JPH07323339A - しごき用金型の製造方法 - Google Patents

しごき用金型の製造方法

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Publication number
JPH07323339A
JPH07323339A JP6154097A JP15409794A JPH07323339A JP H07323339 A JPH07323339 A JP H07323339A JP 6154097 A JP6154097 A JP 6154097A JP 15409794 A JP15409794 A JP 15409794A JP H07323339 A JPH07323339 A JP H07323339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
ironing
ring
holder
shrinkage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6154097A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Shimizu
貴之 清水
Tamotsu Hayashi
保 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
Priority to JP6154097A priority Critical patent/JPH07323339A/ja
Publication of JPH07323339A publication Critical patent/JPH07323339A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 筒素体のしごきに使用する金型のダイスの破
損を回避することを目的とする。 【構成】 超鋼のリングの中空部に、超鋼のダイスを焼
きばめる。次いでダイスを焼きばめしたリングをホルダ
ーに焼きばめて、しごき用金型を製造する。リングに焼
きばめられたダイスには、その内側に向かって締付力が
発生する。そのためダイスによって筒素体をしごいた場
合、ダイスを広げようとする外力と、内側に向かって発
生している締付力とがバランスし、ダイスの破損が回避
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はしごき用金型の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばテレビ用ブラウン管の電子銃部
品を製造するのに、素材(フープ材)からブランクを打
ち抜き、これを絞り工程、成形工程などを経て筒体を形
成することが行なわれている。この製造工程を図2によ
り説明すると、素材から円板状のブランク1を打ち抜き
(a)、これを絞りプレス機械により絞って筒素体2を
形成する(b)。3はフランジである。
【0003】この筒素体2のエッジ部分を成形(c)し
てから、フランジ3を切り落すトリミング加工(d)を
施す。4は切り落されたエッジ部分である。フランジ3
はその基部から切り落すことができないので、図に示す
ようなエッジ部分4が残る。そのため次の工程としてし
ごき加工(e)を実施し、エッジ部分4をしごくことに
より引き伸ばして平坦とし、筒体5を完成する。
【0004】図3は従来のしごき用の金型を示し、6は
しごき用上型である。しごき用上型6は、軟鋼からなる
ホルダー7と、その底面の凹部8に銀ロー付けされてい
る、超鋼からなるリング状のしごき用のダイス9と、ホ
ルダー7を支持する支持枠10と、ダイス9を摺動自在
に貫通しているノックアウト棒11と、下端がノックア
ウト棒11に連結されてあり、支持枠10に対して摺動
自在に貫通している連結軸12とより主として構成され
ている。13は支持枠10にホルダー7を取り付けるボ
ルト、14は連結軸12と一体のノックアウト棒11が
落下しないように連結棒12の上端に取り付けたダブル
ナットである。指示枠10は、しごき加工の際に昇降す
るプレス機械のラム穴に取り付けられる。
【0005】15はしごき用下型で、パンチホルダ16
の表面にボルト17により取り付けられた下パンチ18
と、下パンチ18に対してスライド自在に嵌合するノッ
クアウトプレート19と、ノックアウトプレート19を
連結棒20を介して昇降させる昇降枠21とにより主と
して構成されている。昇降枠21はたとえばエアーシリ
ンダーによって昇降される。22は下パンチ18に設け
られた空気抜け孔である。
【0006】図2の(d)に示すようにトリミング加工
された筒素体2は、下パンチ18の先端に図3に示すよ
うに嵌合される。この状態でしごき用上型6を下降させ
ていくと、最初にノックアウト棒11の下端が筒素体2
の表面を押えつける。続くしごき用上型6の下降により
ダイス9の中空部23の下縁が筒素体2の外周を擦りつ
け、これにより筒素体2の側壁とともにエッジ部分4が
しごかれるようにして引き伸ばされる。
【0007】このあとしごき用上型6が引き上げられる
と、ダイス9が筒素体2から離れ、続いてノックアウト
プレート19が昇降枠21により押し上げられるので、
ノックアウトプレート19が下パンチ18上の筒素体2
の側壁の先端に当接して、筒素体2を押し上げる。これ
により筒素体2は下パンチ18より引き離されるように
して取り出される。このあとノックアウトプレート19
は引き下げられる。万一筒素体2がダイス9に付着して
ダイス9とともに上昇するような場合は、連結軸12の
上端が、図示されていないノックアウトバーにあたり、
連結軸12を介してノットアウト棒11の下端により筒
素体2を突き落す。
【0008】ところで前記したようにリング状のダイス
9の中空部23は、筒素体2のエッジ部分4を引き伸ば
す作業を必要とするため、この中空部23の内径は筒素
体2の外径よりもごく僅か、例えば0.1mm程度小さ
く形成しておく必要がある。このようなダイス9によっ
てしごきを実施すると、そのダイス9の中空部23には
これを外側に広げるような外力が作用し、この外力によ
りしごき作業の途中でダイス9が割れてしまうことがあ
る。このようなダイス9の割れといった事故が発生する
と、作業を中断しなければならず、しかも高価な金型の
交換が必要となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、筒素体のし
ごきに使用するダイスの破損を回避することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、焼き入りされ
た超鋼のリングの中空部に、超鋼のダイスを焼きばめ
し、このようにダイスを焼きばめしたリングをホルダー
に焼きばめして、しごき用金型を製造することを特徴と
する。
【0011】
【作用】リングに焼きばめされたダイスには、その内側
に向かって締め付け力が発生している。そのためこのダ
イスによって筒素体をしごいた場合、ダイスを広げよう
とする外力と、内側に向かって発生している締め付け力
とがバランスし、ダイスの破損が回避されるようにな
る。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図によって説明する。図1
は本発明によるしごき用上型6を示す。なお他の部分は
図3に示す従来構成と特に相違するものではない。本発
明によるしごき金型6のダイス9は、最初に焼き入りさ
れた超鋼のリング24の中空部25の内部に焼きばめさ
れる。
【0013】具体的にはあらかじめリング24は、その
中空部25の内径をダイス9の外径より僅かに、例えば
0.1mm程度小さく製作しておく。そしてこのリング
24を炉に入れて加熱する。この加熱によりリング24
は膨張するので、この膨張したリング24の中空部25
にダイス9を挿入しそのままの状態で自然冷却する。そ
のあとリング24の外周を切削し、所要の外径となるよ
うに仕上げる。
【0014】このように中空部25にダイス9を焼きば
めたリング24をホルダー7の凹部8の内部に焼きばめ
る。この場合も凹部8の内径を、リング24の外径より
も僅かに、例えば0.1mm程度小さく形成しておき、
そのホルダー7を炉に入れて加熱する。この加熱により
ホルダー7は膨張するので、この膨張したホルダー7の
凹部8にリング24を挿入し、そのままの状態で自然冷
却する。
【0015】このようにしてリング24にダイス9を焼
きばめたものをホルダー7に焼きばめてしごき用金型を
製作すると、ダイス9にはリング24、ホルダー7によ
り内側に向かって締め付ける力が発生する。
【0016】そのためこのしごき金型によって筒素体2
のエッジ部分4を取り除くべく、前記のようにしごき用
下型15との協動によってしごき加工を施すとき、筒素
体2の外径よりも僅かに内径の小さいダイス9によりエ
ッジ部分がしごかれる。そのときダイス9には外側に向
かう外力が負荷となって作用するが、この外力と前記し
た焼きばめによる内側に向かう締付力とがバランスし
て、ダイス9の破損が回避されるようになる。
【0017】なお図の例ではリング24をひとつ使用し
て製作した場合を示しているが、このリングを2個以上
の複数を利用して製作するようにしてもよい。すなわち
ひとつのリングの中空部に別のリングを焼きばめるよう
にして、複数のリングを順次焼きばめ、最終のリングの
中空部にダイス9を焼きばめるようにすればよい。この
ように複数のリングを焼きばめるようにすると、内側に
向かって発生する締付力を十分に大きくすることができ
るようになる。
【0018】また図示する実施例は、エッジ部分を取り
除くためのしごきに使用する金型についてであったが、
本発明はこれに限られるものではなく、筒素体の側壁を
しごくためのみの金型についても適用される。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、筒
素体のエッジ部分をしごいて平坦とするのに使用する金
型のダイスに、内側に向かう締付力を発生するようにし
ているので、しごき下降に際してのダイスの破損を確実
に回避することができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための断面図であ
る。
【図2】しごき部品の加工工程を説明するための工程図
である。
【図3】従来例を説明するための断面図である。
【符号の説明】
2 筒素体 4 しごき対象部分のエッジ部 7 ホルダー 8 凹部 9 ダイス 24 リング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超鋼のリングの中空部に、内径がしごき
    加工の対象物である筒素体の外径よりも僅かに小さくさ
    れてある、超鋼のダイスを焼きばめ、次いで前記ダイス
    を焼きばめたリングを、しごき加工の際に上ダイセット
    に取り付けられるホルダーの凹部の内部に焼きばめてな
    るしごき用金型の製造方法。
JP6154097A 1994-05-31 1994-05-31 しごき用金型の製造方法 Pending JPH07323339A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6154097A JPH07323339A (ja) 1994-05-31 1994-05-31 しごき用金型の製造方法

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JP6154097A JPH07323339A (ja) 1994-05-31 1994-05-31 しごき用金型の製造方法

Publications (1)

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JPH07323339A true JPH07323339A (ja) 1995-12-12

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ID=15576853

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JP6154097A Pending JPH07323339A (ja) 1994-05-31 1994-05-31 しごき用金型の製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008221248A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Jatco Ltd ローラ成形装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60130426A (ja) * 1983-12-19 1985-07-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd プレス金型装置

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60130426A (ja) * 1983-12-19 1985-07-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd プレス金型装置

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JP2008221248A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Jatco Ltd ローラ成形装置

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