JPH04501392A - ドロップオンディマンド型インキジェットプリント用の改良されたインキ供給構造体及びプリント方法 - Google Patents

ドロップオンディマンド型インキジェットプリント用の改良されたインキ供給構造体及びプリント方法

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JPH04501392A
JPH04501392A JP2513390A JP51339090A JPH04501392A JP H04501392 A JPH04501392 A JP H04501392A JP 2513390 A JP2513390 A JP 2513390A JP 51339090 A JP51339090 A JP 51339090A JP H04501392 A JPH04501392 A JP H04501392A
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イーストマン・コダック・カンパニー
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    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
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  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ドロップオンディマント型インキジェットプリント用の改良されたインキ供給構 造体及びプリント方法 技術分野 本発明は、ドロップオンディマント型のインキジェットプリント装置、特に、か かる装置用の改良されたインキ供給構造体に関する。
発明の背景 ドロップオンディマント型インキジェットプリンタにおいて、最も一般的には、 電子機械変換器(圧電プリンタに使用されているもの)、又は電子熱変換器(バ ブルジェットプリンタに使用されているもの)の何れかである変換器を需要に応 じて作動させることによって単一の液滴がオリフィスから放出される。これら両 方法において、インキを確実に保持し、インキ液滴をオリフィスから放出した後 、滴液放出領域を再充填することが必要である。再充填インキは、プリントヘッ ドと一体のリザーバから供給しくプリント/カートリッジ型の実施例)、又は慶 の緒のような導管を介して遠方のリザーバから供給することが出来る。通常、毛 管によってインキを供給することと、液圧によって伝達される大気圧との組み合 わせとを利用して、液圧の放出領域を再充填する。ある従来技術の装置において 、静水頭を介して作用する例えば正圧源又は動力のような更に別の手段を通常の 手段に代えて、又は追加的に使用する。しかし、かかる別の手段は、特に、コン パクトな挿入可能な装置が望まれるプリント/カートリッジの実施例の場合には 不便である。たのため、毛管作用及び伝達された大気圧を利用して再充填インキ を供給することが最も有利であり、米国特許第4.095.237号及び第4. 329.698号はこの方法を利用するドロップオンディマント型インキジェッ トプリント/カートリッジの例を示すものである。
米国特許第4.509.062号及び第4.630.758号に記載されている ように、インキ供給領域は僅かな比較的一定の負圧(又は背圧)を受けることが 望ましいことが多い。かかる背圧はインキがオリフィスから垂れたり又は容易に 振り落ちるのを阻止するが、かかる背圧は液滴放出領域に十分インキを再充填す るのを阻止するほど高圧であってはならない。背圧を制御するため、米国特許第 4.509.062号は収縮する間に概ね一定の反発力を示す膀胱状リザーバを 示唆している。米国特許第4、630.758号は、制御された毛管背圧を作用 させる発泡状材料にてリザーバを充填することを示唆している。米国特許第3. 967、286号、第4.095.237号及び第4,771、295号は又、 リザーバ内に毛管発泡材料を使用してプリントヘッドへのインキ通路内にインキ を導入するのを阻止することが望ましいことを指摘している。
しかし、これら従来技術の解決手段には幾つかの欠点がある。例えば、米国特許 第4.794.409号に記載されているように、弾性的な膀胱状及び発泡リザ ーバを使用する解決手段は、リザーバの貯蔵容積を効率的に利用すること力咄来 ない(プリント可能なインキとして利用可能なリザーバの内部容積率を最大にす る観点から)。又、両従来技術によって背圧を一定に維持することが困難であり 、米国特許第4.771.295号の装置の特別に作成した「切断しかつ清浄に した」発泡体を使用することは著しいコストの増大となる。
発明の開示 このように、本発明の1つの重要な目的は、従来技術の装置の上記問題点を著し く軽減するドロップオンディマント型インキジェット印刷用の改良されたインキ リザーバ構造体を提供することである。本発明のインキリザーバの1つの極めて 有利な利点は、供給可能なインキを構成するその容積部分を最大にし得るようそ の効率が改良されたことである。
本発明のインキリザーバの別の利点は、従来の発泡材料よりもはるかに均一な孔 寸法を有する発泡状構造体を含むことである。インキを発泡材から抽出するのに 必要な圧力は孔寸法に逆比例するため、孔寸法はより均一であることはインキを より均一に放出し得ることにつながる。これとは逆に、孔寸法は著しく異なり、 一部の孔は小さく、収容するインキを抽出することが極めて困難である一方、他 の孔は極めて大きい場合、インキは極く僅かな圧力にて放出される。前者の場合 、インキの貯蔵容積を十分に利用することが出来ず、又後者の場合、インキがプ リント機構から「垂れ落ちる」結果となる。こうした孔寸法の差は本発明によっ て著しく軽減される。
本発明の好適な実施例の別の利点は、その発泡材料が従来技術の発泡材料よりも はるかに化学的に不活性なことである。ポリウレタン発泡材のような従来技術の 材料は、水又はグリコールに浸漬したときに膨潤する。更に、これら材料は浸透 剤、色素成分及びその他のインキ成分をインキから選択的にろ過し、このためイ ンキ調合液は、所望の印刷処方を調節し、ろ過した成分を補う必要がある。本発 明のより不活性な材料はこうした問題点を著しく軽減するものである。
本発明により構成されるリザーバの別の利点は、その発泡材料が従来使用した材 料よりもはるかに容易にインキにて飽和されることである。従来の材料において 、高圧の真空圧を使用してインキを発泡材の肉厚の厚いセル部分に導入する。
本発明による発泡材料の相互に接続した薄い単繊維状の有利な形態は、インキの 侵入を妨害せず、製造環境においてかかる材料から成るリザーバの充填をはるか に単純な作業にする。
本発明の好適な実施例の別の利点は、利用する発泡材料が水溶性インキ調合成分 をはじき、リザーバの充填工程を阻害する従来から使用された疎水性材料ではな く、親水性であることである。
本発明の別の重要な利点は、インキリザーバ内に組み込む前の前処理(例えばセ ル壁の燃焼及び清浄)がはるかに少なくて済む発泡材料を提供し得ることである 。
一実施例において、本発明は、液滴放出オリフィス、関係する液滴放出変換器及 び変換器よりの液滴放出領域内にインキを保持する通路手段を備える型式のプリ ントヘッド構成要素を備えるドロップオンディマント型インキジェットプリント 用の改良されたインキリザーバ構造体を構成するものである。該インキリザーバ は通気口と、プリントヘッドの通路手段に流体的に結合されたインキ出口とを有 するインキ貯蔵容積を画成するハウジングを備えている。所定の発泡材型式の材 料の質量体が概ねハウジングの大部分を充填してインキ出口を覆う。所定の発泡 材料は比較的均一な寸法の隙間孔から成る大きい空隙率を提供し得るように相互 に結合された極めて細かい単繊維の三次元的回路網である。好適な実施例におい て、発泡材は回路網の隙間に薄膜が存在しない全く骨組だけの回路網を形成し得 るように本来的に網状であり、その非圧縮状態において概ね等方性である。
関連する特徴において、本発明はドロップオンディマント型インキジェットプリ ント方法にして、(i)インキ滴を関係するオリフィスを通じて液滴放出領域か ら選択的に放出する段階と、(it)インキを毛管送り通路を通じて液滴放出領 域に供給し、放出されたインキ滴に置換させる段階と、(ffl)相互に接続し た三次元的枝管ウェブの質量体を備える体積密度の小さい発泡構造体からインキ を前記毛管通路に供給する段階とを備える方法を提供するものである。1つの特 に好適な発泡材料は、本来的な網状メラミンホルムアルドヒト縮合体発泡材であ る。
図面の簡単な説明 以下に、添付図面に関して本発明の好適な実施例について説明する。
第1図は、本発明による好適なインキジェットプリント/カートリッジ構造体の 斜視図、 第2図は第1図のプリント/カートリッジの一部の分解図、第3図は本発明によ る別の好適なインキジェットプリント/カートリッジ構造体の略断面図、 第4図は第3図の実施例に効果的なプリントヘッド構成要素構造体の断面図、第 5図は本発明による別の好適なインキジェットプリント装置を示す一部断面図と した略図、 第6図は本発明による別の好適なプリント/カートリリッジ構造体の断面図、第 7図は本発明による1つの好適なインキリザーバ発泡材料のスキャニング型電子 顕微鏡写真の図、 第8図は従来技術のインキリザーバ発泡材料を示す第7図と同等の拡大率のスキ ャニング型電子顕微鏡写真の図である。
発明の実施例 第1図には、本発明を具体化する一例としてのバブルジェットプリント/カート リッジの実施例が図示されている。該プリント/カートリッジ1は、側壁2、底 壁3、及びキャップ組立体4とから成るインキリザーバハウジングを備えている 。キャップ組立体は、リザーバの壁2の上端付近に取り付は得る寸法とした蓋及 びフレーム構成要素6と、フレーム構成要素6の内周に取り付は得る構造とした 流体遮断構成要素10とを備えることが出来る。
第2図に示すように、流体遮断構成要素1oは、その外面がらインキ供給リザー バ内に伸長する出口通路13と、外面に形成されかつ出口13に結合された「H 」字形凹所12とを備えている。凹所12の中間部分によってインキが該凹所の 対向する平行部分12a、12bに流動する。
又第2図に示すように、液滴放出先端20が流体遮断構成要素の頂部に取り付け られている。先端20は、複数の抵抗ヒータ要素22と、選択電極23と、基準 電極24と、接続端子25とを支持する誘電基板21を備えている。凹所12は チップ基板21に対して寸法状めされ、チップ2oを流体遮断構成要素1oの上 に取り付けたとき、凹所12の大部分は基板21の下面によって覆われる。しか し、対向する凹所部分12a、12bの一部は開放したままであり、インキがリ ザーバからチップ20の縁部に流動するのを許容する。
インキ障壁、及び例えば、光ポリマーであるマニホルド層3oは、チップ及び流 体遮断構成要素の上面に形成され、開放した凹所部分12a、12b及びチップ の抵抗ヒータ要素22を囲繞するインキ障壁フェンス31を提供する。一連のバ ッフル壁32が凹所12a、12b間にてチップ2oの表面の上を伸長して個々 の抵抗ヒータ要素22を分離させる。
オリフィス板40は、障壁及びマニホルド層3oに取り付けられ、チップ2゜上 のヒータ要素22のパターンに適合するパターンにて形成された複数のオリフィ ス41を備えている。該オリフィス41は、バッフル壁32の間で且つそれぞれ のヒータ要素22の上に位置決めし得るように整合されており、抵抗要素の加熱 に起因するインキバブルの形成によりインキ滴をその関係するオリフィスから放 出することが出来る。
組み立てた流体遮断構成要素10は、フレーム6に取り付けられ、電気的導線8 及びコネクタバッド9がそれぞれチップ2o上にて各端子部分25に形成されて いる。プリント/カートリッジをプリンタ内に挿入したとき、コネクタバッド9 は、プリンタの駆動回路に結合させヒータ要素22を選択的に加熱することが出 来る。プリント/カートリッジの製造は、上述の全ての支持した構成要素を備え る頂部キャップ組立体4を本発明の教示内容に従って形成した発泡材料5oの成 形質量体内に保持した供給インキを保持するリザーバハウジング1に固着するこ とにより完成する。本発明に従い有用でかつ好適であるインキリザーバの発泡材 料の特性については、以下に詳細に説明する。しかし、かかる発泡材料が有用で ある次の幾つかの他のインキジェットプリント装置について簡単に説明する。
このように、第3図を参照すると、別のプリント/カートリジフジ60は、イン キ供給リザーバを形成する頂部壁61、底部壁62、及び側壁63を有する本体 ハウジングを備えている。頂部壁61は、インキ漏れ防止薄膜65を有する通気 穴64を備えている。底部壁62はフィルタ部材67を有し、インキをプリント /カートリッジ60の毛管供給通路68に供給するフィルタ部材67を保持する ことの出来るインキ出口66を備えており、該出口66はインキをプリント/カ ートリッジ60の毛管送り通路68内に供給する。図示するように、送り通路は 底部を横切って本体ハウジングの一側部に沿って上昇し、全体としてP、 Hで 示したバブルジェットプリントヘッド構成要素に達している。
第4図には、第3図のプリントヘッドP、 Hを形成することの出来る1つの形 態が図示されている。第4図において、端縁シュータバブルジェットプリントヘ ッド70は、熱制御層72が被覆された基層71を備えている。溝付き頂部板7 3はハウジング60の通路68に結合されたインキマニホルドリザーバ75(第 3図に図示)から伸長する複数のインキ供給路を画成する。複数の選択的に呼び 出し可能な電子熱変換器がオリフィス79の上流に配置されかつ頂部板73と基 板71の溝との間に形成されている。これら変換器の各々は別個の抵抗ヒータ部 分76と、別個の呼び出し電極77とを備えている。共通の電極78はその呼び 出し電極に対向する各ヒータ要素の縁部に結合することが出来る。電極及びヒー タ要素の双方には保護層74が形成される。
第5図には、本発明が有用である別のインキジェットプリント装置が図示されて いる。この実施例において、インキリザーバ80は、慶の緒状導管88によって 側部シュータバブルジェットプリントヘッド70′のマニホルド75′に結合さ れる。この実施例において、第4図の実施例と同様のプリントヘッドの構成要素 は対応する「プライム符号付き」数字で示しである。第5図のプリントヘッドの 主たる相違点は、頂部板が、協働してオリフィス79′に側部放出路を提供する 別個の構成要素を備える点である。作動時、電流はヒータ76′を通って呼び出 し電極72′と共通の電極78′間を流れ、インキは加熱されて、板79′の関 係するオリフィスを通じて液滴を放出する。遠方のインキリザーバ80はブリン タ主フレーム(図示せず)内に取り付けられており、頂部壁81、底部壁82及 び側壁83を有するハウジングを備えている。頂部壁は、液体遮断薄膜85を有 する通気口84を備え、底部壁82は謄の緒状導管88に結合された出口通路8 6を備えている。本発明によると、所定の発泡材料50’の質量体は、遠方のイ ンキリザーバの内部に適合した形状をしており、インキを慶の緒状導管88に供 給する。
第6図には、第3図の装置と同様のハウジングを有する圧電プリント/カートリ リッジ90が図示されている。このように、リザーバは頂部壁91、底部壁92 及び側壁93により画成され、第3図の実施例と同様に通気口94、蓋95及び インキ出口96並びにフィルタ97を有している。この実施例において、毛管通 路98は各々、電子制限要素を保持する液滴放出領域99を備える圧電プリント ヘッド構成要素に達している。構成要素99を選択的に作動させると、インキ滴 は対応するオリフィス100を通じて放出すること力咄来る。第1図、第3図及 び第5図の実施例と同様、第6図の実施例のインキリザーバは、以下に詳細に説 明するように、本発明に従って形成した成形発泡質量体50”’を備えている。
第7図は、インキジェットプリンタ供給リザーバに使用するのに特に有利である ことが判明した材料構造体のスキャニング型電子顕微鏡写真の図である。全体と して、これら著しく改良したインキリザーバ構造体は、その非圧縮状態にあると き、比較的均一な寸法の隙間孔から成る大きい空隙率を提供し得るように相互に 接続した極く細かい単繊維の概ね等方性の回路を形成すると説明することが出来 る。第7図に示した好適な材料は、セル窓部のない本来的な網状である発泡材で ある。即ち、該発泡材は、回路網の隙間に薄膜が存在しないように形成された完 全に骨組だけの三次元的回路網である。接続しない繊維の質量体と異なり、本発 明による材料の三次元的に相互に接続した骨組単繊維は、インキの貯蔵及び供給 を向上させる均一な隙間を提供しかつそれを維持する。燃焼技術によって網状に される従来の発泡材とは異なり、本発明の材料は、遮断され又は一部遮断された 隙間の存在しない、残留「燃焼セル壁」塵埃の無い著しく大きい空隙率を提供す る。その結果、内部で貯蔵可能なインキの量及び本発明の所定の量の材料から供 給可能なインキの量が著しく改良される。
従来技術のインキリザーバ発泡材(内、第8図は例えば「網状」ポリウレタンで ある)と比べ、本発明による発泡材料(内部7図は、例えば熱硬化メラミン縮合 体である)は多数の明確な利点を提供する。
第1に、物理的構造に関し、本発明の材料は本来セル壁の存在しない極めて細か い単繊維の三次元的回路網を備えている。単繊維は、長さ対幅が極めて大きく、 例えば10対1又はそれ以上である。
本発明の発泡型式の質量体の本来的な骨組の性質は、隙間空隙を有する容積率が 高いため、体積密度が小さく及び空隙率が大きい。これら特徴において、材料は インキリザーバ内でのその利用状態において(即ち、非圧縮又は圧縮状態)、次 のことを特徴とする。
(f)空隙率は約95%以上、望ましくは約97%以上、最も望ましくは99% 以上である。又は、 (it)体積密度は約1.51bs、 /ft、 3(0,024g/am3) 以下、望ましくは約1.01bs、 /fj、 3(0,016g/cmり以下 、最も望ましくは0.71bs、 /ft、 ’(0,011g/am”)以下 である。
孔寸法に関して、本発明による材料は比較的均一な孔寸法を有し、平均的孔寸法 より著しく小さい空隙の割合が比較的小さい。特に、材料は次のことを特徴とす る。
(i)平均孔寸法が約25μ乃至200μ、望ましくは約50μ乃至175μ、 最も望ましくは大部分の孔が約140μ乃至160μの寸法範囲内にある。
(if)孔寸法が均一であり、孔の少なくとも約95%が平均孔寸法の0.67 倍より大きい寸法を有し、望ましくは孔の少なくとも約97.5%が平均孔寸法 の0.67倍より大きい寸法を有し、最も望ましくは孔の少なくとも約99.5 %が平均孔寸法の0.67倍以上の寸法を有する。
大部分の孔が約140μ乃至160μの範囲の寸法を有する最も好適な実施例に おいて、約100μより小さい寸法の孔が実質的に全く存在せず、最大の孔が約 175マイクロメータより大きくないようにする。このように、約75μより大 きくない孔寸法の範囲が発泡材料からのインキの放出を極めて好適な均一状態に し、より均一な背圧を実現する。
発泡材料の組成については、かかる材料は、比較的不活性である、即ち、貯蔵さ れた・インキを有し、インキの成分の膨潤させたり、ろ過したりしない化学品で あることが望ましい。
上述の組成及びその他の特徴に関して】つの極めて好適な材料群は、80%以上 のメラミンホルムアルデヒド縮合体を含むことが望ましくは、最も望ましくは非 変成の(modified)熱硬化メラミンホルムアルデヒド縮合体を含む米国 特許第4゜540、717号に記載された熱硬化発泡材料である。
この特に好適な群のメラミンホルムアルデヒド縮合体発泡材は、相互に接続され る複数の三次元的分岐ウェブ(又は単繊維)を含んでいる。米国特許第4.54 0゜717号に記載されたように、発泡構造体は、次の特性を備えることが望ま しい。
1、平均長さ対幅(径)の比が約10=1程度又はそれ以上であること。
2、ウェブ又は単繊維密度が約1.10g/cm3程度又はそれ以上であること 。
短すぎる(即ち、長さ対径の比が過度に小さい)ウェブは、インキの貯蔵容積を 最大にするのに望ましい大きい空隙率を小さくする可能性がある。
米国特許第4.540.717号に指摘されたように、平均長さ対幅(径)の比 は、顕微鏡によって測定し、統計学的計算法によってめることが出来る。かかる 方法によると、ウェブの長さは、2つの節の中心間の距離として定義し、ウェブ 幅(径)はウェブの最も狭い部分として定義し、何れの場合でも、顕微鏡写真に よって測定することが出来る。ウェブのキャビティは、プラスチック材料を適当 な液体、例えば、イソプロパツル中に入れ、その開放セル構造によってその液体 を完全に含浸した後、アルキメデスの原理によって測定することが出来る。
本発明に従って、インキリザーバに使用するメラミン発泡材は、メラミンに加え て、重量比で50%以下、望ましくは20%以下の熱硬化性樹脂を形成するその 他の化合物を含むことの出来るメラミンホルムアルデヒド縮合体とし、又ホルム アルデヒドに加えて、共縮合体としてその他のアルデヒドを含むことができる。
しかし、実質的に非変成のメラミンホルムアルデヒド縮合体は、インキ成分に対 する本来的な化学的不活性さが大きいため、特に使用することが望ましい。
本発明による特に好適なメラミン発泡材は体積密度が極めて小さく、このことき 、インキ貯蔵に対して空隙率を増大させる点で極めて望ましい。米国特許第4゜ 540、717号に記載した超高周波照射法によって製造したとき、かかる発泡 材の体積密度は1.6 [g、1”’]程度まで小さくなる。
上述の型式のメラミン発泡材は、西独のバスフ・アトキエンゲゼルシャフト(B ASF Atkiengesellschaft) (−ニージャージ州、バリ スパニイのバスフ・ケミカル部門(BASF Corp、、 Chemical  Div、、) )によッテ製造され、同社によッテバソオテクト(BASOT ECT)及び西独のレバークツセンのアイルプルツク・ショームストフエテク− yり (Illbruck Suhaumstofftechhik) (ミネ ソタ州、ミネアポリスのl1lbruck)によってウィルチック(WILTE C)という商標名で販売されている。
これら発泡材は、一般に、建物、乗物及び大型コンテナの断熱及び防音のために 販売されている。その他の公知の適用例は、衝撃吸収、包帯、洗滌材料及び土壌 の改良である。
上述のメラミンホルムアルデヒド縮合体は従来技術のインキジェットプリント装 置に存在した問題点を著しく解決し得るものであることが分かった。これは、、 極めて細かい単繊維要素の概ね等方性回路網が極めて均一な寸法(従来技術の構 造と比較して)の概ね完全に開放セル壁を有するためである。これにより優れた 孔構造体及びインキを貯蔵する極めて大きい空隙率が得られる。かかる構造体に より所定のリザーバ容積に対しより多くのインキを貯蔵することが出来、インキ リザーバに使用される従来技術の発泡構造体より安定したインキ保持(及び背圧 )特性が得られる。現在、これら発泡構造体はリザーバ内で概ね非圧縮状態にて 使用することが望ましいが、上述の有用又は好適な特性を維持する一方、構造体 の隙間スペースを調節するため特定の適用例においては圧縮力が望ましい場合が ある。
本発明の発泡材によるインキジェットリザーバの優れた機能は、その他の点では 同一の2つのプリント/カートリッジに関する以下の試験結果の比較から明ら清 浄にしたポリウレタンを使用する方法で、現在、インキジェットプリント/カー トリッジに商業的に使用されている方法であり、もう一方は、上述のように概ね 非圧縮状態にて市販の音響的ウィルチック(Wiltec−登録商標)メラミン 系の独立セル室発泡体を使用する方法である。
インキ無しのペンの重量 10.02 g 11.52 gインキ有るときのペ ンの重量 21.19 g 21.10 gAIIt、インキ「貯蔵」状態 1 1.17 g 9.58 g「乾燥」プリント時のペン重量 12.49 g  14.56 gプリント時の^+st、インキ 8.70 g 6.54 gプ リント時のインキ容量 7.90 ml 5.94 ml(インキの比重= 1 .102) ペン本体の容積 10.21 ml 10.21 mlペン容積の使用パーセン ト 77% 58%何れの発泡材も2KH2にて連続的にプリントしたとき、早 過ぎる欠乏状態を示すものはなかった。全てのジェットは、両方の材料共に急激 にプリントを停止した。 容積的な供給効率における優れた特性及び優れたイン キ保持機能に加え、ウィルチック開放セルメラミン発泡材は網状ポリウレタンに 比較して優れたインキ適用性を示した。これは、発泡相成分のみならず、その本 来的な網状構造及び熱硬化製造法に起因するものと考えられる。このように、第 8図に図示したような従来技術の「網状」ポリウレタン発泡材は、一部残るセル 壁及び網状燃焼法からの残留物を有している。セル壁及び塵埃はインキ成分、例 えば表面活性材及び色素を吸収することが判明している。これによりプリントの 乾燥状態及び密度は望ましくないものとなる。しかし、完全に開放セル壁構造及 び稠密な骨組単繊維を備える本発明の発泡材は、印刷に影響を及ぼす程度に重要 なインキ成分を吸収しない。この吸収性の相違は2つの発泡材を同一のインキを 使用して比較することにより観察可能となる。メラミン系開放セル発泡材はイン キの吸収を示さず、網状ポリウレタンは観察し得る黄色味がかった色合いを示す 。
上述の特定のメラミン系発泡材はインキジェットプリント装置のリザーバに使用 するのに特に望ましいが、当業者は三次元的回路網の細かい単繊維から成り、体 積密度が小さく、同様の寸法及び均一性を備える概ね完全に開放セル構造体から 成る発泡構造体と適合可能なその他のインキも又使用可能であることが理解され よう。上述のように、上述の望ましい特性を備える発泡材料は非圧縮又は−非圧 縮した状態にてインキリザーバ内に使用することが出来る。
産業上の利用可能性 本発明は、カートリッジ充填を簡略化し、インキの供給をより一層均−にしかつ インキとの望ましくない相互作用を軽減する一方、インキプリントカートリッジ 内へのインキの貯蔵効率を高めるため、産業的に有用である。
FIG、 3 FIG、 4 FIG、 6 FIG、8 (仇老禄術〕 国際調査報告 国際調査報告 SA 40142

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.オリフィスと、液滴放出変換器と、前記変換器の近傍の液滴放出領域にイン キを供給する通路手段とを備える型式のドロップオンディマンド型インキジェッ ト装置において、改良されたインキ供給リザーバが、(a)インキ貯蔵容積を画 成し、通気口と、前記通路手段に接続されたインキ出口とを有するハウジングと 、 (b)前記ハウジングの大部分を占めかつ前記インキ出口を覆う発泡材料の質量 体であって、均一な寸法の隙間孔から成る大きい空隙率を形成し得るように相互 に接続された細かい単繊維の三次元的分岐回路網を備える前記発泡材料とを備え ることを特徴とする装置。
  2. 2.請求の範囲第1項の装置にして、前記発泡材料が本来的な網状であることを 特徴とする装置。
  3. 3.請求の範囲第1項の装置にして、前記発泡材料が熱硬化メラミン縮合体であ ることを特徴とする装置。
  4. 4.請求の範囲第1項の装置にして、前記発泡材料が前記ハウジング内にてその 使用状態にあるときその全容積の約95%より大きい空隙率を備えることを特徴 とする装置。
  5. 5.請求の範囲第1項の装置にして、前記発泡材料がその非圧縮状態にあるとき 、約1.51bs/ft.3(0.024g/cm3)以下の体積密度を有する ことを特徴とする装置。
  6. 6.請求の範囲第1項の装置にして、前記発泡材回路網がその非圧縮状態にある とき概ね等方性であることを特徴とする装置。
  7. 7.請求の範囲第1項の装置にして、前記発泡材料がその非圧縮状態にあるとき 約50μ乃至175μの範囲の平均孔寸法を有することを特徴とする装置。
  8. 8.請求の範囲第8項の装置にして、前記発泡材料の孔の大部分が約140μ乃 至160μの範囲の寸法を備えることを特徴とする装置。
  9. 9.請求の範囲第8項の装置にして、前記発泡材料が約100μより小さい径の 孔を実質的に有しないことを特徴とする装置。
  10. 10.請求の範囲第1項の装置にして、前記発泡材料がその非圧縮状態にあると き約75μ以下の孔寸法径を有することを特徴とする装置。
  11. 11.請求の範囲第1項の装置にして、前記孔の大部分が約140μ乃至160 μの範囲の径を有し、前記孔の少なくとも約95%が平均孔径の0.67倍より 大きい径を有することを特徴とする装置。
  12. 12.請求の範囲第1項の装置にして、前記発泡材料の単繊維が約10対1又は それより大きい長さ対幅の比を有することを特徴とする装置。
  13. 13.請求の範囲第1項の装置にして、前記発泡材料が単繊維間にセル薄膜を全 く有しないことを特徴とする装置。
  14. 14.請求の範囲第1項の装置にして、前記発泡材料がインキ成分に対して化学 的に実質的に不活性であることを特徴とする装置。
  15. 15.請求の範囲第14項の装置にして、前記発泡材料が熱硬化した実質的に非 変成のメラミンホルムアルデヒド縮合体を含むことを特徴とする装置。
  16. 16.プリントヘッドと、前記プリントヘッドに流体連通するインキリザーバ手 段とを備える型式のドロップオンディマンド型インキジェットプリント装置にし て、前記リザーバ手段が、 (a)インキ貯蔵容積を画成しかつ前記プリントヘッドに接続されたインキ出口 を有するハウジングと、 (b)前記ハウジングを概ね充填する本来的な網状発泡構造体であって、相互に 接続した複数の細かい三次元的分岐単繊維を備える発泡構造体とを備えることを 特徴とする装置。
  17. 17.請求の範囲第16項の装置にして、前記単繊維(ウェブ)が約10対1又 はそれ以上の長さ/幅の比を有することを特徴とする装置。
  18. 18.請求の範囲第16項の装置にして、前記発泡材がメラミンホルムアルデヒ ド縮合体を備えることを特徴とする装置。
  19. 19.請求の範囲第16項の装置にして、前記発泡材が縮合体として重量比で8 0%以上のメラミンホルムアルデヒドを含むことを特徴とする装置。
  20. 20.請求の範囲第19項の装置にして、前記単繊維が1.10g/cm3以上 の密度を有することを特徴とする装置。
  21. 21.請求の範囲第16項の装置にして、前記発泡材が約1.51bs/ft. 3(0.024g/cm3)以下の体積密度を有することを特徴とする装置。
  22. 22.ドロップオンディマンド型インキジェットプリント方法にして、(a)関 係するオリフィスを通じてインキ滴を液滴放出領域から選択的に放出させる段階 と、 (b)インキを毛管供給路を通じて液滴放出領域に供給し、放出されたインキ滴 と置換させる段階と、 (c)相互に接続しかつ三次元的に分岐した細かい単繊維の質量体を備える発泡 構造体からインキを前記毛管通路に供給する段階とを備えることを特徴とする方 法。
  23. 23.請求の範囲第22項の方法にして、前記発泡材料が本来的な網状であるこ とを特徴とする方法。
  24. 24.請求の範囲第22項の方法にして、前記発泡材料が熱硬化メラミン縮合体 であることを特徴とする方法。
  25. 25.請求の範囲第22項の方法にして、前記発泡材料が前記ハウジング内にて その使用状態にあるとき、その全容積の約95%以上の空隙率を有することを特 徴とする方法。
  26. 26.請求の範囲第22項の方法にして、前記発泡材料がその非圧縮状態にある とき、約1.51bs/ft.3(0.024g/cm3)以下の体積密度を有 することを特徴とする方法。
  27. 27.請求の範囲第22項の方法にして、前記発泡材料の回路網がその非圧縮状 態にあるとき概ね等方性であることを特徴とする方法。
  28. 28.請求の範囲第22項の方法にして、前記発泡材料がその利用状態にあると き約50μ乃至175μの範囲の平均孔寸法を有することを特徴とする方法。
  29. 29.請求の範囲第22項の方法にして、前記発泡材料の孔の大部分が約140 μ乃至160μの範囲の寸法を有することを特徴とする方法。
  30. 30.請求の範囲第22項の方法にして、前記発泡材料が約100μ以下の径の 孔を実質的有しないことを特徴とする方法。
  31. 31.請求の範囲第22項の方法にして、前記発泡材料がその非圧縮状態にある とき約75μ以下の径の範囲の孔寸法を有することを特徴とする方法。
  32. 32.請求の範囲第31項の方法にして、前記孔の大部分が約140μ乃至16 0μの範囲の径を有し、前記孔の少なくとも約95%が平均孔径の0.67倍以 上の径を有することを特徴とする方法。
  33. 33.請求の範囲第22項の方法にして、前記発泡材料の単繊維が約10対1又 はそれ以上の長さ対幅の比を有することを特徴とする方法。
  34. 34.請求の範囲第22項の方法にして、前記発泡材料が単繊維間にセル薄膜を 有しないことを特徴とする方法。
  35. 35.請求の範囲第22項の方法にして、前記発泡材料がインキの成分に対して 化学的に実質的に不活性であることを特徴とする方法。
  36. 36.請求の範囲第35項の方法にして、前記発泡材料が熱硬化した実質的に非 変成のメラミンホルムアルデヒド縮合体を含むことを特徴とする方法。
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