JP3347790B2 - コンベアチェン清掃装置 - Google Patents

コンベアチェン清掃装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,塗装ブースの内部を通
って循環するコンベアチェンに付着した塗料粒子を除去
するコンベアチェン清掃装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車ボディに塗装を施すための塗装ブ
ースの床面には,自動車ボディを搭載したコンベア台車
を牽引して移動させる無端状のコンベアチェンが配設さ
れる。塗装ブースの内部において,スプレーガンから噴
霧された塗料粒子の大部分は自動車ボディに塗着する
が,残りの一部は自動車ボディに塗着せずに塗装ブース
の床下の補集室に流下し,そこで補集水に吸収されて排
出される。このとき,前記塗料粒子は塗装ブースの床面
に配設されたコンベアチェンにも付着し,種々のトラブ
ルの原因となる。
【0003】即ち,塗料粒子が付着してコンベアチェン
を案内するローラの回転が悪くなると過負荷によってコ
ンベアが停止することがあり,またコンベアチェンに設
けた可動爪が作動不良を起こして台車とコンベアチェン
との係脱がスムーズに行われなくなることがある。
【0004】そこで従来は,作業員が放水ガンで高圧の
洗浄水をコンベアチェンに吹き付け,付着した塗料粒子
を除去する作業を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで,コンベアチ
ェンに付着した塗料粒子を除去するには極めて高圧(3
00kg/cm2 程度)で洗浄水を吹き付けなければな
らない。従って,作業員は飛散する洗浄水から身を守る
ために防護具を着用する必要があり,その作業は著しく
困難なものであった。しかも前記作業を行うには,放水
ガンを操作する作業員と洗浄水を供給するコンプレッサ
を操作する作業員との併せて2名が必要であるため,作
業員数の削減が望まれていた。
【0006】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で,コンベアチェンやその上部に設けられる爪に付着し
た塗料粒子を簡単且つ効果的に除去することが可能なコ
ンベアチェン清掃装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,塗装ブースの内部を通って循環するコン
ベアチェンと,このコンベアチェンの上部に設けられて
ワーク搬送用台車に係脱可能な爪とに付着した塗料粒子
を除去するコンベアチェン清掃装置であって,コンベア
チェンの循環経路に該コンベアチェンの側面を指向する
ように配設された下部ノズルと,前記爪の移動経路より
も上方位置に在って該コンベアチェンの上面を指向する
ように前記循環経路に配設された上部ノズルと,高圧の
洗浄水を供給する洗浄水供給手段と,洗浄水供給手段と
ノズルとを接続する管路に介装された開閉弁と,
ズルの近傍においてコンベアチェンの周囲を覆う洗浄水
飛散防止カバーとを備えたことを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下,図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0009】図1〜図4は本発明の一実施例を示すもの
で,図1は塗装ステーションの概略平面図,図2は図1
の2−2線拡大断面図,図3は図2の3−3線矢視図,
図4は図1の4−4線拡大断面図である。
【0010】図1に示すように,トンネル状に形成され
た塗装ブース1の内部を通って敷設された一対のレール
2,2には,被塗物である自動車ボディを搭載して移動
する台車3が支持される。塗装ブース1及びその前後の
所定範囲において無端状のコンベアチェン4が前記一対
のレール2,2間に重合して配設されており,その重合
部においてコンベアチェン4が台車3を牽引して走行さ
せる。コンベアチェン4の戻り経路の適宜位置に,該コ
ンベアチェン4に付着した塗料粒子を除去するためのコ
ンベアチェン清掃装置5が設けられる。
【0011】図2及び図3に示すように,自動車ボディ
Bを搬送する台車3は,塗装ブース1の床面を構成する
簀子6の上面に敷設した前記レール2,2に左右の車輪
7,7を介して走行自在に支持される。塗装ブース1の
簀子6の下部においてレール2,2と平行に延びるコン
ベアチェン4は,上下一対のセンターリンク8,8とサ
イドリンク9とをピンで交互に連結したもので,上側の
センターリンク8には所定間隔で固定爪10が固着され
る。固定爪10は塗装ブース1の簀子6に形成したスリ
ット11を介して上方に突出し,台車3の下面に設けた
ドグ12の後端に当接する。固定爪10の前端には後方
に傾倒可能な可動爪13が枢軸14を介して支持されて
おり,枢軸14の外周に設けた戻しバネ15によって起
立方向に付勢される。コンベアチェン4が台車3に連結
されるとき,前記可動爪13は後方に傾倒して固定爪1
0を台車3のドグ12に係合させる。コンベアチェン4
を案内すべく,固定爪10に左右にそれぞれ2個ずつ設
けられたローラ16…が,簀子6の下面両側に支持した
左右一対のチェンガイド17,17に転動自在に係合す
る。
【0012】図4に示すように,塗装ブース1を離れた
コンベアチェン4を床面18に形成したチェン溝19に
沿って案内すべく,床面18に固定した左右一対のブラ
ケット20,20にチェンガイド17,17が支持され
る。各々のブラケット20,20には,コンベアチェン
4の側面を指向するように下部ノズル21a,21aが
設けられる。また,チェン溝19を跨ぐように架設した
門型の支持部材22には,コンベアチェン4の上面を指
向するように3個の上部ノズル21b…が,前記固定爪
10及び可動爪13の移動経路よりも上方位置に設けら
れる。各ノズル21a,21a;22b…は,開閉弁2
3を備えた管路24を介して高圧の洗浄水を供給する洗
浄水供給手段としてのコンプレッサ25に接続される。
前記各ノズル21a,21a;22b…の周囲は,そこ
から噴出する洗浄水の飛散を防止すべく,洗浄水飛散防
止カバー26によって覆われる。チェン溝19に連なる
排水溝27には,排水ポンプ28を介装した管路29が
開口する。
【0013】さて,塗装ブース1の内部を通過するコン
ベアチェン4に付着した塗料粒子の塗膜は次第に厚くな
り,やがてローラ16…や可動爪13の作動に影響を及
ぼすようになる。そこで,定期的にコンベアチェン4を
清掃すべく開閉弁23を開くと,コンプレッサ25から
の管路24を介して供給される高圧の洗浄水が各ノズル
21a,21a;22b…から噴出し,循環するコンベ
アチェン4の全長に亘って吹き付けられる。その結果,
コンベアチェン4に付着した塗料粒子や塵が洗い流され
て清掃される。このとき,飛散した高圧の洗浄水は洗浄
水飛散防止カバー26によって遮られるため,床面18
を汚損することがない。
【0014】上述のようにしてコンベアチェン4を清掃
した洗浄水は,床面18に形成したチェン溝19から排
水溝27に集められ,そこから排水ポンプ28を介装し
た管路29を介して排出される。
【0015】以上,本発明の実施例を詳述したが,本発
明は前記実施例に限定されるものでなく,種々の設計変
更を行うことが可能である。
【0016】例えば,コンベアチェン4の側面及び上面
をそれぞれ指向する下部及び上部ノズル21a,21
a;21b…の数及び位置は適宜変更可能である。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明は,塗装ブースの内
部を通って循環するコンベアチェンと,このコンベアチ
ェンの上部に設けられてワーク搬送用台車に係脱可能な
爪とに付着した塗料粒子を除去するコンベアチェン清掃
装置であって,コンベアチェンの循環経路に該コンベア
チェンの側面を指向するように配設された下部ノズル
と,前記爪の移動経路よりも上方位置に在って該コンベ
アチェンの上面を指向するように前記循環経路に配設さ
れた上部ノズルと,高圧の洗浄水を供給する洗浄水供給
手段と,洗浄水供給手段と各ノズルとを接続する管路に
介装された開閉弁と,各ノズルの近傍においてコンベア
チェンの周囲を覆う洗浄水飛散防止カバーとを備えるの
で,開閉弁を開くだけの操作で高圧の洗浄水を洗浄水供
給手段からノズルに供給してコンベアチェンに吹き付け
ることができるので,従来2名必要であった作業員を1
名に減らすことができるばかりか,作業員の労力の軽減
と安全性の向上を図ることができしかも,ノズルの近
傍を洗浄水飛散防止カバーで覆ったことにより,洗浄水
の飛散による床面の汚損を確実に防止することができ
る。
【0018】また特にノズルは,コンベアチェン側面を
指向するよう配設された下部ノズルと,コンベアチェン
上部の台車係脱用爪の移動経路よりも上方位置に在って
コンベアチェン上面を指向するよう配設された上部ノズ
ルとで構成されるので,それらノズルとコンベアチェン
やその上部の台車係脱用爪との干渉を回避しつつ,該コ
ンベアチェン及び爪に夫々付着した塗料粒子を効率よく
且つ効果的に洗浄除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗装ステーションの概略平面図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【図3】図2の3−3線矢視図
【図4】図1の4−4線拡大断面図
【符号の説明】
1 塗装ブース 台車 4 コンベアチェン10 固定爪 13 可動爪 21a 下部ノズル 21b 上部ノズル 23 開閉弁 24 管路 25 コンプレッサ(洗浄水供給手段) 26 洗浄水飛散防止カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 45/22 B05B 15/00 - 15/12 B08B 3/00 - 3/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装ブース(1)の内部を通って循環す
    るコンベアチェン(4)と,このコンベアチェン(4)
    の上部に設けられてワーク搬送用台車(3)に係脱可能
    な爪(10,13)とに付着した塗料粒子を除去するコ
    ンベアチェン清掃装置であって, コンベアチェン(4)の循環経路に該コンベアチェン
    (4)の側面を指向するように配設された下部ノズル
    (21a)と,前記爪(10,13)の移動経路よりも
    上方位置に在って該コンベアチェン(4)の上面を指向
    するように前記循環経路に配設された上部ノズル(21
    b)と,高圧の洗浄水を供給する洗浄水供給手段(2
    5)と,洗浄水供給手段(25)とノズル(21a,
    21b)とを接続する管路(24)に介装された開閉弁
    (23)と,ノズル(21a,21b)の近傍におい
    てコンベアチェン(4)の周囲を覆う洗浄水飛散防止カ
    バー(26)とを備えたことを特徴とする,コンベアチ
    ェン清掃装置。
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