JPH08268194A - 安全確認装置 - Google Patents

安全確認装置

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Publication number
JPH08268194A
JPH08268194A JP7075329A JP7532995A JPH08268194A JP H08268194 A JPH08268194 A JP H08268194A JP 7075329 A JP7075329 A JP 7075329A JP 7532995 A JP7532995 A JP 7532995A JP H08268194 A JPH08268194 A JP H08268194A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
sensor
alarm
signal
vehicle chassis
Prior art date
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Pending
Application number
JP7075329A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshibumi Koshizawa
俊文 越沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP7075329A priority Critical patent/JPH08268194A/ja
Publication of JPH08268194A publication Critical patent/JPH08268194A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車両シャーシ下側に取り付けられた電波式ドッ
プラー・センサと該センサが発進時に移動物体を検出し
たとき運転者に警報を発する警報器とを備えた安全確認
装置において、センサが車両シャーシ下側における振動
部の影響を受けないようにする。 【構成】車両発進時に車両シャーシ下側に取り付けられ
た電波式ドップラー・センサの出力信号から車両シャー
シ下側に位置する振動部に起因する周波数成分を除去し
検出物体の動きに対応した信号成分のみをローパスフィ
ルタで抽出して警報器に与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は安全確認装置に関し、特
に車両シャーシ下側の安全確認装置に関するものであ
る。
【0001】
【従来の技術】大型車両等においては、車両シャーシの
下側の空間が大きいため、停車中に子供や小動物が入り
込んでしまうことがあり、これを知らずに運転開始する
と巻き込み事故を誘発する危険性がある。
【0002】このような事故を防止するため、従来より
車両シャーシの下側を検知範囲としたセンサを設けるこ
とにより、その安全を確認する装置が用いられている。
【0003】図5はこのような安全確認装置の従来例を
概略的に示したもので、超音波センサや電波式ドップラ
ー・センサ等のセンサ10を車両シャーシ11の下側に
設け、センサ10により斜線で示したセンサ検知範囲S
に位置する目標物を探し、車両の発進時においてセンサ
10が該目標物を検出したときに警報器を付勢して警報
を発生させるものである。
【0004】図6は、図5に示した車両シャーシ11を
後部より見た図を示しており、車両シャーシ11の下側
における斜線で示したセンサ検知範囲Sにおいて目標物
が検知出来ることが判る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の安
全確認装置において用いられるセンサには次のような欠
点が挙げられる。
【0006】 (1)超音波センサ(実開昭61−1180号公報等) このセンサの場合には検知範囲内にある物体からの反射
波を検知するものであるため、車両シャーシ下側の複雑
な形状の構造物が存在する環境では常にそのような構造
物を検知物体として誤認してしまうという問題点があ
る。
【0007】また、このような構造物形状を避けるため
にセンサの検知範囲を設定すると、その設定範囲には限
度がある点や、車両毎に異なった設定が必要であるなど
の点でコスト面・技術面で問題があり非現実的である。
【0008】(2)電波式ドップラー・センサ この電波式ドップラー・センサの場合には所定周波数の
電波を発し、それが検知範囲内にある物体に当たり反射
する際に発生する周波数のドップラーシフトを検出する
ものであり、子供や小動物のように動きのある検知目標
物に対しては有効な方式となっている。
【0009】しかしながら、図5に示すように、原動機
12を有する車両では車両シャーシ11の下側に原動機
12のオイルパン13や、図6に示すような排気管14
などの振動を発生する構造物が存在する場合があり、こ
のような場合には、図5に示す部分Eにおけるオイルパ
ン13の振動をセンサ10が目標物体であるとして誤検
出してしまうという問題があった。
【0010】したがって本発明は、車両シャーシ下側に
取り付けられた電波式ドップラー・センサと該センサが
発進時に移動物体を検出したとき運転者に警報を発する
警報器とを備えた安全確認装置において、センサが車両
シャーシ下側における振動部の影響を受けないようにす
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る安全確認装置では、電波式ドップラー
・センサの出力信号から該車両シャーシ下側に位置する
振動部に起因する周波数成分を除去し移動物体の動きに
対応した信号成分のみを抽出して警報器に与えるローパ
スフィルタを設けたことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】本発明では、電波式ドップラー・センサの出力
信号はローパスフィルタに送られ、車両シャーシの下側
に存在する原動機又は排気管等の振動部において発生す
る周波数成分が除去されて検出対象の動きに対応した信
号成分を抽出する。
【0013】従って、図6に示すように電波式ドップラ
ー・センサ検知範囲S内に上記の振動部としての排気管
14等が存在する場合でも、センサの出力信号からは該
振動部に起因する高周波成分が除去され、子供や小動物
等の移動に起因する低周波成分のみが検出対象として含
まれることとなる。
【0014】従って、このような低周波成分の信号を警
報器に与えることにより、警報器は、車両下部に子供や
小動物等が入り込んでも発進時にこれを検出して運転者
に警報を与えることができる。
【0015】
【実施例】図1は本発明に係る安全確認装置の一実施例
を示したもので、この実施例では、電波式ドップラー・
センサ10と警報器8とで構成され、電波式ドップラー
・センサ10は、アンテナ1とセンサ回路2とで構成さ
れている。
【0016】また、センサ回路2は、アンテナ1に接続
された送受信部3と信号増幅器4と周波数弁別器5とロ
ーパスフィルタ6と警報発生回路7とで構成されてお
り、図示しない車速センサまたはキースイッチ等からの
センサ起動信号によって起動されるようになっている。
また、送受信部3は高周波発振器及びミキサ回路とで構
成されている。
【0017】このような安全確認装置の動作において
は、運転者が車両を発進させることを検出した車速セン
サまたはキースイッチ等からのセンサ起動信号によって
起動され、まず、送受信部3から所定の周波数の電波を
アンテナ1を介して発射し、目標物からの反射波をアン
テナ1で受信し、その受信信号を送受信部3でミキシン
グし、低周波信号に変換して信号増幅器4で増幅する。
【0018】増幅器4の出力信号は周波数弁別器5に与
えられドップラーシフト成分を含む高周波信号から元の
振動・動きの信号成分を抽出する。すなわち、この周波
数弁別器5においては送受信部3において一つの高周波
発振器の発振周波数からドップラー効果により発生して
いる所定量以上のシフト周波数を抽出している。
【0019】ローパスフィルタ6では、このように所定
量以上にシフトした周波数成分を受けて、図2に示すよ
うに、周波数弁別器5の出力信号の内の例えば原動機等
の振動に起因する振動周波数以上の信号成分をカットす
る。
【0020】これにより、図6に示したようにセンサ1
0の検知範囲S(斜線部分)内に排気管14が存在して
いる場合、この排気管14の振動による高周波成分は周
波数弁別器5を通ってローパスフィルタ6に送られる
が、このローパスフィルタ6でカットされる結果、その
他の移動物体として検知すべき子供や小動物等の動きに
起因した低い周波数成分のみを抽出して出力することに
なる。
【0021】警報発生回路7はこのようなローパスフィ
ルタ6からの出力信号を受けて、センサ10の検知範囲
内に目標物があると判断し、警報器8を通じて運転者へ
警報を与える。
【0022】図3は図1に示した本発明に係る安全確認
装置におけるセンサ10を実際の車両に取り付けたとき
の状態を示しており、また図5は図4に示した車両の取
り付け状態を平面から見た図である。
【0023】これら図3及び図4から分かるようにセン
サ10は図6に示したような車両シャーシ11の下側空
間における移動物体を全て検知範囲とするが、原動機1
2や排気管14は上記の如くローパスフィルタ6によっ
て検知対象外とされる。
【0024】なお、図4でセンサ10が2個設置されて
いるのは、検知範囲を多くしてより確実に移動物体を検
知できるようにするためである。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る安全確
認装置によれば、車両発進時に車両シャーシ下側に取り
付けられた電波式ドップラー・センサの出力信号から車
両シャーシ下側に位置する振動部に起因する周波数成分
を除去し検出物体の動きに対応した信号成分のみをロー
パスフィルタで抽出して警報器に与えるように構成した
ので、車両原動機や関連機器の振動による誤検出を防止
でき、車両シャーシ下部へ子供や小動物が入り込んでも
これを確実に検知し警報を発することができる。
【0026】これにより、巻き込み事故を防止する実用
的な安全確認装置が実現できる。
【0027】また、この安全確認装置により車両側へ遮
蔽板等を別個に設置する必要が無くなり、いかなる車両
に適用できる汎用装置となり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る安全確認装置の特に電波式ドップ
ラー・センサの実施例を示したブロック図である。
【図2】本発明に係る安全確認装置の電波式ドップラー
・センサに用いられるローパスフィルタの特性例を示し
たグラフ図である。
【図3】従来例及び本発明に係る安全確認装置の電波式
ドップラー・センサを実際の車両に搭載したときの状態
を示した側面図である。
【図4】図3に示した側面図を平面から見たときの図で
ある。
【図5】従来例及び本発明に係る安全確認装置の電波式
ドップラー・センサの検知範囲を車両の側面から見たと
きの概略図である。
【図6】従来例及び本発明に係る安全確認装置の電波式
ドップラー・センサの検知範囲を車両の後方から見たと
きの概略図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 センサ回路 3 送受信部 4 増幅器 6 ローパスフィルタ 7 警報発生回路 8 警報器 10 電波式ドップラー・センサ 11 車両シャーシ 12 原動機 13 オイルパン 14 排気管 S センサ検知範囲 図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両シャーシ下側に取り付けられた電波式
    ドップラー・センサと該センサが発進時に移動物体を検
    出したとき運転者に警報を発する警報器とを備えた安全
    確認装置において、 該センサの出力信号から該車両シャーシ下側に位置する
    振動部に起因する周波数成分を除去し該移動物体の動き
    に対応した信号成分のみを抽出して該警報器に与えるロ
    ーパスフィルタを設けたことを特徴とする安全確認装
    置。
JP7075329A 1995-03-31 1995-03-31 安全確認装置 Pending JPH08268194A (ja)

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JP7075329A JPH08268194A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 安全確認装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP7075329A JPH08268194A (ja) 1995-03-31 1995-03-31 安全確認装置

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ID=13573120

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JP (1) JPH08268194A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010223623A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Panasonic Electric Works Co Ltd ドップラセンサ
CN103358989A (zh) * 2012-03-28 2013-10-23 比亚迪股份有限公司 一种探测生命体的系统和方法
JP2019009713A (ja) * 2017-06-28 2019-01-17 マツダ株式会社 車載用アンテナ、それを備えた車載用レーダー装置、及び車載用アンテナの製造方法
CN110979171A (zh) * 2019-11-27 2020-04-10 合肥工业大学 一种车辆起步防碾压预警方法及系统

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011204