JPH0732787A - 綴 具 - Google Patents

綴 具

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JPH0732787A
JPH0732787A JP15666393A JP15666393A JPH0732787A JP H0732787 A JPH0732787 A JP H0732787A JP 15666393 A JP15666393 A JP 15666393A JP 15666393 A JP15666393 A JP 15666393A JP H0732787 A JPH0732787 A JP H0732787A
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rod
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Masaaki Kusaka
正昭 日下
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RIHITO RABU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 押え板2に設ける複数の挿込杆22を綴具本
体1に設ける複数の筒状綴杆13に挿込むとき、これら
筒状綴杆13に対する各挿込杆22の正確な位置合わせ
をしなくとも前記各挿込杆22の前記各筒状綴杆22へ
の挿込みができて、各挿込杆22の各筒状綴杆13に対
する挿込み作業を簡易に行えるようにする。 【構成】 複数の筒状綴杆13をもつ綴具本体1と、筒
状綴杆13に挿入する挿込杆22をもつ押え板2とから
成り、綴具本体1に係止部15をもつ立上壁12を設
け、押え板2には、係止部15に係合して押え板2の閉
止位置を維持する閉止体3を設けた綴具において、押え
板2に、挿込杆22の筒状綴杆13への挿込時、立上壁
12に接当して挿込杆22を筒状綴杆13に案内するガ
イド片4を設け、ガイド片4に立上壁12に係合して綴
具本体1に対する押え板2の位置を設定する位置規制部
5を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の筒状綴杆をもつ
綴具本体と、前記筒状綴杆に挿入する複数の挿込杆をも
った押え板とから成り、前記筒状綴杆に書類やカタログ
などの紙片を綴じ込み、この綴じ込みを前記押え板の閉
止により保持するようにした綴具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種綴具は、例えば実公平1−
21830号公報に記載され、かつ、図8で示したよう
に、ファイルの裏表紙に固定される複数の筒状綴杆A1
をもった綴具本体Aと、前記各筒状綴杆A1の挿入孔に
挿入される複数の挿込杆B1をもつ押え板Bとから成
り、前記綴具本体Aの幅方向一側に係止部A2をもった
立上壁A3を設けると共に、前記押え板Bには、前記立
上壁A3の係止部A2に係脱される係止板C1と、該係
止板C1を前記係止部A2に対し係脱操作する操作板C
2を備えた閉止体Cを取付けている。
【0003】そして、以上の綴具に紙片を綴じ込む場合
には、先ず、前記閉止体Cに設けた操作板C2の操作で
前記係止板C1の前記係止部A2に対する係合を解除す
ることにより、各挿込杆B1を各筒状綴杆A1から外方
に抜き出して前記綴具本体Aから前記押え板Bを取外
し、斯かる状態で前記綴具本体Aの筒状綴杆A1に紙片
を挿通させた後、前記押え板Bを把持して、前記各挿込
杆B1と前記筒状綴杆A1の挿入孔との位置関係をそれ
ぞれ目視により確認し、これら各挿入孔に対する前記各
挿込杆B1の位置合わせを正確に行いながら、この挿込
杆B1を前記挿入孔へと挿込み、この後前記閉止体Cの
係止板C1を前記立上壁A3の係止部A2に係合させ
て、前記押え板Bの閉止位置を維持することにより前記
紙片の綴じ込みを完了するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、以上の構成
では、前記押え板Bに設ける複数の挿込杆B1を前記本
体Aに設ける複数の筒状綴杆A1における各挿入孔に挿
込むとき、これら挿入孔に対し前記各挿込杆B1を案内
するためのガイド手段は何ら設けられていないことか
ら、前記各挿入孔に対する前記各挿込杆B1の位置を目
視により合わせる必要があるし、この位置合わせは正確
に行う必要があり、このため、前記挿込杆B1の前記筒
状綴杆A1に対する挿込作業が面倒となり、時間がかか
る問題があった。
【0005】本発明の目的は、押え板に設ける複数の挿
込杆を綴具本体に設ける複数の筒状綴杆に挿込むとき、
これら筒状綴杆に対する前記各挿込杆の正確な位置合わ
せをしなくとも前記各挿込杆の前記筒状綴杆への挿込み
ができ、従って、前記各挿込杆の前記筒状綴杆に対する
挿込作業を簡易に行うことができる綴具を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明では、複数の筒状綴杆13を
もつ綴具本体1と、前記筒状綴杆13に挿入する複数の
挿込杆22をもつ押え板2とから成り、前記綴具本体1
に係止部15をもつ立上壁12を設け、前記押え板2
に、前記係止部15に係合して前記押え板2の閉止位置
を維持する閉止体3を設けた綴具において、前記押え板
2に、前記挿込杆22の筒状綴杆13への挿込時、前記
立上壁12に接当して前記挿込杆22を筒状綴杆13に
案内するガイド片4を設け、このガイド片4に、前記立
上壁12に係合して前記綴具本体1に対する押え板2の
位置を設定する位置規制部5を設けたのである。
【0007】また、請求項2記載の発明は、前記立上壁
12に、前記押え板2における挿込杆22の挿込操作用
凹部16を設け、この挿込操作用凹部16を挟んで両側
に一対の壁部12a,12bを設けると共に、前記押え
板2には、前記挿込杆22の筒状綴杆13への挿込時、
前記壁部12a,12bに接当して前記挿込杆22を筒
状綴杆13に案内する一対のガイド片41,42を備え
たのである。
【0008】さらに、請求項3記載の発明は、前記各ガ
イド片41,42に、前記立上壁12に設けた一対の壁
部12a,12bに係合して前記綴具本体1に対する前
記押え板2の位置を規制する位置規制部5を設けたので
ある。
【0009】また、請求項4記載の発明は、前記位置規
制部5を、前記立上壁12の立上方向端縁に係合する一
対の係合段部51,52で形成したのである。
【0010】
【作用】請求項1記載の綴具によれば、前記押え板2に
設ける複数の挿込杆22を前記綴具本体1に設ける複数
の筒状綴杆13に挿込むとき、その挿込に先立って、先
ず、前記押え板2に設けたガイド片4の位置規制部5を
前記綴具本体1の立上壁12に係合させることにより、
前記筒状綴杆13に対する前記挿込杆22の挿込位置が
設定されるのであり、従って、斯かる状態で前記ガイド
片4を立上壁12に接当させて前記綴具本体1側へと移
動させることにより、目視により前記各筒状綴杆13に
対する前記各挿込杆22の位置合わせをしなくとも、そ
の位置を合致させられて前記各挿込杆22を前記各筒状
綴杆13に挿込むことができ、この結果、前記押え板2
の綴具本体1への挿込み作業を簡易に行うことができ
る。
【0011】また、請求項2記載の発明によれば、前記
綴具本体1の立上壁12に前記押え板2に設けた挿込杆
22の挿込操作用凹部16が設けられているため、前記
挿込杆22の前記筒状綴杆13への挿込時に、前記凹部
16に前記押え板2を把持している手指を介入させ、押
え板2と綴込む紙片とを同時に把持して、前記挿込杆2
2を前記筒状綴杆13に挿込みすることができ、従っ
て、その挿込みをより容易に行えるし、しかも、前記筒
状綴杆13の中間部分に綴じ込まれた紙片を取出すと
き、所謂紙片の中抜きを行うとき、前記押え板2を把持
している手の指を前記凹部16に差し込んで該凹部16
から綴じ込み紙片を分けて、この紙片と押え板2とを同
時に取出すことができるので紙片の中抜きが行い易くな
るのであり、さらに、前記凹部16を挟んだ両側には、
前記立上壁12として一対の壁部12a,12bが設け
られ、また、前記押え板2には、前記挿込杆22の筒状
綴杆13への挿込時に、前記各壁部12a,12bに接
当して前記挿込杆22を筒状綴杆13に案内する一対の
ガイド片41,42が設けられていることから、これら
各ガイド片41,42を前記各壁部12a,12bに接
当させて、前記綴具本体1に対し平行状に移動させるこ
とにより、各挿込杆22を各筒状綴杆13に同時に挿込
むことができ、このため、前記立上壁12に前記挿込操
作用凹部16を設けながら前記各挿込杆22の各筒状綴
杆13への挿込作業を容易にできるのである。
【0012】さらに、請求項3記載の発明では、前記各
ガイド片41,42に、前記立上壁12に設けた一対の
壁部12a,12bに係合して前記綴具本体1に対する
前記押え板2の位置を規制する位置規制部5が設けられ
ているため、前記挿込杆22を前記筒状綴杆13に挿込
むとき、前記ガイド片41,42の各位置規制部5を前
記綴具本体1の各壁部12a,12bに係合させること
により、前記ガイド片41,42の各位置規制部5と前
記綴具本体1の各壁部12a,12bとで前記押え板2
の長さ方向両側で位置規制ができ、従って、前記押え板
2の位置規制が良好にでき、一方のガイド片のみで位置
規制する場合に比較して、前記挿込杆22の前記筒状綴
杆13への挿込みを良好に行える。
【0013】また、請求項4記載の発明では、前記位置
規制部5を、前記立上壁12の立上方向端縁に係合する
一対の係合段部51,52で形成しているため、前記立
上壁12に、前記位置規制部5が係合する特別の係合部
を設ける必要がなく、それだけ位置規制するための構造
を簡単にできる。
【0014】
【実施例】図1〜図7に示した綴具は、表,裏表紙と背
表紙とをもつファイルの裏表紙Fに固定される綴具本体
1と、該綴具本体1に着脱可能に装着される押え板2と
から成り、前記綴具本体1は、図1〜図3に示したよう
に、細幅で長尺とされた基板11と、該基板1の幅方向
一側から上方に向けて直交状に立設された立上壁12と
を備え、前記基板11の長さ方向両側に、それぞれ前記
立上壁12に沿って上方に延び、この立上壁12よりも
低位とされた2本の筒状綴杆13を突設し、また、前記
基板11の長さ方向両側には、該基板11を前記裏表紙
Fに固定する固定具を挿通するための取付孔14を形成
すると共に、前記立上壁12の上端部には、後述する閉
止体3の係合部37が係合される一対の凹状係止部15
を形成している。
【0015】また、前記押え板2は、図1、図4,図5
に示したように、細幅で長尺とされ、その長さ方向両側
で、かつ、幅方向一方側に、下方側に直交状に延び、前
記各筒状綴杆13に挿脱可能とされた一対の挿込杆22
を突設すると共に、押え板2の長さ方向中央側には、前
記立上壁12の係止部15に係合して前記綴具本体1に
対する前記押え板2の閉止位置を維持する閉止体3を設
けるのであって、この閉止体3については後で詳述す
る。
【0016】しかして以上の構成において、前記押え板
2の幅方向他側部に、前記挿込杆22の前記筒状綴杆1
3への挿込時に、前記立上壁12の上端部に接当して前
記挿込杆22を筒状綴杆13へと案内するガイド片4を
設け、このガイド片4に、前記立上壁12に係合して前
記綴具本体1に対する押え板2の位置を設定する位置規
制部5を設けたのである。
【0017】更に詳記すると、前記綴具本体1に設けた
立上壁12の長さ方向中央部位に、前記押え板2に設け
た挿込杆22の挿込操作用凹部16を形成して、この凹
部16を挟んだ長さ方向両側位置に、前記立上壁12と
して左右一対の第1及び第2壁部12a,12bを設け
ると共に、該各壁部12a,12bの前記凹部16側上
端部に、それぞれ上方に向けて膨出する膨出部12c,
12cを一体形成して、この各膨出部12cの形成下方
部位に前記係止部15をそれぞれ設ける一方、前記押え
板2に設けるガイド片4として、前記挿込杆22の筒状
綴杆13への挿込時に、前記壁部12a,12bの上端
部に接当して前記挿込杆22を筒状綴杆13に案内する
左右一対の第1及び第2ガイド片41,42を形成する
のである。
【0018】そして、前記第1,第2ガイド片41,4
2に、前記立上壁12の第1,第2壁部12a,12b
に係合して前記綴具本体1に対する前記押え板2の位置
を規制する位置規制部5を設けるのであって、この位置
規制部5として、図1、図4に示すように、前記各ガイ
ド片41,42の左右両側部に、前記各壁部12a,1
2bの両側端縁に係合される左右一対の第1,第2係合
段部51,52を対向状に突設している。
【0019】前記位置規制部5は、前述したもの以外に
も、例えば前記各壁部12a,12bの外側面と前記各
ガイド片41,42の内側面との一方に凹条部を設け、
他方に該凹条部に係合可能な凸条部などを形成して、前
記挿込杆22の筒状綴杆13への挿込時に、前記凹条部
と凸条部とを互いに係合させることにより、前記各壁部
12a,12bに対する前記各ガイド片41,42の位
置を規制して、該各ガイド片41,42を前記各壁部1
2a,12bに沿って案内させるようにしてもよいが、
前述したように、前記位置規制部5として、前記各ガイ
ド片41,42の左右両側部に、前記各壁部12a,1
2bの両側端縁に係合される左右一対の第1,第2係合
段部51,52を対向状に突設するときには、前記各壁
部12a,12bに前記位置規制部5が係合する特別の
係合部を設ける必要がないから、位置規制するための構
造を簡単にできるのである。
【0020】また、前記第1,第2ガイド片41,42
の内面下方部には、図1,図4及び図6で示したよう
に、該各ガイド片41,42の内壁面から下端側に行く
に従って徐々に薄肉となり、前記挿込杆22の筒状綴杆
13への挿込時で、前記各ガイド片41,42を前記各
壁部12a,12bの上端外面側に接当させたとき、前
記挿込杆22の筒状綴杆13に対する概略的な挿込角度
を設定可能とした傾斜面43,43を形成しており、さ
らに、前記各係合段部51,52の下方部には、図1,
図4のように下端に行くに従って対向間長さが大きくな
る方向に傾斜する傾斜面51a,52aを形成してい
る。斯くするときには、前記挿込杆22の前記筒状綴杆
13への挿込時で、前記各係合段部51,52を前記各
壁部12a,12bの上端両側に係合させるとき、前記
傾斜面51a,52aを介して前記係合段部51,52
の前記壁部12a,12bへの係合を簡易に行うことが
でき、しかも、前記ガイド片41,42を前記壁部12
a,12bに接当させるとき、該各壁部12a,12b
の上端外面側に前記各傾斜壁面43を接当させることに
より、前記挿込杆22を筒状綴杆13に挿込むときの概
略的な挿込角度を設定できることから、前記挿込杆22
の筒状綴杆13に対する挿込みを迅速かつ簡易に行うこ
とができるのである。
【0021】さらに、前記押え板2は、図6,図7で示
したように、ガイド片41,42と一体に合成樹脂で成
形され、その成形時に前記各挿込杆22を一体状に埋込
成形するようにしている。
【0022】また、前記綴具本体1も全体が合成樹脂で
成形され、その基板11を、図1,図3及び図6で明ら
かなように、上面側に矩形状の凹部11aをもち、前記
ファイル表紙Fに固定される基板本体11bと、該基板
本体11bの幅方向一側にヒンジ11cを介して揺動可
能に連結され、前記凹部11a内にほぼ面一状に収納可
能とされた同形状の揺動部11dとから構成して、この
揺動部11dに前記各筒状綴杆13及び各壁部12a,
12bをそれぞれ一体状に設けている。以上の構成によ
れば、図6のように前記押え板2を介して前記各筒状綴
杆13に綴じ込まれた紙片Pにおける綴じ込み方向中間
部の内容を見るようなとき、前記ヒンジ11cを中心に
基板本体11bの外方側へと前記揺動部11dを揺動さ
せ、これに伴い前記各筒状綴杆13及び各壁部12a,
12bを外方側へと揺動させることにより、前記各筒状
綴杆13の綴じ込み方向中間部に綴じ込まれた紙片Pの
前記ファイル表紙Fに対する綴じ込み角度を緩やかな勾
配とすることができて、前記紙片Pの内容が見易くなる
のである。尚、図3に示すように前記揺動部11dの各
角部に複数の係合突部11eを設け、また、前記揺動部
11dが収納される前記凹部11aの各角部には、前記
各係合突部11eを係止可能とした複数の係止部11f
を形成して、これら各係止部11fに前記各係合突部1
1eを係止させ、前記揺動部11dを前記凹部11a内
に勝手に離脱したりすることなく確実に係止させ得るよ
うにしている。
【0023】前記押え板2には、前記各壁部12a,1
2bに設けた各係止部15に係合して前記押え板2の綴
具本体1に対する閉止位置を維持する閉止体3を取付け
るのであり、即ち、図1,図4及び図5,図7に示した
ように、前記押え板2の上面側に幅方向一端縁から他端
側に向かって延びる矩形状の摺動溝23を設け、かつ、
裏面側に矩形状の凹部24と、この凹部24から前記ガ
イド片4側に向かって凹入する案内溝25と、この案内
溝25の奥側に連通し、かつ、前記各壁部12a,12
bの上端部を受入可能とした一対の受入溝26,26を
設け、また、押え板2の幅方向一端部に、前記摺動溝2
3と凹部24とを連通させる切欠き27を設けている。
【0024】また、前記閉止体3は、前記押え板2の上
面側に設けた摺動溝23に幅方向に摺動可能に挿嵌位置
される第1部材31と、該第1部材31に連結部材32
を介して一体状に設けられ、前記押え板2の裏面側に設
けた凹部24に摺動可能に挿嵌位置される第2部材33
とから成る操作片34を備え、この操作片34の連結部
材32を前記切欠き27に挿嵌して、操作片34を押え
板2に対し移動可能に保持するのであり、また、操作片
34の第2部材33に、前記凹部24の切欠き側段部2
8に係合可能な一対のストッパ30と、細幅の連続部3
5を介して前記案内溝25内で押え板2の長さ方向に延
びる左右一対の弾性変形可能な係止片36,36とを設
けると共に、該各係止片36の長さ方向両側には、前記
受入溝26に挿入された各壁部12a,12bの係止部
15に係脱される係合部37,37を形成して、前記ス
トッパ30の段部28との係合により、操作片34の押
え板2からの脱落を防止している。
【0025】また一方、前記押え板2における前記案内
溝25の内部で、前記操作片34の連続部35を挟んだ
両側位置には、前記操作片34の押動操作時に前記各係
止片36の長さ方向中間部が当接して、これら係止片3
6を、前記各係合部37が、前記各係止部15から離間
する方向に弾性変形させる当接部29,29を形成して
いる。
【0026】次に、以上の構成とした綴具の作用につい
て説明する。図6のように前記綴具本体1に設けた各筒
状綴杆13に紙片Pを綴じ込むときには、先ず、前記閉
止体3の操作片34を幅方向(図5矢印X方向)に押動
操作し、この操作片34に一体形成した各係止片36を
前記押え板2の案内溝25内に設けた各当接部29に当
接させ、これら当接部29を支点として各係止片36を
弾性変形させ、これに伴い前記各係止片36の長さ方向
両側に設けた各係合部37を、前記各壁部12a,12
bに形成した各係止部15から外方側へと離間させるこ
とにより、前記閉止体3による前記押え板2の綴具本体
1に対する係合を解除して、前記各挿込杆22を前記各
筒状綴杆13から外方に抜き出し、斯かる状態で該各筒
状綴杆13に紙片Pを挿通させるのである。
【0027】そして、前記紙片Pを綴じ込むべく、前記
各挿込杆22を前記各筒状綴杆13に挿込むときには、
その挿込に先立って、前記押え板2の第1,第2ガイド
片41,42に形成され、前記各挿込杆22の各筒状綴
杆13への挿込位置を設定可能な位置規制部5として設
ける前記第1,第2係合段部51,52を、前記綴具本
体1に立上壁12として形成された左右一対の前記第
1,第2壁部12a,12bの上方両側端に係合させ、
かつ、前記各ガイド片41,42を前記各壁部12a,
12bの上端外面に当接させるのであるが、このとき、
前記各係合段部51,52の下方部に設けた各傾斜面5
1a,52aを介して前記各係合段部51,52の前記
各壁部12a,12bへの係合を簡易にできて、押え板
2の長さ方向両側で位置規制ができ、この押え板2の位
置規制が良好にできるのであり、しかも、前記各ガイド
片41,42の下方側に設けた各傾斜面43を前記各壁
部12a,12bに接当させることにより、前記各挿込
杆22の前記各筒状綴杆13への挿込角度を容易に設定
できるのであり、従って、前記各係合段部51,52を
前記各壁部12a,12bの両側端に係合させた状態
で、前記各ガイド片41,42を綴具本体1に対し平行
状に移動させることにより、目視により前記各筒状綴杆
13に対する前記各挿込杆22の位置合わせをしなくと
も、前記各挿込杆22を前記各筒状綴杆13に同時に挿
込むことができ、前記各挿込杆22の各筒状綴杆13へ
の挿込みを良好に行うことができるのである。
【0028】また、以上のように、前記各挿込杆22を
前記各筒状綴杆13に挿込むときには、前記立上壁12
として設ける各壁部12a,12bの中間部に、前記各
挿込杆22の挿込操作用凹部16が形成されているた
め、該凹部16に前記押え板2を把持している手指を介
入させ、押え板2と綴込む紙片とを同時に把持して、前
記各挿込杆22を前記各筒状綴杆13に挿込みすること
ができ、従って、その挿込をより容易に行うことができ
るし、しかも、前記各筒状綴杆13の中間部分に綴じ込
まれた紙片Pを外部に取出すとき、所謂紙片Pの中抜き
を行うようなときにも、押え板2を把持している手の指
を前記凹部16に差し込んで該凹部16から綴じ込み紙
片を分けて、この紙片と押え板2とを同時に取出すこと
ができるので、前記紙片Pの中抜きを容易に行うことも
できるのである。
【0029】そして、以上のようにして、前記各挿込杆
22を前記各筒状綴杆13に挿込んだ後には、前記各壁
部12a,12bを前記各受入溝26に挿入させること
により、前記係止片36が弾性変形すると共に、その弾
性復帰力で前記各係合部37が前記各壁部12a,12
bの各係止部15に挿入係止され、前記閉止体3により
押え板2が前記綴具本体1に対し閉止位置に維持され
て、図6で示したように、前記紙片Pの綴じ込みが完了
するのである。
【0030】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、複数の筒状綴杆13をもつ綴具本体1と、前記筒
状綴杆13に挿入する複数の挿込杆22をもつ押え板2
とから成り、前記綴具本体1に係止部15をもつ立上壁
12を設け、前記押え板2に、前記係止部15に係合し
て前記押え板2の閉止位置を維持する閉止体3を設けた
綴具において、前記押え板2に、前記挿込杆22の筒状
綴杆13への挿込時、前記立上壁12に接当して前記挿
込杆22を筒状綴杆13に案内するガイド片4を設け、
このガイド片4に、前記立上壁12に係合して前記綴具
本体1に対する押え板2の位置を設定する位置規制部5
を設けたから、前記挿込杆22の前記筒状綴杆13への
挿込時に、その挿込に先立って、前記押え板2に設けた
ガイド片4の位置規制部5を前記綴具本体1の立上壁1
2に係合させることにより、前記筒状綴杆13に対する
前記挿込杆22の挿込位置を設定できるのであり、従っ
て、斯かる状態で前記ガイド片4を立上壁12に接当さ
せて前記綴具本体1側へと移動させることにより、目視
により前記各筒状綴杆13に対する前記各挿込杆22の
位置合わせをしなくとも、その位置を合致させられて前
記各挿込杆22を前記筒状綴杆13に挿込むことがで
き、この結果、前記押え板2の綴具本体1への挿込み作
業を簡易に行うことができる。
【0031】また、請求項2記載の発明では、前記立上
壁12に、前記押え板2における挿込杆22の挿込操作
用凹部16を設け、この挿込操作用凹部16を挟んで両
側に一対の壁部12a,12bを設けると共に、前記押
え板2には、前記挿込杆22の筒状綴杆13への挿込
時、前記壁部12a,12bに接当して前記挿込杆22
を筒状綴杆13に案内する一対のガイド片41,42を
設けたから、前記挿込杆22の前記筒状綴杆13への挿
込時に、前記凹部16に前記押え板2を把持している手
指を介入させ、押え板2と綴込む紙片とを同時に把持し
て前記挿込杆22を前記筒状綴杆13に挿込みすること
ができ、従って、その挿込みをより容易に行えるし、し
かも、前記筒状綴杆13の中間部分に綴じ込まれた紙片
を外部に取出すとき、所謂紙片の中抜きを行うとき、押
え板2を把持している手の指を前記凹部16に差し込ん
で該凹部16から綴じ込み紙片を分けて、この紙片と押
え板2とを同時に取出すことができるので、紙片の中抜
きが行い易くなるのであり、さらに、前記挿込杆22の
前記筒状綴杆13への挿込時には、前記各ガイド片4
1,42を前記各壁部12a,12bに接当させて、前
記綴具本体1に対し平行状に移動させることにより、各
挿込杆22を各筒状綴杆13に同時に挿込むことがで
き、このため前記立上壁12に前記挿込操作用凹部16
を設けながら、前記各挿込杆22の各筒状綴杆13への
挿込作業を容易にできるのである。
【0032】さらに、請求項3記載の発明によれば、前
記各ガイド片41,42に、前記立上壁12に設けた一
対の壁部12a,12bに係合して前記綴具本体1に対
する前記押え板2の位置を規制する位置規制部5を設け
ていることから、前記挿込杆22を前記筒状綴杆13に
挿込むとき、前記ガイド片41,42の各位置規制部5
を前記綴具本体1の各壁部12a,12bに係合させる
ことにより、前記ガイド片41,42の各位置規制部5
と前記綴具本体1の各壁部12a,12bとで前記押え
板2の長さ方向両側で位置規制ができ、従って、前記押
え板2の位置規制が良好にでき、一方のガイド片のみで
位置規制する場合に比較して、前記挿込杆22の前記筒
状綴杆13への挿込みを良好に行える。
【0033】また、請求項4記載の発明では、前記位置
規制部5を、前記立上壁12の立上方向端縁に係合する
一対の係合段部51,52で形成しているため、前記立
上壁12に、前記位置規制部5が係合する特別の係合部
を設ける必要がなく、それだけ位置規制するための構造
を簡単にできるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる綴具の押え板を綴具本体から取
出した状態の斜視図である。
【図2】同綴具を構成する綴具本体の正面図である。
【図3】綴具本体に設ける基板本体に対し揺動部を展開
して示す平面図である。
【図4】同綴具を構成する押え板の正面図である。
【図5】図4の下面図である。
【図6】綴具本体に対する押え板の取付状態を示す縦断
面図である。
【図7】同綴具本体に対する押え板の取付状態を示す縦
断面図である。
【図8】従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 綴具本体 12 立上壁 12a,12b 壁部 13 筒状綴杆 15 係止部 16 挿込操作用凹部 2 押え板 22 挿込杆 3 閉止体 4 ガイド片 41,42 ガイド片 5 位置規制部 51,52 係合段部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の筒状綴杆(13)をもつ綴具本体
    (1)と、前記筒状綴杆(13)に挿入する複数の挿込
    杆(22)をもつ押え板(2)とから成り、前記綴具本
    体(1)に係止部(15)をもつ立上壁(12)を設
    け、前記押え板(2)に、前記係止部(15)に係合し
    て前記押え板(2)の閉止位置を維持する閉止体(3)
    を設けた綴具において、 前記押え板(2)に、前記挿込杆(22)の筒状綴杆
    (13)への挿込時、前記立上壁(12)に接当して前
    記挿込杆(22)を筒状綴杆(13)に案内するガイド
    片(4)を設け、 このガイド片(4)に、前記立上壁(12)に係合して
    前記綴具本体(1)に対する押え板(2)の位置を設定
    する位置規制部(5)を設けていることを特徴とする綴
    具。
  2. 【請求項2】 立上壁(12)は、押え板(2)におけ
    る挿込杆(22)の挿込操作用凹部(16)を備え、こ
    の挿込操作用凹部(16)を挟んで両側に一対の壁部
    (12a)(12b)が設けられ、 押え板(2)は、前記挿込杆(22)の筒状綴杆(1
    3)への挿込時、前記壁部(12a)(12b)に接当
    して前記挿込杆(22)を筒状綴杆(13)に案内する
    一対のガイド片(41)(42)を備えている請求項1
    記載の綴具。
  3. 【請求項3】 一対のガイド片(41)(42)に、立
    上壁(12)における一対の壁部(12a)(12b)
    に係合して綴具本体(1)に対する押え板(2)の位置
    を規制する位置規制部(5)を設けている請求項2記載
    の綴具。
  4. 【請求項4】 位置規制部(5)は、立上壁(12)の
    立上方向端縁に係合する一対の係合段部(51)(5
    2)から成っている請求項1乃至3記載の綴具。
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