JPH07322740A - 小型汎用コンバイン - Google Patents
小型汎用コンバインInfo
- Publication number
- JPH07322740A JPH07322740A JP12028794A JP12028794A JPH07322740A JP H07322740 A JPH07322740 A JP H07322740A JP 12028794 A JP12028794 A JP 12028794A JP 12028794 A JP12028794 A JP 12028794A JP H07322740 A JPH07322740 A JP H07322740A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- culm
- culms
- holding
- purpose combine
- small
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Outside Dividers And Delivering Mechanisms For Harvesters (AREA)
- Harvester Elements (AREA)
- Combines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】従来の掻込リ−ルに代えて１条又は２条の茎稈
を導入して挟持搬送する茎稈挟持搬送形態とし、従来の
掻込オ−ガを省略して搬送経路の簡素化を図った小型汎
用コンバインを具現することにある。 【構成】１条又は左右２条の茎稈を導入して挟持搬送す
る茎稈挟持搬送装置９，１０の終端部を、刈刃１１と脱
穀装置２の扱室との間に配設した揚上コンベア１２の始
端部上に臨ませて設け、前記茎稈挟持搬送装置の終端部
から離れた茎稈を前上がり傾斜誘導板１３上に落入させ
ると共に、前記揚上コンベア１２の下側搬送経路を通し
て扱室１６内に揚上搬送するよう構成してあることを特
徴とする。
を導入して挟持搬送する茎稈挟持搬送形態とし、従来の
掻込オ−ガを省略して搬送経路の簡素化を図った小型汎
用コンバインを具現することにある。 【構成】１条又は左右２条の茎稈を導入して挟持搬送す
る茎稈挟持搬送装置９，１０の終端部を、刈刃１１と脱
穀装置２の扱室との間に配設した揚上コンベア１２の始
端部上に臨ませて設け、前記茎稈挟持搬送装置の終端部
から離れた茎稈を前上がり傾斜誘導板１３上に落入させ
ると共に、前記揚上コンベア１２の下側搬送経路を通し
て扱室１６内に揚上搬送するよう構成してあることを特
徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、１条又は２条の茎稈
を導入して搬送し扱室内に全稈投入して脱穀する小型汎
用コンバインに関する。
を導入して搬送し扱室内に全稈投入して脱穀する小型汎
用コンバインに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の汎用コンバインは、掻込リ−ルで
立毛茎稈を後方の刈刃側に掻込み、刈取後の茎稈を掻込
オ−ガ上に受入れて横送りした後、揚上コンベアに受け
渡し、そして、この揚上コンベアにより茎稈を揚上搬送
して脱穀装置に供給する構成であった。
立毛茎稈を後方の刈刃側に掻込み、刈取後の茎稈を掻込
オ−ガ上に受入れて横送りした後、揚上コンベアに受け
渡し、そして、この揚上コンベアにより茎稈を揚上搬送
して脱穀装置に供給する構成であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来の掻
込リ−ルに代えて１条又は２条の茎稈を導入して挟持搬
送する茎稈挟持搬送形態とし、従来の掻込オ−ガを省略
して搬送経路の簡素化を図った小型汎用コンバインを具
現せんとするものである。
込リ−ルに代えて１条又は２条の茎稈を導入して挟持搬
送する茎稈挟持搬送形態とし、従来の掻込オ−ガを省略
して搬送経路の簡素化を図った小型汎用コンバインを具
現せんとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、１条又は左右
２条の茎稈を導入して挟持搬送する茎稈挟持搬送装置
９，１０の終端部を、刈刃１１と脱穀装置２の扱室との
間に配設した揚上コンベア１２の始端部上に臨ませて設
け、前記茎稈挟持搬送装置の終端部から離れた茎稈を前
上がり傾斜誘導板１３上に落入させると共に、前記揚上
コンベア１２の下側搬送経路を通して扱室１６内に揚上
搬送するよう構成してあることを特徴とする。
２条の茎稈を導入して挟持搬送する茎稈挟持搬送装置
９，１０の終端部を、刈刃１１と脱穀装置２の扱室との
間に配設した揚上コンベア１２の始端部上に臨ませて設
け、前記茎稈挟持搬送装置の終端部から離れた茎稈を前
上がり傾斜誘導板１３上に落入させると共に、前記揚上
コンベア１２の下側搬送経路を通して扱室１６内に揚上
搬送するよう構成してあることを特徴とする。
【０００５】
【作用】１条又は２条の立毛茎稈は、左右一対の挟持搬
送装置間に導入されて後方に挟持搬送される。この搬送
途中において茎稈は刈刃により株元部から切断される共
に、搬送終端に至って挟持状態が解除されると、下方の
前上がり傾斜誘導板上に落入されて揚上コンベアの始端
部に引き継がれる。そして、該揚上コンベアによりこの
下側搬送経路に沿って揚上搬送され脱穀装置の扱室内に
投入される。
送装置間に導入されて後方に挟持搬送される。この搬送
途中において茎稈は刈刃により株元部から切断される共
に、搬送終端に至って挟持状態が解除されると、下方の
前上がり傾斜誘導板上に落入されて揚上コンベアの始端
部に引き継がれる。そして、該揚上コンベアによりこの
下側搬送経路に沿って揚上搬送され脱穀装置の扱室内に
投入される。
【０００６】
【発明の効果】従って、本発明によれば、掻込リ−ルに
代わる挟持搬送装置にて茎稈を挟持しながら刈取ること
ができるため、短い作物であっても刈残しなく確実に刈
取ることができる。しかも、前上がり傾斜誘導板を介し
て揚上コンベアの回転方向に落し込むので茎稈の引継ぎ
が良好で確実に揚上搬送することができる。
代わる挟持搬送装置にて茎稈を挟持しながら刈取ること
ができるため、短い作物であっても刈残しなく確実に刈
取ることができる。しかも、前上がり傾斜誘導板を介し
て揚上コンベアの回転方向に落し込むので茎稈の引継ぎ
が良好で確実に揚上搬送することができる。
【０００７】また、刈取茎稈を揚上コンベアの始端部上
に直接供給するので、従来のような掻込オ−ガを省略で
き、搬送経路の簡素化を図ることができて、より小型の
汎用コンバインを具現することができた。
に直接供給するので、従来のような掻込オ−ガを省略で
き、搬送経路の簡素化を図ることができて、より小型の
汎用コンバインを具現することができた。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の１実施例を図面に基づいて説
明する。コンバインの車体１上に脱穀装置２を搭載し、
下側にはクロ−ラ形態の走行装置３を設け、前側には穀
稈を刈取って搬送する刈取部４を配設している。５は操
作ボックス、６は運転席、７はグレンタンクである。
明する。コンバインの車体１上に脱穀装置２を搭載し、
下側にはクロ−ラ形態の走行装置３を設け、前側には穀
稈を刈取って搬送する刈取部４を配設している。５は操
作ボックス、６は運転席、７はグレンタンクである。
【０００９】刈取部４は、左右一対のデバイダ−８，８
と、このデバイダ−８，８間に導入された１条または２
条の茎稈を挾持搬送する上下２段の茎稈挾持搬送装置
９，１０と、この搬送途中で茎稈を根元部から切断する
刈刃１１と、茎稈挾持搬送装置９，１０の終端から落下
する茎稈を受け入れて揚上搬送する揚上コンベア１２と
からなる。上部挾持搬送装置９は左右一対の挾持ベルト
９ａ，９ｂとからなるように構成されている。下部挾持
搬送装置１０においても左右一対の挾持ベルトとからな
る。
と、このデバイダ−８，８間に導入された１条または２
条の茎稈を挾持搬送する上下２段の茎稈挾持搬送装置
９，１０と、この搬送途中で茎稈を根元部から切断する
刈刃１１と、茎稈挾持搬送装置９，１０の終端から落下
する茎稈を受け入れて揚上搬送する揚上コンベア１２と
からなる。上部挾持搬送装置９は左右一対の挾持ベルト
９ａ，９ｂとからなるように構成されている。下部挾持
搬送装置１０においても左右一対の挾持ベルトとからな
る。
【００１０】前記茎稈挟持搬送装置９，１０の終端部下
方には、該終端部から落下する茎稈を受け入れて前記揚
上コンベア１２の下側搬送経路（イ）に誘導案内する前
上がり傾斜誘導板１３を設けている。１４は揚上コンベ
ア１２を内装するフイ−ダ−ハウスで、前記脱穀装置２
のスクリュ−扱胴１５を内装した扱室１６内に連通して
いる。
方には、該終端部から落下する茎稈を受け入れて前記揚
上コンベア１２の下側搬送経路（イ）に誘導案内する前
上がり傾斜誘導板１３を設けている。１４は揚上コンベ
ア１２を内装するフイ−ダ−ハウスで、前記脱穀装置２
のスクリュ−扱胴１５を内装した扱室１６内に連通して
いる。
【００１１】１７は駆動軸、１８は伝動ケ−ス、１９，
２０は伝動パイプである。前記茎稈挟持搬送装置９，１
０は、駆動軸１７から伝動ケ−ス１８内の伝動ギヤ及び
伝動パイプ１９，２０内の伝動軸を介して駆動されるよ
うになっている。図３に示す実施例では、揚上コンベア
１２の始端部に掻込クランクフインガ−２１を設けて茎
稈の引継ぎを一層確実にする構成としている。
２０は伝動パイプである。前記茎稈挟持搬送装置９，１
０は、駆動軸１７から伝動ケ−ス１８内の伝動ギヤ及び
伝動パイプ１９，２０内の伝動軸を介して駆動されるよ
うになっている。図３に示す実施例では、揚上コンベア
１２の始端部に掻込クランクフインガ−２１を設けて茎
稈の引継ぎを一層確実にする構成としている。
【００１２】図４〜図６に示す実施例では、刈取部の上
部挾持搬送装置９は、左右一対の挾持ベルト９ａ，９ｂ
とによって構成するが、下部挾持搬送装置１０よりも後
方上方に長く構成し、揚上コンベア１２の上側搬送経路
（ロ）上をこれの途中位置まで沿うよに配設している。
そして、フイ−ダ−ハウス１４の上側ケ−スを外開きの
漏斗状１４ａに構成して茎稈を確実にコンベア上へ案内
落下させるようにしている。
部挾持搬送装置９は、左右一対の挾持ベルト９ａ，９ｂ
とによって構成するが、下部挾持搬送装置１０よりも後
方上方に長く構成し、揚上コンベア１２の上側搬送経路
（ロ）上をこれの途中位置まで沿うよに配設している。
そして、フイ−ダ−ハウス１４の上側ケ−スを外開きの
漏斗状１４ａに構成して茎稈を確実にコンベア上へ案内
落下させるようにしている。
【００１３】扱室１６の下方から後方にわたって設けた
選別室２２には、圧風唐箕２３、脱穀処理物を揺動選別
する揺動選別装置２４、一番穀粒移送螺旋２５、二番穀
粒移送螺旋２６が配設され、前記扱室１６の排塵口２７
よりも後方上方位置には排塵用横断流フアン２８が配設
されている。前記揺動選別装置２４は、揺動枠２９に、
前記扱室１６の受網１６ａから漏下してくる穀物を受入
れて揺動搬送しながら比重選別するグレンパン３０と、
このグレンパン３０で比重選別された穀物を揺動搬送し
ながら篩い選別するグレンシ−ブ３１、並びに、このグ
レンシ−ブ３１の上方位置において、前記扱室排塵口２
７から排出落下される藁屑などの排塵物を受入れて篩い
選別する第１ストロ−ラック３２及びチャフシ−ブ３
３、このチャフシ−ブ３３からの受入れ物を更に篩い選
別しながら排出すべき藁屑を脱穀機枠に形成された藁屑
排出口３４側に揺動搬送して機外に排出する第２ストロ
−ラック３５を設けて構成されている。
選別室２２には、圧風唐箕２３、脱穀処理物を揺動選別
する揺動選別装置２４、一番穀粒移送螺旋２５、二番穀
粒移送螺旋２６が配設され、前記扱室１６の排塵口２７
よりも後方上方位置には排塵用横断流フアン２８が配設
されている。前記揺動選別装置２４は、揺動枠２９に、
前記扱室１６の受網１６ａから漏下してくる穀物を受入
れて揺動搬送しながら比重選別するグレンパン３０と、
このグレンパン３０で比重選別された穀物を揺動搬送し
ながら篩い選別するグレンシ−ブ３１、並びに、このグ
レンシ−ブ３１の上方位置において、前記扱室排塵口２
７から排出落下される藁屑などの排塵物を受入れて篩い
選別する第１ストロ−ラック３２及びチャフシ−ブ３
３、このチャフシ−ブ３３からの受入れ物を更に篩い選
別しながら排出すべき藁屑を脱穀機枠に形成された藁屑
排出口３４側に揺動搬送して機外に排出する第２ストロ
−ラック３５を設けて構成されている。
【００１４】第１ストロ−ラック３２においては、揺動
枠２９に固着された漏下孔３６を有する階段状板３７
と、この階段状板３７上に横方向所定間隔置きに配設固
着された固定ラック板３８と、各固定ラック板３８，３
８間に交互に並設され、前後方向スライド可能に構成さ
れたスライドラック板３９とからなるよう構成されてい
る。スライドラック板３９にはロ−ラ４０（丸パイプで
あってもよい）を軸支してあり、階段上板３７上を転動
しながら前後に往復移動し得るように構成している。こ
のロ−ラ４０の転動位置によって漏下孔３６の目合調節
ができる構成としている。
枠２９に固着された漏下孔３６を有する階段状板３７
と、この階段状板３７上に横方向所定間隔置きに配設固
着された固定ラック板３８と、各固定ラック板３８，３
８間に交互に並設され、前後方向スライド可能に構成さ
れたスライドラック板３９とからなるよう構成されてい
る。スライドラック板３９にはロ−ラ４０（丸パイプで
あってもよい）を軸支してあり、階段上板３７上を転動
しながら前後に往復移動し得るように構成している。こ
のロ−ラ４０の転動位置によって漏下孔３６の目合調節
ができる構成としている。
【００１５】電動式や油圧式などのアクチュエ−タ４１
で正逆転されるネジ軸４２に、スライドラック板３９の
側板に連結したコマ４３を螺合させ、ストロ−ラック３
２上の処理物量を検出するセンサ−４４を設け、ストロ
−ラック３２の目合調節モ−ドを人為的に設定する設定
器４５とセンサ−４４からの情報に基づいてアクチュエ
−タ４１を自動操作する制御器４６を設けている。すな
わち、ストロ−ラック３２の目合調節モ−ドを設定器４
５により指示すると、センサ−４４からの情報に基づい
て処理物量が多いほど目合が大きくなるように設定した
プログラム制御が制御器４６の作用で実行されアクチュ
エ−タ４１によるネジ軸４２の回転に伴ってスライドラ
ック板３９を漏下孔３６を有する階段状板３７に対して
平面視でラップする範囲で処理物搬送方向前後に相対摺
動操作させるように構成している。
で正逆転されるネジ軸４２に、スライドラック板３９の
側板に連結したコマ４３を螺合させ、ストロ−ラック３
２上の処理物量を検出するセンサ−４４を設け、ストロ
−ラック３２の目合調節モ−ドを人為的に設定する設定
器４５とセンサ−４４からの情報に基づいてアクチュエ
−タ４１を自動操作する制御器４６を設けている。すな
わち、ストロ−ラック３２の目合調節モ−ドを設定器４
５により指示すると、センサ−４４からの情報に基づい
て処理物量が多いほど目合が大きくなるように設定した
プログラム制御が制御器４６の作用で実行されアクチュ
エ−タ４１によるネジ軸４２の回転に伴ってスライドラ
ック板３９を漏下孔３６を有する階段状板３７に対して
平面視でラップする範囲で処理物搬送方向前後に相対摺
動操作させるように構成している。
【図１】汎用コンバインの平面図
【図２】同上要部の側断面図
【図３】要部の側断面図
【図４】要部の側断面図
【図５】要部の平面図
【図６】要部の正断面図
【図７】脱穀装置の側断面図
【図８】ストロ−ラック要部の側断面図
【図９】同上要部の平面図
【図１０】同上要部の斜視図
１…車体 ２…脱穀装置 ３…走行装置 ４…刈取部 ５…操作ボックス ６…運転席 ７…グレンタンク ８…デバイダ− ９…茎稈挾持搬送装置 １０…茎稈挾持搬送装置 １１…刈刃 １２…揚上コンベア １３…前上がり傾斜誘導板 １４…フイ−ダハウス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 喜則 愛媛県伊予郡砥部町八倉１番地 井関農機 株式会社技術部内
Claims (1)
- 【請求項１】 １条又は左右２条の茎稈を導入して挟持
搬送する茎稈挟持搬送装置９，１０の終端部を、刈刃１
１と脱穀装置２の扱室との間に配設した揚上コンベア１
２の始端部上に臨ませて設け、前記茎稈挟持搬送装置の
終端部から離れた茎稈を前上がり傾斜誘導板１３上に落
入させると共に、前記揚上コンベア１２の下側搬送経路
を通して扱室１６内に揚上搬送するよう構成してあるこ
とを特徴とする小型汎用コンバイン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12028794A JPH07322740A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | 小型汎用コンバイン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12028794A JPH07322740A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | 小型汎用コンバイン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07322740A true JPH07322740A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=14782512
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12028794A Pending JPH07322740A (ja) | 1994-06-01 | 1994-06-01 | 小型汎用コンバイン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07322740A (ja) |
-
1994
- 1994-06-01 JP JP12028794A patent/JPH07322740A/ja active Pending
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