JP3019960B2 - 板金プレスの金型 - Google Patents
板金プレスの金型Info
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Description
ダを上型とし、ポンチ及びポンチホルダを下型とした板
金プレスの金型に関する。
絞り加工することにより、例えば、ボス一体型の板金製
プーリなどを得ることは、例えば特公平8−272号公
報や特公平8−29375号公報などで公知である。
型において、ひとつのダイセットを共用するには製品の
加工寸法やしごき絞りのしごき率などが異なるたびに、
それに応じたポンチ径、ポンチ高さをもつポンチ、ポン
チホルダ、及び穴径、穴深さをもつダイと交換する必要
があるが、従来の金型はこの交換作業が手間取るものば
かりであるため、プレス作業の能率低下の原因になって
いた。
チホルダの交換の容易化を図れる板金プレスの金型を提
供することを目的とする。
ホルダを上型とし、ポンチ及びポンチホルダを下型とし
た板金プレスの金型において、上型が、ダイをダイホル
ダの下面側に重合配備し、ダイの外周上端に外向き鍔を
設け、かつダイホルダの外周下端に雄ねじを設けるとと
もに、ダイ及びダイホルダの下端部に外嵌される締結リ
ングを備えており、該締結リングの軸方向上端の開口部
内周に上記雄ねじに螺合する雌ねじを、軸方向下端の開
口部内周に上記外向き鍔部の下面に当接係合する内向き
鍔部をそれぞれ設けており、上記外向き鍔部の下面と、
この下面に当接する上記内向き鍔部の上面には、上方拡
がり状のテ−パをつけていることに特徴を有するもので
ある。
し、ポンチ及びポンチホルダを下型とした板金プレスの
金型において、下型が、ポンチに対しポンチホルダを抜
き差し可能に挿通し、ポンチホルダをこれの下面側に配
備されるホルダ支持台の上に水平に載置し、かつポンチ
ホルダの外周下端に外向き鍔を、ホルダ支持台の外周上
端に雄ねじをそれぞれ設けるとともに、ポンチホルダ及
びホルダ支持台の上端部に外嵌される締結リングを備え
ており、該締結リングの軸方向上端の開口部内周に上記
外向き鍔の上面に当接係合する内向き鍔を、軸方向下端
の開口部内周に上記雄ねじに螺合する雌ねじをそれぞれ
設けており、上記外向き鍔の上面と、この上面に当接す
る上記内向き鍔の下面には、下方拡がり状のテ−パをつ
けていることに特徴を有するものである。
をダイホルダに締め付けたり、緩めるだけの簡単な操作
でダイを上型の下側から容易に着脱交換することができ
る。
ングをホルダ支持台に締め付けたり、緩めるだけの簡単
な操作でポンチホルダを下型の上側から容易に着脱交換
することができる。
面に基づいて説明する。図1は板金プレスの金型を絞り
加工状態で示す断面図、図2は同上の金型を上型上昇状
態で示す断面図、図3は製品取り出し途上の状態を示す
下型の断面図、図4は上型を分解状態で示す断面図、図
5は下型を分解状態で示す断面図である。
プレスの金型は、ダイ1及びダイホルダ2を上型3と
し、ポンチ4及びポンチホルダ5を下型6としている。
上型3は、ダイセットの上プレート7の下面側の中央に
ダイホルダ2を固定し、このダイホルダ2の下面側に、
穴8を有するダイ1を締結リング9で着脱可能に締結し
てなる。すなわち、図4に示すように、ダイ1の外周上
端には外向き鍔10を設け、ダイホルダ2の外周下端に
は雄ねじ11を設けている。一方、締結リング9は軸方
向上端の開口部内周に上記雄ねじ11に螺合する雌ねじ
12を、軸方向下端の開口部内周に上記外向き鍔部10
の下面に当接係合する内向き鍔部13をそれぞれ設けて
いる。そして締結リング9はダイ1の下側からダイ1及
びダイホルダ2に外嵌し、内向き鍔13が外向き鍔10
の下面に当接するまで雌ねじ12を雄ねじ11に螺合さ
せて締め付けることにより、ダイ1がダイホルダ2の下
面側に押し付け固定される。締結リング9にはこれを回
すための棒状の工具を差し込むことのできる工具差込孔
9aが円周方向に所定間隔を置いて列設されている。外
向き鍔10の下面と内向き鍔13の上面には軸中心下方
向に向かって下り傾斜状のテ−パ、つまり上方拡がり状
のテ−パをつけており、これにより締結リング9による
ダイ1の締め付け力の増大を図っている。
15の上面側の中央に固定基台16を固定し、この固定
基台16に筒状のホルダ支持台17を昇降動自在に外嵌
する。ホルダ支持台17はこれの外周下端にフランジ1
8を付けており、このフランジ18の円周方向に複数個
の孔19を所定間隔置きに設け、各孔19は下プレート
15から立設したストリッパボルト20に通される。ま
たフランジ18の孔19以外の数箇所と下プレート15
との間には圧縮コイルばね21が介在され、この圧縮コ
イルばね21でホルダ支持台17が常に押し上げ付勢さ
れている。
中央部から立設し、ポンチホルダ5は中央にポンチ4が
挿通する段付きのポンチ挿通孔22を有し、固定基台1
6とホルダ支持台17の上面に水平に載置されて締結リ
ング23で着脱可能に締結される。すなわち、図5に示
すように、ポンチホルダ5の外周下端には外向き鍔24
を設け、ホルダ支持台17の外周上端には雄ねじ25を
設けている。一方、締結リング23は軸方向下端の開口
部内周に上記雄ねじ25に螺合する雌ねじ26を、軸方
向上端の開口部内周に上記外向き鍔部24の上面に当接
係合する内向き鍔部27をそれぞれ設けている。そして
締結リング23はポンチホルダ5の上側からポンチホル
ダ5及びホルダ支持台17に外嵌し、内向き鍔27が外
向き鍔24の上面に当接するまで雌ねじ26を雄ねじ2
5に螺合させて締め付けることにより、ポンチホルダ5
が固定基台16とホルダ支持台17の上面側に押し付け
固定される。締結リング23には、上記上型3の締結リ
ング9と同様に工具差込孔23aが設けられている。外
向き鍔24の上面と内向き鍔27の下面には軸中心上方
向に向かって上り傾斜状のテ−パ、つまり下方拡がり状
のテ−パをつけており、これによりテ−パをつけて締結
リング23によるポンチホルダ5の締め付け力の増大を
図っている。
直姿勢で着脱可能に結合固定される。すなわち、ポンチ
4の下部に段付き状に形成した径大な下端基部4aの最
下端面に雌ねじ28を設ける一方、固定基台16の上面
中央の凹部29内に雄ねじ30を有する軸体31を突設
し、ポンチホルダ5の上側からポンチ4の雌ねじ28を
雄ねじ30に螺合することにより、ポンチ4が固定基台
16の上面中央部に垂直姿勢に着脱可能に結合固定され
る。ポンチ4の下端基部4aの、固定基台16上面より
露出する部位は断面多角形に形成することにより、スパ
ナやレンチなどの工具を掛けてポンチ4を回すことので
きる工具掛け面32を設けている。
ポンチ4から押し出すためにポンチホルダ5を上昇させ
るホルダ押上機構34が備えられる。ホルダ押上機構3
4は、固定基台16の雄ねじ30を中心とする同一円上
に複数個の貫通孔35を上下貫通状に設け、この貫通孔
35に押上ロッド36を上下方向にスライド自在に挿通
する一方、固定基台16の下部に形成したシリンダ室3
7内に押上プランジャ38を上下往復動自在にはめ込
み、この押上プランジャ38のロッド下端部38aを下
プレート15の下面側に露出させる。下プレート15の
下方には、その円周カム縁が押上プランジャ38のロッ
ド下端部38aに当接する回転カム39が設置される。
しかるときは、加工後に、回転カム39の回転に伴い押
上プランジャ38が上昇して押上ロッド36を押し上
げ、ポンチホルダ5がその押上ロッド36の突き上げ作
用を受けてホルダ支持台17を連れながら所定高さ(加
工後の半製品または製品をポンチ4から押し出してしま
う寸前までの高さ)にまで上昇する。その際、ホルダ支
持台17は固定基台16の外周面で案内されて上方へ真
っ直ぐに移動し、またホルダ支持台17は圧縮コイルば
ね21の付勢力による補助作用を受けて円滑に上昇移動
する。
とする同一円上には、図3に示すごとく加工後に半製品
または製品を補助的に押し上げるための複数個のスプリ
ングプランジャ40が所定間隔置きに埋設されている。
スプリングプランジャ40は押上ピン40aを備え、こ
の押上ピン40aを内装スプリング(図示省略)で常に
上方へ突出付勢させている。
る。前工程で曲げ加工または絞り加工した素材Wを下型
15のポンチホルダ5の上に置き、図1に示すごとく上
型3を下降させてポンチ4をダイ1の穴8に軸方向に押
し込むことにより素材Wを絞り加工または再絞り加工す
ることができる。加工後、図2に示すごとく上型3が上
昇する。上型3の上昇後は、回転カム39によりホルダ
押上機構34が上述したように作動し、図3に示すごと
くポンチホルダ5を上昇させる。ポンチホルダ5の上昇
によって、絞り加工された素材Wからなる半製品または
製品Pはポンチ4の先端方向に押し出される。したがっ
て、ポンチ4に強く食い付いている半製品または製品P
もポンチ4から容易に取り外すことができて次工程に速
やかに移すことができる。なお、ポンチホルダ5上にス
プリングプランジャ40を設けている場合は、半製品ま
たは製品Pはそのスプリングプランジャ40による押し
上げ作用をも受けるため、より一層取り外し易くなる。
さ寸法とは異なる製品を加工するにあたっては、それに
応じた穴8の径、深さをもつダイ1と、またそれに応じ
たポンチ径、ポンチ高さをもつポンチ4及びポンチホル
ダ5とそれぞれ交換する。ダイ1を交換する場合は、締
結リング9をこれの工具差込孔9aに棒状の工具を差し
込んで緩み方向に回してダイホルダ2から取り外せば、
ダイ1はダイホルダ2から取り外すことができる。新た
に取り付けようとするダイ1はダイホルダ2の下面に重
ねて締結リング9を締め付けることにより、ダイホルダ
2の下面に対し密着状に強固に固定することができる。
合は、締結リング23をこれの工具差込孔23aに棒状
の工具を差し込んで緩み方向に回してホルダ支持台17
から取り外せば、ポンチホルダ5はポンチ4から抜き出
されながらホルダ支持台17から取り外すことができ
る。しかる後に、ポンチ4はこれの工具掛け面32にス
パナあるいはレンチなどの工具を掛けて緩み方向に回す
ことにより固定基台16の上面中央部の雄ねじ30から
取り外すことができる。新たに取り付けようとするポン
チ4はこれの最下端部の雌ねじ28を固定基台16の上
面中央部の雄ねじ30にねじ込むことで直立状態に固定
することができる。また、新たに取り付けようとするポ
ンチホルダ5はこれのポンチ挿通孔22をポンチ4に挿
通させてホルダ支持台17及び固定基台16の上に載置
し、締結リング23をホルダ支持台17の雄ねじ25に
締め付けることにより、ホルダ支持台17及び固定基台
16の上面に対し密着状に強固に固定することができ
る。
イやポンチホルダを容易に着脱交換することができ、プ
レス作業能率の向上を図ることができて有利である。
である。
る。
ある。
Claims (2)
- 【請求項1】 ダイ及びダイホルダを上型とし、ポンチ
及びポンチホルダを下型とした板金プレスの金型におい
て、 上型が、ダイをダイホルダの下面側に重合配備し、ダイ
の外周上端に外向き鍔を設け、かつダイホルダの外周下
端に雄ねじを設けるとともに、ダイ及びダイホルダの下
端部に外嵌される締結リングを備えており、該締結リン
グの軸方向上端の開口部内周に上記雄ねじに螺合する雌
ねじを、軸方向下端の開口部内周に上記外向き鍔部の下
面に当接係合する内向き鍔部をそれぞれ設けており、 上記外向き鍔部の下面と、この下面に当接する上記内向
き鍔部の上面には、上方拡がり状のテ−パをつけて いる
ことを特徴とする板金プレスの金型。 - 【請求項2】 ダイ及びダイホルダを上型とし、ポンチ
及びポンチホルダを下型とした板金プレスの金型におい
て、 下型が、ポンチに対しポンチホルダを抜き差し可能に挿
通し、ポンチホルダをこれの下面側に配備されるホルダ
支持台の上に水平に載置し、かつポンチホルダの外周下
端に外向き鍔を、ホルダ支持台の外周上端に雄ねじをそ
れぞれ設けるとともに、ポンチホルダ及びホルダ支持台
の上端部に外嵌される締結リングを備えており、該締結
リングの軸方向上端の開口部内周に上記外向き鍔の上面
に当接係合する内向き鍔を、軸方向下端の開口部内周に
上記雄ねじに螺合する雌ねじをそれぞれ設けており、 上記外向き鍔の上面と、この上面に当接する上記内向き
鍔の下面には、下方拡がり状のテ−パをつけて いること
を特徴とする板金プレスの金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10242080A JP3019960B2 (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 板金プレスの金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
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JP2000061554A JP2000061554A (ja) | 2000-02-29 |
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Family
ID=17083998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10242080A Expired - Fee Related JP3019960B2 (ja) | 1998-08-27 | 1998-08-27 | 板金プレスの金型 |
Country Status (1)
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-
1998
- 1998-08-27 JP JP10242080A patent/JP3019960B2/ja not_active Expired - Fee Related
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