JPH07325870A - 時間管理システム - Google Patents

時間管理システム

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JPH07325870A
JPH07325870A JP10044895A JP10044895A JPH07325870A JP H07325870 A JPH07325870 A JP H07325870A JP 10044895 A JP10044895 A JP 10044895A JP 10044895 A JP10044895 A JP 10044895A JP H07325870 A JPH07325870 A JP H07325870A
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JP
Japan
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work
employee
business
time
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JP10044895A
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Hiroko Matsuzawa
裕子 松澤
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  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】コンピュータを利用して、従業員の業務と業務
時間データを簡単な操作で記録し、個々の業務の時間と
採算の管理を容易にすることを目的とする。 【構成】時間を管理するための時間管理プログラム12
とデータ領域20とで構成され、時間管理プログラム1
2には業務変更記録部15、記録されたデータを集計す
る時間集計処理部16、帳表を印刷する時間印刷処理部
17等がある。データ領域20には従業員、業務、作業
項目等を登録したテーブルと、従業員一人一人の業務と
作業項目を記録したデータを保持するためのログ情報領
域22がある。操作者がCRT2に表示された業務又は
作業項目をマウス3で指定して変更すると業務変更記録
部15ではその変更内容と時刻をログ情報領域22に記
録する。記録したデータから時間集計処理部16で従業
員ごと、業務ごと、部門ごとの時間や人件費を計算し、
時間印刷処理部17で帳表を印刷し目的を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、従業員の作業時間や行
う業務の内容、要した時間や人件費をコンピュータを利
用して管理するための時間管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】企業や団体などの従業員の作業時間を管
理するためのコンピュータとしては、タイムレコーダや
磁気カードリーダを入力装置に使用した出退勤管理シス
テムのような装置があり、これは主に給与計算や人事管
理などの基礎データの収集を目的としている。この出退
勤管理システムは従業員一人一人を識別するための磁気
カード等で作られたカードを従業員に持たせ、出社時、
退社時に磁気カード等をカードリーダに通すことによっ
て、その時刻と従業員コードを記録する。給与計算を行
うときは出退勤管理システムによって記録された出社、
退社時刻データから実労働時間を計算し、給与計算シス
テムに転送して毎月の給与を計算している。又は人事管
理システムに転送して、勤怠管理のデータとして使用し
ている。例えば特開平06−325066号公報の「給
与計算方法及びシステム」ではタイムレコーダで打刻さ
れたデータを利用して就業時間や残業時間を計算し、給
与計算を行っている。
【0003】さらに詳しく従業員の管理を行うために業
務内容を詳細に知る必要がある場合には特開平06−0
68277号公報の「データ入力方法及び装置」のよう
に、コンピュータから携帯入力装置の記憶装置に管理項
目をダウンロードし、作業者が携帯入力装置を使って行
動の開始時間と終了時間と作業内容を入力し、就業時間
終了後に携帯入力装置からデータをコンピュータにアッ
プロードして処理する方法も提案されている。又は従業
員一人一人が日誌のような業務報告書に業務内容とそれ
に要した時間を手書きで記録して提出する。上司はこれ
を見て業務の進捗状況や勤務状況を管理する、といった
方法が取られている。この報告書をもとに表計算ソフト
ウエア等を利用した時間計算が可能なコンピュータに業
務時間を入力して作業時間を計算したり、又は長期間に
わたって各業務にかかった時間や、各業務の人件費など
の計算を行っている。また複数の部門にかかわっている
業務の場合には、部門単位に業務の時間を集計し時間単
価と乗算して人件費の計算を行っている。
【0004】また、ある目的のためのまとまった業務で
あるプロジェクトの進捗状況や人件費、工数などを管理
するためのシステムとしてプロジェクト管理システムが
ある。これはプロジェクトの計画を作成する段階から、
必要な工程や人員、工数、日程等をプロジェクト管理シ
ステムに入力し、又はプロジェクト管理システムの支援
を受けながら作成する。プロジェクト実行時には、各工
程で要した期間、人員、工数などの遂行状況を入力し、
計画との差や見直しの必要性、今後の見通しをたてる、
などを目的としたシステムである。プロジェクト完了時
にはプロジェクトに要した人員、各工程での工数や人件
費を計算することもできる。
【0005】また従業員の詳細な情報を管理するための
システムとして人事管理システムがあるが、これは、各
従業員の氏名、年齢、住所、入社日付、所属部署、資
格、基準給与、勤怠、業務履歴等を記録しておき、必要
に応じて情報を取り出すためのシステムである。業務履
歴は従業員又は所属部門からの報告をオペレータが人事
管理システムに入力し更新する。従業員の過去に行った
業務は人事管理システムによって業務履歴を取り出し、
参照することができる。
【0006】また製品ごとや、部門ごとに採算を管理す
るためのシステムとして財務管理システムや原価管理シ
ステムがある。製品ごとに変動費を集計し、固定費を製
品に関わった人員や売上で按分して、製品ごとの採算管
理を行ったり、部門ごとの採算管理をおこなっている。
このように従業員の作業時間、行った業務の内容、要し
た時間、人件費、採算等を管理するためのシステムは、
その目的に応じていくつかある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近の企業は
直接部門の生産性は既に向上しているが、間接部門の生
産性はまだ低い状態であり、これを向上したいという要
求が強くなっている。そのためには従業員がどのような
業務をどれくらい時間をかけて行っているか、という情
報を詳細に解析し、必要な作業と不要な作業の切り分
け、又は時間のかかる業務の効率化などを行うことが必
要となる。このような業務分析のための管理情報が強く
求められている。また、最近の企業は年俸制の導入や、
能力給の導入など、各従業員の能力や成果によって給与
を決定するといった動きがあり、従業員の能力や成果を
正確に評価するための情報が必要となっている。このた
め、共通の尺度で従業員がどのような業務をどれくらい
時間をかけて行ったかという、評価のための業務と時間
の管理情報の必要性が高まっている。またフレックスタ
イム制など出社、退社時刻が一定でない勤務形態が増え
ているため、ある従業員がまだ出社していないのか、出
張で不在なのか不明等、従業員の管理が難しくなってお
り、そのための情報が必要となっている。
【0008】また例えば、営業職にある従業員や法律事
務所や設計事務所のように一人の従業員が、同じ時期に
複数の顧客を対象として業務を行う場合、個別の顧客に
対してどれだけの時間や人件費を要したかを知りたいと
いう要求がある。例えば営業職では、Xという商品をA
顧客とB顧客に販売するための営業活動を行ったとき、
要した営業活動の時間と得られた販売成果との比較か
ら、どの顧客に重点的に営業活動を行うかの判断を行
う。また別の例では、設計事務所の従業員が、C顧客向
けの設計を行ったとき設計に要した時間と、C顧客によ
って得られた報酬とでは採算に合ったかどうかの判断を
行う、といった詳細な採算管理のための情報の要求が強
くなっている。
【0009】しかし従来技術におけるタイムレコーダや
カードリーダを使用した出退勤管理システムでは、出社
時刻や退社時刻を記録することはできても、その従業員
が就業時間内にどのような業務を行ったか知ることはで
きなかった。また出社していない場合でも休暇であるか
外出であるか等が簡単にわからなかった。特開平06−
068277号公報の「データ入力方法及び装置」のよ
うに、携帯入力装置を使用する方法では、管理項目をコ
ンピュータからダウンロードしたり就業時間終了後、コ
ンピュータにアップロードする手間が発生し、作業者が
携帯入力装置を使って行動の開始時間と終了時間と作業
内容を入力する手間がかかり、就業時間終了後にコンピ
ュータにアップロードするので従業員の現在の業務の状
態や、在室か不在かを知ることはできなかった。また全
従業員の業務を知るためには携帯入力装置を従業員の数
ぶん用意する必要があり、費用がかかるという問題もあ
った。
【0010】また従業員一人一人が業務報告書のように
手書きで業務内容と業務の時間を記入し、上司が確認す
る方法では、業務分析のための情報は得られても、共通
の評価のための業務と時間の管理情報を得ることが難し
く、採算管理のために全体で業務にかかった時間、人件
費を知ることはできなかった。また従業員が業務報告書
を作成する手間がかかり、報告書が作成され提出される
までに時間がかかるため、現在の状況をリアルタイムに
知ることができないという問題もあった。この業務報告
書をもとに、業務時間をコンピュータに入力し計算する
方法では採算管理のための時間や人件費の計算は可能に
なるが、オペレータがコンピュータに入力する手間も発
生し、特に従業員が多い場合には問題であった。部門で
の採算管理を行うためには部門単位での入力、集計など
も必要であった。またある期間、毎日同一業務が続く場
合や主体業務と補助業務のように一日の大部分が主体業
務の場合や、定例会議のように定期的に全員が同じ業務
を行う場合でも同じ内容を業務報告書に記述する、又は
コンピュータに入力する必要があり効率が悪かった。
【0011】またプロジェクト管理システムでは、プロ
ジェクト計画の立案とその進捗状況の管理が主目的であ
るから、プロジェクト単体の採算管理のための情報は得
られても、全体の業務分析のための管理情報や従業員一
人一人について評価や管理のための業務と時間の管理情
報を得ることはできなかった。またプロジェクトの進行
にともなって要した工数を入力するなどの手間がかかる
という問題があった。
【0012】また従業員の評価や管理のために人事管理
システムの業務履歴を参照する方法は、登録されている
業務履歴情報が従業員又は所属部門からの申請をもとに
しており、全社での一貫性に欠け、評価や管理のための
業務と時間の管理情報を得るには不十分であった。人事
管理システムに業務履歴を入力する手間も発生するとい
う問題があった。また財務管理システムや原価管理シス
テムでは、原価を正確に算出しようとすると変動費は容
易に正確に算出できるが、固定費、特に人件費の配分が
難しく、先の設計事務所の例のように、一人の従業員が
同時期に複数の製品や顧客に関わった場合には、正確に
配分するための情報がなかった。しかも正確な情報を入
力しようとすると、オペレータがコンピュータに入力し
たり携帯入力装置に入力する手間がかかるという問題が
あった。また携帯入力端末等で収集したデータを目的の
財務管理システム等に入力するにはデータ変換プログラ
ムをそれぞれのシステムごとに作成する必要があり、効
率が悪かった。
【0013】このように従来技術では、業務分析のため
の業務内容と時間の情報、個々の業務の採算管理を行う
ための情報、従業員の管理や評価のための業務内容と時
間の情報を安価なシステムで簡単な操作で効率的に収集
し、それぞれのシステムに入力する方法がなかった。
【0014】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、携帯入力装置などの特殊な装置を使
わず、オフィスで他の目的で使用しているパーソナルコ
ンピュータ等を利用して安価にシステムを構築し、簡単
な操作で現在の業務の遂行状態を入力し、従業員の現在
の業務や遂行状態の管理を容易にすると共に、収集した
データを他のシステムの入力データに加工することによ
って、業務分析を行うためのシステム、採算管理を行う
ためのシステム、従業員を評価するためのシステム等へ
のオペレータによる入力作業をなくし、またデータ変換
プログラム等の作成を不要とし、また各種管理帳表を作
成するなどデータの有用性、再利用性を高めることを目
的としている。
【0015】請求項1は従業員の業務と詳細な作業項目
と、それらを遂行するに要した時間に関するデータの収
集を簡単な操作で行って操作性を向上し、情報収集の確
実性を増し、しかも従業員の業務の状況をリアルタイム
に把握できるようにして従業員の管理を容易にし、請求
項2は従業員別に業務ごとに要した時間の集計を容易に
して管理データ作成や他システム等への入力の手間を無
くし、請求項3は業務の内容や状況を知るための業務報
告書を作成する手間をなくし、請求項4は個々の業務の
採算を知るための時間と人件費の計算を容易にして管理
データ作成や他システム等への入力の手間を無くし、請
求項5は部門ごとで採算を知るための各業務に要した時
間と人件費を計算することを容易にして管理データ作成
や他システム等への入力の手間を無くし、請求項6は人
事管理のための業務履歴データの作成を容易にして管理
データ作成や他システム等への入力の手間を無くし、請
求項7は最も多い業務と作業項目の入力を容易にして操
作性を向上し、請求項8は従業員が多数の場合の操作
性、見易さを向上することを目的としている。
【0016】請求項9は採算管理等に必要な従業員の業
務と、それを遂行するに要した時間に関するデータの収
集を簡単な操作で行って操作性を向上し、情報収集の確
実性を増し、しかも従業員の業務の状況をリアルタイム
に把握できるようにして従業員の管理を容易にし、請求
項10は最も頻繁に行う業務の入力を容易にして操作性
を向上し、請求項11は従業員別に業務ごとに要した時
間の集計を容易して管理データ作成や他システム等への
入力の手間を無くし、請求項12は個々の業務の採算を
知るための時間と人件費の計算を容易にして管理データ
作成や他システム等への入力の手間を無くし、請求項1
3は部門ごとで採算を知るための各業務に要した時間と
人件費を計算することを容易にして管理データ作成や他
システム等への入力の手間を無くし、請求項14は人事
管理のための業務履歴データの作成を容易にして管理デ
ータ作成や他システム等への入力の手間を無くし、請求
項15は従業員が多数の場合の管理を容易にし操作性及
び機密性を向上することを目的としている。請求項16
は従業員の在室や不在、業務の遂行状態をわかりりやす
く表示して従業員の管理を容易にし、請求項17は就業
時間内で業務時間として集計しない昼休みや休息時間等
も業務の一つとして状態を把握して従業員の管理を容易
にし、請求項18は定例会議等毎日、毎週のように定期
的に同じ時刻、同じ時間に同じ業務を行う場合に入力す
る手間をなくし、正確性を増すことを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の時間管理シス
テムは(a)作業時間を管理する対象である従業員が登
録された従業員情報と、(b)前記従業員が遂行する業
務及び業務を推進するための詳細な作業項目が登録され
た業務作業情報と、(c)文字や図形等を表示するため
の表示装置と、(d)前記従業員情報に登録されている
従業員と、前記業務作業情報に登録されている業務及び
作業項目を対応付けて前記表示装置に表示するための状
態表示手段と、(e)前記状態表示手段によって前記表
示装置上に表示されている任意の業務又は任意の作業項
目を指定するためのポインティング装置と、(f)前記
ポインティング装置によって、前記表示装置上に表示さ
れている任意の業務又は作業項目を指定して随時変更す
るための業務作業変更手段と、(g)前記業務作業変更
手段によって変更した該当業務又は該当作業項目と、変
更した該当業務又は該当作業項目に対応する従業員と、
変更した日付時刻から成るログ情報を記録するための業
務作業ログ記録手段とを備えたことを特徴とする。ま
た、請求項2の時間管理システムは、前記業務作業ログ
記録手段によって記録されたログ情報をもとに、従業員
別に業務ごと及び作業項目ごとに時間を集計した従業員
別業務作業時間データを作成するための業務作業時間集
計手段とを備えたことを特徴とする。また、請求項3の
時間管理システムは、処理した結果を印刷するための印
刷装置と、前記業務作業ログ記録手段によって記録され
たログ情報をもとに、従業員別に少なくとも業務と該業
務が行われた時間帯及び作業項目と該作業項目が行われ
た時間帯が記載された業務報告書を前記印刷装置に印刷
するための業務作業時間印刷手段とを備えたことを特徴
とする。また、請求項4の時間管理システムは、従業員
の時間単価が登録された従業員単価情報と、時間単価と
時間を乗算した結果を人件費と定義するとき、前記業務
作業ログ記録手段によって記録されたログ情報をもとに
集計した時間と前記従業員単価情報に登録された時間単
価によって、業務別に作業項目ごとの人件費を情報とし
てもつ業務別作業人件費データを作成するための業務作
業人件費集計手段とを備えたことを特徴とする時間管理
システム。
【0018】また、請求項5の時間管理システムは、従
業員の所属する部門が登録された従業員所属情報と、従
業員の時間単価が登録された従業員単価情報と、前記業
務作業ログ記録手段によって記録されたログ情報をもと
にに集計した時間と前記従業員単価情報によって、部門
別に業務ごと及び作業項目ごとの人件費を情報としても
つ部門別業務作業人件費データを作成するための部門別
業務作業人件費集計手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項6の時間管理システムは、業務に対応して
業務内容を説明した業務説明文が登録された業務内容情
報と、前記業務作業ログ記録手段によって記録されたロ
グ情報と前記業務内容情報によって、従業員が遂行した
業務、遂行した期間、時間及び前記業務説明文を情報と
して持つ業務履歴データを作成するための業務履歴作成
手段とを備えたことを特徴とする。また、請求項7の時
間管理システムは、従業員に対応して主体業務及び主体
作業項目が登録された主体業務作業情報と、前記表示装
置上に表示された任意の従業員を前記ポインティング装
置で指定した時、該当従業員の業務及び作業項目を前記
主体業務作業情報の該当従業員の主体業務及び主体作業
項目へ変更する主体業務作業設定手段とを備えたことを
特徴とする。また、請求項8の時間管理システムは、管
理する対象となる任意の従業員又は任意の部門を特定す
るための表示対象入力手段と、部門を特定する場合は従
業員の所属する部門が登録された従業員所属情報と、前
記表示対象入力手段によって入力された任意の従業員又
は任意の部門に所属する従業員に限定して、該当従業
員、業務及び作業項目を対応付けて表示する状態表示手
段とを備えたことを特徴とする。
【0019】また、請求項9の発明における時間管理シ
ステムは(a)作業時間を管理する対象である従業員が
登録された従業員情報と、(b)前記従業員が遂行する
業務が登録された業務情報と、(c)文字や図形等を表
示するための表示装置と、(d)前記従業員情報に登録
されている従業員と前記業務情報に登録されている業務
を対応付けて前記表示装置に表示するための状態表示手
段と、(e)前記状態表示手段によって前記表示装置上
に表示されている任意の業務を指定するためのポインテ
ィング装置と、(f)前記ポインティング装置によっ
て、前記表示装置上に表示されている任意の業務を指定
して随時変更するための業務変更手段と、(g)前記業
務変更手段によって変更した該当業務、変更した該当業
務に対応する従業員及び変更した日付時刻から成るログ
情報を記録するための業務ログ記録手段とを備えたこと
を特徴とする。また請求項10の発明における時間管理
システムは、従業員に対応して主体業務が登録された主
体業務情報と、前記表示装置上に表示された任意の従業
員を前記ポインティング装置で指定したとき、該当従業
員の業務を前記主体業務情報の該当従業員の主体業務へ
変更する主体業務設定手段とを備えたことを特徴とす
る。また、請求項11の発明における時間管理システム
は、前記業務ログ記録手段によって記録されたログ情報
をもとに、従業員別に業務ごとの時間を集計した従業員
別業務時間データを作成するための業務時間集計手段と
を備えたことを特徴とする。また、請求項12の発明に
おける時間管理システムは、従業員の時間単価が登録さ
れた従業員単価情報と、時間単価と時間を乗算した結果
を人件費と定義するとき、前記業務ログ記録手段によっ
て記録されたログ情報と前記従業員単価情報に登録され
た時間単価によって、業務別の人件費を情報としてもつ
業務別人件費データを作成するための業務人件費集計手
段とを備えたことを特徴とする。また、請求項13の発
明における時間管理システムは、従業員の所属する部門
が登録された従業員所属情報と、従業員の時間単価が登
録された従業員単価情報と、前記業務ログ記録手段によ
って記録されたログ情報、前記従業員単価情報及び前記
従業員所属情報によって、部門別に業務ごとの人件費を
情報としてもつ部門別業務人件費データを作成するため
の部門別業務人件費手段とを備えたことを特徴とする。
【0020】また、請求項14の発明における時間管理
システムは、業務の内容を説明した業務説明文が登録さ
れた業務内容情報と、前記業務ログ記録手段によって記
録されたログ情報と前記業務内容情報をもとに、従業員
が遂行した業務、遂行した期間及び前記業務説明文を情
報として持つ業務履歴データを作成するための業務履歴
作成手段とを備えたことを特徴とする。また、請求項1
5の発明における時間管理システムは、任意の従業員又
は任意の部門を特定するための表示対象入力手段と、従
業員の所属部門が登録された従業員所属情報と、部門ご
とに業務が登録された部門別業務情報と、前記表示対象
入力手段によって入力された任意の従業員又は任意の部
門に所属する従業員に限定して該当従業員及び該当業務
を対応して前記表示装置に表示する状態表示手段と、前
記ポインティング装置によって前記表示装置上に表示さ
れている任意の業務(A)を指定して随時変更すると
き、前記従業員所属情報と部門別業務情報によって該当
業務(A)に対応する従業員の所属部門の業務に限定し
て選択可能とする業務変更手段を備えたことを特徴とす
る。また、請求項16の発明における時間管理システム
は、業務と前記表示装置上の表示形式との対応付けがな
された状態表示制御情報と、前記表示装置上に従業員又
は業務を表示する時、前記状態表示制御情報で対応付け
された表示形式によって表示する状態表示手段を備えた
ことを特徴とする。また、請求項17の発明における時
間管理システムは、業務に対応して集計対象かどうかを
登録した集計制御情報と、前記請求項11の業務時間集
計手段、請求項12の業務人件費集計手段又は請求項1
3の部門別業務人件費手段は、前記集計制御情報によっ
て集計対象と登録された業務に限定して集計を行うこと
を特徴とする。また、請求項18の発明における時間管
理システムは、業務と対応して周期、開始時刻及び終了
時刻又は継続時間によって時間帯が定められたものを定
期業務時間帯と定義するとき、定期業務時間帯が一つ又
は複数登録された定期業務変更情報と、現在の日付時刻
が前記定期業務変更情報の中の定期業務時間帯の周期及
び開始時刻と一致したときは該当定期業務時間帯の業
務、従業員、日付及び該当定期業務時間帯の開始時刻か
ら成るログ情報を記録し、該当定期業務時間帯の業務を
前記表示装置に表示しする定期業務変更手段と、現在の
日付時刻が前記定期業務変更情報の中の定期業務時間帯
の周期及び終了時刻と一致したとき又は継続時間を経過
したときは該当定期業務時間帯開始前の業務、従業員、
日付及び該当定期業務時間帯の終了時刻から成るログ情
報を記録し、該当定期業務時間帯開始前の業務を前記表
示装置に表示する定期業務復帰手段とを備えることを特
徴とする。
【0021】
【作用】請求項1における発明は管理する対象となる従
業員を従業員情報、業務及び業務を推進するための詳細
な作業項目を業務作業情報として事前に登録しておき、
状態表示手段によって従業員及び従業員一人一人の業務
と作業項目を対応させて表示装置に表示しておく。従業
員は現在遂行している業務が変わる度に、ポインティン
グ装置を使用して表示装置上に表示されている各自の業
務又は作業項目を指定し、業務作業変更手段によって随
時業務又は作業項目を変更する。変更された業務又は作
業項目及び該当従業員と変更された日付時刻を業務作業
ログ記録手段によってログ情報として記録する。これに
よって従業員が遂行していた業務の履歴が記録される。
同時に表示装置上には常時、各従業員が現在遂行中の業
務が表示されているので、従業員の管理も可能となる。
また請求項2から請求項6では記録されたログ情報をも
とに、他のシステムへの入力データとする場合や印刷す
る帳票の目的に応じて、従業員別、業務別、部門別等に
分けて業務が遂行された時間を各集計手段によって集計
し、データ作成、帳票作成を行う。人件費を計算する場
合は、従業員単価情報に登録された時間単価と時間を乗
算して求める。請求項7では最も頻繁に行う業務、作業
項目を主体業務作業として事前に登録しておき、ポイン
ティング装置で従業員の指定したとき主体業務作業設定
手段によって、業務と作業項目を設定する。請求項8で
は表示対象入力手段によって従業員コードや部門を入力
装置から入力し、その入力に対応した従業員または部門
に属する従業員を従業員情報から抽出してから状態表示
手段によって表示装置に表示する。
【0022】請求項9の発明は管理する対象となる従業
員を従業員情報、業務を業務情報として事前に登録して
おき、従業員及び従業員一人一人の業務を対応させて表
示装置に表示しておく。従業員は現在遂行している業務
が変わる度に、ポインティング装置を使用して表示装置
上に表示されている各自の業務又を指定して随時業務を
変更する。変更された業務及び該当従業員と変更された
日付時刻をログ情報として記録する。これによって従業
員が遂行していた業務の履歴が記録される。同時に表示
装置上には常時、各従業員が現在遂行中の業務が表示さ
れているので、従業員の管理も可能となる。請求項10
では最も頻繁に行う業務を主体業務として事前に登録し
ておき、ポインティング装置で従業員の指定したとき主
体業務設定手段によって、業務を設定する。また請求項
11から請求項14では記録されたログ情報をもとに、
他のシステムへの入力データとするの目的に応じて、従
業員別、業務別、部門別等に分けて業務が遂行された時
間や人件費をを集計し、データ作成を行う。請求項15
では表示対象入力手段によって従業員コードや部門を入
力装置から入力し、その入力に対応した従業員または部
門に属する従業員を従業員情報から抽出してから状態表
示手段によって表示装置に表示する。
【0023】請求項16では業務によって表示形式を登
録した状態表示制御情報を事前に登録しておき、従業員
がポインティング装置を使用して表示装置上に表示され
ている各自の業務を指定して随時業務を変更したとき、
業務に対応した表示形式に従って状態表示手段が表示装
置に表示する。請求項17では業務を集計対象とするか
どうかを集計制御情報として事前に登録しておき、請求
項11から請求項13の各集計手段で集計するときに集
計制御情報で集計対象となっている業務についてのみ集
計する。請求項18では毎週月曜日等の日付の周期と開
始時刻、終了時刻と業務を対応した定期業務変更情報を
事前に登録しておき、定期業務変更手段が現在の日付時
刻を監視して、先に登録した周期と開始時刻に一致した
時に登録してある業務に変更すると共にログ情報を記録
する。また定期業務復帰手段が現在の日付時刻を監視し
て、定期業務変更情報に登録した周期と終了時刻に一致
した時に開始時刻で変更する以前の業務に戻すと共にロ
グ情報を記録する。
【0024】
【実施例】本発明にかかる時間管理システムの実施例を
図を使って説明する。図1は本発明にかかる実施例の機
能ブロック図であり、請求項1から請求項8までの実施
例を含んでいる。時間管理システムに従業員や業務、作
業項目等を登録するための入力装置としてキーボード
1、入力した結果や従業員の業務の遂行状態を表示する
ための表示装置としてCRT2、プログラムを起動した
り、業務の遂行状態を変更又は選択するために表示装置
上の位置を指定するためのポインティング装置としてマ
ウス3、処理した結果を印刷するための印刷装置として
プリンタ4、情報やプログラムを格納し保存するための
補助記憶装置としてハードディスク5、プログラムの実
行やデータを処理するためのCPU6、プログラムやデ
ータを置き、CPU6が処理するための主メモリー10
から構成されている。これは市販のパーソナルコンピュ
ータやワークステーションと同じ構成であり、既にオフ
ィスで他の目的で導入してあるパーソナルコンピュータ
等をそのまま利用することもできる。
【0025】主メモリー10の上にはシステム全体を管
理するためのプログラムであるオペレーティングシステ
ム11(以降OS11と略す)と、時間を管理するため
の時間管理プログラム12と、時間管理プログラム12
が使用するためのデータが格納されているデータ領域2
0とで構成されている。さらに時間管理プログラム12
の中にはキーボード1から従業員情報、業務作業情報等
を登録するためのプログラムである登録処理部13、状
態表示手段、業務作業変更手段、業務作業ログ記録手段
を備えた業務変更記録部15、業務作業ログ記録手段に
よって記録されたログ情報をもとに各種データを作成す
るための業務作業時間集計手段、業務作業人件費集計手
段、部門別業務作業人件費集計手段、業務履歴作成手段
を備えた時間集計処理部16、業務作業ログ記録手段に
よって記録されたログ情報をもとに業務報告書をプリン
タ4に出力するための業務作業時間印刷手段を持った時
間印刷処理部17がある。データ領域20には従業員情
報として登録された従業員を保持するための従業員テー
ブル23、業務作業情報として登録された業務及び作業
項目を保持するための業務テーブル24及び作業項目テ
ーブル25と、業務作業ログ記録手段によって記録され
たログ情報を保持するためのログ情報領域22がある。
【0026】データ領域20はコンピュータの電源がO
FFの間はハードディスク5に格納されており、コンピ
ュータの電源がONになり時間管理システムが起動され
ると時間管理プログラム12と共に主メモリー10の上
にロードされ、時間管理プログラムが終了するとき、ハ
ードディスク5に格納される。なお「ポインティング装
置を使用して指定する」とは、CRT2上の目的の位置
へマウス3でカーソルを移動し、マウス3のボタンをク
リックすることによって行うものとする。
【0027】図2はログ情報領域22と従業員テーブル
23の構造を示す図である。ログ情報領域22は業務作
業ログ記録手段によって記録されるログ情報の集合領域
であり、一行がログ情報に相当し、変更操作のあった時
刻における変更の内容を保存するログ情報レコードであ
る。1ログ情報レコードは従業員コード、業務コード、
作業項目コード、その業務と作業項目が開始された開始
日付時刻から構成されている。このログ情報領域22
は、業務、作業項目のどれかが変更になったとき、1レ
コード追加して記録される。従業員テーブル23は一行
が一従業員の情報を表すレコードとなっており、全従業
員に一意に付けられた従業員コード、従業員の氏名、従
業員所属情報である所属部門、人件費を計算するための
従業員単価情報である時間単価、主体業務作業情報であ
る主体業務と主体作業項目から構成されている。
【0028】図3は業務テーブル24、作業項目テーブ
ル25の構造を示す図である。業務テーブル24は一行
が一業務を表すレコードとなっており、全ての業務に一
意に付けられた業務コードとその名称、業務コードに対
応する作業項目テーブル25の位置を示す作業項目ポイ
ンタ、業務履歴データを作成するときに使用する業務内
容情報である業務説明文から構成されている。作業項目
テーブル25は一行が一作業項目を表すレコードとなっ
ており、全ての作業項目に一意に付けられた作業項目コ
ードとその名称とから構成されている。一つの業務コー
ドに一つの作業項目テーブル25が対応しており、業務
テーブル24中の作業項目ポインタによって作業項目テ
ーブル25が検索できる。業務コードの数に相当する作
業項目テーブル25があるが、同じ種類の業務、例えば
同じ製品で顧客先によって業務コードを分けている場合
であれば、作業項目も同じになるので、同一作業項目テ
ーブル25を複数の業務コードで使用することができ
る。
【0029】図4は請求項2にかかる実施例の業務作業
時間集計手段によって作成した、従業員別に業務ごと作
業項目ごとに時間を集計した従業員別業務作業時間デー
タ30の構造例を示す図である。領域31は集計した期
間を示す開始日付、終了日付であり、この従業員別業務
作業時間データ30共通の情報である。領域32は従業
員一人の業務時間データを示す領域であり、従業員コー
ドと従業員氏名の領域33と複数の業務に関する時間デ
ータである領域34から成る。領域34の中の一つ一つ
の業務は、業務名称と業務の合計時間である領域35と
作業項目別に集計した領域36とで構成されている。こ
のような構造をした領域32が全従業員の数ぶん集合し
て従業員別業務作業時間データ30全体を構成してい
る。
【0030】図5は請求項3にかかる実施例の業務作業
時間印刷手段によって、従業員別に毎日の業務名称と業
務時間帯と作業項目名称と作業項目時間帯を印刷した業
務報告書の帳表例である。この例では用紙一枚に一従業
員の一週間分をまとめて週間業務報告書38を印刷して
いる。縦軸に時刻、横軸に日付をとり、どの時間帯にど
のような業務と作業項目を行ったかを印刷したものであ
る。この帳表によって従業員一人一人が、毎日どの業務
や作業項目をどれくらい時間をかけて行ったかがわか
る。
【0031】図6は請求項4にかかる実施例の業務作業
人件費集計手段によって作成した、業務別に作業項目ご
との人件費を計算した業務別作業人件費データ40の構
造例を示す図である。領域41は集計した期間を示す開
始日付、終了日付であり、この業務別作業人件費データ
40共通の情報である。領域42は一業務に関する人件
費データの集合であり、業務名称、合計時間及び合計人
件費である領域43と、作業項目ごとに計算した時間と
人件費である領域44から構成されている。このような
構造をした領域42が全業務の数ぶん集合して業務別作
業人件費データ40全体を構成している。
【0032】図7は請求項5にかかる実施例の部門別業
務作業人件費集計手段によって作成した、部門別に業務
ごと作業項目ごと人件費を計算した部門別業務作業人件
費データ50の構造例を示す図である。領域51は集計
した期間を示す開始日付、終了日付であり、この部門別
業務作業人件費データ50共通の情報である。領域52
は一部門の業務人件費データを示す領域であり、部門コ
ード及び部門名称の領域53と複数の業務に関する人件
費データである領域54から成る。さらに領域54の中
の一業務は、業務名称と業務の合計時間と合計人件費で
ある領域55と作業項目ごとに集計した領域56とで構
成されている。領域56の一作業項目は領域57の様に
作業項目名称、合計時間、合計人件費から構成されてい
る。このような構造をした領域52が部門の数ぶん集合
して部門別業務作業人件費データ50全体を構成してい
る。
【0033】図8は請求項6にかかる実施例の業務履歴
作成手段によって作成した、従業員別に業務名称と業務
説明文、業務の開始と完了日付、業務の合計時間を情報
に持つ業務履歴データ60の構造例を示す図である。領
域65は従業員一人の業務履歴データであり、従業員コ
ード及び氏名である領域61と該当従業員が行った業務
の情報が格納された領域64から成る。領域64の中の
一業務は領域62の業務名称、業務説明文と領域63の
業務の開始、完了日付、業務を行った合計時間から構成
されている。このような構造をした領域65が従業員の
数ぶん集合して業務履歴データ60全体を構成してい
る。
【0034】図9は本実施例の時間管理システムのメニ
ュー画面70を示す図でありCRT2に表示される。メ
ニューには大きく分けて、各従業員の業務や作業項目を
表示しておき、随時、業務や作業項目を変更するための
状態表示メニュー71、従業員や業務、作業項目、時簡
単価等を登録するための登録処理メニュー72、週間業
務報告書、業務別時間表、業務別人件費表、部門別人件
費表等を印刷するための印刷処理メニュー73、従業員
別業務作業時間データ、業務別作業人件費データ、部門
別業務作業人件費データ、業務履歴データ等のデータ作
成を行うためのデータ作成処理メニュー74の4種類あ
る。マウス3を使用してメニュー画面70上のボタンを
クリックすることによって指定すると、状態表示メニュ
ー71からは業務変更記録部15、登録処理メニュー7
2からは登録処理部13が起動され、印刷処理メニュー
73からは時間印刷処理部17が起動され、データ作成
処理メニュー74からは時間集計処理部16が起動され
る。終了ボタン75を指定すると、時間管理プログラム
12が終了する。
【0035】図10は状態表示メニュー71から業務変
更記録部15を起動したときに表示される状態表示ウイ
ンドウ80と、業務及び作業項目を変更するときに表示
される、業務選択ウインドウ86及び作業項目選択ウイ
ンドウ88を示す図であり、共にCRT2に表示され
る。状態表示ウインドウ80では具体例として営業課に
所属する従業員の業務と作業項目の状態を表示してお
り、一行の表示が一人の従業員と業務及び作業項目を対
応付けて表示している。表示領域82は氏名ボタン上に
営業課に所属する従業員の氏名を表示し、表示領域83
は業務ボタン上に現在遂行中の業務を表示しており、表
示領域84は作業項目ボタン上に作業項目を表示してい
る。例えば表示行81では、氏名「田中XX」氏は、
「AA顧客」向けの業務を行っており、具体的な作業項
目としては「見積書作成」を行っていることを表してい
る。終了ボタン85をマウス3で指定すると業務変更記
録部15が終了する。
【0036】業務選択ウインドウ86は操作者が業務を
変更するためマウス3を使って表示領域83の該当従業
員の業務ボタン、例えば表示行81では「AA顧客」ボ
タンを指定したときに一覧として表示される。業務選択
ウインドウ86の中の一つ、例えば「BB顧客」をマウ
ス3で指定して選択すると、表示領域83の該当従業員
の業務ボタン表示が「BB顧客」に変更される。作業項
目選択ウインドウ88は業務を変更した後又は操作者が
作業項目を変更するためマウス3を使って表示領域84
の該当従業員の作業項目ボタン、例えば表示行81では
「見積書作成」を指定したときに業務に対応する作業項
目テーブル25の内容が一覧として表示される。作業項
目選択ウインドウ88の中の一つ、例えば「提案書作
成」をマウス3で指定して選択すると、表示領域84の
該当従業員の作業項目ボタン表示が「提案書作成」に変
更される。
【0037】本実施例の時間管理システムは、最初の導
入時又は新たな従業員、業務や作業項目が発生したとき
に図9の登録処理メニュー72を使用して従業員、業
務、作業項目、時間単価等を登録する。その後は常時、
状態表示メニュー71を起動して図10の状態表示ウイ
ンドウ80を表示しておき、いつでも従業員が自分の業
務、作業項目を変更できるようにしておく。従業員は業
務が変わる度にマウス3を使い自分の業務、作業項目を
変更する。例えば朝に出社して最初が「社内処理」であ
れば業務を「社内処理」に変更し、1時間後「AA顧
客」の業務を行う場合は、その時に業務を「AA顧客」
に変更し、作業項目を例えば「提案書作成」に変更す
る、等の運用をする。
【0038】週に一回、印刷処理メニュー73から週間
業務報告書38を印刷したり、定期的に、例えば毎月1
回、データ作成処理メニュー74を起動して従業員別業
務作業時間データや業務別作業人件費データ、部門別業
務作業人件費データを作成し、業務を分析するためのシ
ステムや採算を管理するための管理会計システム、プロ
ジェクト管理システム、従業員を評価するための人事管
理システムや給与計算システムなどにデータを転送す
る、又は印刷処理メニュー73から各種管理帳表を作成
する、といった運用方法となる。
【0039】図11から図17は本実施例の時間管理シ
ステムの処理を示すフローチャートである。図11は請
求項1及び請求項7、図12、図13、図14、図1
5、図16、図17はそれぞれ請求項2、請求項3、請
求項4、請求項5、請求項6、請求項8にかかる実施例
の処理を示すフローチャートである。これらのフローチ
ャートと、図1から図10までの図を使って本実施例の
処理を詳細に説明する。
【0040】図11は時間管理システムの業務変更記録
部15の動作を示すフローチャートであり、メニュー画
面70(図9)の状態表示メニュー71をマウス3で指
定するとS1に起動がかかる。このフローチャートの中
でS3、S4は状態表示手段、S5、S10からS15
は業務作業変更手段、S21からS23は業務作業ログ
記録手段、S16、S17は主体業務作業設定手段に相
当する部分である。S3:従業員テーブル23に登録さ
れている従業員をもとに状態表示ウインドウ80の画面
データを作成する。最初の段階では業務、作業項目共設
定されていないので業務、作業項目は空白となる。S
4:S2で作成された画面データをCRT2に表示する
(図10状態表示ウインドウ80)。S5:操作者がマ
ウス3を操作して業務ボタンの表示領域83、作業項目
ボタンの表示領域84、氏名ボタンの表示領域82又は
終了ボタン85を指定すると、マウス3からの入力が発
生するので状態表示ウインドウ80上でマウス3によっ
て指定された位置で処理を分ける。
【0041】S10:表示領域83の業務ボタン、例え
ば表示行81では「AA顧客」が指定されたときは、業
務テーブル24をもとに業務選択ウインドウ86を表示
する。S11:操作者がマウス3で業務選択ウインドウ
86の中の一項を指定するとマウス3からの入力が発生
する。S12:業務選択ウインドウ86の中で指定され
た業務を取り出し対応する従業員、例えば表示行81で
は「田中XX」の業務として設定する。S13:取り出
した業務に対応する作業項目テーブル25を業務テーブ
ル24から検索して、該当作業項目テーブル25をもと
に作業項目選択ウインドウ88(図10)を表示する。
S14:操作者がマウス3で作業項目選択ウインドウ8
8の中の一項を指定するとマウス3からの入力が発生す
る。S15:作業項目選択ウインドウ88の中で指定さ
れた作業項目を取り出し対応する従業員、例えば表示行
81では「田中XX」の作業項目として設定する。ま
た、S5で図10の表示領域84の作業項目ボタンが指
定されたときは作業項目の変更を行うが、この処理は前
記S13、S14、S15と同じであるので、S13か
ら処理を行う。また、S5で表示領域82の氏名ボタ
ン、例えば表示行81では「田中XX」が指定されたと
きは、S16:従業員テーブル23に設定されている該
当従業員の主体業務を取り出し、該当従業員の業務とし
て設定する。S17:従業員テーブル23に設定されて
いる該当従業員の主体作業項目を取り出し、該当従業員
の作業項目として設定する。また、S5で図10の終了
ボタン85が指定されたときは、S18:このプログラ
ムを終了する。
【0042】前ステップで業務又は作業項目が変更され
ると、S21:変更された業務又は作業項目に対応する
従業員を取り出す。S22:現在の日付、時刻をOS1
1から取得する。S23:S21で取りだした従業員、
S22で得た日付時刻及び変更後の業務と作業項目をロ
グ情報レコードとしてログ情報領域22へ追加する。つ
ぎに再びS3に戻り状態表示ウインドウ80の画面デー
タを作成し、S4で表示する。この時は変更後の業務と
作業項目が表示される。このように、図11のフローチ
ャートによれば業務を変更した場合3回、作業項目を変
更した場合は2回のマウス3の操作のみで各従業員の業
務及び作業項目を容易に変更でき、遂行した業務、作業
項目及び日付時刻を記録できるので、各従業員が業務報
告書を記述したりコンピュータに入力する手間が不要に
なり効率が向上する。また頻繁に行う業務と作業項目は
主体業務、主体作業項目として登録しておけば、容易な
操作で業務と作業項目を変更でき、操作性が向上する。
また状態表示ウインドウ80を常時表示しておけば、従
業員の業務の状況をリアルタイムに把握、管理できる。
またマルチウインドウのパーソナルコンピュータであれ
ば、他の目的で使用しているパーソナルコンピュータ上
でも動作させることもでき、安価なシステムになる。
【0043】図12は従業員別業務作業時間データ30
(図4)の作成を行うときの処理を示すフローチャート
であり、請求項2の業務作業時間集計手段に相当する。
図9のデータ作成処理メニュー74の該当ボタンをマウ
ス3で指定したときS30に起動がかかる。S31:集
計する期間を、例えば「3/1−3/31」の様にキー
ボード1から入力し、期間を従業員別業務作業時間デー
タ30に出力する(図4領域31)。S32:従業員テ
ーブル23に登録された順に一従業員コードと従業員氏
名を取り出し、従業員別業務作業時間データ30に出力
する(領域33)。S33:業務テーブル24に登録さ
れた順に一業務コードを取り出す。S34:ログ情報領
域22を検索して、S31で入力した期間の範囲でS3
2、S33で取り出した該当従業員コード、該当業務コ
ードを持つログ情報レコードを取り出す。S35:取り
出したログ情報レコードから作業項目コードごとの時間
と業務の合計時間を集計し従業員別業務作業時間データ
30に出力する(領域35、領域36)。なお作業項目
コードごとの時間は、同一従業員について連続している
二つのログ情報レコードに記録された開始時刻の差から
求め、業務の合計時間は作業項目コードごとの時間を合
計して求める。S37:全業務の集計が未了ならばS3
7Nへ分岐してS33から繰り返し、集計が終了すれば
S37Yに分岐する。これで図4領域32の一従業員の
業務時間データが作成された。S40:全従業員につい
て業務時間データの作成が未了ならばS40Nへ分岐し
てS32から繰り返し、終了すればS40Yへ分岐し
て、S41:終了する。これらの処理によって従業員別
業務作業時間データ30が作成できた。このように図1
2のフローチャートによれば業務変更記録部15で記録
されたログ情報領域22をもとに、容易に従業員別の各
業務に要した時間や各作業項目の時間を集計でき、従業
員の評価や業務分析のためのデータとして利用できる。
【0044】図13は週間業務報告書38(図5の帳
表)の印刷を行うときの処理を示すフローチャートであ
り、請求項3の業務作業時間印刷手段に相当する。図9
の印刷処理メニュー73の該当ボタンをマウス3で指定
したときS50に起動がかかる。S51:週間業務報告
書38を印刷する週の開始日を例えば「3/1」のよう
にキーボード1から入力する。S52:従業員テーブル
23に登録された順に一従業員コードを取り出す。S5
3:ログ情報領域22を前記従業員コードで検索して、
該当日付の前記従業員コードが含まれたログ情報レコー
ドを時刻順に抽出する。S54:抽出したレコードをも
とに一日における業務名称とその開始時刻、終了時刻及
び作業項目名称とその開始時刻、終了時刻を編集する。
S55:S51で入力した週の開始日から7日分の編集
が終了するまでS55Nに分岐し、S53の処理から繰
り返す。7日分の処理が終了したらS55Yに分岐す
る。S56:S54で編集したデータから印刷データを
作成し、プリンタ4に出力する。S57:以上の処理を
全従業員について行い、全従業員が未了ならばS57N
へ分岐してS52から繰り返し、全従業員が終了したら
S57Yへ分岐して、S58:終了する。これによっ
て、S51で入力した日付から7日間分の全従業員の週
間業務報告書38が作成された。このように図13のフ
ローチャートによれば業務変更記録部15で記録された
ログ情報領域22をもとに、週間業務報告書38が容易
に作成できるので、各従業員が手書きで業務報告書作成
を行う必要がなく無駄がなくなる。また上司が従業員を
評価、管理するための資料として利用できる。
【0045】図14は業務別作業人件費データ40(図
6)の作成を行うときの処理を示すフローチャートであ
り、請求項4の業務作業人件費集計手段に相当する。図
9のデータ作成処理メニュー74の該当ボタンをマウス
3で指定したときS60に起動がかかる。S61:集計
する期間を、例えば「3/1−3/31」の様にキーボ
ード1から入力し、期間を業務別作業人件費データ40
に出力する(図6領域41)。S62:業務テーブル2
4に登録された順に一業務コードを取り出す。S63:
従業員テーブル23に登録された順に一従業員コードを
取り出す。S64:ログ情報領域22を検索して、S6
1で入力した期間の範囲でS62、S63で取り出した
業務コード、従業員コードを持つログ情報レコードを取
り出す。S65:取り出したログ情報レコードから該当
従業員、該当業務コードの作業項目コードごとの時間を
集計する。S66:従業員テーブル23の該当従業員の
時間単価とS65で集計した時間とを乗算した結果を該
当業務コードの作業項目コードごとに合計して人件費を
算出する。S67:該当業務について全従業員の集計が
未了ならばS67Nへ分岐してS63から繰り返し、集
計が終了すればS67Yに分岐する。S68:S66で
計算した人件費をもとに該当業務の人件費データ(領域
43、領域44)を作成する。これによって一業務の人
件費データ(領域42)が作成できた。S69:全業務
について人件費データの作成が未了ならばS69Nへ分
岐してS62から繰り返し、終了すればS69Yへ分岐
して、S70:終了する。これらの処理によって業務別
作業人件費データ40が作成できた。このように図14
のフローチャートによれば、業務変更記録部15で記録
されたログ情報領域22をもとに容易に業務別の人件費
データが作成できるので、各業務がどの程度の時間と費
用がかかっているか、又は時間のかかる作業項目は何か
を分析することができ、業務の効率化、採算管理のため
のデータとして利用できる。
【0046】図15は部門別業務作業人件費データ50
(図7)の作成を行うときの処理を示すフローチャート
であり、請求項5の部門別業務作業人件費集計手段に相
当する。図9のデータ作成処理メニュー74の該当ボタ
ンをマウス3で指定したときS80に起動がかかる。S
81:集計する期間を、例えば「3/1−3/31」の
様にキーボード1から入力し、期間を部門別業務作業人
件費データ50に出力する(図7領域51)。S82:
従業員テーブル23に登録された所属部門を取り出し、
部門別業務作業人件費データ50に出力する(領域5
3)。S83:取り出した部門に属する一従業員コード
を従業員テーブル23から取り出す。S84:ログ情報
領域22を検索して、S81で入力した期間の範囲でS
83に該当する従業員コードを持つログ情報レコードを
取り出す。S85:取り出したログ情報レコードから該
当従業員について業務コードごと、作業項目コードごと
の時間を集計する。S86:従業員テーブル23の該当
従業員の時間単価とS85で集計した時間とを乗算し
て、一従業員について業務コードごと、作業項目コード
ごとの人件費を算出する。S87:該当部門に属する全
従業員の集計が未了ならばS87Nへ分岐してS83か
ら繰り返し、集計が終了すればS87Yに分岐する。S
88:S86で計算した各従業員の業務コードごと、作
業項目コードごとの時間と人件費を合計して、領域5
5、56、57の構造を持つ該当部門の一業務の業務人
件費データを作成する。これを全業務について行い、一
部門の業務人件費データ(領域52)を作成する。S8
9:全部門について業務人件費データの作成が未了なら
ばS89Nへ分岐してS82から繰り返し、終了すれば
S89Yへ分岐して、S90:終了する。これらの処理
によって部門別業務作業人件費データ50が作成でき
た。このように図15のフローチャートによれば、業務
変更記録部15で記録されたログ情報領域22をもとに
容易に部門別の業務ごと、作業項目ごとの時間と人件費
のデータが作成できるので、各部門の中で各業務がどの
程度の時間と人件費がかかっているか、又は時間と人件
費のかかる作業項目は何かを分析することができ、部門
間の比較や業務の効率化、採算管理のためのデータとし
て利用できる。
【0047】図16は業務履歴データ60(図8)の作
成を行うときの処理を示すフローチャートであり、請求
項6の業務履歴作成手段に相当する。図9のデータ作成
処理メニュー74の該当ボタンをマウス3で指定したと
きS101に起動がかかる。S102:従業員テーブル
23に登録された順に一従業員コードを取り出し、業務
履歴データ60に出力する(図8領域61)。S10
3:業務テーブル24に登録された順に一業務の名称と
業務説明文を取り出し業務履歴データに出力する(領域
62)。S104:ログ情報領域22を検索してS10
2、S103で取り出した従業員コード、業務コードを
持つログ情報レコードを取り出す。S105:取り出し
たログ情報レコードから該当業務コードごとの時間の合
計と、業務が最初に行われた日付を開始日付、最後に行
われた日付を業務の完了日付とし、業務履歴データ60
に出力する(領域63)。S107:全業務の集計が未
了ならばS107Nへ分岐してS103から繰り返し、
集計が終了すればS107Yに分岐する。これで領域6
4の一従業員の業務履歴データ60が作成された。S1
08:全従業員について業務履歴データ60の作成が未
了ならばS108Nへ分岐してS102から繰り返し、
終了すればS108Yへ分岐して、S109:終了す
る。これらの処理によって業務履歴データ60が作成で
きた。このように図16のフローチャートによれば業務
変更記録部15で記録されたログ情報領域22をもとに
容易に従業員の業務履歴データが作成できるので、この
データを人事管理システムに取り込めば、業務履歴をオ
ペレータがキーボードから入力する必要がなくなり、効
率が大幅に向上する。また全社共通の方法で業務履歴デ
ータが収集されているので、従業員を評価するためのデ
ータとしても一貫性があり、データの有用性が高まる。
【0048】図17は請求項8にかかる実施例を示すフ
ローチャートであり、表示対象入力手段は、S111、
S112に相当し、状態表示手段はS113、S114
に相当する。S115以降は図11のS3以降と同じで
ある。図9の状態表示ボタン71をマウス3で指定した
とき、S110に起動がかかる。S111:表示対象で
ある部門又は従業員コードをキーボード1から入力す
る。S112:S111で入力された部門又は従業員コ
ードが、従業員テーブル23に存在するかどうか調べ、
存在すればS112Y、存在しなければS112Nへ分
岐し、S111で再入力する。S113:S111で入
力された該当従業員コード又は該当部門に属する従業員
を抽出する。従業員コードであれば該当従業員一人、部
門であれば該当部門に属する全従業員が対象となる。S
114:状態表示ウインド80の画面データを作成し、
CRT2へ表示する。これによって時間管理システムに
登録された全従業員の中で、特定の従業員が抽出され、
これにもとに状態表示ウインドウ80が表示できた。従
業員が多数の場合は、部門ごとや場所ごとに表示する従
業員を限定することによってCRT2に表示する従業員
数が少なくなるので、画面切り替えやスクロールなどが
不要となり操作性や見易さが向上する。
【0049】上記実施例では、時間管理システムの中で
表示対象となる部門又は従業員コードをキーボード1か
ら入力していたが、マルチユーザのオペレーティングシ
ステムではユーザIDとパスワードを使用した利用者識
別手段が備わっているのが普通である。例えばコンピュ
ータの使用開始時に利用者の名前であるユーザIDと、
利用者を特定するための利用者のみが知るパスワードを
入力して、その正当性をオペレーティングシステムがチ
ェックし、正しければコンピュータが使用可能となる。
このようなコンピュータでは、S111とS112は現
在のコンピュータ利用者のユーザID又は部門のユーザ
IDをオペレーティングシステムに問い合わせる処理と
する。ユーザIDとして従業員コード、部門コードを使
用すると、先と同様に表示する従業員を限定することが
可能である。オペレーティングシステムの利用者識別手
段はパスワードによって機密性を高めることができ、例
えばある部門の業務内容が無関係な部門の従業員に漏れ
ることを防止できる。また時間管理システムの処理も簡
単になる。
【0050】以上の実施例ではスタンドアロンのコンピ
ュータ上での例を示したが、複数のコンピュータを接続
したローカルエリアネットワーク(以降LANと略す)
を使用して分散入力すると、より効果的にシステムを構
築できる。その実施例を図18に示す。従業員管理部門
にワークステーションをサーバー130として設置し、
複数のパーソナルコンピュータをクライアント131と
して各職場ごと、又は従業員一人一人に設置しておく。
サーバー130とそれぞれのクライアント131はLA
N132で接続しておく。データ領域20の中でログ情
報領域22、従業員テーブル23、業務テーブル24、
作業項目テーブル25や、時間管理プログラム12の中
で登録処理部13や時間集計処理部16、時間印刷処理
部17などはサーバー130に持つ。業務変更記録部1
5は各クライアント131上におく。クライアント13
1上の時間管理システムを起動するときに、そのクライ
アント131を使用する従業員又は部門を表示対象入力
手段によって限定し、それに対応する従業員を抽出して
状態表示ウインドウ80を表示する。必要な業務作業情
報、従業員情報、従業員所属情報等はサーバー130か
らLAN132を通して得る。また業務変更記録部15
によって作成されるログ情報レコードはサーバー130
側にLAN132を通して転送する。サーバー130側
では各クライアント131から送られてくるログ情報レ
コードをログ情報領域22へ格納する。このような形態
をとることによって、各部門又は各従業員ごとにクライ
アント131側で表示する範囲が限定されるので、表示
人員が少なくなり操作性が向上し、機密性も高まる。ま
たサーバー130側でデータを集計することによって、
全従業員の業務の状態をリアルタイムで把握したり、時
間集計処理部16によって作成される各種データを一元
的に管理でき、他のシステムへのデータ転送によってデ
ータの利用範囲が大幅に拡大する。各クライアント13
1のパーソナルコンピュータは他の目的で使用している
物でよいので、新たな投資は少なく安価にシステムが構
築できる。
【0051】図19は、時間集計処理部16で作成され
たデータをもとに各種管理帳表を印刷した例を示す図で
ある。これは例えば表計算ソフトウエア等に先の管理デ
ータを取り込んで編集し印刷することで作成できる。業
務別時間表150は従業員別業務作業時間データ30か
ら編集した帳表で、縦軸に作業項目をとり各業務の作業
項目ごとの時間と業務の合計時間を表している。業務別
人件費表151は業務別作業人件費データ40から編集
した帳表で、人件費で表したものである。部門別業務人
件費表152は部門別業務作業人件費データ50をもと
に編集した帳表で、縦軸に業務、横軸に部門をとり部門
ごとの比較をしたものである。これ以外にも業務履歴デ
ータ60から業務履歴書や従業員別業務作業時間データ
30から勤怠表や実労働時間データ等も作成できる。こ
のように各種管理帳表も容易に編集して印刷できるので
従業員の管理が容易になる。
【0052】また本実施例では従業員情報や従業員所属
情報、従業員単価情報等を登録処理部13で行っていた
が、従業員コードや氏名、所属部門、時間単価等は人事
管理システムでも登録している内容である。従って、前
記の情報については人事管理システムからデータを取り
込んで従業員テーブル23を作成すると、登録処理が簡
単になり二重に登録する手間も省ける。同様に業務作業
情報である業務や作業項目などはプロジェクト管理シス
テムから取り込むと、登録処理が簡単になる。
【0053】また本実施例ではログ情報レコードの中に
日付も持っているが、ログ情報領域22を管理するため
のインデックステーブルを使用して、インデックステー
ブルに日付を持たせることもでき、その方が検索も速く
なりログ情報領域22の容量も少なくなる。またログ情
報レコードには業務や作業項目の開始日付時刻しか無い
が、ログ情報レコードに継続時間の一フィールドを設
け、ログ情報レコードを記録する時に業務や作業項目が
継続した時間を計算しておけば、各集計手段で集計を行
うとき計算が容易なる。
【0054】図20は請求項9にかかる実施例を示す機
能ブロック図である。本図は図1の機能ブロック図から
データ領域20の作業項目テーブル25を省いたもので
あり、業務変更記録部160は請求項9における状態表
示手段、業務変更手段、業務ログ記録手段及び請求項1
0の主体業務設定手段を含んでいる。また時間集計処理
部161は請求項11の業務時間集計手段、請求項12
の業務人件費集計手段、請求項13の部門別業務人件費
手段及び請求項14の業務履歴作成手段を含んでいる。
図1から図19を用いて説明したように業務の詳細な分
析を行う場合には業務及び作業項目を業務作業情報とし
て登録しておく必要がある。しかし業務の詳細な作業項
目の分析は不要だが、各業務にかかった時間を調査した
いという場合には、図20の実施例のように作業項目を
使用しなくても良い。これは主に採算管理のために各業
務の工数や人件費を把握したい場合等に有用である。こ
の実施例で使用するログ情報領域22、従業員テーブル
23及び業務テーブル24の構造は作業項目に関連した
内容を削除したものとし、具体的にはログ情報領域22
からは作業項目コード、従業員テーブル23からは主体
作業項目を削除したものとする。業務テーブル24から
作業項目ポインタを削除したものを請求項9における業
務情報として説明する。
【0055】図21は請求項9にかかる実施例の状態表
示画面の例を示す図である。状態表示メニュー71から
業務変更記録部160を起動したときに表示される状態
表示ウインドウ170と、業務を変更するときに表示さ
れる、業務選択ウインドウ175を示す図である。状態
表示ウインドウ170では具体例として営業課に所属す
る従業員の状態を表示しており、一行が一人の従業員と
業務を対応付けて表示している。表示領域173は営業
課に所属する従業員の氏名を表示し、表示領域174は
現在遂行中の業務を表示している。例えば表示行171
では、氏名「田中XX」氏は、「AA顧客」向けの業務
を行ってことを表している。終了ボタン172をマウス
3で指定すると業務変更記録部160が終了する。業務
選択ウインドウ175は操作者が業務を変更するためマ
ウス3を使って表示領域174の該当従業員の業務ボタ
ン、例えば表示行171では「AA顧客」ボタンを指定
したときに一覧として表示される。業務選択ウインドウ
175の中の一つ、例えば「BB顧客」をマウス3で指
定して選択すると、表示領域174の該当ボタンが「B
B顧客」に変わる。
【0056】図22は請求項11にかかる実施例の業務
時間集計手段によって作成した、従業員別に業務ごとの
時間を集計した従業員別業務時間データ180の構造例
と請求項12にかかる実施例の業務人件費集計手段によ
って作成した、業務別に人件費を計算した業務別人件費
データ186の構造例を示す図である。従業員別業務時
間データ180の領域181は集計した期間を示す開始
日付、終了日付であり、この従業員別業務時間データ1
80共通の情報である。領域184は従業員一人の業務
時間データを示す領域であり、従業員コードと従業員氏
名の領域182と業務に関する時間データである複数の
領域183から成る。このような構造をした領域184
が従業員の数ぶん集合して従業員別業務時間データ18
0全体を構成している。業務別人件費データ186の領
域187は集計した期間を示す開始日付、終了日付であ
り、この業務別人件費データ186共通の情報である。
領域188は一業務に関する人件費データであり、業務
名称、合計時間及び合計人件費から成る。この領域18
8が全業務の数ぶん集合して業務別人件費データ186
全体を構成している。
【0057】図23は請求項13にかかる実施例の部門
別業務人件費集計手段によって作成した、部門別に業務
ごとの人件費を計算した部門別業務人件費データ190
の構造例を示す図である。領域191は集計した期間を
示す開始日付、終了日付であり、この部門別業務人件費
データ190共通の情報である。領域194は一部門の
業務人件費データを示す領域であり、部門コード及び部
門名称の領域192と各業務について業務名称と合計人
件費である領域193とで構成されている。このような
構造をした領域194が部門の数ぶん集合して部門別業
務人件費データ190全体を構成している。
【0058】図24は請求項9及び請求項10にかかる
実施例の処理を示すフローチャートであり、業務変更記
録部160に相当する。S122からS123は請求項
9における状態表示手段、S124からS127は業務
変更手段、S128からS130は業務ログ記録手段に
相当し、S133は請求項10における主体業務設定手
段に相当する部分である。図20、図21と図24のフ
ローチャートに従って実施例を説明する。メニュー画面
70(図9)の状態表示メニュー71をマウス3で指定
するとS120に起動がかかる。S122:従業員テー
ブル23に登録されている従業員をもとに状態表示ウイ
ンドウ170の画面データを作成する。最初の段階では
業務は設定されていないので業務は空白となる。S12
3:S122で作成された画面データをCRT2に表示
する(状態表示ウインドウ170)。S124:操作者
がマウス3を操作して業務ボタンの表示領域174、氏
名ボタンの表示領域173又は終了ボタン172を指定
すると、マウス3からの入力が発生するので状態表示ウ
インドウ170上でマウス3によって指定された位置で
処理を分ける。
【0059】S125:表示領域174の業務ボタン、
例えば表示行171では「AA顧客」が指定されたとき
は、業務テーブル24をもとに業務選択ウインドウ17
5を表示する。S126:操作者がマウス3で業務選択
ウインドウ175の中の一項を指定するとマウス3から
の入力が発生する。S127:業務選択ウインドウ17
5の中で指定された業務を取り出し、該当従業員の業務
として設定する。また、S124で表示領域173の氏
名ボタン、例えば表示行171では「田中XX」が指定
されたときは、S133:従業員テーブル23に設定さ
れている該当従業員の主体業務を取り出し業務として設
定する。また、S124で終了ボタン172が指定され
たときは、S135:このプログラムを終了する。
【0060】前ステップで業務が変更されると、S12
8:変更された業務に対応する従業員を取り出す。S1
29:現在の日付、時刻をOS11から取得する。S1
30:S128で取りだした従業員、S129で得た日
付時刻及び変更後の業務をログ情報レコードとしてログ
情報領域22へ追加する。つぎに再びS122に戻り状
態表示ウインドウ170の画面データを作成し、S12
3で表示する。この時は変更後の業務が表示される。こ
のように、図124のフローチャートによればマウス3
の操作のみで各従業員の業務及を容易に変更でき、遂行
した業務及び日付時刻を記録できるので、各従業員の業
務にかかった時間をコンピュータに入力する手間が不要
になり効率が向上する。また頻繁に行う業務は主体業務
として登録しておけば、容易な操作で業務を変更でき、
操作性が向上する。また状態表示ウインドウ170を常
時表示しておけば、従業員の業務の状況をリアルタイム
に把握、管理できる。
【0061】図25は従業員別業務時間データ180の
作成を行うときの処示すフローチャートであり、請求項
11の業務時間集計手段に相当する。図9のデータ作成
処理メニュー74の該当ボタンをマウス3で指定したと
きS140に起動がかかる。S141:集計する期間
を、例えば「3/1−3/31」の様にキーボード1か
ら入力し、期間を従業員別業務時間データ180の領域
181に出力する。S142:従業員テーブル23に登
録された順に一従業員コードと従業員氏名を取り出し、
従業員別業務時間データ180に出力する(領域18
2)。S143:業務テーブル24に登録された順に一
業務コードを取り出す。S144:ログ情報領域22を
検索して、S141で入力した期間の範囲でS142、
S143で取り出した該当従業員コード、該当業務コー
ドを持つログ情報レコードを取り出す。S145:取り
出したログ情報レコードから業務の時間を集計し従業員
別業務時間データ180に出力する(領域183)。な
お個々の業務が継続した時間は、同一従業員について連
続している二つのログ情報レコードに記録された開始時
刻の差から求める。S146:全業務の集計が未了なら
ばS146Nへ分岐してS143から繰り返し、集計が
終了すればS146Yに分岐する。これで図22領域1
84の一従業員の業務時間データが作成された。S14
7:全従業員について業務時間データの作成が未了なら
ばS147Nへ分岐してS142から繰り返し、終了す
ればS147Yへ分岐して、S148:終了する。これ
らの処理によって従業員別業務時間データ180が作成
できた。このように図25のフローチャートによれば業
務変更記録部160で記録されたログ情報領域22をも
とに、容易に従業員別の各業務に要した時間を集計で
き、従業員の評価や業務分析のためのデータとして利用
できる。
【0062】図26は業務別人件費データ186(図2
2)の作成を行うときの処理を示すフローチャートであ
り、請求項12の業務人件費集計手段に相当する。図9
のデータ作成処理メニュー74の該当ボタンをマウス3
で指定したときS150に起動がかかる。S151:集
計する期間を、例えば「3/1−3/31」の様にキー
ボード1から入力し、期間を業務別人件費データ186
に出力する(領域187)。S152:業務テーブル2
4に登録された順に一業務コードを取り出す。S15
3:従業員テーブル23に登録された順に一従業員コー
ドを取り出す。S154:ログ情報領域22を検索し
て、S151で入力した期間の範囲でS152、S15
3で取り出した従業員コード、業務コードを持つログ情
報レコードを取り出す。S155:取りだしたログ情報
レコードから該当従業員、該当業務コードごとの時間を
集計する。S156:従業員テーブル23の該当従業員
の時間単価とS155で集計した時間とを乗算した結果
を該当業務コードに合計して人件費を算出する。S15
7:該当業務について全従業員の集計が未了ならばS1
57Nへ分岐してS153から繰り返し、集計が終了す
ればS157Yに分岐する。S158:S156で計算
した人件費をもとに該当業務の人件費データ(領域18
8)を作成する。これによって一業務の人件費データが
作成できた。S159:全業務について人件費データの
作成が未了ならばS159Nへ分岐してS152から繰
り返し、終了すればS159Yへ分岐して、S160:
終了する。これらの処理によって業務別人件費データ1
86が作成できた。このように図26のフローチャート
によれば、業務変更記録部160で記録されたログ情報
領域22をもとに容易に業務別の人件費データが作成で
きるので、各業務がどの程度の時間と費用がかかってい
るかを分析することができ、業務の効率化、採算管理の
ためのデータとして利用できる。
【0063】図27は部門別業務人件費データ190
(図23)の作成を行うときの処理を示すフローチャー
トであり、請求項13の部門別業務人件費集計手段に相
当する。図9のデータ作成処理メニュー74の該当ボタ
ンをマウス3で指定したときS170に起動がかかる。
S171:集計する期間を、例えば「3/1−3/3
1」の様にキーボード1から入力し、期間を部門別業務
人件費データ190に出力する(領域191)。S17
2:従業員テーブル23に登録された所属部門を取り出
し、部門別業務人件費データ190に出力する(領域1
92)。S173:取り出した部門に属する一従業員コ
ードを従業員テーブル23から取り出す。S174:ロ
グ情報領域22を検索して、S171で入力した期間の
範囲でS173に該当する従業員コードを持つログ情報
レコードを取り出す。S175:取り出したログ情報レ
コードから該当従業員について業務コードごとの時間を
集計する。S176:従業員テーブル23の該当従業員
の時間単価とS175で集計した時間とを乗算して、一
従業員について業務コードごとの人件費を算出する。S
177:該当部門に属する全従業員の集計が未了ならば
S177Nへ分岐してS173から繰り返し、集計が終
了すればS177Yに分岐する。S178:S176で
計算した各従業員の業務コードごとの人件費を合計し
て、領域193の構造を持つ該当部門の一業務の業務人
件費データを作成する。これを全業務について行い、一
部門の業務人件費データ(領域194)を作成する。S
179:全部門について業務人件費データの作成が未了
ならばS179Nへ分岐してS172から繰り返し、終
了すればS179Yへ分岐して、S180:終了する。
これらの処理によって部門別業務人件費データ190が
作成できた。このように図27のフローチャートによれ
ば、業務変更記録部160で記録されたログ情報領域2
2をもとに容易に部門別の業務ごとの人件費データが作
成できるので、各部門の中で各業務がどの程度の人件費
がかかっているかを分析することができ、業務の効率
化、採算管理のためのデータとして利用できる。
【0064】図28は業務履歴データ60(図8)の作
成を行うときの処理を示すフローチャートであり、請求
項14の業務履歴作成手段に相当する。図9のデータ作
成処理メニュー74の該当ボタンをマウス3で指定した
ときS181に起動がかかる。S182:従業員テーブ
ル23に登録された順に一従業員コードを取り出し、業
務履歴データ60に出力する(領域61)。S183:
業務テーブル24に登録された順に一業務の名称と業務
説明文を取り出し業務履歴データに出力する(領域6
2)。S184:ログ情報領域22を検索してS18
2、S183で取り出した従業員コード、業務コードを
持つログ情報レコードを取り出す。S185:取り出し
たログ情報レコードから該当業務コードごとの時間の合
計と、業務が最初に行われた日付を開始日付、最後に行
われた日付を業務の完了日付とし、業務履歴データ60
に出力する(領域63)。S187:全業務の集計が未
了ならばS187Nへ分岐してS183から繰り返し、
集計が終了すればS187Yに分岐する。これで領域6
4の一従業員の業務履歴データ60が作成された。S1
88:全従業員について業務履歴データ60の作成が未
了ならばS188Nへ分岐してS182から繰り返し、
終了すればS188Yへ分岐して、S189:終了す
る。これらの処理によって業務履歴データ60が作成で
きた。このように図16のフローチャートによれば業務
変更記録部160で記録されたログ情報領域22をもと
に容易に従業員の業務履歴データが作成できるので、こ
のデータを人事管理システムに取り込めば、業務履歴を
オペレータがキーボードから入力する必要がなくなり、
効率が大幅に向上する。また全社共通の方法で業務履歴
データが収集されているので、従業員を評価するための
データとしても一貫性があり、データの有用性が高ま
る。
【0065】図29は請求項15にかかる実施例を示す
フローチャートであり、これは図24のフローチャート
を一部変更したものである。違いは請求項15の表示対
象入力手段に相当するS191及びS192、状態表示
手段に相当するS193及びS194、業務変更手段に
相当するS195、S196及びS197である。また
請求項15における部門別業務情報は、業務テーブル2
4を部門ごとに独立して備えたものであり、構造は業務
テーブル24と同じである。このフローチャートに従っ
て実施例を説明する。図9の状態表示ボタン71をマウ
ス3で指定したとき、S190に起動がかかる。S19
1:表示対象である部門又は従業員コードをキーボード
1から入力する。S192:S191で入力された部門
又は従業員コードが、従業員テーブル23に存在するか
どうか調べ、存在すればS192Y、存在しなければS
192Nへ分岐し、S191で再入力する。S193:
S191で入力された該当部門に属する従業員又は該当
従業員コードの従業員を抽出する。従業員コードであれ
ば該当従業員一人、部門コードであれば該当部門に属す
る全従業員が対象となる。S194:図24のS12
2、S123と同じで、状態表示ウインドウ170の画
面データを作成し、CRT2に表示する。S195:マ
ウスからの入力を待つ。業務ボタン領域174がマウス
3で指定されると、S196:該当従業員が所属する部
門の業務テーブル24の内容を業務選択ウインドウ17
5に表示する。S197以降の処理は図24のS126
以降と同じである。これによって時間管理システムに登
録された全従業員の中で、特定の従業員が抽出され、こ
れをもとに状態表示ウインドウ170、業務選択ウイン
ドウ175が表示できた。従業員が多数の場合は、部門
ごとに表示する従業員を限定することによってCRT2
に表示する従業員数が少なくなるので、画面切り替えや
スクロールなどが不要となり操作性や見易さが向上す
る。また業務内容が他の部門の人に知れることがないの
で機密性が高まる。
【0066】請求項15実施例で、表示対象入力手段を
オペレーティングシステムの利用者識別手段で代替えす
ることもできる。このようなコンピュータでは、S19
1及びS192を現在の利用者のユーザID又は部門の
ユーザIDをオペレーティングシステムに問い合わせる
処理とする。ユーザIDとして従業員コード、部門コー
ドを使用すると、先と同様に表示する従業員を限定する
ことが可能である。オペレーティングシステムの利用者
識別手段はパスワードによって機密性を高めることがで
き、時間管理システムの処理も簡単になる。
【0067】図30は請求項16、請求項17及び請求
項18にかかる実施例を示す機能ブロック図である。図
20における機能ブロック図との違いは状態表示制御情
報205、集計制御情報210及び定期業務変更情報2
15を備えている点である。この状態表示制御情報20
5、集計制御情報210及び定期業務変更情報215は
データ領域20に含まれ、本実施例の時間管理システム
が起動されたとき、他のデータとともにメモリー上にロ
ードされる。請求項16、請求項18における状態表示
手段及び業務ログ記録手段は業務変更記録部200に、
また請求項17における業務時間集計手段、業務人件費
集計手段及び部門別業務人件費集計手段は時間集計処理
部201に含まれている。
【0068】図31は状態表示制御情報205、集計制
御情報210及び定期業務変更情報215のそれぞれの
構造を示す図である。状態表示制御情報205は業務コ
ード又は業務コードの先頭文字と背景表示色の対応を示
すテーブルとなっており、たとえばレコード206は業
務コード「T9461」(AA顧客)の業務では「赤」
の背景表示を行うように登録され、レコード207では
業務の先頭コードが「B」の業務について「グレー」の
背景表示を行うように登録されている。なおこの実施例
では業務コードによって背景表示色を変更するようにな
っているが、業務コードの代わりに業務名称を用いるこ
とも可能であり、また背景表示色以外にも文字の大き
さ、文字フォントの種類、文字の色等を変更するなどの
実施例が考えられる。また、この実施例では状態表示制
御情報205として独立しているが、業務テーブル24
内の一フィールドとして定義することもできる。
【0069】集計制御情報210は請求項11の業務時
間集計手段、請求項12の業務人件費集計手段又は請求
項13の部門別業務人件費手段で集計する場合の集計対
象とするかどうかのフラグと業務コードの対応が登録さ
れたテーブルである。レコード211は業務コード「F
001」の業務を集計対象外とし、レコード212は業
務コードの先頭文字に「B」を持つ業務を集計対象外と
しおり、レコード213は業務コード「T9461」を
集計対象内としている。業務の登録で例えば業務コード
「B002」を業務「昼休み」、業務コード「B00
3」を業務「休憩時間」としておけば、ともに集計対象
外となる。この実施例では集計制御情報210を独立し
て持つようにしているが、業務テーブル24の一フィー
ルドとして集計対象内又は集計対象外のフラグを定義す
ることもできる。
【0070】定期業務変更情報215は業務コードと周
期、開始時刻、終了時刻の対応を登録したテーブルとな
っており、1レコードが一つの定期業務時間帯に相当す
る。例えばレコード216は毎日、9:00から9:1
0までの時間を業務コード「T010」に対応させ、ま
たレコード217は毎週月曜日、10:00から11:
00までの時間を業務コード「T031」に対応させて
登録している。この例では定期業務時間帯を開始時刻、
終了時刻で定義しているが、開始時刻と継続時間で定義
することもできる。
【0071】図32は請求項16の実施例における処理
のフローチャートであり、S200からS207が請求
項16における状態表示手段に相当する。S200から
S206は図24におけるS122の状態表示ウインド
ウの画面データ作成を置き換えたものである。このフロ
ーチャートと図31の状態表示制御情報205に従って
請求項16の実施例を説明する。S200:表示対象で
ある一従業員の業務コードを取り出す。S201:取り
出した業務コードをキーに状態表示制御情報205を検
索する。S202:状態表示制御情報205の中で該当
業務コードの全体が一致する場合はS202Yへ分岐、
又はS203:該当業務コードの先頭文字が一致する場
合にはS203Yへ分岐する。状態表示制御情報205
のレコード206の業務コード「T9415」はS20
2Yへ分岐、レコード207で登録してある先頭文字が
「B」の業務コードの業務はS203Yへ分岐する。一
致しない場合はS203Nへ分岐する。S204:状態
表示制御情報205の中の業務コードに対応した背景表
示色を取り出し画面データを作成する。例えば業務コー
ド「T9415」では「赤」、業務コードの先頭文字が
「B」の業務は「グレー」の背景表示色の画面データと
する。S205:状態表示制御情報205の中に一致す
るものが無い業務の場合には、標準の背景表示色を画面
データとする。S206:全従業員の画面データ作成が
終了すればS206Yに分岐し、未了ならばS206N
に分岐してS200から繰り返す。S207:以降は図
24のフローチャートのS123と同じで、状態表示ウ
インドウ170の表示を行う。このような処理によっ
て、状態表示制御情報205の例では「帰宅」や「出
張」のような社内に不在となる業務を「B」の業務コー
ドとし「グレー表示」に、その他在室の業務コードを標
準の表示形式のように設定しておくと、状態表示ウイン
ドウ170でマウス3を使い業務ボタンを「帰宅」に変
更するだけで表示領域173の該当氏名や表示領域18
4の業務がグレー表示となり、不在であることが一目に
してわかる。この他にも業務コード「T9461」(A
A顧客)のように重要顧客は赤表示を設定しておく等、
業務の重要度、緊急度、在室や不在に応じて色を設定す
ることによって、業務の質や不在等をわかりやすく表示
することができ、管理者が従業員の業務の質、遂行状態
や在室かどうかの状況を容易に把握できる。
【0072】図33は請求項17にかかる実施例の処理
のフローチャートであり、請求項11の業務時間集計手
段であるS143とS144の間、請求項12の業務人
件費集計手段であるS153とS154の間、及び請求
項13の部門別業務人件費集計手段であるS173とS
174の間に挿入する。このフローチャートと集計制御
情報210に従って請求項17の実施例を説明する。S
211:集計を行う業務コードをキーに集計制御情報2
10を検索する。S212:該当業務コードが集計対象
外の場合はS212Yへ分岐し集計処理を行わない。集
計対象であればS212Nへ分岐し、S213:それぞ
れの請求項における時間集計の処理を行う。例えば集計
制御情報210でレコード211「F001」の業務は
集計対象外と登録されているのでS212Yへ分岐し集
計処理を行わない。「B002」のような業務コードの
先頭文字が「B」の業務もレコード212で集計対象外
と登録されているのでS212Yへ分岐し集計処理を行
わない。このように図33のフローチャートによれば、
業務を集計対象内又は集計対象外と登録できるので、例
えば「昼休み」や「休憩時間」のように表示装置上には
現在の状況を表示したいが業務時間としては集計対象外
であるものも業務として登録できるようになり、従業員
の業務管理が容易になる。またこれは請求項1における
業務を遂行するための詳細な作業項目にも適用できる。
【0073】図34は請求項18にかかる実施例の処理
のフローチャートでありS221からS227が定期業
務変更手段に相当し、S221からS223、S228
からS230が定期業務復帰手段に相当する。S221
からS223は共通の処理である。このフローチャート
と定期業務変更情報215に従って実施例を説明する。
このフローチャートでは現在日付時刻を監視するために
一定の時間間隔でイベントが発生するタイマーイベント
を使用しており、OS11に備わっているものとする。
タイマーイベントの時間間隔は1分以下とする。タイマ
ーイベントS199が発生するとS220に起動がかか
る。S221:OS11より現在日付時刻を得る。S2
22:現在日付時刻をキーに定期業務変更情報215を
検索する。S223:日付が周期に一致しない場合はS
223Nへ分岐し終了し、周期が一致した場合はS22
3Yへ分岐し、S224:現在時刻が定期業務時間帯の
開始時刻に一致した場合S224Yへ分岐し、一致しな
い場合S224Nへ分岐する。S225:全従業員につ
いて、従業員、現在の業務及び日付時刻をログ情報レコ
ードとして記録し、S226:全従業員の業務を作業領
域にセーブし、S227:全従業員の業務の状態表示ウ
インドウを定期業務時間帯に登録された業務に変更し、
処理を終了する。S224Nに分岐した場合には、S2
28:定期業務時間帯の終了時刻に一致するかどうか判
断し、一致したときはS228Yに分岐し、一致してい
ない時はS228Nに分岐して処理を終了する。S22
9:全従業員について、従業員、定期業務変更情報に登
録されている業務、日付及び終了時刻を時刻として、ロ
グ情報レコードを記録する。S230:先に作業領域に
セーブした業務を戻し、業務の状態表示ウインドウに表
示する。S231:処理を終了する。
【0074】定期業務変更情報215のレコード216
の定期業務時間帯の例では、9:00に発生するタイマ
ーイベントで起動されると、周期が「毎日」であるの
で、S223ではS223Yへ分岐し、S224では開
始時刻に一致するのでS224Yへ分岐し、現在の業務
を作業領域へセーブして、従業員、該当の定期業務時間
帯の業務コード「T010」及び開始時刻である「9:
00」と日付をログ情報レコードとしてログ情報領域2
2へ記録し、状態表示ウインドウを「T010」の業務
名称に変更する。また9:10に発生するタイマーイベ
ント199で起動されると、S228でS228Yへ分
岐し従業員、先に作業領域にセーブした業務及び定期業
務時間帯の終了時刻である「9:10」と日付をログ情
報レコードとしてログ情報領域22へ記録し、先にセー
ブした業務に表示を戻して状態表示ウインドウ170へ
表示する。同様に定期業務変更情報215のレコード2
17の例では、周期が「毎週月曜日」となっているの
で、月曜日の10:00に発生するタイマーイベント1
99で起動されると、業務コード「T031」のログ情
報レコードの記録と状態表示ウインドウ170の変更を
行い。また月曜日の11:00に発生するタイマーイベ
ント199で起動されると、変更前にセーブした業務の
ログ情報レコードを記録し状態表示ウインドウ170の
表示を元に戻す。これによって、定期業務変更情報21
5に登録された各定期業務時間帯がログ情報レコードと
して記録され、状態表示ウインドウ170の表示も、該
当時間帯は登録された業務に自動的に変わる。定期業務
時間帯を経過すると、変更前の業務に戻り、ログ情報レ
コードも記録される。このように、業務を行う時間が決
まっており定期的に行う業務については定期業務変更情
報215に登録しておけば、該当周期の日付、時刻にな
ると自動的に業務がログ情報レコードとして記録され、
表示も変更されるので、CRT2上でマウス3を使って
業務を変更する必要が無く操作が簡便になり、業務の時
間も正確に記録される。
【0075】また請求項16、請求項17及び請求項1
8にかかる各実施例を組み合わせるとさらに効果が上が
る。例えば図31の状態表示制御情報205、集計制御
情報210及び定期業務変更情報215に登録されてい
る各業務を次のように定義する。外出=「S001」、
帰宅=「B001」、昼休み=「B002」、朝礼=
「T010」、AA顧客=「T9461」、グレー表示
=不在。状態表示制御情報205では「S001」は背
景表示色がグレー、「B001」、「B002」は先頭
文字がBであるので背景表示色がグレーと登録されてお
り、集計制御情報210では「B001」、「B00
2」は先頭文字がBであるので集計対象外であり、「S
001」は集計対象内と登録されている。また定期業務
変更情報215には「B002」は毎日、12:00か
ら12:50までの定期業務時間帯として登録され、T
010も毎日、9:00から9:10までの定期業務時
間帯として登録されている。
【0076】従って、9:00から9:10まで行われ
る朝礼では、図34のフローチャートによって自動的に
朝礼(=T010)のログ情報レコードが記録され、か
つ図33のフローチャートによって集計するとき業務の
集計対象となり、状態表示ウインドウ170の表示も
「朝礼」となる。また昼休み(=B002)の時間は、
自動的に12:00から12:50まで昼休みのログ情
報レコードが記録され、業務の集計対象外となり状態表
示ウインドウ170の表示も「昼休み」になる。また従
業員が終業時にCRT2上に表示されている業務をマウ
ス3で「帰宅」(=B001)に変更すると、図32の
フローチャートによって状態表示ウインドウ170は背
景表示色がグレーとなり不在であることを表し、B00
1は集計対象外となる。また同様に従業員が業務を「外
出」(=S001)に変更すると、背景表示色は不在で
あるグレーとなり、かつ業務の集計対象となる。この実
施例が示すように業務コードの付与の仕方によって自動
的に、又はマウス3による操作のみで従業員の業務遂行
状態が表示されるだけでなく、在室かどうか、といった
ことが容易にわかる様に表示され、またログ情報領域に
記録され、集計対象外の業務は業務別時間集計データ等
のデータには反映しない等、従業員の管理やデータの利
用の柔軟性が増す。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は携帯入力
装置等の特別な装置を用意しなくても既に他の目的で職
場に導入されているパーソナルコンピュータ等を使用で
き、かつ一台のコンピュータで複数の従業員が使用でき
るので安価にシステムが構築でき、ポインティング装置
のみの簡単な操作で現在の業務の遂行状態を入力でき、
従業員の現在の業務や遂行状態の管理が容易になると共
に、管理項目等のダウンロードやアップロード等の手間
もなく業務や行われた時刻等のデータを収集でき、収集
したデータを他のシステムの入力データに加工すること
によって、業務分析を行うためのシステム、採算管理を
行うためのシステム、従業員を評価するためのシステム
等へのオペレータによる入力作業をなくし、またデータ
変換プログラム等の作成を不要とし、また各種管理帳表
を作成するなどデータの有用性、再利用性を高めること
をができる。
【0078】また請求項1は従業員情報、業務作業情
報、表示装置、状態表示手段、ポインティング装置、業
務作業変更手段、業務作業ログ記録手段によって構成し
たので、ポインティング装置による操作で従業員の就業
時間内に行った業務とその作業項目、それを変更した時
刻を記録、収集することができ、遂行した業務や作業項
目の入力の操作性が向上し、情報収集の確実性が増す。
またリアルタイムに従業員の業務遂行状況を把握できる
ので従業員の管理が容易になる。
【0079】また請求項2は業務作業時間集計手段を構
成に加えたので、収集したログ情報から従業員別に業務
ごとの時間とその作業項目ごとの時間データの作成が容
易になり、業務分析のためのデータ作成の手間や業務分
析システムやプロジェクト管理システム等へのデータ入
力の手間が不要になり効率が向上する。
【0080】また請求項3は印刷装置と業務作業時間印
刷手段を構成に加えたので、収集したログ情報から業務
報告書の作成が容易になり、各従業員が業務報告書を作
成する手間がなくなり効率が向上する。
【0081】また請求項4は従業員単価情報と業務作業
人件費集計手段を構成に加えたので、収集したログ情報
から一つ一つの業務の採算を知るための業務とその作業
項目の時間と人件費データの作成ができ、採算管理のた
めのデータ作成の手間や、採算管理システム等へのデー
タ入力の手間が不要になり効率が向上する。
【0082】また請求項5は従業員単価情報、従業員所
属情報及び部門別業務作業人件費集計手段を構成に加え
たので、収集したログ情報から部門ごとで採算を知るた
めの各業務とその作業項目に要した時間と人件費データ
の作成が容易になり、部門別採算管理データ作成の手間
や部門別採算管理システム等へのデータ入力の手間が不
要になり効率が向上する。
【0083】また請求項6は業務内容情報と業務履歴作
成手段を構成に加えたので、収集したログ情報から従業
員の過去に行った業務の履歴である業務履歴データの作
成が容易になり、業務履歴データ作成の手間や人事管理
システム等へのデータ入力の手間が不要になり効率が向
上する。
【0084】また請求項7は主体業務作業情報と主体業
務作業設定手段を備えたので、簡単な操作で最も頻繁に
行う業務と作業項目へ変更することができ、操作性が向
上する。
【0085】また請求項8は表示対象入力手段と、従業
員所属情報と限定して表示する状態表示手段を構成に加
えたので、従業員または部門を限定して表示でき、従業
員が多数になった場合の操作性や見易さが向上する。
【0086】請求項9では従業員情報、業務情報、表示
装置、状態表示手段、ポインティング装置、業務変更手
段、業務ログ記録手段によって構成したので、ポインテ
ィング装置の操作によって従業員の就業時間内に行った
業務と、それを変更した時刻をに記録、収集することが
でき、遂行した業務の入力の操作性が向上し、情報収集
の確実性が増す。またリアルタイムに従業員の業務遂行
状況を把握できるので従業員の管理が容易になる。
【0087】また請求項10は主体業務情報と主体業務
設定手段を構成に加えたので、簡単な操作で最も頻繁に
行う業務へ変更することができ、操作性が向上する。
【0088】また請請求項11は業務時間集計手段を構
成に加えたので、収集したログ情報から従業員別に業務
ごとの時間データの作成ができ、業務分析のためのデー
タ作成の手間や給与計算システムやプロジェクト管理シ
ステム等へのデータ入力の手間が不要になり効率が向上
する。
【0089】また請求項12は従業員単価情報と業務人
件費集計手段を構成に加えたので、収集したログ情報か
ら一つ一つの業務の採算を知るための業務人件費データ
の作成ができ、採算管理のためのデータ作成の手間や、
採算管理システム等へのデータ入力の手間が不要になり
効率が向上する。
【0090】また請求項13は従業員単価情報、従業員
所属情報及び部門別業務人件費集計手段を構成に加えた
ので、収集したログ情報から部門ごとの採算を知るため
の各業務に要した人件費データの作成が容易にでき、部
門別採算管理データ作成の手間や部門別採算管理システ
ムや財務管理システム等へのデータ入力の手間が不要な
り効率が向上する。
【0091】また請求項14は業務内容情報と業務履歴
作成手段を構成に加えたので、収集したログ情報から従
業員の過去に行った業務の履歴である業務履歴データの
作成ができ、業務履歴データ作成の手間や人事管理シス
テム等へのデータ入力の手間が不要になり効率が向上す
る。
【0092】また請求項15は表示対象入力手段、従業
員所属情報、部門別業務情報と限定した従業員を表示す
る状態表示手段を構成に加えたので、従業員または部門
を限定して表示でき、従業員が多数になった場合の管理
が容易になり、操作性、機密性が向上する。
【0093】また請求項16は状態表示制御情報と、指
定された表示形式で表示する状態表示手段を構成に加え
たので、業務の種類によって不在や重要顧客等の表示が
でき、従業員の管理が容易になる。
【0094】また請求項17は集計制御情報を構成に加
えたので、各種の管理データを作成する際に特定の業務
を集計対象外にでき、休息時間等の業務として時間の集
計外の状態も表示装置上で常時表示し、従業員の管理が
容易になる。
【0095】また請求項18は定期業務変更情報、定期
業務変更手段と定期業務復帰手段とを構成に加えたの
で、定期的に発生する業務を自動的に記録して表示変更
でき、業務の変更操作が不要になって操作性が向上し、
データの正確性も増し、従業員の管理が容易なる。
【0096】また請求項2、請求項4、請求項5、請求
項6、請求項11、請求項12、請求項13、請求項1
4で作成したデータはそのまま業務分析等の目的とする
システムの入力データとして利用できるのでデータ変換
プログラム等を個別に作成する必要がなく、またデータ
を汎用の表計算プログラム等によって加工することによ
り各種管理帳表を作成できるので、データの有用性、再
利用性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1から請求項8までの発明にかかる時
間管理システムの一実施例を示す機能ブロック図。
【図2】 図1におけるログ情報領域22と従業員テー
ブル23の構造図。
【図3】 図1における業務テーブル24と作用項目テ
ーブル25の構造図。
【図4】 図1における実施例の従業員別業務作業時間
データの構造図。
【図5】 図1における実施例の業務報告書の帳表例を
示す図。
【図6】 図1における実施例の業務別作業人件費デー
タの構造図。
【図7】 図1における実施例の部門別業務作業人件費
データの構造図。
【図8】 図1における実施例の業務履歴データの構造
図。
【図9】 図1における実施例のメニュー画面を示す
図。
【図10】 図1における実施例の状態表示ウインド
ウ、業務選択ウインドウ及び作用項目選択ウインドウを
示す図。
【図11】 図1における実施例の業務変更記録部15
の処理例を示すフローチャート。
【図12】 従業員別業務作業時間データ30の作成処
理例を示すフローチャート。
【図13】 週間業務報告書38の印刷処理例を示すフ
ローチャート。
【図14】 業務別作業人件費データ40の作成処理例
を示すフローチャート。
【図15】 部門別業務作業人件費データ50の作成処
理例を示すフローチャート。
【図16】 業務履歴データ60の作成処理例を示すフ
ローチャート。
【図17】 状態表示ウインドウで従業員を制限して表
示するときの処理例を示すフローチャート。
【図18】 図1における実施例の時間管理システムを
LANで運用するときの構成図。
【図19】 図1における実施例の時間管理システムで
作成したデータをもとに印刷した帳表例を示す図。
【図20】 請求項9から請求項14の発明にかかる時
間管理システムの一実施例を示す機能ブロック図。
【図21】 図20における実施例の状態表示ウインド
ウ及び業務選択ウインドウを示す図。
【図22】 図20の実施例における従業員別業務時間
データ及び業務別人件費データの構造図。
【図23】 図20の実施例における部門別業務人件費
データの構造図。
【図24】 業務変更記録部160の処理例を示すフロ
ーチャート。
【図25】 従業員別業務時間データ180の作成処理
例を示すフローチャート。
【図26】 業務別人件費データ186の作成処理例を
示すフローチャート。
【図27】 部門別業務人件費データ190の作成処理
例を示すフローチャート。
【図28】 業務履歴データ60の作成処理例を示すフ
ローチャート。
【図29】 請求項15の発明にかかる処理例を示すフ
ローチャート。
【図30】 請求項16、請求項17及び請求項18の
発明にかかる時間管理システムの一実施例を示す機能ブ
ロック図。
【図31】 状態表示制御情報205、集計制御情報2
10及び定期業務変更情報215の構造図。
【図32】 図30の実施例における状態表示手段の処
理を示すフローチャート。
【図33】 請求項17の発明にかかる実施例の処理を
示すフローチャート。
【図34】 図30の実施例における定期業務変更手段
及び定期業務復帰手段の処理を示すフローチャート。
【符号の説明】 1 キーボード 2 CRT 3 マウス 4 プリンタ 5 ハードディスク 6 CPU 10 主メモリー 11 オペレーティングシステム 12 時間管理プログラム 13 登録処理部 15 業務変更記録部 16 時間集計処理部 17 時間印刷処理部 20 データ領域 22 ログ情報領域 23 従業員テーブル 24 業務テーブル 25 作業項目テーブル

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)作業時間を管理する対象である従
    業員が登録された従業員情報と、(b)前記従業員が遂
    行する業務及び業務を推進するための詳細な作業項目が
    登録された業務作業情報と、(c)文字や図形等を表示
    するための表示装置と、(d)前記従業員情報に登録さ
    れている従業員と、前記業務作業情報に登録されている
    業務及び作業項目を対応付けて前記表示装置に表示する
    ための状態表示手段と、(e)前記状態表示手段によっ
    て前記表示装置上に表示されている任意の業務又は任意
    の作業項目を指定するためのポインティング装置と、
    (f)前記ポインティング装置によって、前記表示装置
    上に表示されている任意の業務又は作業項目を指定して
    随時変更するための業務作業変更手段と、(g)前記業
    務作業変更手段によって変更した該当業務又は該当作業
    項目と、変更した該当業務又は該当作業項目に対応する
    従業員と、変更した日付時刻から成るログ情報を記録す
    るための業務作業ログ記録手段とを備えたことを特徴と
    する時間管理システム。
  2. 【請求項2】 前記請求項1記載の時間管理システムで
    あって、前記業務作業ログ記録手段によって記録された
    ログ情報をもとに、従業員別に業務ごと及び作業項目ご
    とに時間を集計した従業員別業務作業時間データを作成
    するための業務作業時間集計手段とを備えたことを特徴
    とする時間管理システム。
  3. 【請求項3】 前記請求項1記載の時間管理システムで
    あって、処理した結果を印刷するための印刷装置と、前
    記業務作業ログ記録手段によって記録されたログ情報を
    もとに、従業員別に少なくとも業務と該業務が行われた
    時間帯及び作業項目と該作業項目が行われた時間帯が記
    載された業務報告書を前記印刷装置に印刷するための業
    務作業時間印刷手段とを備えたことを特徴とする時間管
    理システム。
  4. 【請求項4】 前記請求項1記載の時間管理システムで
    あって、従業員の時間単価が登録された従業員単価情報
    と、時間単価と時間を乗算した結果を人件費と定義する
    とき、前記業務作業ログ記録手段によって記録されたロ
    グ情報をもとに集計した時間と前記従業員単価情報に登
    録された時間単価によって、業務別に作業項目ごとの人
    件費を情報としてもつ業務別作業人件費データを作成す
    るための業務作業人件費集計手段とを備えたことを特徴
    とする時間管理システム。
  5. 【請求項5】 前記請求項1の時間管理システムであっ
    て、従業員の所属する部門が登録された従業員所属情報
    と、従業員の時間単価が登録された従業員単価情報と、
    前記業務作業ログ記録手段によって記録されたログ情報
    をもとにに集計した時間と前記従業員単価情報によっ
    て、部門別に業務ごと及び作業項目ごとの人件費を情報
    としてもつ部門別業務作業人件費データを作成するため
    の部門別業務作業人件費集計手段とを備えたことを特徴
    とする時間管理システム。
  6. 【請求項6】 前記請求項1の時間管理システムであっ
    て、業務に対応して業務内容を説明した業務説明文が登
    録された業務内容情報と、前記業務作業ログ記録手段に
    よって記録されたログ情報と前記業務内容情報によっ
    て、従業員が遂行した業務、遂行した期間、時間及び前
    記業務説明文を情報として持つ業務履歴データを作成す
    るための業務履歴作成手段とを備えたことを特徴とする
    時間管理システム。
  7. 【請求項7】 前記請求項1記載の時間管理システムで
    あって、従業員に対応して主体業務及び主体作業項目が
    登録された主体業務作業情報と、前記表示装置上に表示
    された任意の従業員を前記ポインティング装置で指定し
    た時、該当従業員の業務及び作業項目を前記主体業務作
    業情報の該当従業員の主体業務及び主体作業項目へ変更
    する主体業務作業設定手段とを備えたことを特徴とする
    時間管理システム。
  8. 【請求項8】 前記請求項1記載の時間管理システムで
    あって、管理する対象となる任意の従業員又は任意の部
    門を特定するための表示対象入力手段と、部門を特定す
    る場合は従業員の所属する部門が登録された従業員所属
    情報と、前記表示対象入力手段によって入力された任意
    の従業員又は任意の部門に所属する従業員に限定して、
    該当従業員と業務及び作業項目を対応付けて表示する状
    態表示手段とを備えたことを特徴とする時間管理システ
    ム。
  9. 【請求項9】 (a)作業時間を管理する対象である従
    業員が登録された従業員情報と、(b)前記従業員が遂
    行する業務が登録された業務情報と、(c)文字や図形
    等を表示するための表示装置と、(d)前記従業員情報
    に登録されている従業員と前記業務情報に登録されてい
    る業務を対応付けて前記表示装置に表示するための状態
    表示手段と、(e)前記状態表示手段によって前記表示
    装置上に表示されている任意の業務を指定するためのポ
    インティング装置と、(f)前記ポインティング装置に
    よって、前記表示装置上に表示されている任意の業務を
    指定して随時変更するための業務変更手段と、(g)前
    記業務変更手段によって変更した該当業務、変更した該
    当業務に対応する従業員及び変更した日付時刻から成る
    ログ情報を記録するための業務ログ記録手段とを備えた
    ことを特徴とする時間管理システム。
  10. 【請求項10】 前記請求項9記載の時間管理システム
    であって、従業員に対応して主体業務が登録された主体
    業務情報と、前記表示装置上に表示された任意の従業員
    を前記ポインティング装置で指定したとき、該当従業員
    の業務を前記主体業務情報の該当従業員の主体業務へ変
    更する主体業務設定手段とを備えたことを特徴とする時
    間管理システム。
  11. 【請求項11】 前記請求項9記載の時間管理システム
    であって、前記業務ログ記録手段によって記録されたロ
    グ情報をもとに、従業員別に業務ごとの時間を集計した
    従業員別業務時間データを作成するための業務時間集計
    手段とを備えたことを特徴とする時間管理システム。
  12. 【請求項12】 前記請求項9記載の時間管理システム
    であって、従業員の時間単価が登録された従業員単価情
    報と、時間単価と時間を乗算した結果を人件費と定義す
    るとき、前記業務ログ記録手段によって記録されたログ
    情報と前記従業員単価情報に登録された時間単価によっ
    て、業務別の人件費を情報としてもつ業務別人件費デー
    タを作成するための業務人件費集計手段とを備えたこと
    を特徴とする時間管理システム。
  13. 【請求項13】 前記請求項9記載の時間管理システム
    であって、従業員の所属する部門が登録された従業員所
    属情報と、従業員の時間単価が登録された従業員単価情
    報と、前記業務ログ記録手段によって記録されたログ情
    報、前記従業員単価情報及び前記従業員所属情報によっ
    て、部門別に業務ごとの人件費を情報としてもつ部門別
    業務人件費データを作成するための部門別業務人件費集
    計手段とを備えたことを特徴とする時間管理システム。
  14. 【請求項14】 前記請求項9記載の時間管理システム
    であって、業務の内容を説明した業務説明文が登録され
    た業務内容情報と、前記業務ログ記録手段によって記録
    されたログ情報と前記業務内容情報をもとに、従業員が
    遂行した業務、遂行した期間及び前記業務説明文を情報
    として持つ業務履歴データを作成するための業務履歴作
    成手段とを備えたことを特徴とする時間管理システム。
  15. 【請求項15】 前記請求項9記載の時間管理システム
    であって、任意の従業員又は任意の部門を特定するため
    の表示対象入力手段と、従業員の所属部門が登録された
    従業員所属情報と、部門ごとに業務が登録された部門別
    業務情報と、前記表示対象入力手段によって入力された
    任意の従業員又は任意の部門に所属する従業員に限定し
    て該当従業員及び該当業務を対応して前記表示装置に表
    示する状態表示手段と、前記ポインティング装置によっ
    て前記表示装置上に表示されている任意の業務を指定し
    て随時変更するとき、前記従業員所属情報と前記部門別
    業務情報によって該当業務に対応する従業員の所属部門
    の業務に限定して選択可能とする業務変更手段を備えた
    ことを特徴とする時間管理システム。
  16. 【請求項16】 前記請求項9記載記載の時間管理シス
    テムであって、業務と前記表示装置上の表示形式との対
    応付けがなされた状態表示制御情報と、前記表示装置上
    に従業員又は業務を表示する時、前記状態表示制御情報
    で対応付けされた表示形式によって表示する状態表示手
    段を備えたことを特徴とする時間管理システム。
  17. 【請求項17】 前記請求項11、請求項12又は請求
    項13記載の時間管理システムであって、業務に対応し
    て集計対象かどうかを登録した集計制御情報と、前記請
    求項11の業務時間集計手段、請求項12の業務人件費
    集計手段又は請求項13の部門別業務人件費手段は、前
    記集計制御情報によって集計対象と登録された業務に限
    定して集計を行うことを特徴とする時間管理システム。
  18. 【請求項18】 前記請求項9記載記載の時間管理シス
    テムであって、業務と対応して日付の周期、開始時刻及
    び終了時刻又は継続時間によって時間帯が定められたも
    のを定期業務時間帯と定義するとき、定期業務時間帯が
    一つ又は複数登録された定期業務変更情報と、現在の日
    付時刻が前記定期業務変更情報の中の定期業務時間帯の
    周期及び開始時刻と一致した時は該当定期業務時間帯の
    業務、従業員、日付及び該当定期業務時間帯の開始時刻
    から成るログ情報を記録し、該当定期業務時間帯の業務
    を前記表示装置に表示する定期業務変更手段と、現在の
    日付時刻が前記定期業務変更情報の中の定期業務時間帯
    の周期及び終了時刻と一致した時又は継続時間を経過し
    た時は該当定期業務時間帯開始前の業務、従業員、日付
    及び該当定期業務時間帯の終了時刻から成るログ情報を
    記録し、該当定期業務時間帯開始前の業務を前記表示装
    置に表示する定期業務復帰手段とを備えることを特徴と
    する時間管理システム。
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