JPH07327169A - ディジタルx線撮影装置 - Google Patents

ディジタルx線撮影装置

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JPH07327169A
JPH07327169A JP6118697A JP11869794A JPH07327169A JP H07327169 A JPH07327169 A JP H07327169A JP 6118697 A JP6118697 A JP 6118697A JP 11869794 A JP11869794 A JP 11869794A JP H07327169 A JPH07327169 A JP H07327169A
Authority
JP
Japan
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signal
image
digital
converter
holder
Prior art date
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Pending
Application number
JP6118697A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Utsuyama
和弘 宇津山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタルX線撮影装置において特に複雑な
調整を行わなくても簡単に各撮影方向ごとに最適な濃度
設定できるようにする。 【構成】 電源を入れて装置を立ち上げると、ハードデ
ィスク18内のシェーディング補正係数配列データがメ
モリ17にロードされ、保持器3の位置に対応したシェ
ーディング補正係数配列が読み出されてシェーディング
補正回路11に供給され、A/D変換器10でディジタ
ル化された信号が最適な濃度に補正される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、循環器系の造影検査等
を行うディジタルX線撮影装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルX線撮影装置は特に循環器系
の診断によく用いられている。
【0003】この種の装置としては、被検体を挟むよう
に配置されているC形アームの両端部にX線管とX線イ
メージインテンシファイアとを対向させて取り付け、X
線透視撮影するものが知られている。
【0004】例えば、冠動脈造影撮影においては被検体
の血管内に造影剤を注入し、この造影剤が冠動脈を流れ
るときに、X線管からX線の曝射を行い、被検体を透過
したX線像をイメージインテンシファイアで検出する。
【0005】そして、この信号をTVカメラを通した後
A/D変換器によりディジタル信号に変換し、データ処
理、記憶媒体への格納等を行った後D/A変換してモニ
タに表示している。
【0006】また、冠動脈を透視撮影する場合のX線照
射角度は決まっており、被検体の体軸を中心にして左側
への回転方向であるLAO(左前斜位)からRAO(右
前斜位)方向の間の所定の角度にC形アームを回転させ
て透視撮影を行うのが普通である。
【0007】透視撮影された画像上における血管のバッ
クグランドには肺野、心筋、骨、横隔膜など比較的濃度
差のあるものが、一枚の画像内に存在するため、そこに
重なって描出される血管について、その血管がよく見え
るようにグレースケールのウインドウ値(階調の幅)、
センター値(階調の中心値をどのピクセルに合わせる
か)を調整して観察を行っている。
【0008】例えば、LAOにおいて図2に示すような
透視像が得られる。冠動脈は輝度の高い(白色)肺野か
ら輝度の低い(黒色)骨部に渡って広がっているので、
冠動脈を良く観察するためには背景との適度なコントラ
ストが必要であり、そのためウインドウ値、センター値
を調整している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
ではウインドウ値、センター値の調整は画像全体の階調
を変化させるために輝度の高い例えば肺野に重なった血
管が良く見えるようにウインドウ、センター値を調整す
ると、輝度の低い骨部に重なった血管が見えにくく、逆
に輝度の低い部位に重なった血管が良く見えるようにウ
インドウ、センター値を調整すると、輝度の高い部位に
重なった血管が見えにくい。
【0010】また、循環器系の透視撮影においてはC形
アームを回転させて回転角度の異なる数箇所の点で行う
ために、目的とする血管とバックグランドとの重なる様
子が相違し、その度にウインドウ値、センター値の調整
を行って最適な階調にしなければならず、非常に煩雑で
あった。
【0011】本発明は、上記課題を解決するために創案
されたもので、特に複雑な調整を行わなくても簡単に各
撮影方向ごとに最適な濃度設定ができるディジタルX線
撮影装置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のディジタルX線撮影装置は、X線管球とイ
メージインテンシファイアとを対向支持する保持器と、
操作卓からの信号により前記保持器を制御する制御部
と、イメージインテンシファイアからの画像信号をディ
ジタル信号に変換するA/D変換器と、このディジタル
信号をアナログ信号に変換するD/A変換器と、撮影角
度毎にその角度における画像信号のコントラストを最適
値に補正するための濃度補正係数を記憶させた記憶部
と、前記A/D変換器とD/A変換器との間に接続され
た画像信号の補正回路とを設け、前記制御部からの制御
信号により保持器を回動させ被検体をそれぞれ異なる角
度からX線撮影を行う場合に前記制御部からの信号によ
りそれぞれの撮影角度に対応した濃度補正係数を記憶部
から補正回路に出力させることを特徴としている。
【0013】
【作用】本発明のディジタルX線撮影装置によれば、保
持器が回転して回転角度ごとに、X線撮影画像を観察す
る場合に、その角度に応じた濃度補正係数が制御部の信
号によって記憶部から読み出され、濃度補正回路に出力
されるので画像データの濃淡がこれによって補正処理さ
れるので、常に自動的に最適コントラストの画像が得ら
れる。すなわち、撮影角度が変わるごとに画像のグレー
スケールのウインドウ値やセンター値をその都度調整す
る必要がない。
【0014】
【実施例】本発明の一実施例を、以下、図面に基づいて
説明する。
【0015】図1は本発明によるディジタルX線撮影装
置の構成図を示す。
【0016】1は被検者、2は操作卓、3は保持器、4
はハンドスイッチ、5は高圧発生器、6はX線管、7は
イメージ・インテンシファイア、8はTVカメラ、9は
CCU(カメラコントロールユニット)、10はA/D
変換器、11はシェーディング補正回路、12はD/A
変換器、13はモニタ、14は磁気ディスク、15はメ
カコントローラ、16はCPU、17はメモリ、18は
ハードディスクである。 保持器3はC形の構造を有す
るアームであり、このアームの一方にはX線管6が、他
方にはイメージ・インテンシファイア7が保持され、保
持器3は被検者1の体軸方向または体軸回りに回動でき
るようになっている。
【0017】保持器3の体軸方向または体軸回りの回動
角度はメカコントローラ15により制御される。
【0018】ところで、シェーディング補正回路11は
濃度補正を行うための処理回路で画像データをシェーデ
ィング補正係数配列で除することを行い、補正された画
像データを得るものである。
【0019】このシェーディング補正係数配列は一般に
はレンズの中心部に比べて周辺部が暗くなるのでこの濃
度差を補正するために用いられるものである。
【0020】シェーディング補正係数配列をFed(x,
y)、画像データをF(x,y)、濃度補正された画像
データをFc (x,y)とすると((x,y)は画像ピ
クセル位置を示す) Fc (x,y)=F(x,y)/Fed(x,y)…………………(1) となる。
【0021】このFed(x,y)は、あらかじめ所望の
撮影角度における画像データのバックグランドの極端な
濃度差がなくなるように決定される。
【0022】例えば図2に示すLAOの冠動脈造影の場
合には画面右上部の肺野部は明るく映り、左へ行くにし
たがって次第にバックが暗くなり、左部の骨部で最も暗
くなるので、画面左部のバックグランドの輝度を高める
ように各ピクセルの画像データに対してシェーディング
補正係数配列が決定される。
【0023】このようにして、撮影角度ごとにバックグ
ランドの極端な濃度差がなくなるように決定されたシェ
ーディング補正係数配列Fed(x,y)をハードディス
ク18内に記憶させておく。
【0024】次にこの装置の動作について述べる。
【0025】電源を入れて装置を立ち上げると、ハード
ディスク18内のシェーディング補正係数配列データが
メモリ17にロードされる。
【0026】被検者1の検査を行うために、操作者は操
作卓2を操作して、保持器3と被検者1の相対的位置を
保持器3をメカコントローラ15により回動させて位置
決めした後、図示はしていないがカテーテル等によって
造影剤を被検者1の体内に注入する。
【0027】このとき、メカコントローラ15は保持器
3の位置信号をメモリ17に送信し、メモリ17は保持
器3の位置に対応したシェーディング補正係数配列を読
み出してシェーディング補正回路11に出力する。
【0028】次に、ハンドスイッチ4のX線曝射ボタン
を押せば、高圧発生器5からX線管6に高圧が印加され
てX線管6からX線が発生し、このX線が被検者1を透
過してイメージ・インテンシファイア7で検出され画像
化される。
【0029】この画像は、TVカメラ8で電気信号とな
りCCU9を通り、A/D変換器10でディジタル化さ
れる。
【0030】このディジタル信号は、上述した補正式
(1)に従って、シェーディング補正回路11でメモリ
17からのシェーディング補正係数で補正されて、補正
された画像データは磁気ディスク14に記憶される一
方、D/A変換器12によりアナログ信号に変換されて
モニタ13に表示される。
【0031】次に操作者が操作卓2を操作し、異なる角
度に保持器3を回転させて、被検者の撮影を行う場合
も、この撮影角度に対応したシェーディング補正係数が
ハードディスク18に記憶されているので、上記と同様
の作用で補正が行われ、複雑な濃度調整を行う必要がな
い。
【0032】上述の実施例では冠動脈造影検査について
述べたが、あらかじめ撮影方向が決まっており、被検体
が異なっても画像上のバックグランド内の組織が同じ位
置に投影されるようなX線ディジタル画像撮影ならば、
同様にシェーディング補正係数を決定することにより、
撮影方向ごとに最適の画像が得られる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディジタ
ルX線撮影装置によれば、撮影方向が異なっても何等ウ
ィンドウ調整等をしなくても、その角度に対応した最適
なコントラストの画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のディジタルX線撮影装置の
構成を示す図である。
【図2】左前斜位からのX線撮影像の一例を示す図であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線管球とイメージインテンシファイア
    とを対向支持する保持器と、操作卓からの信号により前
    記保持器を制御する制御部と、イメージインテンシファ
    イアからの画像信号をディジタル信号に変換するA/D
    変換器と、このディジタル信号をアナログ信号に変換す
    るD/A変換器とを備え、前記制御部からの制御信号に
    より保持器を回動させ被検体をそれぞれ異なる角度から
    X線撮影を行う装置において、 撮影角度毎にその角度における画像信号のコントラスト
    を最適値に補正するための濃度補正係数を記憶させた記
    憶部と、前記A/D変換器とD/A変換器との間に接続
    された画像信号の補正回路とを設け、前記制御部からの
    信号によりそれぞれの撮影角度に対応した濃度補正係数
    を記憶部から補正回路に出力させることを特徴とするデ
    ィジタルX線撮影装置。
JP6118697A 1994-05-31 1994-05-31 ディジタルx線撮影装置 Pending JPH07327169A (ja)

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JP6118697A JPH07327169A (ja) 1994-05-31 1994-05-31 ディジタルx線撮影装置

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JP6118697A JPH07327169A (ja) 1994-05-31 1994-05-31 ディジタルx線撮影装置

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JPH07327169A true JPH07327169A (ja) 1995-12-12

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ID=14742922

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JP6118697A Pending JPH07327169A (ja) 1994-05-31 1994-05-31 ディジタルx線撮影装置

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JP (1) JPH07327169A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000184284A (ja) * 1998-12-11 2000-06-30 Hitachi Medical Corp X線撮影装置におけるシェ―デング除去装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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