JPH07321151A - 配線基板およびそれを用いた半導体集積回路装置 - Google Patents
配線基板およびそれを用いた半導体集積回路装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体集積回路装置のコストを高くすること
なく、半導体集積回路装置における信号配線の特性イン
ピーダンス整合を容易にするとともに、半導体電子部品
と配線基板とのバンプ接合部の信頼性を向上させる。 【構成】 パッケージ基板1aの表面に信号配線6を形
成するとともに、その信号配線6の各々の先端部に、バ
ンプ電極との接合面積を規定する枠状のダム7を設け
た。
なく、半導体集積回路装置における信号配線の特性イン
ピーダンス整合を容易にするとともに、半導体電子部品
と配線基板とのバンプ接合部の信頼性を向上させる。 【構成】 パッケージ基板1aの表面に信号配線6を形
成するとともに、その信号配線6の各々の先端部に、バ
ンプ電極との接合面積を規定する枠状のダム7を設け
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配線基板およびそれを
用いた半導体集積回路装置技術に関し、特に、半導体チ
ップの実装方式としてフリップチップ方式を用いる半導
体集積回路装置に適用して有効な技術に関するものであ
る。
用いた半導体集積回路装置技術に関し、特に、半導体チ
ップの実装方式としてフリップチップ方式を用いる半導
体集積回路装置に適用して有効な技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】フリップチップ方式は、半導体チップ
を、その主面に形成されたバンプ電極を介して所定の配
線基板上にフェイスダウンボンディングする実装方式で
ある。
を、その主面に形成されたバンプ電極を介して所定の配
線基板上にフェイスダウンボンディングする実装方式で
ある。
【0003】本発明者の検討したフリップチップ方式の
半導体集積回路装置は、信号配線がパッケージ基板の内
層に形成されている構造となっており、この構造におい
ては、パッケージ基板の内層の信号配線が、パッケージ
基板に穿孔された接続孔を通じてパッケージ基板の主面
上のバンプ下地電極と電気的に接続されるようになって
いる。
半導体集積回路装置は、信号配線がパッケージ基板の内
層に形成されている構造となっており、この構造におい
ては、パッケージ基板の内層の信号配線が、パッケージ
基板に穿孔された接続孔を通じてパッケージ基板の主面
上のバンプ下地電極と電気的に接続されるようになって
いる。
【0004】バンプ下地電極は、半導体チップのバンプ
電極が接合される領域であり、パッケージ基板の主面上
に露出された状態で形成されている。
電極が接合される領域であり、パッケージ基板の主面上
に露出された状態で形成されている。
【0005】なお、フリップチップ方式については、例
えば株式会社オーム社、昭和59年11月30日発行
「LSIハンドブック」P409〜P410に記載があ
る。
えば株式会社オーム社、昭和59年11月30日発行
「LSIハンドブック」P409〜P410に記載があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、信号配線を
パッケージ基板の内層に形成する上記技術においては、
以下の問題があることを本発明者は見い出した。
パッケージ基板の内層に形成する上記技術においては、
以下の問題があることを本発明者は見い出した。
【0007】すなわち、上記技術においては、信号配線
の電気的特性が周囲のパッケージ基板からの影響によっ
て乱されるために、信号配線における特性インピーダン
ス整合のための設計が困難となる問題があった。この問
題は、半導体集積回路装置の動作速度の向上に伴って特
に顕著となる問題である。そして、このために、高精度
のシミュレータを用いて構造設計を行う必要が生じるの
で、半導体集積回路装置のコストが高くなってしまう問
題があった。
の電気的特性が周囲のパッケージ基板からの影響によっ
て乱されるために、信号配線における特性インピーダン
ス整合のための設計が困難となる問題があった。この問
題は、半導体集積回路装置の動作速度の向上に伴って特
に顕著となる問題である。そして、このために、高精度
のシミュレータを用いて構造設計を行う必要が生じるの
で、半導体集積回路装置のコストが高くなってしまう問
題があった。
【0008】一方、その信号配線における特性インピー
ダンス整合の問題を考慮した技術について、本願発明者
が検討した技術によれば、信号配線をパッケージ基板の
最上層に形成することにより、信号配線の電気的特性が
パッケージ基板材料からの影響によって乱されるのを抑
制し、信号配線の特性インピーダンス整合の設計を容易
にする技術がある。
ダンス整合の問題を考慮した技術について、本願発明者
が検討した技術によれば、信号配線をパッケージ基板の
最上層に形成することにより、信号配線の電気的特性が
パッケージ基板材料からの影響によって乱されるのを抑
制し、信号配線の特性インピーダンス整合の設計を容易
にする技術がある。
【0009】この場合は、パッケージ基板の最上層に、
信号配線の先端部のみが露出されるように中空状にパタ
ーニングされた絶縁膜を形成することにより、その信号
配線の露出領域、すなわち、絶縁膜の内側端部と、信号
配線の先端部との間隔で規定される領域を信号配線にお
けるバンプ電極との接合面積(以下、信号配線のバンプ
接合面積という)として規定するようにしている。
信号配線の先端部のみが露出されるように中空状にパタ
ーニングされた絶縁膜を形成することにより、その信号
配線の露出領域、すなわち、絶縁膜の内側端部と、信号
配線の先端部との間隔で規定される領域を信号配線にお
けるバンプ電極との接合面積(以下、信号配線のバンプ
接合面積という)として規定するようにしている。
【0010】しかし、この技術においては、信号配線の
バンプ接合面積が、絶縁膜における中空領域の形成位置
がずれることに起因して不均一となる結果、信号配線と
バンプ電極との接合部における信頼性が低下する問題が
あることを本発明者は見い出した。
バンプ接合面積が、絶縁膜における中空領域の形成位置
がずれることに起因して不均一となる結果、信号配線と
バンプ電極との接合部における信頼性が低下する問題が
あることを本発明者は見い出した。
【0011】すなわち、絶縁膜の中空領域のパターン
と、信号配線のパターンとは各々別々のマスクを用いて
パターニングしているので、双方のパターンの間に相対
的なズレが生じる場合があるが、上述した技術の場合
は、絶縁膜の中空領域の内側端部と信号配線の先端部と
で信号配線のバンプ接合面積を規定するので、その絶縁
膜の中空領域の位置がずれてしまうと、信号配線のバン
プ接合面積も場所によって異なってしまうのである。
と、信号配線のパターンとは各々別々のマスクを用いて
パターニングしているので、双方のパターンの間に相対
的なズレが生じる場合があるが、上述した技術の場合
は、絶縁膜の中空領域の内側端部と信号配線の先端部と
で信号配線のバンプ接合面積を規定するので、その絶縁
膜の中空領域の位置がずれてしまうと、信号配線のバン
プ接合面積も場所によって異なってしまうのである。
【0012】例えば絶縁膜の中空領域の位置が信号配線
の位置に対して右方向にずれた場合、右側に配置された
信号配線のバンプ接合面積は大きくなり、左側に配置さ
れた信号配線のバンプ接合面積は小さくなるが、その小
さくなった方では充分なバンプ接合面積が得られないこ
とに起因してバンプ電極が断線する場合が生じてしまう
のである。
の位置に対して右方向にずれた場合、右側に配置された
信号配線のバンプ接合面積は大きくなり、左側に配置さ
れた信号配線のバンプ接合面積は小さくなるが、その小
さくなった方では充分なバンプ接合面積が得られないこ
とに起因してバンプ電極が断線する場合が生じてしまう
のである。
【0013】本発明は上記課題に着目してなされたもの
であり、その目的は、半導体集積回路装置のコストを高
くすることなく、半導体集積回路装置における信号配線
の特性インピーダンス整合を容易にすることのできる技
術を提供することにある。
であり、その目的は、半導体集積回路装置のコストを高
くすることなく、半導体集積回路装置における信号配線
の特性インピーダンス整合を容易にすることのできる技
術を提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、半導体電子部品と配
線基板とのバンプ接合部の信頼性を向上させることので
きる技術を提供することにある。
線基板とのバンプ接合部の信頼性を向上させることので
きる技術を提供することにある。
【0015】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、明細書の記述および添付図面から明らかにな
るであろう。
な特徴は、明細書の記述および添付図面から明らかにな
るであろう。
【0016】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0017】すなわち、本発明は、表面に形成された複
数の配線上にバンプ電極を介して半導体電子部品を実装
するための実装領域を有する配線基板であって、前記複
数の配線上に、前記バンプ電極の接合面積を規定する一
対の規定部を有するダムを設けた配線基板構造とするも
のである。
数の配線上にバンプ電極を介して半導体電子部品を実装
するための実装領域を有する配線基板であって、前記複
数の配線上に、前記バンプ電極の接合面積を規定する一
対の規定部を有するダムを設けた配線基板構造とするも
のである。
【0018】また、本発明は、前記配線基板の表面に形
成された複数の配線において、前記ダムによって規定さ
れる配線部分に、前記半導体電子部品のバンプ電極を接
合してなる半導体集積回路装置構造とするものである。
成された複数の配線において、前記ダムによって規定さ
れる配線部分に、前記半導体電子部品のバンプ電極を接
合してなる半導体集積回路装置構造とするものである。
【0019】
【作用】上記した本発明によれば、以下の作用を得るこ
とができる。すなわち、配線基板の表層の配線を信号配
線とすることにより、信号配線の電気的特性がパッケー
ジ基板材料等からの影響により乱されるのを抑制するこ
とが可能となる。
とができる。すなわち、配線基板の表層の配線を信号配
線とすることにより、信号配線の電気的特性がパッケー
ジ基板材料等からの影響により乱されるのを抑制するこ
とが可能となる。
【0020】また、ダムを配線基板上に形成する際に、
ダムと配線との相対位置が若干ずれたとしても、配線に
おけるバンプ電極接合領域の面積はダムの規定部によっ
て規定されるので、常に一定とすることが可能となる。
ダムと配線との相対位置が若干ずれたとしても、配線に
おけるバンプ電極接合領域の面積はダムの規定部によっ
て規定されるので、常に一定とすることが可能となる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0022】(実施例1)図1は本発明の一実施例であ
る配線基板の要部平面図、図2は図1のII−II線の
断面図、図3は図1および図2の配線基板の要部拡大平
面図、図4は図3のIV−IV線の拡大断面図、図5は
図1の配線基板を切り出す前の基板の要部平面図、図6
は図1〜図4の配線基板を用いた半導体集積回路装置の
断面図である。
る配線基板の要部平面図、図2は図1のII−II線の
断面図、図3は図1および図2の配線基板の要部拡大平
面図、図4は図3のIV−IV線の拡大断面図、図5は
図1の配線基板を切り出す前の基板の要部平面図、図6
は図1〜図4の配線基板を用いた半導体集積回路装置の
断面図である。
【0023】本実施例1の配線基板は、例えばフリップ
チップ方式の半導体集積回路装置を構成するのに用いら
れるパッケージ基板である。本実施例1のパッケージ基
板の要部平面図および要部断面図をそれぞれ図1および
図2に示す。
チップ方式の半導体集積回路装置を構成するのに用いら
れるパッケージ基板である。本実施例1のパッケージ基
板の要部平面図および要部断面図をそれぞれ図1および
図2に示す。
【0024】パケージ基板1aは、例えばアルミナ(A
l2 O3 )等のようなセラミックスからなり、その内層
には、例えば2つの配線層2a,2bが設けられてい
る。
l2 O3 )等のようなセラミックスからなり、その内層
には、例えば2つの配線層2a,2bが設けられてい
る。
【0025】配線層2aには、例えば後述する半導体チ
ップ(半導体電子部品)に対して電源電圧を供給するた
めに用いられる電源配線2a1 が形成されている。
ップ(半導体電子部品)に対して電源電圧を供給するた
めに用いられる電源配線2a1 が形成されている。
【0026】電源配線2a1 は、例えばタングステン等
のような高融点金属からなり、パッケージ基板1aに形
成されたスルーホール部3a(図1には図示せず)を通
じてパッケージ基板1aの上面に形成された下地金属パ
ターン(図1には図示せず)4aと電気的に接続されて
いる。
のような高融点金属からなり、パッケージ基板1aに形
成されたスルーホール部3a(図1には図示せず)を通
じてパッケージ基板1aの上面に形成された下地金属パ
ターン(図1には図示せず)4aと電気的に接続されて
いる。
【0027】下地金属パターン4aは、例えばタングス
テン等のような高融点金属からなり、その表面には、例
えばニッケル(Ni)メッキ層および金(Au)メッキ
層が下層から順に形成されている。下地金属パターン4
aの上面には、半導体チップのバンプ電極が接続される
ようになっている。
テン等のような高融点金属からなり、その表面には、例
えばニッケル(Ni)メッキ層および金(Au)メッキ
層が下層から順に形成されている。下地金属パターン4
aの上面には、半導体チップのバンプ電極が接続される
ようになっている。
【0028】また、配線層2bには、例えば後述する半
導体チップに対してGND電圧を供給するために用いら
れるGND配線2b1 が形成されている。
導体チップに対してGND電圧を供給するために用いら
れるGND配線2b1 が形成されている。
【0029】GND配線2b1 は、例えばタングステン
等のような高融点金属からなり、パッケージ基板1aに
形成されたスルーホール部3b(図1には図示せず)を
通じてパッケージ基板1aの上面に形成された下地金属
パターン(図1には図示せず)4bと電気的に接続され
ている。
等のような高融点金属からなり、パッケージ基板1aに
形成されたスルーホール部3b(図1には図示せず)を
通じてパッケージ基板1aの上面に形成された下地金属
パターン(図1には図示せず)4bと電気的に接続され
ている。
【0030】下地金属パターン4bは、例えばタングス
テン等のような高融点金属からなり、その表面には、例
えばNiメッキ層およびAuメッキ層が下層から順に形
成されている。下地金属パターン4bの上面には、半導
体チップのバンプ電極が接続されるようになっている。
テン等のような高融点金属からなり、その表面には、例
えばNiメッキ層およびAuメッキ層が下層から順に形
成されている。下地金属パターン4bの上面には、半導
体チップのバンプ電極が接続されるようになっている。
【0031】また、GND配線2b1 は、パッケージ基
板1aに形成されたスルーホール部3cを通じてパッケ
ージ基板1aの下面に設けられた金属板5とも接合され
ている。
板1aに形成されたスルーホール部3cを通じてパッケ
ージ基板1aの下面に設けられた金属板5とも接合され
ている。
【0032】金属板5は、例えばタングステンまたは銅
(Cu)からなり、半導体チップで発生した熱を外部に
放散するための放熱板としての機能を備えている。すな
わち、半導体チップで発生した熱をバンプ電極を介して
金属板5側に伝導させ放散させるようになっている。
(Cu)からなり、半導体チップで発生した熱を外部に
放散するための放熱板としての機能を備えている。すな
わち、半導体チップで発生した熱をバンプ電極を介して
金属板5側に伝導させ放散させるようになっている。
【0033】なお、スルーホール部3a〜3cには、例
えばタングステン等のような高融点金属が埋め込まれて
いる。
えばタングステン等のような高融点金属が埋め込まれて
いる。
【0034】本実施例1のパッケージ基板1aの上面に
は、信号配線6が形成されている。信号配線6は、半導
体チップへの信号や半導体チップからの信号を伝送する
ための配線であり、チップ実装領域Aの中央からパッケ
ージ基板1aの外周方向に向かって放射状に複数配置さ
れている。
は、信号配線6が形成されている。信号配線6は、半導
体チップへの信号や半導体チップからの信号を伝送する
ための配線であり、チップ実装領域Aの中央からパッケ
ージ基板1aの外周方向に向かって放射状に複数配置さ
れている。
【0035】また、信号配線6は、例えばタングステン
等からなり、その表面または先端の一部には、例えばN
iメッキ層およびAuメッキ層が下層から順に形成され
ている。半導体チップのバンプ電極は、信号配線6にお
いてチップ実装領域A側の先端部に接続されるようにな
っている。信号配線6の幅は、例えば100μm程度で
ある。
等からなり、その表面または先端の一部には、例えばN
iメッキ層およびAuメッキ層が下層から順に形成され
ている。半導体チップのバンプ電極は、信号配線6にお
いてチップ実装領域A側の先端部に接続されるようにな
っている。信号配線6の幅は、例えば100μm程度で
ある。
【0036】このように、本実施例1においては、信号
配線6をパッケージ基板1aの上面に設けたことによ
り、信号配線6の電気的特性がそれを取り囲むパッケー
ジ基板材料からの影響によって乱されてしまうのを抑制
することが可能な構造になっている。
配線6をパッケージ基板1aの上面に設けたことによ
り、信号配線6の電気的特性がそれを取り囲むパッケー
ジ基板材料からの影響によって乱されてしまうのを抑制
することが可能な構造になっている。
【0037】また、本実施例1においては、信号配線6
の先端部に、半導体チップのバンプ電極との接合面積
(以下、バンプ接合面積という)を規定するダム7が設
けられている。
の先端部に、半導体チップのバンプ電極との接合面積
(以下、バンプ接合面積という)を規定するダム7が設
けられている。
【0038】このため、パッケージ基板1aの上面に信
号配線6の先端のみを露出させるような絶縁膜を設ける
必要が無くなるので、信号配線6の表面がダム7で被覆
された小領域を除いて露出された状態となっている。し
たがって、信号配線6の電気的特性が信号配線6を被覆
する絶縁膜材料からの影響によって乱されるのを防止す
ることが可能な構造になっている。
号配線6の先端のみを露出させるような絶縁膜を設ける
必要が無くなるので、信号配線6の表面がダム7で被覆
された小領域を除いて露出された状態となっている。し
たがって、信号配線6の電気的特性が信号配線6を被覆
する絶縁膜材料からの影響によって乱されるのを防止す
ることが可能な構造になっている。
【0039】これらの結果、信号配線6の特性インピー
ダンス整合のための設計を容易にすることができる上、
その信号配線6の特性インピーダンスの設定精度を向上
させることができるので、異なる製品の信号配線6の特
性インピーダンスをほぼ同一にすることが可能となって
いる。本実施例1の信号配線6の特性インピーダンス
は、例えば50Ω程度である。
ダンス整合のための設計を容易にすることができる上、
その信号配線6の特性インピーダンスの設定精度を向上
させることができるので、異なる製品の信号配線6の特
性インピーダンスをほぼ同一にすることが可能となって
いる。本実施例1の信号配線6の特性インピーダンス
は、例えば50Ω程度である。
【0040】ここで、ダム7を図3および図4によって
説明する。なお、図3は図1の領域Bの拡大図である。
また、図4は図3のIV−IV線の拡大断面図である。
説明する。なお、図3は図1の領域Bの拡大図である。
また、図4は図3のIV−IV線の拡大断面図である。
【0041】ダム7は、例えば矩形枠状に形成されたA
l2 O3 等のようなセラミックスからなり、信号配線6
においてダム7に囲まれた領域に半導体チップのバンプ
電極が接合されるようになっている。
l2 O3 等のようなセラミックスからなり、信号配線6
においてダム7に囲まれた領域に半導体チップのバンプ
電極が接合されるようになっている。
【0042】このダム7において、信号配線6と交差す
る部分が、信号配線6のバンプ接合面積を規定する規定
部7aとなっている。なお、ダム7の幅Wは、例えば1
0μm程度である。
る部分が、信号配線6のバンプ接合面積を規定する規定
部7aとなっている。なお、ダム7の幅Wは、例えば1
0μm程度である。
【0043】このような信号配線6の先端部においてダ
ム7に囲まれた領域に半導体チップのバンプ電極を接触
させた状態で溶融することにより、そのバンプ電極を構
成する半田は、ダム7からはみ出さずに、表面張力によ
って大きさおよび形等が良好なボール部を形成するよう
になっている。
ム7に囲まれた領域に半導体チップのバンプ電極を接触
させた状態で溶融することにより、そのバンプ電極を構
成する半田は、ダム7からはみ出さずに、表面張力によ
って大きさおよび形等が良好なボール部を形成するよう
になっている。
【0044】すなわち、このようなダム7を設けたこと
により、パッケージ基板1a上における全ての信号配線
6のバンプ接合面積を過不足無く均一にすることができ
るので、全ての信号配線6上に均一な大きさのバンプ電
極を形成することができる上、そのバンプ接合面積の不
足に起因するバンプ電極の断線不良等を抑制でき、その
バンプ電極の接合上の信頼性を向上させることが可能と
なっている。
により、パッケージ基板1a上における全ての信号配線
6のバンプ接合面積を過不足無く均一にすることができ
るので、全ての信号配線6上に均一な大きさのバンプ電
極を形成することができる上、そのバンプ接合面積の不
足に起因するバンプ電極の断線不良等を抑制でき、その
バンプ電極の接合上の信頼性を向上させることが可能と
なっている。
【0045】また、ダム7の位置が、ダム7のパターン
形成時に若干ずれたとしても、ダム7によって規定され
るバンプ接合領域は常に一定なので、信号配線6のバン
プ接合面積を過不足無く常に一定の大きさにすることが
できるようになっている。したがって、異なる製品に常
に一定の大きさのバンプ電極を形成することができる
上、そのバンプ電極の接合上の信頼性を向上させること
が可能となっている。
形成時に若干ずれたとしても、ダム7によって規定され
るバンプ接合領域は常に一定なので、信号配線6のバン
プ接合面積を過不足無く常に一定の大きさにすることが
できるようになっている。したがって、異なる製品に常
に一定の大きさのバンプ電極を形成することができる
上、そのバンプ電極の接合上の信頼性を向上させること
が可能となっている。
【0046】また、ダム7は、半導体チップをパッケー
ジ基板1a上に実装する際の位置合わせ部材としても用
いることができる。これにより、半導体チップの位置合
わせ作業を容易に、しかも良好にすることができるの
で、半導体チップと信号配線6との位置合わせ精度を向
上させることができる上、バンプ電極の接合上の信頼性
を向上させることが可能となっている。
ジ基板1a上に実装する際の位置合わせ部材としても用
いることができる。これにより、半導体チップの位置合
わせ作業を容易に、しかも良好にすることができるの
で、半導体チップと信号配線6との位置合わせ精度を向
上させることができる上、バンプ電極の接合上の信頼性
を向上させることが可能となっている。
【0047】このようなパッケージ基板1aを製造する
には、例えば次のようにする。
には、例えば次のようにする。
【0048】まず、例えば焼結前のAl2 O3 等からな
るグリーンシートを用意し、そのうちの所定のグリーン
シート上に導体パターンを印刷した後、導体パターンの
形成されたグリーンシートと、導体パターンの形成され
ていないグリーンシートとを交互に重ねる。
るグリーンシートを用意し、そのうちの所定のグリーン
シート上に導体パターンを印刷した後、導体パターンの
形成されたグリーンシートと、導体パターンの形成され
ていないグリーンシートとを交互に重ねる。
【0049】この際、本実施例1においては、パッケー
ジ基板1aの上面に形成される信号配線6(図1参照)
となる導体パターンの先端部上にも、例えばAl2 O3
等からなるダム7のパターンを形成しておく。
ジ基板1aの上面に形成される信号配線6(図1参照)
となる導体パターンの先端部上にも、例えばAl2 O3
等からなるダム7のパターンを形成しておく。
【0050】続いて、その積層されたグリーンシート
を、例えば水素還元雰囲気中において1500〜160
0度程度の高温で焼成する。この処理後のセラミックス
板の平面図を図5に示す。セラミックス板8には、複数
のパッケージ基板1aが形成されている。
を、例えば水素還元雰囲気中において1500〜160
0度程度の高温で焼成する。この処理後のセラミックス
板の平面図を図5に示す。セラミックス板8には、複数
のパッケージ基板1aが形成されている。
【0051】その後、セラミックス板8において、各パ
ッケージ基板1aの境界線を切断することにより、セラ
ミックス板8から複数のパッケージ基板1aを切り出
し、パッケージ基板1aの製造処理を終了する。
ッケージ基板1aの境界線を切断することにより、セラ
ミックス板8から複数のパッケージ基板1aを切り出
し、パッケージ基板1aの製造処理を終了する。
【0052】次に、このようなパッケージ基板1aを用
いた半導体集積回路装置を図6に示す。
いた半導体集積回路装置を図6に示す。
【0053】パッケージ基板1aの上面には、半導体チ
ップ9がその主面を下方にした状態で、例えば鉛(P
b)とスズ(Sn)との合金からなるバンプ電極10a
〜10cを介して実装されている。
ップ9がその主面を下方にした状態で、例えば鉛(P
b)とスズ(Sn)との合金からなるバンプ電極10a
〜10cを介して実装されている。
【0054】半導体チップ9は、例えばシリコン(S
i)単結晶からなり、その主面には、例えばマイクロプ
ロセッサ等のような論理回路が形成されている。また、
半導体チップ9の外周近傍には、信号用のバンプ電極1
0aが設けられている。このバンプ電極10aは、パッ
ケージ基板1a上の信号配線6上に、ダム7によってバ
ンプ接合面積を規定された状態で接合されている。
i)単結晶からなり、その主面には、例えばマイクロプ
ロセッサ等のような論理回路が形成されている。また、
半導体チップ9の外周近傍には、信号用のバンプ電極1
0aが設けられている。このバンプ電極10aは、パッ
ケージ基板1a上の信号配線6上に、ダム7によってバ
ンプ接合面積を規定された状態で接合されている。
【0055】これにより、半導体チップ9の信号端子と
パッケージ基板上の信号配線6とを接続するバンプ電極
10aの大きさおよび形等を個々良好にしかも全てほぼ
均一にすることができるので、そのバンプ電極10aの
接合上の信頼性を向上させることが可能となっている。
パッケージ基板上の信号配線6とを接続するバンプ電極
10aの大きさおよび形等を個々良好にしかも全てほぼ
均一にすることができるので、そのバンプ電極10aの
接合上の信頼性を向上させることが可能となっている。
【0056】また、半導体チップ9の主面中央には、電
源電圧供給用のバンプ電極10bおよびGND電圧供給
用のバンプ電極10cが形成されている。電源電圧供給
用のバンプ電極10bおよびGND電圧供給用のバンプ
電極10cは、それぞれパッケージ基板1a上に形成さ
れた下地金属パターン4a,4bと電気的に接続されて
いる。
源電圧供給用のバンプ電極10bおよびGND電圧供給
用のバンプ電極10cが形成されている。電源電圧供給
用のバンプ電極10bおよびGND電圧供給用のバンプ
電極10cは、それぞれパッケージ基板1a上に形成さ
れた下地金属パターン4a,4bと電気的に接続されて
いる。
【0057】パッケージ基板1a上の信号配線6の外方
端は、リード11と電気的に接続されている。リード1
1は、例えば42アロイからなり、信号配線6と外部装
置とを接続するための部材である。
端は、リード11と電気的に接続されている。リード1
1は、例えば42アロイからなり、信号配線6と外部装
置とを接続するための部材である。
【0058】パッケージ基板1aの上面には、半導体チ
ップ9を取り囲むように、例えばAl2 O3 等のような
セラミックスからなる枠体部12が接合されている。そ
して、枠体部12の上面には、例えば所定の金属からな
るキャップ13が接合されており、これによって半導体
チップ9が気密封止されている。
ップ9を取り囲むように、例えばAl2 O3 等のような
セラミックスからなる枠体部12が接合されている。そ
して、枠体部12の上面には、例えば所定の金属からな
るキャップ13が接合されており、これによって半導体
チップ9が気密封止されている。
【0059】このように、本実施例1によれば、以下の
効果を得ることが可能となる。
効果を得ることが可能となる。
【0060】(1).信号配線6をパッケージ基板1aの上
面に設けるとともに、信号配線6の表面を露出させたこ
とにより、信号配線6の電気的特性がそれを取り囲むパ
ッケージ基板材料や絶縁膜材料からの影響によって乱さ
れてしまうのを抑制することが可能となる。
面に設けるとともに、信号配線6の表面を露出させたこ
とにより、信号配線6の電気的特性がそれを取り囲むパ
ッケージ基板材料や絶縁膜材料からの影響によって乱さ
れてしまうのを抑制することが可能となる。
【0061】(2).上記(1) により、信号配線6の特性イ
ンピーダンス整合の設計に際して構成度なシミュレータ
等を用いる必要が無くなるとともに、パッケージ基板1
aの絶縁層数を低減できるので、半導体集積回路装置の
コストを低減することが可能となる。
ンピーダンス整合の設計に際して構成度なシミュレータ
等を用いる必要が無くなるとともに、パッケージ基板1
aの絶縁層数を低減できるので、半導体集積回路装置の
コストを低減することが可能となる。
【0062】(3).上記(1) により、信号配線6の特性イ
ンピーダンスの設定精度を向上させることができ、その
再現性を向上させることができるので、異なる製品の信
号配線6の特性インピーダンスをほぼ同一にすることが
可能となる。
ンピーダンスの設定精度を向上させることができ、その
再現性を向上させることができるので、異なる製品の信
号配線6の特性インピーダンスをほぼ同一にすることが
可能となる。
【0063】(4).パッケージ基板1aの上面に形成され
た信号配線6の先端部に、信号配線6のバンプ接合面積
を規定するような枠状のダム7を設けたことにより、パ
ッケージ基板1a上における全ての信号配線6のバンプ
接合面積を過不足無く均一にすることができるので、全
ての信号配線6上に均一な大きさのバンプ電極10aを
形成することができる上、そのバンプ接合面積の不足に
起因するバンプ電極10aの断線不良等を抑制でき、バ
ンプ電極10aの接合上の信頼性を向上させることが可
能となる。
た信号配線6の先端部に、信号配線6のバンプ接合面積
を規定するような枠状のダム7を設けたことにより、パ
ッケージ基板1a上における全ての信号配線6のバンプ
接合面積を過不足無く均一にすることができるので、全
ての信号配線6上に均一な大きさのバンプ電極10aを
形成することができる上、そのバンプ接合面積の不足に
起因するバンプ電極10aの断線不良等を抑制でき、バ
ンプ電極10aの接合上の信頼性を向上させることが可
能となる。
【0064】(5).ダム7の位置が、ダム7のパターン形
成時に若干ずれたとしても、ダム7によって規定される
バンプ接合領域は常に一定なので、信号配線6のバンプ
接合面積を過不足無く常に一定の大きさにすることがで
きる。したがって、異なる製品の信号配線6上に常に一
定の大きさのバンプ電極10aを形成することができる
上、バンプ電極10aの接合上の信頼性を向上させるこ
とが可能となる。
成時に若干ずれたとしても、ダム7によって規定される
バンプ接合領域は常に一定なので、信号配線6のバンプ
接合面積を過不足無く常に一定の大きさにすることがで
きる。したがって、異なる製品の信号配線6上に常に一
定の大きさのバンプ電極10aを形成することができる
上、バンプ電極10aの接合上の信頼性を向上させるこ
とが可能となる。
【0065】(6).ダム7を、半導体チップ9の実装時に
おける位置合わせ部材として用いることにより、半導体
チップ9の位置合わせ作業を容易に、しかも良好にする
ことができるので、半導体チップ9と信号配線6との位
置合わせ精度を向上させることができる上、バンプ電極
10a〜10cの接合上の信頼性を向上させることが可
能となる。
おける位置合わせ部材として用いることにより、半導体
チップ9の位置合わせ作業を容易に、しかも良好にする
ことができるので、半導体チップ9と信号配線6との位
置合わせ精度を向上させることができる上、バンプ電極
10a〜10cの接合上の信頼性を向上させることが可
能となる。
【0066】(7).上記(1) ,(3) 〜(6) により、高速動
作に対応可能な半導体集積回路装置を製造することがで
きる上、その半導体集積回路装置の歩留りおよび信頼性
を向上させることが可能となる。
作に対応可能な半導体集積回路装置を製造することがで
きる上、その半導体集積回路装置の歩留りおよび信頼性
を向上させることが可能となる。
【0067】(実施例2)図7は本発明の他の実施例で
ある配線基板の平面図、図8は図7の配線基板のチップ
実装領域の拡大平面図、図9は図8のIX−IX線の断
面図、図10は図7の配線基板上に半導体チップを実装
した場合の断面図である。
ある配線基板の平面図、図8は図7の配線基板のチップ
実装領域の拡大平面図、図9は図8のIX−IX線の断
面図、図10は図7の配線基板上に半導体チップを実装
した場合の断面図である。
【0068】本実施例2の配線基板は、図7に示すよう
なプリント配線基板1bである。プリント配線基板1b
は、主として、例えばガラスエポキシ樹脂等からなり、
その主面には半導体チップが実装されるチップ実装領域
Aが配置されている。
なプリント配線基板1bである。プリント配線基板1b
は、主として、例えばガラスエポキシ樹脂等からなり、
その主面には半導体チップが実装されるチップ実装領域
Aが配置されている。
【0069】なお、図7において、プリント配線基板1
bの一短辺には、複数の外部接続端子14が形成されて
いる。外部接続端子14は、プリント配線基板1bの配
線と外部装置とを電気的に接続するための端子であり、
例えばCu等からなる。
bの一短辺には、複数の外部接続端子14が形成されて
いる。外部接続端子14は、プリント配線基板1bの配
線と外部装置とを電気的に接続するための端子であり、
例えばCu等からなる。
【0070】チップ実装領域Aの拡大平面図および断面
図をそれぞれ図8および図9に示す。また、そのチップ
実装領域A上に半導体チップを実装した際の断面図を図
10に示す。
図をそれぞれ図8および図9に示す。また、そのチップ
実装領域A上に半導体チップを実装した際の断面図を図
10に示す。
【0071】プリント配線基板1bの上面には、信号配
線6がその表面を露出させた状態で形成されており、そ
の各々の先端部には、前記実施例1と同様にダム7が配
置されている。ダム7の形状および材料は、例えば前記
実施例1と同様である。
線6がその表面を露出させた状態で形成されており、そ
の各々の先端部には、前記実施例1と同様にダム7が配
置されている。ダム7の形状および材料は、例えば前記
実施例1と同様である。
【0072】プリント配線基板1bにも、図9に示すよ
うに、複数の配線層2a,2bが形成されている。配線
層2a,2bにおける配線2a1 ,2b1 の機能は、例
えば前記実施例1と同様となっている。ただし、信号配
線6および配線2a1 ,2b1 は、例えばCu等のよう
な低抵抗な材料からなる。
うに、複数の配線層2a,2bが形成されている。配線
層2a,2bにおける配線2a1 ,2b1 の機能は、例
えば前記実施例1と同様となっている。ただし、信号配
線6および配線2a1 ,2b1 は、例えばCu等のよう
な低抵抗な材料からなる。
【0073】また、図10に示すように、半導体チップ
9と信号配線6および下地金属パターン4a,4bと
は、前記実施例1と同様、バンプ電極10a〜10cを
介して電気的に接続されている。
9と信号配線6および下地金属パターン4a,4bと
は、前記実施例1と同様、バンプ電極10a〜10cを
介して電気的に接続されている。
【0074】したがって、本実施例2においても前記実
施例1と同様の効果を得ることが可能となる。
施例1と同様の効果を得ることが可能となる。
【0075】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
1,2に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
1,2に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0076】例えば前記実施例1においては、ダムの平
面形状を矩形枠状とした場合について説明したが、これ
に限定されるものではなく種々変更可能であり、例えば
楕円形枠状でも良いし、図11に示すように円形枠状と
しても良い。
面形状を矩形枠状とした場合について説明したが、これ
に限定されるものではなく種々変更可能であり、例えば
楕円形枠状でも良いし、図11に示すように円形枠状と
しても良い。
【0077】さらに、ダムは、枠状とすることに限定さ
れるものではなく、例えば図12および図13に示すよ
うに、線状としても良い。すなわち、信号配線6の先端
部には、ダム7の規定部7aのみが形成されている。ま
た、ここには、信号配線6の各々の先端部にダム7を設
けた場合が示されている。
れるものではなく、例えば図12および図13に示すよ
うに、線状としても良い。すなわち、信号配線6の先端
部には、ダム7の規定部7aのみが形成されている。ま
た、ここには、信号配線6の各々の先端部にダム7を設
けた場合が示されている。
【0078】また、図14に示すように、複数の信号配
線6に跨がるような線状のダム7を配置するようにして
も良い。この場合、図13の場合に比べてダムの耐久性
を高くすることが可能となっている。
線6に跨がるような線状のダム7を配置するようにして
も良い。この場合、図13の場合に比べてダムの耐久性
を高くすることが可能となっている。
【0079】また、図15に示すように、複数の信号配
線6に跨るように、かつ、全体として2重の矩形枠状と
なるようにダム7を形成しても良い。大枠のダム7と小
枠のダム7との間がバンプ接合部である。この場合、ダ
ム7が一体となっていること、ダム7の接合面積が大き
いこと等により、図14の場合に比べてダム7の耐久性
を高くすることが可能となっている。
線6に跨るように、かつ、全体として2重の矩形枠状と
なるようにダム7を形成しても良い。大枠のダム7と小
枠のダム7との間がバンプ接合部である。この場合、ダ
ム7が一体となっていること、ダム7の接合面積が大き
いこと等により、図14の場合に比べてダム7の耐久性
を高くすることが可能となっている。
【0080】また、前記実施例1においては、パッケー
ジ基板の材料をAl2 O3 とした場合について説明した
が、これに限定されるものではなく種々変更可能であ
り、例えば炭化シリコン(SiC)等でも良い。
ジ基板の材料をAl2 O3 とした場合について説明した
が、これに限定されるものではなく種々変更可能であ
り、例えば炭化シリコン(SiC)等でも良い。
【0081】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である半導体
チップにマイクロプロセッサが形成されている半導体集
積回路装置に適用した場合について説明したが、これに
限定されず種々適用可能であり、例えば半導体チップに
DRAM(Dynamic RAM )やSRAM(Static RAM)等
のような半導体メモリが形成された半導体集積回路装置
や半導体チップに半導体メモリと論理回路とが形成され
た半導体集積回路装置等のような他の半導体集積回路装
置に適用することも可能である。
なされた発明をその背景となった利用分野である半導体
チップにマイクロプロセッサが形成されている半導体集
積回路装置に適用した場合について説明したが、これに
限定されず種々適用可能であり、例えば半導体チップに
DRAM(Dynamic RAM )やSRAM(Static RAM)等
のような半導体メモリが形成された半導体集積回路装置
や半導体チップに半導体メモリと論理回路とが形成され
た半導体集積回路装置等のような他の半導体集積回路装
置に適用することも可能である。
【0082】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0083】前記した本発明によれば、配線基板の表層
の配線を信号配線とすることにより、信号配線の電気的
特性がパッケージ基板材料等からの影響により乱される
のを抑制することが可能となる。
の配線を信号配線とすることにより、信号配線の電気的
特性がパッケージ基板材料等からの影響により乱される
のを抑制することが可能となる。
【0084】このため、高精度なシミュレータ等を用い
ないでも、すなわち、半導体集積回路装置のコストを高
くすることなく、信号配線の特性インピーダンス整合の
ための設計を容易に行うことが可能となる。
ないでも、すなわち、半導体集積回路装置のコストを高
くすることなく、信号配線の特性インピーダンス整合の
ための設計を容易に行うことが可能となる。
【0085】また、配線の特性インピーダンスの設定精
度を向上させることができ、その再現性を向上させるこ
とができるので、異なる配線基板上の配線の特性インピ
ーダンスをほぼ同一にすることが可能となる。
度を向上させることができ、その再現性を向上させるこ
とができるので、異なる配線基板上の配線の特性インピ
ーダンスをほぼ同一にすることが可能となる。
【0086】したがって、この配線基板を用いた半導体
集積回路装置の性能の均一性を向上させることが可能と
なる。
集積回路装置の性能の均一性を向上させることが可能と
なる。
【0087】また、ダムを配線基板上に形成する際に、
ダムと配線との相対位置が若干ずれたとしても、配線に
おけるバンプ電極接合領域の面積はダムの規定部によっ
て規定されるので、常に一定とすることが可能となる。
ダムと配線との相対位置が若干ずれたとしても、配線に
おけるバンプ電極接合領域の面積はダムの規定部によっ
て規定されるので、常に一定とすることが可能となる。
【0088】このため、配線に接合されるバンプ電極の
大きさおよび形状等を常に均一にすることが可能とな
る。
大きさおよび形状等を常に均一にすることが可能とな
る。
【0089】また、配線におけるバンプ電極の接合面積
に過不足が生じないので、配線とバンプ電極との接合上
の信頼性を向上させることが可能となる。
に過不足が生じないので、配線とバンプ電極との接合上
の信頼性を向上させることが可能となる。
【0090】したがって、この配線基板を用いた半導体
集積回路装置の歩留りおよび信頼性を向上させることが
可能となる。
集積回路装置の歩留りおよび信頼性を向上させることが
可能となる。
【図1】本発明の一実施例である配線基板の要部平面図
である。
である。
【図2】図1のII−II線の断面図である。
【図3】図1および図2の配線基板の要部拡大平面図で
ある。
ある。
【図4】図3のIV−IV線の拡大断面図である。
【図5】図1の配線基板を切り出す前の基板の要部平面
図である。
図である。
【図6】図1〜図4の配線基板を用いた半導体集積回路
装置の断面図である。
装置の断面図である。
【図7】本発明の他の実施例である配線基板の平面図で
ある。
ある。
【図8】図7の配線基板のチップ実装領域の拡大平面図
である。
である。
【図9】図8のIX−IX線の断面図である。
【図10】図7の配線基板上に半導体チップを実装した
場合の断面図である。
場合の断面図である。
【図11】本発明の他の実施例である配線基板の要部平
面図である。
面図である。
【図12】本発明の他の実施例である配線基板の要部平
面図である。
面図である。
【図13】図12の配線基板の要部拡大平面図である。
【図14】本発明の他の実施例である配線基板の要部平
面図である。
面図である。
【図15】本発明の他の実施例である配線基板の要部平
面図である。
面図である。
1a パッケージ基板(配線基板) 1b プリント配線基板(配線基板) 2a,2b 配線層 2a1 電源配線 2b1 GND配線 3a〜3c スルーホール部 4a,4b 下地金属パターン 5 金属板 6 信号配線 7 ダム 7a 規定部 8 セラミックス板 9 半導体チップ 10a〜10c バンプ電極 11 リード 12 枠体部 13 キャップ 14 外部接続端子 A チップ実装領域
Claims (7)
- 【請求項1】 表面に形成された複数の配線上にバンプ
電極を介して半導体電子部品を実装するための実装領域
を有する配線基板であって、前記複数の配線上に、前記
バンプ電極の接合面積を規定する一対の規定部を有する
ダムを設けたことを特徴とする配線基板。 - 【請求項2】 請求項1記載の配線基板において、前記
ダムは前記複数の配線の各々に配置された枠状体からな
り、前記一対の規定部は前記枠状体が前記配線に交差す
る部分であることを特徴とする配線基板。 - 【請求項3】 請求項2記載の配線基板において、前記
ダムは円形枠状または矩形枠状の枠状体からなることを
特徴とする配線基板。 - 【請求項4】 請求項1記載の配線基板において、前記
ダムは前記複数の配線に跨って配置された枠状体からな
り、前記一対の規定部は前記枠状体が前記配線に交差す
る部分であることを特徴とする配線基板。 - 【請求項5】 請求項1記載の配線基板において、前記
ダムは前記複数の配線の各々にまたは幾つかに跨って配
置された一対の線状体からなることを特徴とする配線基
板。 - 【請求項6】 前記配線基板の表面に形成された複数の
配線において、前記ダムによって規定される配線部分
に、前記半導体電子部品のバンプ電極を接合してなるこ
とを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の配
線基板を用いた半導体集積回路装置。 - 【請求項7】 請求項6記載の半導体集積回路装置にお
いて、前記半導体電子部品が半導体チップであり、前記
配線基板がセラミックパッケージ基板であることを特徴
とする半導体集積回路装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11480794A JPH07321151A (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 配線基板およびそれを用いた半導体集積回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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1994
- 1994-05-27 JP JP11480794A patent/JPH07321151A/ja active Pending
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