり部と筐体とのスライド案
内がスムーズであり、なお且つ組み立てが容易である、
新規なキャスターを提供する。 【構成】 本発明の椅子用キャスター1は、車輪33を
具えた転がり部3が、スプリング5を介して筐体2内に
設置され、この転がり部3が案内リブ21にガイドされ
て上下に摺動し、この転がり部3を構成する支持枠31
は、車輪33のフォーク部36と天板部37とを具えて
成り、一方、筐体2の内側面には、フォーク部36側面
を両側から挟むように臨む案内リブ21が設けられてお
り、このフォーク部36と、この案内リブ部21とが互
いに面接触することを特徴として成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明は、椅子等の脚部に取り付
けられるキャスターの構造に係るものである。
【0002】
【発明の背景】従来、椅子、スツール等の脚部に取り付
けられるキャスターのうち、特に荷重なしのときにキャ
スターとして働き、荷重ありのときには車輪を含む転が
り部が作用位置から退却してキャスターとして働かない
ような構造を有するものにおける転がり部の構成として
は二つのタイプがある。
【0003】その第一のタイプは図7に示すように、車
軸受34を有する支持枠31の個片を二つ重ね合わせ
て、対向する二つの車軸受34に車軸32を挟み込む形
式が採られている。この転がり部3を組み立てるために
は、まず図7(a)に示す車軸受34に車軸32を嵌め
込む工程、次に図7(b)に示す車軸32に車輪33を
通す工程、そして図7(c)に示す二つの支持枠個片の
接合部に接着剤を塗布する工程、最後に図7(d)に示
すもう一方の支持枠個片を車軸32が車軸受34に嵌ま
り込むように重ね合わせる工程、という四つの工程が必
要であった。そして、これらの工程は多くは手作業で行
われ、また機械処理により自動化したとしても組立工程
の能率向上にも限界があって、更なるコストダウンの要
請には応えきれない。
【0004】更にまた、第二のタイプとして実開昭60
−127205「椅子用の嵌込式キャスター」に開示さ
れているものがある。このものは、支持枠が金属プレス
であり、このため金属プレスになじむ細工しかできず、
車輪を含む転がり部が作用位置から退却するための構
造、すなわち筐体に設けた案内溝と、これに嵌まり込む
支持枠に設けた突部との形成が限られたため、案内溝と
突部とが相互に点接触となっており、スライド案内が不
確実なものであった。加えて金属プレスによる製造手法
では、バネの収まり部の形成に関しても自由度が制限さ
れ、最良の形態がとり得ないという問題もあった。
【0005】
【開発を試みた技術的事項】本発明はこのような背景を
考慮してなされたものであって、転がり部と筐体とのス
ライド案内がスムーズであり、なお且つ組み立てが容易
である、新規なキャスターの開発を試みたものである。
【0006】
【発明の構成】
【目的達成の手段】本出願に係る椅子用キャスターは、
車輪を具えた転がり部が、スプリングを介して筐体内に
設置され、この転がり部が案内部にガイドされて上下に
摺動する椅子用キャスターにおいて、この転がり部を構
成する支持枠は、車輪のフォーク部と天板部とを具えて
なり、一方、筐体の内側面には、フォーク部側面を両側
から挟むように臨む案内リブが設けられており、このフ
ォーク部と、この案内リブ部とが互いに面接触すること
を特徴として成り、もって前記目的を達成しようという
ものである。
【0007】
【発明の作用】本発明の作用を、まず使用時においてみ
ると、転がり部を構成するフォーク部と、筐体の内側面
に設けられた案内リブ部とが互いに面接触するため、ス
ライド案内が円滑に行われる。またキャスターの転がり
部についてみると、この転がり部を構成する支持枠が一
個片により構成されているため、転がり部の組み立てを
容易に、なお且つ組立工程数を少なくすることができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明のキャスター1について、図面
に基づいて具体的に説明する。まず本発明のキャスター
1の使用例を図1に示す。このものは大別して、筐体
2、転がり部3、蓋4、スプリング5から成り、スツー
ル6の脚部61の下端に取り付けられる。
【0009】まず図1〜4に示すキャスター1における
筐体2について説明する。筐体2は箱型体であり、裏面
並びに下面が開口している。正面内側面には転がり部3
のフォーク部36と嵌合する縦すじ状の案内リブ21を
平行して二カ所に具えている。裏面には椅子との取り付
け部である鍔縁25が一例として裏面の開口部23側の
面に横板状に設けられており、この形状は後述する蓋4
に関し脚部61への取り付けにおける、このものの脱落
を防止する。この鍔縁25にはネジ穴24が数カ所設け
られている。また裏面の開口部23には係合凹部22を
具えており、蓋4に設けられた係合突起42と係合す
る。
【0010】次に図2、3に示す蓋4について説明す
る。蓋4は筐体2の裏面の開口部23を密閉するもので
あり、実質的に筐体2の一部を構成するものである。筐
体2は転がり部3の組み込み後、蓋4によって密閉さ
れ、下面のみが開口した箱型体となる。蓋4には、筐体
2の案内リブ21と対向する位置に縦すじ状の案内リブ
41が平行して二カ所に形成され、また筐体2との接触
面に係合突起42を具えている。
【0011】次に図1〜4、6に示す転がり部3につい
て説明する。転がり部3はキャスター1の主要部材であ
り、支持枠31と車軸32と車輪33とから成り、筐体
2内に組み込まれる。支持枠31は天板部37とフォー
ク部36とから成る正面T字状の部材であり、前記した
縦すじ状の案内リブ21、41の側面はフォーク部36
の側面と面接触状態で互いに摺動自在に嵌合する。また
案内リブ21、41の上端は天板部37と係止し、転が
り部3が筐体2から抜け出るのを防止する。天板部37
の上面にはスプリング5を係止するためのスプリング止
め35を具えている。このスプリング止め35は、本例
において円周溝形状を採用しているが、要はスプリング
5を係止することが目的であるので、図5に示したよう
に柱状に構成することもできる。ただしこの場合は、転
がり部3が上下にスライドした際の逃げとして、筐体2
の上面に逃げ穴を設ける必要がある。
【0012】本発明のキャスター1の諸部材は以上述べ
たような具体的な構造を有するものであり、以下説明す
るようにして組み立てられる。まず本発明の特徴的構成
の一部である転がり部3の組み立てについて説明する。
転がり部3の組立工程は図6に示すように、まず、支持
枠31に車輪33を挿入し中心を合わせる工程と、次い
で車軸32を車軸受34に挿入する工程、という極めて
容易且つわずか二工程という最小限の工数によって成す
ことができる。
【0013】次に転がり部3の筐体1への組み込みにつ
いて説明する。この組み込みにあたってはまず、転がり
部3の上面に設けたスプリング止め35にスプリング5
を係止する。次いで筐体1の内部上面にスプリング5を
押し当て、転がり部3を上方に押圧し、天板部37と案
内リブ21とを嵌合させる。
【0014】最後に筐体2の係合凹部22と蓋4の係合
突起42とを係合し筐体2の裏面開口部を密閉する、こ
の作業はまた、蓋4の案内リブ41と転がり部3とを嵌
合させることになる。また必要に応じて蓋4に接着剤を
塗布する場合もある。上記した作業によってキャスター
1の組み立ては終了するのである。
【0015】次に、使用時における説明に移る。キャス
ター1をスツール6の脚部61に取り付けるにはネジ穴
24を利用し、ネジ止めする。本例においては鍔縁25
が裏面の開口部23側の面に横板状に設けられているた
め、脚部61に取り付けることで、蓋4の脱落を防ぐこ
とができる。
【0016】脚部61に取り付けられたキャスター1
は、スツール6に荷重がかかっていない自由状態で、車
輪33はスプリング5の付勢を受けて下方に偏寄して脚
部61の下端より更に下方に突出し、スツール6を移動
自在に支持する。なおこの突出状態は、案内リブ21、
41に天板部37が係止しているのでそれ以上の抜け出
しは阻止されている。そしてスツール6に荷重がかかる
と、全体が相対的に押されてこのスプリング5が縮ん
で、車輪33は相対的に上方に偏寄して脚部61の下端
は床と接するため、キャスター1は機能を果たさなくな
る。このとき案内リブ21、41とフォーク部36とは
常に左右において面接触が確保されているから円滑なス
ライドが案内される。
【0017】
【発明の効果】本発明のキャスター1は上記のような構
成により成るものであって、これにより以下のような効
果を発揮する。本発明では、使用時においては、転がり
部3を構成するフォーク部36と、筐体2の内側面に設
けられた案内リブ部21、41とが互いに面接触するた
め、スライド案内が円滑に行われる。このため耐久性が
向上するとともに、軋みの発生を抑えることができる。
また転がり部3を構成する支持枠31が一個片により構
成されているため、転がり部3の組み立てが容易にな
り、なお且つ組立工程数を少なくすることができる。こ
のためキャスター1全体の組立工程数が削減される。ま
た支持枠31の金型が一種類となるため支持枠31の生
産性が向上する。これらの効果としてキャスター1の原
価を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャスターをスツールの脚部に取り付
けたその使用状態を示す分解斜視図並びにキャスター部
分を拡大して示す透視斜視図である。
【図2】本発明のキャスターを示す分解斜視図である。
【図3】同上蓋を取り外した状態を示す背面図並びに蓋
の背面図である。
【図4】同上底面図である。
【図5】スプリング止めの他の実施例を示す分解斜視図
である。
【図6】転がり部の組み立ての様子を示す斜視図であ
る。
【図7】従来のキャスターの組立状態を段階的に示す斜
視図である。
【符号の説明】
1 キャスター 2 筐体 3 転がり部 4 蓋 5 スプリング 6 スツール 21 案内リブ 22 係合凹部 23 開口部 24 ネジ穴 25 鍔縁 31 支持枠 32 車軸 33 車輪 34 車軸受 35 スプリング止め 36 フォーク部 37 天板部 41 案内リブ 42 係合突起 61 脚部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪を具えた転がり部が、スプリングを
    介して筐体内に設置され、この転がり部が案内部にガイ
    ドされて上下に摺動する椅子用キャスターにおいて、こ
    の転がり部を構成する支持枠は、車輪のフォーク部と天
    板部とを具えてなり、一方、筐体の内部側面には、フォ
    ーク部側面を両側から挟むように臨む案内リブが設けら
    れており、このフォーク部と、この案内リブ部とが互い
    に面接触することを特徴として成る椅子用キャスター。
JP5202982A 1993-07-23 1993-07-23 椅子用キャスター Expired - Lifetime JP2654906B2 (ja)

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JP2654906B2 JP2654906B2 (ja) 1997-09-17

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100713722B1 (ko) * 1997-10-30 2008-01-22 소니 가부시끼 가이샤 고주파 회로

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4923021U (ja) * 1972-05-31 1974-02-27
JPS53164469U (ja) * 1977-05-27 1978-12-22
JPH04108401U (ja) * 1991-03-01 1992-09-18 株式会社伊藤喜工作所 プロテクター付埋込式キヤスター

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