JPH07326019A - 複合型磁気ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

複合型磁気ヘッド及びその製造方法

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JPH07326019A
JPH07326019A JP11934394A JP11934394A JPH07326019A JP H07326019 A JPH07326019 A JP H07326019A JP 11934394 A JP11934394 A JP 11934394A JP 11934394 A JP11934394 A JP 11934394A JP H07326019 A JPH07326019 A JP H07326019A
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JP11934394A
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Yuji Nakano
雄司 中野
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少なくとも1以上の磁気ヘッド素子を有して
なる複数の磁気ヘッド部を接合一体化する複合型磁気ヘ
ッド及びその製造方法において、各磁気ヘッド部を接合
一体化する際のトラック調整精度を1μm以下とする。 【構成】 各磁気ヘッド部にそれぞれ略同形状を有する
3以上の位置合わせ用マーカーを略等間隔に配する。そ
して、3以上の基準マーカーがこれら位置合わせ用マー
カーの間隔と異なる間隔で視野内に形成された顕微鏡
で、各磁気ヘッド部の位置合わせ用マーカーを観察し
て、各磁気ヘッド部を位置合わせをしながら接合一体化
する。なお、前記基準マーカーは非平行な一対の基準ラ
インから構成し、この一対の基準ラインで前記位置合わ
せ用マーカーを挟むようにして観察することが好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の磁気ヘッド部が
接合一体化された複合型磁気ヘッド及びその製造方法に
関し、特に接合一体化する際の位置決め調整に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、いわゆる、デジタルコンパクトカ
セットレコーダー(DCC)、固定ヘッド型デジタルオ
ーディオテープレコーダー(S/DAT)、及びデータ
ストレージ等のデジタル記録再生装置には、薄膜技術に
よって製造された再生用薄膜磁気ヘッド部と記録用薄膜
磁気ヘッド部を接合一体化した複合型磁気ヘッドが用い
られている。なお、再生用薄膜磁気ヘッド部には、より
記録密度を向上させるために、磁気誘導型ヘッドに比べ
て出力が高く、磁気媒体との相対速度に依存しない磁気
抵抗効果型ヘッド(以下、MRヘッドという。)が用い
られることが多い。
【0003】上記のような複合型磁気ヘッドにおいて
は、各磁気ヘッド部を接合一体化する際に、ギャップ間
の距離や平行度、各トラックの位置等を高精度に位置決
め調整する必要がある。
【0004】以下、従来の複合型磁気ヘッドの構造につ
いて、図13に示すような、磁気ヘッド素子34として
再生用薄膜磁気ヘッドが形成されて成る再生用磁気ヘッ
ド部32と、磁気ヘッド素子44として記録用薄膜磁気
ヘッドが形成されて成る記録用磁気ヘッド部42を接合
一体化した複合型磁気ヘッド31を例にして説明する。
【0005】上記再生用磁気ヘッド部32は、図14に
示すように、基板33と、基板33上に薄膜工程によっ
て形成された再生用磁気ヘッド素子34と、再生用磁気
ヘッド素子34を保護するために接着剤等により前記再
生用磁気ヘッド素子34上に貼り合わされた保護基板3
5により構成される。前記再生用磁気ヘッド素子34
は、磁気記録媒体からの情報を取り出すために、トラッ
ク位置に対応する所定の位置に、磁気コア(MRヘッド
の場合は磁気抵抗効果素子)や磁気ギャップ等が形成さ
れて成る。なお、通常、この種の磁気記録再生方式では
記録トラックが複数トラックとされるため、再生用磁気
ヘッド素子34は磁気記録媒体摺動方向に対して直交す
る方向(トラック幅方向)に並ぶように複数形成され
る。そして、この再生用磁気ヘッド素子34からは印刷
配線板37が導出され、再生された情報は、この印刷配
線板37により外部装置に伝えられる。なお、磁気記録
媒体が摺動する磁気記録媒体摺動面38は、摺動が安定
なものとなるように精密に表面が加工される。
【0006】一方、上記記録用磁気ヘッド部42も、上
記再生用磁気ヘッド部32と同様に、図15に示すよう
に、基板43と、基板43上に薄膜工程によって形成さ
れた記録用磁気ヘッド素子44と、記録用磁気ヘッド素
子44を保護するために接着剤等により前記記録用磁気
ヘッド素子44上に貼り合わされた保護基板45により
構成される。前記記録用磁気ヘッド素子44は、磁気記
録媒体に情報を記録するために、トラック位置に対応す
る所定の位置に、磁気コアや磁気ギャップ等が形成され
て成る。なお、通常、この種の磁気記録再生方式では記
録トラックが複数トラックとされるため、記録用磁気ヘ
ッド素子44は磁気記録媒体摺動方向に対して直交する
方向(トラック幅方向)に並ぶように複数形成される。
そして、この記録用磁気ヘッド素子44からは印刷配線
板47が導出され、記録すべき情報が外部装置から記録
用磁気ヘッド素子44へ、この印刷配線板47により伝
えられる。なお、磁気記録媒体が摺動する磁気記録媒体
摺動面48は、摺動が安定なものとなるように精密に表
面が加工される。
【0007】そして、これら再生用磁気ヘッド部32と
記録用磁気ヘッド部42が、図13に示すように、各磁
気ヘッド部32,42の基板33,43同士が突き合わ
された形で接着剤等により接合一体化されて、複合型磁
気ヘッド31が構成される。なお、所望する磁気記録再
生装置によっては、各磁気ヘッド部32,42の保護基
板35,45同士が突き合わされた形で接合一体化して
もよい。
【0008】上記のような複合型磁気ヘッド31におい
ては、各磁気ヘッド部32,42を接合一体化する際
に、位置決め調整として、以下に示すような、アオリ調
整、チルト調整、アジマス調整、トラック調整が成され
る。
【0009】(1)アオリ調整とは、図16に示すよう
な、再生用磁気ヘッド部32に設けられた磁気記録媒体
摺動面38と、記録用磁気ヘッド部42に設けられた磁
気記録媒体摺動面48のずれを、軸線L1に対して共に
垂直となるように調整することをいう。そして、このア
オリ調整は、図17に示すように、各磁気ヘッド部の各
磁気記録媒体摺動面38,48が上面基準板50に当接
するように、図中矢印P3で示すように圧力を加えるこ
とにより調整する。
【0010】(2)チルト調整とは、図18に示すよう
な、再生用磁気ヘッド部32の磁気ギャップの奥行き方
向の仮想直線L2と、記録用磁気ヘッド部42の磁気ギ
ャップの奥行き方向の仮想直線L3のずれを、相互に平
行となるように調整することをいう。そして、このチル
ト調整は、通常は各磁気ヘッド部の基板の厚み精度、保
護基板の厚み精度、及びRトップ(Rトップとは、図1
9に示すような、磁気ギャップの奥行き方向に対して垂
直な基準線L4と磁気記録媒体摺動曲面Sとの接点R1
のこと。)と磁気ギャップ位置の精度が十分に得られて
いるので、図20に示すように、一方の磁気ヘッド部4
2の側面を側面基準板51に当接させ、他方の磁気ヘッ
ド部32の側面に、図中矢印P4で示すように圧力を加
えることにより調節する。
【0011】(3)アジマス調整とは、図21に示すよ
うな、再生用磁気ヘッド部32に設けられた再生用磁気
ヘッド素子34の配列方向の仮想直線L5と、記録用磁
気ヘッド部42に設けられた記録用磁気ヘッド素子44
の配列方向の仮想直線L6のずれを、相互に平行となる
ように調整することをいう。そして、このアジマス調整
は、通常は各磁気ヘッド部の基板及び保護基板の厚み精
度が十分に得られているので、チルト調整と同様に、図
20に示すように、一方の磁気ヘッド部42の側面を側
面基準板51に当接させ、他方の磁気ヘッド部32の側
面に、図中矢印P4で示すように圧力を加えることによ
り調節する。
【0012】(4)トラック調整とは、図22に示すよ
うな、再生用磁気ヘッド部32の磁気ヘッド素子34
と、これに対応する記録用磁気ヘッド部42の磁気ヘッ
ド素子44の位置のずれを、再生用磁気ヘッド部32の
磁気ヘッド素子34と、これに対応する記録用磁気ヘッ
ド部42の磁気ヘッド素子44を結ぶ仮想直線L7が、
再生用磁気ヘッド素子34の配列方向の仮想直線L5及
び記録用磁気ヘッド素子44の配列方向の仮想直線L6
に対して、垂直になるように調整することをいう。そし
て、このトラック調整は、上記アオリ調整、チルト調
整、アジマス調整を終えた後に、後述するような方法で
行われる。
【0013】なお、最近では、特開平5−250640
号公報に記載されているように、アオリ調整、チルト調
整、アジマス調整を、オプティカルフラットを用いて光
の干渉縞を発生させ、これによってずれを測定しながら
調整する方法も考案されている。
【0014】ところで、近年、高記録密度化の要求の高
まりに伴い、記録波長の短波長化が進むとともに、記録
線密度が高まり、記録トラック幅及びトラックピッチが
狭くなり、更に磁気ヘッドの多チャンネル化が進んでい
る。したがって、複合型磁気ヘッドにおいて、上記位置
決め調整は重要なものとなっている。特に、多チャンネ
ル化においてトラック調整は極めて重要のものとなって
いる。
【0015】そして、このトラック調整には以下のよう
な方法がある。
【0016】(A)各磁気ヘッド部を、磁気ヘッド素子
の配列方向における端面と磁気ヘッド素子の間の距離が
十分な精度にて一定となるように作製する。そして、図
23に示すように、再生用磁気ヘッド部32の前記端面
39と記録用磁気ヘッド部42の前記端面49を基準面
52に当接させ、図中矢印P5で示すように圧力を加え
て、各端面39,49を揃えることにより調整する。
【0017】(B)各磁気ヘッド部を、磁気ヘッド素子
の配列方向における端面と磁気ヘッド素子の間の距離が
十分な精度にて一定となるように作製する。そして、図
24に示すように、前記端面39,49を顕微鏡で覗き
ながら、再生用磁気ヘッド部32又は記録用磁気ヘッド
部42を動かし、再生用磁気ヘッド部32の端面39と
記録用磁気ヘッド部42の端面49を一致させて調整す
る。
【0018】(C)図25に示すように、各磁気ヘッド
部32,42を磁気記録媒体摺動面方向から顕微鏡で覗
きながら、再生用磁気ヘッド部32又は記録用磁気ヘッ
ド部42を動かし、再生用磁気ヘッド部32の磁気ヘッ
ド素子34と、これに対応する記録用磁気ヘッド部42
の磁気ヘッド素子44を結ぶ仮想直線L7が、再生用磁
気ヘッド素子34の配列方向の仮想直線L5及び記録用
磁気ヘッド素子44の配列方向の仮想直線L6に対し
て、垂直になるように調整する。
【0019】(D)図26に示すように、再生用磁気ヘ
ッド部32に、再生用磁気ヘッド素子34から一定の基
準位置に再生用トラック位置合わせ用マーカー34aを
設け、これと同様に、記録用磁気ヘッド部42に、記録
用磁気ヘッド素子44から一定の基準位置に記録用トラ
ック位置合わせ用マーカー44aを設ける。そして、図
27に示すように、これらを顕微鏡で覗きながら、再生
用トラック位置合わせ用マーカー34aと記録用トラッ
ク位置合わせ用マーカー44aを結ぶ仮想直線L8が、
再生用磁気ヘッド素子の配列方向の仮想直線L5及び記
録用磁気ヘッド素子の配列方向の仮想直線L6に対し
て、垂直になるように調整する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のトラッ
ク調整方法には次のような問題点がある。
【0021】まず、(A)の方法では、各磁気ヘッド部
の基準となる端面と基準板との間にゴミ等が入ると十分
な位置決め精度が得られない。また、(B)の方法で
は、基準となる端面の顕微鏡で覗く側のエッジに欠けが
生じていると、十分な位置決め精度が得られない。これ
らの問題は、ゴミの少ない環境下で作業を行ったり、基
準となる端面のエッジ欠けが少なくなる加工方法を用い
ればある程度解決できるが、設備面や取扱い方法の点、
あるいは加工方法の点等で、いずれの方法においてもコ
ストアップに結びついてしまう。
【0022】一方、(C)及び(D)の方法では、各磁
気ヘッド部はそれぞれ別の薄膜工程で作製されるため、
各磁気ヘッド素子の幅寸法や各位置合わせ用マーカーの
幅寸法の絶対値精度が各薄膜磁気ヘッド部でばらついて
しまい、十分な位置決め精度が得られない。特に、通常
の複合型磁気ヘッドのトラック幅は、再生用のトラック
幅に比べて記録用のトラック幅が広くなっているため、
再生用磁気ヘッド部の磁気ヘッド素子と記録用磁気ヘッ
ド部の磁気ヘッド素子の幅寸法の絶対値精度を一致させ
るのは困難である。更に、再生用磁気ヘッド部をMRヘ
ッドとした場合は、再生用磁気ヘッド部と記録用磁気ヘ
ッド部とで、薄膜工程が大きくことなるため、ますます
磁気ヘッド素子や位置合わせ用マーカーの幅寸法の絶対
値精度がばらつくことになる。
【0023】以上のような問題のために、従来のトラッ
ク調整では、少なくとも量産時においては、数μm程度
のトラック調整精度しか得ることができなかった。
【0024】そこで本発明は、このような従来の実情に
鑑みて提案されたものであり、各磁気ヘッド部のトラッ
ク調整精度を1μm以下にすることが可能な複合型磁気
ヘッド及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上述の目
的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、各磁気ヘッ
ド部に複数の位置合わせ用マーカーを一定の間隔で設
け、この位置合わせ用マーカーを、視野内に複数の基準
ラインが前記間隔と異なる一定の間隔で設けられた顕微
鏡で覗き、どの位置合わせ用マーカーとどの基準ライン
が重なるかを観察すれば、各磁気ヘッド部の相対的な位
置を高精度に測定できることを見いだした。
【0026】さらには、前記基準マーカーを非平行な一
対の基準ラインとすれば、位置合わせ用マーカーの幅寸
法にばらつきがあっても、一対の基準ラインの間隔と位
置合わせ用マーカーの幅寸法が一致する位置が常に得ら
れることも見いだした。
【0027】本発明はこのような知見に基づき成された
ものであり、本発明の複合型磁気ヘッドは、少なくとも
1以上の磁気ヘッド素子が形成されてなる複数の磁気ヘ
ッド部が接合一体化されてなり、各磁気ヘッド部にそれ
ぞれ略同形状を有する3以上の位置合わせ用マーカーが
略等間隔に配されているものである。
【0028】上記複合型磁気ヘッドにおいて、磁気ヘッ
ド部の数や組み合わせは特に限定されるものではなく、
例えば、磁気ヘッド素子として再生用薄膜磁気ヘッドが
形成されてなる1以上の磁気ヘッド部と、磁気ヘッド素
子として記録用薄膜磁気ヘッドが形成されてなる1以上
の磁気ヘッド部とからなる複合型磁気ヘッドであっても
よい。
【0029】一方、本発明の複合型磁気ヘッドの製造方
法は、少なくとも1以上の磁気ヘッド素子を有してなる
複数の磁気ヘッド部を接合一体化するに際し、各磁気ヘ
ッド部にそれぞれ略同形状を有する3以上の位置合わせ
用マーカーを略等間隔に配するとともに、3以上の基準
マーカーがこれら位置合わせ用マーカーの間隔と異なる
間隔で視野内に形成された顕微鏡で各磁気ヘッド部の位
置合わせ用マーカーを観察し、各磁気ヘッド部を位置合
わせしながら接合一体化するものである。
【0030】上記複合型磁気ヘッドの製造方法におい
て、前記各基準マーカー間の間隔と、前記各位置合わせ
用マーカーの間隔とは、0.1〜1μmだけ異なること
が好ましい。
【0031】また、上記複合型磁気ヘッドの製造方法に
おいて、前記基準マーカーは各々一対の基準ラインから
なることが好ましく、この場合、この一対の基準ライン
の成す角度θが0°≦θ≦30°であり、且つ、この一
対の基準ラインの間隔が、狭い方の間隔は前記位置合わ
せ用マーカーの幅よりも狭く、広い方の間隔は前記位置
合わせ用マーカーの幅よりも広いことが好ましい。
【0032】なお、上記複合型磁気ヘッドの製造方法に
おいて、接合一体化する磁気ヘッド部の数や組み合わせ
は特に限定されるものではなく、例えば、磁気ヘッド素
子として再生用薄膜磁気ヘッドが形成されてなる1以上
の磁気ヘッド部と、磁気ヘッド素子として記録用薄膜磁
気ヘッドが形成されてなる1以上の磁気ヘッド部とを接
合一体化するものであってもよい。
【0033】
【作用】本発明の複合型磁気ヘッドの製造方法において
は、各磁気ヘッド部において、どの基準マーカーとどの
位置合わせ用マーカーが重なるかを観察することによ
り、各位置合わせ用マーカーの間隔と各基準マーカーの
間隔の差分を元に、各磁気ヘッド部の相対的な位置を高
精度に測定できる。
【0034】例えば、ある磁気ヘッド部で、ある基準マ
ーカーと位置合わせ用マーカーが一致し、他の磁気ヘッ
ド部では前記基準マーカーの隣の基準マーカーと位置合
わせ用マーカーが一致する場合は、各位置合わせ用マー
カーの間隔と各基準マーカーの間隔の差分だけ、各磁気
ヘッド部の位置にずれが生じていることになる。
【0035】特に、前記各基準マーカー間の間隔と前記
各位置合わせ用マーカーの間隔とを、0.1〜1μmだ
け異なるようにした場合は、各磁気ヘッド部の相対的な
位置のずれを1μm以下のオーダーで測定できるため、
トラック調整精度を1μm以下に抑えることができる。
【0036】また、基準マーカーを各々非平行な一対の
基準ラインから構成すれば、位置合わせ用マーカーの幅
寸法にばらつきがあっても、一対の基準ラインの間隔と
位置合わせ用マーカーの幅寸法が一致する位置を得るこ
とができる。
【0037】そして、本発明の複合型磁気ヘッドにおい
ては、各磁気ヘッド部にそれぞれ略同形状を有する3以
上の位置合わせ用マーカーが略等間隔に配されており、
これによって位置合わせを行うことで、高いトラック調
整精度を得ることができる。
【0038】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて図面を参照しながら詳細に説明する。
【0039】本実施例の複合型磁気ヘッドは、図1に示
すように、磁気ヘッド素子4として再生用薄膜磁気ヘッ
ドが形成されてなる再生用磁気ヘッド部2と、磁気ヘッ
ド素子14として記録用薄膜磁気ヘッドが形成されてな
る記録用磁気ヘッド部12により構成される。
【0040】再生用磁気ヘッド部2は、図2に示すよう
に、基板3と、基板3上に薄膜工程によって形成された
再生用磁気ヘッド素子4と、再生用磁気ヘッド素子4を
保護するために接着剤等により前記再生用磁気ヘッド素
子4上に貼り合わされた保護基板5により構成される。
【0041】前記再生用磁気ヘッド素子4は、磁気記録
媒体からの情報を取り出すために、トラック位置に対応
する所定の位置に、磁気コア(MRヘッドの場合は磁気
抵抗効果素子)や磁気ギャップ等が形成されて成る。な
お、この再生用磁気ヘッド素子4は、磁気記録媒体のト
ラックに対応するように、磁気記録媒体摺動方向に対し
て直交する方向(トラック幅方向)に並ぶように複数形
成される。そして、これら再生用磁気ヘッド素子4から
所定の距離を隔てた領域A1に、図3に示すように、幅
寸法λ1が4μmの略同形状の3つの位置合わせ用マー
カー6a,6b,6cが、再生用磁気ヘッド素子配列方
向4Aに、間隔λ2が10μmとなるように配される。
【0042】そして、この再生用磁気ヘッド素子4から
は印刷配線板7が導出され、磁気ヘッド素子4によって
再生された情報は、この印刷配線板7により外部装置に
伝えられる。なお、磁気記録媒体が摺動する磁気記録媒
体摺動面8は、摺動が安定なものとなるように精密に表
面が加工される。
【0043】一方、上記記録用磁気ヘッド部14は、図
4に示すように、基板13と、基板13上に薄膜工程に
よって形成された記録用磁気ヘッド素子14と、記録用
磁気ヘッド素子14を保護するために接着剤等により前
記磁気ヘッド素子14上に貼り合わされた保護基板15
により構成される。
【0044】前記記録用磁気ヘッド素子14は、磁気記
録媒体に情報を記録するために、トラック位置に対応す
る所定の位置に、磁気コアや磁気ギャップ等が形成され
て成る。なお、この記録用磁気ヘッド素子14は、磁気
記録媒体のトラックに対応するように、磁気記録媒体摺
動方向に対して直交する方向(トラック幅方向)に並ぶ
ように複数形成される。そして、再生用磁気ヘッド部2
と同様に、これら記録用磁気ヘッド素子14から所定の
距離を隔てた領域A2に、図5に示すように、幅寸法λ
11が4μmの略同形状の3つの位置合わせ用マーカー
16a,16b,16cが、記録用磁気ヘッド素子配列
方向14Aに、間隔λ12が10μmとなるように配さ
れる。
【0045】そして、この記録用磁気ヘッド素子14か
らは印刷配線板17が導出され、外部装置から記録すべ
き情報が記録用磁気ヘッド素子14に、この印刷配線板
17により伝えられる。なお、磁気記録媒体が摺動する
磁気記録媒体摺動面18は、摺動が安定なものとなるよ
うに精密に表面が加工される。
【0046】そして、これら再生用磁気ヘッド部2と記
録用磁気ヘッド部12が、図1に示すように、各磁気ヘ
ッド部2,12の基板3,13同士を合わせた形で接着
剤等により接合一体化されて、複合型磁気ヘッド1が構
成される。
【0047】このとき各磁気ヘッド部2,12の位置決
め調整として、以下に示すような、アオリ調整、チルト
調整、アジマス調整、トラック調整を行う。
【0048】まず、アオリ調整として、図6に示すよう
に、各磁気ヘッド部2,12の各磁気記録媒体摺動面
8,18が上面基準板20に当接するように、図中矢印
P1で示すように圧力を加えることにより調整する。
【0049】次に、チルト調整として、図7に示すよう
に、一方の磁気ヘッド部12の側面を側面基準板21に
当接させ、他方の磁気ヘッド部2の側面に、図中矢印P
2で示すように圧力を加えることにより調節する。
【0050】さらに、アジマス調整として、チルト調整
と同様に、図7に示すように、一方の磁気ヘッド部12
の側面を側面基準板21に当接させ、他方の磁気ヘッド
部2の側面に、図中矢印P2で示すように圧力を加える
ことにより調節する。
【0051】そして、トラック調整を、上記アオリ調
整、チルト調整、アジマス調整を終えた後に、図7に示
すように、磁気記録媒体摺動面8,18を顕微鏡22で
覗きながら行う。
【0052】トラック調整に用いられる顕微鏡22に
は、図8に示すように、接眼レンズ側に3つの基準マー
カー23a,23b,23cが設けられている。これら
基準マーカーの間隔λ21は、各磁気ヘッド部に設けら
れている各位置合わせ用マーカーの間隔λ2,λ12よ
りも、0.2μmだけ小さい間隔、すなわち9.8μm
とされ、一列に配される。(数値は顕微鏡視野倍率換算
の値。以下の数値についても同様。)そして、各基準マ
ーカー23a,23b,23cは、それぞれ一対の同じ
長さの基準ラインから成り、これら一対の基準ラインの
成す角度θは約6度とされ、その間隔は狭い方の間隔λ
22は2μm、広い方の間隔λ23は6μmとされる。
【0053】上記顕微鏡22を用いてトラック調整を行
うに際しては、図9に示すように、予め、顕微鏡の視野
範囲24の横への移動方向24Aに対して、基準マーカ
ー23a,23b,23cの配列方向24Bが直交する
ように調整するとともに、顕微鏡の視野範囲24の縦へ
の移動方向である基準マーカー23a,23b,23c
の配列方向24Bと、記録用磁気ヘッド部及び再生用磁
気ヘッド部の位置合わせ用マーカーの配列方向が一致す
るように調整する。
【0054】そして、記録用磁気ヘッド部を基準として
トラック調整を行う場合は、図10に示すように、顕微
鏡の視野範囲24を移動し、基準マーカー23a,23
b,23cと記録用磁気ヘッド部の位置合わせ用マーカ
ー16a,16b,16cを、各基準マーカーの中央部
に各位置合わせ用マーカーが位置するように重ね合わせ
る。
【0055】そして、顕微鏡の視野範囲24を縦方向2
4Bへ移動し、中央の位置合わせ用マーカー16b(2
番目の位置合わせ用マーカー)が、中央の基準マーカー
23b(2番目の基準マーカー)の一対の基準ラインに
挟まれるようにする。このとき、他の位置合わせ用マー
カー16a,16c及び基準マーカー23a,23c
は、各位置合わせ用マーカーの間隔λ12と各基準マー
カーの間隔λ21の差である0.2μmだけずれた状態
となる。
【0056】なお、位置合わせ用マーカーの幅寸法と基
準ラインの間隔が合わない場合は、位置合わせ用マーカ
ーの幅寸法と基準ラインの間隔を一致させるために、顕
微鏡の視野範囲を横方向へ移動させる。これにより、位
置合わせ用マーカーの幅寸法にばらつきがあっても、基
準マーカーが非平行の一対の基準ラインからなるので、
基準ラインの間隔を位置合わせ用マーカーの幅寸法に対
応させることができる。したがって、位置合わせ用マー
カーの幅寸法にばらつきがあっても、位置合わせの調整
精度を保つことができる。
【0057】次に、顕微鏡の視野範囲24を横方向24
Aに動かし、基準マーカー23a,23b,23cと再
生用磁気ヘッド部の位置合わせ用マーカー6a,6b,
6cを、各基準マーカーの中央部に各位置合わせ用マー
カーが位置するように重ね合わせる。この際、顕微鏡の
視野範囲24を縦方向24Bには動かさないようにす
る。もし、縦方向に動いてしまった場合は、再び基準と
なる記録用磁気ヘッド部の位置合わせを行う必要があ
る。
【0058】そして、基準マーカー23a,23b,2
3cと再生用磁気ヘッドの位置合わせ用マーカー6a,
6b,6cを重ね合わせたとき、各位置合わせ用マーカ
ーの間隔λ2と各基準マーカーの間隔λ21は、0.2
μmだけずれているので、位置合わせ用マーカー6a,
6b,6cと基準マーカー23a,23b,23cの重
なりの状態から、どの程度のトラックずれが生じている
かがわかる。例えば、図11に示すように、1番目(あ
るいは3番目)の位置合わせ用マーカー6aと基準マー
カー23aとが重なり合っている場合は、記録用磁気ヘ
ッド部と再生用磁気ヘッド部のトラックが0.2μmだ
けずれていることになる。
【0059】そこで、図12に示すように、再生用磁気
ヘッド部のみを、上記トラックずれ量の分だけ顕微鏡の
視野内24にて縦方向24Bに動かし、記録用磁気ヘッ
ド部と同様に、中央の位置合わせ用マーカー6b(2番
目に位置する位置合わせ用マーカー)が、中央の基準マ
ーカー23b(2番目に位置する基準マーカー)の一対
の基準ラインに挟まれるようにする。
【0060】なお、位置合わせ用マーカーの幅寸法と基
準ラインの間隔が合わない場合は、記録用磁気ヘッド部
のときと同様に、位置合わせ用マーカーの幅寸法と基準
ラインの間隔を一致させるために、顕微鏡の視野範囲を
横方向に移動させる。これにより、位置合わせ用マーカ
ーの幅寸法にばらつきがあっても、基準マーカーが一定
の角度を有している一対の基準ラインからなるので、基
準ラインの間隔を位置合わせ用マーカーの幅寸法に対応
させることができる。したがって、位置合わせ用マーカ
ーの幅寸法にばらつきがあっても、位置合わせの調整精
度を保つことができる。
【0061】このようにして、トラック調整を行った
後、図1に示すように、記録用磁気ヘッド部12と再生
用磁気ヘッド部2を接着剤等で固定することにより、複
合型磁気ヘッド1が完成する。
【0062】なお、上記の説明では、位置合わせ用マー
カーと基準マーカーをそれぞれ3つとしたが、これに限
られるものではなく、各マーカーの数を増やしてやって
もよい。
【0063】例えば、位置合わせ用マーカーと基準マー
カーを、それぞれ7つとした場合も同様にトラック調整
が行える。すなわち、最初に、記録用磁気ヘッド部にお
いて、中央の位置合わせ用マーカー(4番目の位置合わ
せ用マーカー)と中央の基準マーカー(4番目の基準マ
ーカー)の位置を合わせる。次に、顕微鏡の視野範囲を
横方向に動かし、基準マーカーと再生用磁気ヘッド部の
位置合わせ用マーカーを、各基準マーカーの中央部に各
位置合わせ用マーカーが位置するように重ね合わせる。
【0064】このとき、例えば、2番目(あるいは6番
目)の位置合わせ用マーカーと基準マーカーとが重なり
合っている場合は、トラックの位置ずれは0.4μmだ
けずれていることになる。なぜなら、トラックの位置ず
れ量は、各位置合わせ用マーカーの間隔と各基準マーカ
ーの間隔の差(10μm−9.8μm=0.2μm)
と、記録用磁気ヘッド部において位置合わせしたマーカ
ーの番号と再生用磁気ヘッド部において位置合わせした
マーカーの番号の差(4−2=2)との積(0.2μm
×2=0.4μm)となるからである。
【0065】そして、再生用磁気ヘッド部のみを、上記
トラックずれ量の分だけ顕微鏡の視野内にて縦方向に動
かし、記録用磁気ヘッド部と同様に、中央の位置合わせ
用マーカー(4番目に位置する位置合わせ用マーカー)
が、中央の基準マーカー(4番目に位置する基準マーカ
ー)の一対の基準ラインに挟まれるようにしてやればよ
い。
【0066】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の複合型磁気ヘッド及びその製造方法によれば、各磁気
ヘッド部の相対的な位置を高精度に測定できるため、1
μm以下の高精度なトラック調整が行える。
【0067】さらに、基準マーカーを各々非平行な一対
の基準ラインから構成した場合は、各磁気ヘッド部ごと
の製造工程の違い等により位置合わせ用マーカーの幅寸
法にばらつきが生じても、一対の基準ラインの間隔と位
置合わせ用マーカーの幅寸法を一致させることができる
ため、高いトラック調整精度を維持できる。
【0068】そして、各磁気ヘッド部を接合一体化する
際に高精度にトラック調整ができるため、高品質の製品
を安定して供給でき、歩止まりが向上する。さらには、
所望するトラック調整精度によっては、接合一体化後の
工程でのトラック調整検査が不要になるため、製造時間
を短縮することができ、製造コストの低下を招来でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した複合型磁気ヘッドの一構成例
を示す斜視図である。
【図2】本発明を適用した複合型磁気ヘッドの再生用磁
気ヘッド部の一例を示す斜視図である。
【図3】図2に示す再生用磁気ヘッド部の位置合わせ用
マーカーが設けられた領域A1を拡大して示す平面図で
ある。
【図4】本発明を適用した複合型磁気ヘッドの記録用磁
気ヘッド部の一例を示す斜視図である。
【図5】図4に示す記録用磁気ヘッド部の位置合わせ用
マーカーが設けられた領域A2を拡大して示す平面図で
ある。
【図6】本発明を適用した複合型磁気ヘッドのアオリ調
整の様子を示す模式図である。
【図7】本発明を適用した複合型磁気ヘッドのチルト調
整及びアジマス調整の様子を示す模式図である。
【図8】本発明を適用した複合型磁気ヘッドの製造方法
に用いられる顕微鏡の基準マーカーの一例を示す図であ
る。
【図9】本発明を適用した複合型磁気ヘッドの製造方法
に用いられる顕微鏡の基準マーカーの配列方向を示す図
である。
【図10】記録用磁気ヘッド部の位置合わせ用マーカー
と顕微鏡の基準マーカーを顕微鏡視野内で重ね合わせた
状態の一例を示す図である。
【図11】トラック調整前の、再生用磁気ヘッド部の位
置合わせ用マーカーと顕微鏡の基準マーカーを顕微鏡視
野内で重ね合わせた状態の一例を示す図である。
【図12】トラック調整後の、再生用磁気ヘッド部の位
置合わせ用マーカーと顕微鏡の基準マーカーを顕微鏡視
野内で重ね合わせた状態の一例を示す図である。
【図13】従来の複合型磁気ヘッドの一構成例を示す斜
視図である。
【図14】従来の複合型磁気ヘッドの再生用磁気ヘッド
部の一例を示す斜視図である。
【図15】従来の複合型磁気ヘッドの記録用磁気ヘッド
部の一例を示す斜視図である。
【図16】磁気ヘッド部を接合一体化する際のアオリ調
整を示す模式図である。
【図17】従来の複合型磁気ヘッドのアオリ調整の様子
を示す模式図である。
【図18】磁気ヘッド部を接合一体化する際のチルト調
整を示す模式図である。
【図19】磁気ヘッド部のRトップを示す模式図であ
る。
【図20】従来の複合型磁気ヘッドのチルト調整及びア
ジマス調整の様子を示す模式図である。
【図21】磁気ヘッド部を接合一体化する際のアジマス
調整を示す模式図である。
【図22】磁気ヘッド部を接合一体化する際のトラック
調整を示す模式図である。
【図23】従来の複合型磁気ヘッドのトラック調整の様
子の一例を示す模式図である。
【図24】従来の複合型磁気ヘッドのトラック調整の様
子の他の例を示す模式図である。
【図25】従来の複合型磁気ヘッドのトラック調整の様
子の他の例を示す模式図である。
【図26】従来の位置合わせ用マーカーが配された複合
型磁気ヘッドの一例を示す平面図である。
【図27】従来の複合型磁気ヘッドのトラック調整の様
子の他の例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 複合型磁気ヘッド 2 再生用磁気ヘッド部 3 基板 4 再生用磁気ヘッド素子 5 保護基板 6a,6b,6c 位置合わせ用マーカー 7 印刷配線板 8 磁気記録媒体摺動面 12 記録用磁気ヘッド部 13 基板 14 記録用磁気ヘッド素子 15 保護基板 16a,16b,16c 位置合わせ用マーカー 17 印刷配線板 18 磁気記録媒体摺動面 20 上面基準板 21 側面基準板 22 顕微鏡 23a,23b,23c 基準マーカー 24 顕微鏡の視野範囲

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1以上の磁気ヘッド素子が形
    成されてなる複数の磁気ヘッド部が接合一体化されてな
    り、 各磁気ヘッド部にそれぞれ略同形状を有する3以上の位
    置合わせ用マーカーが略等間隔に配されていることを特
    徴とする複合型磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 磁気ヘッド素子として再生用薄膜磁気ヘ
    ッドが形成されてなる1以上の磁気ヘッド部と、磁気ヘ
    ッド素子として記録用薄膜磁気ヘッドが形成されてなる
    1以上の磁気ヘッド部とからなることを特徴とする請求
    項1記載の複合型磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 少なくとも1以上の磁気ヘッド素子を有
    してなる複数の磁気ヘッド部を接合一体化するに際し、 各磁気ヘッド部にそれぞれ略同形状を有する3以上の位
    置合わせ用マーカーを略等間隔に配するとともに、 3以上の基準マーカーがこれら位置合わせ用マーカーの
    間隔と異なる間隔で視野内に形成された顕微鏡で各磁気
    ヘッド部の位置合わせ用マーカーを観察し、各磁気ヘッ
    ド部を位置合わせしながら接合一体化することを特徴と
    する複合型磁気ヘッドの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記各基準マーカー間の間隔と、前記各
    位置合わせ用マーカーの間隔とが、0.1〜1μmだけ
    異なることを特徴とする請求項3記載の複合型磁気ヘッ
    ドの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記基準マーカーが各々一対の基準ライ
    ンからなり、この一対の基準ラインの成す角度θが0°
    ≦θ≦30°であり、且つ、この一対の基準ラインの間
    隔が、狭い方の間隔は前記位置合わせ用マーカーの幅よ
    りも狭く、広い方の間隔は前記位置合わせ用マーカーの
    幅よりも広いことを特徴とする請求項3又は4記載の複
    合型磁気ヘッドの製造方法。
  6. 【請求項6】 磁気ヘッド素子として再生用薄膜磁気ヘ
    ッドが形成されてなる1以上の磁気ヘッド部と、磁気ヘ
    ッド素子として記録用薄膜磁気ヘッドが形成されてなる
    1以上の磁気ヘッド部とを接合一体化することを特徴と
    する請求項3乃至5記載の複合型磁気ヘッドの製造方
    法。
JP11934394A 1994-05-31 1994-05-31 複合型磁気ヘッド及びその製造方法 Withdrawn JPH07326019A (ja)

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