JPH0923203A - 送信装置及び受信装置 - Google Patents

送信装置及び受信装置

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JPH0923203A
JPH0923203A JP7169014A JP16901495A JPH0923203A JP H0923203 A JPH0923203 A JP H0923203A JP 7169014 A JP7169014 A JP 7169014A JP 16901495 A JP16901495 A JP 16901495A JP H0923203 A JPH0923203 A JP H0923203A
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JP7169014A
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Kunio Fukuda
邦夫 福田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルコードレス電話装置などのスロット
構成のデータを伝送する通信装置において、受信側でス
ロット構成のデータを受信処理できる可能性を高くす
る。 【解決手段】 1スロット内の第1の区間に所定のパタ
ーンの同期データが挿入されたスロット構成のバースト
データを送信する送信装置において、1スロット中の同
期データとは異なる所定のデータを送信するための第2
の区間に、送信するデータがないとき、この第2の期間
に送信されるデータで存在しないパターンの同期データ
を送信するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデジタルコ
ードレス電話と称されるスロット構成のバーストデータ
の送信及び受信を行うものに適用して好適な送信装置及
び受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルコードレス電話装置は、例えば
図9に示すように構成される。この図9において、1は
基地局となる親機を示し、この親機1は電話回線と接続
されていると共に子機との間で通信を行うためのアンテ
ナ1aを備える。そして、この親機1と通信が可能な子
機が複数台(ここでは3台)用意されている。即ち、子
機2,3,4が用意され、それぞれの子機2,3,4に
アンテナ2a,3a,4aが取付けられ、親機1のアン
テナ1aと各子機2,3,4のアンテナ2a,3a,4
aとの間で無線伝送が行われる。
【0003】そして、各子機2,3,4で親機1(或い
は親機1と電話回線を介して接続された相手)と通話を
行う場合、所定のフォーマットの接続制御信号を親機1
側に伝送して、親機1との間で時分割でデジタルデータ
化された音声データの伝送を行い、通話を行う。
【0004】このようなデジタルコードレス電話装置に
おいては、無線アクセス方式としてTDMA方式(時分
割多元接続方式)を採用し、伝送方式としてTDD方式
(時分割二重方式)を採用したTDMA/TDD方式と
してある。このTDMA/TDD方式を、図10を参照
して説明すると、図10のAは通信スロットの配置を示
す図で、1つの伝送チャンネルにおいて、5m秒を1フ
レームとし、この1フレームを8分割した625μ秒を
1スロットとしてある。そして、1フレーム中の前半の
4スロットを送信スロットT1,T2,T3,T4と
し、後半の4スロットを受信スロットR1,R2,R
3,R4としてある。このフレーム構造が5m秒周期で
繰り返される。
【0005】ここで、1台の親機と2台の子機1,2と
の間で、1伝送チャンネルを使用して同時に通信が行わ
れるとすると、例えば親機(図10のB)と子機1(図
10のC)との間では、送信スロットT2を使用して親
機から子機1への送信を行い、受信スロットR2を使用
して子機1から親機への送信を行う。また、親機と子機
2(図10のD)との間では、送信スロットT3を使用
して親機から子機2への送信を行い、受信スロットR3
を使用して子機2から親機への送信を行う。このように
送信スロットと受信スロットとが1フレームで4スロッ
トずつ用意された場合には、1台の親機で、1伝送チャ
ンネルを使用して、最大4台の子機との間の同時通信が
できる(但し送信スロットT1と受信スロットR1は制
御データの伝送に使用されるので、通常は3台の子機ま
での同時通信に制限される)。
【0006】このような通信方式で親機と子機との間の
通信が行われることで、コードレス電話に用意された周
波数帯域が効率良く使用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
デジタルコードレス電話システムで伝送されるスロット
構成のデータには、ユニークワードと称される同期デー
タが付加され、受信側ではこのユニークワードを検出し
たとき、この検出タイミングを基準として、このスロッ
ト中に配された音声データなどを検出するようにしてあ
る。従って、一時的な受信状態の悪化などで、同期デー
タを正確に受信できない場合には、そのときの伝送デー
タの受信に失敗したと判断して、次のスロットで伝送さ
れる音声データが受信できるまで、受信音声の出力を中
断させて強制的に無音状態とするミュート処理を行って
いた。
【0008】このようにミュート処理が行われると、そ
の期間は伝送される音声が途切れることになるので、こ
のような事態になることは好ましくないが、同期データ
を常時完全に受信させるのは困難である。
【0009】本発明はかかる点に鑑み、この種の送信装
置と受信装置とを使用してデータを伝送させる場合に、
受信側でスロット構成のデータを受信処理できる可能性
を高くすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この問題点を解決するた
めに、本発明の送信装置は、1スロット中の同期データ
とは異なる所定のデータを送信するための区間に、送信
するデータがないとき、この期間に送信されるデータで
存在しないパターンの同期データを送信するようにした
ものである。
【0011】また本発明の受信装置は、1スロット内の
所定区間に挿入された同期データを検出できない場合
に、この区間とは異なる区間で予め決められたパターン
のデータを検出したとき、この検出タイミングに同期さ
せてスロット構成のデータの受信処理を行うようにした
ものである。
【0012】本発明によると、規定された区間に挿入さ
れた同期データを受信側で検出できない場合において、
この区間とは異なる区間に挿入された同期データを検出
できたとき、このスロットのデータを捕捉して受信処理
することが可能になり、スロット構成のデータを受信で
きる可能性が高くなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1〜
図8を参照して説明する。
【0014】本例においては、TDMA方式の通信方式
でスロット構成のバーストデータが間欠的に送受信され
るデジタルコードレス電話装置に適用したもので、まず
その親機の構成を図1に示す。アンテナ11で子機から
受信したデータを無線部12で受信処理し、変復調部1
3に供給し受信データを復調する。そして、復調した受
信データを、通信制御部14に供給する。この通信制御
部14では、スロット構成で間欠的に伝送されるデータ
を判別して、各スロット内に挿入された音声データや制
御データなどの各種データを抽出し、音声データをAD
PCMコーデック部15に供給すると共に、各種制御デ
ータに基づいた通信制御を行う。
【0015】そして、通信制御部14からADPCMコ
ーデック部15に供給される音声データをアナログ音声
信号に変換し、このアナログ音声信号を回線インターフ
ェース部16に供給し、アナログ電話回線接続端子17
側に送出させる。
【0016】また、アナログ電話回線接続端子17側か
ら得られるアナログ音声信号を回線インターフェース部
16を介してADPCMコーデック部15に供給し、A
DPCM(適応差分パルス符号変調)のデジタルデータ
とし、このデジタルデータを通信制御部14に供給し
て、スロット構成のデータとする。この場合、各スロッ
トには同期データや制御データなどを付加させる。
【0017】そして、通信制御部14で作成されたスロ
ット構成のデータを、所定の送信タイミングに変復調部
13に供給し、この変復調部13で伝送用に変調させ
る。そして、変調されたデータを無線部12に接続され
たアンテナ11から無線伝送させる。
【0018】また、ハンドセット18が回線インターフ
ェース部16に直接接続してあり、アナログ電話回線接
続端子17を介して外線側と通話できるようにしてある
と共に、ADPCMコーデック部15側との接続によ
り、子機との内線通話ができるようにしてある。さら
に、キー入力部19が、回線インターフェース部16に
接続してあり、外線への発信などの各種制御ができるよ
うにしてある。
【0019】次に、子機の構成を図2に示すと、無線通
信機としての構成は基本的には親機と同様の構成で、ア
ンテナ21で親機又は他の子機から受信したデータを無
線部22で受信処理し、変復調部23に供給し受信デー
タを復調する。そして、復調した受信データを通信制御
部24に供給してスロット構成のデータを判別し、受信
データ中の音声データをADPCMコーデック部25に
供給してアナログ音声信号とし、このアナログ音声信号
をスピーカ26から出力させる。
【0020】また、マイク27が拾った音声信号をAD
PCMコーデック部25に供給して、ADPCMのデジ
タルデータとし、このデジタルデータを通信制御部24
に供給する。そして、この通信制御部24でスロット構
成のデータとし、このスロット構成のデータを所定のタ
イミングで変復調部23に供給して伝送用に変調し、変
調されたデータを無線部22に接続されたアンテナ21
から無線伝送させる。
【0021】また、キー入力部28が、マンマシンイン
ターフェース部29を介してADPCMコーデック部2
5に接続され、キー入力部28の操作情報が通信制御部
24側に供給されるようにしてある。さらに、マンマシ
ンインターフェース部29に表示部30が接続され、動
作状態などが表示されるようにしてある。
【0022】次に、本例のコードレス電話システムで親
機と子機との間での音声データの伝送に使用されるスロ
ットデータの構成について説明すると、デジタルコード
レス電話システムで規定された物理的な通信スロット構
成は図3に示す構成である。即ち、1スロットは625
μ秒間で、240ビット伝送させる構成としてあり、先
頭から順にランプビットR(4ビット),スタートシン
ボルSS(2ビット),プリアンブルPR(6ビッ
ト),ユニークワードUW1(16ビット),チャンネ
ル識別符号CI(4ビット),低速付随チャンネルSA
(16ビット),音声データTCH(160ビット),
誤り検出用パリティCRC(16ビット),ガードビッ
トGB(16ビット:但しこの区間はデータ無し)と配
置されている。なお、本例の場合にはユニークワードU
W1を第1ユニークワードと称する。
【0023】ここで、1スロット160ビットの音声デ
ータTCHには、5m秒分の音声データが配され、誤り
検出用パリティCRCとしては、この音声データTCH
と低速付随チャンネルSAとチャンネル識別符号CIに
対して、生成させた誤り検出符号としてある。そして、
各スロットに音声データTCHと誤り検出用パリティC
RCとを配置する場合には、スクランブル回路でスクラ
ンブル処理を施して配置するようにしてある。
【0024】そして、第1ユニークワードUW1は、受
信側でスロットデータに同期させるための同期データで
あり、このシステムの通信方式で決められた16ビット
の特定のパターンのデータを送信するようにしてある。
【0025】そして、低速付随チャンネルSAとして
は、割当てられた16ビットの期間を利用して、ビット
レートの低いデータを伝送できるようにしてある。この
低速付随チャンネルSAは、呼接続,切断などの通話中
にも必要な通信制御データを伝送するためのものであ
る。
【0026】そして本例においては、この低速付随チャ
ンネルSAで制御データを伝送させない場合には、チャ
ンネル識別符号CIで低速付随チャンネル情報無しを示
す所定の4ビットデータ(例えば“1110”の4ビッ
トデータ)を送信すると共に、低速付随チャンネルSA
の区間で、同期データとして使用される特定のパターン
のデータを第2ユニークワードUW2として送信する。
即ち、図4に示すように、チャンネル識別符号CIに続
いて設定された16ビットの区間で、第2ユニークワー
ドUW2を送信する。なお、第1ユニークワードUW1
を構成する16ビットのパターンと、第2ユニークワー
ドUW2を構成する16ビットのパターンとは、異なる
パターンとする。また、低速付随チャンネルSAで決め
られた制御データのデータ配列で存在するパターンと、
第2ユニークワードUW2のパターンとについても、異
なるようにする。
【0027】以上のスロット構成のバーストデータを本
例の親機や子機から送信させて、相手側で受信処理させ
る。
【0028】次に、親機や子機の通信制御部14,24
で、送信時にバーストデータを生成させる処理について
説明する。図5は、そのための構成を示す図で、親機,
子機いずれの場合でも基本的には同じ構成である。ま
ず、ADPCMコーデック部15又は25側から供給さ
れるADPCM(適応差分パルス符号変調)のデジタル
音声データを、端子41から音声データ処理回路42に
供給し、この処理回路42で音声データを160ビット
ずつに区切られた音声データTCHとする処理を行う。
そして、この160ビットずつの音声データTCHを、
誤り検出用パリティ生成回路43に供給する。
【0029】また、チャンネル種別データ発生回路44
が出力するチャンネル種別データCIと、低速付随チャ
ンネル発生回路45が出力する低速付随チャンネルSA
と、第2ユニークワード発生回路46が出力する第2ユ
ニークワードUW2とを、誤り検出用パリティ生成回路
43に供給する。この場合、低速付随チャンネルSA
は、送信する必要がある場合だけ、低速付随チャンネル
発生回路45から誤り検出用パリティ生成回路43に供
給されるようにしてあり、この低速付随チャンネルSA
が出力されないときには、チャンネル種別データ発生回
路44と、第2ユニークワード発生回路46に、そのこ
とを示すデータが伝送されるようにしてある。
【0030】そして、チャンネル種別データ発生回路4
4に低速付随チャンネルSA無しが指示されると、低速
付随チャンネル情報無しを示すコードのチャンネル種別
データCIを出力して、誤り検出用パリティ生成回路4
3に供給する。また、第2ユニークワード発生回路46
からの第2ユニークワードUW2の出力は、低速付随チ
ャンネルSA無しが指示されたときだけである。
【0031】そして、誤り検出用パリティ生成回路43
では、チャンネル種別データCIと、低速付随チャンネ
ルSA又は第2ユニークワードUW2と、音声データT
CHとに対して、誤り検出用パリティCRCを生成させ
て付加し、この誤り検出用パリティCRCが付加された
データをスクランブル回路47に供給する。このスクラ
ンブル回路47では、音声データTCHと、誤り検出用
パリティCRCに対してスクランブルする処理を施し、
処理されたデータを固定パターン付加回路48に供給す
る。
【0032】この固定パターン付加回路48では、1ス
ロットを構成するデータの内の常時同じパターンのデー
タ(第1ユニークワードなど)を付加する処理を行い、
この固定パターン付加回路48から1スロットのバース
トデータを出力させる。
【0033】このようにして行われる送信時のバースト
データの生成処理を、図6のフローチャートに示すと、
まず低速付随チャンネルのデータの有無を判断し(ステ
ップ101)、低速付随チャンネルのデータが有る場合
には、対応したデータを1スロット内の所定位置に配置
させる(ステップ102)。そして、低速付随チャンネ
ルのデータが無い場合には、低速付随チャンネルの代わ
りに、第2ユニークワードを付加させると共に、チャン
ネル種別データCIを対応したデータとする(ステップ
103)。
【0034】次に、このように送信されるバーストデー
タを受信処理する構成を、図7に示す。このバーストデ
ータの受信処理は、親機や子機の通信制御部14,24
で行われるもので、親機,子機いずれの場合でも基本的
には同じ構成である。まず、変復調部13又は23で復
調して得た受信データを、端子51を介してデスクラン
ブル回路52と、第1ユニークワード検出回路53と、
第2ユニークワード検出回路54とに供給する。
【0035】第1ユニークワード検出回路53では、第
1ユニークワードUW1が存在すると思われる区間に若
干の余裕を持たせた範囲内のビットデータの検出を行
い、この検出回路53が予め持つ第1ユニークワードU
W1と同じパターンのデータと検出データとの比較を行
い、一致を検出したとき、第1ユニークワードUW1を
検出したと判断し、デスクランブル回路52に検出タイ
ミングのデータを供給する。
【0036】そして、デスクランブル回路52では、こ
の検出タイミングを基準として、音声データTCHと誤
り検出符号CRCが配された範囲を判断し、この区間の
データのスクランブルを解除するデスクランブル処理を
行う。そして、デスクランブルされた受信データを誤り
検出回路55に供給し、誤り検出符号CRCに基づい
て、このスロット内のチャンネル識別データCI,低速
付随チャンネルデータSA,音声データTCHに誤りが
あるか否かの判断を行う。
【0037】そして、このスロット内のそれぞれのデー
タに誤りが検出されない場合には、それぞれのデータを
チャンネル種別判別回路56,低速付随チャンネル判別
回路57及び音声データ処理回路59に供給し、それぞ
れの回路で対応したデータ処理を実行させ、音声データ
出力端子59から処理された音声データを出力させる。
また、誤りが検出された場合には、誤りのあったデータ
を対応した回路には供給させず、音声データが誤りの場
合には音声出力を停止させるミュート処理を音声データ
処理回路58で実行させる。
【0038】また、第1ユニークワード検出回路53で
第1ユニークワードUW1を検出できなかった場合に
は、第2ユニークワード検出回路54に検出出来なかっ
たことを示すデータを供給する。第2ユニークワード検
出回路54にこのデータが供給されると、検出回路54
内で第2ユニークワードUW2が存在すると思われる区
間(即ち低速付随チャンネルが存在する区間)に若干の
余裕を持たせた範囲内のビットデータの検出を行い、こ
の検出回路54が予め持つ第2ユニークワードUW2と
同じパターンのデータと検出データとの比較を行い、一
致を検出したとき、第2ユニークワードUW2を検出し
たと判断し、デスクランブル回路52に検出タイミング
のデータを供給する。そして、デスクランブル回路52
では、この検出タイミングを基準として、音声データT
CHと誤り検出符号CRCが配された範囲を判断し、こ
の区間のデータのスクランブルを解除するデスクランブ
ル処理を行う。
【0039】そして、このデスクランブル処理されたデ
ータを、誤り検出回路55で誤り検出して誤りが検出さ
れなかった場合には、チャンネル種別判別回路56と音
声データ処理回路59に対応したデータを供給するが、
このときには、チャンネル種別判別回路56で判断した
データが、低速付随チャンネル情報無しを示すデータで
あった場合にだけ、音声データ処理回路58に音声デー
タ処理を実行させる制御データを供給し、音声データ処
理回路58で音声データ処理を実行させて出力端子59
から音声データを出力させる。チャンネル種別データで
低速付随チャンネル情報有りが示されている場合には、
受信エラーである可能性があるので、音声データ処理回
路58で音声をミュート処理させる。
【0040】このようにして行われる受信時のバースト
データの判別処理を、図8のフローチャートに示すと、
まず第1ユニークワード検出回路53で第1ユニークワ
ードUW1が検出できたか否か判断する(ステップ11
1)。ここで、第1ユニークワードUW1が検出できた
場合には、この第1ユニークワードUW1の検出タイミ
ングを基準として、デスクランブル回路52で受信デー
タのスクランブルを解除するデスクランブルを行う(ス
テップ112)。そして、このデスクランブルされたデ
ータに付加された誤り検出用パリティCRCに基づい
て、誤り検出回路55で誤り検出を行い、誤りが検出さ
れたか否か判断する(ステップ113)。ここで、誤り
が検出されない場合には、音声データ処理回路58での
音声処理を実行させて、端子59から音声データを出力
させ、後段の回路で音声を出力させる処理をさせると共
に、低速付随チャンネルSAの内容を判別させ、対応し
た制御を実行させる(ステップ114)。
【0041】そして、ステップ111で第1ユニークワ
ードUW1が検出できなかった場合には、第2ユニーク
ワード検出回路54で第2ユニークワードUW2が検出
できたか否か判断する(ステップ115)。ここで、第
2ユニークワードUW2が検出できた場合には、チャン
ネル種別判別回路56で、低速付随チャンネル情報無し
を示すデータを検出したか否か判断する(ステップ11
6)。そして、低速付随チャンネル情報無しが検出され
た場合には、ステップ112に移って、第2ユニークワ
ードUW2の検出タイミングを基準とした受信データの
デスクランブルを行った後、誤り検出用パリティCRC
に基づいた誤り検出を行い、誤りが検出されなかった場
合には、ステップ114での音声処理及び低速付随チャ
ンネル判別を行う。
【0042】そして、ステップ116で低速付随チャン
ネル情報無しを示すデータが検出されなかった場合に
は、受信データに何らかのエラーが生じている可能性が
あるので、音声データ処理回路58で、このときの受信
バーストの音声データをミュート状態(無音状態)とす
るミュート処理を行う(ステップ117)。また、ステ
ップ115で第2ユニークワードUW2が検出されなか
った場合にも、ステップ117へ移ってミュート処理を
行う。
【0043】このように受信処理が行われることで、第
1ユニークワードUW1の検出に失敗した場合でも、第
2ユニークワードUW2の検出に成功した場合には、こ
のときのバーストデータの受信処理を行うことができ、
それだけバーストデータの受信処理を正確にできる可能
性が高くなる。このため、音声処理が連続的に行われる
可能性が高くなり、通話音声が一時的なミュート処理で
中断することが少なくなる。
【0044】この場合、本例においては低速付随チャン
ネルSAが送信される区間を使用して、この区間で送信
するデータが無い場合にだけ、第2ユニークワードUW
2を送信するようにしたので、デジタルコードレス電話
で規定されたスロット構成をそのまま使用して本例の処
理が実現でき、従来のデジタルコードレス電話装置との
互換性が保てる。なお、通話中に低速付随チャンネルS
Aのデータが送信される頻度は、それほど高くないの
で、第2ユニークワードが送信される可能性は高く、同
期データとして有効に機能する。
【0045】なお、本例の場合には、第2ユニークワー
ドUW2を検出した後に、チャンネル種別データCIを
判別して、低速付随チャンネル無しを検出した場合にだ
け、第2ユニークワードUW2に基づいた受信処理を行
うようにしたので、第2ユニークワードUW2を誤検出
(即ち何らかの低速付随チャンネルデータを第2ユニー
クワードと誤検出)した場合には、そのときの音声処理
が実行されず、誤検出された第2ユニークワードに基づ
いて誤動作することはない。また、第2ユニークワード
UW2や音声データについては、誤り検出符号CRCも
付加されているので、この点からも第2ユニークワード
UW2の誤検出による誤動作が防止される。
【0046】ここで、第1ユニークワードだけを送信す
る場合と、第2ユニークワードを送信する場合で、同期
処理できる確率を比較すると、第1ユニークワードUW
1だけを送信させた場合のユニークワードの検出率Pd
1は、次式のようになる。
【0047】
【数1】Pd1=(1−p)16 但し、pはビット誤り率
【0048】そして、第1ユニークワードUW1と第2
ユニークワードUW2とを送信させて、同期処理をさせ
た場合の検出率Pd2は、次式のようになる。
【0049】
【数2】 Pd2=Pd1+(1−Pd1)・Pd1 =Pd1(2−Pd1)
【0050】ここで、p=0.01(即ち1%)とする
と、〔数1〕式よりPd1≒0.85となる。そして、
第1,第2ユニークワードUW1,UW2を使用した場
合には、〔数2〕式よりPd2≒0.9775となり、
検出率が約15%高くなり、非常に受信エラーが少なく
なることが判る。
【0051】なお、上述実施例ではコードレス電話の親
機としては、一般加入者が設置する親機として説明した
が、パーソナルハンディフォンシステム(PHS)と称
される無線電話用の基地局の場合にも、端末機(子機)
との間で通信を行う構成については一般加入者用親機と
同じ構成であり、通信方式も基本的には同じで、このP
HSで基地局と端末機との間の通信を行う場合にも本発
明が適用できることは勿論である。また、デジタルコー
ドレス電話やPHS以外の、スロット構成のバーストデ
ータの送受信を行う通信装置にも適用できるものであ
る。
【0052】
【発明の効果】本発明によると、規定された第1の区間
に挿入された同期データを受信側で検出できない場合に
おいて、この区間とは異なる第2の区間に挿入された所
定パターンのデータを検出できたとき、このデータを同
期データとして、このスロットのデータを捕捉して受信
処理することが可能になり、スロット構成のデータを受
信できる可能性が高くなる。ここで、本発明の場合に
は、第2の区間で送信するデータがないときだけ、この
区間に同期データを送信するようにしたので、従来のス
ロット構成を全く変更することなく通信状態の改善がで
き、従来の装置との互換性が保てる。
【0053】この場合、第2の区間の所定パターンのデ
ータを検出した後、このスロットに付加されたエラー検
出符号で音声データのエラーが検出されないとき、この
スロットで送信された音声データを使用して、通話処理
を行うようにしたことで、同期データの検出失敗による
音声の一時的な中断が発生する可能性が非常に少なくな
り、良好な通話状態が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用されるコードレス電話
装置の親機の構成図である。
【図2】本発明の一実施例が適用されるコードレス電話
装置の子機の構成図である。
【図3】一実施例による1スロットの構成を示す説明図
である。
【図4】一実施例による1スロットの構成(第2ユニー
クワード送信時)を示す説明図である。
【図5】一実施例による送信側でのスロット化の処理構
成を示す構成図である。
【図6】一実施例による送信処理を示すフローチャート
である。
【図7】一実施例による受信側でのスロット判別の処理
構成を示す構成図である。
【図8】一実施例による受信処理を示すフローチャート
である。
【図9】コードレス電話装置のシステム構成を示す構成
図である。
【図10】コードレス電話装置の通信方式を示す構成図
である。
【符号の説明】
12,22 無線部 13,23 変復調部 14,24 通信制御部 15,25 ADPCMコーデック部 43 誤り検出用パリティ生成回路 44 チャンネル種別データ発生回路 45 低速付随チャンネル発生回路 46 第2ユニークワード発生回路 47 スクランブル回路 48 固定パターン付加回路 52 デスクランブル回路 53 第1ユニークワード検出回路 54 第2ユニークワード検出回路 55 誤り検出回路 56 チャンネル種別判別回路 57 低速付随チャンネル判別回路 58 音声データ処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04M 1/00 H04B 7/26 N 109N

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1スロット内の第1の区間に所定のパタ
    ーンの同期データが挿入されたスロット構成のバースト
    データを送信する送信装置において、 上記スロット中の上記同期データとは異なる所定のデー
    タを送信するための第2の区間に、送信するデータがな
    いとき、 この第2の期間に送信されるデータで存在しないパター
    ンの同期データを送信するようにした送信装置。
  2. 【請求項2】 1スロット内の第1の区間に所定のパタ
    ーンの同期データが挿入されたスロット構成のバースト
    データを受信する受信装置において、 上記第1の区間の同期データを検出できない場合に、 この第1の区間とは異なる第2の区間に予め決められた
    パターンのデータを検出したとき、この検出タイミング
    に同期させてスロット構成のデータの受信処理を行うよ
    うにした受信装置。
  3. 【請求項3】 上記第2の区間で上記パターンのデータ
    を検出した後、このスロットに付加されたエラー検出符
    号で音声データのエラーが検出されないとき、 このスロットで送信された音声データを使用して、通話
    処理を行うようにした請求項2記載の受信装置。
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