JPH0732070B2 - 加熱調理器 - Google Patents
加熱調理器Info
- Publication number
- JPH0732070B2 JPH0732070B2 JP62262099A JP26209987A JPH0732070B2 JP H0732070 B2 JPH0732070 B2 JP H0732070B2 JP 62262099 A JP62262099 A JP 62262099A JP 26209987 A JP26209987 A JP 26209987A JP H0732070 B2 JPH0732070 B2 JP H0732070B2
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- JP
- Japan
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- temperature
- thermistor
- voltage
- level
- divided voltage
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、サーミスタを用いて被加熱物の温度を検出す
る加熱調理器に関する。
る加熱調理器に関する。
従来の技術 従来の加熱調理器では鍋等の被加熱物の温度を検知する
手段として、安価で取扱い性の良いサーミスタが使用さ
れることが多い。そして、サーミスタの温度を電圧に変
換させ、サーミスタと抵抗の分圧電圧値の変化を読みと
り、所定の電圧に保たれるように、鍋への火力を制御す
るものである。
手段として、安価で取扱い性の良いサーミスタが使用さ
れることが多い。そして、サーミスタの温度を電圧に変
換させ、サーミスタと抵抗の分圧電圧値の変化を読みと
り、所定の電圧に保たれるように、鍋への火力を制御す
るものである。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、天ぷら料理では鍋内の油温を約180℃に
保たせ、また鉄板焼料理等は約250℃にも鉄板温度が上
昇する。一方、みそ汁等の保温では約80℃に温度設定を
行うなど、このようにサーミスタの検知温度が広範囲に
及んでいる。また温度に対するサーミスタ抵抗値変化特
性は、直線的でなく指数関数的に変化するので検知温度
範囲が広いとすべての温度範囲において、単位温度当り
の電圧変化分が均一とならず、精度に大きなばらつきが
生じてしまうという問題点を有していた。
保たせ、また鉄板焼料理等は約250℃にも鉄板温度が上
昇する。一方、みそ汁等の保温では約80℃に温度設定を
行うなど、このようにサーミスタの検知温度が広範囲に
及んでいる。また温度に対するサーミスタ抵抗値変化特
性は、直線的でなく指数関数的に変化するので検知温度
範囲が広いとすべての温度範囲において、単位温度当り
の電圧変化分が均一とならず、精度に大きなばらつきが
生じてしまうという問題点を有していた。
本発明は上記問題点に鑑み、広い温度範囲において精度
よく温度検知することを目的とする。
よく温度検知することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため、本発明の加熱調理器はサーミ
スタと抵抗による分圧電圧により温度を検知し、かつ、
検知温度により抵抗と並列に他の抵抗を随時切替え接続
する構成としている。
スタと抵抗による分圧電圧により温度を検知し、かつ、
検知温度により抵抗と並列に他の抵抗を随時切替え接続
する構成としている。
作用 上記構成によると、単位温度当りの分圧電圧変化分は、
その時のサーミスタの抵抗値と分圧抵抗値が同じ程度の
ときが大きく、双方の抵抗値の差が大きいと、その変化
分は小さくなる。
その時のサーミスタの抵抗値と分圧抵抗値が同じ程度の
ときが大きく、双方の抵抗値の差が大きいと、その変化
分は小さくなる。
ある定められた抵抗値を持つ抵抗との分圧電圧が、サー
ミスタの温度に応じて変化していき、そのときの分圧電
圧が所定の電圧に達する(所定の温度に達する)と、並
列に接続する抵抗を切替えることにより分圧抵抗値を変
化させ、分圧電圧の変化率を常に同程度のものにして、
広い温度範囲でもその検知精度を維持することができ
る。
ミスタの温度に応じて変化していき、そのときの分圧電
圧が所定の電圧に達する(所定の温度に達する)と、並
列に接続する抵抗を切替えることにより分圧抵抗値を変
化させ、分圧電圧の変化率を常に同程度のものにして、
広い温度範囲でもその検知精度を維持することができ
る。
実施例 本発明の一実施例における加熱調理器の構成を第2図お
よび第3図により説明する。図において、1は被加熱物
である鍋、2はトププレート、3は外枠である。鍋1の
温度をトッププレート2を介して検知する温度センサ4
は、トッププレート2の裏面に接触させてある。加熱源
である加熱コイル5はインバータ回路6に接続され、こ
のインバータ回路6には制御回路7によって高周波電流
が供給され、鍋1を加熱コイル5に流れる高周波電流に
より誘導加熱させるものである。
よび第3図により説明する。図において、1は被加熱物
である鍋、2はトププレート、3は外枠である。鍋1の
温度をトッププレート2を介して検知する温度センサ4
は、トッププレート2の裏面に接触させてある。加熱源
である加熱コイル5はインバータ回路6に接続され、こ
のインバータ回路6には制御回路7によって高周波電流
が供給され、鍋1を加熱コイル5に流れる高周波電流に
より誘導加熱させるものである。
次に制御回路7の具体例を第1図により説明する。11は
直流電源で、抵抗12,14,16およびサーミスタ4が接続さ
れている。抵抗14,16はスイッチング素子13,15により直
流電源11と接続切替え可能な構成としている。また、サ
ーミスタ4の温度を検知するには、分圧電圧Viをマイ
コン20内のA/D変換回路19を介し、アナログ信号をデジ
タル信号に変換するのである。なお、抵抗17,18はスイ
ッチング素子13,15駆動用の抵抗である。そして、マイ
コン20の出力ポートP1が「L」レベルのときは、トラン
ジスタ13がオンし、また出力ポートP2が「L」レベルの
ときはトランジスタ15がオンする。
直流電源で、抵抗12,14,16およびサーミスタ4が接続さ
れている。抵抗14,16はスイッチング素子13,15により直
流電源11と接続切替え可能な構成としている。また、サ
ーミスタ4の温度を検知するには、分圧電圧Viをマイ
コン20内のA/D変換回路19を介し、アナログ信号をデジ
タル信号に変換するのである。なお、抵抗17,18はスイ
ッチング素子13,15駆動用の抵抗である。そして、マイ
コン20の出力ポートP1が「L」レベルのときは、トラン
ジスタ13がオンし、また出力ポートP2が「L」レベルの
ときはトランジスタ15がオンする。
すなわち、出力ポートP1,P2がともに「H」レベルのと
きは、Vi電圧は抵抗12とサーミスタ4との分圧電圧が
A/D変換回路19に入力される。次にポートP1のみ「L」
レベルのときは、抵抗12,14の並列抵抗とサーミスタ4
の分圧電圧がA/D変換回路に入力されるわけである。さ
らに、ポートP1,P2ともに「L」レベルになると、抵抗1
2,14,16の並列接続とサーミスタ4との分圧電圧が入力
されることになる。そしてA/D変換された信号がマイコ
ン内で処理され、マイコン20内部で設定された温度レベ
ルと比較し、設定温度よりも検知温度が低いときは、マ
イコン20の出力P3より発振停止制御回路21へ発振命令を
出力し、その逆のときは停止命令を出力する。
きは、Vi電圧は抵抗12とサーミスタ4との分圧電圧が
A/D変換回路19に入力される。次にポートP1のみ「L」
レベルのときは、抵抗12,14の並列抵抗とサーミスタ4
の分圧電圧がA/D変換回路に入力されるわけである。さ
らに、ポートP1,P2ともに「L」レベルになると、抵抗1
2,14,16の並列接続とサーミスタ4との分圧電圧が入力
されることになる。そしてA/D変換された信号がマイコ
ン内で処理され、マイコン20内部で設定された温度レベ
ルと比較し、設定温度よりも検知温度が低いときは、マ
イコン20の出力P3より発振停止制御回路21へ発振命令を
出力し、その逆のときは停止命令を出力する。
発振停止制御回路21は、マイコン20の出力P3の信号に応
じ、インバータ回路6を駆動し、加熱コイル5に高周波
電流を供給させるものである。
じ、インバータ回路6を駆動し、加熱コイル5に高周波
電流を供給させるものである。
第4図にサーミスタ4の温度と分圧電圧Viとの特性曲
線を示す。曲線Aはマイコン20の出力ポートP1,P2とも
に「H」レベルのときの特性であり、曲線Bは出力ポー
トP1が「L」レベル,P2が「H」レベルのときのもの
で、曲線Cは、P1,P2ともに「L」レベルのときのもの
である。
線を示す。曲線Aはマイコン20の出力ポートP1,P2とも
に「H」レベルのときの特性であり、曲線Bは出力ポー
トP1が「L」レベル,P2が「H」レベルのときのもの
で、曲線Cは、P1,P2ともに「L」レベルのときのもの
である。
次に直線イはサーミスタ温度がT1よりT2の間、マイコン
2内部で曲線Aを近似し、直線ロはサーミスタ温度がT2
よりT3の間、曲線Bを近似し、直線ハはサーミスタ温度
がT3よりT4の間、曲線Cを近似するものである。
2内部で曲線Aを近似し、直線ロはサーミスタ温度がT2
よりT3の間、曲線Bを近似し、直線ハはサーミスタ温度
がT3よりT4の間、曲線Cを近似するものである。
このように、サーミスタの温度範囲(T1〜T4)を、3区
分に分割し、T1〜T2間は直線イで決定される分圧電圧V
iをA/D変換回路19に入力し、T2〜T3間は直線ロで、T3
〜T4間は直線ハで決定されるViを入力する。そうすれ
ば、サーミスタの単位温度当りの分圧電圧Viの変化率
が全温度範囲(T1〜T4)に渡って、ほぼ均一なものとな
りその検知精度も向上する。
分に分割し、T1〜T2間は直線イで決定される分圧電圧V
iをA/D変換回路19に入力し、T2〜T3間は直線ロで、T3
〜T4間は直線ハで決定されるViを入力する。そうすれ
ば、サーミスタの単位温度当りの分圧電圧Viの変化率
が全温度範囲(T1〜T4)に渡って、ほぼ均一なものとな
りその検知精度も向上する。
以上に述べた内容を、第4図に示すフローチャートを用
いて説明する。
いて説明する。
分圧電圧ViをA/D変換するときは、まず初めにポートP
1,P2をともに「H」レベルに設定し曲線A上に沿ってV
iは変化するのであるが、このとき、 (1) Vi≧V2であれば(サーミスタ温度Th≦T2) 近似直線イに対応するVi電圧をA/D変換する。
1,P2をともに「H」レベルに設定し曲線A上に沿ってV
iは変化するのであるが、このとき、 (1) Vi≧V2であれば(サーミスタ温度Th≦T2) 近似直線イに対応するVi電圧をA/D変換する。
(2) Vi<V2であれば(サーミスタ温度Th>T2) ポートP1を「H」レベルより「L」レベルに切り替え
る。そうするとViは曲線B上に沿って変化することに
なる。そしてこの状態で、 (3) Vi≧V4であれば(サーミスタ温度Th≦T3) 近似直線ロに対応するVi電圧をA/D変換する。
る。そうするとViは曲線B上に沿って変化することに
なる。そしてこの状態で、 (3) Vi≧V4であれば(サーミスタ温度Th≦T3) 近似直線ロに対応するVi電圧をA/D変換する。
(4) Vi<V4であれば(サーミスタ温度Th>T3) ポートP1,P2双方を「L」レベルに切り替えることによ
りViは曲線C上に沿って変化する。このときは直線ハ
に対応するVi電圧をA/D変換する。
りViは曲線C上に沿って変化する。このときは直線ハ
に対応するVi電圧をA/D変換する。
このようにサーミスタ温度範囲(T1〜T4)内では、その
時々のサーミスタ温度を検知するには、3つの近似直線
のいずれかに対応したVi電圧をA/D変換すればよく、
出力ポートP1,P2の出力信号の組合せとVi電圧値と
で、サーミスタ温度Thを1対1にデジタル信号に変換す
ることが可能となる。
時々のサーミスタ温度を検知するには、3つの近似直線
のいずれかに対応したVi電圧をA/D変換すればよく、
出力ポートP1,P2の出力信号の組合せとVi電圧値と
で、サーミスタ温度Thを1対1にデジタル信号に変換す
ることが可能となる。
発明の効果 以上、実施例から明らかなように本発明は、温度に応じ
てサーミスタと直列に接続され分圧電圧を形成する抵抗
と並列に他の抵抗を接続した抵抗ブロックの総合抵抗値
を変化させることにより、指数関数的に変化するサーミ
スタを使用した場合にも、広い温度範囲内で常に一定に
精度を確保できるとともに、検知精度の向上をも実現し
うるものである。
てサーミスタと直列に接続され分圧電圧を形成する抵抗
と並列に他の抵抗を接続した抵抗ブロックの総合抵抗値
を変化させることにより、指数関数的に変化するサーミ
スタを使用した場合にも、広い温度範囲内で常に一定に
精度を確保できるとともに、検知精度の向上をも実現し
うるものである。
第1図は本発明の一実施例を示す加熱調理器の要部回路
図、第2図は同断面図、第3図は同外観斜視図、第4図
はサーミスタ温度と入力信号電圧との特性曲線図、第5
図は同制御を示すフローチャートである。 1……鍋、2……トッププレート、4……サーミスタ、
7……制御回路、12,14,16……抵抗、13,15……スイッ
チング素子。
図、第2図は同断面図、第3図は同外観斜視図、第4図
はサーミスタ温度と入力信号電圧との特性曲線図、第5
図は同制御を示すフローチャートである。 1……鍋、2……トッププレート、4……サーミスタ、
7……制御回路、12,14,16……抵抗、13,15……スイッ
チング素子。
Claims (1)
- 【請求項1】被加熱物を加熱する加熱部と、前記被加熱
物の温度を検知するサーミスタと、前記サーミスタと固
定抵抗との分圧電圧を検知温度入力とし、前記加熱部を
制御して温度制御を行う制御回路を備え、前記制御回路
は前記検知温度が所定温度以上になると、前記固定抵抗
と並列に他の固定抵抗を接続する構成とした加熱調理
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62262099A JPH0732070B2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62262099A JPH0732070B2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | 加熱調理器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01105495A JPH01105495A (ja) | 1989-04-21 |
JPH0732070B2 true JPH0732070B2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=17371023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62262099A Expired - Lifetime JPH0732070B2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0732070B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4664753B2 (ja) * | 2005-06-30 | 2011-04-06 | 株式会社東芝 | 加熱調理器 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6053256B2 (ja) * | 1983-01-31 | 1985-11-25 | 三洋電機株式会社 | オ−ブンの温度制御回路 |
JPS59141909A (ja) * | 1983-02-01 | 1984-08-14 | 三菱電機株式会社 | 炊飯器 |
JPS60239617A (ja) * | 1984-05-15 | 1985-11-28 | Honda Motor Co Ltd | 信号入力回路 |
-
1987
- 1987-10-16 JP JP62262099A patent/JPH0732070B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01105495A (ja) | 1989-04-21 |
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