JPH0732071Y2 - キヤリアへの歯付きベルト取付装置 - Google Patents

キヤリアへの歯付きベルト取付装置

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JPH0732071Y2
JPH0732071Y2 JP1987161984U JP16198487U JPH0732071Y2 JP H0732071 Y2 JPH0732071 Y2 JP H0732071Y2 JP 1987161984 U JP1987161984 U JP 1987161984U JP 16198487 U JP16198487 U JP 16198487U JP H0732071 Y2 JPH0732071 Y2 JP H0732071Y2
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JP
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carrier
toothed belt
belt
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fixed wall
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JP1987161984U
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JPH0167062U (ja
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和範 峰
啓祐 村上
浩昌 浦田
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Tec Corp
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Tec Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、イメージスキヤナやプリンタ等のキヤリア
駆動装置に用いられるキヤリアへの歯付きベルト取付装
置に関する。
従来の技術 例えば、イメージセンサを含む読取ヘツドが搭載された
キヤリアを原稿に移動させるイメージスキヤナ、或い
は、印字ヘツドが搭載されたキヤリアをプラテンに沿つ
て移動させるシリアルプリンタ等において、モータに連
結されて回転する歯付きベルトの一部をキヤリアに固定
し、歯付きベルトの回転によりキヤリアを往復動させる
ようにしたキヤリア駆動装置が存する。
そこで、従来のキヤリアへの歯付きベルトの取付構造を
見ると、第7図に示すように、歯付きベルト50の歯51に
噛合される歯52が内面に形成された固定壁53と対向壁54
とを対向させてキヤリア(図示せず)に形成したもの、
第8図に示すように、さらに、歯付きベルト50の背面と
対向壁54との間に挿入されるスペーサ55を付加したも
の、第9図に示すように、固定壁53と対向壁54との対向
間隔を狭めて歯付きベルト50を圧入するようにしたもの
等が存する。
考案が解決しようとする問題点 第7図に示すものは歯付きベルト50に厚さ方向の遊びが
生じるため、キヤリアの移動量に影響が生じる。この欠
点は第8図及び第9図に示すものによつて解消される
が、第8図及び第9図に示すものでも、輸送中の衝撃或
いは落下試験による衝撃により歯付きベルト50が固定壁
53と対向壁54との間から脱落する問題がある。
問題点を解決するための手段 ヘツド等を保持して案内部材により往復動自在に保持さ
れたキヤリアをモータに連結された歯付きベルトにより
駆動するキヤリア駆動装置において、前記歯付きベルト
の一面に形成された歯に噛合される歯が内面に形成され
た固定壁と対向壁とを所定の間隔を開けて対向させたベ
ルト挿入部を前記キヤリアに形成し、前記ベルト挿入部
の開口面を覆う覆い面とこの覆い面の両側から屈曲され
て前記キヤリアに弾発的に係合する係止脚と前記歯付き
ベルトの背面を前記固定壁側に圧接する圧接片とを有す
るベルト押えを設ける。
作用 したがつて、ベルト押えは係止脚をもつてキヤリアに固
定され、歯付きベルトは圧接片と固定壁とに挾持される
ため厚さ方向の遊びが阻止され、また、キヤリアに外部
から衝撃が加えられた場合でも、歯付きベルトは覆い面
によりベルト挿入部からの脱落が阻止される。
実施例 この考案の第一の実施例を第1図及び第2図に基づいて
説明する。1はイメージスキヤナのキヤリアで、このキ
ヤリア1はヘツドである読取ヘツド(図示せず)を保持
し、案内部材であるキヤリアシヤフト2に案内されて往
復動するものである。3は内面に多数の歯4が鋸歯状に
配設されて形成された環状の歯付きベルトの一部で、こ
の歯付きベルト3が巻回された一対のプーリ(図示せ
ず)の一方は正逆回転自在のモータ(図示せず)に連結
されている。そして、キヤリア2には内面に複数の歯5
が形成された固定壁6と対向壁とを対向させてなるベル
ト挿入部8が形成されている。また、対向壁7の内面中
央には凹部9が形成されている。さらに、固定壁6と対
向壁7との基部の外側に位置する係止孔10がキヤリア1
に形成されている。
しかして、弾性を有する板材によりベルト押え11が形成
されている。このベルト押え11は、ベルト挿入部8を覆
う覆い面12と、この覆い面12の一側の中央部から屈曲さ
れた係止脚13と、覆い面12の他側の両端部から屈曲され
た二つの係止脚14と、覆い面12の中央部から屈曲されて
係止脚13に対向する圧接片15とよりなり、係止脚13,14
の先端には外側に屈曲する屈曲片16が形成されている。
そして、固定壁6の谷部5aから対向壁7の表面までの対
向間隔をa、固定壁6の谷部5aから対向壁7の凹部9の
底までの対向間隔をb、歯付きベルト3の歯4を含む厚
さをc、圧接片15の板厚をdとすると、これらの関係
は、a>c、c+d>bのように設定されている。
このような構成において、第2図(a)に示す状態から
歯付きベルト3をベルト挿入部8に挿入するが、この状
態ではa>cであるために第2図(b)に示すようにベ
ルト挿入部8に対して歯付きベルト3は厚さ方向に遊び
が生じる。次いで、係止脚13,14の先端の屈曲片16を係
止孔10に係合させるが、予め係止脚13,14を先端に向う
に従い対向間隔が狭くなるように傾斜させておくことに
より、係止脚13,14と係止孔10との係合力が強くなり、
ベルト押え11をキヤリア1に確実に固定することができ
る。この状態では歯付きベルト3はその背面と凹部9と
の間に楔のように圧入された圧接片15により固定壁6に
圧接されて厚さ方向の遊びが固定され、また、輸送や落
下試験等により外部から衝撃を受けても覆い面12により
ベルト挿入部8からの脱落が防止される。
次に、この考案の第二の実施例を第3図及び第4図に基
づいて説明する。前記実施例と同一部分は同一符号を用
い説明も省略する(以下同様)。この実施例は対向壁7
の中央部に圧接片16と対向する開口部17を形成し、ベル
ト押え11に固定壁6の外面に当接する突部18を突出形成
したものである。
したがつて、第4図(a)に示す状態からベルト挿入部
8に歯付きベルト3を挿入する。この状態は第4図
(b)に示すように固定壁6と対向壁7との間で歯付き
ベルト3が厚さ方向に動きうる状態である。そして、第
4図(c)に示すようにベルト押え11の係止脚13,14を
係止孔10に係合すると、固定壁6と歯付きベルト3とが
突部18と圧接片15とにより弾発的に挾持される。この
時、圧接片15は歯付きベルト3の抵抗を受けるが、開口
部17の形成により対向壁7に干渉することなく屈撓す
る。
さらに、第5図にこの考案の第三の実施例を示す。この
実施例は、ベルト押え11の両側に固定壁6と対向壁7と
の外面を押圧する突部18を形成し、対向壁7の厚さを薄
くして屈撓性を促進し、ベルト押え11の側圧により対向
壁7を内方へ屈撓させ、対向壁7によつても歯付きベル
ト3の背面を圧接するようにしたものである。
さらに、この考案の第四の実施例を第6図に示す。この
実施例は、係止脚13,14の先端に内方に屈曲する爪19を
形成し、これらの爪19を固定壁6と対向壁7との外面に
圧接しその圧接部の摩擦抵抗を高めることにより、キヤ
リア1からのベルト押え11の脱落を防止するようにした
ものである。
考案の効果 この考案は上述のように構成したので、ベルト押えを係
止脚をもつてキヤリアに固定することができ、これによ
り、歯付きベルトをベルト押えの圧接片と固定壁との間
で挾持してこの歯付きベルトの厚さ方向の遊びを阻止す
ることができ、また、キヤリアに外部から衝撃が加えら
れた場合でも、歯付きベルトをベルト押えの覆い面によ
りベルト挿入部からの脱落を防止することができる等の
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案の第一の実施例を示すもの
で、第1図は分解斜視図、第2図は第1図のA−A線部
において断面にしてキヤリアへの歯付きベルトの装着過
程を示す断面図、第3図及び第4図はこの考案の第二の
実施例を示すもので、第3図は分解斜視図、第4図は第
3図のB−B線部において断面にしてキヤリアへの歯付
きベルトの装着過程を示す断面図、第5図はこの考案の
第三の実施例を示す要部の断面図、第6図はこの考案の
第四の実施例を示す要部の断面図、第7図ないし第9図
は従来のキヤリアへの歯付きベルトの取付状態を示す一
部の平面図である。 1…キヤリア、2…キヤリアシヤフト(案内部材)、3
…歯付きベルト、4,5…歯、6…固定壁、7…対向壁、
8…ベルト挿入部、11…ベルト押え、12…覆い部、13,1
4…係止脚、15…圧接片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘツド等を保持して案内部材により往復動
    自在に保持されたキヤリアをモータに連結された歯付き
    ベルトにより駆動するキヤリア駆動装置において、前記
    歯付きベルトの一面に形成された歯に噛合される歯が内
    面に形成された固定壁と対向壁とを所定の間隔を開けて
    対向させたベルト挿入部を前記キヤリアに形成し、前記
    ベルト挿入部の開口面を覆う覆い面とこの覆い面の両側
    から屈曲されて前記キヤリアに弾発的に係合する係止脚
    と前記歯付きベルトの背面を前記固定壁側に圧接する圧
    接片とを有するベルト押えを設けたことを特徴とするキ
    ヤリアへの歯付きベルト取付装置。
JP1987161984U 1987-10-22 1987-10-22 キヤリアへの歯付きベルト取付装置 Expired - Lifetime JPH0732071Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0167062U JPH0167062U (ja) 1989-04-28
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