JPH0732735Y2 - 床パネル材の支持脚体 - Google Patents

床パネル材の支持脚体

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JPH0732735Y2
JPH0732735Y2 JP1990114830U JP11483090U JPH0732735Y2 JP H0732735 Y2 JPH0732735 Y2 JP H0732735Y2 JP 1990114830 U JP1990114830 U JP 1990114830U JP 11483090 U JP11483090 U JP 11483090U JP H0732735 Y2 JPH0732735 Y2 JP H0732735Y2
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則理 森
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、床下地上に並置され床パネル材を載置支持し
て二重床構造を形成するための床パネル材の支持脚体に
関する。
(従来の技術) 上記のような二重床構造としては、第4図に示すよう
に、コンクリート床スラブ等からなる床下地a上に並置
された高さ調節可能な支持脚体bと、該支持脚体bの上
端部に支持された床パネル材cと、該床パネル材cの上
に敷設された捨張り材dと、該捨張り材dの上に敷設さ
れた床仕上げ材eとからなるものが知られている。
このような二重床構造は、床下地a上面の不陸を支持脚
体bによって吸収できるため、床下地a上面を平滑化す
る手間が不要であるという利点を有しているので、中高
層のビルやマンション等の床に広く採用されている。
上記のような支持脚体bとしては、第3図に示すよう
に、上端部に螺子部gを有する高さ調節ボルトhと、該
高さ調節ボルトhの螺子部gに螺合され上記床パネル材
cを載置支持する取付け板iと、上記床下地a上に並置
され高さ調節ボルトhの下端部を固持する弾性体jとか
らなるものが知られている。
そして、床パネル材cの高さ調節は、支持脚体bに支持
された床パネル材cを床下地aの上に敷設した後、支持
脚体bの高さ調節ボルトhを回転することにより行われ
る。
(考案が解決しようとする課題) しかるに、上記のようにして床パネル材の高さ調節を行
なう場合、弾性体が高さ調節ボルトと共に回転せざるを
得ないため、弾性体下面と床下地上面との摩擦力により
高さ調節ボルトが回転し難いという問題、弾性体下面が
床下地によって削られて摩耗し支持脚体が不安定になる
という問題がある。
もっとも、弾性体の代わりに硬質材を用いると、上記の
問題点は解消するが、このようにすると、床仕上げ材の
上面に床衝撃力が加わった場合に、該床衝撃力がストレ
ートに床下地に伝わるため、階下における床衝撃音が大
きくなるという新たな問題が発生するので、この方法を
採用することはできない。
特に、近時においては、階下における床衝撃音を低減さ
せるために弾性体を弾性に富んだ材料で形成する場合が
多いので、上述した高さ調節ボルトが回転し難いという
問題及び支持脚体が不安定になるという問題は顕著であ
る。
上記に鑑みて本考案は、高さ調節ボルトを回転しても弾
性体が共回りしないようにし、これにより、上記各問題
を解消することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案は、高さ調節ボルト
と弾性体との間に、高さ調節ボルトを載置支持する一方
弾性体に載置支持され、高さ調節ボルトに対して相対回
転自在な受け部材を配設するものである。
具体的に本考案が講じた解決手段は、コンクリート床ス
ラブ等からなる床下地上に並置され、上端部で床パネル
材を載置支持する床パネル材の支持脚体を対象とするも
のであって、上端部に設けられ床パネル材に螺合される
螺子部と下端部周面に設けられた環状の鍔部と下端部周
面における上記鍔部の下側に設けられた環状の凹溝とを
有する高さ調節ボルトと、該高さ調節ボルトの下端部に
おける顎部より下側の部分が挿通される中空部を有する
筒状部と該筒状部の上端に設けられ高さ調節ボルトの鍔
部を回転自在に載置支持するフランジ部と上記筒状部の
内壁面に突設され上記高さ調節ボルトの凹溝に嵌入され
る環状の凸部とを有する硬質材からなる受け部材と、該
受け部材のフランジ部を載置支持する上面支持部と上記
受け部材の筒状部が挿入され且つ該筒状部を保持する上
方が開放した穴部とを有する弾性体とを備える構成とす
るものである。
(作用) 上記の構成により、高さ調節ボルトの下端部周面に環状
の鍔部が設けられていると共に、硬質材からなる受け部
材の筒状部の上端に、高さ調節ボルトの環状の鍔部を回
転自在に載置支持するフランジ部が設けられているた
め、高さ調節ボルトは受け部材によって大きい面積で回
転自在に載置支持されている。また、弾性体に受け部材
のフランジ部を載置支持する上面支持部が設けられてい
るため、高さ調節ボルトは受け部材を介して弾性体によ
り安定して支持される。
高さ調節ボルトの下端部周面における鍔部の下側に環状
の凹溝が設けられていると共に、受け部材の筒状部の内
壁面に上記環状の溝部に嵌入される環状の凸部が設けら
れているため、床パネル材に上下振動が加わっても、つ
まり高さ調節ボルトに上向きの力が加わっても、高さ調
節ボルトが受け部材から抜けることはない。また、弾性
体に受け部材の筒状部が挿入され且つ該筒状部を保持す
る穴部が設けられているため、床パネル材に上下振動が
加わっても、つまり受け部材に上向きの力が加わって
も、受け部材は弾性体から離脱することなく該弾性体に
保持される。
床パネル材に水平方向の力が加わった場合、上端部が床
パネル材に螺合している高さ調節ボルトは傾こうとする
が、高さ調節ボルトの環状の顎部が大きい面積で受け部
材のフランジ部により回転自在に載置支持されていると
いう上部の構造と、高さ調節ボルトにおける顎部の下側
の環状の凹溝に受け部材の環状の凸部が嵌入していると
いう下部の構造との共働作用によって、高さ調節ボルト
は傾くことが確実に阻止される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例に係る支持脚体Aの断面構
造、第2図は上記支持脚体Aの分解断面構造を各々示し
ている。
同図において、1は取付け部材であって、該取付け部材
1は床パネル材(第4図参照)の下面に取り付けられる
円形の取付け板1aと、該取付け板1aの下面に固定された
ナット1bとからなる。
同図において、1は高さ調節ボルトであって、該高さ調
節ボルト2は上端部に設けられ上記取付け部材1のナッ
ト1bと螺合する螺子部2aと、下端部周面に設けられた円
形の鍔部2bと、下端部周面における上記鍔部2bの下側に
設けられた環状の凹溝2cとを有しており、該高さ調節ボ
ルト2を回転することにより上記床パネル材の高さを調
節することができる。
同図において、3は硬質材例えば硬質プラスチックから
なる受け部材であって、該受け部材3は高さ調節ボルト
2の下端部における顎部2bより下側の部分が挿通される
中空部3aを有する筒状部3bと、筒状部3bの上端に設けら
れ高さ調節ボルト2の鍔部2bを載置支持する円形のフラ
ンジ部3cと、筒状部3bの内壁面に突設され高さ調節ボル
ト2の凹溝2cに嵌入される環状の凸部3dと、筒状部3bの
下端に設けられ下方に向かって小径になるテーパー面3e
を有する円形の係止部3fとを有している。
上記構成により、高さ調節ボルト2はその鍔部2b及び受
け部材3のフランジ部3cによって受け部材3に回転自在
に載置支持されており、高さ調節ボルト2を回転すると
鍔部2bの下面とフランジ部3cの上面とが周方向に摺接す
る。また、受け部材3の凸部3dが高さ調節ボルト2の溝
部2cに嵌入されているため、高さ調節ボルト2を回転し
ても該高さ調節ボルト2が受け部材3から離脱すること
はない。
尚、本実施例では、鍔部2bの下面とフランジ部3cの上面
との摺接時における両者間の二次音を防止するために鍔
部2bの下側に該鍔部2bよりも大径のゴム製座金4を介在
させていると共に、高さ調節ボルト2の回転をスムーズ
にさせると共に該高さ調節ボルト2に対する載置支持力
を向上させるためにゴム製座金4の下側にゴム製座金4
よりも大径の金属製座金5を介在させている。
また、上記二次音を一層低減させるために、ゴム製座金
4に無機質や鉛の粉末を混入したり或いは金属製座金5
に緩衝性物を積層して、ゴム製座金4或いは金属製座金
5に制振性を付与してもよい。
同図において、6は例えばゴムからなり下部に断面円形
の凹部6aを有する円錐台状の弾性体であって、該弾性体
6は受け部材3のフランジ部3cを載置支持する平坦な上
面支持部6bと、受け部材3の筒状部3bの外径よりも若干
径大で上下に貫通しており筒状部3bが挿入される穴部6c
とを有している。弾性体6の上底部6dの肉厚は、受け部
材3のフランジ部3c下面と係止部3f上面との間の寸法に
略等しく形成され、フランジ部3cと係止部3fとで弾性体
6の上底部6dを挟持しているため、上下振動が加わって
も受け部材3が弾性体6から離脱しないと共に受け部材
3と弾性体6とは相対回転しない。この場合、上述のよ
うに係止部3fにテーパー面3eが設けられているため、フ
ランジ部3cと係止部3fとで弾性体6の上底部6dを挾持す
る構造であるにも拘らず、受け部材3を弾性体6の穴部
6cに容易に挿入することができる。このように別々の部
品を現場で組み立てて用いることができ、しかも振動を
受けても抜けることがない。
尚、本実施例では、床パネル材を介して受ける床荷重に
より弾性体6がへたり変形するのを防止するために、受
け部材3のフランジ部3cの外径を弾性体6の凹部6aの直
径よりも大きく形成している。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係る床パネル材の支持脚
体によると、高さ調節ボルトの下端部周面に環状の鍔部
が設けられていると共に、硬質材からなる受け部材の筒
状部の上端に、高さ調節ボルトの環状の鍔部を回転自在
に載置支持するフランジ部が設けられているため、高さ
調節ボルトは受け部材によって大きい面積で回転自在に
載置支持されており、また、弾性体に受け部材のフラン
ジ部を載置支持する上面支持部が設けられているため、
高さ調節ボルトは受け部材を介して弾性体により安定し
て支持されているので、床パネル材に垂直方向の荷重が
作用した場合、高さ調節ボルトは受け部材を介して弾性
体により安定して支持される。
高さ調節ボルトの下端部周面における鍔部の下側に環状
の凹溝が設けられていると共に、受け部材の筒状部の内
壁面に上記環状の溝部に嵌入される環状の凸部が設けら
れているため、床パネル材に上下振動が加わっても、高
さ調節ボルトが受け部材から抜けることはなく、また、
弾性体に受け部材の筒状部が挿入され且つ該筒状部を保
持する穴部が設けられているため、床パネル材に上下方
向の振動が加わっても、受け部材は弾性体から離脱する
ことなく該弾性体に保持されるので、床パネル材に上下
方向の振動が作用した場合、高さ調節ボルトは受け部材
を介して弾性体に確実に保持される。
床パネル材に水平方向の力が加わった場合、上端部が床
パネル材に螺合している高さ調節ボルトは傾こうとする
が、高さ調節ボルトの環状の顎部が大きい面積で受け部
材のフランジ部により回転自在に載置支持されていると
いう上部の構造と、高さ調節ボルトにおける顎部の下側
の環状の凹溝に受け部材の環状の凸部が嵌入していると
いう下部の構造との共働作用によって、高さ調節ボルト
は傾くことが確実に阻止されるので、床パネル材に水平
方向の力が作用した場合、高さ調節ボルトは傾くことな
く受け部材を介して弾性体に確実に保持される。
以上のように、本考案に係る床パネル材の支持脚体は、
床パネル材に垂直方向の荷重、上下方向の振動及び水平
方向の振動のいずれの力が作用した場合でも、安定して
床パネル材を支持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例である床パネル材
の支持脚体を示し、第1図は断面図、第2図は分解断面
図、第3図は従来の床パネル材の支持脚体の断面図、第
4図は本考案の床パネルの支持脚体が適用される二重床
構造の断面図である。 1……取付け部材 2……高さ調節部材 2a……螺子部 2b……鍔部 2c……凹溝 3……受け部材 3a……中空部 3b……筒状部 3c……フランジ部 3d……凸部 6……弾性体 6b……上面支持部 6c……穴部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート床スラブ等からなる床下地上
    に並置され、上端部で床パネル材を載置支持する床パネ
    ル材の支持脚体であって、 上端部に設けられ上記床パネル材に螺合される螺子部
    と、下端部周面に設けられた環状の鍔部と、下端部周面
    における上記鍔部の下側に設けられた環状の凹溝とを有
    する高さ調節ボルトと、 該高さ調節ボルトの下端部における上記顎部より下側の
    部分が挿通される中空部を有する筒状部と、該筒状部の
    上端に設けられ上記高さ調節ボルトの鍔部を回転自在に
    載置支持するフランジ部と、上記筒状部の内壁面に突設
    され上記高さ調節ボルトの凹溝に嵌入される環状の凸部
    とを有する硬質材からなる受け部材と、 該受け部材のフランジ部を載置支持する上面支持部と、
    上記受け部材の筒状部が挿入され且つ該筒状部を保持す
    る上方が開放した穴部とを有する弾性体とを備えたこと
    を特徴とする床パネル材の支持脚体。
JP1990114830U 1990-10-31 1990-10-31 床パネル材の支持脚体 Expired - Lifetime JPH0732735Y2 (ja)

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