JPH07322360A - スクランブル/デスクランブル装置 - Google Patents

スクランブル/デスクランブル装置

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JPH07322360A
JPH07322360A JP7050901A JP5090195A JPH07322360A JP H07322360 A JPH07322360 A JP H07322360A JP 7050901 A JP7050901 A JP 7050901A JP 5090195 A JP5090195 A JP 5090195A JP H07322360 A JPH07322360 A JP H07322360A
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Yasuhisa Oshima
靖久 大嶋
Yasuhiro Shibuya
泰弘 渋谷
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Tamura Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基地局及び移動局間で伝送されるバースト信
号に対するスクランブル処理及びデスクランブル処理を
行う場合に各局のCPUの負荷を軽減する。 【構成】 バースト信号送信時にはこのバーストが制御
用スロットを介するバーストか或いは通信用スロットを
介するバーストかを識別して第1,第2のパターンデー
タのうち対応のパターンを選択回路302から取り出し
送信バーストにスクランブルをかける。また、バースト
受信時には受信バースト中に含まれるユニークワードU
Wのビット数及び種別信号CIに基づき何れかのパター
ンを取り出し受信バースト信号のスクランブルを解除す
る。この結果、各局のCPUはバーストの送受信毎にパ
ターンデータの選択切り替え等を行う必要が無く、従っ
てCPUの負荷を大幅に軽減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各々が制御用物理スロ
ット及び通信用物理スロットからなる各タイムスロット
を介して伝送されるバースト信号に対しスクランブル及
びデスクランブルの各処理を行うスクランブル/デスク
ランブル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のスクランブル/デスクランブル
装置が適用される電話システムは、PSと呼称される移
動局及びCSと呼称される基地局間の通信にはデジタル
方式を採用し、音声等のアナログ信号はAD変換及びD
A変換が行われてデジタル信号として無線通信されてい
る。図3はこのような電話システムの構成を示し、加入
者回線Lを介して基地局1が接続され、基地局1と4台
の移動局21 〜24 が無線接続されている。
【0003】ところで、無線周波数帯域としては1.9
GHzの帯域が用いられ、キャリア周波数の間隔は、3
00KHzとなっている。そして1つの周波数帯を介し
て1台の基地局と4台の移動局との間で通信が行え、こ
の場合この周波数は図4に示すように、5msec間に
8つのタイムスロット〜に時分割され、はじめの4
つのタイムスロット〜で基地局1は各移動局に対し
データを送信すると共に、残りの4つのタイムスロット
〜で各移動局からのデータを受信するようにしてい
る。このようなTDMA(time division
multiple access)処理により同一周
波数を4台の移動局で使用できることから、電波を有効
に活用することができる。
【0004】ここで基地局と各移動局との間に通信され
るバースト信号のフォーマットの一例としては、図5に
示すようなフォーマットとなっており、各タイムスロッ
ト当たり240ビットが割り当てられ(1ビット=5/
8×240=2.6μsec)、このうちデータビット
は224ビットとなっている。そしてこうした基地局と
各移動局間に通信されるバースト信号には、データの秘
匿を目的としてバースト信号に対しスクランブルをかけ
て伝送することが一般に行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなバースト信
号の送信時におけるスクランブル処理及びバースト信号
の受信時におけるスクランブルの解除処理(デスクラン
ブル処理)を行う場合、図5(a)に示す制御用物理ス
ロットと、図5(b)に示す通信用物理スロットとで
は、バースト信号にかけるスクランブルパターンが規格
上それぞれ異なったパターンであるため、各局のCPU
はバースト信号の送受信の前に予め各スクランブルパタ
ーンを選択切り替えする必要があり、かつバースト信号
は高速で伝送されることから、CPUの負担が増大する
という問題があった。
【0006】したがって本発明は、バースト信号に対す
るスクランブル処理及びデスクランブル処理を行う場合
にCPUの負荷を軽減することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、制御用物理スロット及び通信用物理
スロットを介して送信されるバースト信号に対しスクラ
ンブルをかけるための第1及び第2のパターンデータを
記憶する記憶回路と、バースト信号が制御用物理スロッ
トを介する送信バースト信号か否かを識別する識別手段
と、この識別手段の識別出力に応じ記憶回路の中から第
1及び第2のパターンデータの何れか一方を選択する選
択手段とを設けたものである。また、制御用物理スロッ
ト及び通信用物理スロットを介して受信されたバースト
信号に対しスクランブルを解除するための第1及び第2
のパターンデータを記憶する記憶回路と、制御用物理ス
ロットを介して受信されたバースト信号の中に含まれ第
1のビット長を有する第1のユニークワード及び通信用
物理スロットを介して受信されたバースト信号の中に含
まれ第2のビット長を有する第2のユニークワードの何
れか一方を検出するユニークワード検出手段と、ユニー
クワード検出手段の検出出力に応じ記憶回路の中から第
1及び第2のパターンデータの何れか一方を選択する選
択手段とを設けたものである。また、制御用物理スロッ
トを介して伝送されるバースト信号に対しスクランブル
及びデスクランブル処理を行うための第1のパターンデ
ータ及び通信用物理タイムスロットを介し伝送されるバ
ースト信号に対しスクランブル及びデスクランブルを行
うための第2のパターンデータを記憶する記憶回路と、
制御用物理スロットを介して伝送されるバースト信号の
中に含まれ第1のビット長を有する第1のユニークワー
ド及び通信用物理スロットを介して伝送されるバースト
信号の中に含まれ第2のビット長を有する第2のユニー
クワードの何れか一方を検出するユニークワード検出手
段と、バースト信号が制御用物理スロットを介する送信
バースト信号か否かを識別する識別手段と、この識別手
段の識別出力及びユニークワード検出手段の検出出力に
応じ記憶回路の中から第1及び第2のパターンデータの
何れか一方を選択する選択手段とを設けたものである。
【0008】
【作用】相手局へ送信されるバースト信号が制御用物理
スロットを介する送信バースト信号と識別されると記憶
回路から第1のパターンデータが選択される一方、通信
用物理スロットを介する送信バースト信号と識別される
と第2のパターンデータが選択され、選択された各パタ
ーンデータによって送信バースト信号に対するスクラン
ブル処理が実行される。この結果、例えば基地局及び移
動局等に配設されたCPUはバースト信号の送信毎にパ
ターンデータの選択切り替え等を行う必要が無く、従っ
てCPUの負荷が軽減される。また、相手局からの受信
バースト信号の中から第1のユニークワードが検出され
同期バーストが検出されなければ、記憶回路から第1の
パターンデータが選択される一方、第1のユニークワー
ドが検出され同期バーストが検出されるか、或いは第2
のユニークワードが検出されると、第2のパターンデー
タが選択され、選択された各パターンデータによって受
信バースト信号のスクランブルが解除される。この結
果、基地局及び移動局等に配設されたCPUはバースト
信号の受信毎にパターンデータの選択切り替え等を行う
必要が無く、従ってCPUの負荷が軽減される。また、
バースト信号送信時にはこのバーストが制御用物理スロ
ットを介するバーストか或いは通信用物理スロットを介
するバーストかが識別されて記憶回路から何れかのパタ
ーンデータが取り出され送信バーストに対するスクラン
ブル処理が行われる一方、バースト受信時に受信バース
ト信号の中から第1のユニークワードが検出されると、
記憶回路から第1のパターンデータが選択され、第2の
ユニークワードが検出されると、第2のパターンデータ
が選択され、選択された各パターンデータによって受信
バースト信号のスクランブルが解除される。この結果、
基地局及び移動局等に配設されたCPUはバースト信号
の送受信毎にパターンデータの選択切り替え等を行う必
要が無く、従ってCPUの負荷を大幅に軽減できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図2は本発明の一実施例を示すブロック図であり、
基地局1と無線通信を行う移動局2の例を示している。
同図において、移動局2は、アンテナAT,高周波部2
1,変復調部22,無線制御部23,及び無線インタフ
ェース部24からなる無線部を介して基地局1と無線接
続される。ここで無線インタフェース部24には、タイ
ミングバスTBSを介し、ユニークワード検出部25、
タイミング生成部26、受信CI検査部27、スクラン
ブル部28、CRC処理部29、受信データレジスタ3
0、送信データレジスタ31、送信データ連結部32、
簡易秘話部33、速度変換部34,35、及び音声処理
部36が接続されている。
【0010】またシステムバスSBSには、上述の受信
CI検査部27、送信データ連結部32、速度変換部3
4,35を除く各部が接続されていると共に、CPU3
7、操作部38、及び表示部39が接続される。さら
に、音声処理部36には、通話に必要な送受器40及び
リンガ41が接続されており、上述した各部は電源部4
2からの電源供給により動作する。また、ユニークワー
ド検出部25及びタイミング生成部26は、無線インタ
フェース部24により抽出された384KHz のクロ
ック信号CLKに基づいて動作する。なお、a,bはそ
れぞれ移動局2が基地局1と通信を行う場合の受信デー
タ及び送信データを示している。
【0011】このように構成された移動局2は基地局1
とデータ通信を行う場合、1つの周波数が5msec毎
に8個のタイムスロットに分割されたうちの1個のスロ
ットを介し基地局1からのデータを受信する。そしてこ
の受信スロットから4スロット分時間的に遅れたスロッ
トを介し基地局1へデータを送信する。なお、タイムス
ロットは1スロット当たり、625μsec(5mse
c/8)の時間が割り当てられ、かつ1スロット分のデ
ータは240ビットであることから1ビット分のデータ
は約2.6μsecの時間を要している。したがって、
送受されるデータの速度は384KHzである。
【0012】図5は、既に概略説明したように、基地局
1との間で送受されるデータのフォーマットを示す図で
あり、データとしては1個のスロット当たり224ビッ
トの情報が送受される。ここで1スロット分の240ビ
ットデータから上述の224ビット分のデータを差し引
いた16ビット分のデータは、2つの隣接スロット間で
データ(送信バースト信号)が衝突しないようにするた
めのガードタイムとして用いられる。ところで物理スロ
ットは、制御用物理スロットと通信用物理スロットとに
大別され、このうち制御用物理スロットは制御データを
送受する場合に用い、通信用物理スロットは音声データ
等を送受する場合に用いられる。
【0013】ここで移動局から基地局への上り制御用物
理スロットは、図5(a)に示すように、4ビットの過
渡応答ランプタイムR、2ビットのスタートシンボルS
S、62ビットのプリアンプルPR、32ビットのユニ
ークワードUW、4ビットの種別信号CI、42ビット
の着識別符号、28ビットの発識別符号、34ビットの
制御情報I、及び16ビットの誤り検出CRCデータ
(Cyclic Redundancy Check)
の各データ領域が割り当てられている。なお、下りの制
御用物理スロットは、種別信号CIに続き42ビットの
発識別符号及び28ビットの着識別符号の各領域が割り
当てられている他は、上り制御用物理スロットと同様で
ある。
【0014】また通信用物理スロットは、図5(b)に
示すように、制御用物理スロットと同様、先頭から各々
4及び2ビットのランプタイムR及びスタートシンボル
SSが割り当てられ、続いて6ビットのプリアンプルP
R,16ビットのユニークワードUWが割り当てられて
いる。さらに、続いて4ビットの種別信号CI、TCH
チャネルに付随したチャネルである16ビットの制御チ
ャネルSA,160ビットの情報I、及び16ビットの
誤り検出データCRCが割り当てられている。なお、図
5(a)及び図5(b)において、先頭からユニークワ
ードUWまでのデータが同期関係のデータを示してい
る。
【0015】次に上述したフォーマットでデータを伝送
する移動局2の動作を図2及び図5を用いて簡単に説明
する。周波数1.9GHz付近の無線信号が基地局1か
ら移動局2へ送信されてくると、アンテナAT,高周波
部21,変復調部22,無線制御部23,及び無線イン
タフェース部24からなる無線部では、この無線信号か
ら高周波成分を取り除き、かつ復調を行って周波数38
4KHzの受信データaとして無線インタフェース部2
4から出力する。
【0016】この受信データaはユニークワード検出部
25及び受信CI検査部27で受信され、各部において
は、タイミング生成部26の各受信タイミング出力に基
づきバースト状の受信データaの中から各々ユニークワ
ードUW及びチャネル種別等の受信データ種別を示す種
別信号CIを検出する。この検出された情報は、タイミ
ング生成部26へフィードバックされ、以降のデータ受
信に必要なタイミングを生成するために利用される。そ
して生成されたタイミング信号は、タイミングバスTB
Sを介しスクランブル部28や簡易秘話部33及び音声
処理部36等の送受信処理部へ出力される。この場合、
スクランブル部28では、受信データaにかけられた符
号列の直流平衡を保つためのスクランブルをはずして受
信データレジスタ30へ出力する。
【0017】CPU37では、これらユニークワードU
W及び種別信号CIを検出後の受信タイミング出力に基
づき受信データレジスタ30中に蓄積されたチャネル種
別CI以降の着識別符号や発識別符号及び情報I等のデ
ータをシステムバスSBSを介して入力し、これらの識
別符号が自装置に該当すれば各種プロトコル処理や受信
データ処理を行う。このように移動局2では、受信デー
タaを処理する場合、ユニークワード検出部25及び受
信CI検査部27においてユニークワードUW及び受信
データ種別を示す種別信号CIを検出してこれらの検出
に基づき以降のデータの受信タイミングを生成し、スク
ランブル部28,CRC処理部29,及び速度変換部3
4においては、CPU37が介在することなく動作でき
るように構成する。
【0018】なお、受信データaが通信用物理スロット
の情報Iでありこれが音声信号を示す場合は、これらの
情報は簡易秘話部33において秘話解除されると共に、
速度変換部34により32KHzの信号に伸長され、さ
らに音声処理部36によりアナログ信号に変換されて送
受器40から出力される。
【0019】次にCPU37が操作部38の発信操作を
検出した場合は、CPU37は上述のフォーマットに基
づいてデータを作成し送信データレジスタ31へ出力す
る。送信データレジスタ31では、タイミング生成部2
6からの各送信タイミングに基づいてこの送信データを
データ連結部32を介しCRC処理部29へ送る。CR
C処理部29ではこの送信データに誤り検出符号CRC
を付加してスクランブル部28へ送ると共に、スクラン
ブル部28ではこの送信データに直流平衡をかけて送信
データbとして無線インタフェース部24等の無線部へ
送る。そして無線部においてはこの送信データbを変調
すると共に変調信号を高周波に重畳させて無線信号とし
て基地局1へ送信する。
【0020】こうして基地局1との間で発呼のプロトコ
ルが実行されて相手端末の呼出が行われ、相手の応答に
より通話が開始される。この場合、送受器40からの音
声信号は、音声処理部36において周波数32KHzの
デジタル信号に変換され、さらに速度変換部35により
384KHzの周波数に圧縮されて簡易秘話部33へ送
られる。簡易秘話部33ではこの音声データに対して秘
話処理を行い送信データ連結部32へ送る。その後この
音声データは、上述した経路を通って基地局1を介し相
手端末へ送信される。
【0021】ところで、スクランブル部28におけるス
クランブル及びデスクランブル処理は、図5(b)に示
す通信用物理スロットの情報I(即ち、音声信号やデー
タ信号)及び誤り検出データCRCのみならず、タイミ
ング生成部26からのタイミング信号に同期して図5
(a)に示す制御用物理スロットの着識別符号等の制御
データ及び誤り検出データCRCに対しても行われる。
また、スクランブルやデスクランブルの各データのパタ
ーンは制御用物理スロットと通信用物理スロットとでは
それぞれ異なっている。従って、CPU37はスクラン
ブル部28に対し、各パターンデータの選択設定を行い
スクランブル及びデスクランブル処理を行わせている
が、このような処理がCPUの負荷を増大させている。
【0022】このため、本実施例では、スクランブル部
28に対しスクランブル及びデスクランブル処理を実行
させるCPU37の負荷を軽減できるようにする。図1
はこのようなスクランブル部28の要部を示すブロック
図であり、スクランブル/デスクランブル回路300の
ブロック図である。同図においてスクランブル/デスク
ランブル回路300は、パターン初期値レジスタ30
1、第1の選択回路302、PNパターンとしてPN
(10,3)のパターンを生成するPNパターン発生回
路303、第2の選択回路304、排他的論理和回路3
05、論理和回路306〜308、及び論理積回路30
9〜312から構成される。
【0023】次に、スクランブル/デスクランブル回路
300の動作について説明する。まずCPU37は、イ
ニシャル処理時等においてパターン初期値レジスタ30
1にスクランブルパターンの初期値を設定する。する
と、このパターン初期値が第1の選択回路302の領域
Aに格納される。このパターンは、通信用物理スロット
のスクランブルパターンであり、下り制御用物理スロッ
トの情報Iに含まれる発識別符号の下位9ビットに先頭
1ビット(「1」に固定)を付加したパターンが使用さ
れる。一方、第1の選択回路302の領域Bには全ての
ビットが「1」に設定された10ビットのデータが格納
される。そしてこれらの10ビットパターンデータはス
クランブル及びデスクランブルの各処理時に繰り返し出
力される。
【0024】ここで、基地局1に対して送信する送信バ
ーストデータTDTが制御用物理スロットのデータとし
てCPU37により送信データレジスタ31に設定さ
れ、信号TCONHが「H」レベルに設定されると、こ
の「H」レベル信号は論理和回路308を介して第1の
選択回路302へ与えられ、この場合は第1の選択回路
302の領域Bに格納されたパターンデータがPNパタ
ーン発生回路303に送られる。即ち、この送信バース
トデータTDTは制御用物理スロットの送信バーストで
あることから、領域Bの全ビットが「1」のパターンデ
ータがPNパターン発生回路303へ送られる。
【0025】PNパターン発生回路303では、図示省
略した周波数384KHzのクロック信号CLK及び論
理和回路306を介するタイミング生成部26からの
「H」レベルのスクランブル処理タイミング信号SCT
に同期してPNパターンを生成し、排他的論理和回路3
05の一方の入力端子へ出力する。ここで送信データT
DTは、タイミング生成部26からの当該移動局の送信
スロットを選択する送信スロットタイミング信号TSL
Tの「H」レベルに応じて論理積回路309から出力さ
れ、論理和回路307を介し排他的論理和回路305の
他方の入力端子へ出力される。
【0026】この結果、排他的論理和回路305では、
生成されたPNパターン及び送信データTDTの排他的
論理和をとってスクランブル信号として第2の選択回路
304の入力端子IN1へ出力する。そしてこのとき、
選択回路304は「H」レベルのスクランブル処理タイ
ミング信号SCTにより選択されており、かつ論理積回
路311は送信スロットタイミング信号TSLTにより
選択されていることから、第2の選択回路304の入力
端子IN1に入力されたスクランブル信号は、その出力
端子OUTから論理積回路311を通って図2に示す送
信データ信号bとして基地局1側へ出力される。
【0027】また、基地局1への送信バーストデータT
DTが通信用物理スロットを介する同期バーストデータ
としてCPU37により、送信データレジスタ31に設
定され、信号TCONHが「L」レベルに設定される
と、この「L」レベルの信号が論理和回路308を介し
て第1の選択回路302へ与えられることにより、第1
の選択回路302の領域Aに格納されたパターンデータ
がPNパターン発生回路303に送られる。即ち、この
送信バーストデータTDTは通信用物理スロットの送信
バースト(同期バースト)であることから、領域Aのパ
ターンデータにより、同様に送信データTDTがスクラ
ンブルされて論理積回路311から出力される。
【0028】また、基地局1への送信バーストデータT
DTが通信用物理スロットを介するデータとしてCPU
37により送信データレジスタ31に設定され、信号T
CONHが「L」レベルに設定されると、論理和回路3
08を介する「L」レベル信号により、第1の選択回路
302の領域Aに格納されたパターンデータが選択され
る。そしてこの領域AのパターンデータがPNパターン
発生回路303に送られることにより送信データTDT
がスクランブルされて論理積回路311から出力され
る。なお、基地局1への送信信号の或データ領域に対し
てスクランブルをかけない場合は、スクランブル処理タ
イミング信号SCTが「L」レベルとなる。この場合、
排他的論理和回路305を経由せずに、論理積回路30
9及び論理和回路307から直接第2の選択回路304
の入力端子IN2に入った送信データTDTそのものが
その出力端子OUTから論理積回路311を経て出力さ
れる。
【0029】一方、基地局1からの図2に示す受信デー
タaが受信バーストデータRDTとして検出された時に
この受信データの中でユニークワードUWが32ビット
であり、また種別信号CIが同期バーストではないこと
が検出されて信号UW32Sが「H」レベルとなると、
論理和回路308の出力は「H」レベルとなる。そし
て、この「H」レベル信号が第1の選択回路302へ与
えられることにより、第1の選択回路302の領域Bに
格納されたパターンデータがPNパターン発生回路30
3に送られる。即ち、この受信バーストデータRDTは
制御用物理スロットの受信バーストであることから、全
ビットが「1」の領域BのパターンデータがPNパター
ン検出回路303へ送られる。ここで、PNパターン発
生回路303は、論理和回路306を介するタイミング
生成部26からの「H」レベルのデスクランブル処理タ
イミング信号DSCTに同期してPNパターンを生成
し、排他的論理和回路305の一方の入力端子へ出力す
る。
【0030】受信データRDTは、タイミング生成部2
6からの当該移動局の受信スロットを選択する受信スロ
ットタイミング信号RSLTの「H」レベルに応じて論
理積回路310から出力され、論理和回路307を介し
排他的論理和回路305の他方の入力端子へ出力され
る。この結果、排他的論理和回路305では、生成され
たPNパターン及び受信データRDTの排他的論理和を
とってスクランブル解除信号として第2の選択回路30
4の入力端子IN1へ出力する。そしてこのとき選択回
路304は、「H」レベルのデスクランブル処理タイミ
ング信号DSCTにより選択されており、かつ論理積回
路312は受信スロットタイミング信号RSLTにより
選択されていることから、第2の選択回路304の入力
端子IN1に入力されたスクランブル解除信号は、その
出力端子OUTから論理積回路312を通って図2に示
す受信データレジスタ30側へ出力される。
【0031】また、基地局1からの受信バーストデータ
RDTの中でユニークワードUWが32ビットであり、
また種別信号CIが同期バーストであることが検出され
た場合は、第1の選択回路302の領域Aに格納された
パターンデータがPNパターン発生回路303に送られ
る。そして同様に、このパターンデータによってPNパ
ターン発生回路303から出力されるPNパターンによ
り受信データRDTがスクランブルされて論理積回路3
12を介し出力される。
【0032】また、基地局1からの受信バーストデータ
RDTの中でユニークワードUWが16ビットであるこ
とが検出されると、これは通信用物理スロットの受信バ
ーストであり、従って信号UW32Sは「L」レベルと
なることから、第1の選択回路302の領域Aに格納さ
れたパターンデータがPNパターン発生回路303に送
られる。そして同様に、このパターンデータによってP
Nパターン発生回路303から出力されるPNパターン
により受信データRDTがスクランブルされて論理積回
路312を介し出力される。なお、基地局1からの受信
データ信号aの或データ領域に対しスクランブル解除を
行わない場合は、デスクランブル処理タイミング信号D
SCTが「L」レベルとなる。この場合、受信データは
排他的論理和回路305を経由せずに、論理積回路31
0及び論理和回路307から直接第2の選択回路304
の入力端子IN2に入った受信データRDTそのもの
が、その出力端子OUTから論理積回路312を経て出
力される。
【0033】このように本実施例では、制御用物理スロ
ットの送受信バースト信号に対しスクランブル及びデス
クランブルを行う第1のパターンデータを第1の選択回
路302の領域Bに格納し、かつ通信用物理スロットの
送受信バースト信号に対しスクランブル及びデスクラン
ブルを行う第2のパターンデータを第1の選択回路30
2の領域Aに格納し、バースト信号送信時にはこのバー
ストが制御用物理スロットを介するバーストか或いは通
信用物理スロットを介するバーストかを識別して何れか
のパターンデータを取り出して送信バーストに対するス
クランブル処理を行うと共に、バースト受信時にはバー
スト信号中に含まれるユニークワードUWのビット数及
び種別信号CIにより第1及び第2のパターンデータの
何れかを取り出し受信バースト信号に対するデスクラン
ブル処理を行うようにしたものである。この結果、CP
U37はバースト信号の送受信毎にパターンデータを選
択設定する必要が無く、イニシャル処理時にだけ設定す
れば良いことから、スクランブル及びデスクランブル処
理時のCPU37の負荷を大幅に軽減することができ
る。
【0034】また、本実施例では、スクランブル/デス
クランブル回路300を移動局2に適用した例を説明し
たが、基地局1も移動局2と同様のハードウェアで構成
されており、しかも送受されるデータのフォーマットも
同一であることから、このスクランブル/デスクランブ
ル回路300を基地局1に適用できることは明かであ
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、相
手局へ送信されるバースト信号が制御用物理スロットを
介する送信バースト信号として識別されると、記憶回路
から第1のパターンデータを選択し、また通信用物理ス
ロットを介する送信バースト信号として識別されると第
2のパターンデータを選択し、選択した各パターンデー
タによって送信バースト信号に対するスクランブル処理
を実行するようにしたので、例えば基地局及び移動局等
に配設されたCPUはバースト信号の送信毎にパターン
データの選択切り替え等を行う必要が無く、従ってCP
Uの負荷を軽減できる。また、相手局からの受信バース
ト信号の中から第1のユニークワードが検出されると記
憶回路から第1のパターンデータを選択する一方、第2
のユニークワードが検出されると第2のパターンデータ
を選択し、選択した各パターンデータによって受信バー
スト信号のスクランブルを解除するようにしたので、基
地局及び移動局等に配設されたCPUはバースト信号の
受信毎にパターンデータの選択切り替え等を行う必要が
無く、従ってCPUの負荷を軽減できる。また、バース
ト信号送信時にはこのバーストが制御用物理スロットを
介するバーストか或いは通信用物理スロットを介するバ
ーストかを識別して記憶回路から何れかのパターンデー
タを選択し送信バーストに対するスクランブル処理を行
う一方、バースト受信時には受信バースト信号の中から
検出される第1及び第のユニークワードの何れかに応じ
たパターンデータを記憶回路の中から選択して受信バー
スト信号のスクランブルを解除するようにしたので、基
地局及び移動局等に配設されたCPUはバースト信号の
送受信毎にパターンデータの選択切り替え等を行う必要
が無く、従ってCPUの負荷を大幅に軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】 上記実施例回路が適用される移動局のブロッ
ク図である。
【図3】 上記移動局を含むデジタルコードレス電話シ
ステムのブロック構成図である。
【図4】 上記システムにおけるデータの通信タイミン
グを示すタイミングチャートである。
【図5】 上記システムで通信されるバースト信号のフ
ォーマットを示す図である。
【符号の説明】
1…基地局、21 〜24 …移動局、25…ユニークワー
ド検出部、26…タイミング生成部、27…受信CI検
査部、33…簡易秘話部、37…CPU、36…音声処
理部、300…スクランブル/デスクランブル回路、3
01…パターン初期値レジスタ、302…第1の選択回
路、303…PNパターン発生回路、304…第2の選
択回路、305…排他的論理和回路、306〜308…
論理和回路、309〜312…論理積回路。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 9/06 9/14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御用物理スロット及び通信用物理スロ
    ットの各スロットを有するタイムスロットを介して送信
    されるバースト信号に対しスクランブル処理を行うスク
    ランブル装置において、 前記制御用物理スロット及び通信用物理スロットを介し
    てそれぞれ送信されるバースト信号に対しスクランブル
    をかけるための第1及び第2のパターンデータを記憶す
    る記憶回路と、前記バースト信号が前記制御用物理スロ
    ットを介する送信バースト信号か否かを識別する識別手
    段と、この識別手段の識別出力に応じ前記記憶回路の中
    から第1及び第2のパターンデータの何れか一方を選択
    する選択手段とを備え、選択したパターンデータにより
    送信バースト信号に対するスクランブル処理を行うこと
    を特徴とするスクランブル装置。
  2. 【請求項2】 制御用物理スロット及び通信用物理スロ
    ットの各スロットを有するタイムスロットを介して受信
    されるバースト信号に対してスクランブルを解除するデ
    スクランブル処理を行うデスクランブル装置において、 前記制御用物理スロット及び通信用物理スロットを介し
    て受信されたバースト信号に対しスクランブルを解除す
    るための第1及び第2のパターンデータを記憶する記憶
    回路と、前記制御用物理スロットを介して受信されたバ
    ースト信号の中に含まれ第1のビット長を有する第1の
    ユニークワード及び前記通信用物理スロットを介して受
    信されたバースト信号の中に含まれ第2のビット長を有
    する第2のユニークワードの何れか一方を検出するユニ
    ークワード検出手段と、前記ユニークワード検出手段の
    検出出力に応じ前記記憶回路の中から第1及び第2のパ
    ターンデータの何れか一方を選択する選択手段とを備
    え、選択したパターンデータにより受信バースト信号の
    スクランブルを解除することを特徴とするデスクランブ
    ル装置。
  3. 【請求項3】 制御用物理スロット及び通信用物理スロ
    ットの各スロットからなるタイムスロットを介して伝送
    されるバースト信号に対しスクランブル及びデスクラン
    ブルの各処理を行うスクランブル/デスクランブル装置
    において、 前記制御用物理スロットを介して伝送されるバースト信
    号に対しスクランブル及びデスクランブル処理を行うた
    めの第1のパターンデータ及び前記通信用物理タイムス
    ロットを介し伝送されるバースト信号に対しスクランブ
    ル及びデスクランブルを行うための第2のパターンデー
    タを記憶する記憶回路と、前記制御用物理スロットを介
    して伝送されるバースト信号の中に含まれ第1のビット
    長を有する第1のユニークワード及び前記通信用物理ス
    ロットを介して伝送されるバースト信号の中に含まれ第
    2のビット長を有する第2のユニークワードの何れか一
    方を検出するユニークワード検出手段と、前記バースト
    信号が前記制御用物理スロットを介する送信バースト信
    号か否かを識別する識別手段と、この識別手段の識別出
    力及びユニークワード検出手段の検出出力に応じ前記記
    憶回路の中から第1及び第2のパターンデータの何れか
    一方を選択する選択手段とを備え、選択したパターンデ
    ータによりバースト信号に対するスクランブル及びデス
    クランブルの各処理を行うことを特徴とするスクランブ
    ル/デスクランブル装置。
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JP2007259422A (ja) * 2006-02-08 2007-10-04 Directv Group Inc AMC(AdvancedModulationandCoding)モードのブラインド識別

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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