JP2531393Y2 - 塗装ブースの床面洗浄装置 - Google Patents

塗装ブースの床面洗浄装置

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JP2531393Y2
JP2531393Y2 JP9511391U JP9511391U JP2531393Y2 JP 2531393 Y2 JP2531393 Y2 JP 2531393Y2 JP 9511391 U JP9511391 U JP 9511391U JP 9511391 U JP9511391 U JP 9511391U JP 2531393 Y2 JP2531393 Y2 JP 2531393Y2
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floor
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pressure cleaning
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義広 北川
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Trinity Industrial Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、塗装ブースの床面洗浄
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の塗装ブースの概略構成を
示す図、図3は塗装ブースの床面を構成するすのこ状ブ
ロックの一例を示す図である。
【0003】図2において、1は自動車車体等のワーク
Wに塗装を施すための塗装室である。塗装室1内には塗
料吹付手段(例えばスプレーガン8)が設けられてい
る。また、塗装室1の上方には、給気ファンを備えた給
気室2が設けられている。さらに、塗装室1の下方に
は、通風可能な床面5を介して排気ファン等を備えた塗
料ミスト分離室3が設けられている。この塗料ミスト分
離室3には、塗装室1において発生した塗料ミストを気
液接触により捕集するベンチュリー型の塗料ミスト除去
装置4が設けられている。
【0004】また、塗装ブース内には、ワークWを搬送
するためのワーク搬送手段が設けられている。ワーク搬
送手段は、図2中紙面と直角方向に伸延するように床面
5に配設された搬送レール22と,この搬送レール22
上をワークWを搭載した状態で走行可能な台車21Aと
から構成されている。この台車21Aは、係合手段26
を介してチェーンコンベヤ装置25と連結され,当該コ
ンベヤ装置25によって搬送レール22上を走行され
る。
【0005】しかして、塗装室1においてスプレーガン
8を用いてワークWに吹付塗装中に、給気ファンおよび
排気ファンを駆動させると、外部空気が給気室2から塗
装室1へ供給され当該塗装室1内の空気が塗料ミストを
含んだ状態で床面5を介して塗料ミスト分離室3内に送
り込まれる。すると、分離室3内の塗料ミスト除去装置
4により、塗料ミストは霧化された洗浄水Qと接触され
て捕捉される。
【0006】ここで、上記した塗装ブースの床面5は、
通風可能となるように多数のすのこ状ブロック5aを敷
設することにより構成されている。
【0007】図3に示すすのこ状ブロック5aは、一辺
Lが450mm〜500mmの長方形(又は正方形)状
に形成されており,多数の通風開口部を有している。こ
のすのこ状ブロック5aは、ワーク搬送手段等を支持
し,かつ保持・点検等に際して人間が乗る関係上,強固
に形成されている。そのため、一般的に相当程度の重量
(例えば10〜15kg)を有する構成とされている。
【0008】ところで、床面5を構成する各すのこ状ブ
ロック5aには、塗料ミストや塗装色の切換時等に排出
される生塗料などが付着残留する。したがって、塗装室
1で塗装作業を一定期間行うと、各すのこ状ブロック5
aに付着残留する塗料量が増大し,床面5の通風効率が
低下する。かかる事態が生じると、排気ファン等に過大
な負荷がかかるようになるとともに、塗料ミストの捕集
効率も低下するようになる。
【0009】そこで、従来より、定期的に、すのこ状ブ
ロック5aを洗浄する作業を行っている。
【0010】かかる洗浄作業を行う場合には、作業者
は、残留した塗料を介してくっついてしまった各すのこ
状ブロック5aを1つ1つバール等で剥がした後、塗装
ブース外部の洗浄場まで運搬し薬品等を用いて洗浄して
塗料等を除去する。そして、洗浄済みのすのこ状ブロッ
ク5aを塗装ブース内に運搬し敷設する。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うな塗装ブースの床面5(すのこ状ブロック5a)の洗
浄作業にあたっては、重量物であるすのこ状ブロック5
aの取り外し,運搬,取付けに多大の時間と労力を費さ
なければならず、作業者に過度の負担を掛けることにな
る。
【0012】本考案の目的は、上記事情に鑑み、塗装ブ
ースの床面を容易かつ迅速に洗浄することができる塗装
ブースの床面洗浄装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案は、多数のすのこ
状ブロックを敷設して形成された塗装ブースの床面を洗
浄する塗装ブースの床面洗浄装置であって、高圧洗浄液
供給手段および前記床面の幅方向に配列され当該床面に
向けて前記高圧洗浄液供給手段から供給された高圧洗浄
液を噴射可能な噴射手段を有する洗浄液吹出装置と、こ
の洗浄液吹出装置を塗装ブースのワーク搬送方向に案内
するガイド手段と、このガイド手段を駆動する駆動手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0014】
【作用】本考案では、駆動手段によってガイド手段が駆
動されると、洗浄液吹出装置がガイド手段によりワーク
搬送方向に移動案内される。この際、噴射手段より、高
圧洗浄液供給手段から供給された高圧洗浄液を床面に向
けて噴射する。これにより、床面は高圧洗浄液によって
塗料が除去される。
【0015】このように、床面を構成するすのこ状ブロ
ックを取り外すことなく,当該ブロックに付着残留した
塗料を除去することができる。したがって、塗装ブース
の床面を容易かつ迅速に洗浄することができる。
【0016】
【実施例】図1は、本考案の一実施例を示す図である。
本考案の一実施例を図面に基づき説明する。本実施例に
係る床面洗浄装置は、塗装室1,給気室2,塗料ミスト
分離室3,塗料ミスト除去装置4,床面5(すのこ状ブ
ロック5a)および塗料吹付手段(9)等を備えた塗装
ブースに適用されており、洗浄液吹出装置10,ガイド
手段(21,22)および駆動手段(25)を含み構成
されている。本実施例では、塗料吹付手段は、塗装ブー
スの両壁面に取り付けられた塗装ロボット9,9より形
成されている。
【0017】なお、図2および図3に示した構成要素と
同一のものについては同一の符号を付し、その説明を省
略もしくは簡略化する。
【0018】ここで、洗浄液吹出装置10は、高圧洗浄
液供給手段と,床面5の幅方向に配列され当該床面5に
向けて高圧洗浄液供給手段から供給された高圧洗浄液を
噴射可能な噴射手段とを有する構成とされている。
【0019】本実施例においては、高圧洗浄液供給手段
は、貯水タンク12と,貯水タンク12内より吸引した
洗浄液を高圧にする高圧ポンプ11と,高圧ポンプ11
から吐出された高圧洗浄液を後述する噴射ノズル16に
供給可能な供給管15L,15Rとから構成されてい
る。
【0020】なお、洗浄をより効果的に行えるように、
噴射ノズル16を所定角度範囲内で矢印E,F方向に揺
動するように構成してもよい。図1においては、貯水タ
ンク12より左方の噴射ノズル16のみを矢印E,F方
向に揺動するように構成したが、右方の噴射ノズル16
も同様に揺動するように構成してもよい。
【0021】また、噴射手段は、供給管15L,15R
に床面5に向けて高圧洗浄液を噴射可能なるように設け
られた複数個の噴射ノズル16から構成されている。
【0022】また、ガイド手段は、洗浄液吹出装置10
を塗装ブースのワーク搬送方向(図1中紙面と直角方
向)に案内する手段である。本実施例では、ガイド手段
は、搬送レール22上を走行される台車21より形成さ
れている。
【0023】さらに、駆動手段は、ガイド手段を駆動す
る手段である。本実施例では、駆動手段は、ワーク搬送
手段駆動用のチェーンコンベヤ装置25より構成されて
いる。
【0024】次に作用について説明する。塗装ブースの
床面5を洗浄するには、搬送レール22上に洗浄液吹出
装置10を装着した台車21をセットする。そして、チ
ェーンコンベヤ装置25を駆動し,当該チェーンコンベ
ヤ装置25に係止手段26を介して台車21を連結する
と、当該台車21は搬送レール22上をワーク搬送方向
に走行される。この際、台車21に装着された洗浄液吹
出装置10の各噴射ノズル16から高圧洗浄液(本実施
例では高圧洗浄水)を床面5に向けて噴射する。この噴
射された高圧洗浄水により、床面5を構成する各すのこ
状ブロック5aに付着残留した塗料が除去される。
【0025】なお、最初に、噴射ノズル16から洗浄溶
剤を床面5に向けて噴射させて当該床面5に残留固化し
た塗料を溶解させた後に、噴射ノズル16から高圧洗浄
水を噴射させて溶解した塗料を除去するようにすること
も可能である。
【0026】しかして、この実施例によれば、高圧洗浄
液供給手段(11,12,15L,15R)および床面
5の幅方向に配列され当該床面5に向けて高圧洗浄液供
給手段(11,12,15L,15R)から供給された
高圧洗浄液を噴射可能な噴射手段(16)とを有する洗
浄液吹出装置10と、この洗浄液吹出装置10を塗装ブ
ースのワーク搬送方向に案内するガイド手段(21)
と、このガイド手段(21)を駆動する駆動手段(2
5)とを備えた構成としたので、床面5を構成するすの
こ状ブロック5aを取り外すことなく当該ブロック5a
に付着残留した塗料を除去することができる。その結
果、塗装ブースの床面5を容易かつ迅速に洗浄すること
ができる。
【0027】また、特に噴射ノズル16を矢印E,F方
向に揺動可能に構成すると、一段と効果的に床面5を洗
浄することができる。
【0028】また、駆動手段を、ワーク搬送手段駆動用
のチェーンコンベヤ装置25より構成したので、部品の
共用化が図られコスト低減および小型化を図ることがで
きる。
【0029】
【考案の効果】本考案によれば、高圧洗浄液供給手段お
よび床面の幅方向に配列され当該床面に向けて高圧洗浄
液供給手段から供給された高圧洗浄液を噴射可能な噴射
手段を有する洗浄液吹出装置と、この洗浄液吹出装置を
塗装ブースのワーク搬送方向に案内するガイド手段と、
このガイド手段を駆動する駆動手段とを備えた構成とし
たので、塗装ブースの床面を容易かつ迅速に洗浄するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図である。
【図2】従来の塗装ブースを示す図である。
【図3】塗装ブースの床面を構成するすのこ状ブロック
を説明するための図である。
【符号の説明】
5 床面 5a すのこ状ブロック 10 洗浄液吹出装置 11 高圧ポンプ(高圧洗浄液供給手段) 16 噴射ノズル(噴射手段) 21 台車(ガイド手段) 25 チェーンコンベヤ装置(駆動手段)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のすのこ状ブロックを敷設して形成
    された塗装ブースの床面を洗浄する塗装ブースの床面洗
    浄装置であって、 高圧洗浄液供給手段および前記床面の幅方向に配列され
    当該床面に向けて前記高圧洗浄液供給手段から供給され
    た高圧洗浄液を噴射可能な噴射手段を有する洗浄液吹出
    装置と、 この洗浄液吹出装置を塗装ブースのワーク搬送方向に案
    内するガイド手段と、 このガイド手段を駆動する駆動手段と、を備えたことを
    特徴とする塗装ブースの床面洗浄装置。
JP9511391U 1991-11-20 1991-11-20 塗装ブースの床面洗浄装置 Expired - Lifetime JP2531393Y2 (ja)

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JPH0544254U JPH0544254U (ja) 1993-06-15
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