JP2653004B2 - 無線通信方式 - Google Patents
無線通信方式Info
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- JP2653004B2 JP2653004B2 JP3190441A JP19044191A JP2653004B2 JP 2653004 B2 JP2653004 B2 JP 2653004B2 JP 3190441 A JP3190441 A JP 3190441A JP 19044191 A JP19044191 A JP 19044191A JP 2653004 B2 JP2653004 B2 JP 2653004B2
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- control signal
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- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、無線基地局と複数の子
機との間で交信される時分割の無線通信方式に関し、特
に複数の子機どうしの通信を可能とする無線通信方式に
関する。
機との間で交信される時分割の無線通信方式に関し、特
に複数の子機どうしの通信を可能とする無線通信方式に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の無線通信方式は図５
（ａ）に示されるように、無線基地局１００と子機１０
１とが双方向通信を行なう場合に、無線基地局１００か
ら子機１０１の下り方向へ周波数ｆ1 を使用し、子機１
０１から無線基地局１００の上り方向には、周波数ｆ2
を使用して通信を行なう。同様に無線基地局１００と子
機１０２が通信を行なう場合にも、無線基地局１００か
ら子機１０１の下り方向へは周波数ｆ1 を使用し、子機
１０２から無線基地局１００の上り方向へは周波数ｆ2
を使用して通信を行なっていた。
（ａ）に示されるように、無線基地局１００と子機１０
１とが双方向通信を行なう場合に、無線基地局１００か
ら子機１０１の下り方向へ周波数ｆ1 を使用し、子機１
０１から無線基地局１００の上り方向には、周波数ｆ2
を使用して通信を行なう。同様に無線基地局１００と子
機１０２が通信を行なう場合にも、無線基地局１００か
ら子機１０１の下り方向へは周波数ｆ1 を使用し、子機
１０２から無線基地局１００の上り方向へは周波数ｆ2
を使用して通信を行なっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の無線通
信方式では、子機１０１と子機１０２同士が通信を行な
う場合には、図５（ｂ）に示すように、無線基地局と子
機との間で使用される周波数を下り周波数ｆ1 、上り周
波数ｆ2 のほかに、さらに一対の周波数を用意する。す
なわち、無線基地局１００と子機１０１との間は下り方
向ｆ1 、上り方向ｆ2 を使用し、さらに無線基地局１０
０と子機１０２との間では、下り方向ｆ1Ａ，上り方向
ｆ2 Ａを使用した上で、無線基地局を経由して、子機ど
うしの通信をしなければならなかった。したがって無線
基地局は、少なくとも２つ以上の送信機及び受信機を必
要とし、さらに無線基地局には、二つの子機の通信回線
をお互いに接続する回線接続装置１０３が必要となり、
無線基地局が複雑になるという欠点がある。
信方式では、子機１０１と子機１０２同士が通信を行な
う場合には、図５（ｂ）に示すように、無線基地局と子
機との間で使用される周波数を下り周波数ｆ1 、上り周
波数ｆ2 のほかに、さらに一対の周波数を用意する。す
なわち、無線基地局１００と子機１０１との間は下り方
向ｆ1 、上り方向ｆ2 を使用し、さらに無線基地局１０
０と子機１０２との間では、下り方向ｆ1Ａ，上り方向
ｆ2 Ａを使用した上で、無線基地局を経由して、子機ど
うしの通信をしなければならなかった。したがって無線
基地局は、少なくとも２つ以上の送信機及び受信機を必
要とし、さらに無線基地局には、二つの子機の通信回線
をお互いに接続する回線接続装置１０３が必要となり、
無線基地局が複雑になるという欠点がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の無線通信方式
は、１つの無線基地局と、少なくとも二つ以上の子機と
の通信を同一周波数ｆ１を用いて時分割通信を行うとと
もに前記子機同士間の通信も同一周波数ｆ１の時分割通
信を行う方式であって、前記無線基地局は前記二つの子
機に対して周期的に同期信号を送出する手段を備え、前
記子機は、この無線基地局からの同期信号を受信する手
段と、この同期信号に同期して相手先子機に情報信号を
送出する手段と、前記相手先子機からの情報信号を受信
する手段とを備えている。
は、１つの無線基地局と、少なくとも二つ以上の子機と
の通信を同一周波数ｆ１を用いて時分割通信を行うとと
もに前記子機同士間の通信も同一周波数ｆ１の時分割通
信を行う方式であって、前記無線基地局は前記二つの子
機に対して周期的に同期信号を送出する手段を備え、前
記子機は、この無線基地局からの同期信号を受信する手
段と、この同期信号に同期して相手先子機に情報信号を
送出する手段と、前記相手先子機からの情報信号を受信
する手段とを備えている。
【０００５】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図１は本発明の一実施例のシステム構成図である。
無線基地局１００と子機１０１間の通信は、無線基地局
１００から子機１０１の方向（下り方向）への通信には
周波数ｆ1 を使用するとともに、子機１０１から無線基
地局１００の方向（上り方向）への通信にも周波数ｆ1
を使用する。また、本発明の主眼点の一つである子機１
０１と子機１０２との通信に双方向とも周波数ｆ1 を使
用している。また、無線基地局１００は子機１０１，１
０２に同期のための制御信号を送出し、子機１０１，１
０２同士は後述するように今まで基地局と子機間で使用
していたタイムスロットＴＤ，ＴＵを子機同士で使用し
ている。図２は、本実施例に使用される時分割されたタ
イムスロットが無線基地局１００、子機１０１，１０２
間でどのように使い分けられるかを示している。まず、
周波数ｆ1 の通信回線のディジタル信号か時分割されて
制御信号ＴＤ（Ｔｉｍｅ ｓｌｏｔ ｄｏｗｎ ｗａｒ
ｄ）、ＴＵ（Ｔｉｍｅ ｓｌｏｔ ｕｐ ｗａｒｄ）の
３つのタイムスロットに分けられる。ここで制御信号は
基地局から子機に送出される制御信号であり、プリアン
ブル、同期信号、制御情報を備えている。さらにガード
ビットは、タイムスロット間の干渉を避けるためのバー
スト信号の非送出時間を示す。すなわち無線基地局と子
機との距離が変わると子機から送出したバースト信号の
無線基地局で受信される時間的位置がずれるが、このガ
ードビットのため、隣接するタイムスロットへ干渉を及
ぼさないようにできる。通常の基地局と子機間通信では
ＴＤは、無線基地局１００から子機１０１，１０２への
通信信号送出時間を示し、ＴＵは子機１０１又は１０２
から無線基地局１００への通信信号送出時間を示すが、
子機同士間の通信の場合にはＴＤは例えば子機１０１か
ら子機１０２へ、ＴＵは子機１０２から子機１０１のタ
イムスロットに切り換えられる。
る。図１は本発明の一実施例のシステム構成図である。
無線基地局１００と子機１０１間の通信は、無線基地局
１００から子機１０１の方向（下り方向）への通信には
周波数ｆ1 を使用するとともに、子機１０１から無線基
地局１００の方向（上り方向）への通信にも周波数ｆ1
を使用する。また、本発明の主眼点の一つである子機１
０１と子機１０２との通信に双方向とも周波数ｆ1 を使
用している。また、無線基地局１００は子機１０１，１
０２に同期のための制御信号を送出し、子機１０１，１
０２同士は後述するように今まで基地局と子機間で使用
していたタイムスロットＴＤ，ＴＵを子機同士で使用し
ている。図２は、本実施例に使用される時分割されたタ
イムスロットが無線基地局１００、子機１０１，１０２
間でどのように使い分けられるかを示している。まず、
周波数ｆ1 の通信回線のディジタル信号か時分割されて
制御信号ＴＤ（Ｔｉｍｅ ｓｌｏｔ ｄｏｗｎ ｗａｒ
ｄ）、ＴＵ（Ｔｉｍｅ ｓｌｏｔ ｕｐ ｗａｒｄ）の
３つのタイムスロットに分けられる。ここで制御信号は
基地局から子機に送出される制御信号であり、プリアン
ブル、同期信号、制御情報を備えている。さらにガード
ビットは、タイムスロット間の干渉を避けるためのバー
スト信号の非送出時間を示す。すなわち無線基地局と子
機との距離が変わると子機から送出したバースト信号の
無線基地局で受信される時間的位置がずれるが、このガ
ードビットのため、隣接するタイムスロットへ干渉を及
ぼさないようにできる。通常の基地局と子機間通信では
ＴＤは、無線基地局１００から子機１０１，１０２への
通信信号送出時間を示し、ＴＵは子機１０１又は１０２
から無線基地局１００への通信信号送出時間を示すが、
子機同士間の通信の場合にはＴＤは例えば子機１０１か
ら子機１０２へ、ＴＵは子機１０２から子機１０１のタ
イムスロットに切り換えられる。
【０００６】図３は本実施例の基地局１００のブロック
図であり、電話機１は電話機インタフェース回路２に接
続し、さらに符号器３でアナログ信号がデジタル信号に
符号化され、送信部４にて変調された後にスイッチ１０
を介してアンテナ１１に接続する。一方、子機からの受
信波はアンテナ１１、スイッチ１０を経由して受信部７
にて復調され、復号器６へ入力される。復号器６の出力
は電話機インターフェース回路２に接続する。受信部７
の出力は又、制御信号受信回路８へ入力し、制御信号受
信回路８の出力は、タイミング発生回路９へ入力する。
ここで子機のＴＤ又はＴＵを受信して基地局の送信タイ
ムスロットか、受信タイムスロットかのタイミングかを
判定して、制御信号をスイッチ１０へ送出する。又タイ
ミング発生回路９からのもう一つの出力は、制御信号受
信回路８と復号器６と符号器３と制御信号送出回路５へ
接続している。制御信号送出回路５の出力は、送信部４
へ入力している。
図であり、電話機１は電話機インタフェース回路２に接
続し、さらに符号器３でアナログ信号がデジタル信号に
符号化され、送信部４にて変調された後にスイッチ１０
を介してアンテナ１１に接続する。一方、子機からの受
信波はアンテナ１１、スイッチ１０を経由して受信部７
にて復調され、復号器６へ入力される。復号器６の出力
は電話機インターフェース回路２に接続する。受信部７
の出力は又、制御信号受信回路８へ入力し、制御信号受
信回路８の出力は、タイミング発生回路９へ入力する。
ここで子機のＴＤ又はＴＵを受信して基地局の送信タイ
ムスロットか、受信タイムスロットかのタイミングかを
判定して、制御信号をスイッチ１０へ送出する。又タイ
ミング発生回路９からのもう一つの出力は、制御信号受
信回路８と復号器６と符号器３と制御信号送出回路５へ
接続している。制御信号送出回路５の出力は、送信部４
へ入力している。
【０００７】図４は本実施例の子機１０１，１０２のブ
ロック図であり、電話機２１は電話機インターフェース
回路２２に接続し、電話機インターフェース回路２２の
出力は符号器２３へ入力し、符号器２３の出力は送信部
２４で変調された後にスイッチ３０に入力する。スイッ
チ３０の出力はアンテナ３１へ接続する。スイッチ３０
の一方の出力は、受信部２７へ接続し、受信部２７の出
力は復号器２６と制御信号受信回路２５へ入力する。復
号器２６の出力は電話器インターフェース回路２２へ接
続する。一方制御信号受信器２５の出力は、タイミング
発生回路２８へ接続する。タイミング発生回路２８の一
方の出力は、スイッチ３０に接続し、さらにタイミング
発生回路２８の出力は、復号器２６と符号器２３とスイ
ッチ３０へそれぞれ別々の信号で接続している。
ロック図であり、電話機２１は電話機インターフェース
回路２２に接続し、電話機インターフェース回路２２の
出力は符号器２３へ入力し、符号器２３の出力は送信部
２４で変調された後にスイッチ３０に入力する。スイッ
チ３０の出力はアンテナ３１へ接続する。スイッチ３０
の一方の出力は、受信部２７へ接続し、受信部２７の出
力は復号器２６と制御信号受信回路２５へ入力する。復
号器２６の出力は電話器インターフェース回路２２へ接
続する。一方制御信号受信器２５の出力は、タイミング
発生回路２８へ接続する。タイミング発生回路２８の一
方の出力は、スイッチ３０に接続し、さらにタイミング
発生回路２８の出力は、復号器２６と符号器２３とスイ
ッチ３０へそれぞれ別々の信号で接続している。
【０００８】次に本実施例の動作について説明する。無
線基地局はタイミング信号発生回路９から一定周期のタ
イミング信号が発生し、この信号をもとにし、バースト
信号の送出及び受信がなされる。すなわち、タイミング
信号発生回路９からのタイミング信号は制御信号送出回
路５へ入力、制御信号送出回路５からは図２で示すよう
にプリンアンブル，同期信号を含んだ制御信号が周期的
に発生し、送信部４にて変調されたのちスイッチ１０へ
入力する。スイッチ１０の制御端子へはタイミング発生
回路９からのタイミング信号が入力し、無線基地局から
子機へ信号を送出する時間のみ送信部４の出力はアンテ
ナ１１へ接続するようスイッチ１０が動作する。この結
果上記した制御信号は、アンテナを経て子機へ送出され
る。スイッチ１０は、無線基地局が信号を送出する時間
以外の時間はアンテナ１１と受信部７とが接続するよう
にタイミング発生回路９にて制御される。電話機１が子
機と通信する場合は、電話機インタフェース回路２に
て、電話機１からの２線信号は４線信号に変換される。
従って電話機１からの音声は、符号器３に入力し、アナ
ログ信号がデジタル信号へ変換され、タイミング発生回
路９からのタイミングにより、図２のＴＤの時間にバー
スト的に送信部４へ入力し、変調された後スイッチ１０
を経てアンテナ１１から子機へ送出される。一方子機か
らの通信信号は図２のＴＵの時間に、アンテナ１１から
スイッチ１０を経て、受信部７にて復調されさらに復号
器６にて、デジタル信号がアナログ信号に変換され、電
話機インターフェース回路２を経て、電話機１へ入力さ
れる。タイミング発生回路９から復号器６へ入力してい
るタイミング信号は、バースト信号を受信する時間位置
を決めるために使用される。
線基地局はタイミング信号発生回路９から一定周期のタ
イミング信号が発生し、この信号をもとにし、バースト
信号の送出及び受信がなされる。すなわち、タイミング
信号発生回路９からのタイミング信号は制御信号送出回
路５へ入力、制御信号送出回路５からは図２で示すよう
にプリンアンブル，同期信号を含んだ制御信号が周期的
に発生し、送信部４にて変調されたのちスイッチ１０へ
入力する。スイッチ１０の制御端子へはタイミング発生
回路９からのタイミング信号が入力し、無線基地局から
子機へ信号を送出する時間のみ送信部４の出力はアンテ
ナ１１へ接続するようスイッチ１０が動作する。この結
果上記した制御信号は、アンテナを経て子機へ送出され
る。スイッチ１０は、無線基地局が信号を送出する時間
以外の時間はアンテナ１１と受信部７とが接続するよう
にタイミング発生回路９にて制御される。電話機１が子
機と通信する場合は、電話機インタフェース回路２に
て、電話機１からの２線信号は４線信号に変換される。
従って電話機１からの音声は、符号器３に入力し、アナ
ログ信号がデジタル信号へ変換され、タイミング発生回
路９からのタイミングにより、図２のＴＤの時間にバー
スト的に送信部４へ入力し、変調された後スイッチ１０
を経てアンテナ１１から子機へ送出される。一方子機か
らの通信信号は図２のＴＵの時間に、アンテナ１１から
スイッチ１０を経て、受信部７にて復調されさらに復号
器６にて、デジタル信号がアナログ信号に変換され、電
話機インターフェース回路２を経て、電話機１へ入力さ
れる。タイミング発生回路９から復号器６へ入力してい
るタイミング信号は、バースト信号を受信する時間位置
を決めるために使用される。
【０００９】子機１０１がもう一つの子機１０２と通信
をする場合には、基地局から子機に次に述べる制御動作
を行っている。すなわち、図２のＴＵの時間で音声信号
の代わりに制御信号を送出し、この制御信号は制御信号
受信回路８にて受信される。この場合にタイミング発生
回路９から入力するタイミング信号はバースト信号ＴＵ
の受信する時間位置を決めるために使用される。子機か
らの制御信号が制御信号受信回路８にて受信されると、
制御信号送出回路５から子機１０２に対して、図２で示
す制御ビットに子機１０２の呼び出し信号が挿入され、
子機１０２を呼び出す。又、制御信号受信回路８からの
制御信号受信を示す信号はタイミング発生回路９へ入力
し、タイミング発生回路９からスイッチ１０へ出力する
スイッチ制御信号は、図２の制御信号の送出する時間の
み送信部４の出力がアンテナ１１へ入力されるようす
る。この結果無線基地局から子機１０１，１０２へは制
御信号のみ送出されるようになる。無線基地局からの制
御信号はアンテナ３１から、スイッチ３０を経て、受信
部２７にて復調され、制御信号受信回路２５にて受信さ
れ、この受信信号は、タイミング発生回路２８に入力す
る。タイミング発生回路２８の出力は、スイッチ３０が
図２でＴＵの時間のみ送信部２４の出力がアンテナ３１
へ接続するように動作し、他の時間では、アンテナ３１
と受信部２７が接続するように動作する。子機１０１と
無線基地局１００が通信を行なっている場合、電話器２
１からの音声信号は電話機インターフェース回路２２に
て２線信号から４線信号に変換され、さらに符号器２３
にてアナログ信号がデジタル信号に変換され、図２のＴ
Ｕの時間にバースト信号として、送信部２４へ入力し、
変調された後にスイッチ３０を経てアンテナ３１より無
線基地局へ送出される。無線基地局からの通信信号は、
アンテナ３１からスイッチ３０を経て受信部２７にて復
調され復号器２６にてデジタル信号がアナログ信号へ変
換され、さらに電話器インターフェース回路２２を経
て、このアナログ信号は電話機２１へ入力される。一
方、無線基地局１００からの制御信号に同期したタイミ
ング信号はタイミング発生回路２８から出力し、符号器
２３からのバースト信号送出時間を決め、又、復号器２
６がバース信号を受信する時間を決めるのに使用され
る。また、子機１０１と子機１０２とが通信する場合
は、子機から基地局に次に述べる制御動作を行ってい
る。すなわち、子機１０１の制御信号送出回路２９から
ＴＵの時間で制御信号が送出され、無線基地局１００に
てこの制御信号が受信されると、無線基地局から子機１
０２へ呼び出し信号を含んだ制御信号が送出される。子
機１０２では、無線基地局１００からの制御信号は制御
信号受信回路２５で受信されるとこの情報がタイミング
発生回路２８に入力し、タイミング発生回路２８は、図
２のＴＤの時間にバースト信号の送出、ＴＵの時間にバ
ースト信号を受信するようスイッチ３０、符号器２３、
復号器２６を制御する。この結果子機１０１，１０２は
それぞれ無線基地局からの制御信号を受信し、この制御
信号に同期して、図２のＴＵとＴＤの時間を交互に通信
信号の送出時間と受信時間に使用して、子機１０１と子
機１０２は通信を行なうことができる。なお本発明の実
施例では、図２で示したように通信用のタイムスロット
をＴＵとＴＤと２つの場合について説明したがさらに伝
送速度を速め、通信用タイムスロットを増すことによ
り、子機の数を増すことができる。
をする場合には、基地局から子機に次に述べる制御動作
を行っている。すなわち、図２のＴＵの時間で音声信号
の代わりに制御信号を送出し、この制御信号は制御信号
受信回路８にて受信される。この場合にタイミング発生
回路９から入力するタイミング信号はバースト信号ＴＵ
の受信する時間位置を決めるために使用される。子機か
らの制御信号が制御信号受信回路８にて受信されると、
制御信号送出回路５から子機１０２に対して、図２で示
す制御ビットに子機１０２の呼び出し信号が挿入され、
子機１０２を呼び出す。又、制御信号受信回路８からの
制御信号受信を示す信号はタイミング発生回路９へ入力
し、タイミング発生回路９からスイッチ１０へ出力する
スイッチ制御信号は、図２の制御信号の送出する時間の
み送信部４の出力がアンテナ１１へ入力されるようす
る。この結果無線基地局から子機１０１，１０２へは制
御信号のみ送出されるようになる。無線基地局からの制
御信号はアンテナ３１から、スイッチ３０を経て、受信
部２７にて復調され、制御信号受信回路２５にて受信さ
れ、この受信信号は、タイミング発生回路２８に入力す
る。タイミング発生回路２８の出力は、スイッチ３０が
図２でＴＵの時間のみ送信部２４の出力がアンテナ３１
へ接続するように動作し、他の時間では、アンテナ３１
と受信部２７が接続するように動作する。子機１０１と
無線基地局１００が通信を行なっている場合、電話器２
１からの音声信号は電話機インターフェース回路２２に
て２線信号から４線信号に変換され、さらに符号器２３
にてアナログ信号がデジタル信号に変換され、図２のＴ
Ｕの時間にバースト信号として、送信部２４へ入力し、
変調された後にスイッチ３０を経てアンテナ３１より無
線基地局へ送出される。無線基地局からの通信信号は、
アンテナ３１からスイッチ３０を経て受信部２７にて復
調され復号器２６にてデジタル信号がアナログ信号へ変
換され、さらに電話器インターフェース回路２２を経
て、このアナログ信号は電話機２１へ入力される。一
方、無線基地局１００からの制御信号に同期したタイミ
ング信号はタイミング発生回路２８から出力し、符号器
２３からのバースト信号送出時間を決め、又、復号器２
６がバース信号を受信する時間を決めるのに使用され
る。また、子機１０１と子機１０２とが通信する場合
は、子機から基地局に次に述べる制御動作を行ってい
る。すなわち、子機１０１の制御信号送出回路２９から
ＴＵの時間で制御信号が送出され、無線基地局１００に
てこの制御信号が受信されると、無線基地局から子機１
０２へ呼び出し信号を含んだ制御信号が送出される。子
機１０２では、無線基地局１００からの制御信号は制御
信号受信回路２５で受信されるとこの情報がタイミング
発生回路２８に入力し、タイミング発生回路２８は、図
２のＴＤの時間にバースト信号の送出、ＴＵの時間にバ
ースト信号を受信するようスイッチ３０、符号器２３、
復号器２６を制御する。この結果子機１０１，１０２は
それぞれ無線基地局からの制御信号を受信し、この制御
信号に同期して、図２のＴＵとＴＤの時間を交互に通信
信号の送出時間と受信時間に使用して、子機１０１と子
機１０２は通信を行なうことができる。なお本発明の実
施例では、図２で示したように通信用のタイムスロット
をＴＵとＴＤと２つの場合について説明したがさらに伝
送速度を速め、通信用タイムスロットを増すことによ
り、子機の数を増すことができる。
【００１０】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、無線基地
局と子機との双方通信を同一周波数を使用して、時分割
で、交互にバースト信号を送受できるようにし、さらに
無線基地局からは、周期的に同期信号を含んだ制御信号
を送出し、子機間同士は無線基地局からの制御信号に同
期して、所定のタイムスロットを利用してバースト信号
の送受を行なうように構成しているので、子機間どうし
の通信が簡単な無線基地局と子機の構成で行なうことが
できるという効果がある。
局と子機との双方通信を同一周波数を使用して、時分割
で、交互にバースト信号を送受できるようにし、さらに
無線基地局からは、周期的に同期信号を含んだ制御信号
を送出し、子機間同士は無線基地局からの制御信号に同
期して、所定のタイムスロットを利用してバースト信号
の送受を行なうように構成しているので、子機間どうし
の通信が簡単な無線基地局と子機の構成で行なうことが
できるという効果がある。
【図１】本発明の一実施例のシステム構成図である。
【図２】本実施例のタイムスロットの構成図である。
【図３】本実施例の無線基地局のブロック図である。
【図４】本実施例の子機のブロック図である。
【図５】従来の無線通信方式のシステム構成図である。
１ 電話機 ２ 電話機インターフェース回路 ３，２３ 符号器 ４，２４ 送信部 ５，２９ 制御信号送出回路 ６，２６ 復号器 ７，２７ 受信部 ８，２５ 制御信号受信回路 ９，２８ タイミング発生回路 １０，３０ スイッチ １１，３１ アンテナ １００ 無線基地局 １０１，１０２ 子機
Claims (2)
- 【請求項１】 １つの無線基地局と、少なくとも二つ以
上の子機との通信を同一周波数ｆ１を用いて時分割通信
を行うとともに前記子機同士間の通信も同一周波数ｆ１
の時分割通信を行う方式であって、前記無線基地局は前
記２つの子機に対して周期的に同期信号を送出する手段
を備え、前記２つの子機はこの無線基地局からの同期信
号を受信する手段と、この同期信号に同期して相手先子
機に情報信号を送出する手段と、前記相手先子機からの
情報信号を受信する手段とを備えていることを特徴とす
る無線通信方式。 - 【請求項２】 前記無線基地局からの同期信号を受信し
てから最初に子機Ａから子機Ｂにバースト信号ＴＤを送
出し、次に子機Ｂから子機Ａにバースト信号ＴＵを受信
するか又は、前記同期信号を受信してから最初に子機Ａ
が子機Ｂからバースト信号ＴＵを受信し、子機Ａから子
機Ｂにバースト信号ＴＤを送出するかの時分割通信の順
番を決定する制御手段を前記子機Ａ，Ｂが備え、子機同
士間が時分割で交互に通信できるように構成されている
ことを特徴とする請求項１記載の無線通信方式。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3190441A JP2653004B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 無線通信方式 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3190441A JP2653004B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 無線通信方式 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0537436A JPH0537436A (ja) | 1993-02-12 |
| JP2653004B2 true JP2653004B2 (ja) | 1997-09-10 |
Family
ID=16258189
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3190441A Expired - Lifetime JP2653004B2 (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 無線通信方式 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2653004B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| GB8829661D0 (en) * | 1988-12-20 | 1989-02-15 | Shaye Communications Ltd | Duplex communications systems |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP3190441A patent/JP2653004B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0537436A (ja) | 1993-02-12 |
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