JPH07323848A - 移動車輌の走行安全装置 - Google Patents
移動車輌の走行安全装置Info
- Publication number
- JPH07323848A JPH07323848A JP12028694A JP12028694A JPH07323848A JP H07323848 A JPH07323848 A JP H07323848A JP 12028694 A JP12028694 A JP 12028694A JP 12028694 A JP12028694 A JP 12028694A JP H07323848 A JPH07323848 A JP H07323848A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering
- speed
- gear
- speed shift
- traveling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】複数段の変速付きのステアリング伝動経路にお
いて、変速位置が正確に入り状態になっていないと操舵
できないから、この状態を感知具6で感知し移動車輌を
走行させない牽制装置を設けた。 【構成】入力軸1と出力軸2を突設するステアリングギ
ヤケース3内に変速ギヤ4を設け、この変速ギヤ4を高
低変速操作する操作レバー5近傍に変速位置感知具6を
設け、この変速位置感知具6が一定以上の間高低いずれ
にも変速されない状態を感知すると、走行を停止する停
止具7を作動することを特徴とした移動車輌の走行安全
装置とする。
いて、変速位置が正確に入り状態になっていないと操舵
できないから、この状態を感知具6で感知し移動車輌を
走行させない牽制装置を設けた。 【構成】入力軸1と出力軸2を突設するステアリングギ
ヤケース3内に変速ギヤ4を設け、この変速ギヤ4を高
低変速操作する操作レバー5近傍に変速位置感知具6を
設け、この変速位置感知具6が一定以上の間高低いずれ
にも変速されない状態を感知すると、走行を停止する停
止具7を作動することを特徴とした移動車輌の走行安全
装置とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、移動車輌の走行安全
装置に関するものである。この発明は、ハンドル操作量
に対し前車輪操舵量を高低変更する変速装置付きステア
リングにおける、走行安全装置である。
装置に関するものである。この発明は、ハンドル操作量
に対し前車輪操舵量を高低変更する変速装置付きステア
リングにおける、走行安全装置である。
【0002】
【従来の技術、及び、発明が解決しようとする課題】従
来の移動車輌において、ステアリング経路途中に、ハン
ドル操作量に対し前車輪操舵量を高低変更する変速装置
を設けるものは、特公昭43−3728号公報や特公昭
47−4649号公報や実開昭52−68530号公報
で示すように公知である。
来の移動車輌において、ステアリング経路途中に、ハン
ドル操作量に対し前車輪操舵量を高低変更する変速装置
を設けるものは、特公昭43−3728号公報や特公昭
47−4649号公報や実開昭52−68530号公報
で示すように公知である。
【0003】このようなハンドル操作量に対し前車輪操
舵量を高低変更する変速装置を使うに際して、運転者が
高回転出力側または低回転出力側の変速に変速操作した
時、操作が明確でなく、走行中にいずれにも変速されて
いない中間部に変速ギヤが位置している場合が生じる
と、運転者が旋回しようとしてハンドル操作しても前車
輪が動かずあわててしまい、他物接当や道路外への飛び
出し等の危険行為を引き起こすことがある。
舵量を高低変更する変速装置を使うに際して、運転者が
高回転出力側または低回転出力側の変速に変速操作した
時、操作が明確でなく、走行中にいずれにも変速されて
いない中間部に変速ギヤが位置している場合が生じる
と、運転者が旋回しようとしてハンドル操作しても前車
輪が動かずあわててしまい、他物接当や道路外への飛び
出し等の危険行為を引き起こすことがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、操縦容易化
のために取り付けた装置が逆に不安全機構になるのを防
止するために、次のような技術的手段を講じた。即ち、
入力軸1と出力軸2を突設するステアリングギヤケース
3内に変速ギヤ4を設け、この変速ギヤ4を高低変速操
作する操作レバー5近傍に変速位置感知具6を設け、こ
の変速位置感知具6が一定以上の間高低いずれにも変速
されない状態を感知すると、走行を停止する停止具7を
作動することを特徴とした移動車輌の走行安全装置の構
成とする。
のために取り付けた装置が逆に不安全機構になるのを防
止するために、次のような技術的手段を講じた。即ち、
入力軸1と出力軸2を突設するステアリングギヤケース
3内に変速ギヤ4を設け、この変速ギヤ4を高低変速操
作する操作レバー5近傍に変速位置感知具6を設け、こ
の変速位置感知具6が一定以上の間高低いずれにも変速
されない状態を感知すると、走行を停止する停止具7を
作動することを特徴とした移動車輌の走行安全装置の構
成とする。
【0005】
【実施例】図例は、この発明を農用トラクター8の、ス
テアリングハンドル9部に折り込んだものである。以下
に、図面を参照して、この発明の実施例をくわしく説明
する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の
寸法、材質、形状、ただし、この実施例に記載されてい
る構成部品の寸法、材質、形状、囲をそれらのみに限定
する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。
テアリングハンドル9部に折り込んだものである。以下
に、図面を参照して、この発明の実施例をくわしく説明
する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の
寸法、材質、形状、ただし、この実施例に記載されてい
る構成部品の寸法、材質、形状、囲をそれらのみに限定
する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。
【0006】農用トラクター8の前後には前後車輪1
0,11が設けられ、通常は前車輪10,10が操舵輪
となっている。前後車輪10,11間は、前フレーム1
2や伝動ケース13等の主フレームで一体的に連結され
ている。前フレーム12上にはエンジン14が搭載さ
れ、エンジン14の駆動力が伝動ケース13前部に内装
された走行クラッチ15を介して、後車輪11や前車輪
10を駆動する。
0,11が設けられ、通常は前車輪10,10が操舵輪
となっている。前後車輪10,11間は、前フレーム1
2や伝動ケース13等の主フレームで一体的に連結され
ている。前フレーム12上にはエンジン14が搭載さ
れ、エンジン14の駆動力が伝動ケース13前部に内装
された走行クラッチ15を介して、後車輪11や前車輪
10を駆動する。
【0007】エンジン14の廻りはボンネット16で覆
われ、ボンネット16後方にステアリングハンドル9が
配設される。ステアリングハンドル9は、ハンドル軸1
7を経てステアリングギヤケース3の入力軸1に自在継
手18を介して取り付けられる。ステアリングギヤケー
ス3内には、小径と大径の上下のギヤ19,20が入力
軸1に取り付けられており、ステアリングハンドル9の
回転により同時に廻される。この入力軸1と平行して出
力軸2が設けられ、この出力軸2上に変速ギヤ4が軸方
向にスライド自在で、回転方向には駆動伝達可能に取り
付けられる。
われ、ボンネット16後方にステアリングハンドル9が
配設される。ステアリングハンドル9は、ハンドル軸1
7を経てステアリングギヤケース3の入力軸1に自在継
手18を介して取り付けられる。ステアリングギヤケー
ス3内には、小径と大径の上下のギヤ19,20が入力
軸1に取り付けられており、ステアリングハンドル9の
回転により同時に廻される。この入力軸1と平行して出
力軸2が設けられ、この出力軸2上に変速ギヤ4が軸方
向にスライド自在で、回転方向には駆動伝達可能に取り
付けられる。
【0008】5は操作レバーであって、この変速ギヤ4
を上下に操作して小径と大径の上下のギヤ19,20の
いずれか一方に噛みあわせる。操作レバー5の揺動軸部
21には、電気式の入り切りスイッチである変速位置感
知具6が取り付けられ、操作レバー5が高低いずれにも
操作されていない中立状態の時、信号をCPU22に伝
える。
を上下に操作して小径と大径の上下のギヤ19,20の
いずれか一方に噛みあわせる。操作レバー5の揺動軸部
21には、電気式の入り切りスイッチである変速位置感
知具6が取り付けられ、操作レバー5が高低いずれにも
操作されていない中立状態の時、信号をCPU22に伝
える。
【0009】出力軸2は回転すると、その回転をベベル
ギヤ23を介して、機体前部のパワーステアリングユニ
ット24に伝える。パワーステアリングユニット24に
伝えられた回転は、図示しないがこの補助動力で作動力
を軽くしながら、前車輪10,10を左右操舵する。一
定の入力軸1の回転に対し、変速ギヤ4が上方の小径ギ
ヤ19に噛みあうと出力軸2は減速して回転し、変速ギ
ヤ4が下方の大径ギヤ20に噛みあうと出力軸2は増速
して回転する。
ギヤ23を介して、機体前部のパワーステアリングユニ
ット24に伝える。パワーステアリングユニット24に
伝えられた回転は、図示しないがこの補助動力で作動力
を軽くしながら、前車輪10,10を左右操舵する。一
定の入力軸1の回転に対し、変速ギヤ4が上方の小径ギ
ヤ19に噛みあうと出力軸2は減速して回転し、変速ギ
ヤ4が下方の大径ギヤ20に噛みあうと出力軸2は増速
して回転する。
【0010】出力軸2の減速回転時は、ステアリングハ
ンドル9を一定の速度で回転しても前車輪1の操舵量が
少ないから、農用トラクター8の路上走行での高速走行
でも機体がふらつく程の急旋回は生じず安全確実な操舵
量にできる。出力軸2の増速回転時は、ステアリングハ
ンドル9の一定の速度での回転でも前車輪1の操舵量が
多いから重くはなるが急ハンドルが可能と成り、農用ト
ラクター8の低速作業時における素早い旋回が行なえ隣
接耕耘等が簡単になる。この時の操舵荷重は、パワース
テアリングユニット24の補助動力により軽くすること
ができる。
ンドル9を一定の速度で回転しても前車輪1の操舵量が
少ないから、農用トラクター8の路上走行での高速走行
でも機体がふらつく程の急旋回は生じず安全確実な操舵
量にできる。出力軸2の増速回転時は、ステアリングハ
ンドル9の一定の速度での回転でも前車輪1の操舵量が
多いから重くはなるが急ハンドルが可能と成り、農用ト
ラクター8の低速作業時における素早い旋回が行なえ隣
接耕耘等が簡単になる。この時の操舵荷重は、パワース
テアリングユニット24の補助動力により軽くすること
ができる。
【0011】変速位置感知具6が、操作レバー5が高低
いずれにも操作されていない中立状態の信号をCPU2
2に伝えると、同時にタイマー25で時間を測定し、一
定時間例えば10秒程度経過すると、停止具7を作動し
て農用トラクター8の走行を停止する。停止具7はエン
ジン14を停止しても、農用トラクター8の走行を停止
してもよく、エンジン14を停止の場合は、燃料のカッ
トや燃焼空気のカットや圧縮圧力の低下等を停止具7で
行ない、走行停止では走行クラッチ15の切りやブレー
キ(図示せず。)の制動による停止や走行変速部(図示
せず。)の変速中立化等を停止具7で行なう。
いずれにも操作されていない中立状態の信号をCPU2
2に伝えると、同時にタイマー25で時間を測定し、一
定時間例えば10秒程度経過すると、停止具7を作動し
て農用トラクター8の走行を停止する。停止具7はエン
ジン14を停止しても、農用トラクター8の走行を停止
してもよく、エンジン14を停止の場合は、燃料のカッ
トや燃焼空気のカットや圧縮圧力の低下等を停止具7で
行ない、走行停止では走行クラッチ15の切りやブレー
キ(図示せず。)の制動による停止や走行変速部(図示
せず。)の変速中立化等を停止具7で行なう。
【0012】後車輪11の上方と内側方はフェンダー2
6で覆われ、左右フェンダー26,26間に座席27が
配設される。座席27と伝動ケース13間には油圧シリ
ンダーケース28が設けられ、内装のピストン,シリン
ダー等の油圧具33によりリフトアーム29とリフトロ
ッド30を介し、三点リンク31に取り付けられた作業
機32を上下昇降する。
6で覆われ、左右フェンダー26,26間に座席27が
配設される。座席27と伝動ケース13間には油圧シリ
ンダーケース28が設けられ、内装のピストン,シリン
ダー等の油圧具33によりリフトアーム29とリフトロ
ッド30を介し、三点リンク31に取り付けられた作業
機32を上下昇降する。
【0013】
【発明の作用効果】運転操作容易化のためにステアリン
グハンドルの回転比を変更する移動車輌において、回転
比変更のための変速ギヤ4が所定位置に位置しない状態
であるときステアリングハンドルの操舵回転が空転し前
車輪に伝わらなくなるが、変速位置感知具6によりこの
状態を感知し、一定以上の間所定位置に位置しない状態
であるとき移動車輌の走行を停止具7により停止するか
ら、ステアリングハンドルが空転する状態において走行
せず、危険を回避できる。
グハンドルの回転比を変更する移動車輌において、回転
比変更のための変速ギヤ4が所定位置に位置しない状態
であるときステアリングハンドルの操舵回転が空転し前
車輪に伝わらなくなるが、変速位置感知具6によりこの
状態を感知し、一定以上の間所定位置に位置しない状態
であるとき移動車輌の走行を停止具7により停止するか
ら、ステアリングハンドルが空転する状態において走行
せず、危険を回避できる。
【図1】要部の機構及び作動の、説明線図である。
【図2】全体側面図である。
1 入力軸 2 出力軸 3 ステアリングギヤケース 4 変速ギヤ 5 変速位置感知具 6 停止具
Claims (1)
- 【請求項1】 入力軸1と出力軸2を突設するステアリ
ングギヤケース3内に変速ギヤ4を設け、この変速ギヤ
4を高低変速操作する操作レバー5近傍に変速位置感知
具6を設け、この変速位置感知具6が一定以上の間高低
いずれにも変速されない状態を感知すると、走行を停止
する停止具7を作動することを特徴とした移動車輌の走
行安全装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12028694A JPH07323848A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | 移動車輌の走行安全装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12028694A JPH07323848A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | 移動車輌の走行安全装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07323848A true JPH07323848A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=14782489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12028694A Pending JPH07323848A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | 移動車輌の走行安全装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07323848A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009234474A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Kubota Corp | 作業機のステアリング構造 |
CN103673806A (zh) * | 2012-09-17 | 2014-03-26 | 江苏科博汽车部件有限公司 | 一种汽车扶手检具 |
-
1994
- 1994-06-01 JP JP12028694A patent/JPH07323848A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009234474A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Kubota Corp | 作業機のステアリング構造 |
CN103673806A (zh) * | 2012-09-17 | 2014-03-26 | 江苏科博汽车部件有限公司 | 一种汽车扶手检具 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5797499B2 (ja) | 農業用トラクタ | |
JP3578488B2 (ja) | 自動操舵装置 | |
US5295553A (en) | Rear wheel steerable working vehicle | |
JPH07323848A (ja) | 移動車輌の走行安全装置 | |
JP2017108687A (ja) | 作業車両 | |
JP7421707B2 (ja) | 作業車両 | |
JP7234827B2 (ja) | 作業車両 | |
JP3651194B2 (ja) | 作業車両のトレッド変更制御装置 | |
JPH0733940Y2 (ja) | 農用トラクタにおける安全装置 | |
JP3591038B2 (ja) | 移動農機におけるブレーキ用アクチュエータの取付構造 | |
JP3365408B2 (ja) | トラクターの旋回制御装置 | |
KR100236460B1 (ko) | 자동차 조향 시스템 | |
JPH0626431Y2 (ja) | 増速切換機構を具備する前輪舵取り車両 | |
JP3387490B2 (ja) | トラクターの旋回制御装置 | |
JP3763323B2 (ja) | 自動走行車両における走行制御装置 | |
JPH02254068A (ja) | トラクタの前車輪増速装置 | |
JP3221099B2 (ja) | 四輪駆動式移動車輌の前輪回転駆動制御装置 | |
JPH02290725A (ja) | トラクタの旋回制御装置 | |
JPH056182Y2 (ja) | ||
JPH0986222A (ja) | 作業車輛のエンジン緊急停止装置 | |
JP2021036793A5 (ja) | ||
KR100231563B1 (ko) | 커브길 자동감속 제어장치 | |
JP2853830B2 (ja) | トラクタ−の旋回制御装置 | |
JP2000255280A (ja) | 作業車両のpto制御装置 | |
JPH0529836U (ja) | トラクタの安全装置 |