JPH07323267A - コンテナ洗浄装置 - Google Patents

コンテナ洗浄装置

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Publication number
JPH07323267A
JPH07323267A JP11696894A JP11696894A JPH07323267A JP H07323267 A JPH07323267 A JP H07323267A JP 11696894 A JP11696894 A JP 11696894A JP 11696894 A JP11696894 A JP 11696894A JP H07323267 A JPH07323267 A JP H07323267A
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JP
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container
cleaning
cleaning water
traveling
water
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Withdrawn
Application number
JP11696894A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Miyamoto
清 宮本
Shuichi Waki
修一 脇
Eiichi Kato
栄一 加藤
Shigeru Amano
滋 天野
Tomohisa Hagimoto
智久 萩本
Hiroaki Imaizumi
浩昭 今泉
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IHI Corp
Mitsui OSK Lines Ltd
Original Assignee
IHI Corp
Mitsui OSK Lines Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンテナの内部を自動的に洗浄し得る有効な
コンテナ洗浄装置を提供する。 【構成】 コンテナC内を前進、後退、操舵可能に自走
する走行台車12に位置検出手段50としてのセンサ5
1と洗浄水吐出手段13,14,15を設け、センサの
検出結果に基づいて制御部Mにより走行台車の走行、操
舵、洗浄水吐出手段の作動を制御する。洗浄水吐出手段
としては洗浄水を扇形に吐出するノズル27,32,4
1を用い、隣合うノズルからの吐出水を衝突あるいはオ
ーバラップさせてからコンテナ内面に吹きかける。各ノ
ズルからの洗浄水の吐出方向は付着物を排出する方向と
する。走行台車の位置検出手段として起倒可能なアーム
53の回動角度を検出する形態のものを走行台車の前部
および後部各一対設ける。床面から洗浄水を吸引するた
めの洗浄水吸引手段70を展張可能に備える。走行台車
の後輪22を操舵輪とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンテナの内部を洗浄
するコンテナ洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、貨物の海上輸送等におい
ては、貨物の輸送手段間の受け渡し、仮保管等の便宜を
図るべくコンテナが多用されている。そして、これらの
コンテナには、収納する貨物に汚れが付着することのな
いように、随時その内部の洗浄作業が施される。
【0003】従来、このコンテナの内部を洗浄する作業
は、洗浄すべきコンテナ内にノズルガンを保持した作業
員が入り、高圧洗浄水供給装置から洗浄水供給ホースを
介してノズルガンに洗浄水を供給し、作業員がこのノズ
ルガンを適宜操作し、コンテナの扉の内面、左右両側
面、扉と対向している前面、及び床面の汚れを洗浄水で
洗い流すことによってなされていた。
【0004】しかしながら、上記洗浄作業は、コンテナ
の内部で作業する作業員自身も洗浄水を浴びることとな
り、衛生上の観点から作業環境の好ましくないものであ
り、また、高圧の洗浄水を噴射するノズルガンを保持し
ている作業員自身にとって極めて重労働で、さらには、
不注意からノズルガンをコンテナの壁面等に近づけすぎ
ると洗浄水の反力によって作業員が跳ね飛ばされるおそ
れもあった。
【0005】そして、このようなコンテナ内部の洗浄作
業は、人手による洗浄作業自体の能率が悪いだけではな
く、洗浄作業終了後にコンテナの床面に洗浄水が残り、
特に、床面が木製の場合には熱風による乾燥手段を用い
ると床面に反りが生じてしまうので自然乾燥とせざるを
得ず、このため2〜3日の乾燥期間が必要とされて洗浄
作業を行なったコンテナが再び使用可能となるまでの遊
休期間が長くなるという問題もあった。
【0006】そこで、本出願人らは、先にコンテナの内
部を自動的に洗浄するコンテナ洗浄装置を開発した(特
開平5ー200373号)。このコンテナ洗浄装置1
は、図12に示すように、車輪2,2…を有してコンテ
ナC内を走行する走行台車3と、コンテナCの左右の側
面S,Sおよび天井面(図示略)に洗浄水Wを噴射する
噴射ノズル4と、コンテナの床面Uに洗浄水Wを噴射す
る噴射ノズル5と、走行台車3の左右両側部に設けられ
たサイドカバー6,6と、それらサイドカバー6,6に
組込まれて左右の側面S,Sと床面Uとが交叉する左右
のコーナ部V,Vから洗浄水Wを吸引するための吸引口
7,7…および吸引路8,8…と、床面U上の洗浄水W
を吸引する床面吸引具9を有するものである。
【0007】このコンテナ洗浄装置1は、コンテナC内
に搬入された後、サイドカバー6,6を左右側方へ展張
し、その先端部をコンテナCの左右コーナ部V,Vにそ
れぞれ当接させ、これをコンテナCの中心を走行するた
めのガイド部としてコンテナC内を前進させつつ、噴射
ノズル4から洗浄水Wを噴射して側面S,Sと天井面を
洗浄するようにしている。そして、側面S,S及び天井
に噴射した洗浄水Wが直接床面Uに落下することのない
ようにサイドカバー6,6によって受け止めてコーナ部
V,Vに集め、その洗浄水Wを吸引口7,7、吸引路
8,8を通して吸引するようにしている。また、噴射ノ
ズル5から洗浄水Wを噴射して床面Uを洗浄し、床面吸
引具9により床面U上の洗浄水Wを吸引するようにして
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のコンテナ洗浄装置1は、走行台車3や噴射ノズル
4,5、床面吸引具9等の操作をオペレータが監視しな
がら手動操作により行なわざるを得ず、したがって洗浄
作業の自動化を必ずしも充分に実現できるものではなか
った。また、上記従来の洗浄装置1では、サイドカバー
6,6を両側に均等に展張させることで走行台車3をガ
イドして直進させるようにしていたが、そのようなこと
では安定した走行性能が得られず、走行台車3が横方向
にずれてしまったり、サイドカバー6,6が側面Sを形
成している型鋼板のコルゲート部に引っ掛かって走行不
能となることもあった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、コンテナの内部を自動的に洗浄し得る有効なコ
ンテナ洗浄装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のコンテナ
洗浄装置は、コンテナの内面を洗浄するコンテナ洗浄装
置であって、前記コンテナ内を前進後退可能かつ操舵可
能に自走する走行台車と、該走行台車に搭載されてコン
テナ内面に洗浄水を吹きかける洗浄水吐出手段と、前記
走行台車に設けられて該走行台車のコンテナ内における
位置を検出するための位置検出手段と、前記位置検出手
段の出力信号に基づいて前記走行台車の走行と操舵およ
び前記洗浄水吐出手段の作動を制御する制御部とを備え
てなることを特徴とするものである。
【0011】請求項2記載のコンテナ洗浄装置は、上記
の洗浄水吐出手段を、コンテナの左右両側面に対して洗
浄水を吹きかけるための第1の洗浄水吐出手段と、コン
テナの前面に対して洗浄水を吹きかけるための第2の洗
浄水吐出手段と、コンテナの底面に対して洗浄水を吹き
かけるための第3の洗浄水吐出手段とにより構成したも
のである。
【0012】請求項3記載のコンテナ洗浄装置は、第1
の洗浄水吐出手段を、前記走行台車の側部に上下方向に
延在するよう配置された第1ヘッダに、洗浄水を上下方
向に広がる扇形に吐出する複数の第1ノズルを第1ヘッ
ダの長さ方向に間隔をおいて設けた構成とし、各第1ノ
ズルは走行台車が前進する際にコンテナ側面に対して洗
浄水を走行台車の進行方向斜め前方に吐出するととも
に、隣合う第1ノズルからの各吐出水の先端部が互いに
衝突し得るようにそれら第1ノズルの相互間隔を設定し
たものである。
【0013】請求項4記載のコンテナ洗浄装置は、第2
の洗浄水吐出手段を、前記走行台車の前面側に左右水平
方向に延在するよう配置された第2ヘッダに、洗浄水を
左右方向に広がる扇形に吐出する複数の第2ノズルを第
2ヘッダの長さ方向に間隔をおいて設けた構成とし、各
第2ノズルはコンテナ前面に対して洗浄水を吐出すると
ともに、隣合う第2ノズルからの各吐出水の先端部が互
いに衝突し得るようにそれら第2ノズルの相互間隔を設
定し、かつ、前記第2ヘッダを、この第2ヘッダを上下
方向に移動させるとともに上下方向の移動と同期させて
第2ヘッダを自身の軸線を中心として回動させることで
前記複数の第2ノズルの洗浄水吐出方向を上下方向に変
更する支持機構を介して前記走行台車に支持する構成と
したものである。
【0014】請求項5記載のコンテナ洗浄装置は、第3
の洗浄水吐出手段を、前記走行台車の底部に左右水平方
向に延在するよう配置された第3ヘッダに、洗浄水を左
右方向に広がる扇形に吐出する複数の第3ノズルを第3
ヘッダの長さ方向に間隔をおいて設けた構成とし、各第
3ノズルは走行台車が後退する際にコンテナ底面に対し
て洗浄水を走行台車の進行方向斜め前方に吐出するとと
もに、隣合う第3ノズルからの各吐出水の先端部が互い
に衝突もしくはオーバーラップし得るようにそれら第3
ノズルの相互間隔を設定したものである。
【0015】請求項6記載のコンテナ洗浄装置は、前記
位置検出手段を、前記走行台車のコンテナ内における左
右方向の位置を検出するための第1センサと、前記走行
台車のコンテナ前面に対する位置を検出するための第2
センサと、前記走行台車のコンテナへの進入および退出
を検出するための第3センサとにより構成したものであ
る。
【0016】請求項7記載のコンテナ洗浄装置は、上記
の第1センサを、前記走行台車の前部および後部の左右
両側面にそれぞれその基端部が回動自在に支持されたア
ームと、該アームの基準位置に対する回動角度を検出す
る角度検出部とを有し、前記アームは、前記走行台車の
進行方向に直交する面内において、その先端部が前記基
端部を基準として前記走行台車の外側斜め上方の一定範
囲内を回動自在とした構成のものである。
【0017】請求項8記載のコンテナ洗浄装置は、コン
テナ床面から洗浄水を吸引する洗浄水吸引手段を走行台
車に搭載したものである。
【0018】請求項9記載のコンテナ洗浄装置は、洗浄
水吸引手段を走行台車の前部において前方斜め下方およ
び左右両側に展張可能に設けたものである。
【0019】請求項10記載のコンテナ洗浄装置は、走
行台車を全四輪を有するものとしてコンテナ内を前進す
る際における後二輪を操舵輪とするものである。
【0020】
【作用】請求項1記載のコンテナ洗浄装置は、走行台車
がコンテナ内を自走して前進後退しつつ、走行台車に搭
載されている洗浄水吐出手段により洗浄水をコンテナ内
面に吹きかけることでその洗浄を行なう。そして、コン
テナ内における走行台車の位置は位置検出手段により刻
々と検出され、その検出信号に基づき走行台車の作動が
制御装置により自動制御される。すなわち、コンテナ内
に進入した走行台車は前進し、コンテナの前面の近傍に
おいて停止した後、後退してコンテナから退出する。そ
の際、走行台車の進路が左右方向にずれたようなときに
は進路を矯正するように自ずと操舵される。そして、走
行台車の走行に対応して洗浄水吐出手段の作動も自動制
御され、コンテナ内面に対する洗浄作業の高度の自動化
が実現される。
【0021】請求項2記載のコンテナ洗浄装置は、第1
の洗浄水吐出手段がコンテナの左右両側面に洗浄水を吹
きかけてそこを洗浄し、第2の洗浄水吐出手段がコンテ
ナの前面に洗浄水を吹きかけてそこを洗浄し、第3の洗
浄水吐出手段がコンテナの底面にに洗浄水を吹きかけて
そこを洗浄するものであり、それら第1〜第3の洗浄水
吐出手段の作動は、走行台車の走行および位置に対応し
て自動制御される。すなわち、走行台車が前進しながら
第1の洗浄水吐出手段が作動することで左右両側面を全
面にわたって洗浄し、走行台車がコンテナ前面近傍で停
止した状態で第2の洗浄水吐出手段が作動することでコ
ンテナ前面を洗浄し、走行台車が後退しながら第3の洗
浄水吐出手段が作動することでコンテナ底面を全面にわ
たって洗浄する。
【0022】請求項3記載のコンテナ洗浄装置における
第1の洗浄水吐出手段は、第1ヘッダに複数取り付けら
れた第1ノズルにより洗浄水を上下方向に広がる扇形に
吐出することで、比較的少量の洗浄水を比較的狭い範囲
に高圧で吹きかけることにより優れた洗浄能力が得られ
る。また、各第1ノズルから扇形に吐出される吐出水を
それぞれコンテナ内面にそのまま吹きかけた場合には扇
形の吐出水の辺縁部がコンテナの上方に激しく跳ね返っ
てしまって天井に飛散してそれを汚してしまうが、隣合
う第1ノズルからそれぞれ扇形に吐出される吐出水の扇
形の辺縁の先端どうしを衝突させることでそのような上
方への跳ね返りが抑制され、天井への飛散が防止され
る。しかも、第1ノズルからの吐出方向を進行方向斜め
前方へ向けておくことにより、コンテナ壁面の付着物を
吐出水圧によって順次前方へ押し流していく。
【0023】請求項4記載のコンテナ洗浄装置における
第2の洗浄水吐出手段は、上記の第1の洗浄水吐出手段
と同様の作用をなすことに加え、第2ヘッダが上下方向
に移動しながら洗浄水をコンテナ前面に吹きかけること
でそのコンテナ前面を上部から下部まで全面にわたって
洗浄する。しかも、第2ヘッダを上下動させる際にそれ
を回動させることで第2ノズルからの吐出方向を上下方
向に変更し、これによりコンテナ前面の付着物を吐出水
圧により順次下方に押し流していく。
【0024】請求項5記載のコンテナ洗浄装置における
第3の洗浄水吐出手段も、上記の第1、第2の洗浄水吐
出手段と同様に、比較的少量の洗浄水で優れた洗浄効果
が得られるとともに、各第3ノズルからの吐出水を互い
に衝突もしくはオーバラップさせることで床面全体を隙
間なく洗浄し、かつ、第3ノズルからの吐出方向を走行
台車が後退する際における進行方向斜め前方(つまり後
方側)へ向けておくことにより、コンテナ床面の付着物
や、上記第1ノズル、第2ノズルによって床面に押し流
されてきた側面や前面の付着物を吐出水圧によって順次
後方へ押し流していく。
【0025】請求項6記載のコンテナ洗浄装置は、制御
部により走行台車の走行制御と操舵を行ない、併せて上
記のような洗浄水吐出手段の作動を制御するべく、位置
検出手段としての第1、第2、第3のセンサにより走行
台車の位置や状況を確実に把握する。
【0026】請求項7記載のコンテナ洗浄装置における
第1センサは、アームの回動角度から走行台車とコンテ
ナ側面との間の間隔を検出する。すなわち、走行台車と
コンテナ側面との間隔が大きくなるほどアームは起立状
態から転倒状態となるから、その回動角度から間隔を検
出し、走行台車の前部と後部における両側面との間隔か
らコンテナ内における左右方向の位置と傾きを検出す
る。
【0027】請求項8記載のコンテナ洗浄装置は、コン
テナ床面に残留している洗浄水を洗浄水吸引手段により
吸引することで速やかに排除し、コンテナ床面の乾燥時
間を短縮する。
【0028】請求項9記載のコンテナ洗浄装置は、洗浄
水吸引手段を展張させることで床面全体から隙間なく洗
浄水の吸引を行なう。
【0029】請求項10記載のコンテナ洗浄装置は、走
行台車が前進する際に後輪を操舵することにより、操舵
した際における走行台車の前部側の左右方向の位置ずれ
を前輪操舵の場合に比して抑制し、以て、コンテナ内面
への洗浄水の吹きかけ位置が操舵の際に変化してしまう
ことを抑制する。
【0030】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図11
を参照して説明する。図1は本発明の一実施例であるコ
ンテナ洗浄装置11によって複数のコンテナC…の内部
を連続して洗浄していく場合の例を示す図であり、図
中、符号Pはシステム全体に洗浄水W及び電力を供給す
るパワーユニット、Rはコンテナヤードに敷設されたレ
ール、TはレールR上を走行して走行台車12(後述)
を各コンテナCの前方位置へ運搬するトラバーサ、Qは
洗浄水を排水するためにコンテナCを傾斜させるための
スペーサ、Mはこのコンテナ洗浄装置11全体を制御す
るための制御部である。また、符号60は上記パワーユ
ニットPから走行台車12へ電力、制御信号、洗浄水を
供給するためのケーブルおよびホース群、61はケーブ
ルリールである。
【0031】図2ないし図6は走行台車12を示すもの
である。この走行台車12は図2及び図3に示すように
駆動輪である前輪21,21と、操舵輪である後輪2
2,22とを備え、前輪21,21は電動モータ23に
よって駆動され、後輪22,22は図示を略した操舵手
段によってステアリングされるようになっており、それ
ら電動モータ23及び前記操舵手段が上記制御部Mによ
り制御されることでこの走行台車12はコンテナC内を
操舵されつつ自走して前進後退するようにされている。
【0032】走行台車12には第1,第2,第3の洗浄
水吐出手段13,14,15が搭載されている。第1の
洗浄水吐出手段13はコンテナCの左右側面S,Sに洗
浄水Wを吹きかけてそこを洗浄するためのもの、第2の
洗浄水吐出手段14はコンテナCの前面Fに洗浄水Wを
吹きかけてそこを洗浄するためのもの、第3の洗浄水吐
出手段15はコンテナCの床面Uに洗浄水Wを吐出して
そこを洗浄するためのものであり、それらの作動は走行
台車12の位置や走行状況に対応して上記の制御部Mに
より制御されるようになっている。
【0033】まず、側面洗浄用の第1の洗浄水吐出手段
13は、図2、図5に示すように、走行台車12の前部
において左右両側部に上下方向に延在するように配置さ
れる第1ヘッダ26,26と、この第1ヘッダ26,2
6の長さ方向に間隔を置いて複数(本実施例では7個)
設けられた第1ノズル27,27…とから構成されてい
る。第1ノズル27…は図7に示すように洗浄水Wを上
下のみに広がる扇形に吐出する型式のもので、その広が
り角度θ1は60゜程度に設定され、隣合う第1ノズル
27,27からの吐出水Wの先端部が互いに衝突してか
らコンテナ側面Sに吹きかけられるように第1ノズル2
7,27間の間隔が設定されている。
【0034】なお、第1ヘッダ26の下端に位置して配
置されている第1ノズル27はやや斜め下方を向いてい
て、側面Sと床面Uとのコーナ部に対しても洗浄水Wを
吹きかけるようにされている。また、第1ヘッダ26の
上端に位置して配置されている第1ノズル27は扇形に
吐出する吐出水の上辺縁部が水平もしくはそれより下方
を向くようにされ、これによって吐出水が天井方向に跳
ね返えることを防止し、以て壁面の付着物が天井面に吹
き上げられることを防止するようになっている。また、
図8に示すように、第1ノズル27は走行台車12が前
進する際にコンテナ側面Sに対して洗浄水Wを斜め前方
(所定角度θ2)に吐出するようにその向きが設定さ
れ、これによって側面Sの付着物を吐出水圧により前方
へ押し流しあるいは吹き飛ばしていくようにされてい
る。また、図7に鎖線で示す如く第1ヘッダ26と側面
Sとの間の距離が大きくなるほど各第1ノズル27から
の吐出水は広範囲に吹きかけられることになるが、その
場合は側面Sにかかる水圧が低下してしまうことになる
ので、側面Sと第1ヘッダ26との間の間隔を最適な吹
きかけ水圧が得られるように設定し、それに対応して第
1ノズル27間の間隔を設定すれば良い。
【0035】次に、前面洗浄用の第2の洗浄水吐出手段
14は、図2、図4に示すように、走行台車12の前面
側に左右水平方向に延在するように配置された第2ヘッ
ダ31と、この第2ヘッダ31の長手方向に間隔をおい
て複数(本実施例では7個)設けられた第2ノズル3
2,32…と、第2ヘッダを支持する支持機構33から
構成されている。第2ノズル32は上記第1ノズル27
と同様に図10に示すように洗浄水Wを左右のみに広が
る扇形に吐出する型式のもので、その広がり角度θ3は
60゜程度に設定され、隣合う第2ノズル32からの吐
出水の先端部が互いに衝突してからコンテナ前面Fに吹
きかけられるように第2ノズル32,32間の間隔が設
定されている。なお、第2ヘッダ31の両端側に配置さ
れる第2ノズル32,32はやや外側を向いていて、前
面Fと側面Sとのコーナ部に対して洗浄水Wを吹きかけ
るようにされている。
【0036】上記の第2ヘッダ31を支持する支持機構
33は、第2ヘッダ31を走行台車12に対して上下動
させることで前面F全体に洗浄水を吹きかけるととも
に、上下動に同期させて第2ヘッダ31自身をその軸線
を中心として回動させることで第2ノズル32の洗浄水
吐出方向を上下方向に変化させるための機構であり、図
2および図3に示すように、第2ヘッダ31の左右端部
近傍を回動自在に支持する支持板34,34を、モータ
35およびチェーン36からなる駆動機構によって対の
ガイドレール37により案内して上下動させるように
し、かつ、支持板34に連結したリンクプレート38の
基端を案内溝39にスライド可能に装着した構成とされ
ている。この支持機構33は、第2ヘッダ31が上昇し
ているときにはリンクプレート38の基端部が案内溝3
9の上部の水平部に位置しており、それによって第2ノ
ズル32は図11に示すように斜め上方(所定角度θ
4)を向くようにされているが、駆動機構により第2ヘ
ッダ31を降下させるに伴ってリンクプレート38は案
内溝39の水平部から垂直部に移動し、それによって第
2ヘッダ31を下向きに回動させて第2ノズル32の向
きを斜め下方(所定角度θ5)に変更し、その状態で第
2ヘッダ31を下方に移動させるようになっており、こ
れによって、前面F全体を隙間なく洗浄するとともに付
着物を洗浄水の吐出水圧により下方へ押し流しあるいは
吹き飛ばすようになっている。
【0037】さらに、床面洗浄用の第3の洗浄水吐出手
段15は、図2、図3、図7に示すように、走行台車1
2の底面側に左右水平方向に延在するように配置される
第3ヘッダ40と、この第3ヘッダ40の長さ方向に間
隔を置いて複数(本実施例では14個)設けられた第3
ノズル41…とから構成されている。第3ノズル41…
は図7に示すように洗浄水Wを左右のみに広がる扇形に
吐出する型式のもので、隣合う第3ノズル41,41か
らの吐出水の先端部が互いに衝突してから底面Uに吹き
かけられるように第3ノズル41,41の間隔が設定さ
れている。なお、第3ヘッダ40の両端部に取り付けら
れている第3ノズル41,41は、側面Sと床面Uとの
コーナ部にも洗浄水を吹きかけるようにやや外側を向く
ように設定されている。また、図9に示すように、第3
ノズル41は走行台車12が後退する際にコンテナ底面
Uに対して洗浄水を進行方向やや斜め前方つまりコンテ
ナの後方側へ吐出するように後向きに設定され、これに
よって底面Uの付着物を吐出水圧により後方へ押し流し
あるいは吹き飛ばしていくようにされている。
【0038】なお、図7に符号42で示すものはいわゆ
るリーファコンテナの場合にその床面に設けられている
簀の子板であり、この場合は洗浄水は各簀の子板42,
42間の隙間に入り来んでその内側も洗浄できるように
なっている。また、床面からの跳ね返りがさほど問題と
ならないような場合には、第3ノズル41からの吐出水
を必ずしも直接的に衝突させることはなく、たとえば隣
り合う第3ノズル41,41を前後方向にわずかにずら
し、かつ、コンテナの前後方向から見たときにそれらの
吐出水の両側がオーバーラップするようにして、床面全
体に対して隙間なく洗浄水を吹きかけるようにしても良
い。
【0039】上記の走行台車12には、この走行台車1
2のコンテナ内における位置を検出するための位置検出
手段50が備えられている。すなわち、図2〜図6に示
すように、走行台車12の前部および後部にはそれぞれ
左右一対、計4台のセンサ(第1センサ)51…が設け
られ、それらセンサ51…によってコンテナ内における
走行台車12の左右方向(幅方向)の位置およびコンテ
ナに対する走行台車12の傾き(走行台車12の軸線と
コンテナの長さ方向とのずれ)が検出されるようになっ
ている。
【0040】各センサ51は、先端に接触子52を取り
付けたアーム53の基端を走行台車12に対して回動自
在に連結し、アーム53の基準位置からの回動角度をア
ーム53の基端部に組込んだ角度検出部(図示略)によ
り計測するように構成されたもので、接触子52をコン
テナ側面Sに当接させた状態でアーム53の起倒の程度
から走行台車12とコンテナ側面Sとの間の距離を検出
するようにされている。なお、接触子52はコンテナ側
面のコルゲート部に引っ掛かることのないようにコルゲ
ート部のピッチより長いものとされ、かつ両端部が内側
に曲げられたものとなっている。そして、それら4つの
センサ51の検出信号は制御部Mに出力され、制御部M
はそれらの検出結果を比較することで走行台車12がコ
ンテナ内の中心に位置しているか否か、また、走行台車
12の軸線方向がコンテナの長さ方向に対して傾斜して
いないがどうかを検知し、必要に応じて走行台車12を
操舵してその位置や進路を矯正するようになっている。
【0041】また、図示は省略しているが、走行台車1
2にはコンテナ内における前後方向の位置を検出するこ
とで、走行台車12がコンテナ前面Fに対向する位置ま
で達したこと、また、走行台車12がコンテナ内に進入
したことや退出したことを検出するためのセンサ(第2
センサ、第3センサ)も備えられている。このためのセ
ンサとしては従来より公知の適宜のセンサ、たとえば、
トラバーサTに搭載したケーブルリール60(図1参
照)から繰り出されて走行台車12の後部に連結されて
いるケーブルやホース群60のケーブルリール61から
の繰り出し量をエンコーダにより計測することで走行台
車12の前進距離を検出するようにしたもの、あるいは
リミットスイッチ、もしくはレーザ光や超音波を利用す
る測距計などを任意に採用可能である。また、上記のセ
ンサ51にコンテナ内への進入とそこからの退出を検出
する機能を付加することも考えられる。
【0042】また、走行台車12の前部にはコンテナC
の床面U上から洗浄水Wを吸引するための洗浄水吸引手
段70が設けられている。その洗浄水吸引手段70は、
図2、図3および図5に示すように、全5台の吸引フー
ド71…と、それら吸引フード71…を上下方向および
左右方向に移動させるための移動機構72と、吸引ブロ
ワ73から構成され、この洗浄水吸引手段70は吸引フ
ード71…を前方斜め下方および左右両側に展張させる
ことでコンテナCの床面U全体から隙間なく洗浄水を吸
引し得るようになっている。
【0043】上記の構成からなるコンテナ洗浄装置11
の動作を説明する。以下の動作は、制御部Mに予め設定
されているプログラムにしたがって自動的に行なわれる
ものである。
【0044】まず、トラバーサTによって洗浄対象のコ
ンテナCの前に運ばれた走行台車12は、オペレータが
スイッチを入れることによりコンテナC内へと前進を開
始し、コンテナCの扉Dの位置において第1洗浄水吐出
手段13による洗浄水の吐出を開始し、扉Dの内面の洗
浄を行なう。そして、走行台車12の前部側の一対のセ
ンサ51,51がコンテナC内に進入した時点でそれら
のアーム53,53が開放されて接触子52,52が内
面S,Sに接触し、同様に、後部側の一対のセンサ5
1,51がコンテナC内に進入した時点でそれらのアー
ム53,53が開放されて接触子52,52が内面S,
Sに接触し、以降は、それらセンサ51…により走行台
車12の左右方向の位置が検出されることで走行台車1
2は常にコンテナC内の中心を直進するように、つまり
各センサ51の検出値が一定となるように、その走行が
制御部Mにより制御されつつ前進していき、コンテナ側
面Sを連続的に洗浄していく。側面Sに対して吐出され
た洗浄水は側面に沿って流下し、傾斜させられている床
面Uを開口部側へ向かって流下していって開口部から外
部に自ずと排出されてしまう。
【0045】走行台車12はコンテナCの前面Fの近傍
に達するとそこで自動停止し、第1洗浄水吐出手段13
による洗浄水Wの吐出を停止してから、第2洗浄水吐出
手段14による洗浄水の吐出を開始し、第2ヘッダ31
が上方から降下していくことで前面Fの洗浄を行なう。
【0046】続いて、吸引フード71…が展張され、走
行台車12は後退を開始し、第3洗浄水吐出手段15の
第3ノズル41から洗浄水Wを吐出して床面Uを洗浄し
つつ洗浄水吸引手段70により床面U上に残留している
洗浄水Wを吸引していき、走行台車12が開口部に達し
たら第3ノズル41からの洗浄水の吐出と洗浄水吸引手
段70を停止させてこのコンテナCに対する洗浄作業が
完了する。なお、走行台車12の後部側が開口部に達す
る直前に後部側のセンサ51,51のアーム52,52
を起こしてロックし、同様に、走行台車12の前部側が
開口部に達する直線に前部側のセンサ51,51のアー
ム52,52を起こしてロックする。
【0047】引続いて、走行台車12はトラバーサTに
より隣のコンテナCの前方位置へ運ばれ、以下、同様の
手順を繰り返して全てのコンテナCに対する洗浄作業を
連続的に行なう。
【0048】以上で説明した本実施例のコンテナ洗浄装
置11は、走行台車12が自動的に前進後退しつつ洗浄
を行なうとともに、位置検出手段50としてのセンサ5
1により走行台車12の位置を検出しつつ制御部Mがそ
の走行を制御し、かつ必要に応じて操舵するので、優れ
た走行安定性が確保され、また、コンテナCの側面S、
前面F、床面Uをそれぞれ洗浄するための各洗浄水吐出
手段13,14,15の作動が走行台車12の位置と対
応して制御部Mにより自動制御されるので、洗浄作業の
自動化を充分に実現することができる。
【0049】また、各洗浄水吐出手段13,14,15
における各ノズル27,32,41は、いずれも洗浄水
を上下方向のみもしくは左右方向のみに広がる扇形に吐
出するものであるので、洗浄水を全方向に広がるように
円錐状の吐出する従来一般のノズルを採用する場合に比
して少量の洗浄水で高い水圧を確保できるものであり、
したがって少水量であっても優れた洗浄効果を得ること
ができる。しかも、隣合うノズルからの吐出水を衝突あ
るいはオーバラップさせてからコンテナ内面に吹きかけ
るようにしているので、コンテナ内面全体を隙間なく洗
浄できることはもとより、各ノズルの吐出水を直接的に
吹きかける場合に比してコンテナ内面からの跳ね返りと
周囲への飛散を有効に抑制できるものとなっている。
【0050】また、側面洗浄用の第1ノズル27は洗浄
水を斜め前方に吐出し、前面洗浄用の第2ノズル32は
洗浄水を斜め下方に吐出し、床面洗浄用の第3ノズル4
1は洗浄水を後方へ吐出するので、側面Sの付着物は前
方へ、前面Fの付着物は下方へ、床面Uの付着物は後方
へ押し流されるから、コンテナ内面に付着していた付着
物が自ずと開口部から排出されてコンテナ内に残留して
しまうことがない。
【0051】また、床面Uから洗浄水を吸引する洗浄水
吸引手段70を展張可能に備えたので、床面全体から隙
間なく洗浄水を吸引することができ、したがって洗浄水
が床面に残留してしまうことがなくなって乾燥時間を短
縮することができる。
【0052】また、走行台車12は後輪22,22を操
舵するようにしているので、前輪21,21を操舵する
場合に比して操舵に伴う走行台車12の前部側の左右方
向の位置ずれを抑制することができ、したがって前進し
ながら側面を洗浄しているときに第1ノズル27から吐
出される洗浄水の吹きかけ位置が操舵に影響されて変化
して未洗浄部分が残るようなことを回避できる。
【0053】以上で本発明の一実施例を説明したが、本
発明は上記実施例に限定されることなく、以下のように
種々の設計的な変更を任意に行ない得るものである。
【0054】たとえば、上記実施例では、コンテナの外
部に制御部やパワーユニットを配置して外部から走行台
車12を遠隔操作するとともに電力や洗浄水を供給する
ようにしたが、制御部やパワーユニット、洗浄水タンク
等の全てを走行台車に搭載しても良い。また、走行台車
をコンテナの外部において横方向にも走行できるものと
してトラバーサを省略することも考えられる。
【0055】また、上記実施例の走行台車12は全四輪
を有するものとして前進の際に後二輪を操舵するように
したが、走行安定性を確保できればたとえば三輪とした
り、駆動輪や操舵輪の設定は任意である。
【0056】また、洗浄手順はコンテナの種類や用途、
汚れの程度等を考慮して適宜設定すれば良く、たとえば
床面に対する洗浄を省略したり、あるいは汚れがひどい
ようなときには洗浄を複数回繰り返すようにしても良
い。また、洗浄水を回収して循環使用することも可能で
ある。
【0057】
【発明の効果】以上で詳細に説明したように、本発明の
コンテナ洗浄装置は以下のような優れた効果を奏する。
走行台車に位置検出手段を設けて、その検出結果に基づ
いて制御部により走行台車の走行や操舵、洗浄水吐出手
段の作動を制御するので、コンテナ内面に対する洗浄作
業の自動化を充分に実現することができる。
【0058】特に、洗浄水吐出手段におけるノズルとし
て洗浄水を上下方向のみもしくは左右方向のみに広がる
扇形に吐出するものを用いることにより、比較的少量の
洗浄水で高い水圧を確保でき、したがって優れた洗浄効
果を得ることができる。また、隣合うノズルからの吐出
水を衝突あるいはオーバラップさせることでコンテナ内
面を隙間なく全面にわたって洗浄できるとともにコンテ
ナ内面からの跳ね返りと周囲への飛散を有効に抑制でき
る。しかも、側面洗浄用の第1ノズルは洗浄水を斜め前
方に吐出し、前面洗浄用の第2ノズルは洗浄水を斜め下
方に吐出し、床面洗浄用の第3ノズルは洗浄水を後方へ
吐出するものとすれば、コンテナ内面に付着していた付
着物を自ずと開口部から排出するように押し流しあるい
は吹き飛ばすことができる。
【0059】また、走行台車の位置検出手段として左右
方向の位置、前後方向の位置、コンテナへの進入と退出
を検出する第1、第2、第3センサを設けることによ
り、走行台車の位置や状況を確実に把握でき、以て、制
御部により走行台車の走行制御と操舵、洗浄水吐出手段
の作動を高精度かつ的確に制御し得る。そして、第1セ
ンサとして、起倒可能なアームの回動角度を検出する形
態のものを採用し、それを走行台車の前部および後部に
各一対設けることにより、それら各センサにより左右方
向の位置のみならずコンテナ長さ方向に対する走行台車
の傾きも同時に検出できる。
【0060】また、床面から洗浄水を吸引するための洗
浄水吸引手段を備えれば、洗浄水が床面に残留してしま
うことがなくなって乾燥時間を短縮することができると
ともに、その洗浄水吸引手段を展張可能とすれば床面全
体の隅々まで隙間なく吸引することができる。
【0061】また、走行台車の後輪を操舵するように構
成すれば、前輪操舵の場合に比して操舵に伴う走行台車
の前部の左右方向の位置ずれを抑制することができ、し
たがって前進しながら側面を洗浄しているときに第1ノ
ズルから吐出される洗浄水の吹きかけ位置が操舵に影響
されて変化して未洗浄部分が残るようなことを回避でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるコンテナ洗浄装置を用
いてコンテナの内部の洗浄作業を実施している状態を示
す図である。
【図2】同コンテナ洗浄装置の主要部分を示す斜視図で
ある。
【図3】同じく側面図である。
【図4】同じく平面図である。
【図5】同じく正面図である。
【図6】同じく背面図である。
【図7】同コンテナ洗浄装置における第1ノズルおよび
第3ノズルの側面および床面に対する洗浄水の吐出範囲
の一例を示す正面図である。
【図8】同第1ノズルの側面に対する洗浄水の吐出方向
を示す平面図である。
【図9】同第2ノズルの床面に対する洗浄水の吐出方向
を示す側面図である。
【図10】同コンテナ洗浄装置における第2ノズルの前
面に対する洗浄水の吐出範囲を示す平面図である。
【図11】同第2ノズルの前面に対する洗浄水の吐出方
向を示す側面図である。
【図12】従来のコンテナ洗浄装置を用いてコンテナの
内部の洗浄作業を実施している状態を示す図である。
【符号の説明】
C コンテナ S 側面 U 床面 F 前面 W 洗浄水 M 制御部 11 コンテナ洗浄装置 12 走行台車 13 第1の洗浄水吐出手段 14 第2の洗浄水吐出手段 15 第3の洗浄水吐出手段 22 後輪(操舵輪) 26 第1ヘッダ 27 第1ノズル 31 第2ヘッダ 32 第2ノズル 33 支持機構 40 第3ヘッダ 41 第3ノズル 50 位置検出手段 51 センサ(第1センサ) 52 アーム 70 洗浄水吸引手段 71 吸引フード 72 移動機構。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 栄一 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 天野 滋 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 萩本 智久 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内 (72)発明者 今泉 浩昭 東京都江東区豊洲三丁目1番15号 石川島 播磨重工業株式会社東二テクニカルセンタ ー内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナの内面を洗浄するコンテナ洗浄
    装置であって、 前記コンテナ内を前進後退可能かつ操舵可能に自走する
    走行台車と、 該走行台車に搭載されてコンテナ内面に洗浄水を吹きか
    ける洗浄水吐出手段と、 前記走行台車に設けられて該走行台車のコンテナ内にお
    ける位置を検出するための位置検出手段と、 前記位置検出手段の出力信号に基づいて前記走行台車の
    走行と操舵および前記洗浄水吐出手段の作動を制御する
    制御部とを備えてなることを特徴とするコンテナ洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンテナ洗浄装置におい
    て、 前記洗浄水吐出手段は、コンテナの左右両側面に対して
    洗浄水を吹きかけるための第1の洗浄水吐出手段と、コ
    ンテナの前面に対して洗浄水を吹きかけるための第2の
    洗浄水吐出手段と、コンテナの底面に対して洗浄水を吹
    きかけるための第3の洗浄水吐出手段とにより構成され
    ていることを特徴とするコンテナ洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のコンテナ洗浄装置におい
    て、 前記第1の洗浄水吐出手段は、前記走行台車の側部に上
    下方向に延在するよう配置された第1ヘッダに、洗浄水
    を上下方向に広がる扇形に吐出する複数の第1ノズルを
    第1ヘッダの長さ方向に間隔をおいて設けた構成とさ
    れ、 各第1ノズルは走行台車が前進する際にコンテナ側面に
    対して洗浄水を走行台車の進行方向斜め前方に吐出する
    とともに、隣合う第1ノズルからの各吐出水の先端部が
    互いに衝突し得るようにそれら第1ノズルの相互間隔が
    設定されていることを特徴とするコンテナ洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のコンテナ洗浄装置におい
    て、 前記第2の洗浄水吐出手段は、前記走行台車の前面側に
    左右水平方向に延在するよう配置された第2ヘッダに、
    洗浄水を左右方向に広がる扇形に吐出する複数の第2ノ
    ズルを第2ヘッダの長さ方向に間隔をおいて設けた構成
    とされ、 各第2ノズルはコンテナ前面に対して洗浄水を吐出する
    とともに、隣合う第2ノズルからの各吐出水の先端部が
    互いに衝突し得るようにそれら第2ノズルの相互間隔が
    設定され、 かつ、前記第2ヘッダは、この第2ヘッダを上下方向に
    移動させるとともに上下方向の移動と同期させて第2ヘ
    ッダを自身の軸線を中心として回動させることで前記複
    数の第2ノズルの洗浄水吐出方向を上下方向に変更する
    支持機構を介して前記走行台車に支持されていることを
    特徴とするコンテナ洗浄装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のコンテナ洗浄装置におい
    て、 前記第3の洗浄水吐出手段は、前記走行台車の底部に左
    右水平方向に延在するよう配置された第3ヘッダに、洗
    浄水を左右方向に広がる扇形に吐出する複数の第3ノズ
    ルを第3ヘッダの長さ方向に間隔をおいて設けた構成と
    され、 各第3ノズルは走行台車が後退する際にコンテナ底面に
    対して洗浄水を走行台車の進行方向斜め前方に吐出する
    とともに、隣合う第3ノズルからの各吐出水の先端部が
    互いに衝突もしくはオーバーラップし得るようにそれら
    第3ノズルの相互間隔が設定されていることを特徴とす
    るコンテナ洗浄装置。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4または5記載のコ
    ンテナ洗浄装置において、 前記位置検出手段は、前記走行台車のコンテナ内におけ
    る左右方向の位置を検出するための第1センサと、前記
    走行台車のコンテナ前面に対する位置を検出するための
    第2センサと、前記走行台車のコンテナへの進入および
    退出を検出するための第3センサとにより構成されてい
    ることを特徴とするコンテナ洗浄装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のコンテナ洗浄装置におい
    て、 前記第1センサは、前記走行台車の前部および後部の左
    右両側面にそれぞれその基端部が回動自在に支持された
    アームと、 該アームの基準位置に対する回動角度を検出する角度検
    出部とを有し、 前記アームは、前記走行台車の進行方向に直交する面内
    においてその先端部が前記基端部を基準として前記走行
    台車の外側斜め上方の一定範囲内を回動自在とされてい
    ることを特徴とするコンテナ洗浄装置。
  8. 【請求項8】 請求項1,2,3,4,5,6または7
    記載のコンテナ洗浄装置において、 コンテナ床面から洗浄水を吸引する洗浄水吸引手段を走
    行台車に搭載したことを特徴とするコンテナ洗浄装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のコンテナ洗浄装置におい
    て、 前記洗浄水吸引手段は走行台車の前部において前方斜め
    下方および左右両側に展張可能に設けられていることを
    特徴とするコンテナ洗浄装置。
  10. 【請求項10】 請求項1,2,3,4,5,6,7,
    8または9記載のコンテナ洗浄装置において、 前記走行台車は全四輪を有するとともに、コンテナ内を
    前進する際における後二輪が操舵輪とされていることを
    特徴とするコンテナ洗浄装置。
JP11696894A 1994-05-30 1994-05-30 コンテナ洗浄装置 Withdrawn JPH07323267A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010052318A1 (fr) * 2008-11-07 2010-05-14 Michaud-Grosbenoit Frederic Chariot de nettoyage d'interieur d'enceintes, notamment frigorifiques; installations et procede mettant en oeuvre ce chariot
CN113560295A (zh) * 2021-08-11 2021-10-29 厦门威迪思汽车设计服务有限公司 集装箱清洗装置及其清洗方法
CN113616830A (zh) * 2021-08-13 2021-11-09 鑫三利集装箱服务有限公司 一种自动纠偏的集装箱清洗消毒设备及方法
CN117136854A (zh) * 2023-10-30 2023-12-01 山西南山百世食安农牧业有限公司 一种用于禽畜养殖的清洁装置

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