JP2981708B2 - 超音波センサ装置 - Google Patents

超音波センサ装置

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JP2981708B2
JP2981708B2 JP6057775A JP5777594A JP2981708B2 JP 2981708 B2 JP2981708 B2 JP 2981708B2 JP 6057775 A JP6057775 A JP 6057775A JP 5777594 A JP5777594 A JP 5777594A JP 2981708 B2 JP2981708 B2 JP 2981708B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の超音波センサか
ら監視空間内に超音波を送波し、監視空間内の物体から
の反射波を検出することにより、監視空間内の物体の存
在などを検知する超音波センサ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の超音波センサ装置として
は、例えば図8に示すように、送波信号供給装置31、
複数の超音波センサ32、及び制御装置33等によって
構成されたものが提案されている。このうち、送波信号
供給装置31は、発振器34、送波回路35を備えてお
り、各超音波センサ32は、超音波振動子からなる送受
波器36、増幅回路37、検波回路38、受波判断回路
39、トランジスタ40、抵抗41を備えている。制御
装置33は、記憶手段42、検知個数判断手段43を備
えており、送波信号供給装置31と複数の超音波センサ
32とは共通の送波信号線44により接続されている。
複数の超音波センサ32と制御装置33とは共通の検知
状態信号線45により接続されており、検知状態信号線
45は抵抗46を介して電源に接続されている。
【0003】すなわち、発振器34は所定周波数の発振
信号を出力し、送波回路35は発振信号に基づいてトー
ンバースト波からなる送波信号を出力する。送受波器3
6は送波信号に基づいて超音波のパルス列を送波し、監
視空間内の物体により反射されて送受波器36に受波さ
れる。これにより送受波器36は受波信号を出力し、増
幅回路37は受波信号を増幅する。検波回路38は増幅
された受波信号を検波し、受波判断回路39は検波出力
に基づいて受波の有無を判断し、受波状態の場合はトラ
ンジスタ40をオンさせる。これにより抵抗41と抵抗
46との直列回路が接地され、電源電圧を抵抗41と抵
抗46とにより分圧した電圧が検知状態信号として検知
状態信号線45に供給される。記憶手段42は検知状態
信号を一定時間記憶し、検知個数判断手段43は記憶手
段42に記憶された検知状態信号の電圧値から複数の超
音波センサ32のうち送受波器36が受波状態にある超
音波センサ32の個数を判断する。
【0004】すなわち、送受波器36が受波状態にある
超音波センサ32の個数だけ、抵抗41が並列に接続さ
れるので、検知状態信号線45の電圧値が低下し、図9
のようになる。したがって、検知状態信号線45の電圧
値により、送受波器36が受波状態にある超音波センサ
32の個数を判断できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の超音波センサ装置では、送受波器36が受波状態に
ある超音波センサ32の個数については判断できるもの
の、複数の超音波センサ32のうちのいずれの超音波セ
ンサ32の送受波器36が受波状態にあるかを判断でき
ないという難点があった。
【0006】尚、複数の超音波センサ32のうちのいず
れの超音波センサ32の送受波器36が受波状態にある
かを判断する方法として、各超音波センサ32と制御装
置33とを個別に検知状態信号線により接続することが
考えられる。ところが、かかる手段では、検知状態信号
線の本数が増加し、超音波センサ装置の設置施工の期間
および工費が増大し、上記難点を適切に解消するには到
らない。
【0007】本発明は上記の点に鑑みて提案されたもの
で、複数の超音波センサと制御装置とを個々に独立した
検知状態信号線で接続することなく、個々の超音波セン
サの受波状態を判断できるようにすることを、その目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された本発明に係る請求項1の超音波センサ装置
は、監視空間内に超音波を送波しかつその反射波の有無
によって監視空間内の物体の有無を判断し、物体が存在
すると判断したときに所定の検知状態信号を出力する複
数の超音波センサと、これらの複数の超音波センサから
出力される検知状態信号を受信する受信手段を具備した
制御装置を備えた超音波センサ装置であって、前記複数
の超音波センサの各々は、前記制御装置とは共通の検知
状態信号線で並列に、かつ送波信号供給装置とは共通の
送波信号線で並列に接続されており、上記制御装置ある
いは前段の超音波センサより返信指示信号を受けたとき
に、その返信指示信号を、他からクロックを受けずに超
音波センサ自身が創出する所定時間の間だけ保持し、そ
の間に検知状態信号を送信する返信判断手段を具備して
おり、この返信判断手段は、最初の超音波センサに設け
たものが制御装置から返信指示信号を受けたときには、
その返信指示信号を前記所定時間だけ保持した後、次段
の超音波センサの返信判断手段に返信指示信号を送信
し、当該次段の超音波センサの返信判断手段は前記返信
指示信号を受信して当該返信指示信号を前記所定時間だ
け保持した後、更に次段の超音波センサの返信判断手段
に返信指示信号を送信し、次段以降の返信判断手段は、
順次、前段の返信判断手段からの返信指示信号を受信し
て保持し、次段の返信判断手段への送信を行う構成とな
っており、前記超音波センサの各々は、前記送波信号供
給装置から送波信号を一斉に受けた後、それぞれの前記
返信判断手段が返信指示信号を受けたときに、前記検知
状態信号線を通じて、前記制御装置へ検知状態信号を返
信する構成になっており、上記制御装置は、上記送波信
号供給装置が送波信号を出力する毎に、上記検知状態信
号線を通じてすべての超音波センサから返信されて来る
検知状態信号を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記
憶されている超音波センサからの検知状態信号と、その
検知状態信号の受信タイミングとから、それぞれの超音
波センサについて受波状態の有無を判別する検知センサ
判別回路とを備えた構成となっている。
【0009】本発明に係る請求項2の超音波センサ装置
は、請求項1の構成に加えて、制御装置には、複数の超
音波センサの全てに同時に受波状態の検知状態信号を出
力させて、その重畳された検知状態信号の電圧値から超
音波センサの数を判断する接続台数判断手段と、複数の
超音波センサの全てに同時に検知状態信号を出力させ
て、その重畳された検知状態信号の電圧値から受波状態
の超音波センサの数を判断する検知個数判断手段とが具
備され、複数の超音波センサの検知状態信号を重畳させ
たときに、受波状態の超音波センサの数に応じて検知状
態信号の電圧値が変化するように構成されている。
【0010】
【作用】請求項1に記載の超音波センサ装置では、送波
信号を一斉に受けると、監視空間内の物体に超音波を発
射する。超音波を発射してから所定時間後には、反射の
有無を検知し、受波有無判断回路は検知状態信号を保持
する。返信判断回路は、返信指示信号を受けると、返信
指示信号を所定の時間保持し、その間に受波有無判断回
路によって保持されている検知状態信号を、検知状態信
号線を通じて返信する。本願発明では、特に初段の超音
波センサに設けた返信判断回路は、制御装置から返信指
示信号を受けると、受波有無判断回路に保持された検知
状態信号を返信するが、このとき次段の超音波センサの
返信判断回路にも返信指示信号を送出するので、その超
音波センサでは、初段の超音波センサからの返信が終了
し、返信指示信号を保持している間、検知状態信号線を
通じて受波有無判断回路に保持されている検知状態信号
を返信する一方、3段以降の超音波センサでは、それぞ
れの前段の超音波センサの返信判断回路から返信保持信
号を受ける毎に、受波有無判断回路に保持されている検
知状態信号を返信する。すなわち、本発明では、このよ
うな方法によって、送波信号供給装置から複数の超音波
センサに対して、送波信号が送出されると、すべての超
音波センサは一斉に超音波を送波して、それぞれの受波
有無判断回路によって受波の有無を判断し、その判断結
果を検知状態信号として保持し、返信判断回路が返信指
示信号を受けると、その所定時間の間、検知状態信号線
を通じて返信するので、それぞれの超音波センサからは
異なるタイミングで検知状態信号が送出されることにな
るので、検知状態信号の受信順序(タイミング)を予め
設定しておけば、制御装置の検知センサ判断回路ではす
べての超音波センサの検知状態が分かり、どの超音波セ
ンサが物体を検知したかどうかが判別出来る。
【0011】本発明に係る請求項2の超音波センサ装置
では、接続台数判断手段が、複数の超音波センサの全て
に同時に受波状態の検知状態信号を出力させて、その重
畳された検知状態信号の電圧値から超音波センサの数を
判断する。したがって、制御装置に接続されている超音
波センサの数を知ることができる。また検知個数判断手
段が、複数の超音波センサの全てに同時に検知状態信号
を出力させて、その重畳された検知状態信号の電圧値か
ら受波状態の超音波センサの数を判断する。したがっ
て、制御装置に接続されている超音波センサのうち受波
状態の超音波センサの数を知ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 〔第1実施例〕図1は本発明の第1実施例に係る超音波
センサ装置のハード構成の一例を示すブロック図であ
る。この超音波センサ装置は、送波信号供給装置1、複
数(本実施例では7個)の超音波センサ2、及び制御装
置3を備えている。このうち、送波信号供給装置1は、
所定周波数の発振信号を出力する発振器5と、トーンバ
ースト波からなる送波信号を出力する送波回路6とを備
えている。
【0013】各超音波センサ2は、超音波のパルス列を
監視空間内に送波して、監視空間内に存在する物体から
の反射波を受波したときに受波信号を出力する超音波振
動子で構成された送受波器8を具備している。またこれ
以外にも、、受波信号を増幅する増幅回路9、増幅され
た受波信号を検波する検波回路10、検波された受波信
号に基づいて送受波器8が受波状態か否かを判断する受
波有無判断回路11、トランジスタ12、抵抗13、返
信指示信号を一定時間保持して次段の超音波センサ2に
出力し、かつ返信指示信号を保持している間に送受波器
8が受波状態であればトランジスタ12をオンさせる返
信判断回路14等も備えている。
【0014】制御装置3は、超音波センサ2の出力であ
る検知状態信号を所定時間記憶する記憶手段16、記憶
手段16に記憶された検知状態信号に基づいて受波状態
にある送受波器8を判断する検知センサ判断手段17、
複数の超音波センサ2のうち初段の超音波センサ2に検
知状態信号を出力すべき旨の返信指示信号を出力する返
信指示手段18を備えている。記憶手段16は、複数の
超音波センサ2から出力される検知状態信号を受信する
受信手段を構成している。送波信号供給装置1の送波回
路6と7個の超音波センサ2の入力端とは、共通の送波
信号線19により接続されており、各超音波センサ2の
入力端は送受波器8に接続されている。7個の超音波セ
ンサ2の出力端は、共通の検知状態信号線20を介して
制御装置3の記憶手段16に接続されており、各超音波
センサ2の出力端は抵抗13を介してトランジスタ12
のコレクタに接続されている。検知状態信号線20は、
抵抗21を介して電源に接続されている。
【0015】すなわち図2のように、複数の超音波セン
サ2の入力端は相互に並列に接続されて共通の送波信号
線19により送波信号が全ての超音波センサ2に入力さ
れるようになされている。複数の超音波センサ2の出力
端は相互に並列に接続されて共通の検知状態信号線20
により検知状態信号が制御装置3に入力されるようにな
されているが、複数の超音波センサ2の返信判断回路1
4は相互に縦続接続さている。
【0016】さらに詳細に述べると、例えばS1で表さ
れる初段の超音波センサ2の返信判断回路14の返信指
示信号入力端は、制御装置3の返信指示手段18に接続
され、初段の超音波センサ2の返信判断回路14の返信
指示信号出力端は、S2で表される第2段の超音波セン
サ2の返信判断回路14の返信指示信号入力端に接続さ
れ、第2段の超音波センサ2の返信判断回路14の返信
指示信号出力端は、S3で表される第3段の超音波セン
サ2の返信判断回路14の返信指示信号入力端に接続さ
れ、というように、返信判断回路14の入力端と出力端
とが順次縦続に接続されている。
【0017】但し、最終段の超音波センサ2の返信判断
回路14の返信指示信号出力端はどこにも接続されてい
ない。そして、制御装置3の返信指示手段18からの返
信指示信号が初段の超音波センサ2の返信判断回路14
に入力されると、その時点から一定時間、その返信判断
回路14が作動可能になり、受波有無判断回路11が送
受波器8の送受状態を検知していれば、返信判断回路1
4がトランジスタ12をオンさせる。これにより、初段
の超音波センサ2から検知状態信号が出力される。受波
有無判断回路11が送受波器8の送受状態を検知してい
なければ、返信判断回路14はトランジスタ12をオン
させない。そして一定時間が経過すれば、初段の超音波
センサ2の返信判断回路14が、返信指示信号を第2段
の超音波センサ2の返信判断回路14に出力する。これ
により第2段の超音波センサ2の返信判断回路14が、
初段の超音波センサ2の返信判断回路14と同様に動作
する。以下同様に、超音波センサ2が初段から順に検知
状態信号を検知状態信号線20に出力する。
【0018】次に、上記構成の超音波センサ装置の動作
について説明する。先ず、発振器5からの発振信号に基
づいて、送波回路6がトーンバースト信号からなる送波
信号を生成し、送波信号線19を介して7個の超音波セ
ンサ2の入力端に出力する。この送波信号は各超音波セ
ンサ2の送受波器8に供給され、送受波器8がパルス列
の超音波を監視空間内に送波する。監視空間内に物体が
存在すると、超音波が反射され、送受波器8と物体との
間の距離に応じた時間の経過後、送受波器8が反射波を
受波して受波信号を出力する。この受波信号は増幅回路
9により増幅され、検波回路10により検波されて、そ
の検波出力に基づいて、送受波器8が受波状態か否かを
受波有無判断回路11が判断する。
【0019】一方、制御装置3の返信指示手段18が、
例えば送波信号の立上りから所定時間経過後、初段の超
音波センサ2の返信判断回路14に返信指示信号を出力
する。これにより初段の超音波センサ2の返信判断回路
14が、受波有無判断回路11が送受波器8の受波状態
を検知していれば、トランジスタ12をオンさせる。こ
れにより抵抗13が接地され、電源電圧を抵抗21と抵
抗13とにより分圧した電圧が超音波センサ2の出力端
に出力され、検知状態信号として検知状態信号線20を
介して制御装置3の記憶手段16に供給される。送受波
器8が受波状態でなければ、トランジスタ12がオンし
ないので、検知状態信号線20には電源電圧が印加され
る。そして一定時間経過後、初段の超音波センサ2の返
信判断回路14が第2段の超音波センサ2の返信判断回
路14に返信指示信号を出力する。以下、各段の超音波
センサ2において初段の超音波センサ2と同様の動作が
順次行われる。
【0020】かくして、検知状態信号線20には7個の
超音波センサ2の出力電圧が重畳されることなく順次印
加される。例えば、初段から第4段までの超音波センサ
2が受波状態であり、第5段から第7段までの超音波セ
ンサ2が受波状態でないとすれば、検知状態信号は図3
に示すようになる。
【0021】制御装置3の記憶手段16は、検知状態信
号線20を介して入力される検知状態信号を所定時間毎
に一定期間記憶し、検知センサ判断手段17が、記憶手
段16に記憶された検知状態信号の電圧を所定のタイミ
ングで取出し、個々の超音波センサ2の送受波器8が受
波状態であるか否かを判断する。すなわち、図3のよう
に検知状態信号は一定時間毎に異なる超音波センサ2の
出力電圧を表しているので、一定時間毎の検知状態信号
の電圧値を読取ることにより、個々の超音波センサ2の
送受波器8は、検知状態信号の電圧が低ければ受波状態
であり、高ければ受波状態でないと判断できる。尚、送
受波器8に送波信号を入力した直後は反射波による受波
信号が正しく得られないので、一定の送受波処理時間が
経過した後に、初段の超音波センサ2の返信判断回路1
4に返信指示信号を出力する。
【0022】このように、制御装置3に返信指示手段1
8を設け、各超音波センサ2に返信判断回路14を設け
て、7個の超音波センサ2の出力を順次検知状態信号線
20に出力するので、超音波センサ2の出力端と制御装
置3の記憶手段16とを個々に独立した検知状態信号線
で接続することなく、個々の超音波センサ2の送受波器
8の受波状態を判断できる。したがって、超音波センサ
装置の設置施工を短期かつ安価に行える。さらには、個
々の超音波センサ2に検知状態信号を出力するためのタ
イミングを生成するタイマー回路などを設ける必要がな
いので、超音波センサ2の製造コストの増加を抑えるこ
とができる。
【0023】なお、上記第1実施例では、検知状態信号
の電圧値により送受波器8の受波状態を判断するように
構成したが、図4のように、検知状態信号の電圧のオン
期間のタイミングにより送受波器8の受波状態を判断す
るように構成してもよい。すなわち、超音波センサ2の
返信判断回路14が、送受波器8が受波状態であるとき
には作動可能期間の前半でトランジスタ12をオンさ
せ、送受波器8が受波状態でないときには作動可能期間
の後半でトランジスタ12をオンさせて、制御装置3の
検知センサ判断手段17が、各超音波センサ2の出力に
ついて返信判断回路14の作動期間の前半と後半とに対
応する検知状態信号の電圧値をそれぞれ読取るように構
成してもよい。
【0024】また、上記第1実施例では、送受波器8が
受波状態の場合に返信判断回路14がトランジスタ12
をオンさせるように構成したが、送受波器8が受波状態
の場合に返信判断回路14がトランジスタ12をオフさ
せるように構成してもよい。
【0025】〔第2実施例〕図5は、本発明の第2実施
例に係る超音波センサ装置のハード構成の一例を示すブ
ロック図である。この超音波センサ装置が、図1に示す
第1実施例の超音波センサ装置と異なる点は、制御装置
3に、管理方式判断手段23、接続台数判断手段24、
検知個数判断手段25を具備した点である。
【0026】管理方式判断手段23は、返信指示手段1
8からの返信指示信号と、例えば送波信号とに基づい
て、記憶手段16に記憶された検知状態信号のデータを
検知センサ判断手段17、接続台数判断手段24、検知
個数判断手段25のいずれに出力するかを決定する。接
続台数判断手段24は、複数の超音波センサ2の全てに
同時に受波状態の検知状態信号を出力させて、その重畳
された検知状態信号の電圧値から超音波センサ2の数を
判断する。検知個数判断手段25は、複数の超音波セン
サ2の全てに同時に検知状態信号を出力させて、その重
畳された検知状態信号の電圧値から受波状態の超音波セ
ンサ2の数を判断する。
【0027】すなわち、図6のように、各超音波センサ
2の返信判断回路14は、返信指示信号を保持していな
くても、送波信号の立上りから一定時間、作動可能にな
る。この際、送受波器8は送波信号により振動している
ので、受波信号を出力する。したがって受波有無判断回
路11が受波状態を検出するので、全ての超音波センサ
2の返信判断回路14がトランジスタ12をオンさせ、
検知状態信号を出力する。
【0028】一方、制御装置3の管理方式判断手段23
は、返信指示手段18から返信指示信号が供給されず、
送波信号の立上り直後であるので、記憶手段16に記憶
された検知状態信号のデータを接続台数判断手段24に
供給する。これにより接続台数判断手段24が、検知状
態信号の電圧値から、制御装置3に接続された超音波セ
ンサ2の台数を判断する。すなわち、全ての超音波セン
サ2が受波状態であり、7個の抵抗13が並列に接続さ
れるので、それに応じて検知状態信号の電圧値が低下し
ており、その値から制御装置3に接続された超音波セン
サ2の台数を知ることができる。
【0029】この後、制御装置3の返信指示手段18か
ら初段の超音波センサ2の返信判断回路14に返信指示
信号が出力され、検知センサ判断手段17によりいずれ
の超音波センサ2が受波状態であるかを判断されるが、
この動作については実施例1と同様であるので説明を省
略する。もちろん、管理方式判断手段23は検知センサ
判断手段17に検知状態信号のデータを供給する。
【0030】制御装置3の返信指示手段18からの返信
指示信号の立下りから一定時間、各超音波センサ2の返
信判断回路14は、返信指示信号を保持していなくても
作動可能になる。したがって送受波器8が受波状態であ
る超音波センサ2の返信判断回路14がトランジスタ1
2をオンさせ、検知状態信号を出力する。一方、制御装
置3の管理方式判断手段23は、返信指示手段18から
の返信指示信号の立下り直後であるので、記憶手段16
に記憶された検知状態信号のデータを検知個数判断手段
25に供給する。これにより検知個数判断手段25が、
検知状態信号の電圧値から、受波状態である超音波セン
サ2の台数を判断する。例えば図6のように4個の超音
波センサ2が受波状態であるとすると、4個の抵抗13
が並列に接続されるので、それに応じて検知状態信号の
電圧値が低下しており、その値から受波状態の超音波セ
ンサ2の台数を知ることができる。
【0031】このように、制御装置3に接続台数判断手
段24や検知個数判断手段25を設ければ、いずれの超
音波センサ2が受波状態であるかということだけでな
く、制御装置3に接続された超音波センサ2の台数や、
受波状態の超音波センサ2の台数を判断できる。
【0032】なお、上記第2実施例では、検知状態信号
の電圧値により送受波器8の受波状態を判断するように
構成したが、図7のように、検知状態信号の電圧のオン
期間のタイミングにより送受波器8の受波状態を判断す
るように構成してもよい。すなわち、超音波センサ2の
返信判断回路14が、送受波器8が受波状態であるとき
には作動可能期間の前半でトランジスタ12をオンさ
せ、送受波器8が受波状態でないときには作動可能期間
の後半でトランジスタ12をオンさせて、制御装置3の
検知センサ判断手段17が、各超音波センサ2の出力に
ついて返信判断回路14の作動期間の前半と後半とに対
応する検知状態信号の電圧値をそれぞれ読取るように構
成してもよい。
【0033】また、上記第2実施例では、送受波器8が
受波状態の場合に返信判断回路14がトランジスタ12
をオンさせるように構成したが、送受波器8が受波状態
の場合に返信判断回路14がトランジスタ12をオフさ
せるように構成してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係る超音波センサ装置によれば、複数の超音波セン
サと制御装置とを個々に独立した検知状態信号線で接続
することなく、個々の超音波センサの受波状態を判断で
きるので、超音波センサ装置の設置施工を短期かつ安価
に行え、しかも、個々の超音波センサに検知状態信号を
出力するためのタイミングを生成するタイマー回路など
を設ける必要がないことから、超音波センサの製造コス
トの増加を抑えることができるという格別な効果が得ら
れる。
【0035】また、制御装置に接続台数判断手段や検知
個数判断手段を設ければ、いずれの超音波センサが受波
状態であるかが判断できるだけではなく、制御装置に接
続された超音波センサの数や、受波状態の超音波センサ
の数をも判断できるという格別な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超音波センサ装置のハード構成の
一例を示すブロック図。
【図2】図1に示す超音波センサ装置に備えられた超音
波センサと制御装置との接続状態の一例を示す説明図。
【図3】図1に示す超音波センサ装置の動作の一例を示
すタイミングチャート。
【図4】図1に示す超音波センサ装置の他の動作例を示
すタイミングチャート。
【図5】本発明に係る超音波センサ装置のハード構成の
他の例を示すブロック図。
【図6】図5に示す超音波センサ装置の動作の一例を示
すタイミングチャート。
【図7】図5に示す超音波センサ装置の動作の他の例を
示すタイミングチャート。
【図8】従来の超音波センサ装置のハード構成の一例を
示すブロック図。
【図9】従来の超音波センサ装置の動作の一例を示すタ
イミングチャート。
【符号の説明】
2 超音波センサ 3 制御装置 14 返信判断回路 16 記憶手段 17 検知センサ判断手段 18 返信指示手段 24 接続台数判断手段 25 検知個数判断手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 俊昌 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (56)参考文献 特公 昭56−51398(JP,B2) 特公 昭63−39459(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 15/04,15/93 G01R 31/00,31/04 G08B 13/16,25/00 G08C 15/08,15/10 G08C 15/12,19/02 H04B 17/00 H04J 3/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】監視空間内に超音波を送波しかつその反射
    波の有無によって監視空間内の物体の有無を判断し、物
    体が存在すると判断したときに所定の検知状態信号を出
    力する複数の超音波センサと、これらの複数の超音波セ
    ンサから出力される検知状態信号を受信する受信手段を
    具備した制御装置を備えた超音波センサ装置であって、 前記複数の超音波センサの各々は、 前記制御装置とは共通の検知状態信号線で並列に、かつ
    送波信号供給装置とは共通の送波信号線で並列に接続さ
    れており、 上記制御装置あるいは前段の超音波センサより返信指示
    信号を受けたときに、その返信指示信号を、他からクロ
    ックを受けずに超音波センサ自身が創出する所定時間の
    間だけ保持し、その間に検知状態信号を送信する返信判
    断手段を具備しており、 この返信判断手段は、最初の超音波センサに設けたもの
    が制御装置から返信指示信号を受けたときには、その返
    信指示信号を前記所定時間だけ保持した後、次段の超音
    波センサの返信判断手段に返信指示信号を送信し、 当該次段の超音波センサの返信判断手段は前記返信指示
    信号を受信して当該返信指示信号を前記所定時間だけ保
    持した後、更に次段の超音波センサの返信判断手段に返
    信指示信号を送信し、 次段以降の返信判断手段は、順次、前段の返信判断手段
    からの返信指示信号を受信して保持し、次段の返信判断
    手段への送信を行う 構成となっており、 前記超音波センサの各々は、前記送波信号供給装置から
    送波信号を一斉に受けた後、それぞれの前記返信判断手
    段が返信指示信号を受けたときに、前記検知状態信号線
    を通じて、前記制御装置へ検知状態信号を返信する構成
    になっており、 上記制御装置は、上記送波信号供給装置が送波信号を出
    力する毎に、上記検知状態信号線を通じてすべての超音
    波センサから返信されて来る検知状態信号を記憶する記
    憶手段と、 この記憶手段に記憶されている超音波センサからの検知
    状態信号と、その検知状態信号の受信タイミングとか
    ら、それぞれの超音波センサについて受波状態の有無を
    判別する検知センサ判別回路とを備えた構成としたこと
    を特徴とする超音波センサ装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記制御装置には、複
    数の超音波センサの全てに同時に受波状態の検知状態信
    号を出力させてその重畳された検知状態信号の電圧値か
    ら超音波センサの数を判断する接続台数判断手段と、複
    数の超音波センサの全てに同時に検知状態信号を出力さ
    せてその重畳された検知状態信号の電圧値から受波状態
    の超音波センサの数を判断する検知個数判断手段とが具
    備され、複数の超音波センサの検知状態信号を重畳させ
    たときに、受波状態の超音波センサの数に応じて検知状
    態信号の電圧値が変化するように構成されている超音波
    センサ装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、 上記制御装置には、それぞれの超音波センサからの検知
    状態信号の返信タイミングと、その検知状態信号の電圧
    値とによって、反射波を検知している超音波センサを判
    別する検知センサ判断手段が具備されている超音波セン
    サ装置。
  4. 【請求項4】請求項1または2において、 上記制御装置には、それぞれの超音波センサからの検知
    状態信号の返信タイミングと、検知状態信号の電圧のオ
    ン期間のタイミングとによって、反射波を検知している
    超音波センサを判別する検知センサ判断手段が具備され
    ている超音波センサ装置。
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