JP2001286216A - コンバインの穀稈供給装置 - Google Patents

コンバインの穀稈供給装置

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JP2001286216A
JP2001286216A JP2000105107A JP2000105107A JP2001286216A JP 2001286216 A JP2001286216 A JP 2001286216A JP 2000105107 A JP2000105107 A JP 2000105107A JP 2000105107 A JP2000105107 A JP 2000105107A JP 2001286216 A JP2001286216 A JP 2001286216A
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久幸 里路
Shoji Ochi
昌次 越智
Kazuo Nagaki
和男 永木
Toshihiko Okada
利彦 岡田
Koji Okumoto
康治 奥本
Yasushi Ihara
靖 井原
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】扱深検出装置の装着位置を調節装置の調節操作
により、移動調節するこの調節操作が困難であったが、
容易に調節操作ができるようにしようとするものであ
る。 【解決手段】走行装置の前側の刈取機3で刈取った刈取
り穀稈を脱穀機へ供給して脱穀するこの刈取り穀稈の扱
ぎ深さを検出する扱深検出装置10の装着位置を調節す
る調節装置11の調節レバー15の位置を、走行車速を
設定する該刈取機3の右側の操作装置19に設けた主変
速レバー36の左側近傍で該刈取機3部を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、走行装置の前側
の刈取機で刈取った刈取り穀稈を脱穀機へ供給して脱穀
するこの刈取り穀稈の扱ぎ深さを検出する扱深検出装置
の装着位置を調節する調節装置の調節レバーの位置を該
走行車台の走行車速を設定する該刈取機右側の操作装置
に設けた主変速レバーの左側近傍で該刈取機部に位置さ
せて設けた技術であり、コンバインの穀稈供給装置とし
て利用できる。
【0002】
【従来の技術】コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、こ
のコンバインの前部の刈取機で立毛穀稈は刈取りされ、
この刈取り穀稈はこの刈取機の各穀稈移送装置で後方上
部へ移送され、移送終端部の近傍に設けた扱深検出装置
で移送中の穀稈の扱ぎ深さが深扱ぎ側であるか、又は浅
扱ぎ側であるかが検出され、この検出結果により、移送
途中に設けた扱ぎ深さを調節する扱深調節移送装置によ
って、深扱ぎ側であると検出されると浅扱ぎ側へ、又は
浅扱ぎ側であると検出されると深扱ぎ側へ移送途中の穀
稈が移動制御され、最適な扱ぎ深さである標準の扱ぎ深
さで脱穀機へ供給され、この脱穀機内を挟持移送中に脱
穀され、脱穀済みで選別済みの穀粒は、このコンバイン
へ一時貯留される。
【0003】この収穫作業のときに、品種や、又は穀稈
の稈長が大きく異なる短稈が多く混入した穀稈である
と、この混入した短稈の穀稈は脱穀されずに、扱ぎ残り
が多く発生することがあり、このために、刈取機の中央
部で移送終端上部の防塵カバーの内側の所定位置に設け
て、深検出装置を移動調節する調節装置を操作して、該
扱深検出装置を深扱ぎ側へ移動させて、脱穀機へ供給さ
れる穀稈が深扱ぎになるように調節し、該脱穀機内へ供
給される穀稈は、深扱ぎ状態で供給されて脱穀される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】刈取機から脱穀機内へ
供給する穀稈の扱ぎ深さを検出する扱深検出装置の装着
位置を移動調節するときは、この扱深検出装置を移動調
節する調節装置は、該刈取機の中央部で移送終端上部の
防塵カバーの内側に設けられていることにより、この調
節装置の調節操作が困難であったが、この発明により、
この問題点を解決しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このために、この発明
は、走行装置14の前側の刈取機3で刈取った刈取り穀
稈を脱穀機9へ供給して脱穀する該刈取り穀稈の扱ぎ深
さを検出する扱深検出装置10と、該扱深検出装置10
の装着位置を調節する調節装置11と、扱ぎ深さを調節
する扱深調節移送装置7等を設けたコンバインにおい
て、該調節装置11の調節レバー15の位置を該走行装
置14の走行車速を設定する該刈取機3右側の操作装置
19に設けた主変速レバー36の左側近傍で該刈取機3
部に位置させて設け、該調節装置11の調節レバー15
を標準位置から一方側の外側へ移動操作したときには、
該調節レバー15の先端部(イ)は該刈取機3の外側へ
突出すべく設け、該調節装置11の調節レバー15を標
準位置から外側へ移動操作したときは、この操作に連動
して該扱深検出装置10は外側へ移動し、又、該調節レ
バー15を標準位置から内側へ移動操作したときは、こ
の操作に連動して該扱深検出装置10は内側へ移動すべ
く設け、該扱深検出装置10の移動は該刈取り穀稈の穂
先側を案内する傾斜状態に設けた穂先案内カバー26の
傾斜に対して略平行状態に移動すべく設けたことを特徴
とするコンバインの穀稈供給装置の構成とする。
【0006】
【発明の作用】コンバインで立毛穀稈の収穫作業は、こ
のコンバインの前部の刈取機3で立毛穀稈は刈取りさ
れ、この刈取り穀稈はこの刈取機3の各穀稈移送装置で
後方上部へ移送され、移送終端部近傍に設けた扱深検出
装置10で移送中の穀稈の扱ぎ深さが深扱ぎ側である
か、又は浅扱ぎ側であるかが検出され、この検出結果に
より、移送途中に設け扱ぎ深さを調節する扱ぎ深調節移
送装置7によって、深扱ぎ側であると検出されると浅扱
ぎ側へ、又は浅扱ぎ側であると検出されると深扱ぎ側へ
移送途中の穀稈が移動制御され、最適な扱ぎ深さである
標準の扱ぎ深さで脱穀機9へ供給され、この脱穀機9内
を挟持移送中に脱穀され、脱穀済みで選別済みの穀粒
は、このコンバインへ一時貯留される。
【0007】この収穫作業のときに、品種や、又は脱穀
する穀稈の稈長が大きく異なる短稈の穀稈が多く混入し
た穀稈であると、前記扱深検出装置10が設定した標準
位置であると、この多量に混入した短稈の穀稈は脱穀さ
れずに、扱ぎ残りが多く発生することがあり、このため
に、刈取機3の右側の操作装置19に設けた走行装置1
4の走行車速を設定する主変速レバー36の左側近傍で
該刈取機3部に設けた調節装置11の調節レバー15を
回動操作し、所定位置に装着した該扱深検出装置10を
深扱ぎ側へ移動させて、脱穀機9へ供給される穀稈が深
扱ぎになるように調節し、該脱穀機9内へ供給される穀
稈は、深扱ぎ状態で供給されて脱穀される。
【0008】又、前記調節装置11の調節レバー15
を、例えば、右側の内側へ回動操作すると、この調節レ
バー15の先端部(イ)は刈取機3の外側へ突出状態に
なると共に、扱深検出装置10は該調節レバー15の回
動操作方向へ移動し、更にこの扱深検出装置10は穀稈
の穂先側を案内する穂先案内カバー26の傾斜に対して
略平行状態に移動して、移送される穀稈を検出する。
【0009】
【発明の効果】脱穀機9へ供給する移送中の穀稈の扱ぎ
深さを検出する扱深検出装置10を移動調節する調節装
置11の調節レバー15の位置を刈取機3の右側の操作
位置19に設けた走行車速を設定する主変速レバー36
の左側近傍で該刈取機3部に設けたことにより、操作頻
度の多い該主変速レバー36の近傍であることにより、
操縦席からの操作が容易であり、又、該調節レバー15
を内側へ倒し操作で穀稈は深扱ぎとなり、又外側へ倒し
操作で穀稈は浅扱ぎとなり、内、及び外への倒し操作
と、穀稈の移動とが同じ方向になることにより、使いや
すい。又、該扱深検出装置10が平行移動することによ
り、穂先案内カバー26と該扱深検出装置10との隙間
が常に一定であり、検出精度の確保ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて説明する。コンバイン1の走行装置14の前側
に設けた刈取機3は、前方下部から後方上部へ順次設け
た掻込装置4で立毛穀稈は掻込され、この掻込み穀稈は
刈刃装置5で刈取りされ、刈取り穀稈は穀稈移送装置6
と、扱深調節移送装置7と、供給移送装置8とで上部へ
移送され、走行車台2の上側へ載置した脱穀機9のフィ
ードチエン12と挟持杆13とにより、引継ぎ移送して
この脱穀機9へ供給され、この脱穀機9内を移送中に脱
穀する構成である。この脱穀機9へ供給する穀稈の扱ぎ
深さは、該刈取機3の移送終端部の近傍に設けた扱深検
出装置10で検出し、この検出結果により、該扱深調節
移送装置7で移送中の穀稈の扱ぎ深さを調節制御する構
成であり、該扱深検出装置10の装着位置を調節装置1
1の調節レバー15の回動操作により、変更制御する構
成である。これら扱深検出装置10、及び調節装置11
を図示して説明する。
【0011】前記コンバイン1の走行車台2の下側に
は、土壌面を走行する左右一対の走行クローラ14aを
張設した走行装置14を配設し、該走行車台2上側に載
置した脱穀機9の平面視右横側には、刈取り穀稈をフィ
ードチエン12と挟持杆13とで挟持して、該脱穀機9
内を移送中に脱穀した脱穀済みで選別済みの穀粒を回収
し、一時貯留する穀粒貯留タンク9aを装着した構成で
ある。
【0012】前記穀粒貯留タンク9aの後側には、この
穀粒貯留タンク9a内に貯留した穀粒を機外へ排出する
縦移送螺旋16aを内装した排出支持筒16を略垂直姿
勢で回動自在に支承して設け、この排出支持筒16の上
端部には、その全長がコンバイン1の前後長に亘る機外
へ穀粒を排出する排出螺旋17aを収縮自在に内装した
排出オーガ17を収縮自在、上下回動自在、及び左右旋
回自在に前後方向に配設した構成である。
【0013】前記脱穀機9側の前部で刈取機3の右側に
は、コンバイン1の各部を操作、調節、始動、及び停止
操作する操作装置19と、操縦者が搭乗する操縦席19
a等を設け、この操縦席19aの下側で走行車台2の上
側面には、エンジン18を載置すると共に、後方には、
穀粒貯留タンク9aを配設した構成である。これら脱穀
機9と刈取機3と、エンジン18と、走行装置14等に
より、該コンバイン1の機体1aを構成している。
【0014】前記刈取機3の供給移送装置8によって形
成される穀稈移送経路中には、刈取られて移送される刈
取り穀稈に接触作用することにより、脱穀機9へ穀稈供
給の有無を検出する穀稈センサ8bを設けた構成であ
る。走行車台2の前端部に装架された走行用のミッショ
ンケース20内の伝動経路中には、その出力回転数に基
づく走行車速を検出する車速センサ20aを設けた構成
である。
【0015】前記刈取機3は、図2〜図4で示す如く前
方下部から後方上部へ傾斜する支持杆21を設け、この
支持杆21の上端部には、支持パイプメタル21aを左
右方向に設け、該支持パイプメタル21aは走行車台2
上側面に設けた支持装置22で回動自在に支持した構成
である。
【0016】前記刈取機3は油圧駆動による伸縮シリン
ダ23の作動により、支持パイプメタル21a部を回動
中心として、土壌面に対して昇降自在に回動する構成で
ある。前記刈取機3は、図2〜図4で示す如く先端部位
置から順次に、立毛穀稈を分離するナローガイド24
a、及び分草体24bと、分離した穀稈を引起す各引起
装置25と、引起した穀稈の株元側を掻込みする各掻込
スターホイル4aと、穂先側を掻込みする各掻込ラグ付
ベルト4bとよりなる掻込装置4と、掻込みした穀稈を
刈取る刈刃装置5と、刈取られた穀稈の株元側を移送す
る株元移送チエン6aと、穂先側を移送する穂先ラグ付
移送チエン6bとよりなる穀稈移送装置6と、移送する
穀稈の穂先側位置を検出する扱深検出装置10の検出結
果により、脱穀機9へ供給する穀稈の供給深さを深扱ぎ
側、又は浅扱ぎ側へ調節制御する回動メタル7aを回動
中心として、扱深調節移送チエン7bを上下回動移動さ
せる正逆回転用の扱深モータ7c等よりなる扱深調節移
送装置7と、移送終端部の略3角形状に形成した供給移
送チエン8aを張設した供給移送装置8を設けた構成で
ある。
【0017】前記扱深検出装置10は、図1で示す如く
操作装置19左側に設けた刈取機3の穀稈移送終端部で
刈取り穀稈の穂先側を案内して脱穀機9内へ供給する穂
先案内カバー26の上部に設けた構成である。この扱深
検出装置10はこの穂先案内カバー26の上側を移送さ
れる刈取り穀稈の穂先が深扱ぎ側であるか、又は浅扱ぎ
側であるかを検出する深扱検出杆27aを平面視右側で
内側へ、又、浅扱検出杆27bを平面視左側で外側へ回
動自在に設け、これら深・浅扱検出杆27a,27bが
移送される穀稈によって押されて回動する構成であり、
これら深・浅検出杆27a,27bの回動により、ON
−OFF方式の深・浅スイッチ(図示せず)が個別にO
Nされ、この個別のONにより、移送中の穀稈が深扱ぎ
側で移送されているか、又は浅扱ぎ側で移送されている
かが検出されるの構成である。
【0018】前記扱深検出装置10の深扱検出杆27a
が回動して、深スイッチがON状態のときは、移送中の
穀稈は深扱ぎで移送中であり、このときは、この深扱検
出杆27aが回動せず、該深スイッチがOFF状態にな
るように、操作装置19に内装した制御装置19bによ
り、扱深調節移送装置7の扱深モータ7cが正回転駆動
され、回動メタル7aを回動中心として、扱深調節移送
チエン7bが浅扱ぎ側へ回動制御される構成である。
又、該扱深検出装置10の浅扱検出杆27bが回動せ
ず、浅スイッチがOFFのときは、移送中の穀稈は浅扱
ぎで移送中であり、このときは、この浅扱検出杆27b
が回動して、該浅スイッチがON状態になるように、該
制御装置19bにより、該扱深調節移送装置7の該扱深
モータ7cが逆回転駆動され、該回動メタル7aを回動
中心として、該扱深調節移送チエン7bが深扱ぎ側へ回
動制御される構成である。
【0019】通常は前記扱深検出装置10の深扱検出杆
27aが回動せず、深スイッチがOFF状態であり、
又、浅扱検出杆27bが回動して、浅スイッチがON状
態であり、これらの状態のときは、穀稈は標準状態の扱
ぎ深さで脱穀機9内へ供給されている状態であり、常に
この状態で供給されるべく制御装置19bにより、自動
制御する構成である。
【0020】前記扱深検出装置10は、図1で示す如く
穂先案内カバー26の平面視右側端部に設けた逆L字形
状の支持板28の前端部に逆L字形状の支持パイプ29
を設け、この支持パイプ29には、保持板29aを設
け、この保持板29aには、略L字形状の取付板30を
設け、この取付板30の長孔30a部には、深・浅扱検
出稈27a,27bを装着する受板31に設けた支持ピ
ン32を挿入して、この受板31は左右に移動自在であ
るが、所定位置に装着して設けた構成である。該受板3
1の裏側面には、該深・浅扱検出杆27a,27bの回
動により、ON−OFFする深・浅スイッチ(図示せ
ず)を設け、移送される穀稈の深・浅扱ぎを検出する構
成である。又、該受板31の裏側面にはこの受板31の
回動を防止する回動防止ピン31aを複数個固着した構
成である。
【0021】脱穀する穀稈に稈長の異なる短稈の穀稈が
多く混入している穀稈を脱穀するときは、前記扱深検出
装置10を所定位置へ装着した状態のままであると、こ
の多く混入した短稈の穀稈は脱穀されず扱ぎ残しになる
ことが多く、このときには、該扱深検出装置10を所定
位置深扱ぎ側へ移動調節する。又、特別に長稈である穀
稈を脱穀するときには、該扱深検出装置10を所定位置
浅扱ぎ側へ移動調節することがある。このために、図1
で示す如く該扱深検出装置10を移動調節する調節装置
11を設けた構成である。
【0022】前記調節装置11は、図1で示す如く走行
装置14の走行車速を設定する操作装置19に設けた主
変速レバー36の左側近傍で刈取機3の支持板28の前
端部に設けた取付板33には,該調節装置11の調節レ
バー15を回動自在に取付ピン15aで装着した構成で
ある。この調節レバー15は支持パイプ29の上側に設
けた調節板34の調節溝34a部へ挿入して回動自在な
構成である。又、この調節レバー15の上下方向略中央
部には、連結杆35の一方側の端部を装着し、この連結
杆35の他方側の端部は、受板31に設けた支持ピン3
2の軸端部に装着した構成である。
【0023】前記調節装置11の調節レバー15を刈取
機3の右側の内側(A)方向へ回動操作すると、この調
節レバー15の先端部(イ)は該刈取機3外側端部
(ロ)より、所定距離(L)外側に位置する構成であ
る。又、該調節レバー15を内側(A)方向への回動操
作により、この回動操作に連動して、扱深検出装置10
は内側(A)方向へ移動する構成であり、移送されて脱
穀機9へ供給される穀稈は深扱ぎ側になる構成である。
この回動操作を行うのは、短稈の穀稈が多量に混入した
穀稈を脱穀したときに、扱ぎ残り粒の発生を防止するた
めに、該調節レバー15を回動操作して、該扱深検出装
置10を深扱ぎ側へ移動させる構成である。
【0024】前記調節装置11の調節レバー15を刈取
機3の左側の外側(B)方向へ回動操作により、この回
動操作に連動して、扱深検出装置10は外側(B)方向
へ移動する構成であり、移送されて脱穀機9へ供給され
る穀稈は浅扱ぎ側になる。この回動操作を行うのは、特
別な長稈の穀稈を脱穀したときに、多量の藁屑の発生を
防止するために、該調節レバー15を回動操作して、該
扱深検出装置10を浅扱ぎ側へ移動させる構成である。
【0025】前記調節装置11の調節レバー15は、図
1で示す如く走行装置14の主変速レバー36の近傍に
設け、又、内側へ倒し操作により、この調節レバー15
は刈取機3の外側面へ突出することにより、操作頻度の
多い該主変速レバー36の近傍であり、操縦席19aか
ら操作が容易に行える構成である。又、該調節レバー1
5の回動操作の倒し操作に連動して扱深検出装置10も
同じ方向へ移動することにより、操作が簡単であり、更
にこの扱深検出装置10の移動が明確である。
【0026】前記扱深検出装置10の深・浅扱検出杆2
7a,27bは、図1で示す如く左側(刈取機3の外
側)へ向けて下り傾斜して設けた穂先案内カバー26の
この傾斜と略同じ傾斜で、略平行(M)状態に移動すべ
く、取付板30の長孔30aを略同じ傾斜して設けた構
成である。この扱深検出装置10のこの深・浅扱検出杆
27a,27bを移動させたときは、該穂先案内カバー
26の傾斜に略平行状態に移動する構成であり、この穂
先案内カバー26の上側面と、該深・浅扱検出杆27
a,27bの下端部との隙間は常に略一定隙間に保持さ
せた構成である。
【0027】これにより、前記扱深検出装置10を移動
させても、深・浅扱検出稈27a,27bの下端部と穂
先案内カバー26上側面との隙間が一定であることによ
り、移送中の穀稈を精度よく確実に検出することができ
る。前記走行車台2上側の右側には、図5〜図8で示す
如く平面視L字形状の操作装置19を設け、この操作装
置19の前部側37aの後方部で、横部側37bの右側
には、操縦者が搭乗する操縦席19aを設け、この操縦
席19aの下側には、エンジン18を設けると共に、こ
の操作装置19の前部から横部に亘って穀稈を刈取る刈
取機3を設けたコンバイン38の構成である。
【0028】前記コンバイン38の刈取機3の上部で、
操作装置19の前側に位置する個所で、該刈取機3に設
けた取付板39には、所定長さの樹脂、ゴム、又は布等
よりなる防止シート40をボルト等で装着して設けた構
成であると共に、この防止用シート40の下側には、こ
の防止用シート40を一定の吊り下げ状態に保持するス
プリング40aを設けた構成である。又、該防止用シー
ト40は後方下部へ傾斜させて設け、該刈取機3を上昇
させて、高刈り作業のときには、この防止用シート40
は、図7で示す如く該操作装置19の前側面に接触状態
になる構成である。
【0029】収穫作業中に前記刈取機3から発生して、
操作装置19と刈取機3との間を上昇する塵埃と、エン
ジン18で発生した熱風が走行車台2の下側を通り、該
操作装置19と該刈取機3との間を上昇する熱風とを防
止用シート40で止めて、操縦席19aに搭乗して運転
操作する操縦者に、これらが掛ることを防止する構成で
ある。
【0030】これにより、塵埃、及び熱風が防止用シー
ト40によって上昇が防止されることにより、操縦者は
衛生的で快適な運転操作ができる。前記防止用シート4
0は、図8で示す如く、刈取機3に設けた取付板39
と、操作装置19の前部側37aの前側面に設けた取付
板39aとの両者に、中央部がたれ下がり状態にボルト
等によって装着した構成である。
【0031】これにより、前記操作装置19と刈取機3
との間の隙間が完全に塞がれることにより、より快適な
運転操作ができる。前記脱穀機9内には、図10で示す
如く穀粒、藁屑、及び塵埃等の供給を受けて揺動選別す
る揺動選別装置41を前後方向に設け、この揺動選別装
置41の左・右側板41a,41b間には、前部より順
次移送棚42a,チャフシード42b,ストローラック
42c,揺動選別棚42dを設け、該チャフシーブ42
bの下側には、グレンシーブ42eを設けた構成であ
る。このチャフシーブ42bは上・下支持軸43a,4
3b間に設け、該下支持軸43bは長孔43cへ挿入す
ると共に、連結板44aで支持した構成である。一方側
の端部の該上支持軸43aの軸端部には、調節杆44を
設け、この調節杆44の先端部には、シーブ用ワイヤー
45の一方側の端部を装着して設けた構成である。該調
節杆44を該シーブ用ワイヤー45を介して回動させる
と、該チャフシーブ42b,42b間の隙間Sが変更さ
れて、漏下量を調節できる構成である。44bは戻し用
のスプリングである。
【0032】前記シーブ用ワイヤー45の他方側の端部
は操作装置19に設けたシーブ調節レバー36aに接続
させた構成である。前記脱穀機9のフィードチエン12
と挟持杆13とで挟持され、この脱穀機9内を移送中に
脱穀された脱穀済みの排藁は、図9で示す如くこれらフ
ィードチエン12と挟持杆13との後側に設けた排藁チ
エン46と排藁挟持杆47とへ引継ぎされて、後方へ移
送される構成である。
【0033】前記排藁挟持杆47の下側面には、前・後
支持杆47a,47bを設け、これら前後支持杆47
a,47bは移送される排藁の移送量により、上下回動
自在な構成である。前記後支持杆47bの下端部は、支
持軸48に回動自在に軸支して設けたL字形状の連結板
48aの一方側の端部へ接続させた構成である。該連結
板48aの他方側の端部と、揺動選別装置41の調節杆
44とは、排藁ワイヤー49を設けて接続させた構成で
ある。
【0034】前記排藁チエン46と排藁挟持杆47との
間に挟持されて移送される排藁量により、この排藁挟持
杆47の前・後支持杆47a,47bが上下回動移動す
ることにより、排藁ワイヤー49、及び調節杆44を介
して、揺動選別装置41のチャフシーブ42b,42b
間の隙間(S)が変更されて、漏下量を調節する構成で
ある。
【0035】前記シーブ用ワイヤー45は、図9、及び
図10で示す如く前部へ向けて配索した構成であり、
又、排藁ワイヤー49は後部へ向けて配索した構成であ
る。互いに反対方向へ向けて配索して、狭いスペース内
に2本を配索した構成である。これにより、狭いスペー
ス内へ2本の各ワイヤー45、49を配索することがで
きる。
【0036】前記脱穀機9の揺動選別装置41の後端部
のストローラック42cの上部には、図10〜図12で
示す如く選別済み排藁、及び塵埃を吸引して機外へ排出
する排塵フアン50(横断流式)を設けた構成である。
前記排塵フアン50の後方部で、脱穀機9を形成する左
・右側壁板9b,9cの後端部の後板52には、該排塵
フアン50で吸引して機外へ排出する藁屑、及び塵埃等
を右側下部へ案内して排出する上排塵ガイド51、51
を左側上部から右側下部へ下り傾斜状態に、左右方向に
所定の間隔を有して設けた構成であると共に、揺動選別
装置41の後端部で左・右側板41a,41b間には、
この揺動選別装置41の後端部から機外へ排出する藁
屑、及び塵埃等を右側下部へ案内して排出する下排出ガ
イド53、53を左側上部から右側下部へ下り傾斜状態
に左右方向に連接状態に設けた構成である。
【0037】これにより、排出される藁屑、及び塵埃を
2段構成の前記各上・下排出ガイド51、53で案内し
て、例えば、切藁の下側へ排出させることにより、見え
なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 扱ぎ深さを調節する調節装置部の拡大側面
斜視図
【図2】 刈取機の拡大側面図
【図3】 刈取機の拡大平面図
【図4】 コンバインの全体側面図
【図5】 他の実施例を示す図で、防止用シート部の
側面図
【図6】 他の実施例を示す図で、防止用シート部の
平面図
【図7】 他の実施例を示す図で、刈取機上昇時の防
止用シート部の側面図
【図8】 他の実施例を示す図で、防止用シート部の
側面図
【図9】 他の実施例を示す図で、ワイヤー配索部の
拡大側面図
【図10】 他の実施例を示す図で、揺動選別装置部の
一部破断した拡大側面図
【図11】 他の実施例を示す図で、上・下排出ガイド
部の拡大背面図
【図12】 他の実施例を示す図で、上・下排出ガイド
部の拡大側面図
【符号の説明】
3 刈取機 7 扱深調節装置 9 脱穀機 10 扱深検出装置 11 調節装置 14 走行装置 15 調節レバー 19 操作装置 26 穂先カバー 36 主変速レバー イ 先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 利彦 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 奥本 康治 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 井原 靖 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B076 AA03 BA07 CD03 2B084 AA01 AC05 BH14 BH20 CC03 CE03 DH01 DH11 DJ03 DP03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置14の前側の刈取機3で刈取っ
    た刈取り穀稈を脱穀機9へ供給して脱穀する該刈取り穀
    稈の扱ぎ深さを検出する扱深検出装置10と、該扱深検
    出装置10の装着位置を調節する調節装置11と、扱ぎ
    深さを調節する扱深調節移送装置7等を設けたコンバイ
    ンにおいて、該調節装置11の調節レバー15の位置を
    該走行装置14の走行車速を設定する該刈取機3右側の
    操作装置19に設けた主変速レバー36の左側近傍で該
    刈取機3部に位置させて設けたことを特徴とするコンバ
    インの穀稈供給装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の構成において、該調節装置1
    1の調節レバー15を標準位置から一方側の外側へ移動
    操作したときには、該調節レバー15の先端部(イ)は
    該刈取機3の外側へ突出すべく設けたことを特徴とする
    コンバインの穀稈供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の構成において、該調節装置1
    1の調節レバー15を標準位置から外側へ移動操作した
    ときは、この操作に連動して該扱深検出装置10は外側
    へ移動し、又、該調節レバー15を標準位置から内側へ
    移動操作したときは、この操作に連動して該扱深検出装
    置10は内側へ移動すべく設けたことを特徴とするコン
    バインの穀稈供給装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の構成において、該扱深検出装
    置10の移動は該刈取り穀稈の穂先側を案内する傾斜状
    態に設けた穂先案内カバー26の傾斜に対して略平行状
    態に移動すべく設けたことを特徴とするコンバインの穀
    稈供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009254319A (ja) * 2008-04-21 2009-11-05 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd コンバインの前処理部構造

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