JP2005327028A - 人材検索システム、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】人材に関する人事情報および特徴を記憶したプロファイルデータベースを参照して、検索条件に合致する人材情報を検索して提示する人材検索システムであって、人材の複数の活動結果を用いて、該人材の多面的な特徴(例えば、技術や業務面、コミュニケーションのしやすさ、業務面以外での活動状況)を収集して前記プロファイルデータベースに記憶するプロファイル作成部と、前記プロファイルデータベースを参照して、検索要求に合致する人材を検索し、合致した該当者のアクセスのしやすさに係わる特性(例えば、知人情報、人事情報、関連あるいは経験したプロジェクト、業務面以外での活動状況等)を提示する人材検索部を備える。
【選択図】図4
Description
また、製品開発チームやプロジェクトのような事業を新たに起こす場合には、この事業に必要な人材を探す必要がある。また、求人を行う場合にも求人条件に合致した人材を探す必要がある。
このような人材を探す場合には、まず人材に関する専門等の情報を人材データベースとして登録しておき、人材データベース参照して条件に合致した人材を検索している。
特許文献1では、個人間の社会的関係に関する情報および個人的関係に関する情報の少なくとも一方により利用者と各個人との間の対人関係を評価し、その評価結果から利用者と所定の関係をもつ人物を選出して一覧提示する。そして、その一覧提示された人物の中からいずれかの人物が選択されたときに、その人物が詳しい分野の知識情報を提示する。これにより、利用者の専門でない分野の知識を得たい場合に、その分野に詳しい人物に尋ねるときと同様のプロセスで、容易に知識情報を取得することができる。
特許文献6では、求人や求職の人材検索に限定されたものである。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の人材検索システムにおいて、前記コミュニケーションのしやすさに係わる特性は、人材の知人に関する情報であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の人材検索システムにおいて、前記業務面における特性は、人材が関連あるいは経験したプロジェクトの内容、該プロジェクトでの役割、該プロジェクトでの担当に関する情報であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の人材検索システムにおいて、前記業務面以外での活動状況に係わる特性は、人材の投稿、閲覧を行ったフォーラム/掲示板の情報、およびそこでの活動状況であることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の人材検索システムにおいて、前記アクセスのしやすさに係わる特性は、合致した該当者の知人情報であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の人材検索システムにおいて、前記アクセスのしやすさに係わる特性は、合致した該当者の人事情報であることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項6に記載の人材検索システムにおいて、前記アクセスのしやすさに係わる特性は、合致した該当者の関連あるいは経験したプロジェクトに関する情報であることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項6に記載の人材検索システムにおいて、前記アクセスのしやすさに係わる特性は、合致した該当者の業務面以外での活動状況に係わる特性であることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の人材検索システムにおいて、前記業務面以外での活動状況に係わる特性は、合致した該当者の投稿、閲覧を行なったフォーラムおよび/または掲示板での活動状況であることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、請求項6乃至12のいずれかに記載の人材検索システムにおいて、前記人材検索部は、予め設定しておいた検索要求者の知人情報と共通した知人情報を有する検索該当者を提示するようにしたことを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の人材検索システムにおいて、前記共通する知人情報は、人事情報あるいはプロジェクトの情報であることを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項13に記載の人材検索システムにおいて、前記共通する知人情報は、人材の業務面以外の活動状況に係わる特性であることを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項1乃至15のいずれかに記載の人材検索システムにおいて、前記人材検索部は、合致した該当者のアクセスのしやすさに係わる特性によって、合致した該当者の検索結果の順位を変更することを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、請求項1乃至16のいずれかに記載の人材検索システムにおいて、前記プロファイルデータベースに登録された人材に対して、検索可能であるかどうかを指定しておき、前記人材検索部は前記プロファイルデータベースに検索可能であると登録された人材のみを検索対象とすることを特徴とする。
請求項19に記載の発明は、請求項18に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
図1は、一般的な人材検索システムの構成を示すブロック図である。同図において、人材検索システムは、人材検索部10、プロファイル作成部20、プロファイルデータベース(DB)30を含んでなる。
このプロファイルDB30は、プロファイル作成部20によって人材に関する情報の登録、削除、更新等が実施される。この実施は、一般には人手によって行われる。
人材検索の条件を表す検索キーワードを入力し(ステップS01)、プロファイルDB30を参照して、入力された検索キーワードに合致する人材の該当者を検索し(ステップS02)、合致した人材に関する情報を表示装置等へ提示する(ステップS03)。
この人材検索システムでは、検索キーワードは文書検索部50へ入力され、この検索キーワードに合致する文書検索結果を人材検索部10へ引き渡す。
人材検索部10では、この検索結果の文書の著作者を抽出し、この著作者の出現回数をランキングすることによって、検索キーワードに関連の深い人材を決定する。
さらに、この人材に関してプロファイルDB30を検索して、この人材のプロファイル情報を得て、表示装置へ表示する。
このプロファイル作成部20は、人材の活動結果を記録、蓄積しうる文書データベース40、人材の関係したまたは経験したプロジェクト(グループ)での作業履歴を保持するプロジェクトデータベース70、或いは、業務面以外の活動状況を表す掲示板やフォーラム、メールの利用状況を記録したログデータ60と接続し、各人材の活動結果である文書、ログ、フォーラム等での書き込み、参加プロジェクトの内容を解析し、人材の特徴づけ(プロファイル)を抽出してプロファイルDB30へ登録し、また、人材の活動状況の変化に応じて随時更新するようになっている。したがって、プロファイル作成部20は、プロファイルDB30を自動で作成する。また、プロファイルDB30は、データベースの管理者や登録されている人材本人によって編集、更新するようにしても良い。また、人材のプロファイルを抽出できるものであれば、上述の情報源に限ったものではない。
登録予定者を対象として、氏名、個人ID、現在の所属、役職、連絡先(住所、電話番号、メールアドレス等)、専門分野等の人事情報をプロファイルDB30へ予め登録しておく。
このプロファイルDB30に登録されている人材のうちプロファイルを登録していない個人を取り出し(ステップS11のNO)、処理していない情報源の1つずつから個人に関する情報を取り出し(ステップS13)、この情報を解析して個人に対するプロファイルを抽出し、プロファイルDB30へ登録する(ステップS14)。
個人に対してすべての情報源を処理し終わった場合(ステップS12のYES)、処理していない次の個人を探すために、ステップS11へ戻る。このときすべての個人の対するプロファイルを抽出し終わった場合には(ステップS11のYES)、プロファイルの作成を終了する。
また、人材の複数の活動結果を有する情報源を用いて、自動的あるいは半自動でプロファイルを作成するので、人手登録の手間が不要であり、また実際の活動結果からの客観的なデータを作成できる。
このプロファイルDB30へ登録するプロファイルには、上記の人事情報に加えて、人材の技術、業務面における活動情報と、検索要求者が人材に対して感じる親しみやすさを表す情報(コミュニケーションに係わる特性)がある。
例えば、図6に示すように、各個人に関する人事情報だけでなく、その個人がどのような知人をもつかといった知人情報をプロファイルとして登録する。
個人のプロファイルに知人関係を保持することで、検索者は自分の知人がいるかどうかにより、人材に対する親しみやすさがわかり、問い合せがしやすくなる。また、知人の場合には、人材として適当かを即時に判断することもできる。
また、知人情報から検索該当者のスキルや人柄が推定できるため、これらを考慮した人材の選択が行える。
また、ログデータ60を解析して、同じフォーラム(例えば、掲示板や研究会等)80に参加したことがある場合や、メールの宛先等から知人関係を抽出して登録するようにしてもよい。
例えば、図7に示したように、プロジェクトデータベース70を解析することによって、人材ごとに今までに関連あるいは経験したプロジェクト(グループ)名、プロジェクトの概要、そこでの役割(例えばリーダー、オブザーバー、開発者、研究者等)、担当作業等をプロファイルとして登録する。
また、文書データベース40を解析して、人材が著作者となっている文書のキーワードを抽出し、上位キーワードを得ることによって、人材の専門分野や業務についての情報が得るようにしてもよい。
これにより、個人の業務、専門分野に関するより詳しい情報を得ることができ、これらを考慮した人材の選択がより正確に行なえる。
例えば、図9に示したように、ログデータ60を解析することによって、人材個人が投稿、閲覧を行なった掲示板やフォーラム(名称)に関する情報と、その掲示板/フォーラム/メール等の内容や利用状況によってコミュニケーション行動に係わる情報をプロファイルとして登録する。
図9の例では、コミュニケーション行動に係わる情報として、レスポンスの回数や、質問等があった際の平均レスポンス時間、個人が係わった議論のやりとりの回数(例えば、月間ターン数)等を登録している。
ここでは、検索条件に合致した該当者に対して、問い合せを行うときに親しみを感じられる(アクセスのしやすい)人であるかどうかを判断できる情報を「有用な情報」と考える。
このように検索された3人に対して、図10に示したように名前、専門分野、知人情報を表示するようにする。検索要求者が知人情報を見ることによって、自分と共通する知人がいるかどうかにより、該当者に対する親しみやすさがわかり、問い合せがしやすくなる。また、知人の場合には、人材として適当かを即時に判断することもできる。
また、知人情報から検索該当者のスキルや人柄が推定できるため、これらを考慮した人材の選択が行なえる。
この検索者の所属が「第2研究室」であれば、図11のような検索結果に対しては、「伊東」が同じ研究室であることがわかり、同じ研究室の人の方がアクセスしやすいとして、人材選択が行なえる。
また、同じ所属でない場合にも、知人情報を見ることによって検索者の知人がいる組織であるかどうかを判断できる。
このことは、図7に示したような、人材に対して関連、経験したプロジェクトやそこでの役割に関する情報を保持するプロファイルDB30を参照すれば、より正確に判断することができる。
すなわち、各人材の有する専門分野の細目を判断することができるとともに、その人材にどのような内容を問い合わせ可能かが判断できる。
また、該当者の活動状況(例えば、レスポンス回数として、質問等に対してどのくらい回答しているか、またレスポンスするまでの平均的な時間等)をみることで、該当者のコミュニケーションの特性や質問のしやすさ、現状での回答容易性等を知ることができる。
このように、該当者の作成した文書を閲覧することによって、その該当者の詳しいバックグラウンドやどのような人かを知ることができ、検索者が求めている人材かどうかを判断できる。
このために、例えば、図12に示したように、少なくとも検索者の知人情報や参加したことのある掲示板/フォーラム等のプロファイルを人材検索に先立って指定しておく。例えば、プロファイルDB30に検索者のプロファイルを登録しておき、この人材検索システムを使うときの認証段階で、検索要求者のプロファイルを把握できるようにしておく。
例えば、
・共通する知人である該当者
・知人から紹介可能である該当者
・同じ事業に属したことがある該当者
・同じ組織に属したことがある該当者
・同じ役職の該当者
これらの順番に検索結果を並び替えて提示する。
・共通した知人をもつ
・同じ組織、事業(例えば、グループ、プロジェクト)に参加していた
・同じ研究会、フォーラム、掲示板等に参加していた
この結果を提示するときには、「伊東」が検索者の直接の知人でもあるので1番目に、また、「小川」は「伊東」の知人であるから2番目にして提示し、「山田」は検索要求者とは何の知人関係もないので提示しない。
これに対しては、プロファイルDB30に「検索可能」のデータ項目を設け、検索される人材本人またはデータベース管理者の側で、検索対象としたい人材か否かを設定する。
例えば、図13に示す例では、「検索可能」のデータ項目に対して検索対象となる人材には「○」を、検索対象としない人材には「×」を設定しておき、人材検索部10では「検索可能」のデータ項目が「×」の人材については、最初から検索対象とはせずに検索するので、検索結果は図14に示すように「山田」と「小川」だけが該当者として表示される。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体も本発明を構成することになる。
なお、コンピュータでは、可搬型の記録媒体上のプログラム、または転送されてくるプログラムを、コンピュータに接続した記録媒体にインストールし、そのインストールされたプログラムを実行することによって上述した実施形態の機能が実現される。
Claims (19)
- 人材に関する人事情報および特徴を記憶したプロファイルデータベースを参照して、検索条件に合致する人材情報を検索して提示する人材検索システムにおいて、人材の複数の活動結果を用いて、該人材の多面的な特徴を収集して前記プロファイルデータベースに記憶するプロファイル作成部を有することを特徴とする人材検索システム。
- 請求項1に記載の人材検索システムにおいて、前記人材に関する特徴は、該人材の技術、業務面における特性、該人材のコミュニケーションのしやすさに係わる特性、および/または、該人材の業務面以外での活動状況に係わる特性であることを特徴とする人材検索システム。
- 請求項2に記載の人材検索システムにおいて、前記コミュニケーションのしやすさに係わる特性は、人材の知人に関する情報であることを特徴とする人材検索システム。
- 請求項2に記載の人材検索システムにおいて、前記業務面における特性は、人材が関連あるいは経験したプロジェクトの内容、該プロジェクトでの役割、該プロジェクトでの担当に関する情報であることを特徴とする人材検索システム。
- 請求項2に記載の人材検索システムにおいて、前記業務面以外での活動状況に係わる特性は、人材の投稿、閲覧を行ったフォーラム/掲示板の情報、およびそこでの活動状況であることを特徴とする人材検索システム。
- 請求項1乃至5に記載の人材検索システムにおいて、前記プロファイルデータベースを参照して、検索要求に合致する人材を検索し、合致した該当者のアクセスのしやすさに係わる特性をともに提示する人材検索部を有することを特徴とする人材検索システム。
- 請求項6に記載の人材検索システムにおいて、前記アクセスのしやすさに係わる特性は、合致した該当者の知人情報であることを特徴とする人材検索システム。
- 請求項6に記載の人材検索システムにおいて、前記アクセスのしやすさに係わる特性は、合致した該当者の人事情報であることを特徴とする人材検索システム。
- 請求項6に記載の人材検索システムにおいて、前記アクセスのしやすさに係わる特性は、合致した該当者の関連あるいは経験したプロジェクトに関する情報であることを特徴とする人材検索システム。
- 請求項6に記載の人材検索システムにおいて、前記アクセスのしやすさに係わる特性は、合致した該当者の業務面以外での活動状況に係わる特性であることを特徴とする人材検索システム。
- 請求項10に記載の人材検索システムにおいて、前記業務面以外での活動状況に係わる特性は、合致した該当者の投稿、閲覧を行なったフォーラムおよび/または掲示板での活動状況であることを特徴とする人材検索システム。
- 請求項6乃至11のいずれかに記載の人材検索システムにおいて、前記人材検索部は、合致した該当者の人材情報として、当該該当者の作成した文書の情報を合わせて提示することを特徴とする人材検索システム。
- 請求項6乃至12のいずれかに記載の人材検索システムにおいて、前記人材検索部は、予め設定しておいた検索要求者の知人情報と共通した知人情報を有する検索該当者を提示するようにしたことを特徴とする人材検索システム。
- 請求項13に記載の人材検索システムにおいて、前記共通する知人情報は、人事情報あるいはプロジェクトの情報であることを特徴とする人材検索システム。
- 請求項13に記載の人材検索システムにおいて、前記共通する知人情報は、人材の業務面以外の活動状況に係わる特性であることを特徴とする人材検索システム。
- 請求項1乃至15のいずれかに記載の人材検索システムにおいて、前記人材検索部は、合致した該当者のアクセスのしやすさに係わる特性によって、合致した該当者の検索結果の順位を変更することを特徴とする人材検索システム。
- 請求項1乃至16のいずれかに記載の人材検索システムにおいて、前記プロファイルデータベースに登録された人材に対して、検索可能であるかどうかを指定しておき、前記人材検索部は前記プロファイルデータベースに検索可能であると登録された人材のみを検索対象とすることを特徴とする人材検索システム。
- コンピュータに、請求項1乃至17のいずれかに記載の人材検索システムの機能を実行させるためのプログラム。
- 請求項18に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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