JPH0732507B2 - 超音波検知器 - Google Patents
超音波検知器Info
- Publication number
- JPH0732507B2 JPH0732507B2 JP60076073A JP7607385A JPH0732507B2 JP H0732507 B2 JPH0732507 B2 JP H0732507B2 JP 60076073 A JP60076073 A JP 60076073A JP 7607385 A JP7607385 A JP 7607385A JP H0732507 B2 JPH0732507 B2 JP H0732507B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrasonic
- output
- ultrasonic transducer
- overshoot
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Burglar Alarm Systems (AREA)
- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、超音波振動子の故障や配線切れを自動的に検
出して報知する自己診断機能を有した超音波検知器に関
するものである。
出して報知する自己診断機能を有した超音波検知器に関
するものである。
[背景技術] 従来、この種の超音波検知器においては、超音波振動子
が故障や配線切れを起こしたとしても、外見上は何の変
化も超音波振動子には生じないことが多く、いざ使用す
るときに超音波検知器が動作しないことで初めて異常が
あることに気付く場合が多く、特に盗難防止用の超音波
検知器等では異常を検出することは重要な問題である。
しかし、従来では超音波振動子自体が正常に動作してい
るかどうかを検出するための良い方法がなかった。
が故障や配線切れを起こしたとしても、外見上は何の変
化も超音波振動子には生じないことが多く、いざ使用す
るときに超音波検知器が動作しないことで初めて異常が
あることに気付く場合が多く、特に盗難防止用の超音波
検知器等では異常を検出することは重要な問題である。
しかし、従来では超音波振動子自体が正常に動作してい
るかどうかを検出するための良い方法がなかった。
[発明の目的] 本発明は上述の点に鑑みて為されたものであり、その目
的とするところは、超音波振動子自体が正常に動作して
いないことを検知することのできる超音波検知器を提供
することにある。
的とするところは、超音波振動子自体が正常に動作して
いないことを検知することのできる超音波検知器を提供
することにある。
[発明の開示] (実施例) 第1図は本発明の一実施例を示す図であり、超音波振動
子1が送波する超音波の周波数を決定する送波周波数発
振部2と、超音波振動子1を駆動する振動子駆動部3と
で送波回路を構成し、超音波振動子1にて受波した超音
波を増幅する受波信号増幅部4と、受波信号増幅部4出
力の信号処理を行う信号処理部5と、信号処理部5出力
にて駆動されると共に物体を検出したこと等を表示する
表示部等を駆動する駆動部6とから受波回路が構成され
ている。以上が通常の超音波検知器の概略構成である
が、本実施例は駆動手段としての振動子駆動部3は超音
波振動子1を矩形波信号で駆動するようにし、該振動子
駆動部3にて駆動され超音波振動子1が正常に動作した
ときに超音波振動子1の矩形波出力の両端に発生するオ
ーバシュートあるいはアンダーシュートが発生していな
いことを検出して超音波振動子1の異常状態を検出する
判定手段と、該判定手段出力にて駆動され超音波振動子
の異常状態を報知する報知手段とを備えているものであ
る。ここで、本実施例の判定手段と報知手段との構成を
説明する前に、上記手段をどのような回路構成とするか
を決定する超音波振動子1の特性について説明する。超
音波振動子1は第3図に示すLCRの等価回路で表すこと
ができ、インピーダンス特性が第4図(a)、位相特性
が第4図(b)に示すようになる。ここで、第3図の等
価回路は共振周波数frと反共振周波数faとを有するの
で、この共振周波数frと反共振周波数faとの間では位相
が90゜進み、超音波振動子1に第2図(a)に示すよう
に矩形波を印加すると、この矩形波の立ち上がりと立ち
下がりとにオーバシュートとアンダーシュートとを生じ
る。従って、このオーバシュート及びアンダーシュート
を検出することで超音波振動子1が正常に動作している
かどうかを判定できる。本実施例においては、オーバシ
ュートを検出するように判定手段をコンパレータ7と、
単安定マルチバイブレータ(以下モノマルチと略称す
る)8と、Dフリップフロップ(以下DF/Fと略称する)
9と、駆動用トランジスタQとで構成し、報知手段とし
てはスピーカ10を用いる。
子1が送波する超音波の周波数を決定する送波周波数発
振部2と、超音波振動子1を駆動する振動子駆動部3と
で送波回路を構成し、超音波振動子1にて受波した超音
波を増幅する受波信号増幅部4と、受波信号増幅部4出
力の信号処理を行う信号処理部5と、信号処理部5出力
にて駆動されると共に物体を検出したこと等を表示する
表示部等を駆動する駆動部6とから受波回路が構成され
ている。以上が通常の超音波検知器の概略構成である
が、本実施例は駆動手段としての振動子駆動部3は超音
波振動子1を矩形波信号で駆動するようにし、該振動子
駆動部3にて駆動され超音波振動子1が正常に動作した
ときに超音波振動子1の矩形波出力の両端に発生するオ
ーバシュートあるいはアンダーシュートが発生していな
いことを検出して超音波振動子1の異常状態を検出する
判定手段と、該判定手段出力にて駆動され超音波振動子
の異常状態を報知する報知手段とを備えているものであ
る。ここで、本実施例の判定手段と報知手段との構成を
説明する前に、上記手段をどのような回路構成とするか
を決定する超音波振動子1の特性について説明する。超
音波振動子1は第3図に示すLCRの等価回路で表すこと
ができ、インピーダンス特性が第4図(a)、位相特性
が第4図(b)に示すようになる。ここで、第3図の等
価回路は共振周波数frと反共振周波数faとを有するの
で、この共振周波数frと反共振周波数faとの間では位相
が90゜進み、超音波振動子1に第2図(a)に示すよう
に矩形波を印加すると、この矩形波の立ち上がりと立ち
下がりとにオーバシュートとアンダーシュートとを生じ
る。従って、このオーバシュート及びアンダーシュート
を検出することで超音波振動子1が正常に動作している
かどうかを判定できる。本実施例においては、オーバシ
ュートを検出するように判定手段をコンパレータ7と、
単安定マルチバイブレータ(以下モノマルチと略称す
る)8と、Dフリップフロップ(以下DF/Fと略称する)
9と、駆動用トランジスタQとで構成し、報知手段とし
てはスピーカ10を用いる。
上述の回路構成の本実施例の動作は次のようになる。超
音波振動子1が正常に動作しているときには第2図
(b)に示すオーバシュートが生じている。このオーバ
シュートの検出はオーバシュートの頂点と矩形波のハイ
レベルの電圧値V1との間に基準電圧Vrefが設定されたコ
ンパレータ7にて検出する。従ってコンパレータ7出力
には第3図(c)に示すようにパルス状の出力が生じ
る。このコンパレータ7出力をクロックとしてモノマル
チ8が動作し、外付けの抵抗RとコンデンサCにて決ま
る期間T3の間、同図(d)に示すようにハイレベルとな
る。このモノマルチ8出力はDF/F9の入力端子Dに入力
される。ここで、このDF/F9のクロック端子CKにはクロ
ック信号として送波周波数発振部2出力が入力されてい
る。上述のように、オーバシュートが正常にコンパレー
タ7にて検出されているときには、送波周波数発振部2
の出力が期間T1後に立ち下がったときには、モノマルチ
8出力はハイレベルの状態である(つまり期間T2>期間
T3>期間T1となるようにモノマルチ8の外付けの抵抗R
とコンデンサCとで決まる時定数を設定してある:期間
T2は送波周波数発振部2出力の次の立ち上がりまでの期
間)ので、DF/F9出力は同図(e)に示すようにハイレ
ベルを維持する。このため、スピーカ10を駆動するトラ
ンジスタQがオフを維持し、スピーカ10は駆動されな
い。また、その後超音波振動子1を受波用として動作し
ているときには、DF/F9の入力端子Dにはモノマルチ8
の出力が入力されないが、DF/F9のクロック端子CKには
送波周波数発振部2の出力は入力されないのでDF/F9出
力はハイレベルのままである。次に超音波振動子1が故
障あるいは配線切れのときには超音波振動子1が動作し
ない。このため、超音波振動子1の両端の電圧波形は第
2図(b)の右側に示すように振動子駆動部3出力の波
形がそのまま現れ、オーバシュートを生じない。したが
って、コンパレータ7の出力は同図(c)に示すように
ローレベルとなり、モノマルチ8出力も同図(d)に示
すようにローレベルとなり、DF/F9の入力端子Dがロー
レベルとなる。このとき、クロック端子CKには送波周波
数発振部2出力が同図(a)に示すように入力されてい
るため、同図(e)に示すようにDF/F9出力はローレベ
ルとなる。このとき、駆動用トランジスタQが駆動さ
れ、スピーカ10が鳴動することで超音波振動子1に異常
が生じたことを示すものである。尚、本実施例において
はオーバシュートを用いているがアンダーシュートを用
いて良いことは言うまでもない。
音波振動子1が正常に動作しているときには第2図
(b)に示すオーバシュートが生じている。このオーバ
シュートの検出はオーバシュートの頂点と矩形波のハイ
レベルの電圧値V1との間に基準電圧Vrefが設定されたコ
ンパレータ7にて検出する。従ってコンパレータ7出力
には第3図(c)に示すようにパルス状の出力が生じ
る。このコンパレータ7出力をクロックとしてモノマル
チ8が動作し、外付けの抵抗RとコンデンサCにて決ま
る期間T3の間、同図(d)に示すようにハイレベルとな
る。このモノマルチ8出力はDF/F9の入力端子Dに入力
される。ここで、このDF/F9のクロック端子CKにはクロ
ック信号として送波周波数発振部2出力が入力されてい
る。上述のように、オーバシュートが正常にコンパレー
タ7にて検出されているときには、送波周波数発振部2
の出力が期間T1後に立ち下がったときには、モノマルチ
8出力はハイレベルの状態である(つまり期間T2>期間
T3>期間T1となるようにモノマルチ8の外付けの抵抗R
とコンデンサCとで決まる時定数を設定してある:期間
T2は送波周波数発振部2出力の次の立ち上がりまでの期
間)ので、DF/F9出力は同図(e)に示すようにハイレ
ベルを維持する。このため、スピーカ10を駆動するトラ
ンジスタQがオフを維持し、スピーカ10は駆動されな
い。また、その後超音波振動子1を受波用として動作し
ているときには、DF/F9の入力端子Dにはモノマルチ8
の出力が入力されないが、DF/F9のクロック端子CKには
送波周波数発振部2の出力は入力されないのでDF/F9出
力はハイレベルのままである。次に超音波振動子1が故
障あるいは配線切れのときには超音波振動子1が動作し
ない。このため、超音波振動子1の両端の電圧波形は第
2図(b)の右側に示すように振動子駆動部3出力の波
形がそのまま現れ、オーバシュートを生じない。したが
って、コンパレータ7の出力は同図(c)に示すように
ローレベルとなり、モノマルチ8出力も同図(d)に示
すようにローレベルとなり、DF/F9の入力端子Dがロー
レベルとなる。このとき、クロック端子CKには送波周波
数発振部2出力が同図(a)に示すように入力されてい
るため、同図(e)に示すようにDF/F9出力はローレベ
ルとなる。このとき、駆動用トランジスタQが駆動さ
れ、スピーカ10が鳴動することで超音波振動子1に異常
が生じたことを示すものである。尚、本実施例において
はオーバシュートを用いているがアンダーシュートを用
いて良いことは言うまでもない。
[発明の効果] 本発明の上述のように、超音波振動子を矩形波信号で駆
動する駆動手段と、該駆動手段にて超音波振動子が駆動
され正常に動作したときに超音波振動子の矩形波出力の
両端に発生するオーバシュートあるいはアンダーシュー
トが発生していないことを検出して超音波振動子の異常
状態を検出する判定手段と、該判定手段出力にて駆動さ
れる報知手段とを備えているので、外見では故障や配線
切れを検出することが困難である超音波振動子の異常を
超音波振動子の両端電圧に生じるオーバシュートあるい
はアンダーシュートにて検出して報知することができ、
超音波振動子の異常が使用者にすぐに分かることで超音
波検知器自体の動作の信頼性が向上する効果を奏する。
動する駆動手段と、該駆動手段にて超音波振動子が駆動
され正常に動作したときに超音波振動子の矩形波出力の
両端に発生するオーバシュートあるいはアンダーシュー
トが発生していないことを検出して超音波振動子の異常
状態を検出する判定手段と、該判定手段出力にて駆動さ
れる報知手段とを備えているので、外見では故障や配線
切れを検出することが困難である超音波振動子の異常を
超音波振動子の両端電圧に生じるオーバシュートあるい
はアンダーシュートにて検出して報知することができ、
超音波振動子の異常が使用者にすぐに分かることで超音
波検知器自体の動作の信頼性が向上する効果を奏する。
第1図は本発明の一実施例を示す概略回路構成図、第2
図は同上の動作説明図、第3図は超音波振動子の等価回
路を示す図、第4図は同上の特性を示す図である。 1は超音波振動子、2は送出周波数発振部、7はコンパ
レータ、8はモノマルチ、9はDF/F、10はスピーカであ
る。
図は同上の動作説明図、第3図は超音波振動子の等価回
路を示す図、第4図は同上の特性を示す図である。 1は超音波振動子、2は送出周波数発振部、7はコンパ
レータ、8はモノマルチ、9はDF/F、10はスピーカであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−84375(JP,A) 特開 昭57−93271(JP,A) 特開 昭60−63482(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】超音波振動子を用いた超音波検知器におい
て、超音波振動子を矩形波信号で駆動する駆動手段と、
該駆動手段にて超音波振動子が駆動され正常に動作した
ときに超音波振動子の矩形波出力の両端に発生するオー
バシュートあるいはアンダーシュートが発生していない
ことを検出して超音波振動子の異常状態を検出する判定
手段と、該判定手段出力にて駆動される報知手段とを備
えて成る超音波検知器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60076073A JPH0732507B2 (ja) | 1985-04-10 | 1985-04-10 | 超音波検知器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60076073A JPH0732507B2 (ja) | 1985-04-10 | 1985-04-10 | 超音波検知器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61234695A JPS61234695A (ja) | 1986-10-18 |
JPH0732507B2 true JPH0732507B2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=13594622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60076073A Expired - Lifetime JPH0732507B2 (ja) | 1985-04-10 | 1985-04-10 | 超音波検知器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0732507B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3238430B2 (ja) * | 1991-07-31 | 2001-12-17 | アトムメディカル株式会社 | 医療機器の警報装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5784375A (en) * | 1980-11-14 | 1982-05-26 | Nippon Denso Co Ltd | Failure detector for supersonic device |
-
1985
- 1985-04-10 JP JP60076073A patent/JPH0732507B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61234695A (ja) | 1986-10-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2793044B2 (ja) | 容器内の所定の充填レベルの検出および/または監視方法および装置 | |
JP7038471B2 (ja) | デジタルエラー報告を行うトリガされるイベントのシグナリング | |
WO1995016190A1 (en) | Ultrasonic level instrument with dual frequency operation | |
JP3399221B2 (ja) | 角速度センサ | |
JPH0732507B2 (ja) | 超音波検知器 | |
JPH02218983A (ja) | 超音波センサ | |
US4700332A (en) | Environmental interference detection device | |
JPH04363998A (ja) | 超音波センサー | |
JPH11274856A (ja) | 水晶発振器の発振停止検出回路 | |
JPS6015577A (ja) | 障害物検知装置 | |
JPH11103496A (ja) | 超音波センサ | |
JPH0627065A (ja) | 粉体検知装置 | |
JPS5473562A (en) | Wire bonding device | |
JPH0454471Y2 (ja) | ||
JP2981708B2 (ja) | 超音波センサ装置 | |
JP2606324Y2 (ja) | 故障検出装置 | |
JP3274734B2 (ja) | 物体検知システム | |
JPS6324552Y2 (ja) | ||
JPH0622518B2 (ja) | 超音波治療器 | |
JP2681603B2 (ja) | 超音波発振器の自動追尾方法及び装置 | |
JPS6179159A (ja) | 自己診断センサ | |
JPS61234694A (ja) | 超音波検知装置 | |
JPH03159583A (ja) | 超音波モータの駆動方法及びその装置 | |
JPS62163596A (ja) | ステツピングモ−タ駆動回路 | |
JPH0432623Y2 (ja) |