JP2000107832A - 溶接用ノズルの製造方法 - Google Patents
溶接用ノズルの製造方法Info
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Abstract
加工時間や材料費など加工コストが高く、プレス加工で
は外観やシールド性が悪く、商品価値が低かった。 【解決手段】 本発明の溶接用ノズルの製造方法によれ
ば、ねじ成型用金型を挿入した管状材料に、その外周に
設けた衝撃荷重手段により、衝撃荷重による加圧が繰り
返し行い、精密なねじを有し、外周表面もなめらかなシ
ールド性の優れた溶接用ノズルを、切削加工に比べ、熟
練を要すことなく、短時間に製造される。
Description
用する溶接用ノズルの製造方法に関するものである。
ルと呼ぶ)を示す。
スを溶接部に供給するためのノズルで、12は、ノズル
11をねじ嵌合により取り付けるためのノズル取付具
(以下インシュレーターと呼ぶ)で、13は、トーチボ
ディである。通常、ノズル11とトーチボディ13は、
インシュレーター12により電気絶縁されている。
ル11とトーチボディ13の電気的短絡を防止するた
め、絶縁材料で作られたオリフィスで、ノズル11の内
側に設けられたオリフィス係止部17で係止している。
に露出させないための絶縁チューブで、16は、コンタ
クトチップである。
す。ここで、ノズル11は、第3図(ロ)に示すように、
パイプ状の素材の内面に、前記インシュレーター12に
嵌合するねじ及びオリフィス係止部17が、旋盤等によ
り切削加工されるか、または、ノズル素材パイプに、ね
じ成型用金型を挿入し、素材パイプの外周より円周上に
少なくとも2ヶ以上に分割し、かつ各々は間隙をおいて
配置された押圧用ダイスにより、中心方向に前記ノズル
素材パイプに押圧を与えて、ねじ成型用金型に押し込む
ことによって、プレス加工される。
ねじ山の強度をあげるため、またノズルの取り付け・取
り外し時のねじ込み回数を少なくして、脱着操作を簡便
にするために、ねじピッチの大なる台形ねじが加工され
る。
来の溶接用ノズルの製造方法には、次に示すような課題
があった。
部およびオリフィス係止部17の加工は、熟練を要し、
時間もかかり、加工コストが非常に高くなっていた。
素材パイプの伸展不足のため、ねじ部の外周表面に歪み
が生じ、商品価値を損なっていた。また、ノズル素材パ
イプの外周に接する各押圧用ダイスの継ぎ目において
は、ノズルの外周に凸部が形成されるとともに、それに
対応したノズルの内周のねじ成型が不完全となり、イン
シュレーター12に嵌合するねじの接触面積が少なくな
り、ゆるみやすくなっていた。ゆるんだ部分では、空気
の巻き込みによる溶接欠陥を発生するため、それを防止
するため、増し締めが必要となり、ロボット溶接に使用
する際には連続稼動の障害にもなっていた。さらには、
シールドガスを整流するオリフィスを係止するため、ノ
ズルの内側に設けたオリフィス係止部にも歪みが生じ、
シールド性を阻害していた。
が少なく、シールド性に優れた溶接用ノズルを、熟練を
要すことなく、低コストで短時間に製造する方法を提供
することである。
明の溶接用ノズルの製造方法は、管状材料に、ねじ成型
用金型を挿入し、前記管状材料の外周に設けた衝撃荷重
手段により、前記管状材料に衝撃荷重を連続して与え、
前記管状材料を加圧し伸展するものである。
ノズルの製造方法は、衝撃荷重手段を回転させながら、
管状材料に衝撃荷重を与えるものである。
ノズルの製造方法は、管状材料およびねじ成型用金型を
回転させながら、管状材料に衝撃荷重を与えるものであ
る。
ノズルの製造方法は、ねじ成型用金型にねじ谷径より小
径なる部位を設け、ねじ谷径より小径なる係止部を成型
するものである。
本発明の溶接用ノズルの製造方法によれば、ねじ成型用
金型を挿入した管状材料に、その外周に設けた衝撃荷重
手段により、衝撃荷重による加圧が繰り返し行われるこ
とで応力が分散し、管状材料が充分に伸展されるので、
精密なめねじを有し、外周表面もなめらかな溶接用ノズ
ルが製造される。
よびねじ成型用金型あるいは、その両者を回転させなが
ら、管状材料に衝撃荷重を与えるので、ねじの寸法や真
円度などの成型精度がさらに高い溶接用ノズルが製造さ
れる。
なる部位を設け、衝撃荷重による加工を行うことで、ね
じ谷径より小径なる係止部を精密に成型された溶接用ノ
ズルが製造される。
の実施の形態1の構成を示す。管状材料に、ノズル素材
パイプ1を用いる。ねじ成型用金型2は、ノズル素材パ
イプ1の内径よりわずかに小なる外径を有し、ねじ端部
よりノズル先端側に、ねじ谷径より小径なる部位2aを
設けている。衝撃荷重手段としてのダイス3は、ねじ成
型金型のねじ谷径より小径なる部位2aに相当する位置
に対応して、内径側へ突起3aを有し、第1図(ロ)に示
すように、円周上3ヶ方向に配置されている。
する。ノズル素材パイプ1に、予めねじ成型用金型2を
挿入しておき、ダイス3を回転させながら、中心方向に
衝撃荷重を与え、所定の位置まで加圧し、伸展させた
後、ダイス3を開放し、その後、第1図(ハ)に示すチャ
ック4でノズルを固定し、ねじ成型用金型2をねじに沿
って回転しながら引き抜く。
に、ノズル内面にねじが加工されるとともに、ねじ端部
よりノズル先端側に、本発明のねじ谷径より小径なる係
止部に相当するオリフィス係止部5が形成され、所望の
ノズル6が得られる。
なく、非常に短時間で加工されるとともに、プレス加工
に比べ、歪みの少ない溶接用ノズルが製造される。ま
た、ダイスを回転させながら、衝撃荷重を与えること
で、寸法や真円度などの成型精度がさらに向上し、より
ゆるみにくいねじと、より係りの良いオリフィス係止部
が形成される。
の実施の形態2を説明する。本実施の形態は、ノズルの
ねじ内径が、ノズル素材パイプの内径より大なること、
ノズルの先端が、ノズル素材パイプ外径より小なるこ
と、かつ異径部をなめらかなテーパ部でつなぐこと、更
にノズル脱着の際の滑り止めに利用されるローレット溝
8の加工を要求される時の加工例である。
開するための金型で、第2図(イ)に示すように、ノズル
素材パイプ1に圧入することにより、所望のねじの谷径
よりわずかに大なる寸法まで拡開される。
を成型するためのねじ谷径より小径なる部位2aが設け
られたねじ成型用金型2を挿入し、第2図(ロ)及び(ハ)
に示すように、ダイス3を移動し、ノズル素材パイプ1
に、外周から中心方向に衝撃荷重をあたえる。さらに、
チャック4のチャック面に加工された突起により、ノズ
ル外周にローレット溝8が加工された後、ねじ成型用金
型2は、ねじに沿って引き抜かれる。
ズル内面には、ねじおよびオリフィス係止部5を、ノズ
ル外周面には、ローレット溝8および所望の外形形状を
備えたノズル6が得られる。
なく、非常に短時間で加工されるとともに、プレス加工
に比べ、歪みの少ない溶接用ノズルが製造される。
形形状に対応したダイスを用いて成型しても、所望の外
形形状を得られる。
る。 (1)切削加工に比べ、熟練を要すことなく、非常に短
時間で、溶接用ノズルが得られる。 (2)切削バイトを必要とする切削加工に比べ、工作機
械の耐久性が高い。 (3)切削加工に比べ、材料がむだなく利用される。 (4)プレス加工に比べ、非常に美しい外観形状が得ら
れるとともに、寸法や真円度などの成型精度が高く、ゆ
るみにくいねじや係りの良い係止部が形成され、シール
ド性に優れ、溶接欠陥の少ない溶接用ノズルが得られ
る。
よびねじ成型用金型あるいは、その両者を回転させなが
ら、管状材料に衝撃荷重を与えると、寸法や真円度など
の成型精度がさらに向上し、よりゆるみにくいねじや、
より係りの良い係止部が形成され、さらにシールド性に
優れた溶接用ノズルが製造される。
製造方法を示す説明図
法を示す説明図
部) 6 溶接用ノズル 11 溶接用ノズル 17 オリフィス係止部(ねじ谷径より小径なる係止
部)
Claims (4)
- 【請求項1】 管状材料に、ねじ成型用金型を挿入し、
前記管状材料の外周に設けた衝撃荷重手段により、前記
管状材料に衝撃荷重を連続して与え、前記管状材料を加
圧し伸展する溶接用ノズルの製造方法。 - 【請求項2】 衝撃荷重手段を回転させながら、管状材
料に衝撃荷重を与える請求項1記載の溶接用ノズルの製
造方法。 - 【請求項3】 管状材料およびねじ成型用金型を回転さ
せながら、管状材料に衝撃荷重を与える請求項1または
2記載の溶接用ノズルの製造方法。 - 【請求項4】 ねじ成型用金型にねじ谷径より小径なる
部位を設け、ねじ谷径より小径なる係止部を成型する請
求項1から3記載の溶接用ノズルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10283681A JP2000107832A (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 溶接用ノズルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10283681A JP2000107832A (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 溶接用ノズルの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000107832A true JP2000107832A (ja) | 2000-04-18 |
Family
ID=17668704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10283681A Pending JP2000107832A (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 溶接用ノズルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000107832A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR102192511B1 (ko) * | 2020-02-25 | 2020-12-18 | 박찬형 | 금속관의 암나사 형성장치 및 방법 |
-
1998
- 1998-10-06 JP JP10283681A patent/JP2000107832A/ja active Pending
Cited By (8)
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