JPH0732053A - パネルカーリング成形方法 - Google Patents

パネルカーリング成形方法

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JPH0732053A
JPH0732053A JP17933993A JP17933993A JPH0732053A JP H0732053 A JPH0732053 A JP H0732053A JP 17933993 A JP17933993 A JP 17933993A JP 17933993 A JP17933993 A JP 17933993A JP H0732053 A JPH0732053 A JP H0732053A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
curling
margin
die
allowance
welding
Prior art date
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Pending
Application number
JP17933993A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Tateyama
浩幸 立山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Co Ltd
Original Assignee
Araco Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Araco Co Ltd filed Critical Araco Co Ltd
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 カーリング部が一般面と部分的に結合した高
強度のパネルカーリング部材の製造を可能にする。 【構成】 平板の端縁を立ち上げて自由端側を内側に湾
曲させてカーリング代1を形成した一次加工部材2のカ
ーリング代1の一部に、カーリング代1より突出量の大
きい溶接代6をカーリング代1と同様に湾曲させて形成
し、この一次加工部材2を上型4と下型3とによりプレ
ス加工してカーリング部を成形するに際し、下型3にス
ライド押し型14を設け、このスライド押し型14によ
りカーリング代1のカーリング成形に先駆けて溶接代6
を上記平板の一般面7にほぼ平行に形状矯正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、平板部の端縁にカー
リング部をプレスにより成形するパネルカーリング成形
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般面である平板部の端縁にパイプ状の
カーリング部を持つ例えばパネルフレームは、従来にお
いては、図8に示すようなプレスによる成形方法で製造
されている。即ち、図9に示すように、平板である一般
面108の端縁を立ち上げて自由端側を内側に湾曲させ
てカーリング代101を形成した一次加工部材102
を、図8の上型103と下型104とからなる成形型に
セットし、上型103を下降させてカーリング加工を施
している。カーリング代101は自由端側が内向きに湾
曲されていて、上型103の下降に連れて上型103の
円弧状成形面105に沿って曲げ込まれ、パイプ形状と
なる。この成形方法により得られる例えばパネルフレー
ム106は、図10及び図11に示すように、カーリン
グ部107の自由端は一般面108に近接しているが、
接合していない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の成
形方法では、図11に示すように、カーリング部107
の自由端が一般面108から離れたカーリング部107
しか成形できず、カーリング部107に一般面108と
結合させうる結合部分を設定し、高強度のパネルフレー
ムを成形することはできない問題があった。
【0004】そこで、この発明は上記した従来の問題点
を解決するためになされたもので、その課題はカーリン
グ部に一般面と結合させうる結合部分を簡単に成形で
き、カーリング部が一般面と部分的に結合した高強度の
パネルフレーム等のパネルカーリング部材の製造が可能
のパネルカーリング成形方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明のパネルカーリング成形方法は、平板の端縁を
立ち上げて自由端側を内側に湾曲させてカーリング代を
形成した一次加工部材の上記カーリング代の一部に、該
カーリング代より突出量の大きい溶接代をカーリング代
と同様に湾曲させて形成し、この一次加工部材を成形型
によりプレス加工してカーリング部分を成形するに際
し、上記成形型に押し型を設け、この押し型により上記
カーリング代のカーリング成形に先駆けて上記溶接代を
上記平板の一般面にほぼ平行に形状矯正することを特徴
とする。
【0006】
【作用】前記手段によれば、カーリング代に突出させた
溶接代を持つ一次加工部材をこれまでの加工方法のま
ま、カーリング代と同様に湾曲させて成形することがで
き、カーリング代のカーリング成形より先に成形型に内
蔵された押し型により、湾曲した溶接代が平板の一般面
にほぼ平行に形状矯正されるので、成形型によるカーリ
ング成形と同時に一般面に接合した溶接代も成形される
ことになる。
【0007】
【実施例】次に、この発明の一実施例を図1〜図7に基
づいて説明する。なお、本実施例はカーリング部に一般
面と結合した結合部分を備えた高強度のパネルフレーム
の製造の場合である。このパネルカーリング成形方法
は、図1に示すように、基本的には平板よりなる一般面
7の端縁をほぼ垂直に立ち上げて自由端側を内側に湾曲
させてカーリング代1を形成してなる絞り加工により得
られる一次加工部材2を、図2に示すように、下型3と
移動する上型4とからなる成形型5によりプレス成形す
るものである。
【0008】一次加工部材2は、図1に示すようにカー
リング代1の一部に部分的に、カーリング代1より突出
量の大きい溶接代6を備えている。溶接代6もカーリン
グ代1の湾曲加工時にカーリング代1と同様な湾曲形状
にされている。各溶接代6に対応するカーリング代1と
平面の一般面7とで形成される入隅部には、それぞれ加
工用の貫通孔8が開けられている。
【0009】図2に示すように、成形型5はプレス機
(図示せず)により昇降動する上型4と、これに対向す
る固定された下型3とからなる。上型4には一次加工部
材2のカーリング代1を外側において保持する側面9
と、この側面9の上部に連続する半円弧面状のカーリン
グ成形面10が形成され、カーリング成形面10は内側
において平面形状の成形面11に連続している。下型3
には上型4の平面形状の成形面11に対応する成形面1
2と、この端部に連続し上型4のカーリング成形面10
とで断面円形の成形空間を形成する円弧状のカーリング
成形面13とが備えられている。
【0010】下型3の一次加工部材2の各貫通孔8に対
応する位置には、それぞれ図3に示すようなスライド押
し型14が内蔵されている。スライド押し型14は外側
面の長手方向に回り止め用突起14Aが設けられてい
る。図2に示すように、スライド押し型14は、下型3
に形成された取付孔15(なお、取付孔15は回り止め
用突起14Aの挿通部を備えている。)にスプリング1
6を介して挿入されることにより回り止め状態に組込ま
れ、上下方向に摺動することができる。このスライド押
し型14の上面は、自由状態では下型3の平面形状の成
形面12より上方にスプリング16に支えられ突出して
いる。なお、スライド押し型14の取付孔15に対する
回り止め手段は本例の形式に限定しない。
【0011】図3に示すように、スライド押し型14の
上面には上型4のカーリング成形面10の内側部分に対
応する凸円弧面17と、この凸円弧面17の下部に連続
し、U字状の凹み18を持つ跳ね上がり面19とが形成
されている。また、スライド押し型14の上面に対向す
る上型4には、図2、図4に示すように、U字状の凹み
18に対応する凸部20と溶接代成形用の凹部21が形
成されている。
【0012】上記構成の成形型5を使って一次加工部材
2をプレス成形し、図5,図6,図7に示すような高強
度のパネルフレーム22が製造される。即ち、まず下型
3に一次加工部材2を上載しセットする。この時、一次
加工部材2の各貫通孔8と各スライド押し型14を対応
させ、各スライド押し型14が各貫通孔8を貫き通すよ
うにする。この状態の一次加工部材2は、図2に実線で
示すように上型4の側面9に沿ってカーリング代1が立
ち上がり、溶接代6及びカーリング代1の湾曲部分が上
型4のカーリング成形面10にさしかかっている。
【0013】しかる後、上型4を下降させると、上型4
の下降につれて溶接代6及びカーリング代1の湾曲部分
が上型4のカーリング成形面10に沿って曲げられてい
く。図4に示すように、溶接代6の有る部分は、上型4
の下降の初期に突き出しているスライド押し型14の凸
円弧面17に当たり(図4の仮想線部分参照)、カーリ
ング成形に先駆けて凸円弧面17に沿って内方へ引き出
され、その湾曲形状が矯正され、図4の実線部分に示す
ように、やがて一般面7とほぼ平行な状態に形状矯正さ
れる。この間スライド押し型14は、スプリング16の
付勢に抗して上型4の下降とともに下動している。
【0014】そして、上型4が下降端近くになると、カ
ーリング代1はカーリング加工され、スライド押し型1
4のU字状の凹み18を持つ跳ね上がり面19に上型4
の凸部20が接近し、上型4の下降端への押し切りと共
に溶接代6の基部にスライド押し型14のU字状の凹み
18と跳ね上がり面19とによるリブ23が形成され、
溶接代6も一般面7に当接される。これにより、カーリ
ング成形が完了し、溶接代6を一般面7にスポット溶接
(図6の溶接部S参照。)すれば、カーリング部24が
部分的に一般面7に結合し、溶接代6の基部にはリブ2
3を持つ高強度のパネルフレーム22が得られる(図4
参照)。
【0015】即ち、カーリング代1と溶接代6を共に湾
曲形状にした一次加工部材2は、従来と同様の絞り加工
で容易に成形することができ、カーリング加工時にカー
リング成形に先行して、溶接代6の形状矯正を行なうこ
とにより、面倒な作業や工程数を増やすことなくカーリ
ング部24が一般面7に連結した高強度のパネルフレー
ム22がこれまでと同様にプレス成形により製造できて
都合がよい。
【0016】
【発明の効果】以上実施例による説明からも明らかなよ
うに本発明によれば、カーリング部に一般面と結合させ
うる結合部分を簡単に成形でき、カーリング部が一般面
と部分的に結合した高強度のパネルフレーム等のパネル
カーリング部材の製造が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における一次加工部材の左半分
を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例の成形方法を成形型とともに示
す断面図である。
【図3】本発明の実施例のスライド押し型の斜視図であ
る。
【図4】本発明の実施例における成形工程の要部拡大断
面図である。
【図5】本発明の実施例により得られたパネルフレーム
を示す斜視図である。
【図6】図5におけるAーA線での構造を示す略体説明
図である。
【図7】図5におけるB部分の詳細説明図である。
【図8】従来のカーリング成形方法を示す説明図であ
る。
【図9】従来のカーリング成形における一次加工部材の
端面図である。
【図10】従来のカーリング成形によるパネルフレーム
の斜視図である。
【図11】図10におけるCーC線の断面図である。
【符号の説明】
1 カーリング代 2 一次加工部材 3 下型 4 上型 6 溶接代 7 一般面 14 スライド押し型 24 カーリング部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板の端縁を立ち上げて自由端側を内側
    に湾曲させてカーリング代を形成した一次加工部材の上
    記カーリング代の一部に、該カーリング代より突出量の
    大きい溶接代をカーリング代と同様に湾曲させて形成
    し、この一次加工部材を成形型によりプレス加工してカ
    ーリング部を成形するに際し、上記成形型に押し型を設
    け、この押し型により上記カーリング代のカーリング成
    形に先駆けて上記溶接代を上記平板の一般面にほぼ平行
    に形状矯正することを特徴とするパネルカーリング成形
    方法。
JP17933993A 1993-07-20 1993-07-20 パネルカーリング成形方法 Pending JPH0732053A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005324213A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Mitsuba Mfg Co Ltd 金網フェンスの端部曲げ装置および金網フェンスの端部加工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005324213A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Mitsuba Mfg Co Ltd 金網フェンスの端部曲げ装置および金網フェンスの端部加工方法
JP4524778B2 (ja) * 2004-05-13 2010-08-18 株式会社三葉製作所 金網フェンスの端部曲げ装置および金網フェンスの端部加工方法

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