JPH07326404A - フラットケーブルの接続構造 - Google Patents

フラットケーブルの接続構造

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JPH07326404A
JPH07326404A JP6120295A JP12029594A JPH07326404A JP H07326404 A JPH07326404 A JP H07326404A JP 6120295 A JP6120295 A JP 6120295A JP 12029594 A JP12029594 A JP 12029594A JP H07326404 A JPH07326404 A JP H07326404A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive powder
connection
barbed
flat cable
cable
Prior art date
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Pending
Application number
JP6120295A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Nogaki
健 野垣
Kensaku Takada
憲作 高田
Satoru Takano
悟 高野
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication of JPH07326404A publication Critical patent/JPH07326404A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フラットケーブルを簡単に、安価に接続で
き、しかも接続スペースをとらず、接続ピッチの変更、
通電容量の変更等にも対応でき、品質、耐久性にも優れ
る接続構造の提供。 【構成】 フラットケーブル1、1間に有刺導電粉4を
介在し、接続部の加熱、加圧によりこの有刺導電粉4を
絶縁層3に突き刺してケーブル導体2に接触させ、導体
間を導通させる。この構造によるとケーブルの皮剥ぎが
不要であり、僅かな導電粉を利用して簡単に電気導通の
目的を果たせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フラットケーブル、特
にフレキシブルフラットケーブル(FFC)同士を、或
いはそのケーブルと例えば基板上の平面導体とを簡便
に、しかも種々の面で有利に接続することを可能ならし
めたフラットケーブルの接続構造に関する。
【0002】
【従来の技術】平面的な配線が可能なフラットケーブル
は、電機、電子機器内の配線は勿論、従来の電線を束ね
たワイヤーハーネスに代わる車輌用配線等としても多用
される傾向にある。
【0003】このワイヤーハーネスの代替品として利用
するフラットケーブルは、端末接続、中間接続、分岐接
続、クロス接続等、様々な形態での接続が要求される。
そのいずれのケースでも、常法によると絶縁層を剥いで
露出したケーブル導体を半田付け、溶接等で相手側導体
につなぐが、この方法では作業に手間取ることから、例
えば、特開昭63−13285号公報は、尖鋭な歯を絶
縁層の外側から突き差してケーブル導体にコンタクトさ
せる圧着方式の接続ストリップを提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の公報に開示され
た接続ストリップは、圧着作業を基本的に人手に頼るた
め作業能率を高め難い。
【0005】また、部品コストが高くつき、接続スペー
スも多く必要とする。さらに、接続ピッチが接続ストリ
ップのサイズによって制限されるほか、接続形態に合っ
た接続ストリップを必要とし、回路設計上、或いは経済
上不利な点が多い。このほか導通面がストリップ貫通面
のみとなるため、通電容量による使用制限等も受け易
い。
【0006】本発明は、これ等の不具合を一挙に解消で
きるフラットケーブルの接続構造を提供することを課題
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題に対応した本
発明のフラットケーブル接続構造は、相互接続部を重ね
て固定したフラットケーブル間又は接続相手のフラット
ケーブルもしくは平面導体との間に有刺導電粉が介在さ
れ、その有刺導電粉がフラットケーブルの絶縁層に突き
刺ってケーブル導体に接触し、接続導体間を電気的に導
通させていることを特徴とするものである。
【0008】なお、有刺導電粉は、絶縁シートに混入
し、このシートと共に相互接続部間に介在させてもよ
い。
【0009】また、この有刺導電粉による電気導通状態
の維持は重ね合わせた相互接続部を固定することによっ
て行うが、その接続部の固定方法は、特に限定されな
い。後述の実施例で述べるように種々の方法を採り得
る。
【0010】
【作用】相互接続部を重ねる前に電気導通を得る位置に
有刺導電粉を配置する。或いは、この導電粉を混入した
シートを間に挟む。この後、重ね合わせ部を加圧する
(加熱や超音波振動を併用するのが望ましい)と、有刺
導電粉がケーブルの絶縁層に突き刺ってケーブル導体に
接触し、その導電粉経由で電気導通が得られる。
【0011】この単純な作業は、既存の粉粒ディスペン
サとホットプレス機の組合わせで自動化が可能であり、
効率的な接続が望める。また、使用する材料が導電粉の
み又はその導電粉とこれを混入する絶縁シートのみであ
るので接続コストも下がる。
【0012】さらに、導電粉を介しての電気導通である
ので接続スペースも必要最小限まで縮小できる。また、
導電粉の介在域、介在量、合わせ部の加圧域、加圧面積
を自由に設定して接続ピッチや導通面積を自由に制御で
きるので、接続ピッチ、通電容量の変更等にも対応でき
る。このほか、導電粉によるコンタクトでは接続ストリ
ップによる場合と違ってケーブル導体の傷付きが少なく
なるので、品質、耐久性の面でも好結果が得られる。
【0013】
【実施例】図1に、本発明の接続構造によるフラットケ
ーブル同士の接続例を示す。図1の1は、平角ケーブル
導体2を絶縁層3で被覆して作られたフラットケーブル
である。
【0014】図1(a)に示すように、先ず、一方のフ
ラットケーブル1の絶縁層上に銅、銅合金等で作られた
有刺導電粉4を供給する。この導電粉は、図では各導体
に対応させて小分け供給した状態になっているが、小分
けせずに接続域の全域に一括して供給してもよい。この
後、もう一方のフラットケーブル1を、有刺導電粉4の
供給域にオーバラップさせて重ね、この重ね合わせ部を
ホットプレス機で加熱、加圧する。
【0015】加圧は、有刺導電粉4が図のように個々の
ケーブル導体に対応して小分け供給されている場合には
接続域の全体を一括して加圧してもよいが、その有刺導
電粉4が接続域の全域に供給されている場合には、ケー
ブル導体の存在域のみを加圧する。その加熱、加圧で、
図1(b)に示すように、有刺導電粉4が軟化した絶縁
層3に突き刺り、その層3の中に喰い込んで上下のケー
ブル導体2とコンタクトし、両導体間が導通する。
【0016】この際の加圧は、加熱のほかに超音波振動
を併用して行ってもよい。この加圧、加熱、或いは超音
波振動を加えた加熱、加圧により、重ね合わせたフラッ
トケーブルの絶縁層3が融着して有刺導電粉4による導
通状態が保たれる。
【0017】なお、導通状態を維持するために行うフラ
ットケーブル相互の固定は、絶縁層3の融着、その層3
の接着剤による接着、導電性接着剤による導電部の接
着、ケーブル導体と有刺導電粉の抵抗溶接、超音波溶
接、半田付け(事前に有刺導電粉の表面に半田層を形成
しておく)、加圧機構によるケーブルのクランプなど種
々の方法が考えられる。
【0018】また、有刺導電粉4は周囲に刺を持つもの
であればよく、図の菱状のものに限定されない。その平
均粒径も絶縁層3の厚みよりも小さくてもよい。このよ
うな導電粉もいくつかが重なり合えば導電路を形成でき
る。
【0019】さらに、導電部の形成位置、導通面積は、
有刺導電粉4の有無、加圧位置、加圧面積を調整して制
御する。有刺導電粉4を所望の位置に正確に供給したけ
れば、この導電粉を糊状物に練り込んだペーストを塗布
する方法を採るとよい。或いは、図2(a)に示すよう
に、絶縁シート5に混入してシート5と共に重わせ面に
挾むとよい。絶縁シート5はホットメルト剤で作られる
ものが好ましい。このシート5に対する有刺導電粉4の
混入は、溶融材料に有刺導電粉を練り込んでシートの全
域に均一に分散させ、そのシートを用いて導通を得る部
分のみをスポット的に加熱、加圧するようにしてもよい
し、図2(b)に示すように、導通を得る部分をターゲ
ットにしてディスペンサでその部分にのみ導電粉を供給
して硬化前のシート内に埋め込むようにしてもよい。
【0020】図2(a)は、メインになるフラットケー
ブル1の途中に分岐用のフラットケーブルを接続する場
合を例示している。このケースでも図1の如き方法で接
続できることは云うまでもない。
【0021】また、フラットケーブル1の接続相手は基
板上の平面導体であってもよい。前述の接続ストリップ
は、歯の貫通が不能な硬質基板であるとその基板上の導
体にフラットケーブルを直接重ねて接続することができ
ないが、有刺導体を利用する本発明ではそのような接続
も許容される。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、接
続部の合わせ面に介在した有刺導電粉をフラットケーブ
ルの絶縁層に突き刺してその導電粉経由で電気導通を得
るので、接続作業を自動化して作業能率を高めることが
でき、同時に接続スペースを少なくして接続コストを下
げることもできる。
【0023】また、接続スペースの削減が図れ、かつ、
導通位置の自由な選択により接続ピッチの変更も許容さ
れ、さらに、導通面積を制御できるので大電流通電にも
対応できる。
【0024】このほか、接続ストリップのように接続導
体を大きく傷付けることが無いので、接続部の品質、耐
久性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a):本発明の接続構造の一例を示す完成前
の斜視図 (b):同上の接続構造の完成後の要部拡大断面図
【図2】(a):他の実施例の完成前の斜視図 (b):有刺導体を混入した絶縁シートの他の例の斜視
【符号の説明】
1 フラットケーブル 2 ケーブル導体 3 絶縁層 4 有刺導電粉 5 絶縁シート 6 加熱、加圧領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互接続部を重ねて固定したフラットケ
    ーブル間に、又は接続相手のフラットケーブル若しくは
    平面導体との間に有刺導電粉が介在され、その有刺導電
    粉がフラットケーブルの絶縁層に突き刺ってケーブル導
    体に接触し、接続導体間を電気的に導通させていること
    を特徴とするフラットケーブルの接続構造。
  2. 【請求項2】 前記有刺導電粉を絶縁シートに混入し、
    このシートを相互接続部間に介在させる請求項1記載の
    フラットケーブルの接続構造。
JP6120295A 1994-06-01 1994-06-01 フラットケーブルの接続構造 Pending JPH07326404A (ja)

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JP6120295A JPH07326404A (ja) 1994-06-01 1994-06-01 フラットケーブルの接続構造

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JP6120295A JPH07326404A (ja) 1994-06-01 1994-06-01 フラットケーブルの接続構造

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JPH07326404A true JPH07326404A (ja) 1995-12-12

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ID=14782708

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JP6120295A Pending JPH07326404A (ja) 1994-06-01 1994-06-01 フラットケーブルの接続構造

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10050798C1 (de) * 2000-10-13 2002-04-04 Daimler Chrysler Ag Verfahrn zum Verbinden von flachen Folienkabeln
DE102011010148A1 (de) * 2011-02-02 2012-08-02 Franz Öller Montageklammer zur Befestigung von gerahmten Photovoltaikmodulen auf Montageschienen, die eine abgedichtete, stromleitende Verbindung zwischen den Modulen herstellt

Cited By (3)

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DE10050798C1 (de) * 2000-10-13 2002-04-04 Daimler Chrysler Ag Verfahrn zum Verbinden von flachen Folienkabeln
US6710252B2 (en) 2000-10-13 2004-03-23 Daimlerchrysler Ag Method for connecting flat film cables
DE102011010148A1 (de) * 2011-02-02 2012-08-02 Franz Öller Montageklammer zur Befestigung von gerahmten Photovoltaikmodulen auf Montageschienen, die eine abgedichtete, stromleitende Verbindung zwischen den Modulen herstellt

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