JPH07324611A - バルブリフト構造 - Google Patents
バルブリフト構造Info
- Publication number
- JPH07324611A JPH07324611A JP14121494A JP14121494A JPH07324611A JP H07324611 A JPH07324611 A JP H07324611A JP 14121494 A JP14121494 A JP 14121494A JP 14121494 A JP14121494 A JP 14121494A JP H07324611 A JPH07324611 A JP H07324611A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- hydraulic
- lift
- lifter
- height
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 直動式のバルブリフト構造において、低速域
での低リフトで慣性吸気を利用した低速トルクの向上
と、高速域での高リフトによる最大出力の向上とを両立
させることを目的とする。 【構成】 上記目的を達成するため、カム3とバルブリ
フタ−2とバルブ1とで構成される直動式のバルブリフ
ト構造において、エンジンの回転と負荷とに従ってバル
ブリフタ−2のカムフォロワ−面2Aとバルブ1のステ
ム1A受面間の高さを油圧により可変するように構成す
ることである。
での低リフトで慣性吸気を利用した低速トルクの向上
と、高速域での高リフトによる最大出力の向上とを両立
させることを目的とする。 【構成】 上記目的を達成するため、カム3とバルブリ
フタ−2とバルブ1とで構成される直動式のバルブリフ
ト構造において、エンジンの回転と負荷とに従ってバル
ブリフタ−2のカムフォロワ−面2Aとバルブ1のステ
ム1A受面間の高さを油圧により可変するように構成す
ることである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンのバルブリフ
ト構造に係り、詳しくはエンジンの回転と負荷領域によ
りリフタ−のカムフォロワ−面とバルブステム受面間の
高さを可変するバルブリフト構造に関する。
ト構造に係り、詳しくはエンジンの回転と負荷領域によ
りリフタ−のカムフォロワ−面とバルブステム受面間の
高さを可変するバルブリフト構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンのバルブリフト構造に関
して、図3に示すような構成のものがある。図3に示す
ように、従来のバルブリフト構造は、カム21のノ−ズ
高さ、バルブリフタ−22の高さ、バックスプリング2
5により閉じ方向に付勢されたバルブ23のステム24
の長さが固定されているため、バルブ23のリフト量は
エンジンの全運転領域において一定であるように構成さ
れている。
して、図3に示すような構成のものがある。図3に示す
ように、従来のバルブリフト構造は、カム21のノ−ズ
高さ、バルブリフタ−22の高さ、バックスプリング2
5により閉じ方向に付勢されたバルブ23のステム24
の長さが固定されているため、バルブ23のリフト量は
エンジンの全運転領域において一定であるように構成さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た従来のバルブリフト構造にあっては、カム21のノ−
ズ高さ、バルブリフタ−22の高さ、及びバルブ23の
ステム24の長さが固定されているため、低速域での低
リフトで慣性吸気を利用した低速トルクの向上と高速域
での高リフトによる最大出力の向上とを両立するのは困
難であるという問題がある。そこで本発明では、バルブ
リフタ−内の油圧室に圧油を供給したり、圧油を解除す
ることでカムフォロワ−面とバルブステム受面間の高さ
を可変とすることにより、前記問題を解決することを課
題とするものである。
た従来のバルブリフト構造にあっては、カム21のノ−
ズ高さ、バルブリフタ−22の高さ、及びバルブ23の
ステム24の長さが固定されているため、低速域での低
リフトで慣性吸気を利用した低速トルクの向上と高速域
での高リフトによる最大出力の向上とを両立するのは困
難であるという問題がある。そこで本発明では、バルブ
リフタ−内の油圧室に圧油を供給したり、圧油を解除す
ることでカムフォロワ−面とバルブステム受面間の高さ
を可変とすることにより、前記問題を解決することを課
題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、上記
課題を解決するため、カムとバルブリフタ−とバルブと
で構成される直動式のバルブリフト構造を、エンジンの
回転と負荷とに従って前記バルブリフタ−のカムフォロ
ワ−面とバルブステム受面間の高さを油圧により可変す
るように構成することである。
課題を解決するため、カムとバルブリフタ−とバルブと
で構成される直動式のバルブリフト構造を、エンジンの
回転と負荷とに従って前記バルブリフタ−のカムフォロ
ワ−面とバルブステム受面間の高さを油圧により可変す
るように構成することである。
【0005】
【作用】上記構成の直動式のバルブリフト構造によれ
ば、エンジンの回転と負荷とに従って、バルブリフタ−
のカムフォロワ−面とバルブステム受面間の高さが油圧
により可変されるため、低速域での低リフトで慣性吸気
を利用した低速トルクの向上と、高速域での高リフトに
よる最大出力の向上とを両立させる作用をする。
ば、エンジンの回転と負荷とに従って、バルブリフタ−
のカムフォロワ−面とバルブステム受面間の高さが油圧
により可変されるため、低速域での低リフトで慣性吸気
を利用した低速トルクの向上と、高速域での高リフトに
よる最大出力の向上とを両立させる作用をする。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1、図2は、直動式のバルブリフト構造の
要部構成を示した構成説明図である。図1、図2に示す
ように、バルブ1は、バルブリフタ−2を介してカム3
の回転により開弁駆動される一方、バックスプリング4
により閉弁方向に付勢されている。
説明する。図1、図2は、直動式のバルブリフト構造の
要部構成を示した構成説明図である。図1、図2に示す
ように、バルブ1は、バルブリフタ−2を介してカム3
の回転により開弁駆動される一方、バックスプリング4
により閉弁方向に付勢されている。
【0007】バルブリフタ−2には油圧室5が設けられ
ており、油圧室5には油圧可動部材6が設けられてい
る。その油圧可動部材6は、図2に示すように、油圧室
5に圧油が供給されたとき、小スプリング7の弾性力も
加わり、バックスプリング4の弾性力に抗して下端面が
下方向に突出するように装着されている。
ており、油圧室5には油圧可動部材6が設けられてい
る。その油圧可動部材6は、図2に示すように、油圧室
5に圧油が供給されたとき、小スプリング7の弾性力も
加わり、バックスプリング4の弾性力に抗して下端面が
下方向に突出するように装着されている。
【0008】油圧可動部材6の下端面は、バルブ1のス
テム1Aの軸受面となる。従って、図2に示すように油
圧室5に圧油が供給された状態では、バルブ1のステム
1Aの軸受面と、バルブリフタ−2のカムフォロワ−面
2Aとの間の距離、即ち高さが高くなり、高リフト量が
得られる。一方、図1に示すように、油圧室5に圧油が
供給されない状態では、バルブ1のステム1Aの軸受面
と、バルブリフタ−2のカムフォロワ−面2Aとの間の
距離、即ち高さが低くなり、バルブリフト量が小さくな
る。
テム1Aの軸受面となる。従って、図2に示すように油
圧室5に圧油が供給された状態では、バルブ1のステム
1Aの軸受面と、バルブリフタ−2のカムフォロワ−面
2Aとの間の距離、即ち高さが高くなり、高リフト量が
得られる。一方、図1に示すように、油圧室5に圧油が
供給されない状態では、バルブ1のステム1Aの軸受面
と、バルブリフタ−2のカムフォロワ−面2Aとの間の
距離、即ち高さが低くなり、バルブリフト量が小さくな
る。
【0009】バルブリフタ−2の油圧室5に連通するよ
うに油圧供給回路10が設けられている。その油圧供給
回路10には、油圧バルブ11と、チェックバルブ12
とが直列に接続されており、油圧バルブ11は圧油を油
圧室5に供給する通路と、圧油を開放する通路とに切替
えるように構成されている。また、チェックバルブ12
は油圧源に接続されている。
うに油圧供給回路10が設けられている。その油圧供給
回路10には、油圧バルブ11と、チェックバルブ12
とが直列に接続されており、油圧バルブ11は圧油を油
圧室5に供給する通路と、圧油を開放する通路とに切替
えるように構成されている。また、チェックバルブ12
は油圧源に接続されている。
【0010】以上のように構成された直動式のバルブリ
フト構造によれば、低速時、油圧バルブ11が、圧油を
開放するように制御されると、図1に示すようにバルブ
リフタ−2の油圧室5に圧油が供給されない状態にな
り、油圧可動部材6がバックスプリング4の弾性力によ
り下方向に突出されないため、バルブ1のステム1Aの
軸受面と、バルブリフタ−2のカムフォロワ−面2Aと
の間の高さが低くなり、バルブリフト量が小さくなる。
フト構造によれば、低速時、油圧バルブ11が、圧油を
開放するように制御されると、図1に示すようにバルブ
リフタ−2の油圧室5に圧油が供給されない状態にな
り、油圧可動部材6がバックスプリング4の弾性力によ
り下方向に突出されないため、バルブ1のステム1Aの
軸受面と、バルブリフタ−2のカムフォロワ−面2Aと
の間の高さが低くなり、バルブリフト量が小さくなる。
【0011】一方、高速時に、油圧バルブ11が、油圧
室5に圧油を供給するように制御されると、小スプリン
グ7の弾性力も加わり、バックスプリング4の弾性力に
抗して油圧可動部材6が下方向に突出されるため、バル
ブ1のステム1Aの軸受面と、バルブリフタ−2のカム
フォロワ−面2Aとの間の高さが高くなり、高リフト量
が得られる。
室5に圧油を供給するように制御されると、小スプリン
グ7の弾性力も加わり、バックスプリング4の弾性力に
抗して油圧可動部材6が下方向に突出されるため、バル
ブ1のステム1Aの軸受面と、バルブリフタ−2のカム
フォロワ−面2Aとの間の高さが高くなり、高リフト量
が得られる。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、カムとバ
ルブリフタ−とバルブとで構成される直動式のバルブリ
フト構造において、エンジンの回転と負荷とに従って前
記バルブリフタ−のカムフォロワ−面とバルブステム受
面間の高さを油圧により可変するようにしたため、低速
域での低リフトで慣性吸気を利用した低速トルクの向上
と、高速域での高リフトによる最大出力の向上とを両立
することができるという効果がある。
ルブリフタ−とバルブとで構成される直動式のバルブリ
フト構造において、エンジンの回転と負荷とに従って前
記バルブリフタ−のカムフォロワ−面とバルブステム受
面間の高さを油圧により可変するようにしたため、低速
域での低リフトで慣性吸気を利用した低速トルクの向上
と、高速域での高リフトによる最大出力の向上とを両立
することができるという効果がある。
【図1】低速時のバルブリフト状態を示した作動状態図
である。
である。
【図2】高速時のバルブリフト状態を示した作動状態図
である。
である。
【図3】従来の直動式のバルブリフト構造の構成説明図
である。
である。
1 バルブ 1A ステム 2 バルブリフタ− 2A カムフォロワ−面 3 カム 4 バックスプリング 5 油圧室 6 油圧可動部材 10 油圧供給回路 11 油圧バルブ 12 チェックバルブ
Claims (1)
- 【請求項1】 カムとバルブリフタ−とバルブとで構成
される直動式のバルブリフト構造において、エンジンの
回転と負荷とに従って前記バルブリフタ−のカムフォロ
ワ−面とバルブステム受面間の高さを油圧により可変す
るように構成したことを特徴とするバルブリフト構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14121494A JPH07324611A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | バルブリフト構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14121494A JPH07324611A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | バルブリフト構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07324611A true JPH07324611A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=15286800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14121494A Pending JPH07324611A (ja) | 1994-05-30 | 1994-05-30 | バルブリフト構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07324611A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100250277B1 (ko) * | 1996-12-10 | 2000-04-01 | 정몽규 | 내연기관의 흡,배기 밸브 개폐 가변장치 |
KR101251712B1 (ko) * | 2007-12-13 | 2013-04-05 | 현대자동차주식회사 | 가변식 밸브 리프트를 위한 태핏 구조 |
KR101294041B1 (ko) * | 2007-11-30 | 2013-08-08 | 현대자동차주식회사 | 자동차 엔진의 가변 밸브 리프트 장치 |
KR101382864B1 (ko) * | 2008-12-05 | 2014-04-08 | 현대자동차주식회사 | 태핏밸브용 기통휴지장치 |
-
1994
- 1994-05-30 JP JP14121494A patent/JPH07324611A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100250277B1 (ko) * | 1996-12-10 | 2000-04-01 | 정몽규 | 내연기관의 흡,배기 밸브 개폐 가변장치 |
KR101294041B1 (ko) * | 2007-11-30 | 2013-08-08 | 현대자동차주식회사 | 자동차 엔진의 가변 밸브 리프트 장치 |
KR101251712B1 (ko) * | 2007-12-13 | 2013-04-05 | 현대자동차주식회사 | 가변식 밸브 리프트를 위한 태핏 구조 |
KR101382864B1 (ko) * | 2008-12-05 | 2014-04-08 | 현대자동차주식회사 | 태핏밸브용 기통휴지장치 |
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