JPH07320002A - 文字認識装置 - Google Patents

文字認識装置

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JPH07320002A
JPH07320002A JP6115400A JP11540094A JPH07320002A JP H07320002 A JPH07320002 A JP H07320002A JP 6115400 A JP6115400 A JP 6115400A JP 11540094 A JP11540094 A JP 11540094A JP H07320002 A JPH07320002 A JP H07320002A
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JP
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recognition
character
input
characters
candidate
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JP6115400A
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English (en)
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Hiromitsu Kawajiri
博光 川尻
Takatoshi Yoshikawa
隆敏 吉川
Masayoshi Okamoto
正義 岡本
Hideto Yamamoto
英人 山本
Hiroshi Horii
洋 堀井
Takayuki Kowada
孝之 古和田
Kimio Nagasawa
喜美男 長沢
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人間の特性を考慮してなされたものであっ
て、文字データが住所や会社名や氏名等の特定の文字列
である認識に対して、認識対象とする文字を事前に限定
し、順次文字データを高速に認識特定できる 【構成】 文字入力手段1により文字データを入力し、
文字入力手段1により入力された文字に対応する認識候
補を認識対象限定手段3により事前に限定し、限定され
た認識対象に対して文字認識手段5により文字認識辞書
手段4から認識候補を選択することにより、認識結果に
不要な認識候補文字を減少させることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手書文字或いはキー入
力により特定された文字に対して事前に認識対象を限定
する機能を持った文字認識装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ワードプロセッサ等の情報機器の
入力方法として、手書入力が注目を集めている。これ
は、これまでのキーボードによるキー入力のように複雑
な操作方法を習得する必要がなく、文字を書くという身
近で誰もが容易に実行できる方法で、情報機器を利用で
きるからである。
【0003】これらの手書入力を文字として認識する方
法としては、オンライン認識とオフライン認識の2通り
の方法がある。オンライン認識では、タブレット等の入
力手段に手書きで文字を筆記し、そのストローク情報等
を用いて文字を認識し、オフライン認識では、OCRの
ようにスキャナで紙に筆記された文字を読み取り、その
イメージ情報等を用いて文字を認識する。オフライン認
識の場合は活字等の認識も可能となる。
【0004】筆跡は個人差があるため、認識結果を一つ
に限定することは困難である。そのため、複数の認識候
補を出力し、後処理で認識結果を確定する場合が多い。
特に、住所記入枠等のように、予め筆記される内容が限
定されている場合、後処理で認識結果を確定することは
有効である。
【0005】この種の後処理に関する技術として、熟語
を登録した単語辞書を参照し、それまでに認識確定され
た文字と熟語となり得る認識候補の優先度を増す技術と
して、特開昭62−278688号公報に記載の『文字
認識方式』が公知である。
【0006】しかし、この公報に掲載の技術において
は、認識時に全ての文字を対象として認識を行うため、
認識候補に認識結果には不要な文字が多く現れる可能性
があり、それらの文字が認識結果の信頼性を低下させる
原因となる可能性がある。また、不要な文字を認識対象
としているから、対象の文字に絞り込むまでに時間的能
率が良くなかった。
【0007】また、特開昭58−48182号公報に
は、単語辞書に階層構造を持たせ、特定の階層での単語
との照合を行っても決定できないときには次階層におけ
る照合を行いその結果に基づき先の階層の照合結果を決
定するようにした文字認識後処理方式が開示されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の公報に
掲載の技術においては、認識時に全ての文字を対象とし
て認識を行うため、認識候補に認識結果には不要な文字
が多く現れる可能性があり、それらの文字が認識結果の
信頼性を低下させる原因となる可能性がある。また、不
要な文字を認識対象としているから、対象の文字に絞り
込むまでに時間的能率が良くなかった。
【0009】また、後者の公報に掲載の技術は、一般
に、人間が手書きで文字列を表現するとき、信頼性の高
い文字データから書き初め、後に書かれるほど信頼性の
低い文字データとなりがちな特性を持っている。したが
って、文字列入力の最初の方を丁寧に書き、順次乱雑に
なりがちな人間の筆記状態を前提にすると、特定の階層
での単語との照合を行っても決定できないときには、文
字列入力が終了してもその文字列を特定するのに長時間
を要し、特定が困難になる可能性がある。
【0010】そこで、本発明は、上述の人間の特性を考
慮してなされたものであって、文字データが住所や会社
名や氏名等の特定の文字列である認識に対して、認識対
象とする文字を事前に限定し、順次文字データを高速に
認識特定できる文字認識装置の提供を課題とするもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる文字認
識装置は、文字データを入力する入力手段と、文字の基
準パターンを複数登録した文字認識辞書手段と、前記文
字認識辞書手段から前記入力手段により入力された文字
に対応する認識候補を選択する認識手段と、前記認識手
段で選択する認識候補をその選択前に限定する認識対象
限定手段とを具備するものである。
【0012】請求項2にかかる文字認識装置は、請求項
1の認識対象限定手段を、特定の入力文字列を登録した
単語辞書手段から認識対象文字を制限するものである。
【0013】請求項3にかかる文字認識装置は、請求項
1の認識対象限定手段を、前記認識手段で選択された認
識候補を記憶する記憶手段に格納された認識された文字
候補を参照することにより、次の認識対象を限定するも
のである。
【0014】
【作用】請求項1においては、入力手段により文字デー
タを入力し、前記入力手段により入力された文字に対応
する認識候補を認識対象限定手段により事前に限定し、
限定された認識対象に対して認識手段により文字認識辞
書手段から認識候補を選択することにより、認識結果に
不要な認識候補文字を減少させて、認識対象を特定す
る。
【0015】請求項2においては、請求項1の認識対象
限定手段を、特定の入力文字列を登録した単語辞書手段
から認識対象文字を制限するものであり、住所、会社等
の特定の文字列の順序に対応できる。
【0016】請求項3においては、請求項1の認識対象
限定手段を、前記認識手段で選択された認識候補を記憶
する記憶手段に格納された認識された文字候補を参照す
ることにより、次の認識対象を限定するものであり、住
所、会社等の特定の文字列の選択速度を高める。
【0017】
【実施例】図1は本発明の一実施例の文字認識装置の構
成を示す機能ブロック図である。図1において、1は文
字入力手段であり、本実施例ではタブレット等の座標入
力装置と入力ペンからなり、手書きで筆記された文字の
座標データからストローク情報を入力するものである。
2は単語辞書手段であり、ROM或いはRAM等からな
り、入力される可能性のある文字及び文字列を全て網羅
したパターンで持ち、認識対象限定手段3から参照され
る。認識対象限定手段3は、文字入力手段1から一文字
分の文字データを受け、その文字データの位置情報と、
認識候補記憶手段6に記憶された従前の認識候補文字と
単語辞書手段2との照合から、文字データの文字認識対
象となる候補を限定し、文字データとともに文字認識手
段5へ送出する。
【0018】また、4は文字認識辞書手段であり、RO
M或いはRAM等からなり、本実施例では全字種の文字
に対して基準となるパターン情報を持ち、文字認識手段
5から参照される。5は文字認識手段であり、認識対象
限定手段3で限定された文字候補について、文字データ
と文字認識辞書手段4を照合させ、その確信度の高い順
に認識候補記憶手段6に送出する。認識候補記憶手段6
は、RAM等からなり、文字認識手段5から受けた認識
候補文字を記入枠に対する階層、位置別に記憶し、一番
確信度の高い認識候補文字を表示手段7に出力する。認
識候補記憶手段6に記憶された認識候補文字は認識対象
限定手段3から参照できるようになっている。7は表示
手段であり、文字入力手段1と一体化した液晶ディスプ
レイ或いはCRT等からなり、筆記入力に対する筆跡と
認識結果を表示する。
【0019】本実施例は、手書き入力による住所文字列
を文字列の先頭文字から順に認識し、従前の認識結果候
補から住所として成り立つ文字だけを認識結果として出
力していくオンライン文字認識装置であり、文字列入力
の最初の方を丁寧に書き、最後に向かって乱雑になりが
ちな人間の筆記状態に対応するために、信頼性の高い最
初の方の文字認識候補から後に書かれる可能性のある文
字を限定し、信頼性の低い文字データに対する認識を高
速で正確に行うものである。
【0020】図2は本発明の一実施例の文字認識装置の
入力画面の一例を示した表示例の説明図である。
【0021】図2において、都道府県の欄21に『大阪
府』の文字列を一文字ずつ入力して、『大』と『阪』が
認識結果として表示され、次の『府』を入力している状
態を例に示している。本実施例の文字認識装置では、住
所を入力する記入枠20において都道府県の欄21から
市・区・郡の欄22、町・村の欄23の順に各先頭記入
枠から一文字ずつ文字を筆記していくと、逐次認識さ
れ、記入枠20内に結果を表示するものとする。
【0022】図3は本発明の一実施例の文字認識装置に
おける単語辞書手段2の階層構造を示す説明図である。
【0023】単語辞書手段2は階層的に住所情報を区分
し、各階層に対応する地名単語を記述し、階層に沿って
ある地名単語に続く下位の地名単語の参照が可能な構造
にしている。図3に示す実施例では、「階層1」に都道
府県の単語を、「階層2」に市・区・郡の単語を、「階
層3」に町・村の単語を示し、『大阪府』の下に『泉大
津市』、『泉佐野市』、『泉南市』等が存在し、『泉大
津市』の下には『春日町』、『小松町』等が存在すると
いうように、大阪府の一部の地名を例にとった場合の辞
書構造を示している。
【0024】認識対象限定手段3における単語辞書手段
2の参照には、階層別に各単語毎に単語の参照を許すフ
ラグを設けておき、フラグがオフの場合には参照できな
い構造にする。なお、以下の説明では、その単語のフラ
グをオンにすることをその単語をマークするとし、フラ
グをオフにすることを単語のマークを解除すると表現す
ることとする。下位の階層については、1つ上の階層で
マークされた単語につながる下位の階層のみ参照が許さ
れ、マークを解除された単語の下位の階層は参照が許さ
れないものとする。
【0025】文字認識辞書手段4の参照においては、各
文字毎にその参照を許すフラグを設けておき、文字認識
対象手段3でフラグをオンした文字に限り、文字認識手
段5で参照するものとする。なお、以下の説明では、そ
の文字のフラグをオンにすることをその文字をマークす
るとし、フラグをオフにすることを文字のマークを解除
すると表現することとする。また、文字のマークは一度
その文字が参照されると解除されるものとする。
【0026】次に、住所入力欄21に『大阪府』、市・
区・郡の欄22に『泉南市』、町・村の欄23に『樽
井』と順に筆記される処理の流れを図4、図5、図6を
用いて説明する。
【0027】図4は本発明の一実施例の文字認識装置に
おける認識対象限定手段での処理を説明するフローチャ
ート、図5は本発明の一実施例の文字認識装置における
文字認識手段での処理を説明するフローチャートであ
り、図6は本発明の一実施例の文字認識装置における入
力文字に対する認識対象の限定状況と認識結果を示す説
明図である。
【0028】まず、図6に示すように、文字入力手段1
から『大』の文字データが入力されると、認識対象限定
手段3の処理を行う。
【0029】図4において、ステップS1で一文字分の
文字データを読み込み、そのデータを基にステップS2
で記入された階層Nと階層内での記入枠の番号Mを判定
する。なお、この実施例の階層Nと階層内での記入枠の
番号Mは、特定の記入枠に住所を入れる事例であり、住
所入力欄21が階層1、市・区・郡の欄22が階層2、
町・村の欄23が階層3であり、記入枠の番号Mは文字
数である。
【0030】したがって、本実施例では、文字入力手段
1から『大』の文字データが入力されると、N=1、M
=1に設定される。次に、ステップS3で最上位の階層
のデータであるかどうか(N=1かどうか)を調べ、最
上位の階層のデータであるときはステップS5の処理
へ、そうでないときはステップS4の処理へ移る。ここ
では、N=1であるため、ステップS5で記入枠の先頭
のデータであるかどうか(M=1かどうか)を調べ、先
頭のデータであるときはステップS6の処理へ、そうで
ないときはステップS7の処理へ移る。この場合、M=
1であるため、ステップS6で単語辞書手段2の単語辞
書の階層Nの全ての単語をマークする(階層1の全ての
単語について参照の許可を与える)。次に、ステップS
9で単語辞書手段2の階層Nのマークされた単語につい
てM番目の文字を参照し、その文字をマークする(認識
時に文字認識辞書の照合を許可する)。結果として、
「階層1」の単語の先頭文字全てがマークされることに
なる。例えば、図6の認識エリア61の□で囲んだ部分
のようになる。
【0031】認識対象限定手段3の処理が終了すると、
次に文字認識手段5の処理を行う。
【0032】図5において、ステップS11で文字デー
タを読み込み、ステップS12で認識対象手段3でマー
クされた文字について文字認識辞書手段4の文字データ
との照合を行う。ステップS13では照合結果から最も
高い確信度α1 の文字を第1位候補として認識候補記憶
手段6に記憶する。ステップS14では、第1位候補と
それ以下の第n位候補の確信度の比(α1 /αn )があ
る閾値t よりも小さくなるような候補文字を最大K個ま
で認識候補記憶手段6に記憶する。これは、第1位候補
を認識結果として確定することが適切でないとする候補
文字が第2位以下に存在するときに、予備認識結果候補
として記憶しておくものである。ここでは、辞書照合の
結果、単語辞書手段2の「階層1」の単語の『大阪府』
と『大分県』の先頭文字『大』(図6の認識エリア61
で○で囲んだ文字)を第1位候補として認識候補記憶手
段6に記憶し、表示手段7に認識結果『大』を出力す
る。
【0033】一つの文字データに対する認識結果を出力
すると、次の文字データに対する認識を行う。
【0034】文字入力手段1から『阪』の文字データが
入力され、図4において、ステップS1で文字データを
読み込み、ステップS2でN=1、M=2に設定し、ス
テップS3を経て、ステップS5の判定となる。ステッ
プS5の判定はM=2であるため、ステップS7で1つ
前のM−1番目の文字認識候補が存在するかどうかを認
識候補記憶手段6から判断する。ここでは、M−1番目
(1番目)の文字の認識候補に先に認識した『大』が存
在するので、ステップS8で単語辞書手段2のマークさ
れた単語の中でM−1番目の文字に認識候補のM−1番
目の文字(ここでは『大』)を含まない単語のマークを
解除し、ステップS9でN階層内でマークされている単
語のM番目の文字を全てマークする(図6の認識エリア
62で□で囲んだ『阪』と『分』)。
【0035】文字認識手段5では、図5のステップS1
2でマークされた文字(『阪』と『分』)について文字
認識を行うことにより、『阪』が認識結果となる。
『府』の文字データに対しても、同様の処理を行うこと
により、『大分県』のマークが解除され、『大阪府』の
『府』について認識処理を行い、『府』が認識結果とな
る(図6の認識エリア63)。
【0036】次に、『泉』の文字データの入力に対して
認識対象限定手段3では、図4のステップS2でN=
2、M=1に設定し、ステップS3の判定によりステッ
プS4が選択され、ステップS4で1つ前の階層N−1
に文字認識候補が存在するかどうかを認識候補記憶手段
6から判断する。ここでは、階層N−1(階層1)の文
字の認識候補に先に認識した『大』、『阪』、『府』が
存在するのでステップS5に移る。ステップS5の判定
はM=1であるから、ステップS6で階層1でマークさ
れている『大阪府』に続く階層2の全ての単語をマーク
し、ステップS9でその単語の1番目の文字の全てをマ
ークする。文字認識手段5では、このマークされた文字
(図6の認識エリア64で□で囲んだ部分)に対して文
字認識を行い、『泉』を認識結果とする。
【0037】同様に、『南』の文字データに対して認識
対象限定手段3では図6の認識エリア65で□で囲んだ
『大』、『佐』、『南』、『北』を認識対象にすること
で、文字認識手段5で『南』を認識結果とし、『市』の
文字データに対して認識対象限定手段3では図6の認識
エリア66で□で囲んだ『市』、『郡』を認識対象に
し、文字認識手段5で『市』を認識結果とする。
【0038】『樽』の文字データに対して認識対象限定
手段3では、図4のステップS2でN=3、M=1に設
定し、ステップS6で階層2でマークされている『泉南
市』に続く階層3の単語の全てをマークし、文字認識手
段5でマークされた文字(図6の認識エリア67で□で
囲んだ部分)に対して文字認識することで、『樽』を認
識結果とする。
【0039】同様に、『井』の文字データに対して認識
対象限定手段3では図6の認識エリア68で□で囲んだ
『井』を認識対象にすることで、文字認識手段5で
『井』を認識結果とする。
【0040】仮に入力する者が入力欄の住所入力欄21
(階層1)から入力せずに、市・区・郡の欄22(階層
2)から入力したとすると、認識対象限定手段3の図4
のステップS4の処理において、1つ前の階層1の認識
候補が存在しないため、認識対象の文字がマークされず
に終了し、文字認識が実行されない。また、記入枠20
の先頭から入力しなかった場合は、認識対象限定手段3
の図4のステップS7の処理において、1つ前の枠の認
識候補が存在しないため、認識対象の文字がマークされ
ずに終了し、文字認識が実行されない。したがって、入
力する者は余儀なく上位の階層の記入欄から入力し、各
記入欄の先頭から入力することになる。
【0041】本実施例では、オンライン認識として一文
字ずつ筆記していくことが前提となるため、それまでの
認識結果が正しいものと判断して第1位候補を認識結果
として出力しているが、文字認識手段5の処理において
図5のステップS4の閾値tを適宜に変更することによ
り、常に複数の文字認識結果を認識候補記憶手段6に保
存し、そのデータを後処理に渡して認識結果を確定する
ことも可能である。
【0042】また、単語辞書手段2の内容を入力する文
字列の内容に応じて変更することにより、会社名や氏名
等の住所以外の文字データを対象にすることも可能であ
る。
【0043】このように、本実施例の文字認識装置は、
文字データを入力する入力手段1と、文字の基準パター
ンを複数登録した文字認識辞書手段4と、文字認識辞書
手段4から入力手段1により入力された文字に対応する
認識候補を選択する認識手段5と、認識手段5で選択す
る単語辞書手段2の認識候補を事前に限定する認識対象
限定手段3を具備するもので、これを請求項1の実施例
とすることができる。
【0044】文字入力手段1により文字データを入力
し、文字入力手段1により入力された文字或いは文字列
に対応して単語辞書手段2の認識候補を認識対象限定手
段3により事前に限定し、限定された認識対象に対して
文字認識手段5により文字認識辞書手段4から認識候補
を選択することにより、認識結果に不要な認識候補文字
を減少させることが可能となる。特に、文字データが住
所や会社名や氏名等の規定の意味の特定される文字列で
ある認識に対して、認識対象とする文字を事前に限定す
ることにより、効率の良い文字認識を行うことができ
る。
【0045】したがって、規定の入力文字列の文字デー
タに対する認識において事前に認識対象文字を限定する
ことにより、認識結果から除外される不要となる文字を
認識候補の中から減少させることが可能となる。故に、
認識結果の信頼性が向上し、認識時間も短縮する。
【0046】特に、認識対象限定手段を、特定の入力文
字列を登録した単語辞書手段2から認識対象文字を限定
するものを請求項2の実施例とすることができる。した
がって、規定の入力文字列の文字データに対する認識に
おいては、事前に認識対象文字を限定することにより、
認識結果から除外される不要となる文字を認識候補の中
から減少させることが可能となる。
【0047】また、認識対象限定手段は、認識手段5で
選択された認識候補を記憶する記憶手段6から従前に認
識された文字候補を参照することにより、認識対象を限
定するものを請求項3の実施例とすることができる。し
たがって、規定の入力文字列の文字データに対する認識
においては、過去の認識済みの入力文字から次に表現さ
れる文字を推定することにより、事前に認識対象文字を
限定することにより、信頼性の高い文字を高速認識可能
となる。
【0048】なお、上記実施例は、文字入力手段1をス
キャナ等で構成し、文字認識辞書手段4と文字認識手段
5をイメージ情報に対する認識に変更することで、オフ
ライン認識装置にも適用できる。
【0049】また、上記実施例の文字データを入力する
入力手段1は、タブレット等の座標入力装置と入力ペン
からなり、手書きで筆記された文字の座標データからス
トローク情報を入力するものであるが、本発明を実施す
る場合には、キーボード入力の漢字変換等にも使用で
き、入力ミスのチェックに使用することもできる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の文字認
識装置は、文字入力手段により文字データを入力し、文
字入力手段により入力された文字に対応する認識候補を
事前に限定する認識対象限定手段により限定し、認識結
果に不要な認識候補文字を減少させることが可能とな
る。したがって、規定の入力文字列の文字データに対す
る認識において事前に認識対象文字を限定することによ
り、認識結果から除外される不要となる文字を認識候補
の中から減少させることが可能となり、認識結果の信頼
性が向上し、認識時間も短縮可能となる。
【0051】請求項2の文字認識装置は、認識対象限定
手段を特定の入力文字列を登録した単語辞書手段から認
識対象文字を限定するものであるから、規定の入力文字
列の文字データに対する認識においては、事前に認識対
象文字を限定することにより、認識結果から除外される
不要となる文字を認識候補の中から減少させることが可
能となる。
【0052】請求項2の文字認識装置は、認識対象限定
手段を認識手段で選択された認識候補を記憶する記憶手
段から従前に認識された文字候補を参照することによ
り、認識対象を限定するものであるから、規定の入力文
字列の文字データに対する認識においては、過去の認識
済みの入力文字から次に表現される文字を推定すること
により、事前に認識対象文字を限定することにより、信
頼性の高い文字を高速認識可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例の文字認識装置の構成
を示す機能ブロック図である。
【図2】図2は本発明の一実施例の文字認識装置の入力
画面の一例を示した表示例の説明図である。
【図3】図3は本発明の一実施例の文字認識装置におけ
る単語辞書手段の階層構造を示す説明図である。
【図4】図4は本発明の一実施例の文字認識装置におけ
る認識対象限定手段での処理を説明するフローチャート
である。
【図5】図5は本発明の一実施例の文字認識装置におけ
る文字認識手段での処理を説明するフローチャートであ
る。
【図6】図6は本発明の一実施例の文字認識装置におけ
る入力文字に対する認識対象の限定状況と認識結果を示
す説明図である。
【符号の説明】
1 文字入力手段 2 単語辞書手段 3 認識対象限定手段 4 文字認識辞書手段 5 文字認識手段 6 認識候補記憶手段 7 表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 英人 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 堀井 洋 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 古和田 孝之 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 長沢 喜美男 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字データを入力する入力手段と、 文字の基準パターンを複数登録した文字認識辞書手段
    と、 前記文字認識辞書手段から前記入力手段により入力され
    た文字に対応する認識候補を選択する認識手段と、 前記認識手段で選択する認識候補をその選択前に限定す
    る認識対象限定手段とを具備することを特徴とした文字
    認識装置。
  2. 【請求項2】 前記認識対象限定手段は、特定の入力文
    字列を登録した単語辞書手段から認識対象文字を制限す
    ることを特徴とした請求項1に記載の文字認識装置。
  3. 【請求項3】 前記認識対象限定手段は、前記認識手段
    で選択された認識候補を記憶する記憶手段に格納された
    認識された文字候補を参照することにより、次の認識対
    象を限定することを特徴とした請求項1記載の文字認識
    装置。
JP6115400A 1994-05-27 1994-05-27 文字認識装置 Pending JPH07320002A (ja)

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JP6115400A JPH07320002A (ja) 1994-05-27 1994-05-27 文字認識装置

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JP6115400A JPH07320002A (ja) 1994-05-27 1994-05-27 文字認識装置

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JP (1) JPH07320002A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1185909A (ja) * 1997-09-03 1999-03-30 Hitachi Ltd 住所認識方法
JP2009123243A (ja) * 2002-10-15 2009-06-04 Silverbrook Research Pty Ltd 電子フォームベースのデータ入力システムに入力されるデータを解釈する方法、およびユーザが電子フォームベースのデータ入力システムに情報内容を入力できる方法

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