JP3196055B2 - 超音波センサ - Google Patents

超音波センサ

Info

Publication number
JP3196055B2
JP3196055B2 JP17286594A JP17286594A JP3196055B2 JP 3196055 B2 JP3196055 B2 JP 3196055B2 JP 17286594 A JP17286594 A JP 17286594A JP 17286594 A JP17286594 A JP 17286594A JP 3196055 B2 JP3196055 B2 JP 3196055B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
doppler
frequency
value
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17286594A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0836056A (ja
Inventor
俊昌 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP17286594A priority Critical patent/JP3196055B2/ja
Publication of JPH0836056A publication Critical patent/JPH0836056A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3196055B2 publication Critical patent/JP3196055B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、監視空間内に所定周波
数の超音波を送波し、監視空間内の物体からの反射波を
検出することにより、反射空間内の移動物体の存在を検
知するのに適用される超音波センサに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の超音波センサとしては、移動物
体に超音波が送波されたときのドップラー効果を利用し
て、移動物体の検知を可能としたものが提案されてい
る。この従来のものは、送波器から所定周波数の超音波
を連続送波すると共に、受波器では一定時間間隔で反射
波を受波することにより、受波器から出力される受波信
号のドップラー成分の正または負に基づいて、予め定め
られた所定の単位値を順次加算または減算して積算値を
求めてゆき、その積算値が所定の閾値を超えれば、その
時点で移動物体が監視空間内に存在するものと判断し、
所定の移動物体検知信号を出力するように構成されてい
る。
【0003】この従来の超音波センサは、監視空間内に
超音波を送波する送波器と、監視空間内に存在する物体
からの反射波を受波する受波器と、送波信号と等しい周
波数で互いに位相の異なる基準信号と受波信号とを混合
して互いに位相の異なる一対のドップラー信号に変換す
る手段と、上記基準信号(送波信号)と受波信号にて侵
入物体の移動と移動方向の正または負(接近または離
反)を判断するドップラー信号判断回路と、そのドップ
ラー成分の正負に基づいて予め定められた所定の単位値
を順次加算または減算して積算する積分処理回路と、こ
の積分処理回路で算出される積算値が予め定められた一
定の閾値を超えたときに移動物体検知信号を出力する手
段と、を備えている。
【0004】図7にその従来の超音波センサの構成例を
示す。この従来例では超音波センサは、発振器aと、送
波回路bと、超音波送波器cと、超音波受波器eと、増
幅回路d1とミキサーd2と検波回路d3a、d3bと
増幅回路d4a、d4bとからなるドップラー成分検出
部dと、ドップラー信号判断回路fと、積算回路gと、
を備えている。
【0005】発振器aから発振された発振信号は送波回
路bを経て超音波送波器cより送波される。移動物体で
反射した超音波は超音波受波器eによって受波され、増
幅器d1により増幅される。この信号はミキサーd2に
より送波信号とミキシングされ、互いに位相の異なる一
対のドップラー信号に変換され検波回路d3a、d3b
により検波された後、増幅回路d4a、d4bにより増
幅されドップラー信号判断回路fに入力される。ドップ
ラー信号判断回路fは受波信号の振幅レベルが予め定め
た閾値を超えた場合、上記一対のドップラー信号の位相
のずれからドップラー信号の有無を判断し、ドップラー
信号の継続時間を積算する積算回路gに出力する。積算
回路gは積算時間が予め定めた閾値を超えた場合に検知
信号を出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、次のような問題点を生じていた。すなわ
ち、この種の超音波センサを例えば室内に設置して人体
検知に使用するような場合には、室温と温度差のある気
流が空調機器等から監視空間内に流入したり、或は直接
超音波センサにあたるような場合がある。
【0007】この際、温度差のある気流は監視空間内に
音が反射するような断層を形成し、その断層が移動する
ことにより、あたかも人体等の反射物体が移動している
ような状態を生じる。そのため、温度差のある気流の移
動速度が遅い場合(本願発明者の実験によれば60Hz
未満)は、移動継続時間が長いと判断され、ドップラー
信号有りの信号が積算回路に出力され継続時間が積算さ
れてゆき、その積算時間が予め定めた閾値を超えた場合
に移動物体検知信号を出力するという誤動作を発生する
頻度が高いという問題点があった。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みて提案されたも
ので、監視空間内に温度差のある気流が生じても、その
気流に原因して移動物体検知信号が出力されるような誤
動作を生じることがなく、移動物体検知の信頼性に優れ
た超音波センサを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された本発明は、次のような構成上の特徴を備え
ている。請求項1の超音波センサは、監視空間内に超音
波の送波を行う送波器と、この送波器から送波されて監
視空間内に存在する物体から反射されてくる反射波を受
波してその受波信号を出力する受波器と、送波信号と等
しい周波数で互いに位相の異なる基準信号と受波信号と
を混合して互いに位相の異なる一対のドップラー信号に
変換する手段と、上記受波信号のドップラー成分の正負
を判断するドップラー信号判断回路と、そのドップラー
成分の正負に基づいて予め定められた所定の単位値を順
次加算または減算して積算する積分処理回路と、この積
分処理回路で算出される積算値が予め定められた一定の
閾値を超えたときに移動物体検知信号を出力する手段と
を備えた超音波センサであって、上記ドップラー信号判
断回路は、上記ドップラー信号の周波数を監視する周波
数監視回路を備え、該周波数監視回路でドップラー信号
を監視し、その周波数が、温度差のある気流により発生
するドップラー信号の周波数帯域の上限又はこれよりも
やや大きいある予め定められた値よりも低い周波数の場
合は、上記積分処理回路は、上記積算値の積算において
所定の単位値を縮小またはゼロ、または閾値の中点に収
束する方向に予め定めた単位値分積算処理を行うように
構成されていることを特徴とする。
【0010】請求項2の超音波センサは、監視空間内に
超音波の送波を行う送波器と、この送波器から送波され
て監視空間内に存在する物体から反射されてくる反射波
を受波してその受波信号を出力する受波器と、送波信号
と等しい周波数で互いに位相の異なる基準信号と受波信
号とを混合して互いに位相の異なる一対のドップラー信
号に変換する手段と、上記受波信号のドップラー成分の
正負を判断するドップラー信号判断回路と、そのドップ
ラー成分の正負に基づいて予め定められた所定の単位値
を順次加算または減算して積算する積分処理回路と、こ
の積分処理回路で算出される積算値が予め定められた一
定の閾値を超えたときに移動物体検知信号を出力する手
段とを備えた超音波センサであって、上記ドップラー信
号判断回路は、上記ドップラー信号の位相差を監視する
位相差監視回路を備え、上記位相差監視回路でドップラ
ー信号を監視し、その位相差が、気流により発生するド
ップラー信号の位相差の上限又はこれよりもやや大きい
ある予め定められた値よりも小さい位相差の場合は、上
記積分処理回路は、その積算値の積算において所定の単
位値を縮小またはゼロ、または閾値の中点に収束する方
向に予め定めた単位値分積算処理を行うように構成され
ていることを特徴とする。
【0011】請求項3の超音波センサは、監視空間内に
超音波の送波を行う送波器と、この送波器から送波され
て監視空間内に存在する物体から反射されてくる反射波
を受波してその受波信号を出力する受波器と、送波信号
と等しい周波数で互いに位相の異なる基準信号と受波信
号とを混合して互いに位相の異なる一対のドップラー信
号に変換する手段と、上記受波信号のドップラー成分の
正負を判断するドップラー信号判断回路と、そのドップ
ラー成分の正負に基づいて予め定められた所定の単位値
を順次加算または減算して積算する積分処理回路と、こ
の積分処理回路で算出される積算値が予め定められた一
定の閾値を超えたときに移動物体検知信号を出力する手
段とを備えた超音波センサであって、上記ドップラー信
号判断回路は、上記ドップラー信号の周波数を監視する
周波数監視回路とドップラー信号の位相差を監視する位
相差監視回路との両方を備え、上記周波数監視回路と上
記位相差監視回路の各々でドップラー信号を監視し、そ
の周波数が予め定めた周波数よりも低い周波数であり、
且つその位相差が予め定めた値よりも小さい位相差であ
る場合は、上記積分処理回路は、その積算値の積算にお
いて所定の単位値を縮小またはゼロ、または閾値の中点
に収束する方向に予め定めた単位値分積算処理を行うよ
うに構成されている。
【0012】
【作用】本発明によれば、次のような作用が奏される。
即ち、請求項1に記載された超音波センサにおいては、
監視空間内に温度差のある気流が生じることに原因し、
基準信号と受波信号を混合してドップラー信号に変換す
る手段からドップラー信号がドップラー信号判断回路に
出力されてきても、周波数監視回路がドップラー信号を
監視し、その周波数が予め定めた周波数よりも低い周波
数の場合は、積分処理回路は積算値の積算において所定
の単位値を縮小またはゼロ、または閾値の中点(即ち、
積算値がゼロ)に収束する方向に予め定めた単位値分積
算処理を行うので、気流に原因して発生するドップラー
成分に基づく積算値は、閾値の中点に復帰させられる度
合が大きくなり、その積算値が容易に閾値を超えるよう
なことがなくなる。
【0013】請求項2に記載された超音波センサにおい
ては、監視空間内に温度差のある気流が生じることに原
因し、基準信号と受波信号を混合してドップラー信号に
変換する手段からドップラー信号がドップラー信号判断
回路に出力されてきても、位相差監視回路がドップラー
信号を監視し、その位相差が予め定めた値よりも小さい
位相差の場合は、積分処理回路は積算値の積算において
所定の単位値を縮小またはゼロ、または閾値の中点に収
束する方向に予め定めた単位値分積算処理を行うので、
気流に原因して発生するドップラー成分に基づく積算値
は、閾値の中点に復帰させられる度合が大きくなり、そ
の積算値が容易に閾値を超えるようなことがなくなる。
【0014】請求項3に記載された超音波センサにおい
ては、監視空間内に温度差のある気流が生じることに原
因し、基準信号と受波信号を混合してドップラー信号に
変換する手段からドップラー信号がドップラー信号判断
回路に出力されてきても、周波数監視回路と位相差監視
回路の各々がドップラー信号を監視し、その周波数が予
め定めた周波数よりも低い周波数であり、且つその位相
差が予め定めた値よりも小さい位相差である場合は、積
分処理回路は積算値の積算において所定の単位値を縮小
またはゼロ、または閾値の中点に収束する方向に予め定
めた単位値分積算処理を行うので、気流に原因して発生
するドップラー成分に基づく積算値は、閾値の中点に復
帰させられる度合がより一層大きくなり、その積算値が
容易に閾値を超えるようなことがなくなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る超音波センサの一実施例
について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発
明に係る超音波センサの一実施例のシステム構成を示し
たブロック図である。
【0016】この超音波センサSは、発振器Aから発振
されて送波回路Bを介して供給されてくる送波信号に基
づいて所定周波数の超音波を連続的に送波する送波器C
と、この送波器Cから送波されて監視空間内に存在する
移動物体から反射されてくる反射波を一定時間間隔で受
波する受波器Eとを備えている。受波器Eの後段には、
受波器Eから一定時間間隔で出力される受波信号中のド
ップラー成分を検出するためのドップラー成分検出部
D、ドップラー信号判断回路F、周波数監視回路H、位
相差監視回路、及び積算回路G等が設けられている。
【0017】ドップラー成分検出部Dは、増幅回路D1
と、ミキサーD2と、検波回路D3A、D3Bと、増幅
回路D4A、D4Bと、を備えている。ドップラー成分
検出部Dは、受波器D1から出力されて増幅回路D1で
増幅された受波信号を、ミキサーD2に入力するように
構成されている。この受波信号はミキサーD2により基
準信号(送波信号)とミキシングされ、互いに位相の異
なる一対のドップラー信号に変換され、検波回路D3
A、D3Bにより検波された後、増幅回路D4A、D4
Bにより増幅され、ドップラー信号判断回路Fに入力さ
れる。
【0018】ドップラー信号判断回路Fは受波信号の振
幅レベルが予め定めた閾値を超えた場合、上記一対のド
ップラー信号の位相のずれからドップラー信号の有無を
判断し、ドップラー信号が有れば、その信号を周波数監
視回路Hに入力され、次に位相差監視回路Iに入力され
る。ここでドップラー信号判断回路Fは受波信号の振幅
レベルが予め定めた閾値を超えない場合は、周波数監視
回路Hに出力しない。
【0019】図2は温度差のある気流に原因するドップ
ラー信号の波形図であり、図3は移動物体が人体である
場合のドップラー信号の波形図である。本願発明者の実
験によれば、このベクトルローテーション方式を使用し
た本実施例の回路では人体等の移動による出力波形は基
準信号(送波信号)と受波信号から変換される一対のド
ップラー信号の位相差が45度以上を有するのに対し、
温度差のある気流の影響によるドップラー信号の出力波
形は基準信号と受波信号の位相差が0〜35度となり、
気流により発生するドップラー信号の位相差は比較的小
さいことと、気流により発生するドップラー信号の周波
数帯域は25〜70Hzであることが判明している。
【0020】即ち、温度差のある気流に原因するドップ
ラー信号と人体等の移動物体に原因するドップラー信号
とは、そのドップラー信号の周波数と位相差に違いがあ
り、周波数と位相差を監視区別することによって、気流
に原因するドップラー信号を除外できる。図4は移動物
体が人体であるときに積分処理回路で積分処理を行う場
合の一例を示す説明図である。
【0021】上述のようにドップラー信号判断回路Fは
受波信号の振幅レベルが予め定めた閾値を超えた場合、
一対のドップラー信号の位相のずれからドップラー信号
の有無を判断し、ドップラー信号が有れば、その信号を
周波数監視回路Hに入力され、次に位相差監視回路Iに
入力される。このときドップラー信号の周波数が予め定
められた値(例えば75Hz)以上であり、且つ位相差
が予め定められた値(例えば45°)以上の場合は単位
値‘a’をドップラー信号の継続時間を積算する積算回
路に出力する。
【0022】移動物体が人体の場合は、図4に示すよう
に積算値はサンプリングごとに単位値‘a’だけ中点か
ら離れてゆき、積算時間が予め定めた閾値を超えた場合
に積算回路Gは検知信号を出力する。図5は温度差のあ
る気流に原因するドップラー信号に移動の遅い人体のド
ップラー信号が入った場合のドップラー信号の波形図で
あり、図6は温度差のある気流に原因するドップラー信
号に移動の遅い人体のドップラー信号が入ったときに積
分回路で積分処理を行う場合の一例を示す説明図であ
る。
【0023】図6に示すように、ドップラー信号の位相
差が予め定められた値未満の場合は予め定められた単位
値‘c’を閾値の中点に収束する方向に積算回路に出力
する。またドップラー信号の位相差が予め定められた値
以上で、且つ周波数が予め定められた値未満の場合は単
位値‘a’よりも小さい単位値‘b’を積算回路に出力
する。この場合も積算時間が閾値を超えたときには、積
算回路Gは検知信号を出力する。
【0024】図6に示すように温度差のある気流により
ドップラー信号が発生した場合は、積算値はサンプリン
グごとに単位値‘c’だけ中点に近づいていくが、後半
に移動の遅い人体の移動信号(周波数が例えば75Hz
未満)が加わると、積算値はサンプリングごとに単位値
‘a’よりも小さい単位値‘b’だけ閾値の中点から離
れてゆく。
【0025】尚、本発明は上述の実施例に限定されず本
発明の要旨を逸脱しない範囲において設計変更可能であ
る。例えば上記単位値‘c’を縮小値またはゼロとして
加算または減算してもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下に示す効果を奏する。請求項1によれば、ドップ
ラー信号を周波数で監視しているため、温度差のある気
流に原因するドップラー信号によって積算回路が積算時
間を閾値を超えるまで積算していくことを妨げ、従っ
て、気流に原因するドップラー信号によって積算回路が
検知信号を出力するというような誤動作を防止できる。
【0027】請求項2によれば、ドップラー信号を位相
差で監視しているため、温度差のある気流に原因するド
ップラー信号によって積算回路が積算時間を閾値を超え
るまで積算していくことを防げ、従って、同様に気流に
原因するドップラー信号によって積算回路が検知信号を
出力するというような誤動作を防止できる。
【0028】請求項3によれば、ドップラー信号を周波
数と位相差の両方で監視しているため、温度差のある気
流に原因するドップラー信号によって積算回路が積算時
間を閾値を超えるまで積算していくことをより一層防
げ、従って、同様に気流に原因するドップラー信号によ
って積算回路が検知信号を出力するというような誤動作
をより一層防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超音波センサの内部構成を示した
ブロック図である。
【図2】温度差のある気流に原因するドップラー信号の
波形図である。
【図3】移動物体が人体である場合のドップラー信号の
波形図である。
【図4】移動物体が人体であるときに積分処理回路で積
分処理を行う場合の一例を示す説明図である。
【図5】気流に原因するドップラー信号に移動の遅い人
体のドップラー信号が入った場合の波形図である。
【図6】気流に原因するドップラー信号に移動の遅い人
体のドップラー信号が入ったときに積分回路で積分処理
を行う場合の一例を示す説明図である。
【図7】従来例の超音波センサの内部構成を示したブロ
ック図である。
【符号の説明】
C 送波器 E 受波器 F ドップラー信号判断回路 G 積算回路 H 周波数監視回路 I 位相差監視回路 S 超音波センサ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 3/80 - 3/86 G01S 5/18 - 5/30 G01S 7/52 - 7/64 G01S 15/00 - 15/96

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】監視空間内に超音波の送波を行う送波器
    と、この送波器から送波されて監視空間内に存在する物
    体から反射されてくる反射波を受波してその受波信号を
    出力する受波器と、送波信号と等しい周波数で互いに位
    相の異なる基準信号と受波信号とを混合して互いに位相
    の異なる一対のドップラー信号に変換する手段と、上記
    受波信号のドップラー成分の正負を判断するドップラー
    信号判断回路と、そのドップラー成分の正負に基づいて
    予め定められた所定の単位値を順次加算または減算して
    積算する積分処理回路と、この積分処理回路で算出され
    る積算値が予め定められた一定の閾値を超えたときに移
    動物体検知信号を出力する手段とを備えた超音波センサ
    であって、 上記ドップラー信号判断回路は、上記ドップラー信号の
    周波数を監視する周波数監視回路を備え、該周波数監視
    回路でドップラー信号を監視し、その周波数が、温度差
    のある気流により発生するドップラー信号の周波数帯域
    の上限又はこれよりもやや大きいある予め定められた値
    よりも低い周波数の場合は、上記積分処理回路は、上記
    積算値の積算において所定の単位値を縮小またはゼロ、
    または閾値の中点に収束する方向に予め定めた単位値分
    積算処理を行うように構成されていることを特徴とする
    超音波センサ。
  2. 【請求項2】監視空間内に超音波の送波を行う送波器
    と、この送波器から送波されて監視空間内に存在する物
    体から反射されてくる反射波を受波してその受波信号を
    出力する受波器と、送波信号と等しい周波数で互いに位
    相の異なる基準信号と受波信号とを混合して互いに位相
    の異なる一対のドップラー信号に変換する手段と、上記
    受波信号のドップラー成分の正負を判断するドップラー
    信号判断回路と、そのドップラー成分の正負に基づいて
    予め定められた所定の単位値を順次加算または減算して
    積算する積分処理回路と、この積分処理回路で算出され
    る積算値が予め定められた一定の閾値を超えたときに移
    動物体検知信号を出力する手段とを備えた超音波センサ
    であって、 上記ドップラー信号判断回路は、上記ドップラー信号の
    位相差を監視する位相差監視回路を備え、上記位相差監
    視回路でドップラー信号を監視し、その位相差が、気流
    により発生するドップラー信号の位相差の上限又はこれ
    よりもやや大きいある予め定められた値よりも小さい位
    相差の場合は、上記積分処理回路は、その積算値の積算
    において所定の単位値を縮小またはゼロ、または閾値の
    中点に収束する方向に予め定めた単位値分積算処理を行
    うように構成されていることを特徴とする超音波セン
    サ。
  3. 【請求項3】監視空間内に超音波の送波を行う送波器
    と、この送波器から送波されて監視空間内に存在する物
    体から反射されてくる反射波を受波してその受波信号を
    出力する受波器と、送波信号と等しい周波数で互いに位
    相の異なる基準信号と受波信号とを混合して互いに位相
    の異なる一対のドップラー信号に変換する手段と、上記
    受波信号のドップラー成分の正負を判断するドップラー
    信号判断回路と、そのドップラー成分の正負に基づいて
    予め定められた所定の単位値を順次加算または減算して
    積算する積分処理回路と、この積分処理回路で算出され
    る積算値が予め定められた一定の閾値を超えたときに移
    動物体検知信号を出力する手段とを備えた超音波センサ
    であって、 上記ドップラー信号判断回路は、上記ドップラー信号の
    周波数を監視する周波数監視回路とドップラー信号の位
    相差を監視する位相差監視回路との両方を備え、上記周
    波数監視回路と上記位相差監視回路の各々でドップラー
    信号を監視し、その周波数が予め定めた周波数よりも低
    い周波数であり、且つその位相差が予め定めた値よりも
    小さい位相差である場合は、上記積分処理回路は、その
    積算値の積算において所定の単位値を縮小またはゼロ、
    または閾値の中点に収束する方向に予め定めた単位値分
    積算処理を行うように構成されていることを特徴とする
    超音波センサ。
JP17286594A 1994-07-25 1994-07-25 超音波センサ Expired - Fee Related JP3196055B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17286594A JP3196055B2 (ja) 1994-07-25 1994-07-25 超音波センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17286594A JP3196055B2 (ja) 1994-07-25 1994-07-25 超音波センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0836056A JPH0836056A (ja) 1996-02-06
JP3196055B2 true JP3196055B2 (ja) 2001-08-06

Family

ID=15949738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17286594A Expired - Fee Related JP3196055B2 (ja) 1994-07-25 1994-07-25 超音波センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3196055B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6309898B1 (en) 1999-07-26 2001-10-30 Nec Corporation Method for manufacturing semiconductor device capable of improving manufacturing yield

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5699270B2 (ja) * 2009-06-18 2015-04-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 移動物体検出装置
WO2024024477A1 (ja) * 2022-07-26 2024-02-01 株式会社Soken 物体検知装置、物体検知方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6309898B1 (en) 1999-07-26 2001-10-30 Nec Corporation Method for manufacturing semiconductor device capable of improving manufacturing yield

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0836056A (ja) 1996-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6614719B1 (en) Ultrasonic doppler effect speed measurement
JP3196055B2 (ja) 超音波センサ
JP2774186B2 (ja) 超音波センサ
JPH06222140A (ja) 超音波センサ
JPH08166449A (ja) 超音波ドップラー方式検知装置
JP2994828B2 (ja) ドップラ式物体検知装置
JPH08201514A (ja) 超音波距離測定装置
JPS63203141A (ja) 超音波ドプラ流速検出装置
JP3072145B2 (ja) 超音波検知器
JP3101893B2 (ja) 侵入物体検知機能を有した超音波センサ
JP2807120B2 (ja) 超音波センサ
JPH10123230A (ja) 水中音響静止標的
JP2573403B2 (ja) 超音波センサ
JP2953181B2 (ja) 超音波センサ
JP2742947B2 (ja) 超音波血流イメージング装置
JP2771892B2 (ja) 人体検知装置
KR19990002998A (ko) 초음파 거리측정장치의 잡음신호검출장치 및 방법
JPH08268194A (ja) 安全確認装置
JPH07128349A (ja) 速度検出装置
JP2674375B2 (ja) 静止型水中音響模擬標的装置
JPH0558146B2 (ja)
JPH04186186A (ja) ダブルモード超音波警報機
KR960001717A (ko) 초음파를 이용한 거리 측정 장치 및 방법
JPS6270780A (ja) 超音波物体検知器
JPH06207884A (ja) 機械要素の異常診断方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010417

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090608

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090608

Year of fee payment: 8

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090608

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100608

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100608

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110608

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120608

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120608

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130608

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees