JPH07323785A - 車両用電動ドアミラーの制御装置 - Google Patents

車両用電動ドアミラーの制御装置

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Publication number
JPH07323785A
JPH07323785A JP6118161A JP11816194A JPH07323785A JP H07323785 A JPH07323785 A JP H07323785A JP 6118161 A JP6118161 A JP 6118161A JP 11816194 A JP11816194 A JP 11816194A JP H07323785 A JPH07323785 A JP H07323785A
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JP
Japan
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door mirror
relay
switch
operation switch
exciting coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP6118161A
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English (en)
Inventor
Takafumi Ichikawa
隆文 市川
Atsushi Koiwa
篤史 小岩
Kouki Imaeda
功旗 今枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動ドアミラーの格納位置及び使用位置間で
の回動制御を、操作スイッチのワンタッチ操作により行
い得るようにして操作性の向上を実現する。 【構成】 モーメンタリ形の操作スイッチ27の接点
(C−A)間がオンされると、励磁コイル17bに通電
されてリレースイッチ17aの接点(c−a)間がオン
され、モータ11、12の矢印H方向の通電路並びに励
磁コイル17bの自己保持通電路が、正特性サーミスタ
21、22を介して形成される。これにより、ドアミラ
ーが格納位置方向へ回動開始され、その回動状態が操作
スイッチ27の操作解除後も継続される。ドアミラーが
格納位置まで回動されると、モータ11、12がロック
されるのに応じて、正特性サーミスタ21、22の温度
が上昇してそれらの分担電圧が大きくなるため、リレー
スイッチ17aが初期状態に戻され、モータ11、12
が断電されてドアミラーが格納位置に停止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドアミラーの格納位置
及び使用位置間での往復回動を遠隔操作により行うため
の車両用電動ドアミラーの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用電動ドアミラーの制御装
置としては、例えば実開平4−76196号公報に記載
されたものが知られており、その電気的構成は図3のよ
うになっている。即ち、この図3において、モータ1
は、矢印H方向へ通電されたときにドアミラーを格納位
置方向へ回動させ、反矢印H方向へ通電されたときにド
アミラーを使用位置方向へ回動させるようになってい
る。上記モータ1の通電路に介在された正特性サーミス
タ2は、温度上昇に応じて抵抗値が急激に増大する構成
となっている。リレー3は、自身が有する常開形リレー
スイッチ3aのオフ状態では、その励磁コイル3bに対
しコンデンサ4及び正特性サーミスタ2を介して通電さ
れ、リレースイッチ3aのオン状態では、励磁コイル3
bに対し当該リレースイッチ3a、抵抗5及び正特性サ
ーミスタ2を介して通電されるようになっている。
【0003】操作スイッチ6は、2回路切換形に構成さ
れており、接点(c1 −a1 )間及び接点(c2 −a2
)間がオンされたときには、リレー3の励磁コイル3
bに対して、バッテリ7からコンデンサ4及び正特性サ
ーミスタ2を介して通電されて、当該リレー3のリレー
スイッチ3aがオンされる。これにより、モータ1に対
する矢印H方向の通電路が、操作スイッチ6、リレース
イッチ3a及び正特性サーミスタ2を介して形成される
ため、ドアミラーが格納位置方向へ回動される。また、
このようにリレースイッチ3aがオンした後には、励磁
コイル3bの通電路が、リレースイッチ3a、抵抗5及
び正特性サーミスタ2を介して形成されるようになり、
リレー3が動作状態を保持するようになる。
【0004】この後に、ドアミラーが格納位置まで回動
されると、モータ1がロック状態となって過電流が流れ
るため、正特性サーミスタ2の内部温度が上昇してその
抵抗値が増大する。すると、正特性サーミスタ2の分担
電圧が大きくなって、励磁コイル3bに対する印加電圧
がその動作を保持できる電圧以下に低下するため、リレ
ースイッチ3aがオフされる。これにより、リレー3の
動作状態が解除されると共に、モータ1が断電されてド
アミラーが格納位置に停止される。
【0005】一方、操作スイッチ6の接点(c1 −b1
)間及び接点(c2 −b2 )間がオンされた状態で
は、そのオン時においてリレー3の励磁コイル3bに対
して、バッテリ7から正特性サーミスタ2及びコンデン
サ4を介して通電されて、リレースイッチ3aがオンさ
れる。これにより、モータ1に対する反矢印H方向の通
電路が、操作スイッチ6、正特性サーミスタ2及びリレ
ースイッチ3aを介して形成されるため、ドアミラーが
使用位置方向へ回動される。また、このようにリレース
イッチ3aがオンした後にも、リレー3が動作状態を保
持する。
【0006】この後に、ドアミラーが使用位置まで回動
されると、モータ1がロック状態となるのに応じて正特
性サーミスタ2の分担電圧が大きくなるため、励磁コイ
ル3bに対する印加電圧がその動作を保持できる電圧以
下に低下してリレースイッチ3aがオフされる。これに
より、リレー3の動作状態が解除されると共に、モータ
1が断電されてドアミラーが使用位置に停止される。
【0007】尚、コンデンサ4は、リレー3のチャタリ
ング動作を防止するために設けられたものである。つま
り、上述のようにドアミラーが格納位置或いは使用位置
まで回動された後に、操作スイッチ6のオン状態が継続
された場合、コンデンサ4は、正特性サーミスタ2がリ
レースイッチ3aのオフに伴い冷却される前の時点で当
該正特性サーミスタ2を通じて充電された状態となるか
ら、励磁コイル3bにはリレー3を動作させるに足る電
流が流れることがなく、これによりリレースイッチ3a
の再オンによるチャタリング現象が防止される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成では、ド
アミラーが格納位置及び使用位置にある各状態を検知す
るための位置検出手段が不要になるなど、全体構成の簡
単化を実現できる利点がある。しかしながら、従来構成
の装置では、モータ1に通電してドアミラーを格納位置
或いは使用位置へ回動させるときには、そのモータ1の
通電期間中を通じて操作スイッチ6をオン状態(接点
(c1 −a1 )間及び接点(c2 −a2 )間をオンした
状態、若しくは接点(c1 −b1 )間及び接点(c2 −
b2 )間をオンした状態)に保持しておく必要があるた
め、操作スイッチ6としてモーメンタリ形のものを採用
した場合には、その操作を継続的に行う必要があって操
作性が悪化することになる。このため、操作スイッチ6
として、オルタネート形のものを使用することが前提と
ならざるを得ず、従って、ドアミラーが格納位置或いは
使用位置まで回動した後には、操作スイッチ6を中立状
態(接点(c1 −n1 )間及び接点(c2 −n2 )間を
オンした状態)に戻す操作が必要となるものであり、そ
の操作性に劣るという問題点があった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、電動ドアミラーを格納位置及び使用
位置間で遠隔制御により往復回動させる場合に、当該ド
アミラーが上記各位置にある状態を検知するための位置
検出手段を不要にできて全体構成の簡単化を図り得ると
共に、上記遠隔制御を操作スイッチのワンタッチ操作に
より行い得るようになって操作性の向上を実現できる車
両用電動ドアミラーの制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、格納位置及び使用位置に機械力によって保
持されるドアミラーと、正逆回転に応じて前記ドアミラ
ーを前記格納位置及び使用位置間で往復回動させるモー
タとを備えた車両用電動ドアミラーの制御装置におい
て、車室内に設けられ中立位置から格納指令位置及び復
帰指令位置へそれぞれ操作可能に構成されたモーメンタ
リ形の操作スイッチと、温度上昇に応じて抵抗値が急激
に増大する正特性サーミスタと、前記操作スイッチが前
記格納指令位置へ操作されたときに電源から当該操作ス
イッチを介して通電される励磁コイル及びこの励磁コイ
ルの通電状態でオンされて前記電源に直接的に接続され
るリレースイッチを有し、そのリレースイッチのオン状
態では前記モータの正回転通電路並びに上記励磁コイル
の自己保持通電路を前記操作スイッチと無関係に前記正
特性サーミスタを介して形成する第1のリレーと、前記
操作スイッチが前記復帰指令位置へ操作されたときに前
記電源から当該操作スイッチを介して通電される励磁コ
イル及びこの励磁コイルの通電状態でオンされて前記電
源に直接的に接続されるリレースイッチを有し、そのリ
レースイッチのオン状態では前記モータの逆回転通電路
並びに上記励磁コイルの自己保持通電路を前記操作スイ
ッチと無関係に前記正特性サーミスタを介して形成する
第2のリレーとを備えた構成としたものである。
【0011】この場合、前記正特性サーミスタ、第1及
び第2のリレーを、前記操作スイッチを含む操作ユニッ
トに組み込む構成とすることもできる。
【0012】
【作用】ドアミラーが使用位置にある状態で、モーメン
タリ形の操作スイッチが格納指令位置へ操作されたとき
には、第1のリレーの励磁コイルに対して、電源から当
該操作スイッチを介して通電されるようになるため、リ
レースイッチがオンされて電源に直接的に接続されるよ
うになる。これにより、前記モータの正回転通電路並び
に上記励磁コイルの自己保持通電路が、前記操作スイッ
チと無関係に前記正特性サーミスタを介して形成される
ようになるから、ドアミラーが格納位置方向へ回動開始
されると共に、その回動状態が操作スイッチの操作を解
除した後にも継続される。この後に、ドアミラーが格納
位置まで回動されると、モータがロック状態となって過
電流が流れるため、正特性サーミスタにおいては、ジュ
ール損失の増大に伴う温度上昇によって抵抗値が増大す
るようになる。すると、正特性サーミスタの分担電圧が
大きくなって、励磁コイルに対する印加電圧がその動作
を保持できる電圧以下に低下してリレースイッチがオフ
状態に戻されるため、リレーの自己保持状態が解除され
ると共に、モータが断電されてドアミラーが格納位置に
停止される。
【0013】ドアミラーが格納位置にある状態で、操作
スイッチが復帰指令位置へ操作されたときには、第2の
リレーの励磁コイルに対して、電源から当該操作スイッ
チを介して通電されるようになるため、リレースイッチ
がオンされて電源に直接的に接続されるようになる。こ
れにより、前記モータの逆回転通電路並びに上記励磁コ
イルの自己保持通電路が、前記操作スイッチと無関係に
前記正特性サーミスタを介して形成されるようになるか
ら、ドアミラーが使用位置方向へ回動開始されると共
に、その回動状態が操作スイッチの操作を解除した後に
も継続される。この後に、ドアミラーが使用位置まで回
動されると、モータがロック状態となって過電流が流れ
るため、前述同様に正特性サーミスタの分担電圧が大き
くなってリレースイッチがオフ状態に戻されるため、リ
レーの自己保持状態が解除されると共に、モータが断電
されてドアミラーが使用位置に停止される。
【0014】上記のように、ドアミラーを格納位置或い
は使用位置へ回動させる場合には、操作スイッチを格納
指令位置或いは復帰指令位置へワンタッチ操作するだけ
で良いから、操作性が向上するようになる。
【0015】正特性サーミスタ、第1及び第2のリレー
のような電装部品が操作スイッチを含む操作ユニットに
組み込まれていた場合には、それらの電装部品をドアミ
ラー内に設ける場合のように気象などの環境条件による
悪影響が及ぶ虞がなくなり、結果的に寿命の長期化を図
り得るようになる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1実施例について図1を参
照しながら説明する。図1において、運転席側ドアミラ
ーに内蔵されたモータ11及び助手席側ドアミラーに内
蔵されたモータ12は、正回転方向(矢印H方向)に通
電されたときに対応するドアミラーを格納位置方向へ回
動させ、逆回転方向(反矢印H方向)へ通電されたとき
にドアミラーを使用位置方向へ回動させる構成となって
おり、操作ユニット13に設けられた端子T1・T4間
及び端子T2・T3間にそれぞれ接続されている。尚、
上記各ドアミラーは、格納位置及び使用位置に機械力に
より保持される構成となっている。
【0017】上記操作ユニット13は、車室内における
運転者が操作し易い位置に設けられるものであり、次に
述べるような構成となっている。即ち、操作ユニット1
3において、前記端子T1及びT2は、電源供給ライン
14に共通に接続され、前記端子T3及びT4は、それ
ぞれ電源供給ライン15及び16に接続されている。電
源供給ライン14は、第1のリレー17が有するリレー
スイッチ17aの共通接点cに接続されていると共に、
抵抗18及び上記リレー17の励磁コイル17bを直列
に介してダイオード19及び20の各アノードに接続さ
れており、各ダイオード19及び20は、それぞれ電源
供給ライン15及び16に接続されている。
【0018】電源供給ライン15及び16は、それぞれ
正特性サーミスタ21及び22を介した後に第2のリレ
ー23が有するリレースイッチ23aの共通接点cに接
続されていると共に、ダイオード24及び25のアノー
ドに接続されており、それらダイオード24及び25の
カソードは、抵抗26及び上記リレー23の励磁コイル
23bを直列に介して電源供給ライン14に接続されて
いる。尚、上記正特性サーミスタ21及び22として
は、熱容量が小さく且つ温度上昇に応じて抵抗値が例え
は0.5Ω程度から100Ω程度まで急激に増大すると
いう良好な温度応答性を備えたものが選定されるもの
で、例えば高分子系材料製のものが適している。
【0019】また、前記第1のリレー17及び第2のリ
レー23が有するリレースイッチ17a及び23aは、
トランスファタイプのもので、対応する励磁コイル17
b及び23bの通電状態で接点(c−a)間をオンし、
断電状態で接点(c−b)間をオンする構成となってい
る。この場合、リレースイッチ17a及び23aにあっ
ては、各常開接点aが前記アクセサリ電源端子ACCに
接続されると共に、各常閉接点bがグランド端子に接続
される。
【0020】操作スイッチ27は、非操作状態において
中立位置に保持されると共に、この中立位置にある状態
から、接点(C−A)間をオンした格納指令位置及び接
点(C−B)間をオンした復帰指令位置へそれぞれ操作
可能なモーメンタリ形に構成されており、その共通接点
Cがアクセサリ電源端子ACCに接続されている。ま
た、操作スイッチ27にあっては、その接点Aが、励磁
コイル17b及び抵抗18の共通接続点に接続され、接
点Bが、励磁コイル23b及び抵抗26の共通接続点に
接続される。
【0021】次に、上記構成の作用について説明する。
今、各ドアミラーが使用位置にある状態で、操作スイッ
チ27が格納指令位置(接点(C−A)間をオンした位
置)へ操作されたときには、第1のリレー17の励磁コ
イル17bに対して、アクセサリ電源端子ACCから上
記接点(C−A)間、ダイオード19及び20、正特性
サーミスタ21及び22、第2のリレー23が有するリ
レースイッチ23aの接点(c−b)間を介して通電さ
れるため、リレースイッチ17aの接点(c−a)間が
オンされて当該リレースイッチ17aがアクセサリ電源
端子ACCに直接的に接続されるようになる。
【0022】これにより、モータ11及び12の正回転
通電路(矢印H方向の通電路)が、リレースイッチ17
aの接点(c−a)間、正特性サーミスタ21及び2
2、リレースイッチ23aの接点(c−b)間を介して
形成されると共に、励磁コイル17bの自己保持通電路
が、リレースイッチ17aの接点(c−a)間、抵抗1
8、ダイオード19及び20、正特性サーミスタ21及
び22、リレースイッチ23aの接点(c−b)間を介
して形成されるようになる。すると、モータ11及び1
2の正回転方向への通電に応じて運転席側及び助手席側
の各ドアミラーが格納位置方向へ回動開始されるように
なり、この場合には、上記モータ11及び12の正回転
通電路及び励磁コイル17bの自己保持通電路が操作ス
イッチ27と無関係に形成されるから、各モータ11及
び12の回動状態が操作スイッチ27の操作を解除した
後にも継続される。
【0023】このようにして、各ドアミラーが格納位置
まで回動されるものであるが、一般的には、助手席側の
ドアミラーの回動角度が運転席側のドアミラーより小さ
いから、助手席側のドアミラーが先に格納位置まで回動
された後に運転席側のドアミラーが格納位置まで回動さ
れる。すると、モータ12及び11がこの順にロック状
態となって過電流が流れるため、正特性サーミスタ22
及び21においては、ジュール損失の増大に伴う温度上
昇によって抵抗値が順次増大するようになる。このよう
に正特性サーミスタ21及び22の抵抗値が増大する
と、それらの分担電圧が大きくなって、励磁コイル17
bに対する印加電圧がその動作を保持できる電圧以下に
低下してリレースイッチ17aが接点(c−b)間をオ
ンした状態(本発明でいうオフ状態に相当)に戻される
ため、リレー17の自己保持状態が解除されると共に、
モータ11及び12が断電されて各ドアミラーが格納位
置に停止される。
【0024】一方、各ドアミラーが格納位置にある状態
で、操作スイッチ27が復帰指令位置(接点(C−B)
間をオンした位置)へ操作されたときには、第2のリレ
ーの励磁コイル23bに対して、アクセサリ電源端子A
CCから上記接点(C−B)間、第1のリレー17が有
するリレースイッチ17aの接点(c−b)間を介して
通電されるようになるため、リレースイッチ23aの接
点(c−a)間がオンされて当該リレースイッチ23a
がアクセサリ電源端子ACCに直接的に接続されるよう
になる。
【0025】これにより、モータ11及び12の逆回転
通電路(反矢印H方向の通電路)が、リレースイッチ2
3aの接点(c−a)間、正特性サーミスタ21及び2
2、リレースイッチ17aの接点(c−b)間を介して
形成されると共に、励磁コイル23bの自己保持通電路
が、リレースイッチ23aの接点(c−a)間、正特性
サーミスタ21及び22、ダイオード24及び25、抵
抗26、リレースイッチ17aの接点(c−b)間を介
して形成されるようになる。すると、モータ11及び1
2の逆回転方向への通電に応じて運転席側及び助手席側
の各ドアミラーが使用位置方向へ回動開始されるように
なり、この場合にも、上記モータ11及び12の逆回転
通電路及び励磁コイル23bの自己保持通電路が操作ス
イッチ27と無関係に形成されるから、各モータ11及
び12の回動状態が操作スイッチ27の操作を解除した
後にも継続される。
【0026】これに応じて、助手席側のドアミラーが先
に使用位置まで回動された後に運転席側のドアミラーが
使用位置まで回動されて、モータ12及び11が順次ロ
ック状態となって過電流が流れるため、前述同様に正特
性サーミスタ21及び22の分担電圧が大きくなってリ
レースイッチ23aが接点(c−b)間をオンした状態
(本発明でいうオフ状態に相当)に戻され、リレー23
の自己保持状態が解除されると共に、モータ11及び1
2が断電されて各ドアミラーが使用位置に停止される。
【0027】従って、上記した実施例によれば、ドアミ
ラーを格納位置或いは使用位置へ回動させる場合には、
操作スイッチ27を格納指令位置或いは復帰指令位置へ
ワンタッチ操作するだけで良いから、ドアミラーが格納
位置或いは使用位置へ回動した後に操作スイッチを中立
位置に戻す必要がある従来構成に比べて操作性が大幅に
向上するようになる。また、このようにドアミラーを格
納位置及び使用位置間で遠隔制御により往復回動させる
場合に、当該ドアミラーが上記各位置にある状態を検知
するための位置検出手段を不要にできるから、全体構成
の簡単化を図り得るようになる。しかも、正特性サーミ
スタ21及び22、第1及び第2のリレー17及び23
のような電装部品は、操作スイッチ27を含む操作ユニ
ット13に組み込まれた状態、つまり車両の内部に設け
られた状態となるから、それらの電装部品に対して、ド
アミラー内に設ける場合のように気象などの環境条件か
らの悪影響が及ぶ虞がなくなり、結果的に寿命の長期化
を図り得るようになる。
【0028】図2には本発明の第2実施例が示されてお
り、以下これについて前記第1実施例と異なる部分のみ
説明する。即ち、この第2実施例は、第1実施例におけ
る操作スイッチ27に代えて多接点タイプの操作スイッ
チ28を設けることにより、ドアミラーの回動途中でそ
の回動方向を反転できるようにした点に特徴を有する。
【0029】上記操作スイッチ28は、4個の端子28
a〜28dを有し、非操作状態において中立位置に保持
されると共に、この中立位置にある状態から、端子28
a・28b間及び端子28c・28d間をそれぞれオン
した格納指令位置と、端子28a・28c間及び端子2
8b・28d間をそれぞれオンした復帰指令位置へそれ
ぞれ操作可能なモーメンタリ形に構成されている。この
場合、端子28aは励磁コイル17b及び抵抗18の共
通接続点に接続され、端子28bはアクセサリ電源端子
ACCに接続され、端子28cはグランド端子に接続さ
れ、端子28dは励磁コイル23b及び抵抗26の共通
接続点に接続される。
【0030】このような構成によれば、各ドアミラーが
使用位置にある状態で、操作スイッチ28が格納指令位
置へ操作されたときには、第1のリレー17の励磁コイ
ル17bに対して、アクセサリ電源端子ACCから上記
操作スイッチ28の端子28a・28b間、ダイオード
19及び20、正特性サーミスタ21及び22、第2の
リレー23が有するリレースイッチ23aの接点(c−
b)間を介して通電されるようになり、また、各ドアミ
ラーが格納位置にある状態で、操作スイッチ28が復帰
指令位置へ操作されたときには、第2のリレー23の励
磁コイル23bに対して、アクセサリ電源端子ACCか
ら上記操作スイッチの端子28b・28d間、第1のリ
レー17が有するリレースイッチ17aの接点(c−
b)間を介して通電されるようになるから、前記第1実
施例と同様に各ドアミラーを格納位置或いは使用位置ま
で回動させることができる。
【0031】この場合、各ドアミラーが格納位置方向へ
回動されている途中(このときには第1のリレー17が
自己保持されている)において、操作スイッチ28が復
帰指令位置へ操作されたときには、励磁コイル17b及
び抵抗18の共通接続点が上記操作スイッチの端子28
a・28c間を介してグランド端子に接続されて、第1
のリレー17の自己保持状態が強制的に解除されると共
に、第2のリレー23の励磁コイル23bに通電され
て、各ドアミラーの回動方向が使用位置方向へ反転され
るようになる。
【0032】また、各ドアミラーが使用位置方向へ回動
されている途中(このときには第2のリレー23が自己
保持されている)において、操作スイッチ28が格納指
令位置へ操作されたときには、励磁コイル23b及び抵
抗26の共通接続点が上記操作スイッチの端子28c・
28d間を介してグランド端子に接続されて、第2のリ
レー23の自己保持状態が強制的に解除されると共に、
第1のリレー17の励磁コイル17bに通電されて、各
ドアミラーの回動方向が格納位置方向へ反転されるよう
になる。
【0033】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、請
求項1記載の発明によれば、電動ドアミラーを格納位置
及び使用位置間で遠隔制御により往復回動させる場合
に、当該ドアミラーが上記各位置にある状態を検知する
ための位置検出手段を不要にできて全体構成の簡単化を
図り得るものであり、また、モーメンタリ形の操作スイ
ッチの操作に応じて、ドアミラーの格納位置及び使用位
置への回動を選択的に開始させると共に、その操作解除
後も上記ドアミラーの回動を当該ドアミラーが目的とす
る位置へ回動されるまで自動的に保持する構成となって
いるから、操作性の向上を実現できるという有益な効果
を奏するものである。
【0034】請求項2記載の発明によれば、上記のよう
な制御に必要な電装部品である正特性サーミスタ、第1
及び第2のリレーを、前記操作スイッチを含む操作ユニ
ットに組み込む構成としたから、それらの電装部品に気
象などの環境条件による悪影響が及ぶ虞がなくなって、
寿命の長期化を実現し得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す電気回路構成図
【図2】本発明の第2実施例を示す電気回路構成図
【図3】従来例を示す電気回路構成図
【符号の説明】
図面中、11、12はモータ、13は操作ユニット、1
7は第1のリレー、17aはリレースイッチ、17bは
励磁コイル、21、22は正特性サーミスタ、23は第
2のリレー、23aはリレースイッチ、23bは励磁コ
イル、27、28は操作スイッチを示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 格納位置及び使用位置に機械力によって
    保持されるドアミラーと、正逆回転に応じて前記ドアミ
    ラーを前記格納位置及び使用位置間で往復回動させるモ
    ータとを備えた車両用電動ドアミラーの制御装置におい
    て、 車室内に設けられ中立位置から格納指令位置及び復帰指
    令位置へそれぞれ操作可能に構成されたモーメンタリ形
    の操作スイッチと、 温度上昇に応じて抵抗値が急激に増大する正特性サーミ
    スタと、 前記操作スイッチが前記格納指令位置へ操作されたとき
    に電源から当該操作スイッチを介して通電される励磁コ
    イル及びこの励磁コイルの通電状態でオンされて前記電
    源に直接的に接続されるリレースイッチを有し、そのリ
    レースイッチのオン状態では前記モータの正回転通電路
    並びに上記励磁コイルの自己保持通電路を前記操作スイ
    ッチと無関係に前記正特性サーミスタを介して形成する
    第1のリレーと、 前記操作スイッチが前記復帰指令位置へ操作されたとき
    に前記電源から当該操作スイッチを介して通電される励
    磁コイル及びこの励磁コイルの通電状態でオンされて前
    記電源に直接的に接続されるリレースイッチを有し、そ
    のリレースイッチのオン状態では前記モータの逆回転通
    電路並びに上記励磁コイルの自己保持通電路を前記操作
    スイッチと無関係に前記正特性サーミスタを介して形成
    する第2のリレーとを備えたことを特徴とする車両用電
    動ドアミラーの制御装置。
  2. 【請求項2】 前記正特性サーミスタ、第1及び第2の
    リレーは、前記操作スイッチを含む操作ユニットに組み
    込まれていることを特徴とする請求項1記載の車両用電
    動ドアミラーの制御装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6182848U (ja) * 1984-11-06 1986-05-31
JPS6247442U (ja) * 1985-09-12 1987-03-24
JPH0627336U (ja) * 1992-09-21 1994-04-12 市光工業株式会社 電動格納式ドアーミラー

Patent Citations (3)

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