JPH07320352A - 記録及び/又は再生装置 - Google Patents

記録及び/又は再生装置

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Publication number
JPH07320352A
JPH07320352A JP6111266A JP11126694A JPH07320352A JP H07320352 A JPH07320352 A JP H07320352A JP 6111266 A JP6111266 A JP 6111266A JP 11126694 A JP11126694 A JP 11126694A JP H07320352 A JPH07320352 A JP H07320352A
Authority
JP
Japan
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threading
tape
unthreading
state
motor
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6111266A
Other languages
English (en)
Inventor
Masataka Mukai
正孝 向
Ken Nakagawa
乾 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6111266A priority Critical patent/JPH07320352A/ja
Publication of JPH07320352A publication Critical patent/JPH07320352A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セット本体の異常を検出して使用するテープ
の保護を図る記録及び/又は再生装置の提供を目的とす
る。 【構成】 スレッディングエンドセンサ2からアンスレ
ッディングエンドセンサ3への動作状態、あるいはアン
スレッディングエンドセンサ3からスレッディングエン
ドセンサ2への動作状態とそれぞれの動作状態が変化す
る期間内にFGカウント部4でカウントされた回転量に
応じてスレッディング動作/アンスレッディング動作を
行わせるため、例えばこの回転量と所定量とをシステム
コントローラ5で比較して正確な動作を行わせている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープをカセットから
引出して回転ヘッドドラムにガイドするスレッディング
動作と上記回転ヘッドドラムから引出したテープをカセ
ット内に引込むアンスレッディング動作を行う記録及び
/又は再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から例えばビデオテープレコーダ
(以下、VTRという)等では、VTRカセットをモー
タの駆動により本体内に引き込んでVTRカセットから
テープを引出すスレッディング動作と引出したテープを
VTRカセット内に引込むアンスレッディング動作機能
を有するVTRがある。これらの動作を正確に行わせる
ため、スレッディングエンドセンサとアンスレッディン
グエンドセンサとを備えている。このスレッディングエ
ンドセンサとアンスレッディングエンドセンサは、各動
作モード時におけるテープの引出し終了位置とテープの
引込み終了位置を検出すればよいことから、それぞれ独
立に動作させている。
【0003】また、テープの引出し/引込み操作は、ス
レッディングモータの回転に応じて行われている。この
スレッディングモータは、周波数発生機FGが発生する
回転速度に応じた周波数のパルスに基づいて制御されて
いる。
【0004】ところで、このようなVTRは例えば8ミ
リカセットのような小型のテープカセットをローディン
グ操作した際に、誤って手指を外筺間に挟み込んでしま
う場合がある。これにより、モータに過負荷状態が続き
モータを焼損する虞れを生じてしまう。
【0005】本件出願人は、特開平2−65692号の
公報において、モータが過負荷状態になることを防止す
るモータ制御回路を提案している。このモータ制御回路
は、モータ駆動回路と、モータ電流検出手段と、モータ
電流を制限する電流制限手段と、制御モードに応じて所
定の制御信号を作り出しモータ駆動回路を介してモータ
の制御を行う制御手段とを備えたモータ制御回路におい
て、電流検出手段がモータの電流を検出して、モータが
過負荷状態にあることを示す信号を電流制御手段に送り
モータの電流を制限すると共に、同信号を制御手段に送
出してモータを停止、又は逆転するようにしている。
【0006】VTRでは、このようなローディング時に
使用されるモータについても制御が行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、VTRの操
作では、ローディング時のようにVTR本体に対する不
具合だけでなく、前述したスレッディングエンドセンサ
とアンスレッディングエンドセンサのいずれか一方が故
障した場合にVTRカセットに対して不具合を発生させ
てしまうことがある。
【0008】例えばアンスレッディングエンドセンサが
故障した場合、引き出されたテープが完全にVTRカセ
ット内に引き込まれる前にアンスレッディング動作が終
了してしまうことがある。以後VTRはアンローディン
グ操作に移って、テープを本体内に残したままでVTR
カセットを掃き出してしまう。
【0009】また、例えばスレッディングエンドセンサ
が故障した場合、VTRカセット内から完全にテープが
引き出される前にスレッディング動作を終了してしま
い、再生等のテープ走行動作を開始してしまうことがあ
る。このような場合、VTRは、例えばテープに傷を付
けたり、テープを切断してしまう可能性が生じる。
【0010】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みてなされたものであり、セット本体の異常を検出し
て使用するテープの保護を図る記録及び/又は再生装置
の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る記録及び/
又は再生装置は、上述した課題を解決するために、スレ
ッディングモータによりカセット内からテープを引出し
てテープ走行路に沿ってガイドするスレッディング動作
と上記テープ走行路からテープをカセット内に巻戻すア
ンスレッディング動作を行う記録及び/又は再生装置で
あって、スレッディング動作の終了位置を検出するスレ
ッディングエンドセンサと、アンスレッディング動作の
終了位置を検出するアンスレッディングエンドセンサ
と、スレッディングモータの回転を検出するFGカウン
ト部と、一方の動作状態から他方の動作状態が検出され
るまでの間に検出されるスレッディングモータの回転量
に応じて動作の禁止を制御するシステムコントローラと
を有することを特徴としている。
【0012】ここで、スレッディング動作/アンスレッ
ディング動作は、例えばいわゆるUローディング方式で
採用されているスレッディングリングの回転方向に応じ
てカセット内からのテープの引出し/カセット内への引
込み動作と定義する。また、いわゆるパラレルローディ
ング(いわゆるMローディング)方式においてもスレッ
ディングポストの移動方向に応じてカセット内からのテ
ープの引出し/カセット内への引込み動作を定義する。
【0013】スレッディングモータをスレッディング方
向に回転させるスレッディング動作では、上記アンスレ
ッディングエンドセンサがオフ状態からスレッディング
エンドセンサがオン状態になるまでのFGカウント部に
よるカウント値が所定量より小さいときテープ走行動作
を禁止している。
【0014】また、スレッディングモータをアンスレッ
ディング方向に回転させるアンスレッディング動作で
は、スレッディングエンドセンサがオフ状態からアンス
レッディングエンドセンサがオン状態になるまでのFG
カウント部によるカウント値が所定量より小さいときテ
ープ走行動作を禁止している。
【0015】ここで、上記所定量は、例えばスレッディ
ング動作/アンスレッディング動作を開始してから完全
に終了するまでにFGカウント部がカウントする値の8
0%程度に設定するとよい。
【0016】本発明に係る記録及び/又は再生装置は、
上述した課題を解決するために、スレッディングモータ
によりカセット内からテープを引出してテープ走行路に
沿ってガイドするスレッディング動作と上記テープ走行
路からテープをカセット内に巻戻すアンスレッディング
動作を行う記録及び/又は再生装置であって、スレッデ
ィング動作の終了位置を検出するスレッディングエンド
センサと、アンスレッディング動作の終了位置を検出す
るアンスレッディングエンドセンサと、スレッディング
エンドセンサとアンスレッディングエンドセンサの同時
オン状態検出に応じて動作の禁止を制御するシステムコ
ントローラとを有することを特徴としている。
【0017】ここでも、スレッディング動作/アンスレ
ッディング動作は、例えばいわゆるUローディング方式
で採用されているスレッディングリングの回転方向に応
じてカセット内からのテープの引出し/カセット内への
引込み動作と定義する。
【0018】
【作用】本発明に係る記録及び/又は再生装置では、ス
レッディングエンドセンサからアンスレッディングエン
ドセンサへの動作状態、あるいはアンスレッディングエ
ンドセンサからスレッディングエンドセンサへの動作状
態とそれぞれの動作状態が変化する期間内にFGカウン
ト部でカウントされた回転量に応じてスレッディング動
作/アンスレッディング動作を行わせるため、例えばこ
の回転量と所定量とをシステムコントローラで比較し
て、上記所定量よりカウントされた回転数が大きいと
き、正常なアンスレッディング動作としてVTRカセッ
トの掃き出しを行い、カウントされた回転検出数が所定
量以下のとき、異常動作としてVTRカセットの掃き出
しを禁止し、正常なスレッディング動作ではテープ走行
を許可し、異常動作ではテープ走行を禁止する。
【0019】本発明に係る記録及び/又は再生装置で
は、システムコントローラでスレッディングエンドセン
サとアンスレッディングエンドセンサが同時にオン状態
の際に異常が検出されたとして例えばアンスレッディン
グ動作におけるVTRカセットの掃き出しを禁止または
スレッディング動作におけるテープ走行を禁止する。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係る記録及び/又は再生装置
の実施例について、図面を参照しながら説明する。ここ
で、本実施例では、記録及び/又は再生装置をいわゆる
Uローディング方式のビデオテープレコーダ(以下、V
TRという)に適用した一例について説明する。
【0021】このVTRは、スレッディングリングを回
転させる図1に示すスレッディングモータ1によりカセ
ット内からテープ走行路に沿ってテープを引出すスレッ
ディング動作とテープ走行路からテープをカセット内に
巻戻すアンスレッディング動作機能を有している。これ
らの機能を正確に行わせるため、VTRは、例えば図1
に示すように、スレッディングエンドセンサ2と、アン
スレッディングエンドセンサ3と、FGカウンタ部4
と、システムコントローラ5とを有している。
【0022】スレッディングエンドセンサ2は、スレッ
ディング動作において回転自在に取り付けられたスレッ
ディングリング(図2を参照)の回転終了位置を検出す
る第1の動作終了検出手段としてのセンサである。
【0023】また、アンスレッディングエンドセンサ3
は、アンスレッディング動作においてスレッディングリ
ングの回転終了位置を検出する第1の動作終了検出手段
としてのセンサである。
【0024】FGカウンタ部4は、スレッディングモー
タ1の回転を検出するスレッディングモータ回転検出手
段としてFG発生部4aと、スレッディングFGカウン
タ回路4bとで構成されている。このFG発生部4a
は、スレッディングモータ1の回転に応じて発生する信
号を検出するセンサ部である。このセンサについては後
段で図2を参照しながら説明する。
【0025】システムコントローラ5は、スレッディン
グリングモータ1等のモータを制御するモータ制御部6
と、カセットコンパートメントを制御するカセットコン
パートメント制御部7と、リールの回転を制御するリー
ル制御部8とにそれぞれ制御信号を供給している。カセ
ットコンパートメント制御部7とリール制御部8は、シ
ステムコントローラ5からそれぞれ供給される制御信号
に応じてカセットコンパートメント9とリール10の動
作を制御している。
【0026】ここで、このVTRにおけるスレッディン
グ/アンスレッディング動作を行わせる機構について図
2を参照しながら説明する。スレッディングリング11
は、回転ヘッドドラムを囲むように回転自在に取り付け
られている。このスレッディングリング11には、正常
にスレッディングリング11の回転が終了したとき、回
転終了の位置を検出するエンド検出用シャッタとして用
いるために窓領域11aが形成されている。この窓領域
11aはスレッディング動作/アンスレッディング動作
の終了時において、それぞれ基板12に取り付けられた
スレッディングエンドセンサ1/アンスレッディングセ
ンサ2の配置位置と一致する位置になるように形成され
ている。
【0027】図2では、スレッディングエンドセンサ2
と窓領域11aが一致してスレッディング動作の終了状
態が示されている。スレッディングエンドセンサ2は、
例えば窓領域11aからの入射光を検出している。スレ
ッディングエンドセンサ2は、この検出結果をシステム
コントローラ5に供給してスレッディング動作の終了を
知らせる。
【0028】同様に、スレッディングリング11が図2
に示す位置から時計回りに回転してアンスレッディング
エンドセンサ3の位置に達したとき、アンスレッディン
グエンドセンサ3は、アンスレッディング動作の終了を
検出する。
【0029】スレッディングリング11は、このスレッ
ディングリング11の外側に設置されたスレッディング
モータ1の回転力が回転軸13によりウォーム14に伝
達される。ウォーム14は回転に応じて噛合するウォー
ムホイル15を回転させる。スレッディングリング1に
は、このようにしてウォームホイル15によってスレッ
ディングモータ1の回転力が伝達される。従って、スレ
ッディングリング1は、スレッディングモータ1の回転
方向に応じてスレッディング動作の際に反時計方向へ回
転し、アンスレッディング動作の際に時計方向へ回転す
る。
【0030】上記ウォーム14は、このウォーム14と
一体的に回転するシャッタ16を有している。このシャ
ッタ16には、例えば10歯程度の凹凸が形成されてい
る。シャッタ16の歯(すなわち凸部分)がスレッディ
ングFGセンサ17のセンサ部分を切ることにより、例
えばレベル“L”を出力し、シャッタ16の谷(すなわ
ち凹部分)がスレッディングFGセンサ17のセンサ部
分を切ることにより、例えばレベル“H”を出力する
(図5(c)を参照)。
【0031】このようにスレッディングFGセンサ17
は、スレッディングモータ1の回転に応じて矩形パルス
を発生する。この矩形パルスがFG発生部4aからスレ
ッディングFGカウンタ回路4bに供給される。FG発
生部4aは、ウォーム14と一体化したシャッタ16
と、このシャッタ16の回転を検出するスレッディング
FGセンサ17とで構成されている。
【0032】スレッディングFGカウンタ回路4bは、
FG発生部4aから供給される矩形パルスの例えば立ち
上がりエッジを検出し、この検出したエッジの数をカウ
ントしている。このエッジのカウント数がシステムコン
トローラ5に供給される。
【0033】第1の発明ではシステムコントローラ5
は、スレッディング動作/アンスレッディング動作期間
中に少なくともある規定のカウント数以上のカウントが
行われなければ例えばVTR本体の動作に異常が発生し
たものとみなしてVTRカセットの掃き出しを禁止して
いる。
【0034】また、第2の発明では、例えば図1に示す
ようにスレッディングエンドセンサ2とアンスレッディ
ングエンドセンサ3の両センサが同時にオン状態になっ
たという検出結果をシステム動作禁止制御手段であるシ
ステムコントローラ5に供給されたとき、センサやVT
R本体に異常が発生したとみなしてテープ走行動作を禁
止してVTRカセットの掃き出しも禁止している。
【0035】つぎに、これら2つの発明を併せてローデ
ィング/アンローディング時に発生するVTRの動作異
常の検出及び対応の手順について図3と図4のフローチ
ャート及び図5のタイミングチャートを参照しながら説
明する。また、必要に応じて図1も参照する。スレッデ
ィングリング11の動作制御を開始する。
【0036】先ず、ステップS10では、スレッディン
グエンドセンサ2がオン状態にあるかどうかの判定を行
っている。スレッディングエンドセンサ2がオフ状態
(No)のとき、システムコントローラ5はVTRカセ
ットからのテープの引出しが完了していないと判断して
接続子C1に移行する。また、スレッディングエンドセ
ンサ2がオン状態にあるとき(Yes)、テープの引出
し完了と判断してステップS11に進む。
【0037】ステップS11では、アンスレッディング
エンドセンサ3がオフ状態にあるかどうかの判定を行っ
ている。アンスレッディングエンドセンサ2がオン状態
(No)のとき、システムコントローラ5は、ステップ
S10の結果を踏まえてスレッディング動作完了状態で
ありながらアンスレッディング動作完了状態にあること
は有り得ないので異常と判断する。
【0038】VTRカセットからのテープの引出しが完
了している可能性があるので、ステップS12ではテー
プ走行動作を禁止している。この禁止動作によってテー
プは異常状態の中で保護されることになる。この操作の
後に接続子C3に移行する。
【0039】ステップS11において、アンスレッディ
ングエンドセンサ2がオフ状態にあるとき(Yes)、
テープの引出し完了状態にあると判断してステップS1
3に進む(図5(a)のレベル“H”、かつ(b)のレ
ベル“L”の期間に相当する)。ステップS13では、
システムコントローラ5、モータ制御部6を介してスレ
ッディングモータ1をアンスレッディング方向に回転さ
せる。すなわち図2のスレッディングリング11が時計
方向に回転させられる。この操作によりアンスレッディ
ング動作が開始する。
【0040】この後にステップS14に進んでスレッデ
ィングエンドセンサ2がオフ状態にあるかどうかの判定
を行っている。このスレッディングエンドセンサ2がオ
ン状態(No)のとき、システムコントローラ5は、ま
だスレッディング動作完了位置のままの状態にあると判
断してステップS15に進む。また、スレッディングエ
ンドセンサ2がオフ状態にあるとき(Yes)、システ
ムコントローラ5は、正常にアンスレッディング動作が
行われつつあるとみなしてステップS16に進む。図5
(a)のレベル“H”からレベル“L”への立ち下がり
を検出していることになる。
【0041】ステップS15では、アンスレッディング
エンドセンサ3はオン状態にあるかどうかの判定を行っ
ている。ここで、アンスレッディングエンドセンサ3が
オフ状態(No)のとき、正常にアンスレッディング動
作が開始されたものとしてステップS14に戻る。ま
た、アンスレッディングセンサ3がオン状態のとき(Y
es)、スレッディングエンドセンサ2とアンスレッデ
ィングエンドセンサ3の両センサがオン状態にあること
になることから、システムコントローラ5は、VTR本
体に異常があると判断してステップS17に進む。
【0042】ステップS17では、異常状態でアンスレ
ッディング動作の継続がテープに対して危険なのでシス
テムコントローラ5は、モータ制御部6を介してスレッ
ディングモータ1の駆動をオフにして接続子C3に移行
する。
【0043】一方、ステップS16では、アンスレッデ
ィング動作が正常に開始されたと判断してFGカウント
部4のスレッディングFGカウンタ回路4bのカウント
値をクリアし、ステップS18に進む。
【0044】ステップS18では、アンスレッディング
エンドセンサ3はオン状態にあるかどうかの判定を行っ
ている。まだアンスレッディングエンドセンサ3がオン
状態にないとき(No)、アンスレッディング動作中と
判断してステップS19に進む。
【0045】ステップS19では、スレッディングFG
センサ17の出力の例えば立ち上がりエッジの有無を検
出している。立ち上がりエッジが検出されないとき(N
o)、モータ制御部6からスレッディングモータ1に供
給する図5(d)に示す制御信号がレベル“H”に切り
換わった後に図5(c)のスレッディングFGセンサ1
7がまだ立ち上がりエッジ部分を出力していないと判断
してステップS18に戻る。また、立ち上がりエッジが
検出されたならば(Yes)、ステップS20に進む。
【0046】ステップS20では、スレッディングFG
カウンタ回路4bのカウント値を1だけ歩進させてステ
ップS18に戻る。
【0047】ステップS18でアンスレッディングエン
ドセンサ3はオン状態にあることが検出されたとき(Y
es)、ステップS21に進む。ステップS21では、
アンスレッディング動作が終了したとしてスレッディン
グモータ1をオフ状態にする。
【0048】ステップS21でスレッディングモータ1
の回転を停止させた後に、ステップS22では、スレッ
ディングFGカウンタ回路4bで得られたカウント値が
このVTRが有する規定値より大きいかどうかの比較を
行う。この規定値は、アンスレッディング動作期間中に
検出される全FGパルスが例えば2352個とされると
き、この全FGパルス数の80%、すなわち1872個
のFGパルスが検出される値である。
【0049】カウント値が規定値以下のとき(No)、
アンスレッディング動作が不十分とみなして接続子C3
を介して図4のステップS36に進む。ステップS36
では、システムコントローラ5は、テープに与えるダメ
ージを回避するため、カセットの掃出し動作を禁止して
終了する。
【0050】また、カウント値が規定値よりも大きいと
き(Yes)、正常なアンスレッディング動作が行われ
たとしてステップS23に進む。
【0051】ステップS23では、システムコントロー
ラ5がVTRカセットの掃き出し動作を許可する。シス
テムコントローラ5がカセットコンパートメント制御部
7に掃出し許可信号を供給する。カセットコンパートメ
ント9は、カセットコンパーメント制御部7からの掃出
し制御信号に応じてアンスレッディング動作後アンロー
ディングしVTRカセットを掃き出して接続子C2を介
して終了する。
【0052】また、このVTRにスレッディング動作を
行わせる場合、前述したように、ステップS10でスレ
ッディングエンドセンサがオフ状態のとき接続子C1を
介して図4のステップS24に進む。このステップS2
4では、スレッディングモータ1をシステムコントロー
ラ5、モータ制御部6を介してモータ駆動が開始され
る。これにより、スレッディングモータ1は、スレッデ
ィングリング11を反時計方向に回転させてステップS
25に進む。
【0053】ステップS25では、アンスレッディング
エンドセンサ3はオフ状態にあるかどうかの判定を行っ
ている。アンスレッディングエンドセンサ3がオフ状態
にあるとき(No)、VTRカセット内へのテープの引
き込みが完了した状態にあるとしてステップS26に進
む。また、アンスレッディングエンドセンサ3がオン状
態にあるとき(Yes)、アンスレッディング完了状態
からテープを引き出すスレッディング動作が開始された
とみなしてステップS27に進む。
【0054】ステップS26では、スレッディングエン
ドセンサ2はオン状態にあるかどうかの判定を行ってい
る。スレッディングエンドセンサ2がオフ状態のとき
(No)、テープの引出しが開始されたとしてステップ
S25に戻る。また、スレッディングエンドセンサ2が
オン状態のとき(Yes)、ステップS28に進む。
【0055】ステップS28では、スレッディングエン
ドセンサ2に異常があるので、システムコントローラ5
の制御によってモータ制御部6を介してスレッディング
モータ1の動作をオフにしてステップS29に進む。
【0056】このステップS29では、システムコント
ローラ5は、テープに与えるダメージを回避するため、
テープの走行動作をも禁止して終了する。
【0057】また、ステップS25に戻って検討する
と、ステップS25でアンスレッディングエンドセンサ
3がオフ状態のとき、ステップS27でスレッディング
FGカウンタ4bのカウント値をクリアする。この後、
ステップS30に進む。
【0058】ステップS30では、スレッディングエン
ドセンサ2がオン状態にあるかどうかの判定を行ってい
る。ここで、システムコントローラ5は、スレッディン
グエンドセンサ2がオフ状態にあるとき(No)、テー
プを引出し中と判断してステップS31に進む。
【0059】ステップS31では、スレッディングFG
センサ17の出力の例えば立ち上がりエッジの有無を検
出している。立ち上がりエッジが検出されないとき(N
o)、スレッディング動作期間中と判断しステップS3
0に戻る。また、立ち上がりエッジが検出されたならば
(Yes)、ステップS32に進む。
【0060】ステップS32では、スレッディングFG
カウンタ回路4bのカウント値を1だけ歩進させてステ
ップS30に戻る。
【0061】ステップS30でスレッディングエンドセ
ンサ2はオン状態にあることが検出されたとき(Ye
s)、ステップS33に進む。ステップS33では、ス
レッディング動作が終了したとしてスレッディングモー
タ1をオフ状態にする。ステップS33でスレッディン
グモータ1の回転を停止させた後にステップS34で
は、スレッディングFGカウンタ回路4bで得られたカ
ウント値がこのVTRが有する規定値より大きいかどう
かの比較を行う。
【0062】規定値は、ステップS21で説明したよう
に、全FGパルスが例えば2352個とされるとき、こ
の全FGパルス数の80%、すなわち1872個のFG
パルスと規定している。
【0063】カウント値が規定値以下のとき(No)、
スレッディング動作が不十分とみなしてステップS29
に進む。ステップS29では、システムコントローラ5
は、テープに与えるダメージを回避するため、リール制
御部8にテープの走行動作を禁止する制御信号を供給し
ている。リール制御部8はリール10の回転を禁止する
ことにより、テープ走行を禁止して終了する。
【0064】また、カウント値が規定値よりも大きいと
き(Yes)、正常なスレッディング動作が行われたと
してステップS35に進む。
【0065】ステップS35では、システムコントロー
ラ5がテープの走行動作を許可する。システムコントロ
ーラ5がリール制御部8にテープ走行許可信号を供給す
る。リール10は、リール制御部8からのテープ走行許
可信号に応じて回転しテープを走行させこのモードを終
了する。
【0066】ここで、いわゆるUローディング機構を採
用したVTRにおいて、VTRカセット20から引出し
たテープTのテープパス系を見た場合、例えば図6に示
すようになる。VTRカセット20の供給リール21S
から回転ヘッドドラム22にかけてのテープ導入パス系
には、消去ヘッド23、コントロールヘッド24及び1
本のガイドポストG3が設置されており、テンションレ
ギュレータアーム25が支軸25aを中心に時計方向に
回転して先端に立設されたピン3bがテープTを回転ヘ
ッドドラム22側に押圧することにより、テープTのテ
ープ面が消去ヘッド23、コントロールヘッド24及び
ガイドポストG3に接触するようになっている。ガイド
ポストG3は、テンションレギュレータアーム25によ
ってテンションがかけられたテープTを回転ヘッドドラ
ム22とテンションレギュレータアーム25の間でスム
ーズに走行させるために設けている。
【0067】また、回転ヘッドドラム22からVTRカ
セット20のテープ巻取りリール221Tにかけてのテ
ープ導出パス系には、スレッディングリング11上のピ
ンチローラ26と対向する位置にキャプスタン27が設
置され、回転ヘッドドラム22とこのキャプスタン27
間のパス系には、音声ヘッド28が設置されている。先
導ガイドG1は、例えばスレッディングリング11上に
おいて、ピンチローラ27の近傍のVTRカセット20
側に設置してテープTを折り返すようにパスを形成して
いる。回転ヘッドドラム22と音声ヘッド28間及び音
声ヘッド28とキャプスタン27の間には、それぞれ1
本のガイドポストG4及びG5が設置されている。
【0068】ピンチローラ27からVTRカセット20
の巻取りリール21Tにかけてのスレッディングリング
11上には、第1〜第4のリターンガイドRG1〜RG
4が設置されている。テープTは、これらリターンガイ
ドRG1〜RG4の外周、特に、スレッディングリング
11の回転中心とは反対側の外周面に掛けられるように
なっている。最後に、第4のリターンガイドRG4と巻
取りリール21T間のスレッディングリング11の外側
に設置されたガイドポストG6により、第4のリターン
ガイドRG4を介して導出されるテープTを巻取りリー
ル21T側にスムーズに導入させている。
【0069】以上のように構成することにより、VTR
は、このようなテープパス系におけるスレッディング動
作/アンスレッディング動作をそれぞれ正確に行わせる
ことができる。もし異常が検出されても、それぞれの動
作に応じてテープ走行動作を禁止/VTRカセットの掃
出し禁止によって、テープTを保護することができる。
【0070】また、スレッディングエンドセンサとアン
スレッディングエンドセンサの両センサが同時にオン状
態になる場合の矛盾からこれらセンサの異常を検出して
対応した禁止動作を行わせることにより、VTR本体に
内蔵したテープを保護することができる。
【0071】さらに、スレッディングFGカウンタ回路
のカウント値と規定値の比較を行って判断することによ
り、スレッディング動作/アンスレッディング動作を行
わせた際の動作が正常な動作が行われたか知ることがで
き、スレッディングエンドセンサ及び/又はアンスレッ
ディングエンドセンサの異常以外の例えばVTR本体の
メカニカルな異常についても検出及びこの検出に対する
対応も行うことができる。
【0072】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものでなく、いわゆるスレッディングリングを用い
ないパラレルローディング方式の記録及び/又は再生装
置に適用しても同様の効果、すなわちテープの保護を行
なうことができる。
【0073】
【発明の効果】本発明に係る記録及び/又は再生装置で
は、第1の動作終了検出手段と第2の動作終了検出手段
の各検出出力がオフ状態からオン状態になるまでの期間
中のスレッディングモータ回転検出手段による回転量に
応じてスレッディング動作/アンスレッディング動作を
させることにより、スレッディング動作/アンスレッデ
ィング動作をそれぞれ正確に行わせることができる。異
常が検出された場合には、それぞれの動作に応じてテー
プ走行動作を禁止/VTRカセットの掃出し禁止によっ
て、テープを保護することができる。
【0074】また、第1の動作終了検出手段と第2の動
作終了検出手段の両検出出力が同時にオン状態になる場
合の矛盾からこれら第1の動作終了検出手段と第2の動
作終了検出手段の異常を検出して対応した禁止動作を行
わせることにより、VTR本体に内蔵したテープを保護
することができる。
【0075】さらに、スレッディングモータ回転検出手
段の検出値と規定値の比較を行って判断することによ
り、スレッディング動作/アンスレッディング動作を行
わせた際の動作が正常な動作が行われたか知ることがで
き、第1の動作終了検出手段及び/又は第2の動作終了
検出手段の異常以外の例えば記録及び/又は再生装置本
体のメカニカルな異常についても検出及びこの検出に対
する対応も行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録及び/又は再生装置を適用し
たVTRの概略的なブロック図である。
【図2】上記VTRにおけるスレッディングの動作を説
明する平面図である。
【図3】上記VTRにおいてスレッディングリングの動
作制御を説明するフローチャートである。
【図4】上記VTRにおいてスレッディングリングの動
作制御を説明するフローチャートである。
【図5】上記VTRにおける各部の動作タイミングを示
すタイミングチャートである。
【図6】上記VTRにおいてスレッディング動作完了時
のテープパス系を説明する図である。
【符号の説明】
1 スレッディングモータ 2 スレッディングエンドセンサ 3 アンスレッディングエンドセンサ 4 FGカウンタ部 5 システムコントローラ 6 モータ制御部 7 カセットコンパートメント制御部 8 リール制御部 9 カセットコンパートメント 10 リール 11 スレッディングリング 16 シャッタ 17 スレッディングFGセンサ 4a FG発生部 4b スレッディングFGカウンタ回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スレッディングモータによりカセット内
    からテープを引出してテープ走行路に沿ってガイドする
    スレッディング動作と上記テープ走行路からテープをカ
    セット内に巻戻すアンスレッディング動作を行う記録及
    び/又は再生装置であって、 上記スレッディング動作の終了位置を検出する第1の動
    作終了検出手段と、 上記アンスレッディング動作の終了位置を検出する第2
    の動作終了検出手段と、 上記スレッディングモータの回転を検出するスレッディ
    ングモータ回転検出手段と、 一方の動作状態から他方の動作状態が検出されるまでの
    間に検出されるスレッディングモータの回転量に応じて
    動作の禁止を制御する動作制御手段とを有することを特
    徴とする記録及び/又は再生装置。
  2. 【請求項2】 上記スレッディングモータをスレッディ
    ング方向に回転させるスレッディング動作では、上記第
    2の動作終了検出手段がオフ状態から上記第1の動作終
    了検出手段がオン状態になるまでのスレッディングモー
    タ回転検出手段による検出値が所定量より小さいときテ
    ープ走行動作を禁止することを特徴とする請求項1記載
    の記録及び/又は再生装置。
  3. 【請求項3】 上記スレッディングモータをアンスレッ
    ディング方向に回転させるアンスレッディング動作で
    は、上記第1の動作終了検出手段がオフ状態から上記第
    2の動作終了検出手段がオン状態になるまでのスレッデ
    ィングモータ回転検出手段による検出値が所定量より小
    さいときテープ走行動作を禁止することを特徴とする請
    求項1記載の記録及び/又は再生装置。
  4. 【請求項4】 スレッディングモータによりカセット内
    からテープを引出してテープ走行路に沿ってガイドする
    スレッディング動作と上記テープ走行路からテープをカ
    セット内に巻戻すアンスレッディング動作を行う記録及
    び/又は再生装置であって、 上記スレッディング動作の終了位置を検出する第1の動
    作終了検出手段と、 上記アンスレッディング動作の終了位置を検出する第2
    の動作終了検出手段と、 第1の動作終了検出手段と第2の動作終了検出手段の同
    時オン状態検出に応じて動作の禁止を制御する動作禁止
    制御手段とを有することを特徴とする記録及び/又は再
    生装置。
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