JPH07325171A - アラーム時計 - Google Patents

アラーム時計

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JPH07325171A
JPH07325171A JP14257494A JP14257494A JPH07325171A JP H07325171 A JPH07325171 A JP H07325171A JP 14257494 A JP14257494 A JP 14257494A JP 14257494 A JP14257494 A JP 14257494A JP H07325171 A JPH07325171 A JP H07325171A
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Hidesuke Arai
秀介 荒井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より完全な目覚めを促すことのできるアラー
ム時計を提供することを目的とする。 【構成】 アラーム時計本体と、このアラーム時計本体
に装着されて、アラーム時計本体を移動させる駆動手段
と、設定されたアラーム時刻に報知動作を行なう報知手
段と、この報知手段における報知動作を停止させるため
のアラーム停止スイッチと、アラーム時計本体に人体が
近づいたことを検出する人体検出手段と、前記報知手段
での報知動作が行なわれ、かつ、前記人体検出手段にお
いて人体の接近が検出された際に、前記駆動手段を作動
させる制御手段とを備えていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアラーム時計に係わり、
特に、目覚めを促すための機能に改良を加えたアラーム
時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、目覚ましに用いられているアラー
ム時計では、目覚めを促すための機能が付加されている
が、その殆どが、アラーム時刻に至った時点から、所定
時間、所定音量のアラームを連続的にあるいは間欠的に
発音させるか、さらには、予め設定されている経過時間
毎にアラームの音量を変化させて、その音量を段階的に
大きくする形態の報知動作を行なうようになっている。
また、このような従来のアラーム時計は、通常、寝床か
ら手の届く範囲(たとえば、枕元等)に設置されて使用
され、報知動作を停止させるには、前記位置に手を延ば
して、アラーム時計本体に設けられているアラーム停止
スイッチを押すことによって行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のアラーム時計においては、つぎのような改善すべ
き問題点が残されている。すなわち、前述した従来のア
ラーム時計は、定位置に停止させられた状態で、かつ、
手の届く範囲に設置されて使用されることから、アラー
ム停止スイッチの操作が容易に行なわれてしまい、目覚
めが不完全な状態で報知動作が停止させられてしまうと
いった問題点である。
【0004】本発明は、前述した従来の問題点に鑑みて
なされたもので、より完全な目覚めを促すことのできる
アラーム時計を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のアラーム時計は、前述した目的を達成するために、ア
ラーム時計本体と、このアラーム時計本体に装着され
て、アラーム時計本体を移動させる駆動手段と、設定さ
れたアラーム時刻に報知動作を行なう報知手段と、この
報知手段における報知動作を停止させるためのアラーム
停止スイッチと、アラーム時計本体に人体が近づいたこ
とを検出する人体検出手段と、前記報知手段での報知動
作が行なわれ、かつ、前記人体検出手段において人体の
接近が検出された際に、前記駆動手段を作動させる制御
手段とを備えていることを特徴とする。
【0006】また、本発明の請求項2に記載のアラーム
時計は、請求項1における報知手段が、複数種類の報知
動作を具備し、前記人体検出手段からの検出信号に基づ
き、前記複数種類の報知動作が循環実行させられるよう
になされていることを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の請求項1に記載のアラーム時計によれ
ば、時刻が設定されたアラーム時刻に達すると、報知手
段により報知動作が行なわれる。そして、利用者が報知
動作を止めるべく、手をアラーム停止スイッチへ近づけ
ると、この接近させられた手が人体検出手段によって検
出されるとともに、この検出結果に基づき、制御手段か
ら駆動手段へ駆動信号が出力されて駆動手段が作動させ
られ、この結果、アラーム時計本体が移動させられる。
このように、不完全な目覚めの状態でアラーム停止スイ
ッチを操作しようとして手を近づけた場合、アラーム時
計本体が移動することにより、前述したアラーム停止ス
イッチの操作が行なえなくなるばかりでなく、再度停止
操作を行なうためには、移動した位置まで手を延ばさな
ければなくなる。
【0008】したがって、報知動作を停止させるために
は、アラーム時計本体の移動先を確認し、その移動を拘
束した状態でアラーム停止スイッチを操作しなければな
らいから、その間に利用者は身体を動かすこととなっ
て、より完全な目覚めが促される。
【0009】また、本発明の請求項2に記載のアラーム
時計によれば、報知動作の最中に、報知動作を停止させ
るべく手を近づける度に、異なる報知動作が行なわれ
る。これによって、請求項1における運動的な要素に加
えて、聴覚的な変化により目覚めが促される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1および図2中符号1は、本実施例に
係わるアラーム時計を示し、このアラーム時計1はサッ
カーボール状に形成されており、球殻状のアラーム時計
本体(以下、本体と略称する)2と、この本体2の表面
に所定間隔をおいて取り付けられた複数の脚3と、前記
本体2の所定位置に形成された透孔4を介して視認可能
に装着された、液晶ディスプレイ等からなる表示手段5
と、この表示手段5における表示を、通常時刻とアラー
ム時刻とに切り換えるモードスイッチ6と、これらの各
モードにおいて時分表示の調整を行なうセットスイッチ
7・8と、アラーム時刻における報知動作を行なわせる
か否かの設定、ならびに、報知動作の停止を行なうスト
ップキーを兼ねたアラームスイッチ9と、本体2の内部
に装着されている報知手段としてのスピーカー10(図
4参照)から発せられる報知音を外部へ透過する複数の
音孔11とを備えている。そして、前記アラームスイッ
チ9は、本体2の面方向の2位置間において摺動させら
れるようになされているとともに、その何れか一方へ摺
動させることにより、報知動作を行なわせるアラームO
N状態とし、他方へ摺動させることにより、報知動作を
行なわせないアラームOFF状態とするようになってい
る。さらに、本体2の半径方向への移動によって報知動
作の停止を行なうようになされている。
【0011】また、前記本体1の内部には、この本体2
を移動させるための駆動手段12が装着されているとと
もに、前記表示手段5において表示させる通常時刻の計
数や、前記駆動手段12の作動制御、また、前記スピー
カー10において発音させる報知音の制御等を行なう制
御手段13が装着され、さらに、後述するように、アラ
ーム時計1に近づく人体の検出をなす人体検出手段14
が装着されている。
【0012】ついで、これらの詳細について説明すれ
ば、前記本体2は、本実施例においては、プラスチック
等によって形成された半球殻状の半体を突き合わせるこ
とによって構成され、また、前記各脚3は、ゴム等の弾
性材料によって形成されているとともに、前記本体2の
表面から所定距離突出した状態で一体に取り付けられて
いる。
【0013】前記駆動手段12は、図2および図3に示
すように、前記本体2に固定された支持軸15と、この
支持軸15に回転自在に取り付けられたフライホイール
16と、このフライホイール16に、その回転軸線から
偏心した位置に取り付けられた錘17と、前記支持軸1
5と平行な回転軸線を有するモータ18と、このモータ
18と前記フライホイール16との間に設けられ、モー
タ18の回転をフライホイール16へ伝達するギヤ群と
によって構成されている。
【0014】このギヤ群は、前記モータ18の回転軸に
一体に取り付けられたピニオン19と、前記本体2に回
転自在に支持されるとともに、前記ピニオン19へ噛合
させられたアイドルギヤ20と、前記フライホイール1
6に一体に設けられ、前記アイドルギヤ20に噛合させ
られる内歯が形成されたリングギヤ21とによって構成
されている。
【0015】そして、前記駆動手段12は、前記モータ
18の回転によってフライホイール16を回転させるこ
とにより、このフライホイール16に取り付けられてい
る錘17の偏心移動に伴う慣性力によって、前記本体2
に移動力を与えるようになっている。
【0016】また、前記人体検出手段14は、図4に示
すように、赤外線発光ダイオード22と、赤外線センサ
23とによって構成されており、前記赤外線発光ダイオ
ード22から発せられる赤外線が人体によって反射され
た際に、この反射波を赤外線センサ23によって検出す
ることにより人体の接近を検出するようになっている。
そして、本実施例においては、この人体検出手段14
が、前記アラームスイッチ9の内側に設置されて、この
アラームスイッチ9への人体の接近を検出するようにな
っている。このため、前記アラームスイッチ9は透明な
材料によって形成されて、前記赤外線発光ダイオード2
2から発せられる赤外線を外部へ透過させ、また、その
反射波を赤外線センサ23へ導くようになされている。
【0017】さらに、前記制御手段13は、図4に示す
ように、中央演算処理装置(以下、CPUと略称する)
24と、このCPU24を動作させるプログラムが格納
されたリード・オンリー・メモリ(ROMと略称する)
25と、設定されたアラーム時刻等が記憶されるランダ
ム・アクセス・メモリ(RAMと略称する)26と、発
振器27と、この発振器27の固有振動数から所定周波
数のパルスを生成する分周回路28と、この分周回路2
8からの出力パルスに基づき、時刻の計数を行なう時刻
計数回路29と、前記モータ18の駆動を制御するモー
タ駆動回路30と、前記スピーカー10へ報知音として
の合成音声を出力する音声発生回路31とによって構成
されており、前記CPU24には、前記人体検出手段1
4を構成する赤外線発光ダイオード22および赤外線セ
ンサ23、前記各スイッチ7〜9によって構成されたス
イッチ部32、表示手段5が接続され、さらには、前記
駆動手段12を構成するモータ18が、前記モータ駆動
回路30を介して接続されている。
【0018】そして、前記RAM26には、前記スイッ
チ部32によって設定されるアラーム時刻が、前記CP
U24を介して書き込まれ、また、前記音声発生回路3
1には、前記スピーカー10において報知される第1音
声A、第2音声B1、第3音声B2、第4音声B3、第
5音声Cの各音声データーが格納されており、それぞ
れ、CPU24からの要求信号に基づいて出力されるよ
うになっている。
【0019】ここで、前記各音声データは、音声発生回
路31において合成音声に生成されて前記スピーカー1
0で音声として発音させられるもので、その合成音声に
生成された状態について一例を示せば、以下のとおりで
ある。 音声A ;ボヨーーン 音声B1;アサダヨーーン 音声B2;オキテチョーー 音声B3;トメテヨーーン 音声C ;ツカマッチャッタ また、これらの各音声データは、前記CPU24から出
力される音声発生指令信号a・b1・b2・b3・cに
基づいて出力されるようになっているとともに、同じく
CPU24から出力される停止信号dに基づき停止させ
られるようになっている。
【0020】一方、前記時刻計数回路29は、順次変換
する時刻情報を前記CPU24ヘ出力するようになされ
ているとともに、この時刻情報に基づく駆動信号が前記
表示手段5へ出力されることによって、この表示手段5
において時刻の表示が行なわれるようになっている。ま
た、前記時刻計数回路29からCPU24に対して、1
分毎の経過信号eが出力されており、この経過信号eに
基づいて、前記通常時刻とアラーム時刻とが1分単位で
比較されるようになっている。
【0021】さらに、前記音声発生回路31からは、前
述したようにスピーカー10に対して音声信号fが出力
され、また、モータ駆動回路30に対してCPU24か
ら駆動開始信号gと駆動停止信号hが選択的に出力さ
れ、これらの各信号g・hに基づき、前記モータ駆動回
路30からモータ18に対して駆動制御信号iが出力さ
れるようになっている。
【0022】また、前記人体検出手段14の赤外線発光
ダイオード22は、CPU24からの駆動信号jに基づ
いて駆動されることにより、前記アラームスイッチ9を
介して本体2の外部へ赤外線を発するようになされ、さ
らに、前記赤外線センサー23は、前記赤外線の反射の
有無を人体検出信号kとしてCPU24へ出力するよう
になっている。
【0023】ついで、このように構成された本実施例の
作用について図5に示すタイミングチャートを参照して
説明する。まず、本実施例のアラーム時計1を目覚まし
モードとするには、モードスイッチ6を操作してアラー
ム設定モードとするとともに、時分の各セットスイッチ
7・8により、アラーム開始時刻を時・分でセットし、
かつ、アラームスイッチ9を本体2の面方向一方へ摺動
させて、図5に(A)で示すように、アラームON状態
とする。これによって、報知動作が可能な状態にセット
される。
【0024】ここれより、時間の経過に伴って、時刻が
前記設定されたアラーム時刻に至ると、図5(B)に示
すように、アラーム時刻信号がONとなり、このON信
号に基づいて、同図に(C)で示すように、音声発生指
令信号がONとなされて音声発生指令信号aがCPU2
4から音声発生回路31へ出力され、この音声発生回路
31から音声Aがスピーカー10へ出力されることによ
って、同図5の(D)に示すように、音声A「ボヨーー
ン」がスピーカー10から報知され、目覚めが促され
る。また、これと同時に、人体検出手段14の赤外線発
光ダイオード22から人体検出用の赤外線が照射され
る。
【0025】このような音声Aの報知中において、報知
動作すなわち音声発生を停止させようとして、アラーム
スイッチ9に手を近づけると、このアラームスイッチ9
を透過して照射されている赤外線が手によって反射され
るとともに、その反射波が、赤外線センサ23によって
検出されることにより、人体の接近が検出され、図5の
(F)に示すように、人体検出信号kがONとなされ
る。
【0026】そして、この人体検出信号kがONとなさ
れると、この検出信号に基づいてCPU24から音声発
生回路31へ、図5の(C)に示すように、音声発生指
令信号がONとなされて、音声発生指令信号b1が音声
発生回路31へ出力され、かつ、モータ駆動回路30へ
動作開始信号gが出力されるとともに、この動作開始信
号gに基づきモーター駆動回路30によってモータ18
へ駆動電流iの供給が行なわれる。
【0027】これによって、前記スピーカー10から、
図5に(D)で示すように、音声B1「アサダヨーー
ン」が報知される。かつ、前記モータ18によってフラ
イホイール16が回転駆動されることにより、このフラ
イホイール16に偏心状態で取り付けられている錘17
の慣性力により、前記アラーム時計1が、図5に(E)
で示すように、転動あるいは躍動させられる。したがっ
て、音声を停止させるべくアラームスイッチ9へ手を近
づけた場合、アラーム時計1は、音声B1を発生しなが
ら不特定方向へ動き回ることから、前記アラームスイッ
チ9の押圧操作、すなわち、ストップキーの押圧操作が
阻害される。
【0028】そして、前記駆動開始信号gの出力後で、
所定時間(たとえば、10秒)経過後に、CPU24か
らモータ駆動回路30へ駆動停止信号hが出力されると
ともに、この信号に基づきこのモータ駆動回路30によ
ってモータ18へ供給されていた駆動電流iの供給が停
止されることにより、図5(E)に示すように、アラー
ム時計1の動きが停止される。したがって、ストップキ
ー(9)の操作が行なわれない場合には、アラーム時計
1は、10秒間動き回ったのちに停止して、その停止位
置において前記音声B1「アサダヨーーン」の報知を継
続することとなる(図5の(d)を参照)。
【0029】また、前記モータ18の駆動停止は、前記
アラームスイッチ9を押圧することにより、このアラー
ムスイッチ9をストップキーとして機能させることによ
っても行なわれ、このストップキー(9)の操作が前記
所定時間(10秒)内に行なわれた場合には、ストップ
キー(9)の操作が優先される。
【0030】また、前述のような音声B1の発生後にお
いてストップキー操作が行なわれず、かつ、所定時間
(たとえば2分)経過前において、アラームスイッチ9
を操作すべく再度手が近づけられると、この人体の接近
が人体検出手段14において検出されて、CPU24へ
入力されている人体検出信号kがONとなされ(図5の
(F)を参照)、このON信号に基づいて、図5の
(C)に示すように、前記CPU24から音声発生回路
31へ音声発生指令信号b2が出力されるとともに、こ
の音声発生回路31から音声B2がスピーカー10へ出
力される。また、これと同時に、モータ駆動回路30へ
駆動開始信号gが出力されて、図5の(E)で示すよう
に駆動手段12が動作させられる。
【0031】この結果、アラーム時計1は、音声B2
「オキテチョーー」を報知しつつ転動ないしは躍動を行
ない、ストップキー(9)が操作されない場合には、図
5の(E)に示すように、10秒間動き回ったのちに停
止し、この停止位置において音声B2「オキテチョー
ー」の連続報知を行なうこととなる(図5の(D)を参
照)。
【0032】さらに、前述のような音声B2の発生後に
おいてストップキー(9)の操作が行なわれず、かつ、
所定時間(2分)経過前において、アラームスイッチ9
を操作すべく再度手が近づけられると、この人体の接近
が人体検出手段14において検出されて、CPU24へ
入力されている人体検出信号kが、図5の(F)に示す
ようにONとなされ、このON信号に基づいて、図5の
(C)に示すように、音声発生指令信号がONとなされ
るとともに、前記CPU24から音声発生回路31へ音
声発生指令信号b3が出力され、この音声発生回路31
から音声B3「トメテヨーーン」がスピーカー10へ出
力される。また、これと同時に、モータ駆動回路30へ
駆動開始信号gが出力され、かつ、ストップキー(9)
の操作がない場合に、10秒後に駆動停止信号hが出力
される。
【0033】この結果、アラーム時計1は、図5の
(D)および(E)に示すように、音声B3「トメテヨ
ーーン」を報知しつつ転動ないしは躍動を行ない、スト
ップキーが操作されない場合には、図5の(E)に示す
ように、10秒間動き回ったのちに停止し、この停止位
置において、図5の(D)に示すように、音声B3「ト
メテヨーーン」の連続報知を行なうこととなる。
【0034】一方、各音声A・B1・B2・B3の発生
中において、すなわち、報知動作が行なわれている間に
おいてストップキー(9)が操作された場合には、図5
(G)に示すようにストップキー信号がONとなされ、
このON信号に基づき、図5(C)に示すように、音声
発生指令信号がONとなされ、CPU24から音声発生
回路31へ音声発生指令信号cが出力されるとともに、
この音声発生回路31から音声C「ツカマッチャッタ」
がスピーカー10へ出力され、図5の(D)に示すよう
に、この音声Cの報知が所定時間行なわれたのちに停止
される。
【0035】また、前記各音声A・B1・B2・B3の
発生中において人体の接近がない場合、すなわち、報知
動作の停止操作がなされない場合には、前述した所定時
間(2分間)、前記各音声A・B1・B2・B3が報知
されて自動的に停止させられるようになっている。
【0036】さらに、音声B3の発生中においてストッ
プキー(9)への人体の接近があるにも拘わらず、この
ストップキー(9)の操作が行なわれない場合には、前
記音声B1以降の動作が繰り返し行なわれる。
【0037】ついで、このような本実施例のアラーム時
計1において行なわれる制御処理について、図6および
図7のフローチャートに基づき説明する。
【0038】このアラーム時計1における制御が開始さ
れると、まず、アラームがON状態であるか、すなわ
ち、アラームスイッチ9がON状態となされているか否
かの判断がなされ(ステップS1)、ON状態である場
合には、つぎのステップS2へ移行して、時刻計数回路
29からの1分信号eの入力の有無(制御開始から1分
を経過したか否か)が判断される。これは、後述するア
ラーム時刻の判断を1分単位で行なうための処理であ
る。
【0039】そして、1分信号eの入力がある場合に
は、つぎのステップS3へ移行して、前記時刻計数回路
29から入力されている通常時刻と設定されたアラーム
時刻との比較により、アラーム時刻であるか否かの判断
がなされ、アラーム時刻である場合には、つぎのステッ
プS4に移行して、CPU24から音声発生回路31へ
音声発生指令信号aが出力され、この音声発生指令信号
aの入力により音声発生回路31からスピーカー10を
介して音声A「ボヨーーン」が連続的に報知される。
【0040】一方、アラームスイッチ9がOFFである
場合(ステップS1)、1分信号の入力がない場合、す
なわち、制御開始から1分経過してない場合(ステップ
S2)、および、アラーム時刻に至っていない場合(ス
テップS3)には、それぞれ、ステップS5の表示処理
へ移行して、表示手段5の表示が、たとえば、前記モー
ドスイッチ6によって選択されたモードに基づく表示と
なされたのちに、前記ステップS1へ戻る。
【0041】また、前記ステップS4において音声Aの
報知がなされると、ステップS6へ移行して、人体検出
がなされたか否か、すなわち、人体が接近させられたか
否かが判断され、人体の接近が認められた場合には、つ
ぎのステップS7においてストップキー(9)がONと
なされているか否かの判断がなされる。
【0042】このステップS7おいてストップキーがO
Nとなされていない場合には、駆動手段13のモータ1
8が回転状態にあるか否か、すなわち、アラーム時計1
が動いている状態か否かの判断がなされ(ステップS
8)、アラーム時計1の移動が停止中である場合には、
モータ駆動回路30からの駆動制御信号iにより前記モ
ータ18が回転駆動されたのちに(ステップS9)、つ
ぎのステップS10へ移行し、また、アラーム時計1が
動いている状態である場合には、直接前記ステップS1
0へ移行する。
【0043】このステップS10においては、スピーカ
ー10から報知されている音声が音声Aであるか否かの
判断がなされ、音声Aの報知である場合には、ステップ
S11へ移行して、音声発生回路31へ音声発生指令信
号b1が出力されて、スピーカー10における報知が音
声B1へ変更されたのちに前記ステップS6へ戻り、音
声A以外の音声の報知がなされている場合には、つぎの
ステップS12へ移行する。
【0044】このステップS12においては、報知され
ている音声が音声B1であるか否かの判断がなされ、音
声B1が報知されている場合には、ステップS13へ移
行して、音声発生回路31へ音声発生指令信号b2が出
力されることにより、スピーカー10における報知音が
音声B2へ変更されたのちに前記ステップS6へ戻り、
音声B1以外の音声の報知がなされている場合には、つ
ぎのステップS14へ移行する。
【0045】ステップS14では、報知されている音声
が音声B2であるか否かの判断がなされ、音声B2が報
知されている場合には、ステップS15へ移行して、音
声発生回路31へ音声発生指令信号b3が出力されるこ
とにより、スピーカー10における報知音が音声B3へ
変更されたのちに前記ステップS6へ戻り、音声B2以
外の音声の報知がなされている場合には、つぎのステッ
プS16へ移行する。
【0046】さらに、前記ステップS16においては、
報知されている音声が音声B3であるか否かの判断がな
され、音声B3が報知されている場合には、ステップS
17へ移行して、音声発生回路31へ音声発生指令信号
b1が出力されることにより、スピーカー10における
報知音が音声B1へ変更されたのちに前記ステップS6
へ戻り、音声B3以外の音声の報知がなされている場合
には、直接前記ステップS6へ戻る。
【0047】このようなステップS6からステップS1
7までの処理により、ストップキー(9)がOFF状態
であることを条件として、人体が接近する度に、報知音
がB1→B2→B3→B1と循環的に変更させられる。
【0048】一方、前記ステップS6において人体の接
近が認められない場合には、図7に示すステップS18
へ移行して、前記音声Aの報知開始から2分経過したか
否が判断され、2分が経過した場合には、つぎのステッ
プS19へ移行して、現在報知されている音声の停止が
なされたのちに、ステップS20へ移行してモータ18
が回転中か否かの判断がなされて、回転が停止している
場合には前記ステップS1へ戻り、回転中である場合に
はその回転が停止させられたのちに(ステップS21)
前記ステップS1へ戻る。
【0049】また、前記ステップS18において2分が
経過していないと判断された場合には、ステップS22
へ移行してモータ18の回転の有無が判断され、モータ
18が回転中である場合には、ステップS23へ移行し
て、前回の検出時点から10秒が経過したか否かの判断
がなされ、10秒が経過している場合にはモータ18の
停止がなされたのちに(ステップS24)、表示手段5
において時刻表時処理が行なわれて前記ステップS6以
降の処理へ移行する。ここで、前記ステップS23は、
人体の接近がない場合において、アラーム時計1の動き
を10秒以内とするための処理である。
【0050】また、前記ステップS22においてモータ
18が停止中であると判断された場合、および、ステッ
プS23において10が経過していないと判断された場
合には、直接ステップS25以降の処理へ移行する。
【0051】さらに、前記ステップS7において、スト
ップキー(9)がONとなされていることが検出された
場合には、図7に示すステップS26へ移行することに
より、現在報知されている音声が停止される。ついで、
ステップS27においてモータ18が回転中であるか否
かの判断がなされて、モータ18が回転中である場合に
はその回転が停止され(ステップS28)、ついで、音
声発生指令信号cが音声発生回路31へ出力される(ス
テップS29)とともにスピーカー10において音声C
の報知がなされたのちに、前記ステップS1へ戻る。ま
た、ステップS27においてモータ18が停止中である
と判断された場合には、前記ステップS29以降の処理
へ移行する。
【0052】このように、本実施例におけるアラーム時
計1においては、報知動作の最中にその報知動作を停止
させるべく、手をアラームスイッチ9に近づけると、本
体2内に組み込まれている駆動手段12が作動させられ
ることによって、前記本体2が転動ないしは躍動させら
れることにより、その停止操作が妨害される。
【0053】この結果、アラーム時刻となって、報知が
行なわれた際に、単にアラームスイッチ9を操作するた
めに手を近づけると、アラーム時計1が、あたかもその
操作を拒否するように動き回るので、停止操作が煩雑な
ものとなる。そして、確実に報知を停止させるために
は、アラーム時計1が移動しないように捕捉した状態で
アラームスイッチ9の操作を行なわなければならない
が、不完全な目覚めの状態での停止操作であると、使用
者の動きが緩慢であることから、アラーム時計1の捕獲
が困難で、確実な停止操作が行なえない。したがって、
報知を停止するためには、移動するアラーム時計1を捕
獲できる程度に目覚めている必要があり、完全な目覚め
が促されることとなる。
【0054】また、本実施例においては、報知開始後に
所定時間(2分)経過する間で、停止操作を試みる度毎
に、前述のアラーム時計1の移動が繰り返されることか
ら、より完全な目覚めが促される。
【0055】さらに、本実施例においては、停止操作を
繰り返す度毎に報知の音声が変化することから、聴覚面
からも利用者の意識へ刺激が与えられて、目覚まし効果
がさらに向上する。
【0056】なお、前記実施例においては、アラーム時
計1を移動させるために、回転させられるフライホイー
ル16に、その回転軸線から偏心した位置に錘17を取
り付けておき、フライホイール16の回転に伴う錘17
の慣性力利用するようにしたが、これに代えて、本体2
の下方に3この車輪を装着し、一組の車輪を平行な駆動
輪として用い、また、残りの車輪を操舵輪とし、前記駆
動輪をモータ18によって回転駆動することによって、
前記アラーム時計1を移動させるようにしてもよいもの
である。また、この場合、操舵輪を駆動輪の回転面に対
して傾斜した状態で固定しておくことにより、アラーム
時計1の移動を所定半径の円軌道とすることも可能であ
る。
【0057】あるいは、前記操舵輪を、前記モータ18
によって回転させられるカム機構により、その舵角を漸
次変化させるようにして、アラーム時計1の移動軌跡を
変化させるようにすることも可能である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係わるアラーム時計は、アラーム時計本体と、このア
ラーム時計本体に装着されて、アラーム時計本体を移動
させる駆動手段と、設定されたアラーム時刻に報知動作
を行なう報知手段と、この報知手段における報知動作を
停止させるためのアラーム停止スイッチと、アラーム時
計本体に人体が近づいたことを検出する人体検出手段
と、前記報知手段での報知動作が行なわれ、かつ、前記
人体検出手段において人体の接近が検出された際に、前
記駆動手段を作動させる制御手段とを備えていることを
特徴とするもので、つぎのような優れた効果を奏する。
【0059】報知動作の最中にその報知動作を停止させ
るべく、手をアラーム停止スイッチに近づけると、この
手が人体検出手段によって検出されるとともに、その検
出信号に基づいて駆動手段が作動させられることによ
り、アラーム時計が強制的に移動させられて、あたかも
その停止操作を拒否するように動き回り、この結果、停
止操作を煩雑なものとすることができる。
【0060】そして、確実に報知を停止させるために、
アラーム時計が移動しないように捕捉した状態でアラー
ム停止スイッチの操作を行なわせるようにして、不完全
な目覚めの状態での停止操作を困難にし、これによって
完全な目覚めを促すことができる。
【0061】また、本発明の請求項2に記載のアラーム
時計は、請求項1において、報知手段が、複数種類の報
知動作を具備し、前記人体検出手段からの検出信号に基
づき、前記複数種類の報知動作が循環実行させられるよ
うになされていることを特徴とするもので、つぎのよう
な優れた効果を奏する。
【0062】報知の停止操作を繰り返す度毎に報知の音
声を代えることにより、聴覚面からも利用者の意識へ刺
激を与えることができ、これによって目覚まし効果をさ
らに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるアラーム時計の外観
斜視図である。
【図2】本発明の一実施例に係わるアラーム時計に用い
られる駆動手段の一例を示す一部断面平面図である。
【図3】本発明の一実施例に係わるアラーム時計に用い
られている駆動手段を構成するギヤ群の位置関係を示す
概略図である。
【図4】本発明の一実施例に係わるアラーム時計の制御
ブロック図である。
【図5】本発明の一実施例に係わるアラーム時計の作動
のタイミングチャートである。
【図6】本発明の一実施例に係わるアラーム時計の制御
の処理手順を示すフローチャートの一部である。
【図7】本発明の一実施例に係わるアラーム時計の制御
の処理手順を示すフローチャートの一部である。
【符号の説明】
1 アラーム時計 2 本体 5 表示手段 9 アラームスイッチ 10 スピーカー(報知手段) 12 駆動手段 13 制御手段 14 人体検出手段 22 赤外線発光ダイオード 23 赤外線センサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アラーム時計本体と、このアラーム時計
    本体に装着されて、アラーム時計本体を移動させる駆動
    手段と、設定されたアラーム時刻に報知動作を行なう報
    知手段と、この報知手段における報知動作を停止させる
    ためのアラーム停止スイッチと、アラーム時計本体に人
    体が近づいたことを検出する人体検出手段と、前記報知
    手段での報知動作が行なわれ、かつ、前記人体検出手段
    において人体の接近が検出された際に、前記駆動手段を
    作動させる制御手段とを備えていることを特徴とするア
    ラーム時計。
  2. 【請求項2】 前記報知手段が、複数種類の報知動作を
    具備し、前記人体検出手段からの検出信号に基づき、前
    記複数種類の報知動作が循環実行させられるようになさ
    れていることを特徴とする請求項1に記載のアラーム時
    計。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09292895A (ja) * 1996-04-25 1997-11-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd ヒューマン・マシン・インタフェース装置
KR20010081507A (ko) * 2000-02-15 2001-08-29 황지현 움직이는 자명종 시계
JP2012063290A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Rhythm Watch Co Ltd 目覚し時計

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KR20010081507A (ko) * 2000-02-15 2001-08-29 황지현 움직이는 자명종 시계
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