JPH07323720A - 自動車の空調用ダクト構造 - Google Patents

自動車の空調用ダクト構造

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Publication number
JPH07323720A
JPH07323720A JP6139349A JP13934994A JPH07323720A JP H07323720 A JPH07323720 A JP H07323720A JP 6139349 A JP6139349 A JP 6139349A JP 13934994 A JP13934994 A JP 13934994A JP H07323720 A JPH07323720 A JP H07323720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
duct
conditioning
flow
automobile
Prior art date
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Pending
Application number
JP6139349A
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English (en)
Inventor
Akihiko Sugimoto
明彦 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調用ダクトを流れる空調エアの風量を増大
させると共に騒音を減少させる。 【構成】 車室に設けたセンタベンチ吹出口およびサイ
ドベンチ吹出口と、空調ユニットケースとを連通させる
自動車のベンチレーションダクト6において、このベン
チレーションダクト6の通路に空調エアの流れを整流す
る螺旋状の凸部19を形成する。このようにしたので、空
調エアがベンチレーションダクト6を流れるとき、この
凸部19に沿って流れるようになり、空調エアを螺旋状に
流すことができる。これによって、空調エアが整流され
渦流を回避させて風量を増大させると共に騒音を防止さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の空気調和装置
のダクトの内部に改良を加えた自動車の空調用ダクト構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車には車室内空気の温度、湿
度等を調整して車室内を快適な状態に保持するための空
気調和装置が備えられている。この空気調和装置の一例
を図4および図5に基づいて簡単に説明する。
【0003】図5は自動車に配設された空気調和装置1
の構造図を示したものである。この空気調和装置1の空
調ユニットケース2内にはヒータコア3や冷房用のエバ
ポレータ4等の空調ユニットおよび空調空気(冷暖房等
された空気)の流れ方向を制御するダンパ5が設けられ
ている。
【0004】この空調ユニットケース2にはベンチレー
ションダクト6が接続されており、ベンチレーションダ
クト6の下流側は3方向に分岐されている。そして、こ
の分岐したダクトの中央端部7は、図4に示す、インス
トルメントパネル8の中央部に設けたセンタベンチ吹出
口9に臨んでおり、分岐したダクトの両端部10はインス
トルメントパネル8の両側に設けたサイドベンチ吹出口
11に各々臨んでいる。
【0005】また、この空調ユニットケース2にはデフ
ロスタダクト12が接続され、デフロスタダクト12にはデ
フロスタノズル13が接続されると共にデフロスタノズル
13はインストルメントパネル8に設けたデフロスタ吹出
口(図示なし)に臨んでいる。また、デフロスタノズル
13の側部にはサイドデミスタダクト14が接続され、サイ
ドデミスタダクト14の下流端15はインストルメントパネ
ル8に設けたサイドデミスタ吹出口(図示なし)に臨ん
でいる。
【0006】さらに、空調ユニットケース2にはリヤダ
クト16が接続され、リヤダクト16の下流端17はリヤダク
ト吹出口となっている。なお、符号18で示すものは足元
吹出口である。
【0007】上記ベンチレーションダクト6、デフロス
タダクト12、サイドデミスタダクト14、そしてリヤダク
ト16等には、従来、図6および図7に示す、丸型に形成
された空調用ダクト18が使用されたり、また、図8およ
び図9で示す、角型に形成された空調用ダクト19が使用
されている。
【0008】これらの空調用ダクト18,19の通路はでき
るだけ凹凸をなくし滑らかになるように形成されてい
る。
【0009】なお、空気調和装置のダクトとして、実開
昭56−78941号公報に開示されているものがあ
る。この公報に開示されているものは、空調用のダクト
の折曲部にこの折曲部を通過した後の風量分布を略均一
にする整流板を配設したものである。
【0010】また、吸熱装置として、実公平2−721
7号公報に開示されているものがある。この公報に開示
されているものは、先端が閉鎖したヒートパイプの放熱
部を、エアダクト内にその延在方向を沿わせて配置し、
この放熱部の外周面に螺旋状をなすスパイラルフィンを
巻回し、さらに、スパイラルフィンの外縁部に螺旋状の
切欠きを設けたものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
では、空調用ダクトの通路はできるだけ凹凸をなくすよ
うに形成してあるので、流れる空調空気が整流されず
に、かえって渦流となり、風量にロスが生じて風量減と
なったり、また、騒音を発する問題があった。
【0012】なお、実開昭56−78941号公報に開
示されている空気調和装置のダクトは、空調用のダクト
の折曲部に、この折曲部を通過した後の風量分布を略均
一にする整流板を設けたものであるので、折曲部を通過
した後の風量分布は一旦、均一となるが、折曲後のダク
ト内に、風を整流させるものがないので、風量分布が必
ずしも均一とならず渦流となる虞がある。
【0013】また、実公平2−7217号公報に開示さ
れている吸熱装置は、エアダクトの内部に配置したヒー
トパイプにスパイラルフィンを巻回し、このスパイラル
フィンの外縁部に切欠きを設けたものであるが、エアダ
クト自体に整流フィン等を設けておらず、また、スパイ
ラルフィンの巻回のピッチが細かいので、逆にこのフィ
ンが障害物となって流れに支障が生じる虞がある。
【0014】本発明は、上記従来の課題を解決するため
になされたもので、空調用ダクトの内部に螺旋状の突出
部を設けて、空調用ダクト内を流れる空調空気を整流す
ると共に渦流を回避し、これによって、風量のロスを防
止して騒音を減少させた自動車の空調用ダクト構造を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、車室に設けた空調空気吹出口
と空調ユニットケースとを連通させる自動車の空調用ダ
クトにおいて、該空調用ダクトの通路に空調空気の流れ
を整流する螺旋状の突出部を空調用ダクトの延在方向に
沿って形成したことを特徴とするものである。
【0016】
【作用】本発明は、このような構成とすれば、空調用ダ
クトの通路に空調空気の流れを整流する螺旋状の突出部
を空調用ダクトの延在方向に沿って形成したので、空調
空気が空調用ダクトを流れるとき、この突出部に沿って
流れるようになり、空調空気を螺旋状に流すことが可能
になる。これによって、空調空気が整流され渦流を回避
することが可能になる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1にもとづき、
図4ないし図9と同一の部材には同一の符号を付して説
明する。図1は、図5に示す空調ユニットケース2と、
図4に示す空調空気吹出口であるセンタベンチ吹出口9
とサイドベンチ吹出口11とを連通させる空調用ダクト、
すなわち、ベンチレーションダクト6の斜視図である。
【0018】このベンチレーションダクト6の通路には
空調空気の流れを整流する螺旋状の突出部、すなわち、
螺旋状の凸部19がダクト6の延在方向に沿って設けられ
ている。螺旋状の凸部19は、図2に示すように、ベンチ
レーションダクト6の外周壁に外側から通路側に螺旋状
のへこみをつけることによって形成してある。図1の矢
印は空調空気の流れを示す。
【0019】次に、本実施例の作用を説明する。本実施
例は、空調用ダクト6の通路に空調空気の流れを整流す
る螺旋状の凸部19を形成したので、空調空気が空調用ダ
クト6内を流れるとき、空調空気はこの凸部19に沿って
流れることになる。これによって、空調空気が整流され
て渦流が回避される。
【0020】なお、本実施例は、空調用ダクト6の通路
に空調空気の流れを整流する螺旋状の凸部19を設けてい
るが、このようにせず図3に示すように、突出部をフィ
ン20によって形成してもよい。作用は前記実施例と同様
なので省略する。
【0021】また、突出部の高さを選ぶことによって整
流する空調空気の量を高めることができる。さらに、本
実施例は丸型のベンチレーションダクトの通路に突出部
を設けたものを示したが、これに限ることなく、角型の
ベンチレーションダクトの通路にも突出部を形成するこ
ともできる。
【0022】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、空調用
ダクトの通路に空調空気の流れを整流する螺旋状の突出
部を形成したので、空調空気が空調用ダクト内を流れる
とき、突出部に沿って流れるようになり、空調空気を螺
旋状に流すことができる。これによって、空調空気が整
流されて渦流が回避され、空調空気のロスがなくなり、
風量を増大させることができると共に騒音を低減させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1のもののA−A線に沿う斜視図である。
【図3】本発明の別の実施例を示す断面図である。
【図4】自動車のインストルメントパネル内のベンチレ
ーションダクトの配置を示す斜視図である。
【図5】自動車の空気調和装置の構造図の一例である。
【図6】従来の丸型の空調用ダクトを示す斜視図であ
る。
【図7】図6のもののB−B線に沿う断面図である。
【図8】従来の角型の空調用ダクトを示す斜視図であ
る。
【図9】図8のもののC−C線に沿う断面図である。
【符号の説明】
2 空調ユニットケース 9 センタベンチ吹出口 11 サイドベンチ吹出口 19 凸部 20 フィン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室に設けた空調空気吹出口と空調ユニ
    ットケースとを連通させる自動車の空調用ダクトにおい
    て、該空調用ダクトの通路に空調空気の流れを整流する
    螺旋状の突出部を空調用ダクトの延在方向に沿って形成
    したことを特徴とする自動車の空調用ダクト構造。
JP6139349A 1994-05-30 1994-05-30 自動車の空調用ダクト構造 Pending JPH07323720A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6139349A JPH07323720A (ja) 1994-05-30 1994-05-30 自動車の空調用ダクト構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6139349A JPH07323720A (ja) 1994-05-30 1994-05-30 自動車の空調用ダクト構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07323720A true JPH07323720A (ja) 1995-12-12

Family

ID=15243263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6139349A Pending JPH07323720A (ja) 1994-05-30 1994-05-30 自動車の空調用ダクト構造

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JP (1) JPH07323720A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014228251A (ja) * 2013-05-27 2014-12-08 有限会社大朝工業 給排気用ダクト
JP2019089385A (ja) * 2017-11-13 2019-06-13 豊和化成株式会社 空気吹出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014228251A (ja) * 2013-05-27 2014-12-08 有限会社大朝工業 給排気用ダクト
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