JP3072145B2 - 超音波検知器 - Google Patents

超音波検知器

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JP3072145B2
JP3072145B2 JP3121596A JP12159691A JP3072145B2 JP 3072145 B2 JP3072145 B2 JP 3072145B2 JP 3121596 A JP3121596 A JP 3121596A JP 12159691 A JP12159691 A JP 12159691A JP 3072145 B2 JP3072145 B2 JP 3072145B2
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Japan
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JP3121596A
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昭次郎 川口
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波パルスを送受波
して障害物の有無を検知する超音波検知器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、超音波送受波器から超音波を送受
波して障害物の有無を検知する超音波検知器は、例えば
自動車のコーナ部に取付けて、所謂コーナセンサとして
用いる他に、自動ドアの人センサ等屋外で使用されてい
る場合も少なくない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで超音波検知器
を屋外で使用した場合、超音波パルスを送受波する超音
波送受波器が積雪や凍結、或いは泥の付着、更には人的
な理由により異常が生じる恐れがあった。本発明は、上
記の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところ
は別の音源からの音が受波可能かどうかにより超音波送
受波器の回りに音波を吸収するものが付着したかどうか
を判別することができる超音波検知器を提供するにあ
る。
【0004】
【0005】
【課題を解決するための手段】 請求項記載の発明は、
超音波パルスを送受波して障害物の有無を検知する超音
波検知器において、超音波送受波器からの超音波パルス
の送波とは同期させることなく別の周期で且つ超音波送
受波器での残響時間より長いパルス幅の超音波パルスを
送波する別の音源と、超音波送受波器の受波信号中別の
音源からの超音波パルスに対応する受波信号が有るか無
いかで正常、異常を判断する手段とを備えたものであ
る。
【0006】
【作用】而して本発明によれば、別音源から送波された
超音波パルスに対応する受波信号が超音波送受波器の受
波信号中に有るか、無いかを判断して異常判定を行うの
で、雪等音波を吸収する付着物が超音波送受波器に存在
していることが自動的に検出できる。
【0007】
【実施例】まず、本実施例の参考例を説明して、その後
に、本実施例を説明する。参考例) 図1は本参考例の回路を示しており、本参考例の超音波
検知器はマイクロコンピュータからなる信号処理部1
と、信号処理部1からの送波指示信号を受けて所定幅の
発振出力信号を電力増幅する送波増幅回路2と、この送
波増幅回路2で電力増幅した励振信号により励振され、
所定周波数の超音波パルスを指向範囲内に送波する超音
波送受波器3と、超音波送受波器3で受波された信号を
増幅する受波増幅器4と、増幅された受波信号から所定
レベル以上の信号のみを抽出検波する抽出検波回路5
と、信号処理部1からの送波指示信号を受けて所定幅の
発振出力信号を電力増幅する送波増幅回路6と、この送
波増幅回路6で電力増幅された励振信号により励振さ
れ、所定周波数の超音波パルスを指定範囲内に送波する
超音波送波器7とから構成される。
【0008】図2は自動車のコーナセンサとして、自動
車の前側(後側)のバンパー8の両コーナ部に障害物検
知のための超音波送受波器3、3を取付け、自動車の前
方(後方)のコーナの障害物を検知可能なようにした
考例の配置状態を示しており、バンパー8の中央には別
音源を構成する超音波送波器7を取付けてある。次に
参考例の動作を図3のタイミングチャートを用いて説明
する。
【0009】まず通常時においては、信号処理部1によ
る送波指示信号に基づいて各超音波送受波器3、3から
は図3(a)に示すように超音波パルスA1が送波され
る。超音波送受波器3、3が正常であれば、超音波パル
スA1は適正なレベルで障害物に向けて送波される。一
方別音源の超音波送波器7は、信号処理部1からの送波
指示信号に基づいて上記超音波パルスA1の送波開始か
ら一定時間T2後に、超音波送波器7から幅T3の超音
波パルスD1を図3(d)に示すように送波する。
【0010】夫々の送波後において、残響及び別音源か
らの超音波パルスD1が超音波送受波器3、3で受波さ
れ、図3(b)に示すように受波増幅器4で増幅されて
受波信号B11、B12として出力される。これらの受
波信号B11、B12は抽出検波回路5に入力され、所
定レベル以上の受波信号のみ抽出される。
【0011】図3(c)はこれら受波信号B11に対応
して抽出したT1幅の検波信号C11と、受波信号B1
2に対応して抽出した検波信号C12を示しており、こ
れら検波信号C11、C12は信号処理部1に入力され
る。信号処理部1は超音波信号A1の送波に同期して動
作を開始する計時手段(又は距離カウンタ)を備えてお
り、この計時情報(距離カウンタの計数値)から、入力
した検波信号C11、C12の内T2+T4〜T2+T
3+T4の期間に存在する信号が有るのか無いのかを判
定する。
【0012】そしてこの期間に検波信号が存在すれば、
この検波信号を別音源の受波信号に対応する信号とみな
し、超音波検知器として正常に動作していると信号処理
部1は判定し、表示或いは音声信号を出力してドライバ
に報知する。T2+T4は障害物の検出範囲に相当する
ゲート時間より長く設定して検知ゲート内に別音源の信
号が入るのを防いでいる。
【0013】勿論検知ゲートに検波信号があれば障害物
が有ると信号処理部1は判断するとともに、障害物まで
の距離を演算処理して求め、ドライバに知らせる。とこ
ろで雪等が超音波送受波器3、3に付着すると、上述の
ように超音波パルスA1やD1を送波しても、受波され
ないため、超音波送受波器3、3には超音波パルスA1
の送波直後の残響のみが受波されれ超音波送波器7から
送波された超音波パルスD1に対応する受波信号は得ら
れない。図3(e)は残響による受波信号B11’を示
す。
【0014】この受波信号B11’は抽出検波回路5に
入力され、一定レベル以上の受波信号のみ抽出される。
図3(f)は抽出された検波信号C11’を示してお
り、この検波信号C11’を入力した信号処理部1は、
内蔵計時手段の計時情報からT2+T4〜T2+T3+
T4の期間に信号が存在するかどうかを判定するが上述
のように別音源からの超音波パルスD1に対応する検波
信号が上記期間に存在しないため、信号処理部1は異常
と判断し、異常の表示或いは異常を示す音声信号を出力
してドライバに報知する。
【0015】(実施例)記参考例では信号処理部1の働きにより、超音波パル
スA1と、別音源からの超音波パルスD1の送波を同期
させていたが、本実施例では図4に示すように信号処理
部1と独立した発振器9を設け、この発振器9からの送
波指示信号を受けて所定幅の発振出力信号を送波増幅回
路6で電力増幅し、この電力増幅された励振信号で別音
源である超音波送波器7を励振し、所定周波数の超音波
パルスを指向範囲内に送波するようになっている。
【0016】その他の回路の動作構成は参考例に準じ
参考例と同一番号を付している。次に本実施例の動作を
図5のタイミングチャートを用いて説明する。まず通常
時においては、信号処理部1による送波指示信号に基づ
いて各超音波送受波器3、3からは図5(a)に示すよ
うに超音波パルスA21が送波される。超音波送受波器
3、3が正常であれば、超音波パルスA21は適正なレ
ベルで障害物に向けて送波される。
【0017】一方別音源の超音波送波器7は、発振器9
からの送波指示信号に基づいて周期T23で送波幅T2
4の超音波パルス列D21を図5(d)に示すように送
波する。ここで送波幅T24は超音波パルスA21の送
波幅T21<残響時間T22<送波幅T24の関係を持
つように設定される。夫々の送波後において、残響及び
別音源からの超音波パルスが超音波送受波器3、3で受
波され、受波増幅器4で増幅されて受波信号B21、B
22として出力される。
【0018】これらの受波信号B21、B22は抽出検
波回路5に入力され、所定レベル以上の受波信号のみ抽
出される。図5(c)はこれら受波信号B21、B22
に対応して抽出した検波信号C21、C22を示してお
り、これら検波信号C21、C22は信号処理部1に入
力される。
【0019】信号処理部1は超音波信号A1の送波に同
期して動作を開始する計時手段(又は距離カウンタ)を
備えており、この計時情報(距離カウンタの計数値)か
ら、入力した検波信号C21、C22の内幅T22より
大きいもののみを抽出し、この信号があれば別音源の超
音波パルス列D21を受波していると判定し、超音波検
知器として正常に動作していることを示す表示或いは音
声信号を出力してドライバに報知する。
【0020】障害物からの反射の幅は残響の幅よりもか
ならず小さいので、別音源からの信号と混同されること
はない。勿論検知ゲートに検波信号があれば障害物が有
ると信号処理部1は判断するとともに、障害物までの距
離を演算処理して求め、ドライバに知らせる。ところで
雪等が超音波送受波器3、3に付着すると、上述のよう
に超音波パルスA21やD21を送波しても、受波され
ないため、超音波送受波器3、3には超音波パルスA2
1の送波直後の残響のみが得られ超音波送波器7から送
波された超音波パルス列D21に対応する受波信号は得
られない。図5(e)は残響による受波信号B21’を
示す。
【0021】この受波信号B21’は抽出検波回路5に
入力され、一定レベル以上の受波信号のみ抽出される。
図5(f)は抽出された検波信号C21’を示してお
り、この検波信号をC21’を入力した信号処理部1
は、T24よりも大きいもののみを抽出し、この信号が
存在しないことを確認すると、異常と判定し、異常の表
示或いは異常を示す音声信号を出力してドライバに報知
する。
【0022】
【発明の効果】本発明は上述のように構成し、別音源か
ら送波された超音波パルスに対応する受波信号が超音波
送受波器の受波信号中に有るか、無いかで異常判定を行
う手段を備えているので、雪等音波を吸収する付着物が
超音波送受波器に存在していることが自動的に検出で
き、そのため高い信頼性を持つ超音波検知器を提供する
ことが可能となり、特に寒冷地での冬季には極めて有益
であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例を示す回路ブロック図である。
【図2】本発明の参考例の超音波送受波器及び超音波送
波器の配置説明図である。
【図3】本発明の参考例の動作説明用タイミングチャー
トである。
【図4】本発明の実施例を示す回路ブロック図である。
【図5】本発明の実施例の動作説明用タイミングチャー
トである。
【符号の説明】
1 信号処理部 2 送波増幅回路 3 超音波送受波器 4 受波増幅回路 5 抽出検波回路 6 送波増幅器 7 超音波送波器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−136087(JP,A) 特開 昭58−80574(JP,A) 特開 昭62−274284(JP,A) 特開 昭59−151076(JP,A) 特開 昭54−94379(JP,A) 実開 平3−46883(JP,U) 実開 昭59−32976(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/52 G01S 15/04 G01S 15/93

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波パルスを送受波して障害物の有無を
    検知する超音波検知器において、超音波送受波器からの
    超音波パルスの送波とは同期させることなく別の周期で
    且つ超音波送受波器での残響時間より長いパルス幅の超
    音波パルスを送波する別の音源と、超音波送受波器の受
    波信号中別の音源からの超音波パルスに対応する受波信
    号が有るか無いかで正常、異常を判断する手段とを備え
    たことを特徴とする超音波検知器
JP3121596A 1991-05-28 1991-05-28 超音波検知器 Expired - Lifetime JP3072145B2 (ja)

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JPH04350588A JPH04350588A (ja) 1992-12-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5889712B2 (ja) * 2012-05-18 2016-03-22 住友重機械工業株式会社 超音波センサ
JP6686856B2 (ja) * 2016-11-29 2020-04-22 株式会社デンソー 物体検知装置

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