JPH0787001A - ディジタル無線携帯端末装置 - Google Patents

ディジタル無線携帯端末装置

Info

Publication number
JPH0787001A
JPH0787001A JP17486193A JP17486193A JPH0787001A JP H0787001 A JPH0787001 A JP H0787001A JP 17486193 A JP17486193 A JP 17486193A JP 17486193 A JP17486193 A JP 17486193A JP H0787001 A JPH0787001 A JP H0787001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error
data
voice
speech data
voice data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17486193A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Hasegawa
勉 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP17486193A priority Critical patent/JPH0787001A/ja
Publication of JPH0787001A publication Critical patent/JPH0787001A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Error Detection And Correction (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 音声データ上に誤りが検出された場合にもよ
り送り手の音声に近い音を受信することができるように
する。 【構成】 ディジタルコードレス電話装置は、TDMA
信号処理部24内のCRC処理部44が、転送された音
声データ中に誤りがあることを検出すると(ステップS
10)、制御部11は誤りが検出された音声データの差
分データが所定値より大きいか否かを判別し、差分デー
タが所定値より大きいとき前の音声データを再度送出す
る(ステップS14)ことによって誤りの補正を行なう
ようにして音声データ上に誤りが検出された場合であっ
ても、より送信の音声に近い音を受信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル無線携帯端
末装置に係り、詳しくは、データの誤りを検出し、その
データの誤りを訂正することが可能な誤り制御機能を備
えたディジタル無線携帯端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在のディジタル無線携帯端末装置、例
えばPHP(Personal Handy Phone)は、使用周波数帯
として1.9GHz帯を使い、キャリア間隔は300k
Hz、アクセス方式は4チャンネル多重のマルチキャリ
アTDMA(Time Division Multiple Access:時分割
多重アクセス)、伝送方式はTDD(Time Division Du
plex:時分割復信)である。このアクセス方式および伝
送方式は、1つの周波数上の信号を、例えば5ミリ秒当
たり8つのスロットに分割して、下り(基地局→→端
末)に4スロット、上り(端末→基地局)に4スロット
を割り当てる。つまり、1つのキャリア上に同時に4つ
の双方向の通信チャンネルを設定できる。
【0003】また、端末と基地局間のデータは、π/4
シフトQPSK(直交位相偏移変調)を使用し、音声符
号化方式は、ADPCM(Adaptive Differential PC
M:適応差分パルス符号変調)方式で64kビット/秒
のPCM音声信号を32kビット/秒に圧縮符号化して
伝送する。PHPプロトコルは、端末と基地局との間
で、無線チャンネルのリンクを張り、呼接続に必要なプ
ロトコルの種別を選ぶリンク・チャンネル確立フェーズ
と、呼設定や通信フェーズでのプロトコルの選択をする
サービス・チャンネル確立フェーズと、前のフェーズで
設定したチャンネル、プロトコルで通信し、必要に応じ
て無線チャンネルの切り替え、切断等を行なう通信フェ
ーズとに分けられている。キャリア周波数は、制御用と
通信用とに分けられ、制御用キャリアは、常に各端末で
共用する。通信用キャリアは、各端末で通信の度に空い
ているキャリア、スロットを確認して使用し、電波干渉
を受けたら他のキャリアやスロットに移動して干渉を回
避する。
【0004】ところで、データ転送で発生するデータの
誤りを検出し、正しいデータの転送を行なうために誤り
制御機能が必要である。誤り検出方式としては、文字単
位ごとにパリティビットを付加し、1bitの誤りを検
出する垂直パリティチェック方式、および垂直パリティ
ビットに加え文字列単位に各文字の対応するビット位置
に対して水平パリティビットを付加し、複数のビット誤
りを検出可能とする垂直・水平パリティチェック方式、
あるいは文字列ごとにサイクリック符号を付加し、バー
スト誤りを検出可能とするサイクリックチェック方式が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のディジタルコー
ドレス電話装置では、データの転送を行なった直後にデ
ータ誤りの検出を目的としたビットが付加され、これに
よってデータ転送の誤りの検出は可能になる。しかし、
データの中のどこに誤りがあるのかを検出することは不
可能であったため、誤ったまま音声を復元してしまう
か、若しくは正しいデータも含めて一定時間の音声を落
としてしまわなければならないという欠点があった。
【0006】そこで本発明は、音声データ上に誤りが検
出された場合にもより送り手の音声に近い音を復元する
ことができるディジタル無線携帯端末装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明によるディジタル無線携帯端末装置
は、転送された音声データ中に誤りがあることを検出す
る誤り検出手段と、前記誤り検出手段により転送された
音声データ中に誤りがあることが検出されると、誤りが
検出された音声データ中の誤りの位置を判別する誤り位
置判別手段と、前記誤り位置判別手段による判別結果に
基づいて誤り位置の音声データを、該誤り位置の前の音
声データにより補正する補正手段とを備えている。
【0008】前記誤り検出手段は、例えば請求項2に記
載されているように、転送された音声データに付加され
たCRC(巡回冗長検査符号)を用いて誤りを検出する
ものであってもよい。
【0009】
【作用】本発明では、誤り検出手段により転送された音
声データ中に誤りがあることが検出されると、誤りが検
出された音声データ中の誤りの位置が誤り位置判別手段
によって判別される。そして、判別結果に基づいて補正
手段が、誤り位置の前の音声データにより誤り位置の音
声データを補正する。したがって、音声データ上に誤り
が検出された場合であってもより送り手の音声に近い音
を受信することができるようになる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1〜図8は本発明に係るディジタル無線
携帯端末装置の一実施例を示す図であり、ディジタルコ
ードレス電話装置に適用した例である。
【0011】まず、構成を説明する。図1はディジタル
コードレス電話装置の構成図である。図1において、1
1は所定プロトコルに従い装置全体の制御を行なう制御
部(誤り位置判別手段、補正手段)であり、CPU等か
ら構成される。制御部11はROM12に格納されてい
るマイクロプログラムに従ってデータや演算結果などを
一時的に記憶するRAM13を使用して後述する音声デ
ータ受信処理を含むディジタルコードレス電話装置の各
種の動作を制御する。制御部11には、テンキーや各種
のファンクションキーが設けられたキー操作部14、発
信者番号や時刻、通話時間、通話料金等を表示するLC
D等からなる表示部15、あらかじめ録音されている応
答メッセージを送出し、相手からの用件等を録音するカ
セットテープまたはICメモリからなる録再回路16、
音声データを含む各種データを記憶するメモリ17が接
続されている。
【0012】また、ディジタルコードレス電話装置は、
アンテナ21からの送受信無線周波数(RF)周波数帯
の信号を受信する若しくはモデム23によりディジタル
変調した音声信号を送受信無線周波数(RF)に周波数
変換してアンテナ27から空中に放出する高周波部22
と、RF受信した音声信号をディジタル復調する若しく
はTDMA信号処理部24によりTDMA処理された音
声信号をディジタル変調するモデム23と、無線周波数
を時間分割し、特定の時間帯でバースト状に送受信信号
を伝送するTDMA(Time Division Multiple Acces
s:時分割多重アクセス)処理を行なうTDMA信号処
理部24と、ディジタル音声信号を圧縮/伸張処理を行
なうスピーチコーディク25と、ディジタル信号をアナ
ログ信号に変換してアンプ27を介して受話器28に出
力する若しくは送話器29により入力された音声信号を
PCMディジタル信号に符号化して出力するPCMコー
ディク26と、スピーカ等からなる受話器28と、マイ
ク等からなる送話器29と、リンガを鳴らすリンガ部3
0とにより構成されている。上記受話器28および送話
器29は握り部分を介して結合して一体化した送受器
(ハンドセット)として構成される。
【0013】上記高周波部22は、周波数変換処理をす
るものであり、受信部31、送信部32、PLLシンセ
サイザ33および送信/受信を振り分けるアンテナスイ
ッチ34から構成される。受信部31は、アンテナ21
で受信されアンテナスイッチ34を介して入力された信
号を、2段のミキサーにより周波数変換し、1.9GH
zから150〜250MHzさらに10MHz付近の中
間周波(IF)信号に周波数変換する。送信部32は、
モデム23から入力されたπ/4シフトQPSKの変調
波をミキサーで1.9GHzに周波数変換し、アンテナ
スイッチ34を介してアンテナ21から輻射する。
【0014】PLLシンセサイザ33は、受信部31お
よび送信部32での周波数変換のための局部発振をす
る。上記モデム23は、π/4シフトQPSKの変復調
処理をするものであり、受信側では、受信部31からの
IF信号を復調してIQデータに分離し、データ列とし
てTDMA信号処理部24に転送する。また、送信側で
は、TDMA信号処理部24から転送されてきたデータ
からIQデータを作成してπ/4シフトQPSKの変調
をして送信部32に出力する。
【0015】上記TDMA信号処理部24は、フレーム
同期およびスロットのフォーマット処理をする(図2参
照)。すなわち、受信側では、モデム23か送られてく
るデータ(フレーム)から所定タイミングでスロットを
取り出し、スクランブル等を解除して、このスロットの
フォーマットから構成データを取り出し、制御データは
制御部11に送り、音声データはスピーチコーディク2
5に転送する。送信側では、スピーチコーディク25か
ら転送されてくる音声データに制御データを付加してス
ロットを作成し、スクランブル等をかけて所定タイミン
グでスロットをフレームに挿入してモデム23に送出す
る。
【0016】スピーチコーディク25は、ディジタルデ
ータの圧縮/伸張処理をする。すなわち、受信側では、
TDMA信号処理部24から送られてきたADPCM音
声信号(4bit×8kHz=32k bps)をPCM音
声信号(8bit×8kHz=64k bps)に復号化す
ることにより伸張してPCMコーデック26に出力す
る。送信側では、PCMコーデック26から送られてき
たPCM音声信号をADPCM音声信号に符号化するこ
とにより圧縮してTDMA信号処理部24に出力する。
PCMコーデック26は、アナログ/ディジタル変換処
理をする。受信側では、スピーチコーディク25から送
られてくるPCM音声信号をD/A変換して変換したア
ナログ音声信号をアンプ27に出力してスピーカ28を
駆動する。送信側では、マイク29から入力されたアナ
ログ音声信号をA/D変換してPCM音声信号をスピー
チコーディク25に出力する。また、ボリューム/リン
ガ/トーン信号等の制御を行なう。
【0017】図2は上記TDMA信号処理部24の詳細
を示すフロック構成図であり、図3は所定スロットの構
成を示す図である。図2において、TDMA信号処理部
24は、CI(チャンネル種別)検出部41、UW(同
期ワード)検出部42、スクランブル処理部43、CR
C(cyclicredundancy check:巡回冗長検査符号)処理
部44、秘話処理部45、音声データ用バッファ46,
47、制御データ用バッファ48,49及びタイミング
発生部50により構成される。
【0018】CI検出部41は、モデム23から転送さ
れたデータ列からCI(チャンネル種別)を検出して制
御部11に出力する。UW検出部42は、モデム23か
ら転送されたデータ列からUW(同期ワード)を検出し
て制御部11に出力する。スクランブル処理部43は、
データの“1”と“0”の発生確率を一定にする処理で
あり、詳細については図4〜図6により後述する。
【0019】CRC処理部(誤り検出手段)44は、誤
り検出用のCRC(巡回冗長検査符号)により符号化を
行なう。また、CRCを解析することにより送られてき
たデータの誤りを検出する。この符号は、ランダム符号
だけではなくバースト誤りの検出能力をもち、誤り訂正
も可能である。秘話処理部45は、PSのキー入力など
によるデータ(以下秘匿鍵コードという)を基にTCH
情報等にスクランブル処理を行なう簡易な秘話処理であ
り、詳細については図7により後述する。
【0020】音声データ用バッファ46,47は、音声
データを一旦蓄えて所定の読み出し信号により音声デー
タを出力する。制御データ用バッファ48,49は、制
御データを一旦蓄えて所定の読み出し信号により制御デ
ータを出力する。タイミング発生部50は、制御部11
からの制御信号に従いTDMA信号処理部24の各部お
よび他のブロックにタイミング信号を出力する。このタ
イミング信号に従いスロットの取り出し/挿入、また、
各構成の取り出し/挿入を行なう。ここで、スロット
は、制御用物理スロットと通信用物理スロットがある。
制御用物理スロットは、各ユーザーが共通に使用し、通
信用物理スロットの設定等の制御に必要な機能チャンネ
ルが設定されるスロットであり、通信用物理スロット
は、各ユーザーが通信のために専用使用し、個別の呼設
定制御に必要な制御チャンネルや情報チャンネルが設定
されるスロットである。
【0021】図3は上記情報チャンネル(TCH)のフ
ォーマットを示す図である。この図において、情報チャ
ンネル(TCH)は、過渡応答用ランプタイム(R)、
スタートシンボル(SS)、送信系と受信系とのビット
同期用のプリアンブル(PR)、物理スロットを区別す
る同期ワード(UW)、チャンネル種別(CI)、個別
セル用チャンネル(SA)、データ(I)および誤り検
出用の巡回符号(CRC)から構成される。図3に示す
ように、ディジタルコードレス電話におるデータ転送フ
ォーマットは、同期ワード(UW)、データ(I)とし
て音声データ、誤り検出用の巡回符号(CRC)を備
え、音声データの後にあるCRCを用いて誤りを検出す
る。
【0022】上記スクランブル処理部43は、以下のよ
うなスクランブルパターンおよびスクランブル方法をと
る。スクランブル方式としては、本標準規格ではスクラ
ンブルを必須とし、制御用物理スロット及び通信用物理
スロットのそれぞれに以下のように適用する。
【0023】スクランブルパターン スクランブルパターンはCS送信、PS送信とも同一と
し、制御用物理スロットのスクランブルパターンレジス
タ初期値は“1111111111”を用いる。また、
通信用物理スロットのスクランブルパターンレジスタ初
期値は識別するID(CSーID)の下位9bit(に固
定)を付加したパターンを使用する。自営用システムで
は付加IDを使用しないことも想定されることから、ス
クランブルパターンレジスタ初期値が隣接CS間で一致
して了解性漏話が発生するおそれがある。了解性漏話発
生の回避手段の一例としてシステム呼出符号の下位9ビ
ットをコピーして付加IDに設定する方法がある。
【0024】スクランブル方法 図4はスクランブルの実行手順を示す図、図5は変換さ
れたデータを元のシリアルデータに戻すデスクランブル
の実行手順を示す図である。使用するPNパターンは以
下の16段PNパターンを使用する。 PN(16,12,3,1) このPNパターンを発生するシフトレジスタ構成例は図
6に示され、同図中S0〜S15は、シフトレジスタ
を、「+」はEx−ORを示す。また、このスクランブ
ル処理はフレーム毎にレジスタ初期値をセットするリセ
ット型とする。リセット型としているため、スクランブ
ルとデスクランブル間で同期をとる必要があるが、伝送
路によってビット誤りが発生しても誤りが拡大すること
はない。
【0025】上記秘話処理部45は、以下のような処理
方法をとる。簡易秘話方式としては、本標準規格におい
て公衆用は標準、自営用はオプションとして、PSのキ
ー入力などによる秘匿鍵コードを基にTCH情報等にス
クランブル処理を行なう簡易な秘話方式の手順を定め
る。ここで、秘匿鍵コードとは、スクランブル処理用レ
ジスタ初期値に使用する16進4桁の数字をいう。但
し、“0000”の場合はスクランブル後のデータはス
クランブル前と同一となり秘匿効果はない。また、秘匿
鍵コードは、サービスチャンネル確立フェーズの秘匿鍵
設定メッセイジ(公衆用は標準、自営用はオプション)
によって転送される。
【0026】図7は秘話スクランブル処理例を示す図で
あり、上述したようにPSから通知された秘匿鍵コード
からスクランブル処理用のシフトレジスタ初期値を生成
する。また、秘話機能はサービスチャネル確立フェーズ
の秘匿鍵設定メッセージがPSからCSへ送られた時点
以降のTCHに対して適用され、これが秘話処理の起動
となる。
【0027】次に、作用を説明する。 ディジタルコードレス電話装置の全体動作 相手局からの音声はアンテナ21を通して高周波部22
によりベースバンド信号に変換されて受信され、受信さ
れた音声信号はモデム23によりディジタル復調されて
TDMA信号処理部24に出力される。TDMA信号処
理部24は送信信号に付加された制御信号(搬送波同
期、ビット同期、フレーム同期信号)を基に受信したデ
ィジタル音声信号が送信時の信号と衝突しないように受
信のタイミングを制御するとともに、バースト状に送ら
れてくる信号を元の伝送速度に変換して音声信号を取り
出す。TDMA信号処理部24により取出されたディジ
タル音声信号はスピーチコーディク25により伸張さ
れ、PCMコーディク26によりアナログ音声信号に変
換されてアンプ27を介して受話器28から放音され
る。
【0028】一方、送話器29から入力された音声信号
はPCMコーディク26によりPCMディジタル信号に
変換され、変換されたディジタル信号はスピーチコーデ
ィク25によりデータ圧縮されてTDMA信号処理部2
4に出力される。TDMA信号処理部24は所定の送信
タイミングで信号をバースト状に送信するバースト送信
制御を行って送信するバースト信号をモデム23に出力
する。モデム23に入力された送信バースト信号はここ
でディジタル変調されて高周波部22に出力され、高周
波部22で無線周波数に周波数変換されてアンテナ21
を通して空中に放出される。また、制御部11では、以
下に述べる音声データ受信処理(図8)を実行するとと
もに、キー操作部14からのキー操作情報を基にモード
の切替えや状態を制御し、制御結果に基づく表示信号を
表示部15に送出したり、TDMA信号処理部24から
の着信を受けた場合にリンガ30を鳴らす等の制御を行
なう。
【0029】図8は音声データ受信処理を示すフローチ
ャートである。まず、ステップS10で図3のデータ転
送フォーマットに示すように、転送された音声データの
後にある誤り検出用の巡回符号(CRC)を用いて転送
された音声データ中に誤りがあるか否かを検出する。転
送された音声データ中に誤りがあるときはステップS1
2で転送された音声データをシリアルデータから4bi
tのパラレルデータに変換する。次いで、ステップS1
4で差分データを前のデータとともにラッチし両者を比
較する。
【0030】すなわち、データの符号化方式は、32k
bpsのADPCM(Adaptive Differential PCM:適応差
分PCM)を用いている。このADPCMは、音声信号
の相関を利用して過去の音声波形から現時点の音声波形
を予測する適応予測と、予測した音声波形の大きさに合
わせて量子化器のステップサイズを更新する適応量子化
を用いたものであるため、データとして差分が既に表示
されており、その差分がサンプリング周期(8kHz)
毎に急激に変化する回数が多いとは考えにくい。したが
って、差分が急激に変化するところのデータは誤ってい
るものとして無視するようにする。無視した部分のデー
タとしては誤っているとした1つ前のデータを再度送る
ことによってより送信信号に近い音声を再現させるもの
である。
【0031】フローに戻って、ステップS14で差分デ
ータを前のデータとともにラッチし比較した結果、差分
データが所定値より大きい場合には前のデータを再度送
り、差分データが所定値以下の場合には誤りが非常に小
さいと判断して新しいデータを送る。次いで、ステップ
S16で音声データを受信して本フローの処理を終了す
る。一方、ステップS10で転送された音声データ中に
誤りがないときはデータをそのままメモリに格納し音声
変換処理を行なって音声データを受信して本フローの処
理を終了する。
【0032】このように、本実施例のディジタルコード
レス電話装置は、制御部11と、送話器29により入力
された音声信号をPCMディジタル信号に変換するPC
Mコーディク26と、ディジタル音声信号を圧縮/伸張
するスピーチコーディク25と、無線周波数を時間分割
し、特定の時間帯でバースト状に送受信信号を伝送する
TDMA処理を行なうTDMA信号処理部24と、TD
MA信号処理部24によりTDMA処理された音声信号
をディジタル変調するモデム23と、モデム23により
ディジタル変調した音声信号を送受信無線周波数(R
F)に周波数変換してアンテナ21から空中に放出する
高周波部22とを備え、TDMA信号処理部24内のC
RC処理部44が、転送された音声データ中に誤りがあ
ることを検出すると、制御部11は誤りが検出された音
声データの差分データが所定値より大きいか否かを判別
し、差分データが所定値より大きいとき前の音声データ
を再度送出することによって誤りの補正を行なうように
しているので、音声データ上に誤りが検出された場合で
あってもより送信の音声に近い音を受信することがで
き、誤ったまま音声を復元してしまったり、正しいデー
タも含めて一定時間の音声を落とし感度を下げてしまう
不具合を防止することができる。
【0033】なお、本実施例では、ディジタルコードレ
ス電話装置に適用した例であるが、無線通信によりデー
タを送受信するものであればどのような装置に用いても
よく、また、装置を構成する各部材の種類・個数、制御
方法等は、どのようなものでもよいことは言うまでもな
い。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、誤り検出手段により転
送された音声データ中に誤りがあるか否かを検出し、誤
りを検出した音声データ中の誤りの位置を誤り位置判別
手段によって判別し、判別結果により補正手段で誤り位
置の前の音声データに基づいて誤り位置の音声データを
補正しているので、音声データ上に誤りが検出された場
合であっても、より送信の音声に近い音を受信すること
ができ、感度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディジタル無線携帯端末装置の一
実施例のブロック構成図である。
【図2】同実施例のディジタルコードレス電話装置のT
DMA信号処理部のフロック構成図である。
【図3】同実施例のディジタルコードレス電話装置の情
報チャンネル(TCH)のフォーマットを示す図であ
る。
【図4】同実施例のディジタルコードレス電話装置のス
クランブルの実行手順を示す図である。
【図5】同実施例のディジタルコードレス電話装置のデ
スクランブルの実行手順を示す図である。
【図6】同実施例のディジタルコードレス電話装置のP
Nパターンを発生するシフトレジスタ構成例を示す図で
ある。
【図7】同実施例のディジタルコードレス電話装置の秘
話スクランブル処理例を示す図である。
【図8】同実施例のディジタルコードレス電話装置の音
声データ受信処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 制御部(誤り位置判別手段、補正手段) 12 ROM 13 RAM 14 キー操作部 15 表示部 16 録再回路 17 メモリ 21 アンテナ 22 高周波部 23 モデム 24 TDMA信号処理部 25 スピーチコーディック 26 PCMコーディック 28 受話器 29 送話器 31 受信部 32 送信部 33 PLLシンセサイザ 34 アンテナスイッチ 41 CI(チャンネル種別)検出部 42 UW(同期ワード)検出部 43 スクランブル処理部 44 CRC処理部(誤り検出手段) 45 秘話処理部 46,47 音声データ用バッファ 48,49 制御データ用バッファ 50 タイミング発生部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転送された音声データ中に誤りがあるこ
    とを検出する誤り検出手段と、 前記誤り検出手段により転送された音声データ中に誤り
    があることが検出されると、誤りが検出された音声デー
    タ中の誤りの位置を判別する誤り位置判別手段と、 前記誤り位置判別手段による判別結果に基づいて誤り位
    置の音声データを、該誤り位置の前の音声データにより
    補正する補正手段と、 を具備したことを特徴とするディジタル無線携帯端末装
    置。
  2. 【請求項2】 前記誤り検出手段は、転送された音声デ
    ータに付加されたCRC(巡回冗長検査符号)を用いて
    誤りを検出することを特徴とする請求項1記載のディジ
    タル無線携帯端末装置。
JP17486193A 1993-06-22 1993-06-22 ディジタル無線携帯端末装置 Pending JPH0787001A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17486193A JPH0787001A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 ディジタル無線携帯端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17486193A JPH0787001A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 ディジタル無線携帯端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0787001A true JPH0787001A (ja) 1995-03-31

Family

ID=15985942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17486193A Pending JPH0787001A (ja) 1993-06-22 1993-06-22 ディジタル無線携帯端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0787001A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5928379A (en) * 1996-06-28 1999-07-27 Nec Corporation Voice-coded data error processing apparatus and method
WO2003032560A1 (fr) 2001-10-09 2003-04-17 Toa Corporation Dispositif suppresseur de bruit d'impulsion
WO2007072819A1 (ja) * 2005-12-21 2007-06-28 Nec Corporation 符号変換装置及びそれに用いる符号変換方法並びにそのプログラム

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5928379A (en) * 1996-06-28 1999-07-27 Nec Corporation Voice-coded data error processing apparatus and method
WO2003032560A1 (fr) 2001-10-09 2003-04-17 Toa Corporation Dispositif suppresseur de bruit d'impulsion
EP1441460A1 (en) * 2001-10-09 2004-07-28 Toa Corporation Impulse noise suppression device
CN1305246C (zh) * 2001-10-09 2007-03-14 Toa株式会社 脉冲噪声抑制设备
EP1441460A4 (en) * 2001-10-09 2007-05-02 Toa Corp IMPULSE NOISE SUPPRESSOR DEVICE
US7430255B2 (en) 2001-10-09 2008-09-30 Toa Corporation Impulse noise suppression device
WO2007072819A1 (ja) * 2005-12-21 2007-06-28 Nec Corporation 符号変換装置及びそれに用いる符号変換方法並びにそのプログラム
US7728741B2 (en) 2005-12-21 2010-06-01 Nec Corporation Code conversion device, code conversion method used for the same and program thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3893696B2 (ja) 通信端末装置
US5258995A (en) Wireless communication system
US5583915A (en) Digital radio telephone apparatus having automatic answering/recording functions
US5259003A (en) Method of encoding two digital data signals
US6181953B1 (en) Radio access system for a telematique service
JPH1079981A (ja) 移動通信装置における音声録音方法及び移動通信装置
JP3266990B2 (ja) ディジタル無線携帯端末装置
JPH0787001A (ja) ディジタル無線携帯端末装置
JP2000253187A (ja) 音声通信装置
US6349213B1 (en) Apparatus for enhanced voice quality in multiple cordless handset environment and method
JP4115579B2 (ja) データ送信方法および装置
JPH0923203A (ja) 送信装置及び受信装置
US5697062A (en) Method and apparatus for improved link establishment and monitoring in a communications system
JPH0661903A (ja) 通話装置
JP2016152599A (ja) 無線受信機およびそのミュート制御方法
JPH0420537B2 (ja)
JP3244571B2 (ja) 無線電話装置親機
JP2944604B2 (ja) 無線移動局並びにこれを有する画像受信システム
JP2715408B2 (ja) デジタル情報伝達方式
JPH07235977A (ja) 録音機能付き通信装置
JP3116765B2 (ja) デジタル無線電話装置
JP3148261B2 (ja) 無線通信装置
JP2003218781A (ja) 通信端末およびネットワーク制御装置
JPH10178671A (ja) 移動通信端末装置およびディジタル無線通信システム
JP3063563B2 (ja) スクランブル/デスクランブル装置