JP2568924Y2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2568924Y2
JP2568924Y2 JP1991021512U JP2151291U JP2568924Y2 JP 2568924 Y2 JP2568924 Y2 JP 2568924Y2 JP 1991021512 U JP1991021512 U JP 1991021512U JP 2151291 U JP2151291 U JP 2151291U JP 2568924 Y2 JP2568924 Y2 JP 2568924Y2
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JP
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air
vehicle
air conditioner
outlet
duct
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JP1991021512U
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JPH04119265U (ja
Inventor
直 竹市
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日本車輌製造 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用空調装置の空調
機と空調用ダクトの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用空調装置は、図4乃至図6
に示すように、車両20の両端の客室の天井上部の屋根
に1台ずつ空調機21,21を配設し、各空調機21
は車体中央側左右に、ファン22,22を備えた吹出口
23,23を設け、車体幅方向に配設された連結ダクト
24を介して、各空調機21の両側に車体端部から中央
部まで連続して車体長手方向に配設される空調用ダクト
25,25に送風している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし上述の構造で
は、空調機21の吹出口23,23から車体幅方向の連
結ダクト24を介して空調用ダクト25,25に送風す
るので、ダクト構造が複雑になり、また、風速を許容値
以下にして所定の風量を確保するため、ダクトの断面積
をある程度大きくしなければならず、客室天井部を狭く
していた。
【0004】さらに、空調用ダクト25の端部まで所定
の風量,風速で送風しなければならないので、ファン2
2が大径になり、これに従い空調機21も大きくかつ厚
いものとなって、空調装置の天井に占める割合が大きく
なり、天井が低くなって、特にコスト低減を目的とした
小断面地下鉄用の小型車両等にあっては、居住性が低下
していた。
【0005】そこで本考案は、吹出口を適正に配置して
ファンを小型化することによって、空調機の薄型化を図
り、空調用ダクトの構造を簡略化して送風のダクトロス
を減少することにより空調用ダクトの断面積の縮小化を
図り、よって天井を高くして居住性を向上させることの
できる車両用空調装置を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本考案の車両用空調装置は、車両の客室の天井上部の
屋根裏に2台の空調機をそれぞれ車端から離して車体長
手方向に配設するとともに、該空調機の両側に車体長手
方向の空調用ダクトを配設した車両用空調装置におい
て、前記空調機の両側面の両端部に車体幅方向に空気を
吹き出す吹出口をそれぞれ直接設け、各吹出口毎にファ
ンを備え、前記空調用ダクトを各吹出口毎に分割して
各吹出口を各空調用ダクトに直接接続したことを特徴と
している。
【0007】
【作用】これにより、空調機の吹出口から直接空調用ダ
クトに送風されるので、空調用ダクトの構造が簡略化さ
れ送風のダクトロスが減少できるから空調用ダクトの断
面積の縮小化が図れる。
【0008】また、1つあたりの吹出口に接続される空
調用ダクトを短くできるので、吹出口1つあたりでは少
ない吹出し風量でも、全体としては所定の風量を確保で
き、したがって、ファンを従来よりも小径にして空調機
の大きさを小さくできるとともにファンの小径化により
吹出し風による騒音を小さくできる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1乃至図3に基
づいて説明する。
【0010】本実施例の車両用空調装置1は、車両2の
客室天井上部の屋根裏に車端から離して車体長手方向に
配設される2台の空調機3,3と、各空調機3の両側に
それぞれ配設される車体長手方向の空調ダクト4とで構
成されている。
【0011】空調機3は、車両2の全長の車端より略1
/4の位置に配設され、両側面の両端部に車体幅方向に
空気を吹き出す吹出口5をそれぞれ2つづつ直接設け、
各吹出口5にファン6をそれぞれ備えている。
【0012】空調用ダクト4は、各吹出口毎に分割され
車両2の両側部の長手方向にそれぞれ4本づつ設けら
れ、各吹出口5を各空調用ダクト4に直接接続されてい
る。
【0013】このように構成することにより、図1に示
されるように、空調機3に直接設けた各吹出口5から
吹出口専用のファン6によって直接各空調用ダクト4に
送風されるので、空調用ダクト4の構造が簡略化されて
送風のダクトロスが減少するから、空調用ダクト4の断
面積の縮小化とファン6の小径化が可能となり、空調機
3の小型化,薄型化が図れ、天井を高くして客室の居住
性を向上できる。
【0014】また、各吹出口5に接続される空調ダクト
4の長さを短くすることにより、1ケ所の吹出口5あた
りの吹出し量を減少させることができ、空調用ダクト4
の断面積を従来の約1/2程度に減少させることができ
る。さらに、空調ダクト4の長さを短くすることによ
り、ファン6をより小径化しても、空調ダクト4の端部
まで所定の風量,風速を確保でき、空調機3の一層の小
形化,薄形化が図れ、天井を高くして客室の居住性をよ
り向上できる。しかも、ファン6小径化により吹出し風
による騒音を小さくできる。
【0015】
【考案の効果】本考案は以上のように、空調機の両側面
の両端部に車体幅方向に空気を吹き出す吹出口をそれぞ
れ直接設け、各吹出口毎にファンを備え、各吹出口ごと
に分割された空調用ダクトに、吹出口専用のファンに
り直接送風するので、1つの吹出口に接続する空調用ダ
クトの長さを短くできて、空調用ダクトの断面積を従来
よりも小さくできるとともに、吹出口1つあたりでは少
ない吹出し量でも、所定の風速で所定の風量を確保で
き、したがって、ファンを一層小径にして空調機の大き
さをより小さくでき、空調機の一層の薄形化が図れ、ダ
クトの断面積の縮小化と相俟って、天井を高くして車両
の居住性を向上させることができる。しかも、ファンの
小径化により吹出し風による騒音を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例を示す車両の平面図であ
る。
【図2】 同じく断面正面図である。
【図3】 図1のIII−III断面図である。
【図4】 従来例を示す車両の平面図である。
【図5】 同じく断面正面図である。
【図6】 図4のVI−VI断面図である。
【符号の説明】
1…車両用空調装置、2…車両、3…空調機、4…空調
用ダクト、5…吹出口、6…ファン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の客室の天井上部の屋根裏に2台の
    空調機をそれぞれ車端から離して車体長手方向に配設す
    るとともに、該空調機の両側に車体長手方向の空調用ダ
    クトを配設した車両用空調装置において、前記空調機の
    両側面の両端部に車体幅方向に空気を吹き出す吹出口を
    それぞれ直接設け、各吹出口毎にファンを備え、前記空
    調用ダクトを各吹出口毎に分割して、各吹出口を各空調
    用ダクトに直接接続したことを特徴とする車両用空調装
    置。
JP1991021512U 1991-04-03 1991-04-03 車両用空調装置 Expired - Lifetime JP2568924Y2 (ja)

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