JP2003335087A - 綴じ具 - Google Patents

綴じ具

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JP2003335087A JP2002230877A JP2002230877A JP2003335087A JP 2003335087 A JP2003335087 A JP 2003335087A JP 2002230877 A JP2002230877 A JP 2002230877A JP 2002230877 A JP2002230877 A JP 2002230877A JP 2003335087 A JP2003335087 A JP 2003335087A
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裕 新井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作レバーの単純な操作により、挟持体を開
閉させて、書類などの被綴じ物を綴じたり、外したりす
ることができる、綴じ具を提供する。 【解決手段】 この発明の綴じ具10は、表紙などの被
取付体に取り付けられる基台12と、基台12と略平行
な状態で移動し且つ被綴じ物Aを押圧するように、基台
12に取り付けられた挟持体26と、基台12に回動自
在に取り付けられ、挟持体26を基台12の取付部と略
平行な状態で移動させ且つ被綴じ物Aを押圧させるよう
に形成された操作レバー32とを有する綴じ具であっ
て、操作レバー32に移動自在に取り付けられた係止部
位56を有する移動部材50と、移動部材50の係止部
位56を係止するように、基台12に形成された係止部
40とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は綴じ具に関し、特
にたとえば、ファイルに取り付けられて書類などを挟持
することにより綴じ込むための綴じ具に関する。
【0002】
【従来の技術】図27は従来の綴じ具の一例を示す斜視
図である。綴じ具1は、金属板などで形成される基台2
を含む。基台2の幅方向の一端には、直立体3が形成さ
れる。また、基台2には、直立体3に平行して、3つの
支持板4が形成される。直立板3から2つの支持板4に
形成された貫通孔を通って、支持アーム5が回転自在に
取り付けられる。支持アーム5は折り曲げられた形状を
有し、支持アーム5が回転することにより、その先端部
が円弧を描くように移動する。この支持アーム5の先端
部に、長方形状の挟持体6が取り付けられる。したがっ
て、支持アーム5が直立板3および支持板4を中心とし
て回転すると、その先端部が円弧を描くように移動し、
挟持体6が基台2に対して開閉するように移動する。
【0003】さらに、直立体3と1つの支持板4との間
に支持軸7が形成され、この支持軸7にバネ部材8が巻
回されるようにして取り付けられる。このバネ部材8の
一端側が、支持軸7部分から延びて挟持体6の中央部に
接続される。また、バネ部材8の他端側には、操作レバ
ー9が取り付けられる。直立体3の側面には、図27に
示すように、突起3aが形成される。この突起3aに対
応する部分において、操作レバー9の側面に係止孔9a
が形成される。そして、操作レバー9を倒した状態で、
操作レバー9の係止孔9aに直立体3の突起3aを嵌め
ることにより、挟持体6が倒れた状態で係止される。し
たがって、操作レバー9を操作することにより、バネ部
材8の一端側が円弧を描くように移動し、挟持体6が開
閉する。そして、挟持体6が閉じたとき、バネ部材8に
よって、挟持体6が基台2側に付勢される。
【0004】この綴じ具1は、ファイルなどの内側に取
り付けられ、書類などを保持するために用いられる。こ
のとき、操作レバー9の操作により、挟持体6が開閉す
る。そして、書類などを挟持体6で挟持したとき、バネ
部材8の力により、書類などが挟持体6と基台2との間
で保持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような綴じ具1で
は、操作レバー9の操作により挟持体6が開閉するよう
に構成されている。しかしながら、挟持体6を閉じると
きは、操作レバー9の上部から操作レバー9を基台2に
向けて押し下げたのち、直立体3の側面に形成された突
起3aに向けて、操作レバー9の側面に形成された係止
孔9aを係止させるために操作レバー9を水平方向に移
動させる必要がある。また、挟持体6を開くときは、操
作レバー9の先端を基台2に向けて指で押し下げて直立
体3の側面に形成された突起3aより操作レバー9の側
面に形成された係止孔9aを離脱させ、その後、操作レ
バー9を直立体3より離れる方向に向けて略水平に移動
させる必要がある。この綴じ具1では、特に綴じられる
書類の量が多いとき、操作レバー9にバネ部材8からの
力がかかり、操作レバー9を基台2の表面側に向けて押
し下げるのに相当な力がかかる。さらに、直立体3の側
面に形成された突起3aに操作レバー9の側面に形成さ
れた係止孔9aを係止させるための操作をしなければな
らないため、操作レバー9の操作に多くの力を要し、複
雑な操作故に書類などを挟持体6で挟持するとき、面倒
である。また、操作レバー9の操作により挟持体6を開
くときも、逆の動作を必要とし、同様な問題がある。そ
のために、操作レバーの単純な操作により、挟持体を開
閉させて、書類などの被綴じ物を綴じたり、外したりす
ることができる、綴じ具が望まれている。
【0006】この発明は、かかる問題を解決するために
なされたもので、この発明の主たる目的は、操作レバー
の単純な操作により、挟持体を開閉させて、書類などの
被綴じ物を綴じたり、外したりすることができる、綴じ
具を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に記
載の綴じ具は、表紙などの被取付体に取り付けられる基
台と、基台と略平行な状態で移動し且つ被綴じ物を押圧
するように基台に取り付けられた挟持体と、基台に回動
自在に取り付けられ、挟持体を基台と略平行な状態で移
動させ且つ被綴じ物を押圧させるように形成された操作
レバーとを有する綴じ具であって、操作レバーに移動自
在に取り付けられた係止部位を有する移動部材と、移動
部材の係止部位を係止するように基台に形成された係止
部とを備えた、綴じ具である。この発明の請求項2に記
載の綴じ具は、移動部材は、基台に支持軸にて枢支され
た操作レバーの枢支位置より離れた位置において、操作
レバーの長手方向に沿ってスライドするように操作レバ
ーに取り付けられ、操作レバーは、操作部位にて移動部
材全体をスライドすることができるように形成され、移
動部材の操作部位を押圧および/または移動することに
より、移動部材に形成された係止部位が基台に形成され
た係止部と係止または離脱するように形成され、移動部
材の係止部位を基台の係止部と係止させるとき、移動部
材は弾力により操作レバーの長手方向に移動し、移動部
材の係止部位が基台の係止部と係止するように形成され
た、請求項1に記載の綴じ具である。この発明の請求項
3に記載の綴じ具は、移動部材は、操作レバーの中空部
内に設けられ、操作レバーの外周面より突出する操作部
位と、操作部位より後方において形成された移動部位
と、移動部位より前方に形成された係止部位とを備え、
操作部位と移動部位と係止部位とは弾性を有する材で一
体成形され、移動部位は、移動部材の係合部位と基台の
係止部とが離脱したとき操作レバーの一部と係合して移
動部材の移動を規制するとともに、移動部材の係止部位
と基台の係止部とを係止させるとき、操作レバーの一部
との係合を脱するように形成された規制部と、操作レバ
ーとの係合から離脱し復元するとき、移動部材全体を移
動部材の係止部位と基台の係止部とを係止させる方向に
移動させるように形成された移動部とを備えた、請求項
1または請求項2に記載の綴じ具である。この発明の請
求項4に記載の綴じ具は、操作レバーは、移動部材の移
動部位と係合し、移動部材の移動を規制する引掛部と、
移動部材の係止部位と基台の係止部とを係止させると
き、引掛部から移動部材の移動部位を離脱させるように
形成され、離脱された移動部材の突出部位が復元すると
き、移動部材の移動部位を移動させるように形成された
摺動部とを備えた、請求項1ないし請求項3のいずれか
に記載の綴じ具である。この発明の請求項5に記載の綴
じ具は、基台と、基台に被綴じ物を押し付けて固定する
ための挟持体と、回動させることにより挟持体と基台と
の間の開閉を行うための操作レバーと、操作レバーに移
動可能に取り付けられる移動部材と、移動部材に形成さ
れる係止部位を係止することにより基台と挟持体とが閉
じた状態を保持するために基台に形成される係止部とを
含み、移動部材の先端の操作部位を押すことによって移
動部材の係止部位が係止部から離脱する綴じ具におい
て、移動部材の操作部位の基台側端部が操作レバーの回
動方向と交差する向きに突出するように形成されたこと
を特徴とする、綴じ具である。
【0008】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、操作レバーに
移動自在に取り付けられた係止部位を有する移動部材を
移動させるだけで、移動部材の係止部位を基台に形成さ
れた係止部に係止させたり、係止部から離脱させること
ができる。そのため、移動部材の移動という単純な動作
により、挟持体を開閉することができる。請求項2の発
明によれば、移動部材が操作レバーの長手方向に沿って
移動するように取り付けられる。そして、挟持体を閉じ
るときは操作レバーを押し下げることにより、移動部材
が移動して、係止部位を基台に形成された係止部に係止
させることができる。また、挟持体を開くときは、操作
部位を押圧および/または移動することによって移動部
材を移動させることにより、移動部材の係止部位を基台
側の係止部から離脱させることができる。そのため、単
純な動作により、挟持体の開閉を行うことができる。請
求項3の発明によれば、操作レバーの外周面より突出す
る操作部位を人が指で押すことができるように形成され
ているので、操作部位を押すことにより移動部材を移動
させることができ、単純な動作により挟持体の開閉を行
うことができる。請求項4の発明によれば、移動部材の
係止部位と基台の係止部とを係止させるとき、操作レバ
ーの移動部材を操作することにより、操作レバーの引掛
部から移動部材の移動部位を離脱させることができる。
そして、離脱した移動部材の突出部位が復元するとき、
移動部材の移動部位を移動させることができるので、単
純な動作により移動部材の係止部位と基台の係止部とを
係止することができる。請求項5の発明によれば、移動
部材の先端の操作部位を押すことによって、移動部材の
係止部位が係止部から離脱し、操作レバーを開くことが
できる。このとき、移動部材の操作部位の基台側端部が
突出するように形成されているため、この突出片に指が
かかり、操作レバーの跳ね上がりを抑えることができ
る。
【0009】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施の形態
である綴じ具の平面図である。図2は図1図示綴じ具の
背面図であり、図3は図1図示綴じ具の正面図であり、
図4は図1図示綴じ具の右側面図であり、図5は図1図
示綴じ具の要部の側面図である。綴じ具10は、たとえ
ば金属板などで方形板状に形成される基台12を含む。
基台12の幅方向の一端には、直立体14が形成され
る。直立体14は、基台12の長手方向の一端側から他
端側に向かって、基台12に対して直立するように形成
される。
【0011】また、基台12には、直立体14に平行し
て、3つの支持板16,18,20が形成される。支持
板16,18,20は、たとえば基台12の一部に切れ
目を形成し、切れ目を形成した部分を基台12上に起こ
すことによって形成される。これらの支持板16,1
8,20には、貫通孔が形成される。直立体14から支
持板16,18の貫通孔を通るようにして、支持アーム
22,24が形成される。支持アーム22,24は、支
持板16,18部分で折れ曲がって支持板16,18の
面に平行するように延び、さらに折れ曲がって先端部が
支持板16,18の面にほぼ直交する向きとなるように
形成される。支持アーム22,24は、直立体14およ
び支持板16,18の支持部分を支点として、回転可能
に取り付けられる。したがって、支持アーム22,24
が回転することにより、その先端部は円弧を描くように
して移動する。
【0012】支持アーム22,24の先端部には、挟持
体26が取り付けられる。挟持体26は、長方形状に形
成され、基台12との間に書類などの被綴じ物Aを挟み
込むことによって、書類などの被綴じ物Aを保持するた
めのものである。この挟持体26の長手方向の両端側に
おいて、挟持体26の貫通孔に支持アーム22,24の
先端部が回動自在に取り付けられる。さらに、直立体1
4と他の1つの支持板20との間には、支持軸28が取
り付けられる。この支持軸28に巻回するようにして、
図6に示すように,ネジリコイルバネからなるバネ部材
30が回転可能に取り付けられる。
【0013】バネ部材30は、その一端側が支持板20
の面に平行に延び、さらに折れ曲がって支持板20の面
にほぼ直交するように形成される。そして、バネ部材3
0の一端側が、挟持体26の貫通孔に回転自在に接続さ
れる。さらに、支持軸28には、操作レバー32が枢支
される。操作レバー32には、バネ部材30の他端側が
接続される。そして、バネ部材30の他端側は、図6に
示すように、操作レバー32の上壁32aの下面に設け
られたバネ止め32fによって固定されている。そし
て、操作レバー32は、それが倒れた状態において、支
持軸28部分から支持軸28に対して遠い位置にある基
台12の端部まで延びるように形成されている。
【0014】操作レバー32には、その先端に、操作レ
バー32の長手方向に沿ってスライド自在に、移動部材
たるスライド部材50が取り付けられている。操作レバ
ー32は、人が手の指で操作して基台12に向けて回動
させ、スライド部材50を基台12へ係止することがで
きるように形成されている。このとき、操作レバー32
は、基台12と略平行な位置において固定され、それに
よって、挟持体26が書類等の被綴じ物Aを基台12に
押圧し、基台12と挟持体26との間に被綴じ物Aが挟
持されるように構成されている。すなわち、操作レバー
32を回動させることにより、挟持体26を閉じた状態
とすることができるように構成されている。そして、ス
ライド部材50の一部を基台12の一部と係止された状
態から離脱させることにより、操作レバー32を開いて
挟持体26を開いた状態とすることができるように構成
されている。このとき、スライド部材50を人が手の指
で操作して、スライド部材50を操作レバー32の前方
(操作レバー32を枢支する支持軸28を中心として支
持軸28よりも操作レバー32の先端側に向かう方向を
前方という。以下同様とする。)から後方(操作レバー
32の先端より操作レバー32を枢支する支持軸28側
に向かう方向を後方という。以下同様とする。)に向け
て押すことにより、スライド部材50が基台12に係止
された状態から離脱し、挟持体26をバネ部材30の弾
発力により開いた状態とすることができるように構成さ
れている。
【0015】スライド部材50は、基台12に固定され
た支持軸28にて枢支されている操作レバー32の枢支
位置より離れた位置において、操作レバー32の長手方
向に沿ってスライドするように、操作レバー32の中空
部内に取り付けられている。そして、スライド部材50
は、図7に示すように、操作レバー32の外周面より突
出した操作部位52と、突出部位たる操作部位52より
後方において形成された弾発性を有する移動部位54
と、その移動部位54より前方において形成された、基
台12と係止する係止部位56とを備える。そして、前
記操作部位52と移動部位54と係止部位56とは、弾
性を有する合成樹脂、たとえばABS、ポリアセタール
などによって一体成形されている。このスライド部材5
0は、操作レバー32より突出したスライド部材50の
操作部位52を人が手の指で押すことにより、操作レバ
ー32の内側に向けてスライドさせることができる。
【0016】操作レバー32は、全体が細長い略角柱状
に形成される。この操作レバー32の内部においては、
前方側が中空部を有する上壁32a、下壁32b、右壁
32c、左壁32dで囲繞された横断面ロ字形で、後方
側が上壁32a、右壁32c、左壁32dで囲まれた横
断面コ字形であり、合成樹脂をもって成形されている。
そして、操作レバー32の先端側(すなわち、支持軸2
8に枢支された側とは反対側)においては、正面ロ字形
の中空部が開口され、その開口された部位にスライド部
材50が嵌挿される。そして、スライド部材50の操作
部位52が操作レバー32の先端の開口部より前方に向
けて突出した状態で、スライド部材50がスライド自在
に固定されている。この実施の形態においては、操作レ
バー32の先端の上壁32aは、やや後方に向けて平面
円弧状に切り欠かれ(凹まされ)ている。それにより、
人が指でスライド部材50の操作部位52を押すとき、
より後方に押すことが容易となるとともに、切り欠かれ
た部分に指が嵌まり、指で操作レバー32を押さえた状
態を維持できるので、操作レバー32がバネ部材30の
弾発力により不用意にはね上がることがないように構成
されている。
【0017】スライド部材50は断面方形状の基部60
を有し、基部60は操作レバー32の断面ロ字形の中空
部の幅(横断方向の幅)と近い幅であって、断面ロ字形
の中空部の高さと近い高さに成形される。そして、基部
60の側面62aおよび側面62bが、長手方向(操作
レバー32の長手方向に沿った方向)に連続した平面を
備え、スライド部材50が操作レバー32の中空部内を
操作レバー32の長手方向に沿ってスライドすることが
できるように構成されている。
【0018】スライド部材50においては、基部60の
前方上部より断面略嘴状の操作部位52が前方に向けて
突き出し設けられ、操作部位52の基部60側より前方
に行くに従って下方に垂れ下がるように形成される。そ
して、操作部位52の基部60から突出した突出部位5
2aの上面は、基部60の上面と連なる平面状に形成さ
れ、操作レバー32の上壁32aの下表面と摺動するよ
うに構成されている。そして、操作部位52を構成する
垂れ下がり部52bの前方外表面を人が指で押すことが
できるように構成されている。
【0019】スライド部材50の移動部位54は、基部
60の後方下部(後端下部)より後方に向けて突き出し
設けられた断面略鶴首状であって、基部60の平面状の
下面と連なる平面を備え、操作レバー32の下壁32b
上面(詳しくは後に説明する。)と接し、摺動すること
ができるように構成されている。移動部位54は、基部
60から後方に向けて突き出された突出部54aを備
え、その突出部54aは、後方に至るに従って上方に向
けて(操作レバー32の上壁32aに向けて)湾曲す
る。すなわち、突出部54aは、その中央において湾曲
して、常時は縮む方向に付勢されるように形成された弾
性体からなる。この突出部54aの先端に略三角形状の
頭部が連続して一体的に形成され、その首部の突出部5
4aの下面(操作レバー32の下壁32b側)より下方
向(操作レバー32の下壁32b側方向)に向けて、垂
直平面からなる規制部54bが形成されている。規制部
54bは、スライド部材50の係止部位56が基台12
の係止部40から離脱したとき、操作レバー32の下壁
32bに形成された引掛部34と係合してスライド部材
50の移動を規制するとともに、スライド部材50の係
止部位56が基台12の係止部40と係止したとき、操
作レバー32の下壁32bに形成された引掛部36との
係合を外れるように形成されている。
【0020】スライド部材50の移動部位54において
は、突出部54aの先端に形成された頭部下面(操作レ
バー32の下壁32b側の面)に、前記規制部54bと
連続して後方に至るに従って斜め上方に向けて(操作レ
バー32の上壁32aに向けて)傾斜する(上昇する)
斜面からなる移動部54cが形成されている。移動部5
4cは、前記規制部54bを構成する垂直平面と鋭角状
に交差する平面からなる。そして、スライド部材50の
移動部位54の規制部54bが操作レバー32の下壁3
2bに形成された引掛部36から離脱したとき、移動部
位54の突出部54aが元の状態に復元するように(伸
びていた突出部54aが前方に向けて曲がるように)形
成される。さらに、前記突出部54aが復元するとき、
スライド部材50全体が、スライド部材50の係止部材
56と基台12の係止部40とを係止させる方向に摺動
して移動するように形成されている。
【0021】操作レバー32の下壁32b上面には、図
9に示すように、移動部位54の移動を規制するため
に、操作レバー32の幅方向に連続して形成された垂直
面からなる引掛部36が形成されている。また、操作レ
バー32の下壁32b上面には、スライド部材50の移
動部位54の移動を容易にするために、該引掛部36に
連続して前方に向けて形成された斜面からなる摺動部3
4とが形成されている。摺動部34は、操作レバー32
の幅方向に連続して形成され、前方に向かうに従って下
降する斜面からなる。さらに、基台12には、操作レバ
ー32の下壁32bに形成された引掛部36および摺動
部34と協働してスライド部材50の移動部位54を摺
動させるとともに、移動部位54の規制部54bと操作
レバー32の下壁32bに形成された引掛部34との係
合を離脱させるために、離脱摺動体38が形成されてい
る。離脱摺動体38は、操作レバー32の下壁32bに
形成された引掛部36の後方近傍において、操作レバー
32の中空部内の上方に向けて突出するように、基台1
2に立設されている。
【0022】この離脱摺動体38は、図8に示すよう
に、基台12の一部に切り目を形成し、切れ目を形成し
た部分を基台12上に略垂直に起こすことによって形成
され、基台12に垂直に立設された垂直部38aと、そ
れに連続した斜面部38bとを備える。そして、斜面部
38bは、前記操作レバー32の下壁32bに形成され
た摺動部34を構成する斜面に連続するように形成され
ている。この離脱摺動体38は、基台12の幅方向(操
作レバー32の幅方向と一致する方向)に伸びる板状体
で、斜面部38bも幅方向に伸びる板状体からなる。そ
して、離脱摺動体38の垂直部38aは、操作レバー3
2を閉じた状態において(操作レバー32の下壁32b
と基台12とは略平行になった状態において)、操作レ
バー32の下壁32bに形成された摺動部34の最高端
(最上端)であって、引掛部36の最上端よりやや上方
に位置する高さを備えている。離脱摺動体38の斜面部
38bは、垂直部38aの最上端より後方に向けて突き
出し形成され、操作レバー32の下壁32bと基台12
とが略平行となった位置(操作レバー32を閉じた位
置)において、スライド部材50の移動部位54の移動
部54cが摺動するように形成された斜面が形成されて
いる。
【0023】スライド部材50の係止部位56は、図7
に示すように、基部60の前方部位より下部下方向に
(基台12に向けて)突き出し形成されるとともに、前
方に向けて爪部56aが突き出し設けられ、基部60と
一体的に連続して形成されている。係止部位56の爪部
56aは、基部60の略半分の幅を有する。そして、爪
部56aの上面は、基台12の前方において上方に向け
て垂直に立設された係止部40と係止するように、水平
面の係合部56bを形成している。そして、スライド部
材50の係止部位56を構成する爪部56aの高さは、
操作レバー32の下壁32bの厚さ(上下方向の幅)よ
り若干厚い高さを備えている。このスライド部材50の
係止部位56の長さは、操作部位52の長さよりも短
い。すなわち、スライド部材50の操作部位52の突出
部52aの先端(前方最先端)より、係止部位56の爪
部56aの先端(前方最先端)の方が、後方に位置する
ように形成されている。
【0024】基台12に形成された係止部40は、たと
えば基台12の一部に切れ目を形成し、切れ目を形成し
た部分を基台12上に起こすことによって、垂直状に立
設して形成される。そして、図8に示すように、係止部
40の胴部には貫通孔40aが形成され、貫通孔40a
は、貫通孔40a内にスライド部材50の係止部位56
が出し入れ自在になるような大きさに形成される。この
係止部40は、貫通孔40aの上縁部に、スライド部材
50の係止部位56を構成する係合部56bの上面が係
合するように構成されている。
【0025】この綴具10では、操作レバー32を、枢
軸たる支持軸28を中心として回動させて開閉すること
により、バネ部材30を介して挟持体26を開閉させる
ことができる。このとき、挟持体26は、基台12と略
平行な状態で移動する。挟持体26を閉じた状態にする
ときには、図11に示すように、挟持体26が開いた状
態(スライド部材50の移動部位54を構成する規制部
54bが操作レバー32の下壁32bに形成された引掛
部36に係合した状態)から、操作レバー32を下方に
押し下げられることによって、スライド部材50の移動
部位54を構成する規制部54bが基台12の離脱摺動
体38の斜面部38bに突き当たり、規制部54bが操
作レバー32の下壁32bに形成された引掛部36より
外れる。操作レバー32の下壁32bを構成する引掛部
36によって規制されていた状態から離脱したスライド
部材50の移動部位54は、元の状態に復元しようとす
る力(弾性)により、すなわち、移動部位54を構成す
る突出部54aが縮もうとする力により、移動部位54
の移動部54cが、操作レバー32の下壁32bに形成
された摺動部34の上面を摺動して前方斜面を滑り降り
る。そして、図12に示すように、スライド部材50の
移動部位54の移動部54cの移動にともなって、スラ
イド部材50全体が操作レバー32の中空部内を前方に
移動し、係止部位56の爪部56aが基台12に形成さ
れた係止部40の貫通孔40a内に嵌挿する。その状態
で手を離せば、バネ部材30の弾発力によって操作レバ
ー32の先端が上方に若干持ち上がり、係止部位56の
係合部56bが係止部40の貫通孔40aの上縁に係合
する。挟持体26が閉じた状態において、バネ部材30
によって挟持体26が基台12側に付勢され、このバネ
部材30の力により、書類などの被綴じ物Aを押圧して
書類などの被綴じ物Aが基台12と挟持体26との間に
保持される。
【0026】また、挟持体26を開いた状態にするとき
には、操作レバー32のスライド部材50の突出部52
aを人が指で押すことにより、スライド部材50の移動
部位54を構成する移動部54cが、操作レバー32の
下壁32bに形成された摺動部34の斜面を摺動して上
方に向けて上昇移動することにより、スライド部材50
の係止部位56が基台12の係止部40より離脱する。
そして、スライド部材50の係止部位56を構成する爪
部56aの後端縁が、操作レバー32の下壁32bの最
先端(前方最端縁)に接する位置まで押し入れられる
と、スライド部材50の移動部位54を構成する突出部
54aの弾性によって、規制部54bが操作レバー32
の下壁32bに形成された引掛部36に係合する。
【0027】この綴じ具10では、操作レバー32を開
閉することにより、バネ部材30を介して、枢軸たる支
持軸28を中心に挟持体26を開閉させることができ
る。挟持体26が閉じた状態においては、バネ部材30
によって挟持体26が基台12側に付勢される。このバ
ネ部材30の力により、書類などの被綴じ物Aを押圧し
て、書類などの被綴じ物Aが基台12と挟持体26との
間に保持される。また、操作レバー32を起こすことに
より、バネ部材30を介して挟持体26が開き、書類を
取り外すことができる。なお、この綴じ具10では、書
類を挟むときに、書類の端部を揃えるために、基台12
からほぼ直交するようにして、前後一対の整列部材46
が形成される。これらの整列部材46は、支持板16,
18,20と同様に、基台12に切れ目を形成し、切れ
目を形成した部分を基台12上に起こすことによって形
成される。この綴じ具10は、基台12に形成された貫
通孔48を通して、リベットなどによりファイルBに取
り付けられる。
【0028】スライド部材50においては、図7に示す
ように、基部60の略中央より、操作レバー32の長手
方向に延びる薄板状の抜け防止部64が突き出し形成さ
れる。この抜け防止部64の先端に形成された突部64
aが、図6に示すように、操作レバー32の左壁32d
の内側面に形成された凹部32e内を摺動するように形
成されている。すなわち、スライド部材50の基部60
および移動部位54は、操作レバー32の右壁32cの
内面に接合し、抜け防止部64の突部64aは、操作レ
バー32の左壁32dの内面に接合している。そして、
操作レバー32の左壁32dに向けて抜け防止部64の
突部64aが弾発されており、凹部32e内より抜け防
止部64の突部64aが抜け出ることがないように形成
されている。
【0029】この発明は前記実施の形態に限らず、種々
変更が可能である。たとえば、スライド部材50の係止
部位56は、爪部56aと係合部56bとを備え、基台
12に形成された係止部40の貫通孔40aに係合する
ように構成されたが、スライド部位50の係止部位56
に貫通孔を形成し、基台12の係止部40に爪部56a
と係合部56bとを形成して、スライド部材50の係止
部位56と基台12の係止部40とを係合させるように
構成してもよい。
【0030】図13は、この発明の別の実施の形態を示
す図である。この綴じ具は、図13に示すように、操作
レバー132の上壁132aの先端付近の近傍に貫通孔
132bを形成し、スライド部材150の突出部152
aを基部160の前方部位に形成するのではなく上方に
向けて突出させ、上壁132aより突出するように形成
されている。そして、スライド部材150の突出部15
2aの下面は平面状に形成され、基部160の前後端よ
り前方を後方に向け突出させ、操作レバー132の上壁
132a上面をスライドするように構成されている。こ
のスライド部材150は、基部160の後端に移動部位
154を備え、前端に係止部位156を備える。基台1
12は、係止部140を備え、離脱摺動体138を備え
る。また、操作レバー132は、引掛部134を備え、
摺動部136を備える。
【0031】図14は、この発明の別の実施の形態を示
す図である。この綴じ具は、図14に示すように、操作
レバー232の側壁に、開口部を形成し、その開口部よ
りスライド部材250の操作部位252の突出部252
aを突出させ、操作レバー232の幅方向スライド部材
250をスライドさせ、スライド部材250の係止部位
256を基台212より突出された係止部240に係止
させるように形成されている。このスライド部材250
は、係止部位256を備え、基台212は、離脱摺動体
238を備える。
【0032】なお、図1などに示されている綴じ具10
では、スライド部材50の操作部位52に垂れ下がり部
52bが形成されており、操作レバー32の上面に指を
当てた状態で垂れ下がり部52bを押すことにより、操
作レバー32の跳ね上がりを効果的に抑えることができ
るものである。しかしながら、操作レバー32に指を当
てずに、スライド部材50を押すと、バネ部材30によ
って操作レバー32が開く方向に力が加わる。そのた
め、スライド部材50の垂れ下がり部52bに当てた指
がすべり、操作レバー32が跳ね上がる場合がある。
【0033】そこで、図16〜図25に示すように、ス
ライド部材50の垂れ下がり部52bの端部、つまり操
作部位52の基台12側端部に、突出片52cを形成す
ることが考えられる。この突出片52cは、操作レバー
32の回動方向と交差する向きに突出するように形成さ
れる。つまり、突出片52cは、操作レバー32の長手
方向に突出するように形成される。
【0034】このような突出片52cを形成することに
より、操作レバー32の上面に指を当てない状態でスラ
イド部材50を押しても、突出片52cに指が引っかか
って、操作レバー32が跳ね上がることを防止すること
ができる。さらに、垂れ下がり部52bの表面に、たと
えば平行線状の凹凸部52dを形成すれば、スライド部
材50を押すときに、指の滑りを防止することができ
る。もちろん、凹凸部52dの形状としては、平行線状
に限らず、曲線状やドット状などの形状にしても、指の
滑りを防止する効果を得ることができる。
【0035】また、図26に示すように、操作レバー2
32の側壁にスライド部材250が突出した綴じ具にお
いても、スライド部材250に突出片252cおよび凹
凸部252dを形成することにより、操作レバー232
を開くときに、操作レバー232が跳ね上がることを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態である綴じ具の平面図
である。
【図2】図1図示綴じ具の背面図である。
【図3】図1図示綴じ具の正面図である。
【図4】図1図示綴じ具の右側面図である。
【図5】図1図示綴じ具の要部の側面図である。
【図6】(A)は操作レバーの平面図解図であり、
(B)は操作レバーの底面図解図である。
【図7】スライド部材を示す図であり、(A)はその底
面図であり、(B)はその平面図であり、(C)はその
正面図である。
【図8】基台を示す図であり、(A)はその正面図であ
り、(B)はその要部の断面図解図である。
【図9】操作レバーを開いた状態を示す図であり、
(A)はその要部を断面とした図解図であり、(B)は
その要部を断面とした図解図である。
【図10】挟持体を開いた状態を示す図解図であり、
(A)は挟持体を開く過程を示す図解図であり、(B)
は挟持体を完全に開いた状態を示す図解図である。
【図11】(A)、(B)、(C)は操作レバーを閉じ
る過程を示す一部を断面とした図解図である。
【図12】(A)は操作レバーを閉じる過程を示す一部
を断面とした図解図であり、(B)は挟持体を閉じた状
態における操作レバーの状態を示す一部を断面とした図
解図である。
【図13】(A)はこの発明の別の実施の形態を示す平
面図であり、(B)はその要部の断面図解図である。
【図14】(A)はこの発明の別の実施の形態を示す平
面図であり、(B)はその要部の断面図解図である。
【図15】この発明の一実施の形態である綴じ具の使用
方法を示す斜視図解図である。
【図16】この発明の他の実施の形態である綴じ具の平
面図である。
【図17】図16図示綴じ具の背面図である。
【図18】図16図示綴じ具の正面図である。
【図19】図16図示綴じ具の右側面図である。
【図20】図16に示す綴じ具に用いられるスライド部
材を示す図であり、(A)はその底面図であり、(B)
はその平面図であり、(C)はその正面図である。
【図21】図16に示す綴じ具の操作レバーを開いた状
態を示す図であり、(A)はその要部を断面とした図解
図であり、(B)はその要部を断面とした図解図であ
る。
【図22】図16に示す綴じ具の挟持体を開いた状態を
示す図解図であり、(A)は挟持体を開く過程を示す図
解図であり、(B)は挟持体を完全に開いた状態を示す
図解図である。
【図23】(A)、(B)、(C)は、図16に示す綴
じ具の操作レバーを閉じる過程を示す一部を断面とした
図解図である。
【図24】(A)は図16に示す綴じ具の操作レバーを
閉じる過程を示す一部を断面とした図解図であり、
(B)は挟持体を閉じた状態における操作レバーの状態
を示す一部を断面とした図解図である。
【図25】図16に示す綴じ具の使用方法を示す斜視図
解図である。
【図26】(A)はこの発明のさらに他の実施の形態を
示す平面図であり、(B)はその要部の断面図解図であ
る。
【図27】従来の綴じ具を示す斜視図解図である。
【符号の説明】
A 被綴じ物 10 綴じ具 12,112,212 基台 14 直立体 16,18,20 支持板 22,24 支持アーム 26 挟持体 28 支持軸 30 バネ部材 32,132,232 操作レバー 32a,132a 操作レバーの上壁 32b 操作レバーの下壁 132b 貫通孔 32c 操作レバーの右壁 32d 操作レバーの左壁 32e 凹部 32f バネ止め 34,136 摺動部 36,134 引掛部 38,138,238 離脱摺動体 38a 離脱摺動体の垂直部 38b 離脱摺動体の斜面部 40,140,240 係止部 40a 貫通孔 46 整列部材 48 貫通孔 50,150,250 スライド部材 52 操作部位 52a,152a,252a スライド部材の突出部 52b スライド部材の垂れ下がり部 52c 突出片 52d 凹凸部 54 移動部位 54a 移動部位の突出部 54b 移動部位の規制部 54c 移動部位の移動部 56,156,256 係止部位 56a 爪部 56b 係合部 60,160 基部 62a,62b 側面 64 抜け防止部 64a 突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山下 洋行 大阪市中央区農人橋1丁目1番22号 株式 会社リヒトラブ内 Fターム(参考) 2C017 TA18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表紙などの被取付体に取り付けられる基
    台と、 前記基台と略平行な状態で移動し且つ被綴じ物を押圧す
    るように前記基台に取り付けられた挟持体と、 前記基台に回動自在に取り付けられ、前記挟持体を前記
    基台と略平行な状態で移動させ且つ被綴じ物を押圧させ
    るように形成された操作レバーとを有する綴じ具であっ
    て、 前記操作レバーに移動自在に取り付けられた係止部位を
    有する移動部材と、 前記移動部材の係止部位を係止するように前記基台に形
    成された係止部とを備えた、綴じ具。
  2. 【請求項2】 前記移動部材は、前記基台に支持軸にて
    枢支された前記操作レバーの枢支位置より離れた位置に
    おいて、前記操作レバーの長手方向に沿ってスライドす
    るように前記操作レバーに取り付けられ、 前記操作レバーは、操作部位にて前記移動部材全体をス
    ライドすることができるように形成され、 前記移動部材の操作部位を押圧および/または移動する
    ことにより、前記移動部材に形成された係止部位が前記
    基台に形成された係止部と係止または離脱するように形
    成され、 前記移動部材の係止部位を前記基台の係止部と係止させ
    るとき、前記移動部材は弾力により操作レバーの長手方
    向に移動し、前記移動部材の係止部位が前記基台の係止
    部と係止するように形成された、請求項1に記載の綴じ
    具。
  3. 【請求項3】 前記移動部材は、前記操作レバーの中空
    部内に設けられ、前記操作レバーの外周面より突出する
    操作部位と、前記操作部位より後方において形成された
    移動部位と、前記移動部位より前方に形成された係止部
    位とを備え、 前記操作部位と移動部位と係止部位とは弾性を有する材
    で一体成形され、 前記移動部位は、 前記移動部材の係合部位と前記基台の係止部とが離脱し
    たとき前記操作レバーの一部と係合して前記移動部材の
    移動を規制するとともに、前記移動部材の係止部位と前
    記基台の係止部とを係止させるとき、前記操作レバーの
    一部との係合を脱するように形成された規制部と、 前記操作レバーとの係合から離脱し復元するとき、前記
    移動部材全体を移動部材の係止部位と前記基台の係止部
    とを係止させる方向に移動させるように形成された移動
    部とを備えた、請求項1または請求項2に記載の綴じ
    具。
  4. 【請求項4】 前記操作レバーは、 前記移動部材の移動部位と係合し、移動部材の移動を規
    制する引掛部と、 前記移動部材の係止部位と前記基台の係止部とを係止さ
    せるとき、前記引掛部から前記移動部材の移動部位を離
    脱させるように形成され、離脱された前記移動部材の突
    出部位が復元するとき、前記移動部材の移動部位を移動
    させるように形成された摺動部とを備えた、請求項1な
    いし請求項3のいずれかに記載の綴じ具。
  5. 【請求項5】 基台と、 前記基台に被綴じ物を押し付けて固定するための挟持体
    と、 回動させることにより前記挟持体と前記基台との間の開
    閉を行うための操作レバーと、 前記操作レバーに移動可能に取り付けられる移動部材
    と、 前記移動部材に形成される係止部位を係止することによ
    り前記基台と前記挟持体とが閉じた状態を保持するため
    に前記基台に形成される係止部とを含み、 前記移動部材の先端の操作部位を押すことによって前記
    移動部材の係止部位が前記係止部から離脱する綴じ具に
    おいて、 前記移動部材の前記操作部位の前記基台側端部が前記操
    作レバーの回動方向と交差する向きに突出するように形
    成されたことを特徴とする、綴じ具。
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