JPH07320355A - ディスク装着装置 - Google Patents
ディスク装着装置Info
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- JPH07320355A JPH07320355A JP6131301A JP13130194A JPH07320355A JP H07320355 A JPH07320355 A JP H07320355A JP 6131301 A JP6131301 A JP 6131301A JP 13130194 A JP13130194 A JP 13130194A JP H07320355 A JPH07320355 A JP H07320355A
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- JP
- Japan
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- turntable
- disc
- magnet
- attraction
- magnetic
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- Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ターンテーブルに対するディスクの装着ミス
をなくし、また、データの書き込みや読み取りミスをな
くす。 【構成】 図示しないシャーシ等にベアリングを介して
回転自在に支持したスピンドル1の上部に、磁性材料か
らなる皿状のターンテーブル2を設ける。ターンテーブ
ル2の上には、スピンドル1を中心として、ディスクを
吸着保持するための同芯円状の吸着用マグネット4を設
け、吸着用マグネット4とターンテーブル2との間に非
磁性材料5を設ける。上記構成によれば、吸着用マグネ
ット4の磁束ループに非磁性材5が磁気抵抗分として働
くので、吸着用マグネット4とディスクとの距離変化に
よる磁束密度の変化が少なくなり、ディスクに影響を与
えない程度の磁力とかわらない磁力を、ターンテーブル
2に装着する際のディスクに及ぼすことができる。
をなくし、また、データの書き込みや読み取りミスをな
くす。 【構成】 図示しないシャーシ等にベアリングを介して
回転自在に支持したスピンドル1の上部に、磁性材料か
らなる皿状のターンテーブル2を設ける。ターンテーブ
ル2の上には、スピンドル1を中心として、ディスクを
吸着保持するための同芯円状の吸着用マグネット4を設
け、吸着用マグネット4とターンテーブル2との間に非
磁性材料5を設ける。上記構成によれば、吸着用マグネ
ット4の磁束ループに非磁性材5が磁気抵抗分として働
くので、吸着用マグネット4とディスクとの距離変化に
よる磁束密度の変化が少なくなり、ディスクに影響を与
えない程度の磁力とかわらない磁力を、ターンテーブル
2に装着する際のディスクに及ぼすことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク等の記録媒
体を吸着用マグネットによって吸着保持するためのディ
スク装着装置に関する。
体を吸着用マグネットによって吸着保持するためのディ
スク装着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、記録媒体には、記録容量が大きく
アクセスタイムが短い光磁気ディスクが注目されてお
り、従来、光磁気ディスクを用いて記録または再生を行
うためのディスク装着装置としては、特開平2−426
73号公報に記載されているようなものが一般的に用い
られている。
アクセスタイムが短い光磁気ディスクが注目されてお
り、従来、光磁気ディスクを用いて記録または再生を行
うためのディスク装着装置としては、特開平2−426
73号公報に記載されているようなものが一般的に用い
られている。
【0003】図5は、前記従来のディスク装着装置を示
す断面図である。このディスク装着装置は、特に図示し
ていないがシャーシにステータ及び駆動コイルを設置
し、その中心に図示するスピンドル1を配し、このスピ
ンドル1に回転自在に装着したターンテーブル2に回転
子としてのマグネット(図示省略)を配置してモータが
形成されている。前記ターンテーブル2は磁性材料で製
作されており、ディスク3を装着する上面にディスク吸
着用マグネット4が設けられている。以上の構成によれ
ば、ターンテーブル2をヨークとして機能させることで
吸着用マグネット4の吸引力が増し、ターンテーブル2
の上面にディスク3を合わせると、吸着用マグネット4
によってディスク3が安定して吸着され、ターンテーブ
ル2を回転してもターンテーブル2上のディスク3が位
置ズレを起こしたり脱落することがなくなるというもの
である。
す断面図である。このディスク装着装置は、特に図示し
ていないがシャーシにステータ及び駆動コイルを設置
し、その中心に図示するスピンドル1を配し、このスピ
ンドル1に回転自在に装着したターンテーブル2に回転
子としてのマグネット(図示省略)を配置してモータが
形成されている。前記ターンテーブル2は磁性材料で製
作されており、ディスク3を装着する上面にディスク吸
着用マグネット4が設けられている。以上の構成によれ
ば、ターンテーブル2をヨークとして機能させることで
吸着用マグネット4の吸引力が増し、ターンテーブル2
の上面にディスク3を合わせると、吸着用マグネット4
によってディスク3が安定して吸着され、ターンテーブ
ル2を回転してもターンテーブル2上のディスク3が位
置ズレを起こしたり脱落することがなくなるというもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、吸着用マグ
ネットのディスク吸引力が、磁束密度の2乗に比例する
ので、図6で示すように、吸着用マグネットとディスク
との距離が大きくなると低下する。このため、ディスク
装着時などのターンテーブルとディスクが接触していな
い場合には、吸着用マグネットの吸引不足によってディ
スクの吸着ミスを起こし易くなる。これを防ぐために、
上記従来技術は、吸着用マグネット4の裏面にヨーク
(ターンテーブル2)を設けることにより吸引力を高め
るようにした優れた発明である。しかし、ターンテーブ
ル2とディスク3の非接時に吸着用マグネット4の吸引
力を高めたために、ターンテーブル2とディスク3の接
触時には、強くした吸引力すなわち磁束がディスク3に
作用し、ディスク3のデータ書き込みやデータ読み出し
時にミスを起こし易く、またディスク3をターンテーブ
ル2から取り出す時に強い力が必要になるという問題点
があった。
ネットのディスク吸引力が、磁束密度の2乗に比例する
ので、図6で示すように、吸着用マグネットとディスク
との距離が大きくなると低下する。このため、ディスク
装着時などのターンテーブルとディスクが接触していな
い場合には、吸着用マグネットの吸引不足によってディ
スクの吸着ミスを起こし易くなる。これを防ぐために、
上記従来技術は、吸着用マグネット4の裏面にヨーク
(ターンテーブル2)を設けることにより吸引力を高め
るようにした優れた発明である。しかし、ターンテーブ
ル2とディスク3の非接時に吸着用マグネット4の吸引
力を高めたために、ターンテーブル2とディスク3の接
触時には、強くした吸引力すなわち磁束がディスク3に
作用し、ディスク3のデータ書き込みやデータ読み出し
時にミスを起こし易く、またディスク3をターンテーブ
ル2から取り出す時に強い力が必要になるという問題点
があった。
【0005】本願の請求項1,2,3に係る発明は、前
記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、データの
書き込みや読み取りミスを起こしにくくかつディスクの
吸着ミスをなくす、すなわち、ディスクとターンテーブ
ルの接触時(装着時)にはターンテーブルとディスクの
間でずれを発生させない程度に吸引力を抑え、ディスク
の非装着時には高い吸引力でディスクを吸引することが
できるディスク装着装置を提供することを目的とする。
記従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、データの
書き込みや読み取りミスを起こしにくくかつディスクの
吸着ミスをなくす、すなわち、ディスクとターンテーブ
ルの接触時(装着時)にはターンテーブルとディスクの
間でずれを発生させない程度に吸引力を抑え、ディスク
の非装着時には高い吸引力でディスクを吸引することが
できるディスク装着装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本願の請求項1に係る発明は、ターンテーブルに載
置された記録媒体を、前記ターンテーブル側に設けたマ
グネットの吸着力により保着保持するディスク装着装置
において、前記吸着用マグネットと該マグネットの前記
記録媒体側マグネット面の反対面に設けられたヨークと
の間に磁気抵抗を設けて構成した。また、請求項2に係
る発明は、請求項1において、磁気抵抗を、吸着用マグ
ネットとヨークの間に配設した非磁性材により構成し
た。さらに、請求項3に係る発明は、請求項1におい
て、磁気抵抗を、吸着用マグネットとヨークに設けた溝
とにより形成された空隙により構成した。
に、本願の請求項1に係る発明は、ターンテーブルに載
置された記録媒体を、前記ターンテーブル側に設けたマ
グネットの吸着力により保着保持するディスク装着装置
において、前記吸着用マグネットと該マグネットの前記
記録媒体側マグネット面の反対面に設けられたヨークと
の間に磁気抵抗を設けて構成した。また、請求項2に係
る発明は、請求項1において、磁気抵抗を、吸着用マグ
ネットとヨークの間に配設した非磁性材により構成し
た。さらに、請求項3に係る発明は、請求項1におい
て、磁気抵抗を、吸着用マグネットとヨークに設けた溝
とにより形成された空隙により構成した。
【0007】
【作用】前記請求項1の構成にあっては、ディスクの吸
着用マグネットのN極から出てS極に入る磁束ループの
一部に磁気抵抗分が働くことにより、吸着用マグネット
とディスクとの距離変化による磁束密度の変化が少なく
なる。吸着用マグネットの吸引力の強さは、上述したよ
うに磁束密度の2乗に比例するため、図6で示す従来技
術における吸引力特性が、吸着用マグネットとヨークの
間に設けた磁気抵抗によって、図7に示す吸引特性を有
するようになる。すなわち、図7のように、磁気抵抗が
ディスクの吸引力を距離によらず、一定にする方向に作
用する。このため、吸着用マグネットの磁束が、ターン
テーブルに装着したディスクに影響を及ぼすことなく、
かつ安定してディスクを吸引することができるようにな
る。また、請求項2の構成による作用は、ヨークと吸着
用マグネットの間に非磁性材を設けたことにより、磁束
ループの一部に磁気抵抗を設け、吸着用マグネットの吸
引力を図7に示すような特性とすることができることで
ある。さらに、請求項3の構成による作用は、ヨークと
吸着用マグネットの間に空隙を設けたことにより、磁束
ループの一部に磁気抵抗を設け、吸着用マグネットの吸
引力を図7に示すような特性とすることができることで
ある。
着用マグネットのN極から出てS極に入る磁束ループの
一部に磁気抵抗分が働くことにより、吸着用マグネット
とディスクとの距離変化による磁束密度の変化が少なく
なる。吸着用マグネットの吸引力の強さは、上述したよ
うに磁束密度の2乗に比例するため、図6で示す従来技
術における吸引力特性が、吸着用マグネットとヨークの
間に設けた磁気抵抗によって、図7に示す吸引特性を有
するようになる。すなわち、図7のように、磁気抵抗が
ディスクの吸引力を距離によらず、一定にする方向に作
用する。このため、吸着用マグネットの磁束が、ターン
テーブルに装着したディスクに影響を及ぼすことなく、
かつ安定してディスクを吸引することができるようにな
る。また、請求項2の構成による作用は、ヨークと吸着
用マグネットの間に非磁性材を設けたことにより、磁束
ループの一部に磁気抵抗を設け、吸着用マグネットの吸
引力を図7に示すような特性とすることができることで
ある。さらに、請求項3の構成による作用は、ヨークと
吸着用マグネットの間に空隙を設けたことにより、磁束
ループの一部に磁気抵抗を設け、吸着用マグネットの吸
引力を図7に示すような特性とすることができることで
ある。
【0008】
【実施例1】図1は、本発明の実施例1を示す断面図で
ある。図1において、スピンドル1は、図示を省略した
シャーシ等にベアリングを介して回転自在に支持されて
おり、このスピンドル1の上部には、磁性材料で製作さ
れた皿状のターンテーブル2が配設されている。ターン
テーブル2のディスク載置側である上面には、スピンド
ル1を中心にして、ディスクを吸着保持するための円芯
円状の吸着用マグネット4が設置されており、この吸着
用マグネット4とターンテーブル2との間には、アルミ
ニウム合金等の非磁性材5が設けられている。
ある。図1において、スピンドル1は、図示を省略した
シャーシ等にベアリングを介して回転自在に支持されて
おり、このスピンドル1の上部には、磁性材料で製作さ
れた皿状のターンテーブル2が配設されている。ターン
テーブル2のディスク載置側である上面には、スピンド
ル1を中心にして、ディスクを吸着保持するための円芯
円状の吸着用マグネット4が設置されており、この吸着
用マグネット4とターンテーブル2との間には、アルミ
ニウム合金等の非磁性材5が設けられている。
【0009】(作用)前記構成にあっては、吸着用マグ
ネット4のN極から出てS極に入る磁束ループに対し
て、非磁性材5が磁気抵抗分として働く。このため、磁
性材料のターンテーブル2がヨークとして機能して高め
た吸着用マグネット4の吸引力を、前述したように図7
で示す特性にする。
ネット4のN極から出てS極に入る磁束ループに対し
て、非磁性材5が磁気抵抗分として働く。このため、磁
性材料のターンテーブル2がヨークとして機能して高め
た吸着用マグネット4の吸引力を、前述したように図7
で示す特性にする。
【0010】(効果)本実施例によれば、非磁性材5か
らなる磁気抵抗を設けたので、吸着用マグネット4がデ
ィスクを吸着保持する吸引力を図7に示す特性にするこ
とができるため、ターンテーブル2に対するディスクの
装着ミスをなくすことができ、また、ディスクのデータ
書き込みや読み出し時のエラーをなくすことができる。
さらに、非磁性材料5を替えることによって必要な吸引
力特性が得られるので、共通部品を使って多くの製品を
生み出すことができる。また、非磁性材5に加工性の良
い材料を使用することで、より安価に実現することがで
きる。
らなる磁気抵抗を設けたので、吸着用マグネット4がデ
ィスクを吸着保持する吸引力を図7に示す特性にするこ
とができるため、ターンテーブル2に対するディスクの
装着ミスをなくすことができ、また、ディスクのデータ
書き込みや読み出し時のエラーをなくすことができる。
さらに、非磁性材料5を替えることによって必要な吸引
力特性が得られるので、共通部品を使って多くの製品を
生み出すことができる。また、非磁性材5に加工性の良
い材料を使用することで、より安価に実現することがで
きる。
【0011】
【実施例2】図2は、本発明の実施例2を示す断面図で
ある。本実施例では、ディスクを載置するターンテーブ
ル2の上面に、スピンドル1を中心にして同心円状の溝
6を形成し、この溝6を覆うように吸着用マグネット4
をターンテーブル2上に配設して、吸着用マグネット4
の下側に空隙を形成するように構成されている。その他
の構成は、非磁性材料4を配置しない点を除いて、前記
実施例1と同様である。
ある。本実施例では、ディスクを載置するターンテーブ
ル2の上面に、スピンドル1を中心にして同心円状の溝
6を形成し、この溝6を覆うように吸着用マグネット4
をターンテーブル2上に配設して、吸着用マグネット4
の下側に空隙を形成するように構成されている。その他
の構成は、非磁性材料4を配置しない点を除いて、前記
実施例1と同様である。
【0012】(作用)本実施例の構成にあっては、吸着
用マグネット4のN極から出てS極に入る磁束ループに
対して、溝6によって形成される空隙が磁気抵抗分とし
て働き、図7に示す吸引力特性が得られる。
用マグネット4のN極から出てS極に入る磁束ループに
対して、溝6によって形成される空隙が磁気抵抗分とし
て働き、図7に示す吸引力特性が得られる。
【0013】(効果)本実施例によれば、前記実施例1
と同様に、ディスクの装着ミスをなくすことができると
ともに、ディスクのデータ書き込みや読み出し時のエラ
ーをなくすことができる。また、溝6をターンテーブル
2上に加工するだけで実現できるので、部品点数を増や
さず、安価に実現できるとともに、ターンテーブル2と
吸着用マグネット4の加工公差によってのみ吸着用マグ
ネット4とディスクとの距離が定まるため、ディスク吸
引力のばらつきを抑えることができる。また、ターンテ
ーブルを回転するモータ組立時の作業工程の増加や正確
な位置合わせなどの必要性が無く、作業時間の増加を引
き起こすことがなくなる。
と同様に、ディスクの装着ミスをなくすことができると
ともに、ディスクのデータ書き込みや読み出し時のエラ
ーをなくすことができる。また、溝6をターンテーブル
2上に加工するだけで実現できるので、部品点数を増や
さず、安価に実現できるとともに、ターンテーブル2と
吸着用マグネット4の加工公差によってのみ吸着用マグ
ネット4とディスクとの距離が定まるため、ディスク吸
引力のばらつきを抑えることができる。また、ターンテ
ーブルを回転するモータ組立時の作業工程の増加や正確
な位置合わせなどの必要性が無く、作業時間の増加を引
き起こすことがなくなる。
【0014】
【実施例3】図3は、本発明の実施例3を示す断面図で
ある。本実施例では、ターンテーブル2には、ターンテ
ーブル2上に配設した吸着用マグネット4との間に、吸
着用マグネット4の内径側(スピンドル1側)で上部が
覆い隠されていないように形成した溝6aが設けられて
おり、吸着用マグネット4とターンテーブル2を接着す
る際に、溝6aの開口部分からエポキシ樹脂等の充填剤
7を溝6aに流し込めるように構成されている。その他
の構成は前記実施例1,2と同様である。
ある。本実施例では、ターンテーブル2には、ターンテ
ーブル2上に配設した吸着用マグネット4との間に、吸
着用マグネット4の内径側(スピンドル1側)で上部が
覆い隠されていないように形成した溝6aが設けられて
おり、吸着用マグネット4とターンテーブル2を接着す
る際に、溝6aの開口部分からエポキシ樹脂等の充填剤
7を溝6aに流し込めるように構成されている。その他
の構成は前記実施例1,2と同様である。
【0015】(作用)本実施例にあっては、吸着用マグ
ネット4とターンテーブル2の間に溝6aを設けてある
ので、前記実施例2と同様な作用が得られる。
ネット4とターンテーブル2の間に溝6aを設けてある
ので、前記実施例2と同様な作用が得られる。
【0016】(効果)本実施例によれば、前記実施例2
の効果に加えて、吸着用マグネット4をターンテーブル
2に接着する組立工程において、吸着用マグネット4を
ターンテーブル2へ組み付けた後、溝6aへ充填剤7を
流し込むことによって接着できる。このため充填剤7の
過不足が無く、また、接着面積が広くとれることによっ
て安定した接着強度を得ることができる。
の効果に加えて、吸着用マグネット4をターンテーブル
2に接着する組立工程において、吸着用マグネット4を
ターンテーブル2へ組み付けた後、溝6aへ充填剤7を
流し込むことによって接着できる。このため充填剤7の
過不足が無く、また、接着面積が広くとれることによっ
て安定した接着強度を得ることができる。
【0017】図4は、本発明の実施例3の変形例を示す
断面図であり、吸着用マグネット4の内径側ではなく、
吸着用マグネット4の外径側で覆い隠されないように形
成した溝6bをターンテーブル2上に設けて構成されて
いる。変形例の構成にあっても、実施例3と同様な作
用,効果を得ることができる。
断面図であり、吸着用マグネット4の内径側ではなく、
吸着用マグネット4の外径側で覆い隠されないように形
成した溝6bをターンテーブル2上に設けて構成されて
いる。変形例の構成にあっても、実施例3と同様な作
用,効果を得ることができる。
【0018】なお、本発明は、データの書き込みや読み
取りミスを起こしにくくかつディスクの吸着ミスをなく
す、すなわち、ディスクとターンテーブルの接触時(装
着時)にはターンテーブルとディスクの間でずれを発生
させない程度に吸引力を抑え、ディスクの非装着時には
高い吸引力でディスクを吸引することができるディスク
装着装置を提供することを目的として以下のように構成
することができる。
取りミスを起こしにくくかつディスクの吸着ミスをなく
す、すなわち、ディスクとターンテーブルの接触時(装
着時)にはターンテーブルとディスクの間でずれを発生
させない程度に吸引力を抑え、ディスクの非装着時には
高い吸引力でディスクを吸引することができるディスク
装着装置を提供することを目的として以下のように構成
することができる。
【0019】ターンテーブルに載置された記録媒体を、
前記ターンテーブル側に設けたマグネットの吸着力によ
り保着保持するディスク装着装置において、前記吸着用
マグネットと該マグネットの前記記録媒体側マグネット
面の反対面に設けられたヨークとの間にアルミニウム合
金からなる非磁性材を設けて構成する。上記構成のディ
スク装着装置にあっては、吸着用マグネットの磁束ルー
プに対して、アルミニウム合金からなる非磁性材が磁気
抵抗分として働く。これにより、吸着用マグネットの吸
引力が図7に示すような特性となり、ディスクの装着ミ
スを減少させることができるとともに、ディスクのデー
タ書き込みや読み出し時のエラーをなくすことができ
る。
前記ターンテーブル側に設けたマグネットの吸着力によ
り保着保持するディスク装着装置において、前記吸着用
マグネットと該マグネットの前記記録媒体側マグネット
面の反対面に設けられたヨークとの間にアルミニウム合
金からなる非磁性材を設けて構成する。上記構成のディ
スク装着装置にあっては、吸着用マグネットの磁束ルー
プに対して、アルミニウム合金からなる非磁性材が磁気
抵抗分として働く。これにより、吸着用マグネットの吸
引力が図7に示すような特性となり、ディスクの装着ミ
スを減少させることができるとともに、ディスクのデー
タ書き込みや読み出し時のエラーをなくすことができ
る。
【0020】前記構成において、前記磁気抵抗を、前記
ヨークに設けた溝によって前記吸着用マグネットとの間
に形成された空隙を構成するとともに、前記溝の一部が
前記吸着用マグネットにより覆われないように構成して
もよい。上記構成のディスク装着装置にあっては、空隙
が吸着用マグネットの磁束ループに対して磁気抵抗分と
して作用する。また、吸着用マグネットをターンテーブ
ルに接着する組立工程において、吸着用マグネットをタ
ーンテーブルへ組み付けた後、吸着用マグネットに覆わ
れていない溝の一部から溝内へ充填剤を流し込むことに
よって接着できる。このため、充填剤の過不足が無くな
り、また、接着面積が広くとれることによって安定した
接着強度を得ることができる。
ヨークに設けた溝によって前記吸着用マグネットとの間
に形成された空隙を構成するとともに、前記溝の一部が
前記吸着用マグネットにより覆われないように構成して
もよい。上記構成のディスク装着装置にあっては、空隙
が吸着用マグネットの磁束ループに対して磁気抵抗分と
して作用する。また、吸着用マグネットをターンテーブ
ルに接着する組立工程において、吸着用マグネットをタ
ーンテーブルへ組み付けた後、吸着用マグネットに覆わ
れていない溝の一部から溝内へ充填剤を流し込むことに
よって接着できる。このため、充填剤の過不足が無くな
り、また、接着面積が広くとれることによって安定した
接着強度を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明の請求項1の構成によれば、磁気
抵抗により、ディスクの吸着用マグネットの吸引力を調
整し、漏洩磁束を少なくすることができるために、ディ
スクの装着ミスを減少させることができ、また、装着ミ
スを防ぐために吸引力を上げる方法と異なり、ディスク
へのデータの書き込み、読み出し時のエラーを引き起こ
すことがない。さらに、吸着用マグネットとヨークの間
に磁気抵抗を設けるだけなので実現が容易なため、特殊
な加工等を必要とせず、ディスク装着装置を構成する際
の作業性の低下を引き起こすことがない。
抵抗により、ディスクの吸着用マグネットの吸引力を調
整し、漏洩磁束を少なくすることができるために、ディ
スクの装着ミスを減少させることができ、また、装着ミ
スを防ぐために吸引力を上げる方法と異なり、ディスク
へのデータの書き込み、読み出し時のエラーを引き起こ
すことがない。さらに、吸着用マグネットとヨークの間
に磁気抵抗を設けるだけなので実現が容易なため、特殊
な加工等を必要とせず、ディスク装着装置を構成する際
の作業性の低下を引き起こすことがない。
【0022】また、請求項2の構成によれば、請求項1
の効果に加えて、非磁性材を替えることによって必要な
吸引特性が得られるので、共通部品を使って多くの製品
を製造することができる。また、非磁性材に加工性の良
い材料を使用することで、より安価にディスク装着装置
を実現することができる。
の効果に加えて、非磁性材を替えることによって必要な
吸引特性が得られるので、共通部品を使って多くの製品
を製造することができる。また、非磁性材に加工性の良
い材料を使用することで、より安価にディスク装着装置
を実現することができる。
【0023】さらに、請求項3の構成によれば、空隙に
より磁性抵抗を構成することができるので、請求項1と
同様な効果を得ることができる。加えて、溝をテーブル
上に加工するだけで、溝をテーブル上に加工するだけで
実現できるので、部品点数を増やさず安価に製造できる
とともに、ターンテーブルと吸着用マグネットの加工公
差によってのみ吸着用マグネットとディスクとの距離が
定まるため、ディスク吸引力のばらつきを抑えることが
できる。また、ターンテーブルを回転するモータ組立時
の作業工程の増加や正確な位置合わせなどの必要性が無
く、作業時間の増加を引き起こすことがなくなる。
より磁性抵抗を構成することができるので、請求項1と
同様な効果を得ることができる。加えて、溝をテーブル
上に加工するだけで、溝をテーブル上に加工するだけで
実現できるので、部品点数を増やさず安価に製造できる
とともに、ターンテーブルと吸着用マグネットの加工公
差によってのみ吸着用マグネットとディスクとの距離が
定まるため、ディスク吸引力のばらつきを抑えることが
できる。また、ターンテーブルを回転するモータ組立時
の作業工程の増加や正確な位置合わせなどの必要性が無
く、作業時間の増加を引き起こすことがなくなる。
【図1】本発明の実施例1を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例2を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例3を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例3の変形例を示す断面図であ
る。
る。
【図5】従来技術のディスク装着装置を示す断面図であ
る。
る。
【図6】従来技術における吸着用マグネットの吸引力特
性を示す図である。
性を示す図である。
【図7】本発明における吸着用マグネットの吸引力特性
を示す図である。
を示す図である。
2 ターンテーブル 4 吸着用マグネット 5 非磁性材 6,6a,6b 溝 7 充填剤
Claims (3)
- 【請求項1】 ターンテーブルに載置された記録媒体
を、前記ターンテーブル側に設けたマグネットの吸着力
により保着保持するディスク装着装置において、前記吸
着用マグネットと該マグネットの前記記録媒体側マグネ
ット面の反対面に設けられたヨークとの間に磁気抵抗を
設けたことを特徴とするディスク装着装置。 - 【請求項2】 前記磁気抵抗は、前記吸着用マグネット
と前記ヨークの間に配設した非磁性材からなることを特
徴とする請求項1記載のディスク装着装置。 - 【請求項3】 前記磁気抵抗は、前記吸着用マグネット
と前記ヨークに設けた溝とにより形成された空隙からな
ることを特徴とする請求項1記載のディスク装着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6131301A JPH07320355A (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | ディスク装着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6131301A JPH07320355A (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | ディスク装着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07320355A true JPH07320355A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=15054765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6131301A Withdrawn JPH07320355A (ja) | 1994-05-20 | 1994-05-20 | ディスク装着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07320355A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100419888C (zh) * | 2005-08-22 | 2008-09-17 | 船井电机株式会社 | 光盘驱动器 |
-
1994
- 1994-05-20 JP JP6131301A patent/JPH07320355A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100419888C (zh) * | 2005-08-22 | 2008-09-17 | 船井电机株式会社 | 光盘驱动器 |
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