JPH07323795A - 自動車用プロテクタ - Google Patents

自動車用プロテクタ

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Publication number
JPH07323795A
JPH07323795A JP13931394A JP13931394A JPH07323795A JP H07323795 A JPH07323795 A JP H07323795A JP 13931394 A JP13931394 A JP 13931394A JP 13931394 A JP13931394 A JP 13931394A JP H07323795 A JPH07323795 A JP H07323795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
protector
automobile
hard resin
vehicle body
Prior art date
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Pending
Application number
JP13931394A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Tanaka
康雄 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kyoraku Co Ltd filed Critical Kyoraku Co Ltd
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Publication of JPH07323795A publication Critical patent/JPH07323795A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレームの表面全体を均質面にし、表面に均
質で高精度のメッキを施すことができ、高温多湿などの
悪条件下でも、長期間にわたり良好な外観性を保持する
ことができる自動車用プロテクタを提供する。 【構成】 自動車用プロテクタ1は、硬質樹脂の中空成
形によって一体構造とした車体の被保護面を覆うフレー
ム3からなる。フレーム3の表面にメッキ層4を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として自動車の表面
に取り付けて、衝突や接触時の衝撃や摩擦などから車体
を保護する自動車用プロテクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプロテクタは、車体の前
面を覆うグリル状のものであって、金属パイプを曲げ加
工し、かつ複数の金属パイプの接続部分を互いに溶接し
て所要の形状とし、表面にメッキを施して構成されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のこの種のプロテ
クタのように、金属パイプを曲げ加工したものでは、そ
の曲げ部分の内側表面に波状の歪みが生じ、また、溶接
部分にも波状や凹凸などの表面歪みが生じる。このた
め、曲げ部分や溶接部分のメッキ層の仕上がり精度が低
くなって剥離またはクラックが発生しやすい。そして、
僅かでもクラックが発生すると、メッキ層の内側に空気
や水分が入り込んで周辺部のメッキ層に剥離が波及し
て、外観が損なわれる虞がある。
【0004】また、金属製のものでは、その重量が大で
あるばかりでなく、曲げ加工や溶接していない部分の表
面にも微細な孔が多数生じていて、その表面に種々のメ
ッキ法によるメッキ層を施しても、また、メッキ層を厚
く施しても外観性の高度のものが得られないことも指摘
されていた。
【0005】本発明は、上記のように従来の自動車用プ
ロテクタにおける問題点を解消しようとするものであ
り、車体の被保護面を覆うフレームを硬質樹脂の中空成
形による一体構造として、フレームの表面全体を均質面
にし、表面に均質で高精度のメッキを施すことができ、
高温多湿などの悪条件下でも、長期間にわたり良好な外
観性を保持することができる自動車用プロテクタを提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る自動車用プロテクタは、自動車の車体
に取り付けて衝突や接触時の衝撃や摩擦などから車体を
保護するプロテクタであって、少なくとも曲がり部分ま
たは突き合わせ部分を有する異形のフレームからなり、
上記フレームは中空成形により曲がり部分または突き合
わせ部分において連通した中空部を有する硬質樹脂の一
体構造とし、上記硬質樹脂からなるフレームの表面にメ
ッキ層を形成したものである。
【0007】
【作用】本発明に係る自動車用プロテクタによれば、車
体の被保護面を覆う異形のフレームが硬質樹脂の中空成
形によって一体構造に構成されているから、その表面は
曲がり部分や突き合わせ部分などを含めて均質面に形成
される。このため、表面に均質かつ高精度のメッキ層が
施されたものとなる。
【0008】
【実施例】図1には、本発明に係る自動車用プロテクタ
1を自動車2の前面に取り付けた態様が例示されてい
る。
【0009】図1に示すように、自動車用プロテクタ1
は、自動車2の前面のラジエータグリル3をその両側部
および車体の下壁にかけて覆う異形のフレーム3で構成
され、3a,3b,3c,3dは横フレーム、3e,3
fは縦フレームである。横フレーム3a,3b,3c,
3d、縦フレーム3e,3fはパイプ状をなして、曲が
り部分Rおよび突き合わせ部分Pを含んで全体にわたり
一体構造に構成されている。上記横フレーム3a,3
b,3c,3dおよび縦フレーム3e,3fの径または
それらの断面形状は円形のほか楕円形、長四角形、多角
形に一体成形できる。
【0010】上記自動車用プロテクタ1は、横フレーム
3cの中央にフォグランプ5およびナンバープレート6
を取り付ける。自動車用プロテクタ1は、横フレーム3
dに取付フランジ(図示せず)を一体成形し、その取付
フランジを用いて車体下部2′にボルトなどで固定す
る。7はフロントバンパ、8はラジエータグリル、9は
ヘッドランプであり、自動車用プロテクタ1はこれら外
装部品の外面に位置している。
【0011】上記フレーム3は、図2および図3に示す
ように、硬質樹脂の中空成形、本実施例では押出ブロー
成形により一体構造としたものであり、フレーム3の表
面にはメッキが施されてメッキ層4が形成されている。
フレーム3を構成する硬質樹脂は、ABS樹脂、ポリカ
ーボネート、スチレン変性ポリフェニレンオキサイド、
ポリフェニレンサルファイド、ポリアミド、ポリプロピ
レン、または、これらの樹脂を主体とするブレンド物、
または、ガラス繊維を配合したブレンド物などである。
フレーム3の硬質樹脂は2〜6mmの厚みを有してい
る。
【0012】フレーム3は、中空成形により一体構造に
構成されるが、中空成形としては、本実施例のように押
出ブロー成形のほか、ガス注入射出中空成形などがあ
る。
【0013】メッキ層4は、3層構成となっており、内
側から化学メッキ法による銅層4a、電解メッキ法によ
るニッケル層4b、および電解メッキ法によるクロム層
4cからなっており、それぞれ200μm、50μm、
1μmの層厚に形成されている。
【0014】本発明に係る自動車用プロテクタ1によれ
ば、車体の被保護面を覆うフレーム3が硬質樹脂の中空
成形によって一体構造に構成されているから、図2に示
すように、その表面は曲がり部分Rや突き合わせ部分P
などを含めて均質面に形成される。このため、表面に均
質かつ高精度のメッキ層4が形成されたものとなり、外
観性にすぐれたものが得られるうえ、高温多湿などの悪
条件下でも、長期間にわたってすぐれた外観性を保持す
るものとなる。
【0015】また、本発明に係る自動車用プロテクタ1
は、硬質樹脂の中空体からなる一体構造であるから、軽
量であるにもかかわらず機械的強度が大であり、衝撃に
対する車体の保護性にすぐれている。
【0016】また、特にブロー成形により構成したもの
では、それが中空構造であるうえ、全体の剛性の高いも
のが得られて成形後の収縮変形がきわめて小さいから、
フレーム3の表面にメッキ層4を施しても、それに反り
などの変形が生じない。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、車体の被保護面を覆う
異形のフレームを硬質樹脂の中空成形による一体構造と
したことにより、フレームの表面全体を均質面にし、表
面に均質で高精度のメッキを施すことができ、高温多湿
などの悪条件下でも、長期間にわたり良好な外観性を保
持することができる自動車用プロテクタを得ることがで
きる。
【0018】よって、自動車の外面に取り付けられるグ
リルガード、バンパガード、サイドガード、リヤスペア
タイヤガードなどの自動車用プロテクタとして有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車用プロテクタを自動車の前
面に取り付けた態様を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る自動車用プロテクタの一部の拡大
斜視図である。
【図3】本発明に係る自動車用プロテクタの構造を示す
部分拡大断面図である。
【符号の説明】
1 自動車用プロテクタ 2 自動車 2′車体下部 3 フレーム 3a,3b,3c,3d 横フレーム 3e,3f 縦フレーム 4 メッキ層 4a 銅層 4b ニッケル層 4c クロム層 5 フォグランプ 6 ナンバープレート 7 フロントバンパ 8 ラジエータグリル 9 ヘッドランプ P 突き合わせ部分 R 曲がり部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車体に取り付けて衝突や接触時
    の衝撃や摩擦などから車体を保護するプロテクタであっ
    て、少なくとも曲がり部分または突き合わせ部分を有す
    る異形のフレームからなり、上記フレームは中空成形に
    より曲がり部分または突き合わせ部分において連通した
    中空部を有する硬質樹脂の一体構造とし、上記硬質樹脂
    からなるフレームの表面にメッキ層を形成したことを特
    徴とする自動車用プロテクタ。
JP13931394A 1994-05-30 1994-05-30 自動車用プロテクタ Pending JPH07323795A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13931394A JPH07323795A (ja) 1994-05-30 1994-05-30 自動車用プロテクタ

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JP13931394A JPH07323795A (ja) 1994-05-30 1994-05-30 自動車用プロテクタ

Publications (1)

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JPH07323795A true JPH07323795A (ja) 1995-12-12

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ID=15242399

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JP13931394A Pending JPH07323795A (ja) 1994-05-30 1994-05-30 自動車用プロテクタ

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JP (1) JPH07323795A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09254724A (ja) * 1996-03-25 1997-09-30 Toyoda Gosei Co Ltd 車両用グリルガード
JP2002155392A (ja) * 2000-11-16 2002-05-31 Nec Corp 携帯電話機筐体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002155392A (ja) * 2000-11-16 2002-05-31 Nec Corp 携帯電話機筐体
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Effective date: 20040330

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02