JPH07322662A - 電気特性調整装置 - Google Patents

電気特性調整装置

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JPH07322662A
JPH07322662A JP6110822A JP11082294A JPH07322662A JP H07322662 A JPH07322662 A JP H07322662A JP 6110822 A JP6110822 A JP 6110822A JP 11082294 A JP11082294 A JP 11082294A JP H07322662 A JPH07322662 A JP H07322662A
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JP
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motor
characteristic signal
screw
electric characteristic
pulse
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Withdrawn
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JP6110822A
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English (en)
Inventor
Shinko Yamauchi
真弘 山内
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 制御手段25で用いるソフトの負担を軽くす
ることができ、電気特性信号LX が複雑に変動している
場合においてもピーク値LP またはディップ値LD を簡
単に求めることができ、正確、かつ自動的に電気特性を
調整することができる電気特性調整装置を提供するこ
と。 【構成】 ねじ13を回転させるドライバビット14
と、ドライバビット14を回転させるエンコーダ22付
きDCモータ21と、DCモータ21を駆動する駆動回
路23と、エンコーダ22からのパルス数PX を読み取
るカウント手段26と、パルス数PX と電気特性信号L
X とを対比させて記憶する記憶手段24と、所望の電気
特性信号LP 、LD を演算し、DCモータ21を所望の
電気特性信号LP 、LD に対応するパルス数PP 、PD
の位置まで駆動するための制御手段25とを備えている
電気特性調整装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気特性調整装置に関
し、より詳細には例えばラジオ、CDプレーヤ、テープ
レコーダ等の電気回路に搭載された可変抵抗、可変容量
の摺動子を回転させて所定のボリューム等に調整した
り、あるいはテープレコーダ等の磁気ヘッド角度(アジ
マス角)を最適な角度に調整する際に用いられる電気特
性調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ラジオ、CDプレーヤ、テープレコーダ
等のオーディオ機器は電気回路にばらつきがあるため、
電気特性を調整する必要がある。例えばボリュームの場
合、音声帯域に復調された電気特性信号を測定しつつ前
記電気回路に搭載された可変抵抗、可変容量等の摺動子
を回転させ、前記電気特性信号が最大値(以下、ピーク
値と記す)、最小値(以下、ディップ値と記す)あるい
は任意レベルになるように調整している。またアジマス
角の場合、録音及び再生用磁気ヘッド角度を変える摺動
子を回転させ、アジマス損失が少なくなるように調整し
ている。
【0003】図6はボリュームを調整する際に用いられ
る従来のこの種電気特性調整装置を概略的に示したブロ
ック図であり、図中11はプリント基板を示している。
プリント基板11における電気回路(図示せず)上の所
定箇所には可変抵抗12が搭載され、可変抵抗12には
ねじ形状の摺動子(以下、ねじと記す)13が螺合され
ており、ねじ13の回転位置により可変抵抗12の抵抗
値が変えられるようになっている。ねじ13上方にはド
ライバビット14が配設され、ドライバビット14下端
部はねじ13上部に形成されたねじ溝13a内に挿入さ
れている。またドライバビット14上部はDCモータ4
1に連結されており、DCモータ41が回動すると、ド
ライバビット14を介してねじ13が時計方向(CW)
または反時計方向(CCW)に回転するようになってい
る。またDCモータ41には駆動回路42が接続され、
駆動回路42には記憶手段44を含んで構成された制御
手段43が接続されている。一方、プリント基板11に
おける前記電気回路の一端はA/D変換器45に接続さ
れ、A/D変換器45は制御手段43に接続されてお
り、前記電気回路から出力されたアナログ電気特性信号
がA/D変換器45によりデジタル電気特性信号に変換
されて制御手段43に入力され、記憶手段44に記憶さ
れるようになっている。また記憶手段44には調整アイ
テムごとの調整プログラムが用意・保存されており、こ
れら制御手段43、DCモータ41、ドライバビット1
4等を含んで電気特性調整装置が構成されている。
【0004】図7は従来の電気特性調整装置を用い、ね
じの回転位置をピーク値に調整する方法を説明するため
に示した曲線図であり、ねじの回転位置K1 〜K7 はサ
ーチ範囲を示している。この場合、ねじの回転位置K1
における電気特性信号L1 が測定されると、この電気特
性信号L1 は仮のピーク値として記憶手段44に記憶さ
れる。次に駆動回路42を動作させてDCモータ41に
電流を所定時間通流すると、ねじ13は回転位置K2
で回転する。すると、このときの電気特性信号L2 が仮
のピーク値L1 より大きいと制御手段43により判断さ
れ、電気特性信号L2 が仮のピーク値として記憶手段4
4に更新・記憶される。電気特性信号L3 、L4 、…に
ついても同様に比較判断が繰り返され、電気特性信号L
5 が仮のピーク値として記憶手段44に更新・記憶され
る。次にねじ13が回転位置K6まで回転させられる
と、電気特性信号L6 が仮のピーク値L5 より小さいと
判断され、電気特性信号L5 はそのまま仮のピーク値と
して保存される。さらにこの方法が繰り返され、例えば
仮のピーク値L5 に関して95%レベルの電気特性信号
7 に至るまで上記減少傾向が続くと、電気特性信号L
5 近傍に真のピーク値LP があると判断される。次に駆
動回路42を動作させてDCモータ41に逆方向の電流
を前記駆動時間に比べて短時間通流し、ねじ13を回転
位置K8 〜K12へ比較的小刻みに(分解能よく)逆転さ
せてゆく。そして電気特性信号L8 〜L12が順次比較さ
れ、電気特性信号L11より小さくなったと判断される電
気特性信号L12になったとき、電気特性信号L11をピー
ク値LP とみなしてDCモータ41の駆動を停止し、調
整を終了する。
【0005】また図示しないが、ねじ13の回転位置を
ディップ値に調整する場合、前記調整プログラムにおけ
るピーク値LP がディップ値LD に、仮のピーク値が仮
のディップ値に、大きいか/小さいかの比較判断が小さ
いか/大きいかの比較判断に、減少傾向が増加傾向にそ
れぞれ変更されたものを実行することにより調整され
る。
【0006】またねじ13の回転位置を所望の電気特性
信号レベルLN に調整する場合、前記調整プログラムに
おけるピーク値LP の代わりに電気特性信号レベルLN
を設定入力し、DCモータ41を駆動する。すると前記
電気回路から出力される電気特性信号L1 、L2 、…と
設定した電気特性信号レベルLN とが順次比較され、前
記電気回路から出力される電気特性信号が電気特性信号
レベルLN になったと判断されたとき、DCモータ41
の駆動が停止され、ねじ13の回転位置が調整される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した電気特性調整
装置においては、調整アイテムごとに調整プログラムが
必要となり、ソフトの負担がきわめて大きいという課題
があった。またDCモータ41を駆動してサーチ範囲内
にピーク値LP またはディップ値LD があることを確認
した後、さらにDCモータ41を反転駆動してピーク値
P またはディップ値LD になるねじ13の回転位置を
探してゆく操作を必要としており、調整に手間がかかる
という課題があった。また図3に示したように電気回路
によっては電気特性信号レベルが複雑に変動しており、
この場合には極大値や極小値が多いため、ピーク値LP
またはディップ値LD を判別するのが難しく、調整を過
ったり、調整に一層の時間を要するという課題があっ
た。また電気特性信号L11をピーク値LP とみなしてお
り、電気特性信号L11と真のピーク値LP とが合致しな
い場合があり、調整精度が劣るという課題があった。ま
たねじ13の機械的精度のばらつきによりDCモータ4
1の回転トルクが変動し易く、電気特性信号に関する回
転位置の分解能が低く、調整精度もあまりよくないとい
う課題があった。
【0008】本発明はこのような課題に鑑みなされたも
のであり、記憶手段に保存する調整プログラムの種類を
少なくしてソフトの負担を軽くすることができ、電気特
性信号が複雑に変動している場合においてもピーク値L
P またはディップ値LD を簡単に確認することができ、
ねじを所定の位置に回転させて正確、かつ自動的に電気
特性信号を調整することができる電気特性調整装置を提
供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る電気特性調整装置は、ねじを押し付け回
転させるドライバビットと、該ドライバビットを回転さ
せるエンコーダ付きDCモータと、該DCモータを駆動
する駆動回路と、前記DCモータの回転に伴い前記エン
コーダから出力されるパルス数を読み取るカウント手段
と、前記パルス数と前記ねじの回転に伴い出力された前
記各パルスごとの電気特性信号とを対比させて記憶する
記憶手段と、該記憶手段に保存された前記電気特性信号
の中から所望の電気特性信号を演算・決定し、前記駆動
回路から前記DCモータへ流す電流値を制御して前記D
Cモータを前記所望の電気特性信号に対応するパルス数
の位置まで駆動するための制御手段とを備えていること
を特徴としている(1)。
【0010】また本発明に係る電気特性調整装置は、ね
じを押し付け回転させるドライバビットと、該ドライバ
ビットを回転させるパルスモータと、該パルスモータを
駆動する駆動回路と、前記パルスモータを駆動する入力
パルス数を読み取るカウント手段と、前記入力パルス数
と前記ねじの回転に伴い出力された前記各入力パルスご
との電気特性信号とを対比させて記憶する記憶手段と、
該記憶手段に保存された前記電気特性信号の中から所望
の電気特性信号を演算・決定し、前記駆動回路から出力
するパルス数を制御して前記パルスモータを前記所望の
電気特性信号に対応する位置まで駆動するための制御手
段とを備えていることを特徴としている(2)。
【0011】
【作用】上記構成の電気特性調整装置(1)によれば、
ねじを押し付け回転させるドライバビットと、該ドライ
バビットを回転させるエンコーダ付きDCモータと、該
DCモータを駆動する駆動回路と、前記DCモータの回
転に伴い前記エンコーダから出力されるパルス数を読み
取るカウント手段と、前記パルス数と前記ねじの回転に
伴い出力された前記各パルスごとの電気特性信号とを対
比させて記憶する記憶手段と、該記憶手段に保存された
前記電気特性信号の中から所望の電気特性信号を演算・
決定し、前記駆動回路から前記DCモータへ流す電流値
を制御して前記DCモータを前記所望の電気特性信号に
対応するパルス数の位置まで駆動するための制御手段と
を備えているので、前記電気特性信号が複雑に変動して
いる場合においても、前記エンコーダからの出力によ
り、前記電気特性信号の中からピーク値またはディップ
値等の所望の電気特性信号を簡単に求め得ることとな
り、また前記記憶手段に用意・保存する演算制御プログ
ラムを汎用的なものにし得ることとなり、ソフトの負担
を軽減し得ることとなる。また前記電気特性信号に対応
する前記パルス数により、前記ねじにおける初期位置か
らの相対的な回転位置を正確に求め得ることとなる。こ
のため、前記ねじを初期位置から終端位置までの広い範
囲にわたって一旦回転させた後、前記ピーク値または前
記ディップ値等の所望の電気特性信号を示す回転位置ま
で一気に回転させ得ることとなり、自動的かつ正確に前
記電気特性を調整し得ることとなる。
【0012】また電気特性調整装置(2)によれば、ね
じを押し付け回転させるドライバビットと、該ドライバ
ビットを回転させるパルスモータと、該パルスモータを
駆動する駆動回路と、前記パルスモータを駆動する入力
パルス数を読み取るカウント手段と、前記入力パルス数
と前記ねじの回転に伴い出力された前記各入力パルスご
との電気特性信号とを対比させて記憶する記憶手段と、
該記憶手段に保存された前記電気特性信号の中から所望
の電気特性信号を演算・決定し、前記駆動回路から出力
するパルス数を制御して前記パルスモータを前記所望の
電気特性信号に対応する位置まで駆動するための制御手
段とを備えているので、上記電気特性調整装置(1)の
ものと同様の作用が得られるとともに、分解能に優れた
前記パルスモータを用いているため、上記電気特性調整
装置(1)のものに比べてより一層精度よく電気特性を
調整し得ることとなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る電気特性調整装置の実施
例を図面に基づいて説明する。なお、従来例と同一機能
を有する構成部品には同一の符号を付すこととする。図
1は本発明に係る電気特性調整装置の実施例(1)を概
略的に示したブロック図であり、図中11はプリント基
板を示している。プリント基板11における電気回路
(図示せず)上の所定箇所には可変抵抗12が搭載さ
れ、可変抵抗12にはねじ13が螺合されており、ねじ
13の回転位置により可変抵抗12の抵抗値が変えられ
るようになっている。ねじ13上方にはドライバビット
14が配設され、ドライバビット14下端部はねじ13
上部に形成されたねじ溝13a内に挿入されている。ま
たドライバビット14上部はDCモータ21に連結され
ており、DCモータ21が回動すると、ドライバビット
14を介してねじ13が時計方向(CW)または反時計
方向(CCW)に回転するようになっている。またDC
モータ21にはDCモータ21を駆動する駆動回路23
が接続され、駆動回路23には記憶手段24を含んで構
成された制御手段25が接続されている。またDCモー
タ21にはエンコーダ22が直結されており、エンコー
ダ22はカウント手段26に接続され、カウント手段2
6は制御手段25に接続されている。そしてDCモータ
21の回動に伴い、エンコーダ22からパルスが出力さ
れ、このパルス数PX がカウント手段26に読み取られ
るようになっている。一方、プリント基板11における
前記電気回路の一端はA/D変換器27に接続され、A
/D変換器27はGPIB、RS232C等のインタフ
ェース25aを介して制御手段25に接続されており、
前記電気回路から出力されたアナログ電気特性信号がA
/D変換器27によりデジタル電気特性信号(以下、単
に電気特性信号と記す)LX に変換され、制御手段25
に入力されるようになっている。そしてカウント手段2
6に読み取られたパルス数PX と、ねじ13の回転に伴
い出力されたパルス数PX ごとの電気特性信号LX とが
制御手段25により対比され、この一対ずつの情報が記
憶手段24に記憶されるようになっている。また記憶手
段24には演算制御プログラムが保存されており、これ
ら制御手段25、DCモータ21、エンコーダ22、ド
ライバビット14等を含んで電気特性調整装置20が構
成されている。
【0014】図2は実施例(1)に係る装置を用い、図
3に示した電気特性を有する電気回路のねじを回転さ
せ、ピーク値またはディップ値に調整する方法を概略的
に示したフローチャートである。まず、ねじ13を初期
位置にセット(図3)した後、調整を開始し、制御手段
25により駆動回路23を動作させ、DCモータ21を
回転させると、ドライバビット14を介してねじ13が
回転する(S1)。するとDCモータ21の回転に伴
い、エンコーダ22からパルス信号が順次出力され、こ
のパルス数PX がカウント手段26により読み取られ、
制御手段25に入力される(S2)。同時にねじ13の
回転に伴って電気特性信号LX が順次出力され、これが
A/D変換器27、インタフェース25aを介して制御
手段25に入力される(S3)。そしてパルス数PX
電気特性信号LX とが制御手段25において照合され、
1組のデータとして記憶手段24に順次記憶される(S
4)。次に汎用的な演算プログラムを用い、制御手段2
5により電気特性信号LX の中から極大値、極小値が演
算され、さらにこれらの中から最大値または最小値が演
算される(S5)。次にDCモータ21の回転トルクが
トルクオーバ値を超えたか否か(ねじ13の終端部まで
回転したか否か)が駆動回路23に作用する電圧値に基
づいて制御手段25により判断され(S6)、超えてい
ないと判断された場合、S2に戻り、S6まで繰り返さ
れる。一方、超えていると判断された場合、制御手段2
5により駆動回路23が作動され、DCモータ21が反
転駆動され(S7)、DCモータ21の反転駆動に伴う
パルス数がカウント手段26により読み取られ、このパ
ルス数が制御手段25によりPX から減算されてゆく
(S8)。次にPX =PL か、またはPX =PD か否か
が制御手段25により判断され(S9)、NOの場合、
S7に戻り、S9までの処理が繰り返される。そしてP
X =PL またはPX =PD であると判断されたとき、制
御手段25により駆動回路23が作動されてDCモータ
21が停止し(S10)、調整が終了する。
【0015】またねじ13の回転位置を所望の電気特性
信号レベルLN に調整する場合、前記演算制御プログラ
ムにおけるピーク値LP またはディップ値LD の代わり
に電気特性信号レベルLN を設定入力し、DCモータ2
1を駆動する。するとねじ13の回転に伴い出力される
電気特性信号LX と設定した電気特性信号レベルLN
が順次比較され、出力される電気特性信号LX が所望の
電気特性信号レベルLN になったと判断されたとき、D
Cモータ21が停止され、調整が終了する。
【0016】上記説明から明らかなように、実施例
(1)に係る電気特性調整装置20では、電気特性信号
X が複雑に変動している場合においても、エンコーダ
22からの出力により電気特性信号LX の中からピーク
値LP またはディップ値LD 等の所望の電気特性信号を
簡単に求めることができる。また記憶手段24に用意・
保存する演算処理プログラムを汎用的なものにすること
ができ、ソフトの負担を軽減することができる。また電
気特性信号LX に対応するパルス数PX によりねじ13
における初期位置からの相対的な回転位置を正確に求め
ることができる。このため、ねじ13を初期位置から終
端位置までの広い範囲にわたって一旦回転させた後、ピ
ーク値LP またはディップ値LD 等の所望の電気特性信
号を示す回転位置まで一気に回転させることができ、自
動的かつ正確に電気特性信号を調整することができる。
【0017】図4は本発明に係る電気特性調整装置の実
施例(2)を概略的に示したブロック図であり、図中1
4はドライバビットを示している。ドライバビット14
上部はパルスモータ31に連結され、パルスモータ31
はこれを駆動する内部駆動回路(図示せず)を含んで構
成されており、パルスモータ31が回動すると、ドライ
バビット14を介してねじ13が時計方向(CW)また
は反時計方向(CCW)に回転するようになっている。
またパルスモータ31には外部駆動回路33が接続さ
れ、外部駆動回路33には記憶手段34を含んで構成さ
れた制御手段35が接続されている。また駆動回路33
にはカウント手段36が接続され、カウント手段36は
制御手段35に接続されており、パルスモータ31を駆
動するパルス信号がパルスモータ31と同時にカウント
手段36にも入力されてパルス数PX が読み取られるよ
うになっている。その他は図1に示した電気特性調整装
置20と同様に構成されているため、ここではその詳細
な説明を省略する。これら制御手段35、パルスモータ
31、ドライバビット14等を含んで電気特性調整装置
30が構成されている。
【0018】図5は実施例(2)に係る装置を用い、図
3に示した電気特性を有する電気回路のねじを回転さ
せ、ピーク値またはディップ値に調整する方法を概略的
に示したフローチャートである。まずねじ13を初期位
置にセット(図3)した後、調整を開始し、制御手段3
5により駆動回路33を動作させて所定のパルス信号を
発生させ、パルスモータ31を回転させると、ドライバ
ビット14を介してねじ13が回転する(S1)。また
駆動回路33から前記パルス信号が順次出力され、駆動
回路33からカウント手段36に入力され、このパルス
数PX がカウント手段36により読み取られ、制御手段
35に入力される(S2)。同時にねじ13の回転に伴
って電気特性信号LX が出力され、これが制御手段35
に入力される(S3)。そしてパルス数PX と電気特性
信号LX とが制御手段35において照合され、1組のデ
ータとして記憶手段34に順次記憶される(S4)。次
に汎用的な演算プログラムを用い、制御手段35により
電気特性信号LX の中から極大値、極小値が演算され、
さらにこれらの中から最大値または最小値が演算される
(S5)。次にパルスモータ31の回転トルクがトルク
オーバ値を超えたか否かが駆動回路33に作用する電圧
値に基づいて制御手段35により判断され(S6)、超
えていないと判断された場合、S2に戻り、S6まで繰
り返される。一方、超えていると判断された場合、制御
手段35により駆動回路33が作動され、パルスモータ
31が反転駆動され(S7)、このときの反転パルス数
がカウント手段36により読み取られ、このパルス数が
制御手段35によりPX から減算されてゆく(S8)。
次にPX =PL か、またはPX =PD か否かが制御手段
35により判断され(S9)、NOの場合、S7に戻
り、S9までの処理が繰り返される。そしてPX =PL
またはPX =PD であると判断されたとき、制御手段3
5により駆動回路33が作動されてパルスモータ31が
停止し(S10)、調整が終了する。
【0019】またねじ13の回転位置を所望の電気特性
信号レベルLN に調整する場合、実施例(1)の方法に
おけるDCモータ21をパルスモータ31に読み替え実
行して調整を行う。
【0020】上記説明から明らかなように、実施例
(2)に係る電気特性調整装置30では、実施例(1)
のものと同様の効果を得ることができるとともに、分解
能に優れたパルスモータ31を用いているため、実施例
(1)のものに比べてより一層精度よく電気特性を調整
することができる。
【0021】なお、上記実施例ではいずれも可変抵抗の
調整の場合について説明したが、ねじの回転により行わ
れる電気回路上の可変容量、CDプレーヤ等の磁気ヘッ
ドのアジマス角調整に用いてもよい。
【0022】また、上記実施例ではオーディオ機器の場
合について説明したが、TV等他の電子機器の場合にも
適用可能である。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る電気特
性調整装置(1)にあっては、ねじを押し付け回転させ
るドライバビットと、該ドライバビットを回転させるエ
ンコーダ付きDCモータと、該DCモータを駆動する駆
動回路と、前記DCモータの回転に伴い前記エンコーダ
から出力されるパルス数を読み取るカウント手段と、前
記パルス数と前記ねじの回転に伴い出力された前記各パ
ルスごとの電気特性信号とを対比させて記憶する記憶手
段と、該記憶手段に保存された前記電気特性信号の中か
ら所望の電気特性信号を演算・決定し、前記駆動回路か
ら前記DCモータへ流す電流値を制御して前記DCモー
タを前記所望の電気特性信号に対応するパルス数の位置
まで駆動するための制御手段とを備えているので、前記
電気特性信号が複雑に変動している場合においても、前
記エンコーダからの出力により、前記電気特性信号の中
からピーク値またはディップ値等の所望の電気特性信号
を簡単に求めることができ、また前記記憶手段に用意・
保存する演算制御プログラムを汎用的なものにすること
ができ、ソフトの負担を軽減することができる。また前
記電気特性信号に対応する前記パルス数により、前記ね
じにおける初期位置からの相対的な回転位置を正確に求
めることができる。このため、前記ねじを初期位置から
終端位置までの広い範囲にわたって一旦回転させた後、
前記ピーク値または前記ディップ値等の所望の電気特性
信号を示す回転位置まで一気に回転させることができ、
自動的かつ正確に前記電気特性信号を調整することがで
きる。
【0024】また本発明に係る電気特性調整装置(2)
にあっては、ねじを押し付け回転させるドライバビット
と、該ドライバビットを回転させるパルスモータと、該
パルスモータを駆動する駆動回路と、前記パルスモータ
を駆動する入力パルス数を読み取るカウント手段と、前
記入力パルス数と前記ねじの回転に伴い出力された前記
各入力パルスごとの電気特性信号とを対比させて記憶す
る記憶手段と、該記憶手段に保存された前記電気特性信
号の中から所望の電気特性信号を演算・決定し、前記駆
動回路から出力するパルス数を制御して前記パルスモー
タを前記所望の電気特性信号に対応する位置まで駆動す
るための制御手段とを備えているので、上記電気特性調
整装置(1)のものと同様の効果を得ることができると
ともに、分解能に優れた前記パルスモータを用いている
ため、電気特性調整装置(1)のものに比べてより一層
精度よく電気特性を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気特性調整装置の実施例(1)
を概略的に示したブロック図である。
【図2】実施例(1)に係る装置を用い、ピーク値、デ
ィップ値等の電気特性を調整する方法を概略的に示した
フローチャートである。
【図3】電気特性信号が複雑に変動している場合におけ
る電気特性信号とねじの回転位置との関係を模式的に示
した曲線図である。
【図4】実施例(2)に係る電気特性調整装置(2)を
概略的に示したブロック図である。
【図5】実施例(2)に係る装置を用い、ピーク値、デ
ィップ値等の電気特性を調整する方法を概略的に示した
フローチャートである。
【図6】ボリュームを調整する際に用いられる従来の電
気特性調整装置を概略的に示したブロック図である。
【図7】従来の電気特性調整装置を用い、ねじの回転位
置をピーク値に調整する方法を説明するために示した曲
線図である。
【符号の説明】
13 ねじ 14 ドライバビット 21 DCモータ 22 エンコーダ 23 駆動回路 24 記憶手段 25 制御手段 26 カウント手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02P 5/17 J 8/00 H03G 3/20 A 3/30 B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじを押し付け回転させるドライバビッ
    トと、該ドライバビットを回転させるエンコーダ付きD
    Cモータと、該DCモータを駆動する駆動回路と、前記
    DCモータの回転に伴い前記エンコーダから出力される
    パルス数を読み取るカウント手段と、前記パルス数と前
    記ねじの回転に伴い出力された前記各パルスごとの電気
    特性信号とを対比させて記憶する記憶手段と、該記憶手
    段に保存された前記電気特性信号の中から所望の電気特
    性信号を演算・決定し、前記駆動回路から前記DCモー
    タへ流す電流値を制御して前記DCモータを前記所望の
    電気特性信号に対応するパルス数の位置まで駆動するた
    めの制御手段とを備えていることを特徴とする電気特性
    調整装置。
  2. 【請求項2】 ねじを押し付け回転させるドライバビッ
    トと、該ドライバビットを回転させるパルスモータと、
    該パルスモータを駆動する駆動回路と、前記パルスモー
    タを駆動する入力パルス数を読み取るカウント手段と、
    前記入力パルス数と前記ねじの回転に伴い出力された前
    記各入力パルスごとの電気特性信号とを対比させて記憶
    する記憶手段と、該記憶手段に保存された前記電気特性
    信号の中から所望の電気特性信号を演算・決定し、前記
    駆動回路から出力するパルス数を制御して前記パルスモ
    ータを前記所望の電気特性信号に対応する位置まで駆動
    するための制御手段とを備えていることを特徴とする電
    気特性調整装置。
JP6110822A 1994-05-25 1994-05-25 電気特性調整装置 Withdrawn JPH07322662A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013196135A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Yokogawa Electric Corp データ収集モジュールおよびプログラマブルコントローラ
JP2015078870A (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 横河電機株式会社 データ収集モジュール

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JP2013196135A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Yokogawa Electric Corp データ収集モジュールおよびプログラマブルコントローラ
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