JP2742947B2 - 超音波血流イメージング装置 - Google Patents
超音波血流イメージング装置Info
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- JP2742947B2 JP2742947B2 JP11034589A JP11034589A JP2742947B2 JP 2742947 B2 JP2742947 B2 JP 2742947B2 JP 11034589 A JP11034589 A JP 11034589A JP 11034589 A JP11034589 A JP 11034589A JP 2742947 B2 JP2742947 B2 JP 2742947B2
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- JP
- Japan
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- blood flow
- signal
- tgc
- ultrasonic
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、超音波血流イメージング装置に関し、さ
らに詳しくは、TGC(タイムゲインコントロール)機能
にリンクしたパワーマスキング機能を有する超音波血流
イメージング装置に関する。
らに詳しくは、TGC(タイムゲインコントロール)機能
にリンクしたパワーマスキング機能を有する超音波血流
イメージング装置に関する。
[従来の技術] TGC機能およびパワーマスキング機能を備えた従来の
超音波血流イメージング装置の一例を第4図に示す。
超音波血流イメージング装置の一例を第4図に示す。
この超音波血流イメージング装置51では、プローブ2
および電子走査部53で超音波エコー信号を得るが、その
超音波エコー信号は、受信時間が遅い(送信後の経過時
間が長い)ほどゲインが大きくなるTGCアンプ58にて増
幅されている。(TGC機能) 電子走査部53の出力する超音波エコー信号は、Bモー
ド処理部54へ出力されると共に血流イメージング処理部
の位相検波部9へ出力される。
および電子走査部53で超音波エコー信号を得るが、その
超音波エコー信号は、受信時間が遅い(送信後の経過時
間が長い)ほどゲインが大きくなるTGCアンプ58にて増
幅されている。(TGC機能) 電子走査部53の出力する超音波エコー信号は、Bモー
ド処理部54へ出力されると共に血流イメージング処理部
の位相検波部9へ出力される。
Bモード処理部54は、超音波エコー信号からBモード
像のデータを得て、DSC5へ出力する。
像のデータを得て、DSC5へ出力する。
位相検波部9は、超音波エコー信号を検波して血流ド
プラ信号を得、その血流ドプラ信号をローパスフィルタ
10,A/Dコンバータ11,MTIフィルタ12を介してCFM(カラ
ーフローマッピング)演算部13へ出力する。
プラ信号を得、その血流ドプラ信号をローパスフィルタ
10,A/Dコンバータ11,MTIフィルタ12を介してCFM(カラ
ーフローマッピング)演算部13へ出力する。
CFM演算部13は、血流の平均速度V,分散値σ,パワー
値Pを算出し、DSC5に入力する。
値Pを算出し、DSC5に入力する。
コンパレータ15は、閾値出力部54が出力する一定の閾
値PTHと前記パワー値Pとを比較する。
値PTHと前記パワー値Pとを比較する。
DSC5は、PTH≦Pとなる部分に対応するピクセルでは
前記平均速度V等に基づくカラーフロー表示をカラーモ
ニタ6で行なわせる。他方P<PTHとなる部分に対応す
るピクセルではカラーフロー表示を行なわせず、Bモー
ド表示を行なわせる(パワーマスキング機能)。
前記平均速度V等に基づくカラーフロー表示をカラーモ
ニタ6で行なわせる。他方P<PTHとなる部分に対応す
るピクセルではカラーフロー表示を行なわせず、Bモー
ド表示を行なわせる(パワーマスキング機能)。
さて、第5図〜第9図は、上記従来装置51におけるTG
C機能とパワーマスキング機能を説明するものである。
C機能とパワーマスキング機能を説明するものである。
超音波エコー信号は生体内を通過する距離に応じて減
衰するから、同じレベルとなるべき信号であっても生体
深部からのものほど観測されるレベルは低くなる。つま
り、TGCアンプ58の入力信号レベルは第5図のa,b,cのよ
うになる。ここで、a,b,cはレベルが相対的に高,中,
低のものである。一方、ノイズ(ランダムノイズ)は深
さと無関係であり、第5図のnのようになる。
衰するから、同じレベルとなるべき信号であっても生体
深部からのものほど観測されるレベルは低くなる。つま
り、TGCアンプ58の入力信号レベルは第5図のa,b,cのよ
うになる。ここで、a,b,cはレベルが相対的に高,中,
低のものである。一方、ノイズ(ランダムノイズ)は深
さと無関係であり、第5図のnのようになる。
TGCアンプ58のゲインは受信時間が遅いほど大きくな
るが、これは生体深部からの信号ほど大きなゲインで増
幅することを意味しているので、第6図のような深さと
ゲインの関係になる。
るが、これは生体深部からの信号ほど大きなゲインで増
幅することを意味しているので、第6図のような深さと
ゲインの関係になる。
そこで、TGCアンプ58の出力信号レベルは、第7図の
a,b,cのようになり、深さによる減衰が補償され、深さ
によらず一定のレベルとなる。一方、ノイズnは深いと
ころほどレベルが高くなってしまう。
a,b,cのようになり、深さによる減衰が補償され、深さ
によらず一定のレベルとなる。一方、ノイズnは深いと
ころほどレベルが高くなってしまう。
このノイズnがカラーモニタ6に表示されることを防
ぐため、閾値出力部54から第8図に示すような閾値PTH
を出力させる。
ぐため、閾値出力部54から第8図に示すような閾値PTH
を出力させる。
これにより第9図に示すように、ノイズnがマスキン
グされ、見やすい画面となる。
グされ、見やすい画面となる。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来装置51では、ノイズnのレベルの最大値より
少し高いレベルに閾値PTHを設定している(第8図)。
少し高いレベルに閾値PTHを設定している(第8図)。
しかし、この方式では、信号cが生体浅部ではノイズ
nより大きいにもかかわらず画一的にマスキングされて
しまう問題点がある(第9図)。
nより大きいにもかかわらず画一的にマスキングされて
しまう問題点がある(第9図)。
そこで、この発明の目的は、上記のように画一的に信
号がマスキングされてしまうのを防止した超音波血流イ
メージング装置を提供することにある。
号がマスキングされてしまうのを防止した超音波血流イ
メージング装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この発明の超音波イメージング装置は、超音波エコー
信号の受信時間に応じてその信号の増幅度を変えるTGC
機能およびパワー値が閾値より小さい部分についてはカ
ラーフロー表示を行なわないパワーマスキング機能を備
えた超音波血流イメージング装置において、TGC機能に
よるゲインの変化に対応してパワーマスキングの閾値を
変える閾値制御手段を設けたことを構成上の特徴とする
ものである。
信号の受信時間に応じてその信号の増幅度を変えるTGC
機能およびパワー値が閾値より小さい部分についてはカ
ラーフロー表示を行なわないパワーマスキング機能を備
えた超音波血流イメージング装置において、TGC機能に
よるゲインの変化に対応してパワーマスキングの閾値を
変える閾値制御手段を設けたことを構成上の特徴とする
ものである。
[作用] TGC機能のために、ノイズのレベルはTGC機能によるゲ
インの変化に対応して変化している。
インの変化に対応して変化している。
そこで、閾値の方もTGC機能によるゲインの変化に対
応して変化させてやれば、常にノイズのレベルぎりぎり
の閾値とすることが可能となり、信号が画一的にマスキ
ングされるのを防止できる。
応して変化させてやれば、常にノイズのレベルぎりぎり
の閾値とすることが可能となり、信号が画一的にマスキ
ングされるのを防止できる。
[実施例] 以下、図面に示す実施例によりこの発明を更に詳細に
説明する。なお、これによりこの発明が限定されるもの
ではない。
説明する。なお、これによりこの発明が限定されるもの
ではない。
第1図はこの発明の一実施例の超音波血流イメージン
グ装置1を示すものである。
グ装置1を示すものである。
プローブ2および電子走査部3は、超音波エコー信号
を得て、その超音波エコー信号をBモード処理部4およ
び血流イメージング処理部のTGCアンプ8へと出力す
る。
を得て、その超音波エコー信号をBモード処理部4およ
び血流イメージング処理部のTGCアンプ8へと出力す
る。
また、電子走査部3は、超音波エコー信号の受信時間
の起点となるトリガ信号をコントロール部7へ出力す
る。
の起点となるトリガ信号をコントロール部7へ出力す
る。
Bモード処理部4の構成と作動は従来と同じである。
コントロール部7は、超音波エコー信号の受信時間が
遅いほどゲインを大きくする制御信号をTGCアンプ8へ
出力する。また、それとリンクして閾値PTHを高くする
制御信号を閾値出力部14へ出力する。
遅いほどゲインを大きくする制御信号をTGCアンプ8へ
出力する。また、それとリンクして閾値PTHを高くする
制御信号を閾値出力部14へ出力する。
TGCアンプ8は、ゲインを大きくしつつ超音波エコー
信号を増幅する。
信号を増幅する。
位相検波部9,ローパスフィルタ10,A/Dコンバータ11,M
TIフィルタ12,CFM演算部13の構成と作動は従来と同じで
ある。
TIフィルタ12,CFM演算部13の構成と作動は従来と同じで
ある。
閾値出力部14は、例えば第4図に示した従来装置51に
おける閾値出力部54とコンパレータ15の間にTGCアンプ
8の如き可変ゲインアンプを介設することにより構成で
きるものであり、超音波エコー信号の受信時間が遅いほ
ど高い閾値PTHを出力する。
おける閾値出力部54とコンパレータ15の間にTGCアンプ
8の如き可変ゲインアンプを介設することにより構成で
きるものであり、超音波エコー信号の受信時間が遅いほ
ど高い閾値PTHを出力する。
そこで、第7図に示す信号a,b,cおよびノイズnに対
して、第2図に示すように閾値PTHを変化させることが
出来る。
して、第2図に示すように閾値PTHを変化させることが
出来る。
コンパレータ15とDSC5の構成と作動は従来と同じであ
り、前記TGC機能にリンクした閾値PTHを用いてマスキ
ングが行なわれる。
り、前記TGC機能にリンクした閾値PTHを用いてマスキ
ングが行なわれる。
この結果、第3図に示すように、信号cがノイズnよ
り大きい生体浅部では信号cがマスキングされず、カラ
ーフロー表示に現れるようになる。しかもノイズnは完
全にマスキングされる。
り大きい生体浅部では信号cがマスキングされず、カラ
ーフロー表示に現れるようになる。しかもノイズnは完
全にマスキングされる。
[発明の効果] この発明の超音波血流イメージング装置によれば、生
体浅部から深部までノイズレベルぎりぎりのマスキング
が可能となり、信号が過剰にマスキングされることが防
止される。従って、血流検出能を向上することが出来
る。
体浅部から深部までノイズレベルぎりぎりのマスキング
が可能となり、信号が過剰にマスキングされることが防
止される。従って、血流検出能を向上することが出来
る。
第1図はこの発明の一実施例の超音波イメージング装置
のブロック部、第2図は第1図に示す装置における閾値
PTHの変化を示す概念図、第3図は第1図に示す装置に
おけるマスキングの効果を示す概念図、第4図は従来の
超音波血流イメージング装置の一例のブロック図、第5
図は観測点の深さとTGCアンプの入力信号レベルの特性
図、第6図は深さとTGCアンプのゲインの相関図、第7
図は深さとTGCアンプの出力信号レベルの特性図、第8
図は第4図に示す装置における閾値PTHの概念図、第9
図は第4図に示す装置におけるマスキングの効果を示す
概念図である。 (符号の説明) 1…超音波血流イメージング装置 3…電子走査部 7…コントロール部 8…TGCアンプ 14…閾値出力部 15…コンパレータ PTH…閾値 a,b,c…信号 n…ノイズ。
のブロック部、第2図は第1図に示す装置における閾値
PTHの変化を示す概念図、第3図は第1図に示す装置に
おけるマスキングの効果を示す概念図、第4図は従来の
超音波血流イメージング装置の一例のブロック図、第5
図は観測点の深さとTGCアンプの入力信号レベルの特性
図、第6図は深さとTGCアンプのゲインの相関図、第7
図は深さとTGCアンプの出力信号レベルの特性図、第8
図は第4図に示す装置における閾値PTHの概念図、第9
図は第4図に示す装置におけるマスキングの効果を示す
概念図である。 (符号の説明) 1…超音波血流イメージング装置 3…電子走査部 7…コントロール部 8…TGCアンプ 14…閾値出力部 15…コンパレータ PTH…閾値 a,b,c…信号 n…ノイズ。
Claims (1)
- 【請求項1】超音波エコー信号の受信時間に応じてその
信号の増幅度を変えるTGC機能およびパワー値が閾値よ
り小さい部分についてはカラーフロー表示を行なわない
パワーマスキング機能を備えた超音波血流イメージング
装置において、 TGC機能によるゲインの変化に対応してパワーマスキン
グの閾値を変える閾値制御手段を設けたことを特徴とす
る超音波血流イメージング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11034589A JP2742947B2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 超音波血流イメージング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11034589A JP2742947B2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 超音波血流イメージング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02289235A JPH02289235A (ja) | 1990-11-29 |
JP2742947B2 true JP2742947B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=14533404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11034589A Expired - Lifetime JP2742947B2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 超音波血流イメージング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2742947B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101029407B1 (ko) * | 2009-12-02 | 2011-04-14 | (주)메디슨 | 초음파 컬러 도플러 영상 시스템 및 상기 초음파 컬러 도플러 영상 시스템의 클러터 신호 필터링 방법 |
-
1989
- 1989-04-28 JP JP11034589A patent/JP2742947B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02289235A (ja) | 1990-11-29 |
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