JPH0732161U - ヒンジ機構のストッパー - Google Patents
ヒンジ機構のストッパーInfo
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- JPH0732161U JPH0732161U JP6588893U JP6588893U JPH0732161U JP H0732161 U JPH0732161 U JP H0732161U JP 6588893 U JP6588893 U JP 6588893U JP 6588893 U JP6588893 U JP 6588893U JP H0732161 U JPH0732161 U JP H0732161U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は枢動ピンを用いない二部材から成る枢
動自在な軸杆と軸受杆との軸方向を確実に固定すること
を目的とするものである。 【構成】本考案の構成は、軸杆に外摺接部と凹溝を形成
した基軸部を設け、基軸部の両側に軸板部の両側辺を膨
出させて夫々延設し、軸受杆は軸板部を挿通させる開口
部を形成し、開口部の一側に軸受部を形成し、他側には
係止片を形成し、係止片の近傍と一側とに内摺接部を形
成すると共に、軸受杆の軸受部を切欠いた切欠部を形成
し、軸杆の凹溝へ突出ストッパーを突設した構成であ
り、前記軸受杆の軸受部を切欠いた切欠部を形成し、軸
杆の内側片を切欠いた軸杆切欠部を形成し、切欠部と軸
杆切欠部とへ貫設係止するストッパーブロックを設けた
構成であり、前記ストッパーブロックに代えて、軸杆の
凹溝へ挿通するスペーサー部を延設したスペーサー付き
ストッパーを設けた構成である。
動自在な軸杆と軸受杆との軸方向を確実に固定すること
を目的とするものである。 【構成】本考案の構成は、軸杆に外摺接部と凹溝を形成
した基軸部を設け、基軸部の両側に軸板部の両側辺を膨
出させて夫々延設し、軸受杆は軸板部を挿通させる開口
部を形成し、開口部の一側に軸受部を形成し、他側には
係止片を形成し、係止片の近傍と一側とに内摺接部を形
成すると共に、軸受杆の軸受部を切欠いた切欠部を形成
し、軸杆の凹溝へ突出ストッパーを突設した構成であ
り、前記軸受杆の軸受部を切欠いた切欠部を形成し、軸
杆の内側片を切欠いた軸杆切欠部を形成し、切欠部と軸
杆切欠部とへ貫設係止するストッパーブロックを設けた
構成であり、前記ストッパーブロックに代えて、軸杆の
凹溝へ挿通するスペーサー部を延設したスペーサー付き
ストッパーを設けた構成である。
Description
【0001】
本考案は特に簡易な間仕切等に用いられるアコーデオンドア、アコーデオンカ ーテン等に代表されるジグザグ状に連設されるヒンジ機構に関するもので、詳細 には、180度角に開閉枢動するヒンジ機構を備えた夫々の部材間の軸方向を固 定するストッパーに関するものである。
【0002】
従来、これ等のアコーデオンドア、アコーデオンカーテンのヒンジ機構は金属 部材、合成樹脂等で形成した複数の枠体を間隔を置いて並置し両面からレザー等 の被包材で包んで溶着又は縫着したもので、ヒンジと成る折曲部は枠体の無い部 位でレザー等の可撓性によって行っていた。
【0003】 又、被包材を用いないで枠体をヒンジで接続したものもあるが、これ等のヒン ジは夫々の枠体の両側に分離されて溶着、鋲螺で固着等の手段によって固定され ており、分離されたヒンジの同一軸上にある夫々の枢動穴に枢動ピンを挿通させ て枢動可能に連設されているものであった。
【0004】
前述のレザー等で被包したタイプのものにおいては、全体の重量がある場合に は上方にレールを設けて垂下させるか、下方にレールを設けて持ち上げるかしな ければ片持ちだけでは不安定であり、又、一体で形成されているため巾方向の長 さの調整も分解も不可能であった。
【0005】 又、分離されたヒンジを用いた場合も、一旦取付けると巾方向の長さの調整は 不可能であり、更に、ヒンジ部に設けた同一軸上にある夫々の枢動穴は凹凸状に 幾つかに分断させて形成して、夫々を噛合させると共に枢動ピンを挿通させた後 に何らかの手段によって枢動ピンを固着して、軸方向を固定をしているが、組立 分解に手間暇がかかり、又、通常のヒンジは部材間に隙間あり、該隙間へ開閉の 際に指を挾み込む等の事故も屡々発生しており、その上、ヒンジ部が露出して不 格好になっていた。
【0006】
本考案は前記課題に鑑み、鋭意研鑽の結果課題を解決するもので、枢動ピンを 用いない二部材から成る枢動自在な軸杆と軸受杆との軸方向を確実に固定するこ とを目的とすると共に、組立分解が容易であり、加えて、重量に合わせて各部位 を形成することが可能で、更には、ヒンジ部に指等を挾み込む心配が無く、ヒン ジが突出しないため外観が美的なヒンジ機構と軸方向を固定するストッパーを創 案して提供する目的である。
【0007】
本考案の請求項1の構成は、軸杆と、軸杆の両側へ枢着させた一対の軸受杆と のストッパーであって、軸杆は表側に外摺接部を形成し裏側へは凹溝を形成した 基軸部を設け、基軸部の両側に長平板状の軸板部の両側辺を膨出させて夫々延設 し、夫々の軸受杆は軸板部を挿通させる開口部を形成し、開口部の一側に軸受部 を形成し、軸受部と相対する他側には係止片を形成し、係止片の近傍と一側とに 内摺接部を形成すると共に、軸受杆の軸受部を切欠いた切欠部を形成し、軸杆の 凹溝へ突出ストッパーを突設した構成である。
【0008】 次に、請求項2の構成は、軸杆と、軸杆の両側へ枢着させた一対の軸受杆との ストッパーであって、軸杆は表側に外摺接部を形成し裏側へは凹溝を形成した基 軸部を設け、基軸部の両側に長平板状の軸板部の両側辺を膨出させて夫々延設し 、夫々の軸受杆は軸板部を挿通させる開口部を形成し、開口部の一側に軸受部を 形成し、軸受部と相対する他側には係止片を形成し、係止片の近傍と一側とに内 摺接部を形成すると共に、軸受杆の軸受部を切欠いた切欠部を形成し、軸杆の内 側片を切欠いた軸杆切欠部を形成し、切欠部と軸杆切欠部とへ貫設係止するスト ッパーブロックを設けた構成である。
【0009】 そして、請求項3の構成は、軸杆と、軸杆の両側へ枢着させた一対の軸受杆と のストッパーであって、軸杆は表側に外摺接部を形成し裏側へは凹溝を形成した 基軸部を設け、基軸部の両側に長平板状の軸板部の両側辺を膨出させて夫々延設 し、夫々の軸受杆は軸板部を挿通させる開口部を形成し、開口部の一側に軸受部 を形成し、軸受部と相対する他側には係止片を形成し、係止片の近傍と一側とに 内摺接部を形成すると共に、軸受杆の軸受部を切欠いた切欠部を形成し、軸杆の 内側片を切欠いた軸杆切欠部を形成し、切欠部と軸杆切欠部とへ貫設する頭部へ スペーサー部を延設したスペーサー付きストッパーを設けた構成である。
【0010】
本考案は、軸受杆の開口部に軸杆の軸板部を合着させるのみで夫々又は何れか の有する材料特性の弾性変形によって二部材を容易に組付けることが可能である と共に、軸受杆の切欠部に突出ストッパーが嵌着するため、軸方向を固定したヒ ンジ機構を容易に組立てることができるものであり、又、ヒンジ機構を組付けて 軸受杆の切欠部と軸杆の軸杆切欠部とへストッパーブロックを嵌着するだけで軸 方向を固定したヒンジ機構を容易に組立て、加えて、ストッパーの基部へスペー サー部を延設したスペーサー付きストッパーを形成したことによって、軸杆の基 軸部の凹溝へスペーサー部を挿通させると共に軸杆切欠部へ頭部を貫通させて、 軸受杆に組付けて頭部を軸受杆の切欠部に嵌着させるだけで軸方向を固定したヒ ンジ機構を容易に組立るもので、何れも組立分解を容易とするものである。
【0011】
以下本考案を実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0012】 図1は本考案の第1実施例の斜視図であり、図2は第1実施例の軸杆の斜視図 であり、図3は第2実施例の斜視図であり、図4は第2実施例の軸杆の斜視図で あり、図5は第3実施例の斜視図であり、図6は第3実施例の軸杆の斜視図であ り、図7は第4実施例の斜視図であり、図8は第5実施例の斜視図であり、図9 は第5実施例の断面説明図であり、図10は第6実施例の軸杆の斜視図であり、 図11は第6実施例のスペーサー付き軸杆の背面斜視図であり、図12は本考案 のヒンジ機構を枢動させた状態の断面図である。
【0013】 本考案は特に簡易な間仕切等に用いられるアコーデオンドア、アコーデオンカ ーテン等に代表されるジグザグ状に連設されるヒンジ機構に関するもので、詳細 には、180度角に開閉枢動するヒンジ機構を備えた夫々の部材間の軸方向を固 定するストッパーに関するものであり、軸杆1と、該軸杆1の長手方向の両側に 夫々同一方向へ枢動可能に枢着させた一対の軸受杆2.2との軸方向を固定する 突出ストッパー3aであって、前記軸杆1は表側に外摺接部11を形成し裏側へ は長手方向に沿った凹溝12を形成した略C字状の基軸部13を設け、該基軸部 13の両側に長平板状の軸板部14.14の両側辺の若干巾を膨出させて夫々延 設すると共に、前記夫々の軸受杆2.2は前記軸板部14.14を挿通させる開 口部Aを形成し、該開口部Aの一側に軸板部14.14の内側片15.15を合 着して枢動基点と成る軸受部21.21を形成し、該軸受部21.21と相対す る他側には前記軸杆1の外摺接部11に摺接し且つ軸板部14.14の外側片1 6.16と当接係止させる係止片22.22を形成し、該係止片22.22の近 傍と前記一側とに前記軸受部21.21を中心とする円弧上に少なくとも一部が 位置する内摺接部23.23を形成すると共に、前記軸受杆2.2の少なくとも 軸受部21.21を切欠いた切欠部24.24を形成し、該切欠部24.24と 合致する位置の前記軸杆1の少なくとも凹溝12へ突出ストッパー3aを突設し たものである。
【0014】 そして、軸杆1と、該軸杆1の長手方向の両側に夫々同一方向へ枢動可能に枢 着させた一対の軸受杆2.2との長手方向のストッパーであって、前記軸杆1は 表側に外摺接部11を形成し裏側へは長手方向に沿った凹溝12を形成した略C 字状の基軸部13を設け、該基軸部13の両側に長平板状の軸板部14.14の 両側辺の若干巾を膨出させて夫々延設すると共に、前記夫々の軸受杆2.2は前 記軸板部14.14を挿通させる開口部Aを形成し、該開口部Aの一側に軸板部 14.14の内側片15.15を合着して枢動基点と成る軸受部21.21を形 成し、該軸受部21.21と相対する他側には前記軸杆1の外摺接部11に摺接 し且つ軸板部14.14の外側片16.16と当接係止させる係止片22.22 を形成し、該係止片22.22の近傍と前記一側とに前記軸受部21.21を中 心とする円弧上に少なくとも一部が位置する内摺接部23.23を形成すると共 に、前記軸受杆2.2の少なくとも軸受部21.21を切欠いた切欠部24.2 4を形成し、該切欠部24.24と合致する位置の前記軸杆1の少なくとも内側 片15.15を切欠いた軸杆切欠部17.17を形成し、前記切欠部24.24 と前記軸杆切欠部17.17とへ貫設係止するストッパーブロック3bを設けた ものである。
【0015】 更には、軸杆1と、該軸杆1の長手方向の両側に夫々同一方向へ枢動可能に枢 着させた一対の軸受杆2.2との長手方向のストッパーであって、前記軸杆1は 表側に外摺接部11を形成し裏側へは長手方向に沿った凹溝12を形成した略C 字状の基軸部13を設け、該基軸部13の両側に長平板状の軸板部14.14の 両側辺の若干巾を膨出させて夫々延設すると共に、前記夫々の軸受杆2.2は前 記軸板部14.14を挿通させる開口部Aを形成し、該開口部Aの一側に軸板部 14.14の内側片15.15を合着して枢動基点と成る軸受部21.21を形 成し、該軸受部21.21と相対する他側には前記軸杆1の外摺接部11に摺接 し且つ軸板部14.14の外側片16.16と当接係止させる係止片22.22 を形成し、該係止片22.22の近傍と前記一側とに前記軸受部21.21を中 心とする円弧上に少なくとも一部が位置する内摺接部23.23を形成すると共 に、前記軸受杆2.2の少なくとも軸受部21.21を切欠いた切欠部24.2 4を形成し、該切欠部24.24と合致する位置の前記軸杆1の少なくとも内側 片15.15を切欠いた軸杆切欠部17.17を形成し、前記切欠部24.24 と前記軸杆切欠部17.17とへ貫設する頭部31の基部へ前記基軸部13の凹 溝12へ挿設するスペーサー部34を延設したスペーサー付きストッパー3cを 形成したものである。
【0016】 即ち、本考案のヒンジ機構のストッパー3a.3b.3cを付設するための軸 杆1及び軸受杆2.2はアルミ等の軽金属、或いは、硬質の合成樹脂等で形成す るものであり、各部位のサイズは夫々のヒンジ機構が用いられる目的によって設 計決定するものである。
【0017】 本考案の第1実施例の図1及び図2によって説明すると、軸杆1は表側を略半 円弧状に湾曲した外摺接部11を形成したものであり、裏側には長手方向に沿っ て凹溝12を形成し、横断面が略C字状とした基軸部13を形成したものであっ て、該基軸部13の両側に長手方向に沿って長平板状の軸板部14.14を延設 するものであるが、該軸板部14.14は夫々両側辺の若干巾を基軸部13の両 端片の内側及び外側に膨出させて内側片15.15と外側片16.16とを形成 しているもので、左右が縦中心線によって対称形状と成っているものであり、各 図面に図示した外摺接部11は略半円弧状とした合理的なものであるが、非円弧 状でも後述する軸受杆2の軸受部21と係止片22との間に合着される形状であ れば機能するものである。
【0018】 次に、軸受杆2.2は前記軸杆1の両側の軸板部14.14に夫々組付けるも のであり、対称形状に構成されているものであるが、片側のみによって説明する と、軸受杆2へは開口部Aを形成し、該開口部Aへ軸杆1の軸板部14を挿通さ せることで組付けを可能とするものであり、該開口部Aの一側には軸板部14の 内側片15を合着させて枢動基点と成る軸受部21を長手方向に形成しているも のであり、該軸受部21と相対する他側には前記軸杆1の外摺接部11の片側半 分に沿って枢動時に摺接し、且つ、枢動してヒンジ機構を折曲させた状態では軸 板部14の外側片16と当接してその状態を係止させる係止片22を形成したも のであり、更に、前記軸受部21を中心として係止片22の近傍と前記一側との 間に直角程度の中心角を有する円弧状の内摺接部23を形成したものであり、各 図面に図示した内摺接部23は合理的に円弧状に形成したものであるが、非円弧 状でも前記軸杆1の軸板部14の内側片15と外摺接部11との間に合着される 形状であれば機能するものである。
【0019】 そして、軸受杆2の少なくとも軸受部21に切欠いた切欠部24を形成したも のであり、該切欠部24は軸受部21と共に軸受杆2の一側の裏面を切欠いても 構わないものであり、該切欠部24は実施例の図面では矩形状に形成しているも のであるが、その形状も問わないものであり、又、前述は片側だけの説明である が、対称した形状と成る一対のもので、ヒンジ機構を形成した軸受杆2の反対側 はアコーデオンカーテン等の本体となる適宜な板状体、又は、柱等への取付け具 等とを取着するために図示では開口を有し断面コ字状に形成したものであるが、 特に限定はしないものである。
【0020】 突出ストッパー3aは前記一対の軸受杆2.2の夫々の少なくとも軸受部21 .21を切欠いて形成した夫々の切欠部24.24を並置させて一つの矩形状の 穴に嵌入できる頭部31を有したもので、少なくとも軸杆1の裏面の凹溝12へ 基部を有して突設したものであるが、軸板部14.14の内側片15.15を切 欠く状態で突設させても構わなく、高さは軸受杆2.2の裏面と同高か突出しな い程度のものが望ましいものである。
【0021】 次に、本考案の第2実施例の図3及び図4の説明をすると、特に、軸杆1の長 手方向の下端に付設する目的のものであって、軸杆1の凹溝12へ突出ストッパ ー3aを形成すると共に、軸杆1の下端に夫々の軸受杆2.2の下端を受けるた めに端面担持部4を形成したものである。
【0022】 そして、図5及び図6に図示の第3実施例では本考案の軸受杆2.2の軸受部 21.21の内、片側の軸受部21のみを切欠いて切欠部24を形成し、該切欠 部24に嵌入合着する突出ストッパー3aを形成したものである。
【0023】 更に、図7に図示の第4実施例では当該ヒンジ機構の軸受杆2.2の上下端部 に使用するための軸杆1の上下端に夫々の端面担持部4.4を備えたものである 。
【0024】 本考案の実用新案登録請求の範囲第2項に記載の第5実施例を図8及び図9で 説明すると、軸杆1の凹溝12へ突設した第1項に記載の突出ストッパー3aに 代えて、別部材のストッパーブロック3bとしたものである。
【0025】 つまり、軸受杆2.2の少なくとも軸受部21.21を切欠いた切欠部24. 24を形成し、該切欠部24.24と同形状の軸杆切欠部17.17を軸杆1の 軸板部14.14の少なくとも内側片15.15を切欠いて形成したものであり 、ストッパーブロック3bの頭部31は軸受杆2の切欠部24.24と軸杆1の 軸杆切欠部17.17を貫通状態で係止するものであり、ストッパーブロック3 bの基端部32へは軸杆1の凹溝12の側壁部に当接して離脱を防止するために 突出片33.33を両側に膨出させて形成しているものである。
【0026】 そして、実用新案登録請求項第3項に記載のものは、前記ストッパーブロック 3bに代えて、スペーサー付きストッパー3cを用いたものであり、該スペーサ ー付きストッパー3cは頭部31と該頭部31の基部へスペーサー部34を延設 したもので、該スペーサー部34を基軸部13の裏面に形成した凹溝12へ挿設 し、軸杆1の少なくとも内側片15.15を切欠いた軸杆切欠部17.17へス ペーサー付きストッパー3cの頭部31を貫設することによって軸杆1と一体化 するものであり、更に、一体化した軸杆1とスペーサー付きストッパー3cの頭 部31とを軸受杆2.2の切欠部24.24へ貫設することによってヒンジ機構 の軸方向を固定するものである。
【0027】 本考案のヒンジ機構の突出ストッパー3aの第1実施例乃至第4実施例の組込 は、先ず、軸受杆2の開口部Aへ軸杆1の軸板部14を挿通させると、軸受杆2 の軸受部21へ軸杆1の軸板部14の内側片15は自然に合着し、軸杆1の軸板 部14の外側片16は軸受杆2の係止片22と当接して組付けるもので、軸杆1 及び軸受杆2の夫々の素材が有する材料特性の弾性変形、或いは、軸杆1又は軸 受杆2の何れかの素材が有する材料特性の弾性変形によって組付けを容易に可能 としたものであり、組付けることによって同時に軸受杆2の切欠部24へ軸杆1 の突出ストッパー3aの頭部31が嵌入するものであり、対称する反対側も同様 に組付けるものである。
【0028】 次いで、第5実施例の組付けは、軸杆1と軸受杆2の組付けは前記と同様であ るが、ストッパーブロック3bは軸受杆2の切欠部24.24と軸杆1の軸杆切 欠部17.17との位置を合致させて、夫々の切欠部24.24と軸杆切欠部1 7.17へ基端部32から挿入させるものであり、ストッパーブロック3bの突 出片33.33が弾性変形して嵌入し、軸杆1の凹溝12の側壁部に確りと当接 して軸方向を固定するものである。
【0029】 更に、第6実施例の組付けは、予め、軸杆1の凹溝12へスペーサー付きスト ッパー3cのスペーサー部34を軸方向から挿通させると共に、該スペーサー付 きストッパー3cの頭部31を軸杆1の軸杆切欠部17.17へ貫通させ、軸杆 1とスペーサー付きストッパー3cを組付けた後に、前述と同様に軸杆1をスペ ーサー付きストッパー3cと共に軸受杆2へ組付けるものである。
【0030】 そして、当該ヒンジ機構の軸杆1と軸受杆2との分解は前述の組立てと逆の方 法で容易に可能である。
【0031】
本考案は前述の構成によって、本考案の夫々のストッパーは軸杆と両側に位置 する一対の軸受杆とを周方向には枢動可能に且つ軸方向は固定して組付けできる ものであって、組付け分解を容易に可能とし、加えて、重量に合わせて各部位を 形成することが可能で、更には、ヒンジ部に指等を挾み込む空洞部が無いことで 挾み込みの心配が無く、ヒンジが突出しないため外観が美的なヒンジ機構の軸方 向の固定であり、多方面でのヒンジとしての用途が考えられるものであり、画期 的で極めて実用性の高い考案である。
【図1】図1は本考案の第1実施例の斜視図である。
【図2】図2は第1実施例の軸杆の斜視図である。
【図3】図3は第2実施例の斜視図である。
【図4】図4は第2実施例の軸杆の斜視図である。
【図5】図5は第3実施例の斜視図である。
【図6】図6は第3実施例の軸杆の斜視図である。
【図7】図7は第4実施例の斜視図である。
【図8】図8は第5実施例の斜視図である。
【図9】図9は第5実施例の断面説明図である。
【図10】図10は第6実施例の軸杆の斜視図である。
【図11】図11は第6実施例のスペーサー付き軸杆の
背面斜視図である。
背面斜視図である。
【図12】図12は本考案のヒンジ機構を枢動させた状
態の断面図である。
態の断面図である。
1 軸杆 11 外摺接部 12 凹溝 13 基軸部 14 軸板部 15 内側片 16 外側片 17 軸杆切欠部 2 軸受杆 21 軸受部 22 係止片 23 内摺接部 24 切欠部 3a 突出ストッパー 3b ストッパーブロック 3c スペーサー付きストッパー 31 頭部 32 基端部 33 突出片 34 スペーサー部
Claims (3)
- 【請求項1】軸杆と、該軸杆の長手方向の両側に夫々同
一方向へ枢動可能に枢着させた一対の軸受杆との長手方
向のストッパーであって、前記軸杆は表側に外摺接部を
形成し裏側へは長手方向に沿った凹溝を形成した略C字
状の基軸部を設け、該基軸部の両側に長平板状の軸板部
の両側辺の若干巾を膨出させて夫々延設すると共に、前
記夫々の軸受杆は前記軸板部を挿通させる開口部を形成
し、該開口部の一側に軸板部の内側片を合着して枢動基
点と成る軸受部を形成し、該軸受部と相対する他側には
前記軸杆の外摺接部に摺接し且つ軸板部の外側片と当接
係止させる係止片を形成し、該係止片の近傍と前記一側
とに前記軸受部を中心とした円弧上に少なくとも一部が
位置する内摺接部を形成すると共に、前記軸受杆の少な
くとも軸受部を切欠いた切欠部を形成し、該切欠部と合
致する位置の前記軸杆の少なくとも凹溝へ突出ストッパ
ーを突設したことを特徴とするヒンジ機構のストッパ
ー。 - 【請求項2】軸杆と、該軸杆の長手方向の両側に夫々同
一方向へ枢動可能に枢着させた一対の軸受杆との長手方
向のストッパーであって、前記軸杆は表側に外摺接部を
形成し裏側へは長手方向に沿った凹溝を形成した略C字
状の基軸部を設け、該基軸部の両側に長平板状の軸板部
の両側辺の若干巾を膨出させて夫々延設すると共に、前
記夫々の軸受杆は前記軸板部を挿通させる開口部を形成
し、該開口部の一側に軸板部の内側片を合着して枢動基
点と成る軸受部を形成し、該軸受部と相対する他側には
前記軸杆の外摺接部に摺接し且つ軸板部の外側片と当接
係止させる係止片を形成し、該係止片の近傍と前記一側
とに前記軸受部を中心とする円弧上に少なくとも一部が
位置する内摺接部を形成すると共に、前記軸受杆の少な
くとも軸受部を切欠いた切欠部を形成し、該切欠部と合
致する位置の前記軸杆の少なくとも内側片を切欠いた軸
杆切欠部を形成し、前記切欠部と前記軸杆切欠部とへ貫
設係止するストッパーブロックを設けたことを特徴とす
るヒンジ機構のストッパー。 - 【請求項3】軸杆と、該軸杆の長手方向の両側に夫々同
一方向へ枢動可能に枢着させた一対の軸受杆との長手方
向のストッパーであって、前記軸杆は表側に外摺接部を
形成し裏側へは長手方向に沿った凹溝を形成した略C字
状の基軸部を設け、該基軸部の両側に長平板状の軸板部
の両側辺の若干巾を膨出させて夫々延設すると共に、前
記夫々の軸受杆は前記軸板部を挿通させる開口部を形成
し、該開口部の一側に軸板部の内側片を合着して枢動基
点と成る軸受部を形成し、該軸受部と相対する他側には
前記軸杆の外摺接部に摺接し且つ軸板部の外側片と当接
係止させる係止片を形成し、該係止片の近傍と前記一側
とに前記軸受部を中心とする円弧上に少なくとも一部が
位置する内摺接部を形成すると共に、前記軸受杆の少な
くとも軸受部を切欠いた切欠部を形成し、該切欠部と合
致する位置の前記軸杆の少なくとも内側片を切欠いた軸
杆切欠部を形成し、前記切欠部と前記軸杆切欠部とへ貫
設する頭部の基部へ前記基軸部の凹溝へ挿設するスペー
サー部を延設しスペーサー付きストッパーを設けたこと
を特徴とするヒンジ機構のストッパー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6588893U JPH0732161U (ja) | 1993-11-17 | 1993-11-17 | ヒンジ機構のストッパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6588893U JPH0732161U (ja) | 1993-11-17 | 1993-11-17 | ヒンジ機構のストッパー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0732161U true JPH0732161U (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=13299968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6588893U Pending JPH0732161U (ja) | 1993-11-17 | 1993-11-17 | ヒンジ機構のストッパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0732161U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020001697A (ko) * | 2001-07-02 | 2002-01-09 | 동원일 | 문고정장치 |
JP2006233481A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Bunka Shutter Co Ltd | ヒンジおよび該ヒンジを用いた開閉装置 |
-
1993
- 1993-11-17 JP JP6588893U patent/JPH0732161U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020001697A (ko) * | 2001-07-02 | 2002-01-09 | 동원일 | 문고정장치 |
JP2006233481A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Bunka Shutter Co Ltd | ヒンジおよび該ヒンジを用いた開閉装置 |
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