JPH08316919A - 送信装置及び受信装置 - Google Patents

送信装置及び受信装置

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JPH08316919A
JPH08316919A JP11873795A JP11873795A JPH08316919A JP H08316919 A JPH08316919 A JP H08316919A JP 11873795 A JP11873795 A JP 11873795A JP 11873795 A JP11873795 A JP 11873795A JP H08316919 A JPH08316919 A JP H08316919A
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voice data
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JP11873795A
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English (en)
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Kunio Fukuda
邦夫 福田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デジタルコードレス電話装置などのスロット
構成のデータを伝送する通信装置において、通話音声の
品質を向上させる。 【構成】 音声データと付随データとに、所定ビットの
誤り検出符号が付加されたスロット構成のバーストデー
タを送信する送信装置において、付随データとして送信
するデータがないとき、1スロット中の所定のデータで
付随データ無しを示すコードのデータを送信すると共
に、所定ビットの誤り検出符号として、音声データの誤
り訂正機能を有する符号を送信するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばデジタルコード
レス電話と称されるスロット構成のバーストデータの送
信及び受信を行うものに適用して好適な送信装置及び受
信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルコードレス電話装置は、例えば
図9に示すように構成される。この図9において、1は
基地局となる親機を示し、この親機1は電話回線と接続
されていると共に子機との間で通信を行うためのアンテ
ナ1aを備える。そして、この親機1と通信が可能な子
機が複数台(ここでは3台)用意されている。即ち、子
機2,3,4が用意され、それぞれの子機2,3,4に
アンテナ2a,3a,4aが取付けられ、親機1のアン
テナ1aと各子機2,3,4のアンテナ2a,3a,4
aとの間で無線伝送が行われる。
【0003】そして、各子機2,3,4で親機1(或い
は親機1と電話回線を介して接続された相手)と通話を
行う場合、所定のフォーマットの接続制御信号を親機1
側に伝送して、親機1との間で時分割でデジタルデータ
化された音声データの伝送を行い、通話を行う。
【0004】このようなデジタルコードレス電話装置に
おいては、無線アクセス方式としてTDMA方式(時分
割多元接続方式)を採用し、伝送方式としてTDD方式
(時分割二重方式)を採用したTDMA/TDD方式と
してある。このTDMA/TDD方式を、図10を参照
して説明すると、図10のAは通信スロットの配置を示
す図で、1つの伝送チャンネルにおいて、5m秒を1フ
レームとし、この1フレームを8分割した625μ秒を
1スロットとしてある。そして、1フレーム中の前半の
4スロットを送信スロットT1,T2,T3,T4と
し、後半の4スロットを受信スロットR1,R2,R
3,R4としてある。このフレーム構造が5m秒周期で
繰り返される。
【0005】ここで、1台の親機と2台の子機1,2と
の間で、1伝送チャンネルを使用して同時に通信が行わ
れるとすると、例えば親機(図10のB)と子機1(図
10のC)との間では、送信スロットT2を使用して親
機から子機1への送信を行い、受信スロットR2を使用
して子機1から親機への送信を行う。また、親機と子機
2(図10のD)との間では、送信スロットT3を使用
して親機から子機2への送信を行い、受信スロットR3
を使用して子機2から親機への送信を行う。このように
送信スロットと受信スロットとが1フレームで4スロッ
トずつ用意された場合には、1台の親機で、1伝送チャ
ンネルを使用して、最大4台の子機との間の同時通信が
できる(但し送信スロットT1と受信スロットR1は制
御データの伝送に使用されるので、通常は3台の子機ま
での同時通信に制限される)。
【0006】このような通信方式で親機と子機との間の
通信が行われることで、コードレス電話に用意された周
波数帯域が効率良く使用される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
デジタルコードレス電話システムで伝送されるスロット
構成のデータには、CRC(Cyclic Redun
dancy Cheak)符号と称される誤り検出符号
が付加され、各スロットを受信したときに、スロット中
の音声データや、音声に付随する制御データなどの誤り
を検出するようにしてある。そして、この誤り検出符号
で誤りを検出したときには、このスロットで伝送される
音声データを無音状態とするミュート処理を行って、誤
って伝送された音声データにより異音などが出力される
のを防止するようにしてある。
【0008】ここで、伝送される音声データの誤り発生
状態には、1〜2ビット程度の軽度の誤りである場合
と、所定区間連続してビット誤りが発生するバーストエ
ラーである場合とがあるが、現在のデジタルコードレス
電話システムの規格で使用されている誤り訂正符号で
は、どの程度の誤りがあるか判別は出来ないため、1〜
2ビット程度の軽度の誤りである場合でも、常時1スロ
ット全ての音声データ(即ち5m秒分の音声)をミュー
ト処理させていた。従って、音声データに受信エラーが
生じたときには、一時的に出力される音声が途切れてし
まい、通話音声の品質を低下させていた。
【0009】本発明はかかる点に鑑み、この種の送信装
置と受信装置とを使用して音声データを伝送させて通話
を行う場合に、通話音声の品質を向上させることを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この問題点を解決するた
めに、本発明の送信装置は、音声データと付随データと
に、所定ビットの誤り検出符号が付加されたスロット構
成のバーストデータを送信する送信装置において、付随
データとして送信するデータがないとき、1スロット中
の所定のデータで付随データ無しを示すコードのデータ
を送信すると共に、所定ビットの誤り検出符号として、
音声データの誤り訂正機能を有する符号を送信するよう
にしたものである。
【0011】また本発明の受信装置は、音声データと付
随データとに、所定ビットの誤り検出符号が付加された
スロット構成のバーストデータを受信する受信装置にお
いて、受信した1スロット中の所定のデータで、付随デ
ータ無しを検出したとき、誤り検出符号として送信され
るデータに基づいて、音声データの誤り訂正処理を行
い、訂正された音声データを得るようにしたものであ
る。
【0012】
【作用】本発明によると、音声データに付随するデータ
が無い場合には、音声データに付加されて送信される誤
り訂正符号により、音声データの誤り訂正が可能とな
り、伝送される音声データにビットエラーがある場合に
は、このエラーを訂正して、良好な音声を出力させるこ
とが可能になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図8を参照
して説明する。
【0014】本例においては、TDMA方式の通信方式
でスロット構成のバーストデータが間欠的に送受信され
るデジタルコードレス電話装置に適用したもので、まず
その親機の構成を図1に示す。アンテナ11で子機から
受信したデータを無線部12で受信処理し、変復調部1
3に供給し受信データを復調する。そして、復調した受
信データを、通信制御部14に供給する。この通信制御
部14では、スロット構成で間欠的に伝送されるデータ
を判別して、各スロット内に挿入された音声データや制
御データなどの各種データを抽出し、音声データをAD
PCMコーデック部15に供給すると共に、各種制御デ
ータに基づいた通信制御を行う。
【0015】そして、通信制御部14からADPCMコ
ーデック部15に供給される音声データをアナログ音声
信号に変換し、このアナログ音声信号を回線インターフ
ェース部16に供給し、アナログ電話回線接続端子17
側に送出させる。
【0016】また、アナログ電話回線接続端子17側か
ら得られるアナログ音声信号を回線インターフェース部
16を介してADPCMコーデック部15に供給し、A
DPCM(適応差分パルス符号変調)のデジタルデータ
とし、このデジタルデータを通信制御部14に供給し
て、スロット構成のデータとする。この場合、各スロッ
トには同期データや制御データなどを付加させる。
【0017】そして、通信制御部14で作成されたスロ
ット構成のデータを、所定の送信タイミングに変復調部
13に供給し、この変復調部13で伝送用に変調させ
る。そして、変調されたデータを無線部12に接続され
たアンテナ11から無線伝送させる。
【0018】また、ハンドセット18が回線インターフ
ェース部16に直接接続してあり、アナログ電話回線接
続端子17を介して外線側と通話できるようにしてある
と共に、ADPCMコーデック部15側との接続によ
り、子機との内線通話ができるようにしてある。さら
に、キー入力部19が、回線インターフェース部16に
接続してあり、外線への発信などの各種制御ができるよ
うにしてある。
【0019】次に、子機の構成を図2に示すと、無線通
信機としての構成は基本的には親機と同様の構成で、ア
ンテナ21で親機又は他の子機から受信したデータを無
線部22で受信処理し、変復調部23に供給し受信デー
タを復調する。そして、復調した受信データを通信制御
部24に供給してスロット構成のデータを判別し、受信
データ中の音声データをADPCMコーデック部25に
供給してアナログ音声信号とし、このアナログ音声信号
をスピーカ26から出力させる。
【0020】また、マイク27が拾った音声信号をAD
PCMコーデック部25に供給して、ADPCMのデジ
タルデータとし、このデジタルデータを通信制御部24
に供給する。そして、この通信制御部24でスロット構
成のデータとし、このスロット構成のデータを所定のタ
イミングで変復調部23に供給して伝送用に変調し、変
調されたデータを無線部22に接続されたアンテナ21
から無線伝送させる。
【0021】また、キー入力部28が、マンマシンイン
ターフェース部29を介してADPCMコーデック部2
5に接続され、キー入力部28の操作情報が通信制御部
24側に供給されるようにしてある。さらに、マンマシ
ンインターフェース部29に表示部30が接続され、動
作状態などが表示されるようにしてある。
【0022】次に、本例のコードレス電話システムで親
機と子機との間での音声データの伝送に使用されるスロ
ットデータの構成について説明すると、デジタルコード
レス電話システムで規定された物理的な通信スロット構
成は図3に示す構成である。即ち、1スロットは625
μ秒間で、240ビット伝送させる構成としてあり、先
頭から順にランプビットR(4ビット),スタートシン
ボルSS(2ビット),プリアンブルPR(6ビッ
ト),ユニークワードUW(16ビット),チャンネル
識別符号CI(4ビット),低速付随チャンネルSA
(16ビット),音声データTCH(160ビット),
誤り検出用パリティCRC(16ビット),ガードビッ
トGB(16ビット:但しこの区間はデータ無し)と配
置されている。
【0023】ここで、1スロット160ビットの音声デ
ータTCHには、5m秒分の音声データが配され、16
ビットの誤り検出用パリティCRCとしては、この音声
データTCHと低速付随チャンネルSAとチャンネル識
別符号CIに対して、生成させた誤り検出符号としてあ
り、生成多項式=X16+X12+X5 +1のパリティとし
てある。そして、各スロットに音声データTCHと誤り
検出用パリティCRCとを配置する場合には、スクラン
ブル回路でスクランブル処理を施して配置するようにし
てある。
【0024】そして、ユニークワードUWは、受信側で
スロットデータに同期させるための同期データであり、
このシステムの通信方式で決められた16ビットの特定
のパターンのデータを送信するようにしてある。
【0025】そして、低速付随チャンネルSAとして
は、割当てられた16ビットの期間を利用して、ビット
レートの低いデータを伝送できるようにしてある。この
低速付随チャンネルSAは、呼接続,切断などの通話中
にも必要な通信制御データを伝送するためのものであ
る。
【0026】そして本例においては、この低速付随チャ
ンネルSAで制御データを伝送させない場合には、この
チャンネルSAで付随データを伝送させるために存在す
るデータのパターンとは異なるパターンのデータ(例え
ば“1001”を16ビット繰り返すパターンのデー
タ)とし、チャンネル識別符号CIで低速付随チャンネ
ル情報無しを示す所定の4ビットデータ(例えば“10
10”の4ビットデータ)を送信すると共に、誤り検出
用パリティCRCの代わりに、誤り訂正用パリティFE
Cを送信する。即ち、図4に示すように、誤り検出用パ
リティCRCとして設定された16ビットの区間に、F
EC(Forward Error Correcti
ng)符号と称される16ビットのエラー訂正符号であ
る誤り訂正用パリティFECを配置する。この誤り訂正
用パリティFECとしては、例えば次の表1に示す2種
類の形式が考えられる。
【0027】
【表1】
【0028】なお、この表1において、符号名の欄に括
弧して示す数字は、右側が本来のデータ長で、左側がパ
リティを付加したデータ長であり、両データ長の差(1
6ビット)がパリティのビット数である。従って、本例
のスロット構成の音声データ(160ビット)と、その
音声データに付加する16ビットのパリティに適用でき
る。
【0029】以上のスロット構成のバーストデータを本
例の親機や子機から送信させて、相手側で受信処理させ
る。
【0030】次に、親機や子機の通信制御部14,24
で、送信時にバーストデータを生成させる処理について
説明する。図5は、そのための構成を示す図で、親機,
子機いずれの場合でも基本的には同じ構成である。ま
ず、ADPCMコーデック部15又は25側から供給さ
れるADPCM(適応差分パルス符号変調)のデジタル
音声データを、端子41から音声データ処理回路42に
供給し、この処理回路42で音声データを160ビット
ずつに区切られた音声データTCHとする処理を行う。
そして、この160ビットずつの音声データTCHを、
データ付加・判別回路43に供給する。
【0031】また、低速付随チャンネル発生回路44が
出力する低速付随チャンネルSAと、チャンネル種別デ
ータ発生回路45が出力するチャンネル種別データCI
とを、データ付加・判別回路43に供給する。ここで、
低速付随チャンネル発生回路44が出力する低速付随チ
ャンネルSAのデータ内容を、チャンネル種別データC
Iで判断するようにしてあり、データ無しと判断された
ときには、低速付随チャンネル情報無しを示すコードの
チャンネル種別データCIを出力して、データ付加・判
別回路43に供給する。
【0032】そして、データ付加・判別回路43では、
供給される各データ(音声データTCH,低速付随チャ
ンネルSA,チャンネル種別データCI)をスロット構
成に準じた配列のデータとすると共に、チャンネル種別
データCIの内容を判別する。そして、データ付加・判
別回路43で所定のデータ配列とされたデータを、スク
ランブル回路46に供給する。
【0033】また、データ付加・判別回路43で判別し
たチャンネル種別データCIの内容が、低速付随チャン
ネルSA無しを示すデータ以外のデータである場合に
は、誤り検出用パリティ生成回路47に音声データTC
Hと低速付随チャンネルSAとチャンネル種別データC
Iとを供給し、これらのデータに基づいて誤り検出用パ
リティCRCを生成させ、生成された誤り検出用パリテ
ィCRCを、スクランブル回路46に供給する。そし
て、データ付加・判別回路43で判別したチャンネル種
別データCIの内容が、低速付随チャンネルSA無しを
示すデータである場合には、誤り訂正用パリティ生成回
路48に音声データTCHを供給し、この音声データT
CHに基づいて誤り訂正用パリティFECを生成させ、
生成された誤り訂正用パリティFECを、スクランブル
回路46に供給する。
【0034】そして、スクランブル回路46では、供給
される音声データTCHとパリティ(誤り検出用パリテ
ィCRC又は誤り訂正用パリティFEC)とに対してス
クランブルする処理を施し、処理されたデータ(チャン
ネル種別データCI及び低速付随チャンネルSAを含
む)を固定パターン付加回路49に供給する。
【0035】そして、固定パターン付加回路49では、
1スロットを構成するデータの内の常時同じパターンの
データ(ユニークワードなど)を付加する処理を行い、
この固定パターン付加回路49の出力端子50から1ス
ロットのバーストデータを出力させる。
【0036】このようにして行われる送信時のバースト
データの生成処理を、図6のフローチャートに示すと、
まず低速付随チャンネルのデータの有無を判断し(ステ
ップ101)、低速付随チャンネルのデータが有る場合
には、誤り検出パリティCRCを生成させて、1スロッ
ト内の所定位置に配置させる(ステップ102)。そし
て、低速付随チャンネルのデータが無い場合には、誤り
検出パリティCRCの代わりに、誤り訂正パリティFE
Cを生成させると共に、チャンネル種別データCIを対
応したデータとする(ステップ103)。
【0037】次に、このように送信されるバーストデー
タを受信処理する構成を、図7に示す。このバーストデ
ータの受信処理は、親機や子機の通信制御部14,24
で行われるもので、親機,子機いずれの場合でも基本的
には同じ構成である。まず、変復調部13又は23で復
調して得た受信データを、端子51を介してデスクラン
ブル回路52に供給する。
【0038】このデスクランブル回路52では、ユニー
クワードなどの同期データに基づいて、1スロット内の
各データが配された位置を判別し、音声データTCHと
パリティCRC又はFECに対して施されたスクランブ
ルを解除するデスクランブル処理を行う。そして、デス
クランブルされた受信データを、チャンネル種別判別回
路53と、誤り検出回路54と、誤り訂正回路55とに
供給する。
【0039】そして、チャンネル種別判別回路53で
は、チャンネル種別データCIを判別して、低速付随チ
ャンネル無しを示すデータであるか否か判断し、低速付
随チャンネル無し以外のデータを判別した場合には、誤
り検出回路54でパリティとして付加された誤り検出パ
リティCRCに基づいた誤り検出処理を行う。そして、
このときのスロットのデータに誤りが検出されない場合
には、音声データTCHを音声データ処理回路56に供
給し、処理された音声データ(ADPCMの連続的なデ
ジタル音声データ)を出力端子57に得ると共に、低速
付随チャンネルSAを低速付随チャンネル判別回路58
に供給し、低速付随チャンネルSAを判別させて対応し
た制御を実行させる。そして、誤り検出処理で誤りが検
出された場合には、このときの音声データを無音状態と
するミュート状態とする指令を音声データ処理回路56
に送ると共に、このときの低速付随チャンネルSAの内
容を無視する。
【0040】そして、チャンネル種別判別回路53で低
速付随チャンネル無しのデータを判別した場合には、誤
り訂正回路55でパリティとして付加された誤り訂正パ
リティFECに基づいた音声データTCHの誤り訂正処
理を行う。そして、訂正された音声データTCHを音声
データ処理回路56に供給し、処理された音声データを
出力端子57に得る。そして、誤り訂正パリティFEC
で訂正できない重度のエラーが音声データにあった場合
には、このときの音声データを無音状態とするミュート
状態とする指令を音声データ処理回路56に送る。
【0041】このようにして行われる受信時のバースト
データの判別処理を、図8のフローチャートに示すと、
まずチャンネル種別判別回路53で低速付随チャンネル
無しを示すデータが判別されたか否か判断する(ステッ
プ111)。ここで、低速付随チャンネル無しを示すデ
ータが判別された場合には、誤り訂正パリティFECに
よる音声データTCHの誤り訂正処理を行う(ステップ
112)。そして、この誤り訂正処理により、誤りの無
い音声データになったか否か判断する(ステップ11
3)。そして、誤り訂正が完全にできた場合には、音声
データ処理回路56で音声データ処理を実行させ、この
ときの1スロット分の音声データを出力させる(ステッ
プ114)。
【0042】そして、ステップ111で低速付随チャン
ネル無しを示すデータが判別されないとき(即ち何らか
の内容の低速付随チャンネルがある場合)には、誤り検
出パリティCRCによる音声データTCHの誤り検出処
理を行う(ステップ116)。そして、この誤り検出処
理により誤りが検出されたか否か判断し(ステップ11
7)、誤りが検出されない場合には、音声データ処理回
路56で音声データ処理を実行させ、このときの1スロ
ット分の音声データを出力させると共に、このスロット
で伝送される低速付随チャンネルSAの内容を判別する
(ステップ118)。
【0043】そして、ステップ113で誤りが完全に訂
正できなかったと判断されたときと、ステップ117で
誤り有りと判断されたときには、このときの受信バース
トの音声データをミュート状態(無音状態)とするミュ
ート処理を音声データ処理回路56で行う(ステップ1
15)。
【0044】このように受信処理が行われることで、1
スロット中に低速付随チャンネルのデータが無い場合に
は、誤り検出パリティCRCの代わりに伝送される誤り
訂正パリティFECを使用して、音声データTCHの誤
りを訂正するようにしたので、例えば1ビット程度の誤
りに関しては訂正することができ、それだけ音声データ
がミュート処理される可能性が低くなり、通話音声が一
時的なミュート処理で中断することが少なくなる。
【0045】この場合、低速付随チャンネルSAは呼接
続,切断などの通話中に必要な通信制御データであり、
通話中に何らかのデータが伝送される頻度はそれほど高
くはなく、誤り訂正パリティFECが伝送される可能性
は高く、本例の構成による誤り訂正機能は有効に機能す
る。
【0046】そして本例においては、低速付随チャンネ
ルSAのデータが有る場合には、誤り検出パリティCR
Cを伝送して、誤り検出処理だけを行うようにしたの
で、誤り訂正を行わない従来の規格のデジタルコードレ
ス電話と互換性を保つことができる。例えば、本例の構
成の親機と子機を使用する場合には、誤り訂正が行われ
て良好な通話ができると共に、この子機をPHS(パー
ソナルハンディフォンシステム)と称される無線電話用
の端末機として使用して、誤り検出パリティだけを送出
する基地局と通信させた場合には、誤り検出パリティに
基づいた従来と同様の通信処理が行われる。
【0047】なお、低速付随チャンネルのデータが有る
場合には、音声データTCHと低速付随チャンネルSA
とチャンネル種別データCIの合計180ビットに対し
て機能するパリティとする必要があり、16ビットのパ
リティで誤り検出機能だけを持たせるようにしてあるの
に対し、低速付随チャンネルのデータが無い場合には、
16ビットのパリティで160ビットの音声データTC
Hだけに対して機能するパリティとすれば良いので、誤
り訂正機能を持たせることが出来るようになったもので
ある。
【0048】また、送信側で低速付随チャンネルのデー
タ有りを示すチャンネル種別データを付与して送信した
場合に、受信側で受信エラーが生じてチャンネル種別デ
ータが低速付随チャンネルのデータ無しを示すデータで
あると判別された場合には、誤り訂正処理が行われるこ
とになるが、この訂正処理で訂正不能のエラーが検出さ
れて、そのときのデータが破棄されるので、受信エラー
により誤動作することはない。
【0049】なお、上述実施例中の表1で示した誤り訂
正符号については一例を示したものであり、その他の構
成の誤り訂正機能を有する誤り訂正符号を適用しても良
いことは勿論である。
【0050】また、上述実施例ではコードレス電話の親
機としては、一般加入者が設置する親機として説明した
が、PHSと称される無線電話用の基地局の場合にも、
端末機(子機)との間で通信を行う構成については一般
加入者用親機と同じ構成であり、通信方式も基本的には
同じで、このPHSで基地局と端末機との間の通信を行
う場合にも本発明が適用できることは勿論である。ま
た、デジタルコードレス電話やPHS以外の、スロット
構成のバーストデータの送受信を行う通信装置にも適用
できるものである。
【0051】
【発明の効果】本発明によると、音声データに付随する
データが無い場合には、音声データに付加されて送信さ
れる誤り訂正符号により、音声データの誤り訂正が可能
となり、伝送される音声データにビットエラーがある場
合には、このエラーを訂正して、良好な音声を出力させ
ることが可能になり、良好な通話状態が確保される。こ
こで、本発明の場合には、音声データに付随するデータ
がある場合には、この誤り訂正処理を行わないので、誤
り訂正符号を送信しない従来の装置との互換性が保て
る。
【0052】この場合、受信した1スロット中の所定の
データで、付随データ有りを検出したとき、誤り検出符
号として送信されるデータに基づいて、音声データの誤
り検出処理を行い、誤りを検出したとき、音声をミュー
トさせる処理を行うようにしたことで、誤り訂正処理と
誤り検出処理との切換えが良好に行われ、常時適切な音
声データ処理が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例が適用されるコードレス電話
装置の親機の構成図である。
【図2】本発明の一実施例が適用されるコードレス電話
装置の子機の構成図である。
【図3】一実施例による1スロットの構成を示す説明図
である。
【図4】一実施例による1スロットの構成(誤り訂正符
号送信時)を示す説明図である。
【図5】一実施例による送信側でのスロット化の処理構
成を示す構成図である。
【図6】一実施例による送信処理を示すフローチャート
である。
【図7】一実施例による受信側での音声データ処理構成
を示す構成図である。
【図8】一実施例による受信処理を示すフローチャート
である。
【図9】コードレス電話装置のシステム構成を示す構成
図である。
【図10】コードレス電話装置の通信方式を示す構成図
である。
【符号の説明】
12,22 無線部 13,23 変復調部 14,24 通信制御部 15,25 ADPCMコーデック部 42 音声データ処理回路 43 データ付加・判別回路 44 低速付随チャンネル発生回路 45 チャンネル種別データ発生回路 46 スクランブル回路 47 誤り検出用パリティ生成回路 48 誤り訂正用パリティ生成回路 49 固定パターン付加回路 52 デスクランブル回路 53 チャンネル種別データ判別回路 54 誤り検出回路 55 誤り訂正回路 56 音声データ処理回路 58 低速付随チャンネル判別回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1スロット内に少なくとも音声データ
    と、この音声データに付随したデータとが挿入され、上
    記音声データと付随データとに、所定ビットの誤り検出
    符号が付加されたスロット構成のバーストデータを送信
    する送信装置において、 上記付随データとして送信するデータがないとき、 1スロット中の所定のデータで付随データ無しを示すコ
    ードのデータを送信すると共に、 上記所定ビットの誤り検出符号として、上記音声データ
    の誤り訂正機能を有する符号を送信するようにした送信
    装置。
  2. 【請求項2】 1スロット内に少なくとも音声データ
    と、この音声データに付随したデータとが送信され、上
    記音声データと付随データとに、所定ビットの誤り検出
    符号が付加されたスロット構成のバーストデータを受信
    する受信装置において、 受信した1スロット中の所定のデータで、上記付随デー
    タ無しを検出したとき、 上記誤り検出符号として送信されるデータに基づいて、
    上記音声データの誤り訂正処理を行い、訂正された音声
    データを得るようにした受信装置。
  3. 【請求項3】 受信した1スロット中の所定のデータ
    で、上記付随データ有りを検出したとき、 上記誤り検出符号として送信されるデータに基づいて、
    上記音声データの誤り検出処理を行い、誤りを検出した
    とき、音声をミュートさせる処理を行うようにした請求
    項2記載の受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010073709A1 (ja) * 2008-12-25 2010-07-01 パナソニック株式会社 無線通信装置及び無線通信システム
US9270419B2 (en) 2012-09-28 2016-02-23 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Wireless communication device and communication terminal

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