JPH07323566A - インクタンク - Google Patents

インクタンク

Info

Publication number
JPH07323566A
JPH07323566A JP14106994A JP14106994A JPH07323566A JP H07323566 A JPH07323566 A JP H07323566A JP 14106994 A JP14106994 A JP 14106994A JP 14106994 A JP14106994 A JP 14106994A JP H07323566 A JPH07323566 A JP H07323566A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
felt
fiber material
heat
absorber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14106994A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3309571B2 (ja
Inventor
Yumiko Nanba
由美子 難波
Katsuhide Ogawa
克秀 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP14106994A priority Critical patent/JP3309571B2/ja
Publication of JPH07323566A publication Critical patent/JPH07323566A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3309571B2 publication Critical patent/JP3309571B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用効率に優れ、充分な剥離強度と必要な範
囲の密度とを持ち、更に、製造時に表面に油分の付着が
なく洗浄工程を不要にできるインク吸収体を用いたイン
クタンクを提供する。 【構成】 インクジェットヘッドにインクを供給するイ
ンクタンク内部に装填されるインク吸収体として、少な
くとも熱融着フェルト繊維材料が含まれ且つ当該熱融着
フェルト繊維材料が熱融着したフェルトを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、インクジェット記録
装置のインク供給系等で用いられるインクを含浸保持さ
せるインク吸収体が内部に装填されたインクタンクの改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置において
用いられていたインク供給系としては、インクジェット
ヘッドに連通接続されたインクタンク内にインク吸収体
を装填し、このインク吸収体にインクを予め含浸保持さ
せておき、インク吸収体内のインクをインクジェットヘ
ッドへ供給するようにしたものが知られている。このよ
うなタイプにおいて、従来にあっては、インクの保持能
力に優れた単一な空孔率を持った多孔質構造が作り易い
という観点から、ウレタンフォームあるいはメラミンフ
ォーム等の発泡材を発泡させたインク吸収体が通常用い
られていた(例えば特開昭63−87242号、特表平
4−501392号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のインク吸収体にあっては、以下のような技術的課
題が見い出された。すなわち、従来のウレタンフォーム
等を発泡させてなるインク吸収体にあっては、ウレタン
フォーム等の発泡の程度に応じてインク吸収体のインク
保持能力やインク供給能力が大体一義的に決まってしま
うため、例えば使用するインクの種類に応じてインクの
保持能力やインク供給能力を微妙に調整することが困難
であった。また、インクの供給性能を向上させる上で、
例えばインク吸収体を機械的に圧縮変形させてインク吸
収体に密度勾配を持たせ、インクが移行し易いようにし
たものがあるが、インク吸収体を圧縮変形させる工程が
増加する分、インク吸収体の製造コストが嵩むという技
術的課題につながってしまう。
【0004】更に、従来のインク吸収体にあっては、イ
ンクを充填した初期においてインクの保持能力が許容範
囲内にあったものが、長期間放置したままでいると、イ
ンクの保持能力が低下して許容範囲外になってしまうも
のが見られた。このため、例えばカートリッジ方式のイ
ンクタンクを長期に保管した後に使用するような場合
に、インク洩れ等が生ずる懸念があった。更にまた、発
泡性材料からなるインク吸収体のインク濡れ性が比較的
低いため、工場出荷時のインク充填作業に時間がかかっ
たり、あるいは、例えば高圧環境下においてインクを充
填させることが必要になる分、インク充填作業が面倒に
なったりするという技術的課題が生ずる。また、発泡性
材料からなるインク吸収体の材質とインクの染料との関
係においては、インク染料が発泡性材料に吸着してしま
う事態が見られ、その分、インク濃度が次第に低下して
しまうという技術的課題につながる。
【0005】このような技術的課題を解決する手段とし
て、本件出願人は、インクジェットヘッドにインクを供
給するインクタンク内部に装填されるインク吸収体の材
料について鋭意研究を重ねた結果、ポリエステル繊維材
料、アクリルニトリル繊維材料、あるいは、ポリエステ
ルとアクリルニトリルの混合繊維材料をニードルパンチ
ング方式により形成したフェルトを既に提案した(特願
平5ー67325号)。ここでいうニードルパンチング
方式とは、繊維材料の集合体をニードリングと呼ばれる
針状突起物によって串刺しにすることにより繊維同士を
絡ませ、一つの布状にしていく工程を指す。このタイプ
によれば、インクの保持能力及びインクの供給能力を容
易に調整でき、しかも、長期に亘って安定したインク保
持能力を維持することができ、更に、インクの充填作業
性を良好に保つと共にインク濃度の低下現象をも有効に
防止することが可能になる。
【0006】しかしながら、このようなニードルパンチ
ング方式で形成されたフェルトにおいて、以下のような
技術的課題が見い出された。すなわち、第一に、ニード
リングが貫通した部分のフェルト繊維間の隙間の孔径が
広がることから、孔径の広い部分と狭い部分とが不規則
にでき、フェルト密度がばらついて不均一になってしま
うことが挙げられる。この場合、フェルトの孔径の広い
部分をインクタンク内の気体が気泡となって通過するた
め、インクジェットヘッドのインク流路内に気泡が混入
し易く、インク供給を阻害する原因になってしまうばか
りか、インクを使用していっても、毛細管現象によりフ
ェルト密度の高い方へインクが含浸していく関係上、イ
ンク液面が均一に下がらず、フェルト内にインクを残し
たままインクタンクが使えなくなり、インクの使用効率
が悪化してしまう。
【0007】第二に、ニードルパンチング方式にて形成
されるフェルト(以下ニードル品と略記する場合があ
る)は何度もニードリングによって繊維材料を串刺しに
し、絡み合わすことのみで作成されているので、フェル
トのニードリングの運動方向と同方向(以下縦方向とす
る)に十分な強度がとれないことが挙げられる。このた
め、フェルト縦方向が型崩れし易く、フェルトの型抜き
精度を上げるために高度な技術を要する上、インクタン
クに装填する工程に時間がかかり、歩留まりも悪かっ
た。その上、フェルトの縦方向の厚みが不均一であるた
めに装填しても、インクタンク壁面とフェルトの間に隙
間ができて気泡が通過し易くなり、第一の技術的課題と
同様に、インクジェットヘッドに気泡が混入してインク
供給性が阻害され易いという事態を生ずる。また、フェ
ルトにインク供給管を押入した際、縦方向の強度が十分
でないフェルトが裂け、その部分に空気がたまることに
起因して、インク供給性が阻害される懸念があるほか、
フェルトの裂け目から出た多量のゴミがインク供給管内
のフィルタに目詰まりし、フィルタの寿命を縮めるとい
う懸念もあった。
【0008】第三に、ニードリングに油が塗ってあるた
め、成形されたフェルト表面に油分が付着してインクの
塗れ性が悪化してしまう。このため、フェルトを洗浄し
ていたが、上述のようにフェルト縦方向の強度が十分で
ないことから、洗浄工程中にフェルトが剥離するという
技術的課題が見い出された。従って、この洗浄工程でフ
ェルトが剥離する事態を回避するには、上述のインク供
給管の押入時よりも更に大きな剥離強度をフェルトに与
えることが必要である。
【0009】第四は、このニードルパンチング方式では
低密度のフェルトの成形が困難であるという技術的課題
がある。インク吸収効率からみるフェルト密度の適性値
は50kg/m3〜100kg/m3程度であるが、従来
のニードルパンチング方式の技術では、単にフェルト繊
維を相互に絡ませることによりフェルトを成形するた
め、フェルトに要求される物理的強度の問題から70k
g/m3以上のものしか作製できない。
【0010】この発明は以上の技術的課題を解決するた
めに為されたものであって、使用効率に優れ、充分な剥
離強度と必要な範囲の密度とを持ち、更に、製造時に表
面に油分の付着がなく洗浄工程を不要にできるインク吸
収体を用いたインクタンクを提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明は、
インクジェットヘッドにインクを供給するインクタンク
内部に装填されるインク吸収体として、少なくとも熱融
着フェルト繊維材料が含まれ且つ当該熱融着フェルト繊
維材料が熱融着したフェルトを用いたことを特徴とする
インクタンクである。
【0012】このような技術的手段において、上記イン
ク吸収体としては、通常インクタンク内の略全域に装填
されるものを対象とするが、インクタンクに、その下部
に接続されたインクジェットヘッドに連通路を介して連
通しインクが収容される密封状態の主インク収容室と、
この主インク収容室の下部空間に連通路を介して連通し
且つ上部側に大気連通口が開設された副インク収容室と
を具備させ、上記副インク収容室内にのみインク吸収体
を装填するもの(例えば特願平5−72848号)をも
含む。
【0013】また、上記熱融着フェルト繊維材料として
は、熱融着ポリエステルフェルト繊維材料、熱融着アク
リルニトリルフェルト繊維材料、あるいは、両者の混合
繊維材料等を用いることが可能である。この発明におい
て、フェルト繊維材料としては、熱融着フェルト繊維材
料のみを用いるようにしても差し支えないが、フェルト
繊維材料の絡み状態を基本的にそのまま維持したいとい
うような要請(例えば従前のニードルパンチング方式に
おけるフェルト繊維材料の相互の絡み状態が良好である
ような場合等)下にあっては、熱融着フェルト繊維材料
とこれよりも融点の高い非熱融着フェルト繊維材料(熱
融着フェルト繊維材料と同質であるか否かは問わない)
との混合繊維材料を用いるようにすることが好ましい。
【0014】また、インク吸収体のインク保持能力、イ
ンク供給能力を調整するには、使用繊維材料の繊維径や
繊維長を変えることにより調整することが可能である
が、より細かい調整を行なうには、使用繊維材料として
繊維径及び繊維長の少なくともいずれかが異なる複数種
類の繊維材料の混合割合を適宜変えるようにしたり、あ
るいは、繊維材料の配列構造を操作するようにすればよ
い。更に、インク吸収体に密度勾配を具備させる方法と
しては、製造時において使用繊維材料の供給密度を粗密
にする等適宜選定して差し支えない。結局、この発明に
係るインク吸収体の仕様は、繊維材料、繊維混合比、繊
維径、繊維長、インクタンク内容積に対する単位立方体
積当たりのフェルト繊維の重量(または繊維間距離また
は単位面積当たりのフェルト繊維重量)、自然放置状態
の厚さ、例えばニードルパンチングの工程数、吸水率、
繊維材料の毛細管力等によって決定される。
【0015】また、この発明に係るインク吸収体を製造
するに際しては、少なくとも熱融着フェルト繊維材料が
含まれるフェルト繊維材料を相互に絡ませる繊維結合工
程と、この繊維結合工程の後に行われ、所定厚に加圧成
形されると共に熱融着フェルト繊維材料が溶ける程度に
加熱される加圧加熱工程とを備えていればよい。
【0016】この場合において、上記繊維結合工程とし
ては、繊維集合体の繊維相互間を結合し得るものであれ
ば、ニードルパンチング方式を初め、繊維接着方式、ス
テイッチ方式、スパンボンド方式、湿式方法等適宜選定
することができる。但し、例えばニードルパンチング方
式のみでフェルトを製造するのでないため、繊維結合工
程としては軽く行なうようにすればよい。
【0017】また、加圧加熱工程としては、例えば二枚
のプレス板で規定の厚みにプレス成形すると同時に、熱
融着フェルト繊維材料の融点程度の熱を加えて一枚の布
状のフェルトを成形するようにしたり、あるいは、二枚
のプレス板で規定の厚みにプレス成形した直後に、熱融
着フェルト繊維材料の融点程度の熱を加えて一枚の布状
のフェルトを成形するようにすればよい。
【0018】
【作用】上述したような技術的手段において、この発明
に係るインク吸収体(フェルト)をインク充填部材とし
てインクタンク内に装填したところ、ニードルパンチン
グ方式のみで製造されたインク吸収体(ニードル品)を
用いる場合に比べてインク使用効率が飛躍的に向上し
た。このとき、インクタンク内のインクが次第に消費さ
れていくと、従来のニードル品で顕著に見られた現象、
すなわち、ニードリングで広がったインク吸収体フェル
ト孔やインクタンク壁面とフェルト側面との隙間を通じ
て気泡がインクジェットヘッドのインク流路内に混入し
易く、インク供給を阻害する原因になってしまうばかり
か、インクを使用しても、インク液面が均一に下がら
ず、フェルト内にインクを残したままインクタンクが使
えなくなるという現象は見られなかった。これは、フェ
ルト表面の繊維が密である上、フェルト内部も孔が均一
に詰まって密度が一様になっていることから、フェルト
孔を通じて気泡が通過し難く、しかも、プレス板でプレ
スすることによりフェルトの厚み、形状が均一に保持さ
れることから、フェルトとインクタンク壁面との間に隙
間が形成され難く、隙間を通じて気泡が通過し難く、イ
ンクジェットヘッドのインク流路内へ気泡が混入し難い
状態になっていることに起因すると想定される。現に、
実施例で裏付けられるように、この発明に係るインク吸
収体(フェルト)は優れたインク保持能力及びインク供
給能力を示した。
【0019】また、フェルトの縦横両方の方向の剥離強
度が飛躍的に向上し、ニードルパンチング方式では作製
できなかった70kg/m3以下の低密度フェルトであ
っても、十分な剥離強度が得られた。これは、繊維間を
熱融着フェルト繊維で三次元的に点で固定しているた
め、外力がかかっても復元力に優れているためと想定さ
れる。このため、フェルトの形状が保持されて型崩れが
ないので、型抜き工程で容易に精度を出すことが可能と
なった。また、インクタンクにフェルトを装着する組立
工程が容易になり、歩留まりも向上した。更に、インク
供給管の押入によるフェルトの剥離がなくなり、インク
供給管への気泡の混入が防止され、インクは最後まで使
いきれるようになった。また、フェルトからゴミがでな
いため、インク供給管内のフィルタの目詰まりがなくな
った。
【0020】更に、この発明にあっては、繊維結合工程
で例えばニードルパンチング工程を行なったとしても、
従前のニードルパンチング方式のようにニードリングを
多数回行なう必要がないため、フェルト製造工程でフェ
ルトの表面に油分が多く付着することはなく、フェルト
の洗浄工程は省かれる。
【0021】
【実施例】以下、添付図面に示す実施例に基づいてこの
発明を詳細に説明する。 ◎実施例1 図1はこの発明が適用されるインクジェットカートリッ
ジの一実施例の全体構成である。同図において、インク
ジェットカートリッジは、画素密度毎に配列させた噴射
ノズル内のインクを例えば画像信号に応じた熱エネルギ
ーにて選択的に吐出させるヘッド本体10と、このヘッ
ド本体10の余分な熱を放出させるヒートシンク11
と、このヒートシンク11に設けられたタンク受け12
と、大気連通口13a及びインク供給口13bを有し、
上記タンク受け12に嵌合装着されるインクタンク13
と、このインクタンク13内に装填されてインクが含浸
保持されているインク吸収体14と、上記タンク受け1
2の底部に設けられ、一端がインクタンク13のインク
供給口13bに挿入されてインク吸収体14に圧接配置
されると共に他端がヘッド本体10に連通接続されるジ
ョイント部材15とを備えている。
【0022】この実施例において、上記インク吸収体1
4は、非熱融着フェルト繊維材料であるところの非熱融
着ポリエステル繊維材料(1.5デニール、50mm長
さ)と、このポリエステル繊維材料よりも融点の低い熱
融着フェルト繊維材料であるところの熱融着ポリエステ
ル繊維材料(1.5デニール、50mm長さ)とを重量
比100:1で混合したものであり、例えば図2に示す
ような製造工程を経て一枚の布状フェルトとして成形さ
れる。
【0023】図2において、先ず、非熱融着ポリエステ
ル繊維材料21と、熱融着ポリエステル繊維材料22と
を重量比100:1で軽くニードリング工程23で束ね
た後、プレス板で規定の厚さにプレスすると同時に熱融
着ポリエステル繊維材料22のみが溶ける程度の熱を加
えるというプレスアンドヒート(加熱加圧)工程24に
よって単位体積当りの繊維重量75Kg/m3の一枚の
布状フェルト25として製造した。
【0024】このようなフェルト25の製造方法によれ
ば、熱融着ポリエステル繊維材料が熱で一旦溶けた後、
周囲の非熱融着ポリエステル繊維材料と接着して固まる
ので、フェルト25の表面部26は、図3に示すよう
に、内部27よりもフェルト繊維密度が高くなり、フェ
ルト孔は詰まっている。また、フェルト25の内部は、
一旦溶けた熱融着ポリエステル繊維材料が複雑に絡み合
った非直線状の非熱融着ポリエステル繊維材料に接着し
て固まっており、繊維間を三次元的に点で固定した構造
になっている。
【0025】次に、この実施例で用いられるインク吸収
体14の性能を評価する。ここで、比較例1として、非
熱融着ポリエステル繊維材料21(1.5デニール、5
0mm長さ)のみを用いて、従来のニードルパンチング
方式によって、単位体積当りの繊維重量は本実施例と同
じく75Kg/m3の一枚の布状フェルトを製造した。
【0026】先ず、インク保持能力及びインク供給能力
について評価する。図4はインクタンク13内のインク
残量とインク保持圧との関係を示す。同図において、横
軸にインクタンク内のインク残量、縦軸にインク供給口
部のインク圧(負圧)を示しており、インク残量が少な
くなると負圧が増大する。インクジェット記録を安定に
行うには、インク圧は一定の範囲内にあり且つインク保
持圧カーブの勾配はより小さいことが望まれる。本実施
例に係るインク吸収体14(図4中実線で示す特性を具
備)と比較例1に係るインク吸収体(図4中点線で示す
特性を具備)はどちらもインクタンク13内のインクフ
ル充填時からインクエンド時までインク保持圧が許容範
囲内にあるが、本実施例に係るインク吸収体14の方が
インク減少に対する保持圧の増加が比較例1よりも小さ
く、この事から、本実施例に係るインク吸収体14はよ
り多くのインクが使用できるという優れたインク使用効
率をもつことが理解される。
【0027】このように、本実施例に係るインク吸収体
14は比較例1に比べて優れたインク保持力及びインク
吸収力を示すものであるが、これは、上述のインクタン
ク13のジョイント部材15挿入によるインク吸収体1
4(フェルト)の剥離がなくなったことに加え、インク
吸収体14の厚さが均一でインクタンク13壁面との間
に隙間がなく、インク吸収体14表面の繊維が密である
ためインク吸収体14内を気泡が通過しにくいこと、イ
ンク吸収体14内部の孔が均一に詰まり密度が一様であ
るためインク液面が均一に低下しインクが使いきれるよ
うになったことが起因していると想定される。
【0028】更に、長時間放置した後もこの実施例に係
るインク吸収体14は同様の特性を示しており、これに
より本実施例に係るインク吸収体14のインクに対する
この特性は放置後も維持できることが確認された。尚、
本実施例に係るインク吸収体14は、比較例1と同様、
インク染料の繊維への付着による印字濃度の低下はない
ことが確認された。
【0029】以上のように、本実施例では、インクの使
用効率が大幅に改善され、十分な物理的強度を有するイ
ンク吸収体14が低コストで得られることがわかった。
【0030】次に、実施例に係るインク吸収体14と比
較例1に係るインク吸収体との物理的強度について対比
する。先ず、実施例に係るインク吸収体14に外から力
が加わった場合、繊維同士の相対的な位置がずれるので
はなく、繊維自体が全体でしなったように変形するの
で、外力を取り去った際の復元力及び優れた形状保持力
を有している。このため、どの繊維方向でも一様に大き
な剥離強度を持つと共に型崩れしにくいという特性を持
っている。一方、比較例1に係るインク吸収体は繊維が
絡み合うことによってのみで形成されているので、外か
ら力が加わると、繊維同士の絡み合っている位置がず
れ、元の状態には戻らない。より具体的数値をもって対
比すると、本実施例のインク吸収体14の縦方向剥離強
度は1.7kg/5mm幅、外圧変化が1.1%、それ
に対する比較例1のインク吸収体の剥離強度及び外圧変
化は0.55kg/5mm幅及び5.4%であることか
ら、実施例の方が比較例1に比べて大きく改善されてい
るということがわかる。ここで、外圧変化とは外部圧力
による体積変化のことで、インク吸収体に1分間100
kg/m2を加え、更に、その3分後にインク吸収体の
厚さを測り、厚さの減少率をパーセントで示したもので
ある。
【0031】このように、インク吸収体14の剥離強度
の改善によって型崩れがなくなり、型抜き工程やインク
吸収体14をインクタンク13に装填する組立工程が容
易になり、歩留まりもよくなったことが確認された。ま
た、インクタンク13のジョイント部材15挿入による
インク吸収体14の剥離がなくなったため、インクは効
率よく使用され、また、インク吸収体14の裂け目から
出るゴミによるフィルタの目詰まりもなくなった。更
に、本実施例のインク吸収体14の厚みのばらつきは
0%であるのに対し、比較例1に係るインク吸収体は±
15%にもなっている。これは、本実施例がプレス板
(金属板)で規定の厚さにプレスされ、熱によって固定
しているためで、比較例1に比べてはるかに均一な厚み
となっていることによる。
【0032】このような本実施例及び比較例1に係るイ
ンク吸収体の特性値を以下の表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】更に、未洗浄の本実施例に係るインク吸収
体14と、比較例1に係るインク吸収体を洗浄したもの
とを、夫々インクタンク13に装填してインクを充填し
たところ、インク吸収体の表面の塗れ性について両者に
大きな差は見られなかった。また、本実施例に係るイン
ク吸収体14を洗浄したのち、同様にインクを充填した
が、上述の未洗浄の場合とのインク吸収体表面の塗れ性
の差は見られなかった。これは、比較例1に係るインク
吸収体の場合は作成の工程で付着したニードリングの油
分によりインク吸収体の親インク性が損なわれるので、
その油分を除去するための洗浄工程が必要だったが、本
実施例のインク吸収体14の製造工程では、このニード
リングは軽く行なわれるだけで油分がほとんど付着せ
ず、これにより、本実施例では洗浄工程は不要であるこ
とがわかる。
【0035】◎実施例2 この実施例に係るインク吸収体は、実施例1において単
位体積当りのフェルト繊維材料が実施例1に対してより
低密度である55Kg/m3とすることのみを変更して
作製したものである。現在、インク吸収体(フェルト)
の縦方向の剥離強度及び外圧変化の目標値はそれぞれ
0.3Kg/5cm幅、7.0%であるが、比較例1に
係るインク吸収体はこれら目標値の片方しかクリアする
ことができなかった。本実施例に係るインク吸収体14
の縦方向の剥離強度は1.2kg/5cm幅、外圧変化
は4.0%となり、これは単位体積当りの繊維重量が7
5Kg/m3の比較例1に係るインク吸収体よりも優れ
た物理的強度を持っているということがわかる。また、
低密度ながらインク吸収体厚もばらつきが±2.0%と
比較例1よりもはるかに均一であった。つまり、本実施
例に係るインク吸収体14は実施例1と同様、型崩れ及
び剥離の少ない特性を持っている。本実施例に係るイン
ク吸収体14の特性値を上記表1に示す。
【0036】また、本実施例のインク吸収体において、
インクタンク13内のインクフル充填時からインクエン
ド時までインク保持圧が許容範囲内にあり、使用インク
量、インク消費に対する圧力勾配とも実施例1のインク
吸収体14と同様の優れた特性を示した。更に、長期放
置後であってもそれはほとんど変化しないことも確認さ
れた。
【0037】◎実施例3 この実施例に係るインク吸収体14は、フェルト繊維材
料としてポリエステル繊維材料に代えてアクリルニトリ
ル繊維材料(2.5デニール、60mm長さ)を単位体
積当り75Kg/m3で実施例1と同様な熱融着方式
(ニードルパンチング工程+ヒートアンドプレス工程)
にてフェルトとして作製したものである。本実施例にお
いて、剥離強度はインク吸収体14の縦方向で1.6k
g/5cm幅、外圧変化は2.5%程度であった。本実
施例に係るインク吸収体14は、実施例1と同様に、均
一な厚みで、剥離及び型崩れの少ない特性を持ち、洗浄
工程の必要がないことも確認された。本実施例に係るイ
ンク吸収体14の特性値を上記表1に示す。ここで、本
実施例に係るインク吸収体14の特性を評価する上で、
比較例2としてアクリルニトリルフェルト繊維材料をニ
ードルパンチング方式によって作製したインク吸収体に
対し、その特性値を調べたところ表1のような結果が得
られ、本実施例に係るインク吸収体14が優れた特性を
具備していることが確認された。尚、比較例2の単位体
積当りのフェルト繊維重量、自然放置状態での厚さは上
記した本実施例のインク吸収体と同じである。
【0038】また、図5に、本実施例に係るインク吸収
体14(図5中実線で示す特性を具備)及び比較例2に
係るインク吸収体(アクリルニトリルフェルト繊維材料
をニードルパンチング方式によって作製したインク吸収
体,図5中点線で示す特性を具備)のインク残量とイン
ク保持圧との関係を示す。
【0039】図5によれば、インクタンク13内のイン
クフル充填時からインクエンド時まで、実施例、比較例
2ともインク保持圧が許容範囲内にあるが、実施例はイ
ンク消費に対する保持圧の増加率が小さく、より多くの
インクを使用できることが、実施例1、2と同様に理解
される。更にまた、本実施例において長時間放置しても
インク保持圧が変化しないという実施例1、2と同様の
結果を得た。
【0040】◎実施例4 この実施例に係るインク吸収体14は、フェルト繊維材
料としてポリエステル繊維材料とアクリルニトリル繊維
材料(各々2.5デニール、30mm長さ、重量混合比
50%)とを混合し、単位体積当り75Kg/m3で実
施例1と同様な熱融着方式(ニードルパンチング工程+
ヒートアンドプレス工程)にてフェルトとして作製した
ものである。このように、2種類のフェルト繊維材料を
混合することは、フェルトの製造工程上簡単に行われ得
るので、混合フェルトの製造工程が徒に複雑化する懸念
はない。本実施例にかかるインク吸収体14によれば、
インク保持力の異なる二つの繊維材料を適宜比率で組み
合わせることにより、インク保持能力及びインク供給能
力を適宜調整することが可能になる上、実施例1、2、
3と同様の物理的強度を奏することが確認された。この
実施例に係るインク吸収体14の特性値を上記表1に示
す。
【0041】◎実施例5 この実施例に係るインク吸収体は、フェルト繊維材料と
して熱融着ポリエステル繊維材料のみを使用し、実施例
1と同様な熱融着方式(ニードルパンチング工程+プレ
スアンドヒート工程)を経て布状のフェルトとして作製
したものである。この場合、プレスアンドヒート工程で
は、熱融着ポリエステル繊維材料が全て融着しない程度
の加熱条件、加圧条件を設定することが必要である。こ
のタイプにおいても、実施例1と略同様な、インク保持
能力及びインク供給能力を得ることができ、しかも、実
施例1と略同程度の物理的強度を得ることが確認され
た。
【0042】尚、フェルト繊維材料として、熱融着アク
リルニトリル繊維材料のみを用いたもの、あるいは、熱
融着ポリエステル繊維材料及び熱融着アクリルニトリル
繊維材料の混合繊維材料のみを用いて実施例1と同様な
熱融着方式を経て作製したインク吸収体についても、優
れたインク保持能力及びインク供給能力並びに物理的強
度を得ることが確認された。
【0043】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、インク吸収体として、少なくとも熱融着フェルト
繊維材料が含まれ且つ当該熱融着フェルト繊維材料が熱
融着したフェルトを用いたことにより、基本的にフェル
ト繊維材料からなるインク吸収体の特性を保ちながら、
更に以下のような効果を奏する。先ず、インク吸収体と
してのフェルトのニードリングによる孔が塞がり、フェ
ルト密度のばらつきが減少し、厚みも均一化するため、
フェルトは優れたインク保持能力及びインク供給能力を
示し、これによってインクの使用効率を向上させること
ができる。同時に、フェルトは物理的に十分な強度を得
た。これにより、一層インク使用効率が向上するのみな
らず、ゴミの流出によるフィルタの目詰まりもなくな
り、また、型抜き工程やインクタンクへフェルトを装填
する組立工程が容易になり、歩留りも向上した。更に、
インク吸収体の製造工程のうち繊維結合工程をニードル
パンチング工程で行なうにしても、ニードルパンチング
工程を軽く行なえば済むため、ニードリングによる油分
の付着現象がほとんどなくなり、その分、油分の洗浄工
程が不要になり、インクタンク装填前のフェルトに大き
なストレスをかける懸念もなくなり、もって、フェルト
に要求される剥離強度を緩和することができる。このた
め、インク吸収体としてのフェルトを低密度化にするこ
とができ、その分、コストの低廉化を図ることができ
る。
【0044】また、この発明において、熱融着フェルト
繊維材料とこれよりも融点の高い非熱融着フェルト繊維
材料との混合繊維材料を用いるようにすれば、熱融着フ
ェルト繊維材料の熱融着にほとんど影響されることな
く、非熱融着フェルト繊維材料による繊維間の絡み状態
を良好な状態に保つことができ、インク保持能力及びイ
ンク供給能力の最適化を簡単に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明が適用されたインクジェットカート
リッジの一実施例を示す断面説明図である。
【図2】 実施例1のインク吸収体としてのフェルトの
製造方法を示す説明図である。
【図3】 図2中III部分の拡大断面図である。
【図4】 実施例1及び比較例1に係るインク吸収体の
インク残量とインク保持圧との関係を示すグラフ図であ
る。
【図5】 実施例3及び比較例2に係るインク吸収体の
インク残量とインク保持圧の関係を示すグラフ図であ
る。
【符号の説明】
13…インクタンク,14…インク吸収体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドにインクを供給す
    るインクタンク内部に装填されるインク吸収体として、
    少なくとも熱融着フェルト繊維材料が含まれ且つ当該熱
    融着フェルト繊維材料が熱融着したフェルトを用いたこ
    とを特徴とするインクタンク。
JP14106994A 1994-05-31 1994-05-31 インクタンク及びこれを用いたインクジェット記録装置 Expired - Fee Related JP3309571B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14106994A JP3309571B2 (ja) 1994-05-31 1994-05-31 インクタンク及びこれを用いたインクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14106994A JP3309571B2 (ja) 1994-05-31 1994-05-31 インクタンク及びこれを用いたインクジェット記録装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001392064A Division JP3386059B2 (ja) 2001-12-25 2001-12-25 インクジェットカートリッジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07323566A true JPH07323566A (ja) 1995-12-12
JP3309571B2 JP3309571B2 (ja) 2002-07-29

Family

ID=15283520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14106994A Expired - Fee Related JP3309571B2 (ja) 1994-05-31 1994-05-31 インクタンク及びこれを用いたインクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3309571B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0743185A1 (en) * 1995-05-18 1996-11-20 Fuji Xerox Co., Ltd. Cleaned ink absorbing material and manufacturing method
AU715362B2 (en) * 1995-08-02 2000-02-03 Canon Kabushiki Kaisha Ink absorber, ink tank using the ink absorber, ink jet cartridge integrally incorporating ink jet recording head and the ink tank, process for producing the ink tank, fiber body used in the ink tank, and ink jet recording apparatus capable of mounting the ink jet cartridge
WO2001032430A1 (en) * 1999-10-29 2001-05-10 Hewlett-Packard Company Method for manufacturing an ink reservoir for an inkjet printer
US6270206B1 (en) * 1997-07-30 2001-08-07 Canon Kabushiki Kaisha Ink container having blocking member and boundary layer
US6485136B1 (en) 1998-06-26 2002-11-26 Canon Kabushiki Kaisha Absorber and container for ink jet recording liquid using such absorber
JP2003080728A (ja) * 2001-09-17 2003-03-19 Oji Kinocloth Co Ltd インキジェット記録液収容容器用のインキ吸収体
JP2009084714A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 Kuraray Kuraflex Co Ltd 液体保持材及びその製造方法
US8741195B2 (en) 2010-07-02 2014-06-03 Canon Kabushiki Kaisha Method for manufacturing fiber absorber

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0743185A1 (en) * 1995-05-18 1996-11-20 Fuji Xerox Co., Ltd. Cleaned ink absorbing material and manufacturing method
US6086191A (en) * 1995-05-18 2000-07-11 Fuji Xerox Co., Ltd Method for cleaning an ink holding material
AU715362B2 (en) * 1995-08-02 2000-02-03 Canon Kabushiki Kaisha Ink absorber, ink tank using the ink absorber, ink jet cartridge integrally incorporating ink jet recording head and the ink tank, process for producing the ink tank, fiber body used in the ink tank, and ink jet recording apparatus capable of mounting the ink jet cartridge
US6334674B1 (en) 1995-08-02 2002-01-01 Canon Kabushiki Kaisha Absorber mounted in an ink tank and process for manufacturing this tank
US6270206B1 (en) * 1997-07-30 2001-08-07 Canon Kabushiki Kaisha Ink container having blocking member and boundary layer
US6485136B1 (en) 1998-06-26 2002-11-26 Canon Kabushiki Kaisha Absorber and container for ink jet recording liquid using such absorber
WO2001032430A1 (en) * 1999-10-29 2001-05-10 Hewlett-Packard Company Method for manufacturing an ink reservoir for an inkjet printer
CN1294019C (zh) * 1999-10-29 2007-01-10 惠普公司 制造毛细管件和用于喷墨式打印机的墨水贮存器的方法
JP2003080728A (ja) * 2001-09-17 2003-03-19 Oji Kinocloth Co Ltd インキジェット記録液収容容器用のインキ吸収体
JP4672221B2 (ja) * 2001-09-17 2011-04-20 王子キノクロス株式会社 インキジェット記録液収容容器用のインキ吸収体
JP2009084714A (ja) * 2007-09-27 2009-04-23 Kuraray Kuraflex Co Ltd 液体保持材及びその製造方法
US8741195B2 (en) 2010-07-02 2014-06-03 Canon Kabushiki Kaisha Method for manufacturing fiber absorber

Also Published As

Publication number Publication date
JP3309571B2 (ja) 2002-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100337850B1 (ko) 액체 용기, 용기의 제조 방법, 용기 패키지, 용기와 기록 헤드가 서로 일체로 제조된 잉크 제트 헤드 카트리지 및 액체 토출기록 장치
JP3883868B2 (ja) インクジェットプリンタ用のインクリザーバ
JPH07323566A (ja) インクタンク
JPH04501392A (ja) ドロップオンディマンド型インキジェットプリント用の改良されたインキ供給構造体及びプリント方法
JP2002192746A (ja) インクジェットカートリッジ
JPH07171973A (ja) 体積容量が改善されたインク・カートリッジ装置とその使用方法
JP3493610B2 (ja) インク吸収体及びその製造方法並びにこれを用いたインクタンク
JPH054291A (ja) 発泡・熱膨張性ウエブの製造方法
AU740316B2 (en) Three dimensional shaped carpet used for automobile and method for manufacturing the same
JP3347563B2 (ja) インクタンク
JP2814952B2 (ja) インク保持材料、その作製方法、インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
DE60008777T2 (de) Verfahren zum herstellen eines tintenbehälters für einen tintenstrahldrucker
CN101108555B (zh) 多孔性吸收材及具有多孔性吸收材的墨水匣
JPH09141886A (ja) インク吸収体挿入装置
JP3281329B2 (ja) インクタンク
EP0832750B1 (en) Ink reservoir for ink jet printer
JP3921462B2 (ja) インク吸収体及びその製造方法並びにこれを用いたインクタンク
JP2743475B2 (ja) 発泡成形方法
JP3424500B2 (ja) 発泡ビーズの集合成型体及びその製造方法
JP3467034B2 (ja) 液体収納容器および該容器の製造方法
JP2852913B2 (ja) 記録液容器の製造方法、記録液容器、インク注入方法、インクジェット用カートリッジの製造方法
JP3255526B2 (ja) インクタンク、インク記録ヘッドカートリッジおよび装置
JP4973434B2 (ja) 発泡樹脂成形品部材の製造方法
JP2001219577A (ja) インク吸収体及びその製法
JP2011083911A (ja) 液体収納容器の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090524

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100524

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110524

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees